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国鉄24系客車 - Wikipedia

国鉄24系客車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

第15回(1975年
ローレル賞受賞車両

カテゴリ / テンプレート

国鉄24系客車(こくてつ24けいきゃくしゃ)とは、旧・日本国有鉄道(国鉄)が設計・製造した寝台車両の一形式。

1973年昭和48年)から1980年(昭和55年)にかけて量産され、21世紀初頭の現在でも日本寝台特急列車の主力車両となっている。1980年代中期以降、改造個室寝台車の開発や、他の系列からの編入改造などで、多彩なバリエーションが生じている。

24系25形を使用する急行「銀河」
24系25形を使用する急行「銀河」

目次

[編集] 開発経緯

国鉄は1971年(昭和46年)、客車のサービス電源を床下のディーゼルエンジン駆動の発電機でまかなう「分散電源方式」を採用した14系客車を開発し、寝台特急列車用に増備していた。

しかし、1972年(昭和47年)に発生した北陸トンネル火災事故を機に、火元となりうるディーゼルエンジンを客室の床下に置いた分散電源方式は防火安全対策上において問題があると指摘され、14系の製造は中止された。なお、14系客車については1978年に25形に準じた14系15形として製造再開されている。

これを受けて、車体の基本構造は14系を踏襲しつつ、在来型の20系と同様に独立した電源車から客車へサービス電源を給電する「集中電源方式」を採用した寝台客車が24系である。このため、車両の外見や設備、台車、CL形自動ブレーキなどの仕様は14系そのままである。

この系列では初期の24形と25形とでB寝台車両の設備内容が変更されているが、「集中電源方式を採用して設計・製造された」形式であり、24形と25形は混用可能で基本構造は共通するため同一系列と見なして本稿で記す。

[編集] 24系

1973年に製造された初期のタイプの呼称。A寝台車B寝台車食堂車については、14系の設計をそのまま踏襲している。なお、車内設備は基本的には14系と同等ではあるものの、寝台の枠をFRPからアルミに変更するなど、難燃化が徹底している(後に14系にも同様の難燃化改造が施された)。

A寝台車は14系のA寝台車と同様の開放形プルマン式である。B寝台車は当初3段式であったが、1983~84年に上段寝台を撤去して、中段寝台を跳ね上げ、これを固定して上段寝台とする方法で全車が25形と同様の2段式に改造されている。

最初の配置は大阪鉄道管理局向日町運転所(現・京都総合運転所)で、「あかつき」や「彗星」に使用されていた。1975年3月のダイヤ改正で一部を残し東京南鉄道管理局品川運転所に転属し、「はやぶさ」・「富士」・「出雲」で使用されたが、翌1976年10月のダイヤ改正で盛岡鉄道管理局青森運転所(現・青森車両センター)へ転属し、「ゆうづる」・「日本海」・「あけぼの」・「出羽」・「鳥海」で使用されるようになる。

製造開始翌年に24系25形へ移行したため、これら24系オリジナル車の発注は1回だけで打ち切られ、製造両数も118両にとどまった。

JR化後の現在では「あけぼの」・「日本海」・「銀河」で使用されている。

[編集] 24系25形

オハネフ25形
オハネフ25形

1973年度下期から製造された24形のマイナーチェンジ形式である。製造当時、間近に控えていた山陽新幹線岡山博多間の延長開業によって寝台特急の利用客が減少することを見越して、定員を減らし居住性を改善するためB寝台車がそれまでの3段式から2段式に設計変更された。1975年、鉄道友の会より第15回ローレル賞を受賞した。

1974年4月に「あかつき」と「彗星」の一部に初めて投入、その後徐々に3段式B寝台を淘汰していく。なお、2段寝台化による定員減を少しでも抑えるべく、トイレの配置を一区画縦にし、更衣室も撤廃して、1列(2名分)のスペースを捻出し、オハネ24形とオハネ25形を比較した場合で1両当り1列多い17列の配置にするという苦肉の策も成された。外観上も24形が白帯塗装なのに対し、塗装工程省力化の見地から25形はステンレス帯となった(製造当初)。製造時期によりマイナーチェンジが何度か行われており、車体形状など細かなバリエーションが存在する。また、定員が減ったため冷房装置の能力も若干落とされた(AU77形、10000kcal/h×2台)。

