鶴川駅
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鶴川駅(つるかわえき)は、東京都町田市能ヶ谷町にある小田急電鉄小田原線の駅。
2005年度の一日平均の乗降客数は66,647人で、小田急全駅中15位(急行通過駅中1位)と中央林間、成城学園前、湘南台に次ぐ規模で、急行停車駅である経堂、向ヶ丘遊園、南林間、長後より多い。以前から利用者が多く、増加率も高い為、町田市が急行停車を小田急電鉄に要望しているが実現には至っていない。
町田市の東の玄関口である。駅ビルのバス発着場東側の建設計画は、バブル崩壊後実現されていない。
目次 |
[編集] 駅構造
- 上り線のみ待避設備を持ち、朝ラッシュ時はここで急行を待避する各駅停車・準急が多い。
- 駅舎は線路の北側にあり、跨線橋を上ってホームに出る地上駅。
- 上りの待避線が造られた為、上りホームと改札の間の移動で跨線橋を渡る必要が生じた。
- 跨線橋にはエレベーターが設置されている。
- 下りホーム西端には無人の南口(かつては臨時)改札口があり、券売機・精算機各1台及び3列の自動改札機を設置。そのうち線路寄りの改札は入場専用。
- 東京メトロ千代田線方面の直通列車は、朝ラッシュ時のみ当駅に停車する。
[編集] のりば
1 | ■小田原線 | 町田・本厚木・小田原・箱根湯本・片瀬江ノ島方面 |
---|---|---|
2 | ■小田原線 | 新百合ヶ丘・下北沢・新宿・○千代田線 綾瀬方面 |
3 | ■小田原線 | 新百合ヶ丘・下北沢・新宿・○千代田線 綾瀬方面(待避線) |
- この待避線が設置された経緯は、小田急の営団千代田線(現、東京地下鉄千代田線)との相互直通乗り入れに伴う、準急列車10両編成化から始まる。元々、待避線は隣の柿生駅(2面4線・上り下り線ともに待避線を有している)に設置されていた。しかし、柿生駅の待避線は8両分の長さであり、同駅敷地が手狭で、設備改良も出来ないことから、隣駅鶴川に待避設備を設置したものである。当初、鶴川駅も2面4線にする予定であったが、現在は2面3線での運行。
[編集] 駅周辺
鶴川も参照。
(以上は小田急の駅ビルである。)
以上が北口の主なビルである。
これらの側にはバスロータリー、駐車場、駐輪場があり、その周辺には商業施設(スーパー、ホテル、コンビニ、レンタルCDショップなど)がある。また、土地区画整理事業の進捗にあわせビル、マンションの建設が盛ん。
東側にはタクシープールがあり、その周辺に飲食店等、多数の商業施設が存在する。
- 成熟した住宅地にふさわしい、大人を対象とした商業施設が大いに期待されている。
- 当初計画でスーパー入店予定の駅改札前の鶴川インペリアルビルに地主経営のパチンコ店が強行的に開店し、市議会でも問題になると共に、利用者からも問題視する声が有る。また、土地区画整理事業完了による換地後の空地が現在、当該パチンコ店の駐車場となり、駅前の発展を阻害しているとの声が市民や利用者から出ている。
- 近隣の住宅建設による人口増で、駅機能のキャパシティ不足が指摘され、旧来より新宿側バスロータリーに新たな改札口を求める要望がある。
- 駅北側の鶴川街道は狭く渋滞が頻繁に発生していたが、土地区画整理事業の施行とともに順次改良されており、平成15年に駅西口付近の道路が、拡幅した新道路に付け替えられた。
- 駅のすぐ南側には鶴見川が流れ、その向こう側には川崎市麻生区の飛び地。土地利用は住宅または農地(駅のすぐ南側は現在耕作されていない)。駅東側の岡上跨線橋(歩行者通行禁止、歩行者用跨線橋が併設されている)で線路及び鶴見川を越えると川崎市麻生区岡上、町田市三輪緑山およびこどもの国へ行ける。
鶴川駅を最寄り駅としている施設
[編集] バス路線
路線バスの運行は、小田急バスと神奈川中央交通(「神奈交バス」も含)が乗り入れている。 なお、2006年4月2日までは京王電鉄バス・桜24系統が乗り入れていたが、4月3日から神奈中の鶴31系統に移管。
[編集] のりば
[編集] 0番のりば
- 神奈中 鶴33系統 野津田車庫行
- 神奈中 鶴37・淵24系統 野津田車庫・図師方面 淵野辺駅北口行
- 神奈中 町53系統 本町田経由 町田駅行
- 神奈中 町52系統 金井経由 町田駅行
- 神奈中 町50・町54系統 金井・藤の台団地経由 町田駅行
- 神奈中 鶴57系統 金井・榛名坂方面 やくし台センター行
- 神奈中 淵24系統 柿生駅・生田駅方面 登戸行(休日1回のみ)
[編集] 1番のりば
