都営バス品川営業所
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都営バス品川営業所(とえいバスしながわえいぎょうしょ)は、京浜急行線北品川駅近くの品川区北品川一丁目にあり、品川区、港区、目黒区、世田谷区の一部など、城南地域を運行する路線を広く担当している都営バスの営業所である。正式名称は、東京都交通局品川自動車営業所。管轄下に港南支所を置く。営業所記号は「A」を用いる。
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[編集] 沿革
品川営業所は戦後まもなく発足した、歴史の古い営業所である。品川の路線は大別すると、山手線の内側および、そこから郊外に乗り入れる路線と、品川区の東側を中心としている。開設当時から昭和50年代前半までは、丸子橋行きなどが東急バスと相互乗り入れで運行されていた。昭和39年には、品99系統(現在は港南に移管)の開設を皮切りに、埋立地の工業地帯への路線が次々に開設された。昭和40年代には都電の廃止に伴い、代替として四92、四97(現在の品97)が運行開始された。平成に入り、品川は何度も路線の大再編に遭遇し、廃止、移管が繰り返し行われた。かつては門前仲町駅、新宿駅に乗り入れていた時期もあった。そして目黒分駐所廃止に伴う平成17年3月の大再編で所轄の交換が行われた。まず、目黒の路線はすべて品川となった。一方で品98など埋立地の工業地帯への路線は港南支所に、品97ははとバス委託化により杉並支所に所轄変更された。
[編集] 現行路線
[編集] 市01系統
- 市01:新橋駅→浜離宮→ 築地中央市場→朝日新聞社→新橋駅
- 市01:新橋駅→浜離宮→朝日新聞社→新橋駅(朝混雑時間帯並びに市場休業時)
- 2007年3月26日:新橋駅(→浜離宮) - 朝日新聞社 - 築地中央市場間であった運行経路を一部変更、朝日新聞社は復路のみの停車とし、現行の循環経路に変更する。
築地市場・朝日新聞社を対象とした路線。東京中央卸売市場築地市場の構内へ乗り入れる。専用の中型車で運行されることが多く、仲買人やバイヤーなどが魚を扱って濡れた状態で乗ることを考慮して座席には撥水シートがかぶせられている。但し2000年の大江戸線築地市場駅開業で2002年11月より休日運休となり、さらには築地市場の豊洲移転が決定されており、この系統にも何らかの影響が及ぶ事が推測される。
[編集] 黒77系統
- 黒77:目黒駅 - 天現寺橋 - 西麻布 - 明治公園 - 千駄ケ谷駅
- 1976年3月1日:目黒駅 - 千駄ヶ谷駅間を開業する。
- 2005年3月28日:目黒分駐所廃止に伴い、品川営業所に移管する。
- 2006年4月1日:明治公園 - 千駄ヶ谷駅間を経路変更する。
目黒駅と千駄ヶ谷駅を結ぶ路線である。基本的に中型車両での運行が長く続いている路線であるが、近年は大型車両に加えノンステップバスも充当する事が度々ある。2006年4月に千駄ヶ谷駅での降車場・乗車場が分離されると共に、従来千駄ヶ谷方向のバスのみが停車していた千駄ヶ谷八幡には、目黒方面行きのバスも停車する経路変更を行った。
[編集] 橋86系統
- 橋86:目黒駅 - 天現寺橋 - 愛育病院 - 二ノ橋 - 麻布十番駅 - 神谷町駅 - 御成門 - 新橋駅(平日土曜の朝夕のみ)
- 橋86折返:目黒駅 - 天現寺橋 - 愛育病院 - ニノ橋 - 麻布十番駅 - 神谷町駅 - 御成門 - 東京タワー
- 2000年12月12日:日本橋三越 - 新橋駅間を短縮する。
- 2005年3月28日:品川営業所目黒分駐所閉鎖に伴い、品川営業所に移管する。
- 2006年4月1日:東京タワー行きを設定し、新橋への乗り入れは朝夕のみとなる。
目黒駅から広尾駅、麻布十番駅、神谷町駅を経て新橋駅に至る路線である。途中の広尾橋 - 二ノ橋では片側1車線の比較的狭い坂道を走行する。(積雪の場合走行が難しい為に迂回運転をする。)なお、東京都立中央図書館へのアクセス路線ともなっている。なお、東京タワー行きは、御成門まで新橋駅行きと同じ経路を走行し、東京タワーに至る。