24系25形という名称はオハネ25形、オハネフ25形の2段開放式B寝台車を、従来の3段式の24系と区別するために、便宜的につけられたものである。そのため、後にA個室寝台車(後に「シングルデラックス」の名称を与えられた)がオロネ25形を名乗ったことを契機に、他にも形式番号25を名乗る車両が出現しているが、通常はこれらを24系・24系25形と区別することはない。また、24系25形登場後も、カニ24形、スシ24形、オハ24形など、形式番号24を名乗る車両は登場している。当然のことながら、ブレーキやサービス電源等の基本的なシステムは両者に差異はない。なお「24形」という呼称は公式には存在せず、鉄道ファンの間でも開放式B寝台車2形式を除いては「白帯車」「銀帯車」と区別するのが通例である。

[編集] 「金帯車」

国鉄末期の1987年、「あさかぜ」1・4号に使用されている客車に対してアコモデーション改善が実施され(いわゆるグレードアップ改造)、帯が金色のシール帯に変更され、従来の位置に加え、屋根下にも1本追加された。

[編集] 新製車

[編集] 3段式B寝台車

[編集] オハネフ24形

24系の基本形式に属する3段式B寝台緩急車

0番台(1~27)
1973年製造。定員は新製時45名・2段化改造後は30名。車体形状はスハネフ14形に準じた構造である。16~18は1977年、床下に電源エンジンと発電機を搭載して14系に編入され、スハネフ14 101~103となった。

[編集] オハネ24形

24系の基本形式に属する3段式B寝台車。

0番台(1~67)
新製のB寝台車で1973年製造。定員は新製時48名・2段化改造後32名。車体はオハネ14形に準じる。

[編集] 2段式B寝台車

[編集] オハネフ25形

24系25形(銀帯車)に属する2段式B寝台緩急車。

0番台(1~47)
1974年から1976年にかけて製造された。18は1976年に事故廃車となり代わりにラストナンバーの47を製造したため、全車が揃ったことはない。北海道旅客鉄道(JR北海道)札幌運転所所属の2・4・8・15の4両は、4名用簡易コンパートメント(Bコンパート)改造が施工されている。
100番台(101~157)
1976年~1977年製造。上段寝台を固定式とし、寝台側の窓の上下寸法が小さくなった。車掌室側の連結面が切妻となり、常に車掌室を電源車と反対方向に向けて編成を組むように設計され、方向転換は不可能となった。このため、洗面所側の連結面にも尾灯が設置されている。
200番台(201~221)
1978年~1980年製造。車掌室側の連結面が折妻となり、方向転換可能な構造に戻った。車体の他の部分の構造は100番台とほぼ同じ。1991年に218と220が床下に電源エンジンと発電機を搭載して14系に編入され、スハネフ14 551・552となった。

[編集] オハネ25形

24系25形(銀帯車)に属する2段式B寝台車。

寝台昇降用スイッチ(オハネ25 35)
寝台昇降用スイッチ(オハネ25 35)
0番台(1~91)
オハネ24形の寝台を2段式に変更して新製されたB寝台車。オハネ24形と同じく上段寝台にはボタン操作式の自動昇降装置を備える。
100番台(101~246)
省力化のため、上段寝台を固定化した車両。そのため寝台側の窓の上下寸法が0番台と比べ小さくなっている。

[編集] A寝台車

[編集] オロネ24形

0番台(1~9)
開放室式(プルマン式)のA寝台車。車体構造はオロネ14形に準じており、車端部には喫煙室、更衣室を備えている。

[編集] オロネ25形

0番台(1~12)
東京九州山陰間の列車に使用するため1976年に製造された個室寝台車。1人用個室(後に「シングルデラックス」の愛称がつく)を14室備え、各部屋ごとにテーブル兼洗面台を備えている。3両が国鉄末期に700番台に改造され、残りは3両が東日本旅客鉄道(JR東日本)に、6両が九州旅客鉄道(JR九州)に承継された。JR九州の6両は「はやぶさ」「富士」に使用されていたが、2005年に14系に編入改造され、オロネ15形3000番台となった。

[編集] 食堂車

[編集] オシ24形

0番台(1~5)
24系基本形式と同時に製造された食堂車。基本的な構造はオシ14に準ずるが、細かいところでは車内の飾り棚をアルミ製に変更する等、更なる防火対策がなされていた。後に24系25形が東京発着ブルートレインに投入された際には、同グループでの食堂車新製を抑制し、24系グループから転用したため、外観は白帯のままで編成中で異彩を放っていた。国鉄末期に全車700番台に改造されて消滅した。

