代々木上原駅
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代々木上原駅(よよぎうえはらえき)は、東京都渋谷区西原にある小田急電鉄・東京地下鉄(東京メトロ)の駅である。東京地下鉄の駅番号はC-01。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
小田急小田原線と東京地下鉄千代田線は当駅から相互乗り入れしている。
[編集] 駅構造
- 島式ホーム2面4線を有する高架駅。東北沢側に地下鉄折り返しのための電留線が2本ある。また、かつて当駅から隣の東北沢駅までは複々線になっており、東北沢まで電留線を含めて6本の線路が平行していたが、当駅~梅ヶ丘間の地下化複々線化工事のため、急行線の使用を休止し、緩行線のみで運転している。工事は2014年に完成する予定である。
- 小田急電鉄の管轄駅で、小田急の駅長所在駅。新宿管区代々木上原管内として参宮橋~東北沢間を管理している。
- 当駅と東北沢の間は、工事の進捗に伴い2006年7月現在、北側から列挙すると以下のように線路を利用している
- 小田急上り線(緩行線)→工事のため休止(トンネル建設)
- 小田急上り線(急行線)→工事のため休止(トンネル建設)
- 千代田線電留線(山側)→小田急線仮上り線
- 千代田線電留線(海側)→千代田線仮電留線
- 小田急下り線(急行線)→千代田線仮電留線
- 小田急下り線(緩行線)→小田急線下り線
- 当駅と東北沢の間は、工事の進捗に伴い2006年7月現在、北側から列挙すると以下のように線路を利用している
[編集] のりば
下り列車は1番線を小田急線からの列車、2番線を千代田線からの列車が使用する。
1 | ■小田原線 | 新百合ヶ丘・町田・本厚木・小田原・ 箱根湯本・片瀬江ノ島・唐木田方面 |
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2 | ■小田原線 | 新百合ヶ丘・町田・本厚木・唐木田方面 |
3 | ○千代田線 | 表参道・大手町・西日暮里・北千住・ 綾瀬・JR常磐緩行線 取手方面 |
4 | ■小田原線 | 新宿方面 |
[編集] 発着可能なホーム
- 代々木上原~東北沢の急行線利用休止直後の物
- 新宿方面
- より到着 1番ホーム(直進)
- への発車 4番ホーム(直進)
- 小田原方面(緩行線)
- より到着 3番ホーム(右へ分岐→左から合流)・4番ホーム(直進)
- への発車 1番ホーム(直進)・2番ホーム(左へ分岐→右から合流)
- 小田原方面(急行線)
- 利用休止中
- 綾瀬方面
- より到着 2番ホーム(直進)
- への発車 3番ホーム(直進)
- 小田原方引上線
- より到着 3番ホーム(直進)
- への発車 2番ホーム(直進)
代々木上原~東北沢は工事区間のため揺れる区間がある。
[編集] 駅構内
- 各ホームに階段が2箇所ずつ計4箇所あり、小田急線の10両編成の6・8号車付近となる。
- エスカレータは駅構内には存在しない(改札外には存在する)。
- 各ホームにエレベーターが2箇所ずつ計4箇所あり、小田急線の10両編成の7号車付近となる。
- 売店は各ホームの中程にあり、1・2番線ホームが小田急系で3・4番線ホームが東京地下鉄系。
- 待合室はない。
- 乗り換えの際に改札を通る必要がなく、千代田線→小田急線下りの場合などは、ホームから出る必要もないので、ホームに(他の駅では改札付近にあることが多い)小田急線および他社線の運転状況を示す電光掲示板がある。
- 平日に2本、当駅発の上り急行が存在する。
- 3番ホームの乗車位置案内には始発用(黄色△)と小田急からの直通用(白○)がある。
[編集] 駅周辺
代々木上原の項も参照の事。
[編集] 路線バス
[編集] 歴史
- 1927年(昭和2年)4月1日 - 代々幡上原駅として開業
- 1941年(昭和16年)10月15日 - 代々木上原駅に改称
- 1945年(昭和20年)12月1日 - 営業再開
- 1977年(昭和52年)10月18日 - 新しい駅舎が完成。(翌年の営団地下鉄千代田線との相互直通乗り入れに備えて。)
- 1978年(昭和53年)3月31日- 営団地下鉄(現・東京地下鉄)千代田線・代々木公園~代々木上原間開通
- 小田急線との相互直通運転開始。また乗換駅として急行・準急の停車駅に(それ以前は各駅停車のみの停車駅だった)。同時に国鉄(現・東日本旅客鉄道)常磐線と直通運転開始
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、直通先がJR東日本となる。
- 2002年(平成14年)3月22日 - 「湘南急行」、「多摩急行」が登場。停車駅となる。
- 2004年(平成16年)- 4月1日 営団地下鉄民営化。千代田線は東京地下鉄(東京メトロ)に継承
- 2004年(平成16年)12月11日 - 「快速急行」、「区間準急」が登場。停車駅となる。
[編集] 駅名の由来
駅開設当時の「代々幡上原」は、当時の地名(東京府豊多摩郡代々幡村大字上原)から名付けられる。 現在の「代々木上原」は、1932年(昭和7年)10月10日東京市15区に隣接する5郡82町村の東京市への編入によって、渋谷町、千駄ヶ谷町、代々幡町が合併して東京市渋谷区が成立したときに変更された住所である「東京府東京市渋谷区代々木上原町」から後日変更したものである。
[編集] その他
[編集] 乗降人員数
- 182257人(2005年度)
- 171288人(2000年度)
- 163205人(1995年度)
- 175583人(1990年度)
- 161274人(1985年度)
- 131490人(1980年度)
- 91593人(1978年度・千代田線乗入開始)
- 14660人(1977年度)
- 15802人(1975年度)
- 18479人(1970年度)
- 18087人(1965年度)
- 17131人(1960年度)
- 12794人(1955年度)
- 9978人(1950年度)
- 6314人(1946年度<1945年度は資料なし>)
- 5696人(1940年度)
- 3545人(1935年度)
- 3315人(1930年度)
- 2168人(1928年度・小田原線開業年)
1978年の千代田線乗入開始を境に、乗降人員数が激増している。
[編集] 放送
発車放送は小田急式だが、3番ホームの発車のときには小田急式放送のあとに営団式のブザーが鳴る。
JR東日本常磐線から東京地下鉄に乗り入れるJR車両はこの駅での折り返しで、小田急線内には乗り入れない。またJR東海御殿場線からの乗り入れ列車特急あさぎりもこの駅を通過する為、この駅で両社の車両が並ぶ光景が見られる(ただし、あさぎりに使用の371系電車は1編成しかなく、検査時は小田急車両で代用運用となる)。
[編集] 隣の駅
- 小田急電鉄
- ■小田原線
- 東京地下鉄
- ○千代田線
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- 下北沢駅(小田急線) - 代々木上原駅(C-01) - 代々木公園駅(C-02)
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