[編集] 反90系統
かつては東京駅まで走っていた路線であるが、JR山手線や都営地下鉄浅草線に並行するため、東京駅側が廃止された。その後も大きく路線再編の影響を受けて、昔日の面影はなくなってしまっている。
高輪台駅前 - 田町駅前は比較的狭隘な道路を走行するため、普段は中型車で運行される。本数は大きく減少しており、現在では朝間を除き終日1時間に1本である。
[編集] 品91・深夜07系統
- 品91:品川駅東口 - 天王洲橋 - 品川シーサイド駅 - 品川総合福祉センター - 八潮パークタウン(循環)
- 夜間の八潮パークタウン行に品川シーサイド駅非経由便あり(循環後品川駅西口行または品川車庫行となる便が該当)。
- 品91折返:品川駅東口 - 天王洲橋 - 品川シーサイド駅
- 品91乙・深夜07:品川駅西口 - 品川車庫 - 天王洲橋 - 品川総合福祉センター - 八潮パークタウン(循環)
- 平日夜間のみ。23時以降深夜バスのため運賃倍額。最終便は八潮公園前止。
- 品91出入:品川車庫 - 天王洲橋 - 品川総合福祉センター - 八潮パークタウン(循環)
八潮パークタウンへの主系統として現在も活躍が続いている系統である。運行開始時は、品川駅東口から大井町駅東口へ八潮パークタウン内を循環して抜ける系統であったが、2002年の改変により、品川側と大井町側とで路線が分断、大井町側は井92系統となった。また、その後、2002年12月のりんかい線品川シーサイド駅の開業に伴い、駅前に乗り入れるようなった。
[編集] 井92・直行01系統
- 井92:大井町駅東口(←東京工科専門学校、青物横丁→)品川総合福祉センター - 八潮パークタウン(循環)
- 直行01:大井町駅東口 - (無停車) - 品川総合福祉センター - 八潮パークタウン(循環)
- 直行01系統については、平日朝夕のみの運行である。
[編集] 田92系統
- 田92:(品川車庫 - )品川駅東口 - 高浜橋 - 藻塩橋 - 田町駅東口
- 2004年4月1日:(品川車庫-)品川駅東口-田町駅東口が開通
- 2005年3月18日:一方循環(田町駅行きの芝浦一丁目周り・品川駅行きの藻塩橋周り)を廃止、両方向藻塩橋経由とする
田92系統は、再開発の進む港区港南地区と品川駅・田町駅を結ぶアクセス路線として、浜95系統から独立して田町駅東口ターミナルに乗り入れる形で開通した路線である。開通当初から約1年間は、八千代橋を基点に田町駅周辺を反時計回りに一方循環する運行形態であった。2005年3月に浜95系統・田99系統と合わせて田町駅周辺の経路が見直され、田92系統は田町駅行きの一方区間であった芝浦一丁目周りを廃止、往復とも藻塩橋を経由する経路に変更された。
ダイヤは品川駅東口-田町駅東口間の運行が基本だが、車庫との出入を兼ねて品川車庫-田町駅東口間を運行するバスもある。また、田92系統と浜95系統の両ダイヤを受け持つ運用が存在する。
[編集] 品93系統
- 港南支所と共管
- 品93:目黒駅 - 明治学院 - 品川駅 - 品川車庫 - 東京陸運支局 - 大井競馬場
- 品93:目黒駅 - 明治学院 - 品川駅 - 北品川 - 東京陸運支局 - 大井競馬場(第一京浜経由:平日朝運行)
- 品93:目黒駅→明治学院→品川駅→品川車庫→都立高専(終車)
- 品93:目黒駅 - 明治学院 - 品川駅 - 品川車庫(出入庫)
- 品93:品川車庫 - 東京陸運支局 - 大井競馬場(出入庫)
この路線は、品川営業所所轄の路線の中で最も古くから運行されている路線である。大井競馬場前から東品川の埋立地を抜け、品川駅を経由したのち高輪・白金の台地へ上がり、目黒駅前に至る路線である。八ツ山橋を経由するものが本線であるが、早朝ラッシュ時には京急線の踏み切り渋滞を避けるため、第一京浜を迂回する便が1986年から少数運行され、「第一京浜国道回り」と案内される。途中経由する品川駅での乗降数が多く、同駅で乗客が入れ替わる傾向にある。