[編集] 電源車

20系の後継として製造された14系では分散電源方式を採用していたが、北陸トンネル火災事故により安全性が指摘されたため、この24系では電源車を用いる集中電源方式に戻した。登場当時は客貨分離が進んでおり、最初に製造された車両は営業用スペースが全く無かったため、職用車事業用)の意味の「ヤ」が使用されていた。のちに新聞輸送に充当されるようになり、荷物室が設けられたことから荷物車の「ニ」が使用されるようになった。

[編集] マヤ24形→カヤ24形(1~10)

1973年に登場した車両。日本車輌製造富士重工業新潟鐵工所で10両が製造され、当初はマヤ24形として落成した。機関室にはインタークーラーターボ付きディーゼル機関DMF31Z-G形(430ps/1200rpm)と発電機DM95形(300kVA)を組み合わせた発電装置を2基搭載し、三相交流60Hz/440Vの電力を全車に供給できるようになっている。台車はコイルバネ式のTR54C形を使用している。

落成時は全車が向日町運転所に配置され、関西~九州間の寝台特急に投入された。しかし、新聞輸送のために1974年に高砂工場で業務用室に積載荷重0.5tの荷物積載スペースを設置したのを機に自重が変わったため、全車がカヤ24形へ形式変更された。その後に後述のカニ24形が投入されると、一部を残して青森運転所へ転属した。青森所では「日本海」・「ゆうづる」・「あけぼの」・「出羽」・「鳥海」で使用されるようになり、向日町所で残ったものは「銀河」などで使用される事となった。

末期は「日本海」で使用された後、2003年に全車廃車となり形式消滅した。

[編集] カニ24形(1~25)

「トワイライトエクスプレス」に使用される、専用色のカニ24形0番台(2006年11月、札幌駅にて撮影)
トワイライトエクスプレス」に使用される、専用色のカニ24形0番台(2006年11月、札幌駅にて撮影)

「あかつき」・「彗星」の24系25形化に伴って1974年~1976年に日本車輌製造・富士重工業・新潟鐵工所で25両が製造された。機関室の発電機類はマヤ24形と同様であるが、荷重3tの荷物室を設置しており、車体長は同形式より1.5m長い18.5mとなっている。25形に属するため飾り帯がステンレスへ変更された。後位妻面がマヤと同様に非貫通である。ただし、妻面裾部の変更点として、9~25はマイクロスカートが省略されている。台車はTR66B形。

国鉄時代は品川、向日町、宮原に配置され、東京・関西~九州方面の寝台特急に投入された。

1987年~1988年には9両が後述の500番台(北斗星用)に土崎工場(現・秋田総合車両センター)で改造された。

2006年現在は15両が在籍し、青森、宮原、熊本に配置され、「あけぼの」・「銀河」・「日本海」・「トワイライトエクスプレス」・「なは」で使用されている。JR東日本では一部の車両で車体更新工事改造を行っており、ディーゼル機関をDMF15Z-G形と発電機DM109形への換装、騒音対策、車体のリニューアル工事を行っている。JR九州に在籍する一部の車両は、列車名表示器周囲の白枠を省略したり、妻面飾り帯のうちの下段のものを裾部へ下げるなどの事例が見られる。

[編集] カニ24形100番台(101~116)

「あさかぜ」・「瀬戸」・「安芸」の24系25形化により増備されたグループで、1977年と1980年に新潟鐵工所と富士重工業で16両が製造された。基本構造は0番台と同様だが、東京発着の荷物取扱量増加に伴い荷物室の荷重が5tに変更されたため、車体長が1m伸びて19.5mになっている。後位妻面もこれまでの非貫通から切妻型貫通式に変更となり、荷物室屋根部分も普通屋根に変更されている。また、車両の両側への給電が可能な構造になった。台車はTR66C形に変更された。

国鉄時代は品川、宮原、下関に配置され、東京・関西~九州方面の寝台特急に投入された。JR化後の1990年には2両が500番台へ改造されているが、うち1両はカヤ27形へ再改造された。

現在は11両が青森、尾久、宮原に在籍し、「あけぼの」・「日本海」・「銀河」と一部「トワイライトエクスプレス」に使用されている。

[編集] 夢空間

オシ25-901正面
オシ25-901正面

JR東日本が、1989年平成元年)に開催された横浜博覧会の自社展示ブース(桜木町駅付近で開催の「夢空間'89」)での目玉として、次世代寝台列車用車両というコンセプトで製造した特別編成である。台車・ブレーキなどの構造は24系に準拠するため、同系列の一部となり、JR化後に新造された唯一の24系となった。

