関東自動車 (栃木県)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
関東自動車株式会社(かんとうじどうしゃ)は、宇都宮市を中心に路線バスなどを運営する栃木県最大手のバス会社である。
正式社名は関東自動車だが、車内放送の案内や一般路線バス車体の記載も関東バスであるため、地元では関東バスと呼ばれる。一般乗合バス事業(一般路線バス・高速長距離バス)・貸切バスのほか、関連会社が観光事業(旅行代理店)、自動車整備事業などを経営。栃木県内の一般路線バス市場において約70%のシェア(輸送人員ベース)を有するとともに貸切バス保有台数も県内最多を誇る。かつては日本急行バス、東北急行バスにも出資していた。栃木県内の私立高校の委託によるスクールバス運営も行っている。
バブル期以前から経営の多角化に積極的であり、ホテル事業(那須ホテル)(※注意 もともと関東チサンホテルの経営には関係ない)や不動産業、ドムドムハンバーガーのFC経営なども行っていたが、地方都市特有の急速なモータリゼーションへの対策が遅れたことやメイン銀行「足利銀行」破綻の影響などで経営難に陥り、2004年に産業再生機構へ支援要請した。ホテル事業や不動産業などから撤退し、バス事業と観光事業、自動車整備業に資本を集中させることで経営の建て直しを図っている。
東京都城西地域をメインに路線バスを運行する「関東バス」やトヨタグループの「関東自動車工業」は別会社であり、資本関係などはない。
目次 |
[編集] 沿革
- 1924年(大正13) - 合資会社関東自動車商会を下都賀郡栃木町(当時)に設立
- 1927年(昭和2) - 関東自動車株式会社を設立
- 1936年(昭和11) - 本社を栃木市から宇都宮市に移転
- 1962年(昭和37) - 那須ホテル開業(1976年子会社化)
- 1964年(昭和39) - ワンマンバスの運行を開始
- 1973年(昭和48) - 宇都宮市にボウリング場「関東キングボウル」開設
- 1983年(昭和58) - 整備部門を分社化、関東自動車整備発足
- 1987年(昭和62) - 新社屋落成、関東チサンホテル開業
- 1989年(平成1) - 空港リムジンバス「マロニエ号」(JR宇都宮駅~成田空港間、ノンストップ)開業。千葉交通と共同運行
- 1993年(平成5) - 関東自動車一般路線全線で使用可能な磁気式プリペイド回数券「バスカードシステム」の実用稼動開始
- 1995年(平成7) - 夜行高速バス「とちの木号」(JR宇都宮駅~栃木駅~大阪阿部野橋駅間)開業。近畿日本鉄道(当時、現在の近鉄バス)と共同運行
- 1997年(平成9) - 空港リムジンバス「メープル号」開業(太田・足利・佐野~成田空港間)
- 1998年(平成10) - ノンステップバス導入
- 1999年(平成11)
- 2000年(平成12) - 空港リムジンバス(宇都宮~羽田空港間)開業
- 2001年(平成13)
- 2002年(平成14)
- 2004年(平成16) - 経営難に陥り、産業再生機構に支援要請
- 2005年(平成17)4月1日 - 100%子会社の関東バス総合サービス株式会社を吸収合併
- 2006年(平成18)
- 「マロニエ新宿号」より撤退、JRバス関東単独運行になる。
- 「とちの木号」真岡発着便を休止、宇都宮~栃木~京都~大阪あべの橋間のみの運行となる
- JR宇都宮駅西口の高速バス予約センターを移転
- 9月16日 マロニエ号羽田空港線佐野プレミアム・アウトレット停留所新設
[編集] 本社・営業所
- 本社
- 栃木県宇都宮市駅前通り三丁目2番5号
- 宇都宮営業所(砥上車庫)
- 栃木県宇都宮市砥上町977番地
- 簗瀬営業所
- 栃木県宇都宮市簗瀬四丁目25番1号
- 駒生営業所
- 栃木県宇都宮市宝木町二丁目820番地1
- 県南営業所(小山車庫)
- 栃木県小山市神鳥谷二丁目3番17号
- 鹿沼営業所
- 栃木県鹿沼市村井町201番地
- 佐野営業所
- 栃木県佐野市富岡町1643番地
[編集] 共通バスカード
関東自動車一般路線バスでは、磁気カードによる乗車カード(バスカード)を導入。現在では、ジェイアールバス関東(宇都宮関係)、東野交通(宇都宮・真岡関係)との3社共通バスカードとなっている。
[編集] 路線
時刻表については 情報サイト「@tochigi」内『関東バス時刻表検索』を参照
[編集] 高速長距離バス
- マロニエ号(成田線)
- マロニエ号(羽田線)
- 柳田車庫~宇都宮駅(西口)~東武宇都宮駅西口~鹿沼インター入口 ~佐野プレミアム・アウトレット== 羽田空港
