つながるテレビ@ヒューマン
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『つながるテレビ@ヒューマン(@はアット)』は、2006年1月14日から放送を開始したNHK総合テレビジョンの情報・ワイドショー番組である。2007年3月24日までは、スポーツニュース番組でもあった。
NHKの報道番組では珍しく、音声モードはステレオ放送で、海外向けのNHKワールドとNHKワールド・プレミアムでも同時放送されている。
2007年4月15日からの基本的な放送時間は、毎週日曜日の23:00~23:40(JST)の40分間になる予定である。
目次 |
[編集] 概要
- NHKでは、一連の不祥事を受けて、2006年4月期の全面改訂へ向けて、段階を追って番組の改正を実施しており、この番組は、2006年1月期改編の番組改正で、『プロフェッショナル 仕事の流儀』(2007年3月27日から火曜22:00)、『土曜ドラマ』(2006年4月8日から土曜21:00)と並ぶ目玉商品的な番組としてスタートさせたものである。
- 番組では、最近のニュースや話題について、視聴者からの意見・質問を募集したり、インターネットの検索キーワードや、番組のブログなどで多く書き込まれた(検索された)キーワード(kizasi.jpによる。番組では、「きざし↑」と呼ばれている)などから、ニュース番組とは違った角度から判りやすく解説するほか、土曜日のスポーツ情報や特集を、『サタデースポーツ』から移行する形で挿入していた。
- 土曜日にニュースとスポーツの総合ワイド番組が設けられるのは、『NHKナイトワイド』終了以来約18年ぶりのことであった。
- スタートから2006年3月25日までは、22:58~24:00(時に編成上、多少の遅れもあった)が放送時間であったため、毎週土曜23:10~24:10に放映してきた韓国ドラマシリーズ(2005年11月からは、『宮廷女官チャングムの誓い』)は金曜23:00~24:00に移動し、またその前の23:00からの定時ニュースは24:00~24:10(日曜日0:00~0:10。これにより0:40~0:45の定時ニュースは廃枠)に時間枠を移動した。また、ストレートニュースとスポーツニュースの補完番組として、2006年1月14日~同年3月18日までは、『ニュース&速報スポーツ』が、この番組の番組宣伝・前座も兼ねて、21:52~22:00に放送されていた。
- 2006年4月以降は、時間の繰り上げに伴って、韓国ドラマシリーズが、再度土曜日の23:10~24:10に戻り、定時ニュースも23:00~23:10と24:10~24:15(日曜0:10~0:15)に再び設けられた。
- 本来ならば、2006年4月1日から、1時間繰り上がった時間帯へ移行するのであるが、春の番組改編期の編成で、22:30からのスタートであるために、実質その翌週の4月8日から、本格的に21:58スタートへ移行するのと同時に、今までよりも放送時間が2分短くなり(新聞のテレビ欄は23:00までとしているが、22:58から2分間はステーションブレーク(フィラー)として番組宣伝などを放送している)、オープニングイラストも全編カットされている。同年10月期の改編で、基本時間での放送になっており、この番組の前に放送されている『土曜ドラマ』が、新聞発表上21:00~22:00の番組となっている。
- また、野球中継のある場合は、スポーツニュースに特化した番組構成になる。現に、2006年4月22日の放送は22:45~23:15まで、同年5月27日と6月3日は22:30~23:00まで放送した。NHKはどうしても韓国ドラマを、定時の23:10に近い時間で放送したいため、放送時間短縮の“あおり”を受けることにもなっていた。
- この番組の開始に伴い、NHKでは異例の人事異動が行われた。リポーターとして起用された小郷知子が福岡から東京アナウンス室へ、また、MC島津有理子の後任の『NHKニュースおはよう日本』キャスターとして、北郷三穂子が仙台から東京へ、さらに北郷の異動により女子アナ不在となった仙台局の穴埋めに秋田から一柳亜矢子が、それぞれ異動するというものだった。通常、NHKでは年度後半には人事異動はほとんど行わない。
