京王八王子駅
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京王八王子駅(けいおうはちおうじえき)は、東京都八王子市にある京王電鉄京王線の駅である。
京王線の終点駅。
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[編集] 駅構造
トイレは中央口地下1階改札内と西口改札外にある。「だれでもトイレ」は西口改札外側に設置されている。
長い間、旧式の反転式掲示板が使われてきたが、2005年夏頃から電光掲示板が導入された。
[編集] のりば
1・2 | ■京王線 | 高幡不動・府中・調布・明大前・笹塚・新宿・都営新宿線方面 |
[編集] 利用状況
- 1日平均乗降人員 59,676人(2005年度)
[編集] 駅周辺
[編集] 中央口
JR八王子駅からは北東に約400m離れた所にあり、徒歩で5分ほどかかる。地上には駅ビルの京王八王子ショッピングセンターがある。
[編集] 西口
国道20号(甲州街道)に近く、朝夕は都立南多摩高校の生徒の利用が目立つ。以前は午後10時以降は利用できなかったが、2006年6月頃より、初電~終電まで利用可能になった。
- 都立南多摩高校
- 東京地方裁判所八王子支部
- 東京家庭裁判所八王子支部
- 東京地方検察庁八王子支部
- 国道20号(甲州街道)
[編集] 路線バス
京王電鉄バス、京王バス南、西東京バス、多摩バスにより運行されている。なお、路線詳細は各事業者の営業所ページなどを参照されたい。
- 京王八王子駅
- 1番乗り場 (南:京王バス南 それ以外は全て京王電鉄バス)
- [ 八01 ] 富士森高校経由城山手行
- [ 八02 ] 富士森高校経由長房団行
- [ 八05 ] 並木町経由城山手行 (土休日2本のみ)
- [ 八03 ] 並木町経由長房団地行
- [ 八04 ] 高尾駅南口・医療センター経由館ヶ丘団地行 (早朝夜は医療センター経由せず)
- [ 八06 ] 高尾駅南口・駐在所前経由館ヶ丘団地行 (夜間のみ)
- [ 八91 ] 上大船行(南)(夜間のみ)
- [ 八93 ] 東京家政学院行(南)
- [ 八92 ] 山田駅経由法政大学行(南)
- [ 八95 ] グリーンヒル寺田行 (夜間のみ)
- [ 八97 ] グリーンヒル寺田経由法政大学行
- 2番乗り場 (西:西東京バス それ以外は全て多摩バス)
- [ 陣10 ] 宝生寺団地行
- [ 陣14 ] 大久保行
- [ 陣17 ] 恩方車庫行
- [ 陣18 ] 繊維団地行
- [ 八14 ] 四谷・宮の前経由高尾駅南口行
- [ 八28 ] 松枝住宅行(西)
- 3番乗り場 (全て西東京バス)
- [ 八20 ] 楢原町・川口小学校・今熊経由武蔵五日市駅行 (夜間を除き帝京八王子高校を経由)
- [ 八21 ] 神社前経由楢原町行
- [ 八22 ] 川口小学校行
- [ 八23 ] 上川霊園行
- [ 八24 ] 今熊行 (夕・夜間を除き帝京八王子高校を経由)
- [ 八30 ] 楢原町・秋川駅経由武蔵五日市駅行 (昼・夕は戸吹湯ったり館、昼はサマーランドを経由)
- [ 八31 ] サマーランド行 (一部戸吹湯ったり館を経由)
- [ 八33 ] 秋川駅行 (昼・夕は戸吹湯ったり館、昼はサマーランドを経由)
- [ 工32 ] 工学院大学西経由楢原町行
- [ 工35 ] 工学院大学行 (平日夕、土曜昼のみ)
- 4番乗り場 (全て西東京バス)
- [ 急行 ] 純心学園行 (平日土曜朝のみ)
- [ ひ01 ] ひよどりトンネル・純心学園経由戸吹行
- [ 左42 ] 左入経由戸吹行
- [ 左43 ] 左入経由純心学園行
- [ 八41 ] みつい台行 (平日は朝夕夜間のみ)
- [ 八42 ] 創価大学行
- [ 八43 ] 創価大学正門東京富士美術館行
- [ 八44 ] 創価大正門東京富士美術館経由純心学園行 (平日朝1本のみ)
- [ 八45 ] 創価大正門東京富士美術館・純心学園経由戸吹行
- [ 八46 ] 杏林大学行
- [ 八48 ] みつい台・創価大正門東京富士美術館・純心学園経由戸吹行 (夜間のみ)
- [ 八47 ] 中野団地行
- [ 八54 ] いちょうホール前経由みつい台行
- [ 宇01 ] バイパス大谷・石川経由宇津木台行
- 6番乗り場
- 八王子駅北口行(京王、西東京)
- 7番乗り場 (全て京王電鉄バス)
- 8番乗り場 (全て西東京バス)
- [ 宇02 ] 北八王子駅入口・石川経由宇津木台行 (平日朝夕のみ)
- [ 宇03 ] 北八王子駅入口・東海大学八王子病院・石川経由宇津木台行
- [ 宇04 ] 東海大学八王子病院行
- [ 宇05 ] 石川行 (夜間のみ)
- 10番乗り場
- 11番乗り場
- 八王子ファーストスクエア南側付近 (全て京王電鉄バス)
- 八王子車庫行
- 八王子駅北口行
2007年3月31日までは、高速バスは京王八王子高速バスターミナルから発着していた。
[編集] 歴史
- 1925年(大正14年)3月24日 玉南電気鉄道の東八王子駅として開業。甲州街道沿いの明神町に設置された。
- 1963年(昭和38年)12月11日 八王子市の都市計画に従い、北野寄りに200メートル移転。京王八王子駅に改称。
- 1970年(昭和45年)6月3日 北野駅~京王八王子駅間が複線化される。
- 1989年(平成元年)4月2日 地下化。
- 2005年夏 掲示板が従来の反転式掲示板からLED式電光掲示板に変更される。なお中央口改札口の掲示板は電光掲示板へ変更される間、一時的に液晶ディスプレイによる発車案内が行われたが、電光掲示板の設置が完了したあとに撤去された。
[編集] 駅名の由来
駅開設当時の「東八王子」という駅名は、国鉄(省線)八王子駅の東側にあったことから。現在の「京王八王子」は、駅を移動した際に「京王線の八王子駅」という意味で、改称された。
[編集] その他
- 東八王子駅時代に玉南電気鉄道の終着駅として開業したが、その後の京王電気軌道への合併、新宿駅へ直通運転開始の後に、同駅を高架化して八王子市街地北部と同市横川町付近を経由し、多摩御陵付近へ延伸する計画があった。いわゆる京王御陵線北回り案である。しかし、市街地が路線で分断されるとの理由で、同市議会が反対したために、京王御陵線は北野駅を起点に片倉駅(現京王片倉駅)経由で多摩御陵前駅へ至る、南回り案で建設された。
- 同じく東八王子駅時代、駅前の甲州街道上に武蔵中央電気鉄道線の終着駅である「東八王子駅前」という駅(軌道線なので厳密には停留場)があった。武蔵中央電気鉄道線は同駅から甲州街道を高尾山方面に向かって走っており、同様の構想ではないが北回り御陵線の代替路線という感もある。だが経営自体は火の車で1938年(昭和13年)6月1日に同社は京王電気軌道(京王電鉄の前身)に吸収合併され、東八王子駅前~横山車庫前間および八王子駅前~横山町間は廃止された。