- 神奈中 鶴21系統 和光学園方面 若葉台駅行
- 神奈中 鶴22系統 和光学園・若葉台駅方面 調布駅南口行(休日1回のみ)
- 神奈中 鶴23系統 急行・和光学園行
- 神奈中 鶴23系統 各停・和光学園行
- 和光学園と鶴川団地の停留所はほぼ同位置。ただし、鶴川団地までの定期では、和光学園で下車する事はできない。
- 神奈中・小田急 鶴10系統 千都の杜循環・鶴川駅行
- 神奈中 鶴25系統 鶴川平和台循環・鶴川駅行
[編集] 2番のりば
- 神奈中・小田急 鶴11系統 センター前経由 鶴川団地行(深夜バス有)
- 神奈中 町50系統 『買物バス』センター前経由 鶴川団地行
- 神奈中・小田急 鶴12系統 センター前⇒鶴川団地⇒団地南経由 (鶴川団地) 北廻り循環
- 神奈中・小田急 鶴12系統 団地南⇒鶴川団地⇒センター前経由 (鶴川団地) 南廻り循環
- 神奈中・小田急 鶴13系統 平和台入口・六丁目経由 鶴川団地行
- 鶴川団地と和光学園の停留所はほぼ同位置。ただし、和光学園までの定期では、鶴川団地で下車する事はできない。
[編集] 3番のりば
- 小田急 鶴06系統 こどもの国経由 三菱化学前行
- 小田急 鶴07系統 こどもの国経由 奈良北団地行(深夜バス有)
- 小田急 鶴09系統 ことり橋経由 奈良北団地行(午後のみ運行、午前中は奈良北団地発ことり橋経由 鶴川駅行が運行されている。)※鶴09系統は緑山スタジオ、奈良地区センター前、こどもの国を経由しない。
[編集] 4番のりば
- 神奈中 鶴01系統 鶴川女子短期大学行
- 鶴01系統は当初、鶴川駅~三輪間の運行であったが、停留所を延長した。
- 神奈中・小田急 鶴08系統 鶴川緑山住宅循環・鶴川駅行
- 神奈中・小田急 鶴26系統 平和台入口・広袴中央方面 真光寺公園行
[編集] 5番のりば
- 神奈中 桜24系統 五反田・京王多摩車庫・永山駅・車橋経由 聖蹟桜ヶ丘駅行
- 神奈中 多04系統 五反田・京王多摩車庫・豊ヶ丘四丁目経由 多摩センター駅行
- 神奈中 鶴31系統 五反田・京王多摩車庫経由 永山駅行
- 神奈中 鶴32系統 五反田・小野路・青木葉公園経由 多摩センター駅行
- 神奈中 町36系統 五反田・図師・上宿・市民病院経由 町田バスセンター行
[編集] 備考
- 神奈川中央交通(神奈中)の路線のうち、淵24、鶴10、鶴25、鶴26の各系統は、神奈中の子会社である「相模神奈交バス」に委託運行。
なお、その他の神奈中路線も、相模神奈交バスに委託されている車両も共通で運用に入る。
- [桜24]は、2006年4月3日まで京王電鉄バスが朝一往復を運行していた。2005年頃までは神奈中と20~30分間隔で交互に運転されていたが、段階的に減便されていった。
- また、[鶴31]は、一時期永山発の朝一本だけになっていたが、2006年4月3日から京王の桜24系統の代用として、数年ぶりに永山駅行きの運転が復活。
[編集] 歴史
- 1927年4月1日 開業。「直通」の停車駅となる。(尚、「各駅停車」は、新宿駅~現在の向ヶ丘遊園駅である稲田登戸駅間のみの運行であり、当駅までの運行はなかった。)
- 1937年9月1日小田原駅方面行「直通」に限り、停車となる。(片瀬江ノ島駅行「直通」は、通過。)
- 1945年6月従来、新宿駅~稲田登戸駅(現、向ヶ丘遊園駅)間のみの運行の「各駅停車」が全線で運行されることとなり、「各駅停車」の停車駅となる。(同時に、「直通」は廃止される。)
- 1946年10月1日 「準急」が登場し、停車駅となる。
- 1948年9月 「桜準急」が登場し、停車駅となる。
- 1960年3月25日 「通勤準急」が登場し、停車駅となる。
- 1964年11月5日 「快速準急」が登場し、休日のみ、停車駅となる。(こどもの国来訪客向けの、臨時停車である。)
- 1977年11月21日 3番線(待避線)の使用開始。
- 2004年12月11日 「区間準急」が登場し、停車駅となる。
[編集] 駅名の由来
町田市と1958年に合併した鶴川村に設置された事から、「鶴川」と命名。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 小田急電鉄 鶴川駅
- 鶴川駅前周辺(動画)
- 武相荘の公式サイト
- 鶴川駅周辺探検
- マイ・つるかわ・生活~鶴川住人日記、東京近郊おでかけメモ、キャンプのメモ
- 車社会の街・町田市鶴川 パート74T目(まちBBS)
- 鶴川市独立の夢を語る
- つるかわたんけん
- 鶴川駅前案内板