路線の成り立ちも品川を境に両側で大きく異なる。品川より海側については、東品川埋立地への足として開通したものである。陸側の品川駅 - 目黒駅間はそれより古く、目黒自動車運輸(のち東京横浜電鉄)によって運行された、品川駅 - 目黒駅 - 鷹番、同 - 祐天寺駅などの系統の一部であった。1942年、陸上交通事業調整法により旧東京市内のバス路線が市営に統合されることとなったため、同年2月1日付けで東横電鉄よりこの区間を譲受し、東京市による運行となった。
東品川側はのちに鮫洲の試験場前まで延長されているが、昭和30年代初頭の路線図には「東品川(鮫洲)」という終点名が記されているものもあり、長らく「東品川行き」として案内されていたことがうかがえる。なお、この頃大井競馬場のある勝島は文字通り島であり、南大井から橋が1本かかっていただけであった。競馬場まで延長されたのは、鮫洲橋架橋後の1961年のことである。
[編集] 反94系統
五反田駅を出ると桜田通りに入り高輪台駅前、明治学院前を経由し、魚籃坂下交差点で桜田通りを離れ、古川橋、一ノ橋交差点を経て、再び桜田通り付近の赤羽橋駅前に至る路線である。麻布十番駅前 - 赤羽橋駅前は、都06の赤羽橋駅前発着便と同じく、古川を挟んで上下で別のルートとなっている。魚籃坂下 - 麻布十番駅前は反96本線と平行しており、高輪台駅前 - 魚籃坂下が独自区間となっているが、2000年の東京メトロ南北線および都営三田線・大江戸線の相次ぐ延伸開業により、この区間では徐々に本数を減らし、現在1日8往復が残るのみである。これは系統単独では山手線の内側で完結する路線バスの中で最も少ない。また、独自区間での乗降もあるが、五反田駅 - 麻布地域での利用が多く、また定時性も良いため事実上反96の短絡ルートとなっている。
なお、赤羽橋駅前停留所から大江戸線赤羽橋駅の間は若干離れている。
- 運行形態は、平日、土休日とも朝4往復、夕4往復で、ともに約1時間おきの運行となっている。また、赤羽橋駅前に到着した便は、発車時刻まで待機し、そのまま五反田駅行の便となる。
[編集] 浜95系統
- 浜95甲:(品川車庫 - )品川駅東口 - 高浜橋 - 海岸二丁目 - 浜松町駅 - 御成門 - (神谷町駅→)東京タワー(駐車場内)
- 浜95乙:(品川車庫 - )品川駅東口 - 高浜橋 - 海岸二丁目 - 浜松町駅 - 御成門 - 東京タワー - 赤羽橋駅
- 2002年2月25日:浜95乙・品川車庫-品川駅東口-赤羽橋駅が開通
- 2005年3月28日:田町駅東口への乗り入れを廃止、芝浦三丁目経由とする
浜95系統は、開通当時から幾度の経路変更や他系統との統合・分割を経て今の形に至る路線である。現在は主に交通手段の乏しい港区海岸地区に対する輸送需要を満たす一方で、JR品川・浜松町の各駅から、東京タワーへ向かう観光路線としての役割も担っている。2002年には、東京タワー下から赤羽橋駅前へ乗り入れる形で浜95乙系統が開通した。これは赤羽橋駅付近に立地する済世会病院や国際医療福祉大学附属三田病院(旧専売病院)へ、芝浦地区からのアクセスを改善するという目的で甲系統を延長したものである。なお赤羽橋駅を出発した品川方面行きのバスは、その先の中ノ橋にも停車してから折り返し東京タワー方向へ向かう。 もともとは品川・田町・浜松町と、JRの各駅前をこまめに立ち寄る路線であったが、2005年3月に田町駅周辺のバス経路が再編され、浜95系統は田町駅東口前への乗り入れを廃止、旧海岸通りを直進して芝浦三丁目を経由する形となった。また、一部のバスは車庫との出入を兼ねて、品川車庫と東京タワー・赤羽橋駅間までを運行する。
[編集] 品96系統
[編集] 反96系統
- 反96:五反田駅 - ソニー - 御殿山 - 品川駅 - 泉岳寺 - 魚籃坂下 - 古川橋 - 麻布十番駅 - 六本木循環