「デラックススリーパー」と呼ばれるバスルームを設置した2人用A個室寝台3室のみという超豪華A寝台車(オロネ25-901)、自動演奏装置付きピアノが備えられたラウンジカーオハフ25-901)と、乗客の通り抜けがない様に後尾展望車両として製造された定員18名の食堂車オシ25-901)の3両で編成されている。内装は1988年に来日した「オリエント急行」の影響を受けているとも言われる。

一般形の24系編成に連結するかたちで、主に臨時列車に用いられている。その際には、「夢空間○○」という愛称が与えられている。

特急「カシオペア」に使用されている個室寝台車両E26系の製造に先立つ、一つの試金石ともなった。

[編集] 改造車

以下の形式がある。下記以外に運用上の都合などから他系列への編入改造を受けた車両が多数あるが、それらについては編入後の系列の記事を参照されたい。他系列からの編入改造車については本項で扱う。

[編集] 国鉄時代

カニ25形(1・2)
分割・併合時の電源車として、20系の電源車カニ22形を1975年小倉工場で改造した車両。改造では20系時代に撤去されていたパンタグラフ跡に通風器を設置、発電機はコイルの巻き換えにより440Vに変更されている。
使用列車が14系に置き換えられたことにより、1980年に1両が廃車。残る1両も1984年に廃車となり形式消滅した。
旧番号:カニ22 53・2→カニ25 1・2
オシ24形100番台(101~105)
1975年、オシ14形を改造した食堂車。5両が改造された。民営化後は5両ともJR九州に承継され、「はやぶさ」「富士」に使用された。1999年、「はやぶさ」「富士」から食堂車が外されたため廃車となった。
旧番号:オシ14 5・6・10・11・14→オシ24 101~105
オロネ24形100番台(101~103)
1982年と1986年に、オロネ14形を改造したA寝台車。開放室式。外観・内装に大きな変化はない。
旧番号:オロネ14 11・9・10→オロネ24 101~103
オハ24形700番台(701~705)
1985年、利用率が低下傾向にあった寝台特急列車の活性化のため、余剰車を活用して誕生した国鉄初のロビーカー。オシ14形、オハネ14形より改造された。
種車により業務用扉の有無等、外観が異なる。
車内にはソファー、回転式チェア、バーカウンターが設置されている。
1985年に「はやぶさ」、1986年には「富士」にも連結された。この車両の連結により牽引定数が増加したため、直流電化区間の牽引電気機関車がそれまでのEF65形1000番台から、従来高速貨物列車牽引用の機関車であったEF66形に変更になった。
永らく「富士」、「はやぶさ」にて使用されていたが、2005年、同列車の14系化に伴い、定期運用を離脱した。
旧番号:オシ14 9・4→オハ24 701・702、オハネ14 67・2・4→オハ24 703~705
オハネ25形700番台(701~703)
国鉄時代の1986年、東京~博多間に運転されていた「あさかぜ」1・4号(通称:「博多あさかぜ」)のデラックス化にあわせて改造製作された4人用B個室寝台車両(カルテット)。「さくら」・「みずほ」用に改造されたオハネ14形700番台と同様、車内に仕切り壁を設け、4名用個室としている。車体外部の帯は金色帯に変更されている。品川運転所に配置されJR東日本に承継されたが、1994年に「あさかぜ1・4号」が廃止されたことで用途を失い休車となり、2000年に廃車された。
旧番号:オハネ24 14・34・62→オハネ24 701~703
スハネ25形700番台(701~703)
「あさかぜ」1・4号用として、国鉄末期の1987年に初の2人用B個室寝台車両(デュエット)としてオハネ25形100番台の改造により登場。
車端部にはこれも国鉄としては初(戦前鉄道省時代に試行的に設置されたことはあったが)のシャワー室を備え、当時としては画期的な車両として受け入れられた。
後の「北斗星」「トワイライトエクスプレス」等寝台列車の個室化の先鞭を切った車両といえる。
JR東日本に承継されたが、1994年の「あさかぜ」1・4号廃止に伴い全車運用を離脱、その後長らく休車状態が続いていたが、他列車に転用されることなく、2000年までに全車が廃車されている。
オロネ25形700番台(701~703)
上述のオロネ25形0番台のグレードアップ改造車。個室にAV装置が取り付けられ、オシ24形700番台との引き通し線が追加されたことから改番されているが、外観が銀帯2本から金帯3本に変更された他、定員およびともほとんど変化はない。