- メープル号
- 太田駅~BUSターミナルおおた~大泉町役場~館林市役所==成田空港
- ※共同運行/千葉交通
- サルビア号
- 桐生駅~足利市駅~佐野プレミアム・アウトレット==成田空港
- ※共同運行/千葉交通
- 柳田車庫~宇都宮駅(西口)~鹿沼インター入口~栃木駅 == 京都駅八条口(近鉄改札前)~名神大山崎~名神高槻~名神茨木~梅田(地下鉄東梅田駅地上・日興コーディアル証券前)~近鉄なんば駅西口(OCATビル)~あべの橋バスステーション(JR天王寺駅前)
- ※共同運行/近鉄バス
- 備考:2002年10月から小山・下館・真岡発着便も設定されていたが2006年3月で休止
大阪行きのユニバーサル・スタジオ・ジャパン乗り入れは2005年12月で廃止(同時に宇都宮行きの上本町バスセンターも廃止)
[編集] 一般路線バス
- おもな系統・路線のみ記載(「みやバス・きぶな」の一部、自治体代替路線、競輪場輸送等の臨時路線は掲載せず)。路線一覧にはしない。
- 駒生営業所発着路線は、平日・月曜~金曜日の日中時間帯に「とちぎ健康の森」(駒生営業所そば)を経由。但し、駒生~済生会病院・卸団地・インターパーク経由上三川線は経由せず。
- ☆印は深夜バスあり。
- 途中、起終点ダイヤがある場合、JR宇都宮駅の様に太字表記。
- 原則として、「○○前」の「前」は省略。
- 宇都宮・鹿沼・日光・下野・壬生地区
- JR宇都宮駅~馬場町・二荒山前~東武駅前~桜通り十文字~作新学院~駒生営業所 ☆
- JR宇都宮駅東口~宇大~ベルモール~陽東桜が丘~JR宇都宮駅東口(宇大循環・両廻り運行)
- JR宇都宮駅東口~今泉町~ベルモール
- JR宇都宮駅東口~今泉町~下平出北~柳田車庫
- JR宇都宮駅東口~今泉町~ベルモール~下平出北~柳田車庫
- 駒生営業所~作新学院~桜通十文字~東武駅前~馬場町~JR宇都宮駅~JR宇都宮駅東口~今泉新道口~中平出~柳田車庫
- 駒生営業所~作新学院~桜通十文字~東武駅前~馬場町~JR宇都宮駅~花蔵院角~越戸~柳田車庫
- 駒生営業所~作新学院~桜通十文字~東武駅前~馬場町~JR宇都宮駅~花蔵院角~越戸~日本信号~松下電器
- JR宇都宮駅東口→宇都宮駅東公園→東コミュニティセンター→今泉新町南→東署南→宇都宮駅東公園→JR宇都宮駅東口循環
- 駒生営業所~作新学院~桜通十文字~東武駅前~馬場町~JR宇都宮駅~宇商高~富士見ヶ丘入口~富士見ヶ丘団地
- 駒生営業所~作新学院~桜通十文字~東武駅前~馬場町~JR宇都宮駅~竹林十文字~富士見ヶ丘入口~富士見ヶ丘団地
- 駒生営業所~作新学院~桜通十文字~東武駅前~馬場町~JR宇都宮駅~竹林十文字~済生会病院~富士見ヶ丘入口~富士見ヶ丘団地
- 済生会~宇商高~馬場町~東武駅前~桜通十文字~作新学院~駒生営業所
- JR宇都宮駅~竹林十文字~済生会病院
- JR宇都宮駅~馬場町~東武西口~台新田~雀宮駅入口~雀宮陸上自衛隊~下野警察署~石橋駅
- JR宇都宮駅~馬場町~東武西口~川田入口~がんセンター~江曽島駅~江曽島(西川田東) ☆
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~陽西通り十文字~文化会館~南宇都宮~宇高校~鶴田駅
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~宇女高前~六道~文化会館~宇高校~鶴田駅
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~楡木街道入口~文化会館西口~宇高校~鶴田駅
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~楡木街道入口~文化会館西口~宇高校~西川田駅
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~宇女高~六道~楡木街道入口~上欠下~楡木支所(東武楡木駅最寄り)~楡木車庫
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~宇女高~六道~楡木街道入口~上欠下~運転免許センター~楡木支所~楡木車庫
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~運転免許センター(直通便)
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~三の沢~羽黒下~砥上車庫