- 反96:五反田駅←ソニー←御殿山←品川駅←泉岳寺←魚藍坂下←古川橋←麻布十番駅←赤羽橋駅(始車のみ)
- 反96:五反田駅 - ソニー - 御殿山 - 品川駅
- 反96:五反田駅→ソニー→御殿山
- 反96:品川車庫←品川駅←泉岳寺←魚籃坂下←古川橋←麻布十番駅←六本木循環(終車)
- 反96出入:品川車庫 - 品川駅 - 泉岳寺 - 魚藍坂下 - 古川橋 - 麻布十番駅 - 赤羽橋駅(赤羽橋駅行は始車1回を除き品川駅始発)
- 反96折返:御殿山ガーデン - 品川駅
反96系統は、五反田駅前から御殿山、品川駅、泉岳寺、麻布十番駅、六本木ヒルズを経由して五反田駅に至る全長13.410kmの路線である。また、反96折返は東京都内の路線バスでは出入庫系統を除いて最短の系統でありその運転距離は約650mとなる。
なお、反96系統はSONYの子会社・SCEのゲーム機・プレイステーション2用ゲームソフト『東京バス案内2』の題材となっている路線である(発売は2005年である)。
[編集] 沿革
- 1947年6月25日:100系統:東京駅南口 - 洗足池を東急バスとの相互乗り入れで運行開始。随時、路線の延長を行い。、最終的には丸子橋 - 東京駅となる。
- 1979年12月17日:100系統改め東90系統の丸子橋 - 五反田駅を廃止する。東急バスとの相互乗り入れを中止する。
- 1990年6月30日:品川駅 - 東京駅八重洲口間を短縮し、反90甲系統になる。また、同時期、系統分割による再編から反96系統:五反田駅 - 一ノ橋 - 新橋駅が設定される。
- 1990年11月26日:反90折返として、品川駅 - 御殿山ヒルズが設定される。
- 1997年9月30日:営団南北線(当時)の延長に伴い、反96の新橋駅 - 溜池を短縮する。
- 2000年12月12日:都営大江戸線開業に伴う路線再編で、反96、四92、反90甲系統を再編統合し、五反田駅 - 品川駅 - 赤羽橋駅 - 高輪台駅 - 五反田駅に再編する。品川駅先回りを甲、高輪台駅先回りを乙とする。なお、反90折返も反96折返に変更する。
- 2002年2月25日:五反田駅→御殿山を設定する。
- 2004年12月1日:りんかい線開業に伴う路線再編により、五反田駅 - 品川駅 - 三ノ橋 - 赤羽橋駅を反96、五反田駅 - 高輪台駅 - 三ノ橋 - 赤羽橋駅を反94に分割する。
- 2006年4月1日:五反田駅 - 麻布十番駅 - 六本木ヒルズ循環に変更する。なお、一部赤羽橋駅行きは残る。
上記の沿革を見ると判るとおり、現在ある反96系統は、様々な系統の再編を通して出来上がった系統である。旧来の反96や東90といった系統の面影は全く見られない。特に、都営大江戸線開業以降の再編は迷走を極めている。2000年の都営大江戸線開業時には、短縮された四92系統のうち品川駅 - 赤羽橋駅間と、反90甲(旧東90)系統のうち五反田駅 - 品川駅間の残存区間を統合することとなった。しかし、こられの再編中に運転本数を減らすなど、利用客主体とはいえない再編が繰り返された結果、全く利用しづらいダイヤになっていってしまった。
その後、2006年4月1日より、麻布十番駅から先は出入系統など一部を除き、六本木循環(麻布十番駅を基点に六本木けやき坂→六本木ヒルズ→六本木駅→六本木五丁目と時計回りに循環)に変更した(なお、同じく六本木ヒルズを循環する都01折返・RH01系統は、六本木ヒルズ→六本木けやき坂と反時計回りに循環する)。
[編集] 井98系統
- 井98甲:大井町駅東口 - 青物横丁 - 大井清掃工場 - 大井水産物埠頭入口 - ダイトー大井物流センター - 大井水産物埠頭(午前は大井水産物埠頭方向、午後は大井町駅方向のみ)
- 井98乙:大井町駅東口 - 青物横丁 - 大井清掃工場 - 大井水産物埠頭入口 - 大井水産物埠頭(午前は大井町駅方向、午後は大井水産物埠頭方向のみ)
- 1994年7月21日:品98丁、品98戊が独立し、井98甲、井98乙系統:大井町駅東口 - 大井水産物埠頭が開通する