1994年「あさかぜ」1・4号廃止に伴い、同年583系電車から客車化された「はくつる」に転用されたが、その「はくつる」も2002年に廃止されたため、翌年の2003年までに全車廃車された。
旧番号:オロネ25 8・11・12→オロネ25 701~703
オシ24形700番台(701~705)
1987年、「あさかぜ」1・4号のグレードアップ改造により登場した食堂車。
701~703が夜空をイメージした青系統の内装、車端部にはラウンジ風のソファーを設けていた。
704・705は、欧風客車(「オリエント急行」のプルマン車をイメージしたといわれている)をイメージした内装の車両。この704・705のデザインコンセプトが後述の「北斗星」や「トワイライトエクスプレス」用の食堂車に活かされている(両車は北海道直通寝台列車のプロトタイプとして製作された)。
「あさかぜ」1・4号、「出雲」1・4号(→「出雲」)にて使用され、その後食堂車営業廃止後も、一時は車内販売の基地として、またロビーカーの代用として使用されていたが、2006年の「出雲」廃止に伴い、保留車となっている。
オロネ25形500番台(501~506)
青函トンネル開業を控え、北海道直通寝台列車(後の「北斗星」)の計画に伴い、国鉄末期の1987年、オハネ25形の改造により登場した、2人用A個室寝台車(ツインDX)。個室には2段式寝台の他ソファー、テーブル、モニターを備えるが、洗面所はない。
登場当初は暫定的に「ゆうづる」に組み込まれ(その中にはJR化後のJR北海道所属車も含まれていた)、その後「北斗星」の運転開始に伴い、予定通り同列車に使用されている。
JR北海道札幌運転所(501~503)、JR東日本尾久車両センター(504~506)にそれぞれ3両ずつ在籍する。
旧番号:オハネ25 237・14・19・233・236・235→オロネ25 501~506
スシ24形500番台
青函トンネル開通に伴う「北斗星」運行開始に伴い、1987年から登場した食堂車。本来の24系食堂車であるオシ24形の所要数が不足していたため、電車特急列車の食堂車全廃に伴い余剰になっていた485系・489系電車の食堂車であるサシ481形およびサシ489形を改造して充当した。
特急形電車からの改造のため、車体断面の違いや冷房装置や台車も種車のものを再用していることなど、他の24系客車とは外観が大きく異なっており、編成内で目立つ存在になっている。
内装は前述のオシ24 704・705と同じ欧風客車風であるが、テーブル配置が左右に2人掛けと4人掛けのゆったりした配置になっている。なお、501~503は、落成当初はオシ24 701~703と同様な左右とも4人掛けテーブルとソファーを設けていたが、「北斗星」運行開始前に変更されている。「グランシャリオ」の愛称がある。
旧番号:サシ481 67・75・76・64・68、サシ489 83・7、サシ481 50→スシ24 501~508
カニ24形500番台(501~511)
上野~札幌間直通列車「北斗星」に使用するため、カニ24形0・100番台に耐寒・耐雪改造を施した車両。1987年~1990年に11両が改造された。改造内容としては、各種機器類の保温強化や、機関吸気装置への雪切り装置の設置などである。
車体には銀色の2本帯から金色の3本帯に変更された(カニ24 510は銀帯のまま落成した)。尾久、青森、札幌に配置され、「北斗星」・「エルム」・「あけぼの」・「日本海」で使用されている。2006年3月18日限りで廃された「出雲」も使用列車の1つであった。このため余剰車は青森へ転属する可能性がある。
旧番号:カニ24 1・2・5・8・19・20・21・22・25・113・115→カニ24 501~511
オハネ25形、オハネフ25形の道内向け改造
上述の改造車と同じ理由で、通常のB寝台車に対しても、乗降用扉の引戸化や暖房装置の強化等、14系寝台車の道内向け改造車(500番台)に準じた酷寒地向け改造が行われている。またこの改造に並行して、「あさかぜ」のグレードアップ車と同じく、外装の銀帯2本→金帯3本化や、車内設備の更新も行われているが、車両番号については変更されていない。
上述のオロネ25形500番台と同じく、JR化後にJR北海道に承継された車両もあるが、青函トンネル開通までの間は「ゆうづる」に組み込まれて使用されていた。