- 2007年1月、放送時間を再度変更。さらに担当プロデューサーが、番組ホームページ上のブログにおいて、2007年度は、日曜日の23:00~23:40枠で放送し、1年3ヶ月の内容を踏まえて番組を刷新することを明らかにした。小郷の後任を決めなかったのも、出演者一新等番組の見直しが背景にあったものとみられる。
[編集] 放送時間の変遷
- ※この日のみ、特別編成による。
- ※番組改編で、土曜日の『NHKスペシャル』が廃枠となったのと、23時台に韓国ドラマシリーズを戻すため、『土曜ドラマ』と共に放送時間を1時間繰り上げ、プロ野球中継延長時を除き、21:58スタートとなったが、フライングスタートは維持した。
- ※5分短縮。土曜日の『シリーズ世界遺産100』の放送時間移動のため。
[編集] キャスター
※佐藤まり江以外は、すべてNHKのアナウンサー。
[編集] かつて出演していたキャスター
- ※番組移動後も土曜日のこの時間帯に残って、『土曜スポーツタイム』を担当する予定。
- 佐藤まり江(レポーター、2007年3月24日まで)
[編集] サポーター
番組では、各界からの著名人のゲストコメンテーターを迎えたり、インターネット中継(番組では「バッグパック」と言われている)から出演し番組を進行する。
- 安藤忠雄(建築家)
- 美輪明宏(歌手、俳優、タレント)
- 日比野克彦(芸術家)
- 西原理恵子(漫画家)
- デーモン小暮閣下(歌手、タレント)
- 村治佳織(ギターリスト)
- 経沢香保子(実業家)
- ユンソナ(女優、歌手、タレント)
- 鎌田實(医師、諏訪中央病院院長)
- 安珠(写真家)
- 本谷有希子(女優、劇作家、演出家)
- 平野啓一郎(作家)
- 堀田力(弁護士、元検事)
- 矢野貴久子(カフェグローブ・ドット・コム社長)
[編集] ホームページに写真・略歴が掲載されていないが出演機会のある人
- 相澤光江(弁護士)
- 笈川博一(杏林大学教授)
- 岡部卓(首都大学東京教授)
- 隂山 英男 (教育者。立命館小学校副校長)
- 小島克典(新庄剛志メジャーリーグ時代の通訳)
- 小宮信夫(立正大学教授)
- 鈴木直(フタバスズキリュウ発見者)
- 竹内敏信(写真家)
- 田臥勇太(バスケットボール選手)
- 知花くらら (2006年準ミス・ユニバース)
- 長谷川滋利(元メジャーリーグ・プロ野球投手)
- 古田英明(縄文アソシエイツ社長)
- 三村奈々恵(マリンバ奏者)
- 村上龍(作家)
- 吉田恭子(ヴァイオリニスト)
[編集] 主題歌
- 【2006年2月18日にゲストとして生出演し、デビュー曲「I believe」とテーマ曲である「三日月」を披露した上、自身のデビューまでを密着した特集のVTRも流された。同日は、トリノオリンピック期間中唯一の放送であったこともあり、女子フィギュアスケート選手の安藤美姫の特集も放送された。この番組がきっかけで、二人は仲良くなり、友人関係へと発展した(この内容は、安藤・絢香それぞれの記事を参照してもらいたい。)。また、「三日月」がリリースされた同年9月27日を過ぎた最初の土曜日にあたる、同年9月30日の放送にも生出演し、自身の特集が組まれ、再度「三日月」を生で披露した。】
[編集] アニメーション制作
[編集] 主なコーナー
- オープニング
- 毎週サポーターがスタジオに招かれ(初回には、ゲストとして中山雅史が招かれた)、サポーターと共に、その週のニュースの中から特に注目すべき話題を取り上げる「きざしキーワード(単に、「きざし↑」と言われたり、表記されることもある)」を発表し、そのキーワードに関した話題をいくつか解説する。続いてタイトルバックは、一般視聴者から提供された写真(※)をCGで合成し、それにテーマソングの絢香・「三日月」がBGMとして流れ、番組が本格的にスタートする。21:58へ移行してからは、オープニングは全編カットされ、写真はコーナーの転換の際や、エンディングで触れられる程度に縮小している。
- ※写真は毎月テーマを決めてそれに関連したものを募集する。2006年6月に募集したワールドカップサッカー選手権ドイツ大会の写真については、NHKの中継やハイライト番組にも使用されている。
- This Week @ヒューマン
- その週の注目すべきニュースや人物を取り上げる。
- きざし↑This Week
- 上記の「This Week @ヒューマン」で取り上げたキーワードを除いたものを、フラッシュニュース形式で、1週間を振り返る。これら2つでも取り上げられていないキーワードは、後述の「もっと²きざし↑」で取り上げられる。