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~三の沢~西の宮団地
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~三の沢~羽黒下~長坂~千渡~JR鹿沼駅~鹿沼営業所
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~三の沢~羽黒下~宇短大~長坂~千渡~JR鹿沼駅~鹿沼営業所
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~作新学院~荒針~ウェルサンピア栃木~JR鹿沼駅~鹿沼営業所
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~作新学院~荒針~大谷観音~立岩
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~作新学院~陽西中~仁良塚~ろまんちっく村
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~清住町~戸祭車庫~宝木~細谷車庫 ☆
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~国立病院正門前~戸祭車庫~宝木~仁良塚~ろまんちっく村
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~下徳次郎~山王団地
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~農業試験場~下徳次郎~山王団地
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~和尚塚~宝木~細谷車庫
- JR宇都宮駅~馬場町~県庁西門~西塙田町~競輪場前~戸祭車庫~公民館~宝木団地
- 白沢河原~海道町~堀切~竹林~JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~作新学院~宝木~細谷車庫
- 白沢河原~海道町~堀切~竹林~JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~作新学院~宝木~宝木団地
- 白沢河原~奈坪台~堀切~竹林~JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~作新学院~宝木~宝木団地
- 奈坪台~御幸ヶ原~堀切~竹林~JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~作新学院~宝木~宝木団地
- 釜井台団地~海道町~堀切~竹林~JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~作新学院~宝木~宝木団地
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~徳次郎~石那田~大沢~今市車庫(瀬川)~日光駅前(JR・東武)~神橋~日光東照宮
- JR宇都宮駅~馬場町~東武駅前~桜通十文字~徳次郎~石那田~塩野室車庫~北塩野室~佐貫~船生
- JR宇都宮駅~竹林十文字~済生会病院~宇都宮北高校~豊郷台・帝京大学
- 駒生営業所~作新学院~桜通十文字~東武駅前~馬場町~JR宇都宮駅~宇商高~富士見ヶ丘入口~田原~宇都宮グリーンタウン
- 駒生営業所~作新学院~桜通十文字~東武駅前~馬場町~JR宇都宮駅~宇商高~富士見ヶ丘入口~宝井~田原~宇都宮グリーンタウン
- 駒生営業所~作新学院~桜通十文字~東武駅前~馬場町~JR宇都宮駅~宇商高前~富士見ヶ丘入口~田原~今里~羽黒山入口~大宮~原荻の目~玉生車庫
- JR宇都宮駅~宇商高~富士見ヶ丘入口~豊郷台・帝京大学
- JR宇都宮駅~宇商高~富士見ヶ丘入口~豊郷台・帝京大学~瓦谷町東~ニュー富士見
- JR宇都宮駅~宇商高~富士見ヶ丘入口~豊郷台・帝京大学~宇都宮美術館
- 駒生営業所~作新学院~桜通十文字~東武駅前~馬場町~JR宇都宮駅~平松宿~東高校~卸団地
- 駒生営業所~作新学院~桜通十文字~東武駅前~馬場町~JR宇都宮駅~平松宿~東高校~瑞穂野団地
- 駒生営業所~作新学院~桜通十文字~東武駅前~馬場町~JR宇都宮駅~平松宿~東高校~新宿~下桑島~東汗(ひがしふざかし)
- 駒生営業所~作新学院~桜通十文字~東武駅前~馬場町~JR宇都宮駅~平松宿~東高校前~瑞穂野団地~西刑部~本郷台西汗