[編集] JR北海道

オハネフ24形500番台(501・502)
1989年、急行「宗谷」「天北」の気動車化で余剰となったオハネ14形500番台を「北斗星」の増発用として改造したもの。車体はオハネ14形のものをそのまま流用し、デッキと客室の間に車掌室を設け、車掌室側妻面には左側のみ窓が付く。貫通扉は開戸に変更され、列車名表示器が設置されている。種車は3段寝台であったが、改造時に2段寝台となった。客用扉は種車の引戸のままである。通常は編成の中間へ連結され、最後尾に連結される機会は少ない。
旧番号:オハネ14 507・508→オハネフ24 501・502
オハネ24形500番台(501~504)
オハネフ24形500番台と同様、1989年に余剰となったオハネ14形500番台を「北斗星」の増発用として改造した車両である。寝台は3段式から2段式に改造された。扉は種車の引戸のままである。
旧番号:オハネ14 505・509・511・516→オハネ24 501~504
オハネ25形550番台(551・552)
「北斗星」用の1人用B個室寝台車(ソロ)。「北斗星」1・2号の個室化促進に伴い、1991年に14系座席車のオハ14形の改造により登場。
なお、オハ14形からの改造車は鋼体を新規に製作している(以下同じ)。
旧番号:オハ14 502・538→オハネ25 551・552
オハネ25形560番台(JR北海道 561~566)
「北斗星」用の2人用B個室寝台車(デュエット)。上記の550番台と同じく、1991年にオハ14形の改造により登場。その後1997年にオハネ25形より追加改造されている。
種車による差異は、床下の機器配置に以外はほとんどみられない。
オロネ25形550番台(551)
1989年、「北斗星」3・4号の定期列車化に伴い、オハネ14形500番台の改造によって登場した、2人用A個室寝台車(ツインDX)。上記の500番台車とは異なり、スハネ25形700番台と同じく、2階建て構造になっており、双方の利用者が梯子を使わずにベッドに入れるよう配慮されている。洗面所も備える。
500番台車と定員が同じであることから共通に運用されている。
旧番号:オハネ14 514→オロネ25 511
オロハネ25形550番台(551~554)
「北斗星」用の1人用A個室寝台(ロイヤル)、2人用B個室寝台(デュエット)合造車。1988年「北斗星」運転開始に伴い、オハネ25形の改造により登場。1989年、オハネ14形500番台の改造により1両増備されている。
車両中央部にロイヤル2室、両端にデュエット7室を備える。
旧番号:オハネ25 1・2・9、オハネ14 513→オロハネ25 551~554
オロハネ25形550番台(555~558)
「北斗星」用の1人用A個室寝台(ロイヤル)、1人用B個室寝台(ソロ)合造車。1989年「北斗星3・4号」の定期列車化に伴い、オハネ14形500番台の改造により登場。
車両中央部にロイヤル2室、両端にソロ10室を備える。
旧番号:オハネ14 512・503・506・510→オロハネ25 555~558
オハ25形550番台(JR北海道 551)
「北斗星」用のロビーカー。1989年、「北斗星」3・4号の定期列車化に伴い、オハネ14形500番台より改造。
「北斗星」1往復が再び季節列車化されたため定期運用を失い、現在は主に臨時列車などに使用されている。
旧番号:オハネ14 517→オハ25 551
マニ24形500番台(501)
マニ24形500番台(501)
マニ24形500番台(501・502)
上記「北斗星」や「エルム」の運用から電源車不足を想定して、JR東日本とJR北海道が50系荷物車マニ50形を種車として改造し登場した電源車である。台車は50系時代と同じTR230系を履いているが、CL自動ブレーキのみだったブレーキ装置を24系のものに合わせている。50系を種車としているため車体の裾絞りがないが、編成としての違和感をやわらげるためと、カニ24形と同じく電源エンジンの搬出口を設けるため屋根を改造し、屋根高さを他車と合わせている。後位妻面は非貫通式である。また、北海道を走行するため耐寒・耐雪改造も行っており、500番台の番号とされた。荷物室の荷重は1tである。
501がJR東日本、502がJR北海道にそれぞれ在籍していたが、501は2006年6月をもって廃車解体された。
旧番号:マニ50 2048・2070→マニ24 501・502(502は種車が国鉄清算事業団所有で車籍がなかったため新製扱い)