- CATCH UP @ヒューマン
- 小郷アナウンサーらが今注目されている人物に同行取材するコーナー。
- もっと²きざし↑
- 佐藤キャスターが冒頭で取り上げた「きざしキーワード」を更に掻い摘んで分析を加える。まれに芸能ネタなども登場することもある。このコーナーだけのレギュラーコメンテーター的存在として、サポーターの1人である西原理恵子がコメントを加えたりするが、原稿の〆切などで出演の機会がないこともある。
- CAMPAIGN @ヒューマン
- 西東アナウンサーらが、最近の出来事・問題点を現場取材する。
- VOICE @ヒューマン
- 様々な人々の声を紹介していくコーナーである。
[編集] 土曜日時代に実施していたコーナー
- SPORTS @ヒューマン
- 「サタデースポーツ」に替わる土曜日のスポーツニュース&特集コーナーであった。ニュースセンター(時には、スタジオからの場合もあった)から一橋アナウンサーが伝えた。ちなみに、このコーナーが、2007年4月からは「土曜スポーツタイム」として放送される。
[編集] 番組の問題点
- 視聴者不在
- 「視聴者とつながる」というテーマを掲げながら、実際には、その時々のNHKの事情に沿ったテーマを中心に扱われる傾向がある。また『NHKスペシャル』への憧憬を隠そうとせず、事あるごとに宣伝したり便乗したりしている。
- 政治とのつながり
- 「きざし↑」
- 「きざし↑」の投票数は原則として公開されていない。また、キーワードの得票比率を示すフォントの大きさは最初から手ごころが加えられており、必ずしも実際の得票数を表してはいない。また、キーワードはノミネート数が少なく、ノミネート基準自体が公開されていない。このため「きざし↑」はランキングとしての情報価値は非常に低く、またその信憑性をしばしば疑われている。
[編集] ほぼ同時間帯の情報番組
- 上記記載の通り、放送曜日移動のため、2007年4月以降は、15分だけではあるものの裏番組になる。
- 2006年3月までは、30分間だけ裏番組であったが、同年4月以降、放送時間が1時間早まったため、“完全な裏番組”になっていた。現在、この番組のサブキャスターを務める久保純子は、元NHKのアナウンサーであった。
- SmaSTATION-5(テレビ朝日系、毎週土曜23:00~23:54)
- こちらは、2006年3月末まで裏番組であった。
[編集] 外部参照リンク
[編集] 歴代のNHK総合テレビ土曜夜のスポーツニュース番組
- スポーツアワー(1978年4月~1984年3月)
- きょうのスポーツとニュース(1984年4月~1987年3月)
- NHKナイトワイド(1987年4月~1988年3月)
- スポーツタイム(1988年4月~1990年3月)
- (NHK)サタデースポーツ(1990年4月~2005年12月)
- つながるテレビ@ヒューマン(2006年1月~2007年3月)
- 【※補完番組-ニュース&速報スポーツ(2006年1月~2006年3月)】
- 土曜スポーツタイム(2007年4月~現在)
[編集] 番組の変遷
NHK総合 土曜日のスポーツニュース番組 | ||
---|---|---|
前番組 | つながるテレビ@ヒューマン (「SPORTS @ヒューマン」として内包) |
次番組 |
サタデースポーツ | 土曜スポーツタイム | |
NHK総合 土曜日23時台(2006年1月~3月) | ||
23:00NHKニュース (24:00~24:10に移行) 23:10宮廷女官チャングムの誓い |
つながるテレビ@ヒューマン | 23:00NHKニュース 23:10韓国ドラマシリーズ・宮廷女官チャングムの誓い |
NHK総合 土曜日22時台(2006年4月~2007年3月) | ||
21:52ニュース&速報スポーツ (この番組の予告を兼ねた前座番組) 22:00土曜ドラマ (21時台へ移行) |
つながるテレビ@ヒューマン 22:55シリーズ世界遺産100 (2007年1月~3月) |
22:00解体新ショー 22:30土曜スポーツタイム |
NHK総合 日曜日23:00~23:40(2007年4月~予定) | ||
23:00NHKニュース 23:10NHKアーカイブス |
つながるテレビ@ヒューマン | ----- |
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