- 駒生営業所~作新学院~桜通十文字~東武駅前~馬場町~JR宇都宮駅~東川田~屋板~東谷~白鷺神社~上三川車庫
- 駒生営業所~作新学院~桜通十文字~東武駅前~馬場町~JR宇都宮駅~東川田~屋板~東谷~インターパーク宇都宮南~白鷺神社~上三川車庫
- 雀宮駅~新富町~さつき団地~兵庫塚一丁目~西川田駅東口
- 今市車庫(瀬川)~東武下今市駅入口~大室~蛇木入口~塩野室車庫~下小林
- 石橋駅~上三川車庫~上大沼~真岡工業団地~(←真岡駅)~真岡市役所~真岡車庫
- 自治医大駅~自治医大附属病院
- おもちゃの町駅~獨協医大病院
- 小山地区
- 小山駅東口~土塔~丸山入口~小山高専入口~高岳
- 小山駅東口~駅南六丁目~幸ヶ丘入口~横倉新田
- 小山駅東口~富士通
- 小山駅東口~駅東循環
- 小山車庫~小山駅~結城街道入口~喜沢分岐点~扶桑団地
- 小山駅~佐野街道~満願寺入口~卒島
- 栃木・佐野地区
- 栃木駅~倭町(やまとまち)一丁目~国学院(太平)
- 佐野新都市バスターミナル~佐野プレミアムアウトレット~工業団地南~佐野厄除大師~佐野駅~佐野市文化会館~工業団地南~佐野プレミアムアウトレット~佐野新都市バスターミナル(両回り運行)
[編集] 一般路線バスの行き先番号
宇都宮市内を発着する路線バス(一部を除く)には、経由地と行き先を組み合わせた独自の番号を付記している。元々、関東バス市内線に導入されたものであり、市外線のみを担当していたJRバス関東・東野交通は用いておらず、関東バスのオリジナルサインである。旧戸祭営業所発着(現・宝木団地・ろまんちっく村・細谷車庫・戸祭車庫発着)の市内線以外は、行きと帰りで行き先番号が異なる(例:行きは「56:日光東照宮」、帰りは「01:JR宇都宮駅」)。
以下、列記する。※印は、2006年10月現在使用されていない番号。▲印は使用されていない経由地・行き先。
- [01](各方面からの)JR宇都宮駅
- [02]宇大循環線(みやバス)
- [10]作新学院経由駒生営業所
- [11]新道経由・中平出経由柳田車庫
- [12]越戸経由柳田車庫・松下電器
- [13]東コミュニティ循環(みやバス)、▲峰経由松下電器
- ※[14]▲東町
- ※[15]▲竹林経由松下電器
- [16]宇商高前経由・竹林経由・竹林済生会経由富士見ヶ丘団地
- ※[17]▲県河内庁舎
- [18]済生会病院
- [23]宇都宮競輪場
- [25]雀宮、石橋駅
- ※[26]▲自治医大経由小山
- ※[27]▲国道4号経由総合運動公園
- [31]富士重工経由江曽島車庫(西川田東)
- ※[32]▲自動車検査場
- [33]市役所循環(みやバス)、▲旭町経由江曽島
- [34]陽西通り経由鶴田駅
- [34]宇都宮市内循環線(きぶな)
- ※[35]新町経由鶴田駅
- [36]六道経由鶴田駅、西川田東(江曽島)、▲六道経由西川田駅・子ども科学館・総合運動公園・おもちゃのまち駅
- [37]桜通り経由鶴田駅、西川田駅
- ※[38]中央通り経由鶴田駅
- ※[40]陽西通り経由江曽島
- [41]運転免許センター、楡木車庫
- [43]長坂経由新鹿沼、砥上車庫
- [45]大谷経由立岩、▲大谷資料館・大谷経由ろまんちっく村
- [46]作新学院・陽西中経由ろまんちっく村、▲森林公園、古賀志(西田中入口)
- [47]荒針経由新鹿沼
- [50]JR宇都宮駅=清住町=戸祭=細谷車庫
- [51]戸祭・仁良塚経由ろまんちっく村
- [52]山王団地、農業試験場経由山王団地、石那田
- [53]JR宇都宮駅=和尚塚=細谷車庫
- [54]JR宇都宮駅=西塙田町=戸祭=細谷車庫
- [54]西塙田・戸祭台循環(みやバス)
- [55]作新学院経由細谷車庫、宝木団地
- [56]日光東照宮、今市(瀬川)
- ※[57]▲鬼怒川
- [58]塩野室経由船生
- [60]豊郷台経由帝京大学、宇都宮美術館
- [61]田原・宝井経由宇都宮グリーンタウン
- [62]田原経由今里車庫・玉生車庫、▲田原経由中里原
- ※[63]▲宮山田
- [64]豊郷台経由ニュー富士見
- [70]釜井台団地
- [71]白沢河原
- ※[72]白沢経由中里原
- [73]奈坪台
- [80]瑞穂野団地
- [81]東汗、▲蓼沼経由上三川車庫
- ※[82]西刑部
- [83]卸売団地
- [84]瑞穂野団地経由本郷台・西汗
- [85]屋板経由上三川車庫
[編集] 乗降方法(一般路線の場合)
- 原則として前ドアからの乗降。(中・後ドアは、しめきり扱い)