- 1999年3月19日:一部経路変更。
大井町駅から青物横丁駅付近を経由し、大井埠頭地区とをダイレクトに結ぶ路線である。いずれも休日運休、昼前後の運行はされていない。終点付近は大井水産物埠頭入口を基点に、午前はダイトー大井物流センター先回り、午後はその逆のループ状の経路をとるが、循環扱いを行っておらず一旦大井水産物埠頭で運行は打ち切られる。
新設当初は行き先とともに「[直通]」の文字を掲げていた。これは経路上、従来の路線(旧・品98甲大井町駅東口 - 大井埠頭中央公園 - 大井埠頭 - 品川駅東口:廃止)に比べてショートカットするという意味で、急行運転は行われていない。
[編集] 東98系統
- 東98:東京駅南口 - 東京タワー - 慶應義塾大学 - 目黒駅 - 清水 - 都立大学駅北口 - 等々力七丁目 - 等々力駅←等々力操車所
- 東98:東京駅南口→東京タワー→慶應義塾大学→目黒駅(終車)
- 東98:目黒駅 - 清水 - 都立大学駅北口 - 等々力七丁目 - 等々力駅←等々力操車所(出入庫)
- 1948年11月1日:東京駅 - 自由ヶ丘(現・八雲三丁目)間で運行開始。東急バスとの相互乗り入れ。
- 1959年3月20日:等々力駅前まで延伸。
- 1968年6月13日:首都高速(目黒 - 霞ヶ関間)経由便を新設。
- 1987年5月16日:首都高速経由便を廃止。
- 2005年3月28日:目黒分駐所から品川営業所に移管。
東急バス目黒営業所との共同運行路線である。
東京駅丸の内南口を起点に、日比谷、赤羽橋駅、白金台駅、目黒駅、都立大学駅を経由して、東急大井町線等々力駅に至る東急バスとの共同運行路線である。路線長が長いことから、都が警視庁と共同で行っているバス優先システム(信号機制御)の導入路線となっている。
地下鉄網が現在よりも恵まれなかった頃は、この路線以外にも都心・郊外直通型の相互乗り入れ路線が数多く存在したが、交通事情により大部分が分割・短縮され、1984年2月16日より都営と東急が共同運行を行う唯一の路線となった。
- 等々力方向は等々力駅前(東急の等々力停留所)で営業を終了する。
- なお、共同運行の東急バスは往復とも等々力操車所発着で営業する。
- 方向幕の行先表示は単に「等々力」となっている。なお、東急バスでは、「等々力操車所」となっている。
[編集] 廃止路線
[編集] 東90系統
東90系統は、かつての品川の主力路線だった。運行開始も品93より古い。なお、詳細は、上記反96系統を参照されたい。
[編集] 四92系統
- 四92:品川車庫 - 品川駅 - 一ツ橋 - 溜池 - 四谷駅
- 1967年12月10日:都電3系統(品川駅 - 飯田橋)の代替で、503系統:品川駅 - 四谷見附 - 飯田橋が設定される。
- 1969年10月26日:四谷見附 - 飯田橋を短縮する。
- 1976年11月20日:四谷見附 - 四谷駅を延長する。
- 2000年12月12日:都営大江戸線開業に伴う再編で、品川車庫 - 一ノ橋 - 四谷駅を廃止する。
四92系統は、四97(現・品97)と同じく都電廃止の代替系統として運行開始された。
[編集] 撤退路線
[編集] 四97→品97
杉並支所を参照されたい。
[編集] 品98・井96
港南支所を参照されたい。
[編集] 備考
指定車種:日野自動車(B846、B848、E891、E893:三菱ふそう N代:いすゞ P代:UD) 音声合成 レシップ
品川営業所のみの特徴として、一般車の降車ドア後方に貼られている「みんくるシール」が品川のみ2段窓の上段に貼られている。他所(港南・杉並・江戸川)に移籍した車両では通常下段に貼られているシールが上段のため、かなり目立ち、同時に元品川車である証明にもなっている。(ノンステップ車は他所と同じ位置に貼られている)
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