[編集] JR東日本

[編集] 「北斗星」用改造車

オロネ24形500番台(501)
北斗星」用2人用A個室寝台車(ツインDX)。1989年にオハネ24形の改造により登場。外観・内装は後述のオロネ25 500番台に準ずる。
旧番号:オハネ24 24→オロネ24 501
オロハネ24形500番台(501)
「北斗星」用1人用A個室寝台(ロイヤル)、1人用B個室寝台(ソロ)合造車。1989年「北斗星」3・4号の定期列車化に伴い、オハ14形の改造により登場。
後述するオロハネ25形500番台とは異なり、ロイヤル2室は車両中央部に配置しその両端にソロ10室を備える。
旧番号:オハ14 186→オロハネ24 501
オロハネ24形550番台(551~554)
「北斗星」用の1人用A個室寝台(ロイヤル)、2人用B個室寝台(デュエット)合造車。1989年「北斗星」3・4号の定期列車化に伴い、オハネ24形の改造により登場。
車両中央部にロイヤル2室、両端にデュエット7室を備える。
旧番号:オハネ24 28・8・11・12→オロハネ24 551~554
オロハネ25形500番台(501~503)
「北斗星」用の1人用A個室寝台(ロイヤル)、1人用B個室寝台(ソロ)合造車。1988年「北斗星」運転開始に伴い、オハネ25形の改造により登場。
ロイヤル2室は車端部に配置、その他ソロ12室を備える。
旧番号:オハネ25 22・27・30→オロハネ25 501~503
オハ25形500番台(501~504)
「北斗星」用のロビーカー。1988年の「北斗星」運転開始に伴い、翌年にかけてオハネ25形より改造。ロビーの他、自動販売機とシャワー室を備える。
旧番号:オハネ25 7・16・25・37→オハ25 501~504
マニ24形500番台
JR北海道の項を参照。

[編集] 「あけぼの」用改造車

オハネ24形550番台(551~555)
1991年、「あけぼの」に使用するために改造製作された1人用B個室寝台車両(ソロ)。寝台は線路と並行に配置されている。
旧番号:オハネ24 8・40・53・17・42→オハネ24 551~555
スロネ24 550番台(551~553)
1991年「あけぼの」の個室寝台化に伴いオロネ24形、オハネ24形の改造により登場した、1人用A個室寝台車(シングルDX)。
個室11室を配置している。家族向けでの利用を考慮し、個室上部にエキストラベッドを設けて2名使用を可能とし、さらにトイレ側1室を除いてベッドと反対側の仕切が開閉できるようになっており、4名グループでの利用も可能である。
旧番号:オロネ24 1・101、オハネ24 31→スロネ24 551~553

[編集] JR西日本

オハネ25形250番台(251・252)
1990年にオハネ15形をオハネ25形に編入した車両。 オハネ15形自体オハネ25形100番台車を基本に製作された車両なので、改造内容も引き通し回路の変更など小規模なものにとどまり、外観は上述の100番台車とほとんど変わらない。
旧番号:オハネ15 15・20→オハネ25 251・252