- 降車客が優先。降車客が全て降車して、運転士の合図・放送を確認してから、乗車する。
- 乗車時に、前ドア入って左側(市内循環バスきぶな は右側)にある整理券発行機から整理券を取る。バスカード利用者は、運賃箱に設置されているカードリーダーに左からバスカードを通す。
- 降車前に、整理券番号と運賃表示機を照らし合わせて、予め運賃を用意しておく。バスカード利用者は、カード金額の残高に注意し、準備する。
- 整理券を先ず運賃投入口へ入れる。整理券のバーコードを運賃箱が読み取り支払う運賃額を液晶ディスプレイに表示するので、運賃を支払う。若しくは定期券をハッキリと運転士に提示する。
- 降車時にカードを(1)1枚で2人以上で使用の場合(2)小児や割引運賃適用の場合(3)乗車時にカードリーダーを通し忘れた、等の場合は乗務員へ申告。カードリーダーに右からバスカードを通すと、運賃が差し引かれる。
[編集] 車両
日野自動車・いすゞ自動車・日産ディーゼルの地域販売会社の株式を保有している関係でこの3社が大半を占め、三菱ふそうトラック・バスの比率は僅かだったが、1998年に三菱ふそう・エアロスターのノーステップバス、1999年にとちの木号のエアロキングを導入してからは三菱車の比率が上がっている(その以前にも、ふそう+富士重工製の一般路線車が配置されていた)。いすゞ車が多いのは河内町にジェイ・バス宇都宮事業所(旧アイ・ケイ・コーチ~いすゞバス製造)が、大平町にいすゞ栃木工場があることも影響している。また営業地域に富士重工業宇都宮製作所がある関係で富士重工製ボディも多く採用されていた。なお富士重工製ボディ撤退以降日産ディーゼル製大型中型バスの新車投入は行われていない。
乗降は前ドアで行い、中・後ろのドアは基本的に使用しない。側面の「関」マークにくわわる指と翼は「キメラの翼」といわれている。路線車の大半は関東・関西方面からの中古車である。
- 路線車
- 上半分が白、下半分はえんじ・ベージュの帯を交互に配し、裾はグレーが標準色。昭和20年代からこのデザインが採用されている。
- ノンステップ車・ワンステップ車は白地に水色と藤色の波が描かれている。(中古ワンステップ車でもこの塗装となる。)
- 宇都宮市と近郊のコミュニティ系路線バス「みやバス」は日野・リエッセで統一。作新学院高等学校にデザインを依嘱しており、2種類が存在する。
- 宇都宮市中心部の循環バス「きぶな」は車椅子用リフトを備えた黄色と水色のリエッセを使用する。
- 高速車・空港リムジン
- 基本デザインはクリーム色をベースに裾に水色と銀色。ホイールベースに3本の木が描かれ、後部に各路線の愛称が記載されている。マロニエ号成田線の日野ブルーリボンRU以来日野・セレガが中心だが、2000年頃は成田線を共同運行する千葉交通の影響かスーパーハイデッカーが採用されており、三菱ふそう・エアロクイーンやいすゞ・ガーラ(初代)も導入されている。
- 夜行高速バス「とちの木号」は共同運行の近鉄バスに合わせ三菱ふそう・エアロキングを主に使用、2002年に真岡・小山線を新設時に導入したエアロクィーンは予備車となっている。開業当時に導入したセレガは売却された。
- 貸切車
- かつては路線車と同じ塗装だったが、昭和末期から現在の白地に赤帯に変わった。1990年代後半からは高速車に準じてスーパーハイデッカーを中心に導入している。トイレ付き貸切車は高速バスの代車や続行便にも運用される。
高速バス・空港リムジン(マロニエ号) |
夜行高速バス「とちの木号」 |
[編集] その他
- 3社共通バスカードは、一般路線ではない今市~小来川線(旧日光市廃止代替バス)と、鹿沼市コミュニティ系バス「リーバス」鹿沼~古峰ヶ原線でも使用可能である。
- 1984年4月、日本テレビ系列制作の太陽にほえろ!「戦士よさらば・ボギー最期の日」のOAで、重要参考人である若いカップルに自首を奨めていたボギー刑事(役:世良公則)の背後遠景に、当社観光車が映っている。おそらく、企画ツアーで都内へ来ていたバスが偶然画面に入ったのであろうかと察する。
- 1990年代後半、日光江戸村のテレビCMロケに起用されたのが、当社今市所属のいすゞ車であった。
[編集] 関連会社
- 関東自動車整備
- 関東バス旅行社
- 関東交通(タクシー事業)
- 宇都宮合同タクシー
[編集] 外部リンク
[編集] 参考文献
- 「関東自動車系統一覧・1994年10月現在」 エー・アイ企画 1995年(※絶版)
- 「バスラマ・インターナショナル」2001年3月号
カテゴリ: 関東地方の乗合バス事業者 | 栃木県の企業 | 栃木県の交通 | 関東自動車 (栃木県)