[編集] 「トワイライトエクスプレス」改造車

オハネフ25形500番台(501~503)
トワイライトエクスプレス」用にオハネフ25形0番台車の車内を寝台と通路の間に仕切り扉を設ける簡易コンパートメント(Bコンパート)改造された車両。
旧番号:オハネフ25 34・41・45→オハネフ25 501~503
オハネ25形510番台(511~513)
「トワイライトエクスプレス」用の2人用B個室寝台車(ツイン)。1989年と1990年にオハネ25形0番台の改造により登場。個室の他ミニサロンを備える。出入台側の2室は可動式の仕切りを備えており、4人での利用も可能。
旧番号:オハネ25 40・51・67→オハネ25 511~513
オハネ25形520番台(521~526)
「トワイライトエクスプレス」用の1人用B個室寝台(シングルツイン)、2人用B個室寝台(ツイン)を備える寝台車。1989年と1991年にオハネ25形0番台の改造により登場。1人用個室はエキストラベットを装備し、2人での利用も可能。
旧番号:オハネ25 39・50・43・55・59・47→オハネ25 521~526
オハネ25形560番台(JR西日本 561~563)
「トワイライトエクスプレス」用の簡易コンパートメント(Bコンパート)車両。1989年と1991年にオハネ25形0番台より改造。
旧番号:オハネ25 69・86・80→オハネ25 561~563
スロネ25形500番台(501~503)
「トワイライトエクスプレス」用の2人用A個室寝台(スイート)、1人用A個室寝台(ロイヤル)合造車。1990年と1991年、「スイート」、「ロイヤル」の好評を受け、オハネ25形から改造により誕生。後述のスロネフ25形と同じく、スイート1室、ロイヤル4室備える。
スイートはスロネフ25形と異なり、乗り心地が良いとされる車両中央部に配置し、展望室がない代わりに、応接室には後述するロビーカーに設置したものと同じ天地寸法が拡大された窓を備える。
旧番号:オハネ25 52・53・62→スロネ25 501~503
スロネフ25形500番台(501~503)
「トワイライトエクスプレス」用の2人用A個室寝台(スイート)、1人用A個室寝台(ロイヤル)合造車。1989年と1991年にオハネ25形、オハネフ25形より改造。
スイート1室、ロイヤル4室、車掌室を備える。
スイートは列車最後部に配置し、ソファーベッド(寝台兼用)、テーブルなどを備え、列車後方展望を満喫できる展望応接室の他、ダブルベッドを備えた独立した寝室、シャワー室、トイレなどを備えた豪華なつくりになっている。
旧番号:オハネ25 87・89、オハネフ25 44→スロネフ25 501~503
スシ24形0番台
スシ24 2
スシ24 2
「トワイライトエクスプレス」用の食堂車。1988年に前述の500番台と同じく、サシ481形、サシ489形より改造。 サシ489形改造の1・2は種車の製造時期の関係で屋上クーラーが俗に言う旧タイプの「きのこ型クーラー」のAU12形を備えているのが特徴(3は500番台車と同じく「箱型クーラー」のAU13E形を備える)。愛称は、「ダイナープレヤデス」
旧番号:サシ489 3・4、サシ481 52→スシ24 1~3
オハ25形550番台(JR西日本 551~553)
「トワイライトエクスプレス」用のラウンジカー(サロン・デュ・ノール)。1989年「トワイライトエクスプレス」運転開始に伴い、オロネ14形、オハネ14形より改造。
車両中央部には天地方向に拡大された眺望窓を日本海側に5組備える。
旧番号:オハネ15 38・39、オロネ14 8→オハ25 551~553

[編集] 「あさかぜ」3・2号、「瀬戸」用改造車

オハネフ25形300番台(301~303)
1990年3月のダイヤ改正における「あさかぜ」3・2号(→「あさかぜ」・通称「下関あさかぜ」)、「瀬戸」の編成変更の際、カニ24形の連結を中止しスハ25形による架線集電に切り替えたため、編成中に新たに荷物輸送スペースを設ける必要が生じたことから改造された。乗務員室側に荷重3tの業務用室(荷物室にあらず。本形式が「オハネニ25形」とならなかった理由でもある)を新設し、デッキと客用扉を業務用室と客室の間に移設した。業務用室の新設で乗客が乗務員室に行くことができなくなったため、インターホンが設置された。
旧番号:オハネフ25 134・135・141→オハネフ25 301~303
オロネ25形300番台(301~305)
それまでB寝台のみの編成であった「あさかぜ」3・2号、「瀬戸」に1人用A個室寝台車(シングルDX)を組み込むことになり、1990年、オハネ25形100番台の改造により登場。
0番台より個室スペースの拡大を図り10室を配置、また車端部にはA寝台利用者専用のシャワー室を備えている。
1998年、「瀬戸」の電車化により301と305は「日本海1・4号」へ転用されているが、それ以外は2005年の「あさかぜ」廃止にともない運用から外れて保留車となっている。
旧番号:オハネ25 153~155・157・172→オロネ25 301~305
オハ25形300番台(301~303)
「あさかぜ」3・2号、「瀬戸」のグレードアップのため、後述のスハ25形と同じく1989年に12系のオハ12形の改造により登場したロビーカー。
ロビー、シャワー室、サービスカウンターを備えるが、スハ25形とは異なりパンタグラフ静止形インバータ(SIV)などの電源設備は搭載されておらず、スハ25形でSIVが設置されているスペースは、サロン室になっている。
1991年に1両(303)が電源関連設備を追加されスハ25形に再改造された他は、「瀬戸」の電車化に伴い余剰車となり全車廃車になった。
旧番号:オハ12 18・31・41→オハ25 301~303
スハ25形300番台(301~303)
「あさかぜ」3・2号、「瀬戸」のグレードアップのため、前述のオハ25形と同じく1989年に12系のオハ12形の改造により登場したロビーカー。
「トワイライトエクスプレス」用の電源車を捻出するため、また同列車は全区間直流区間を走行することから、パンタグラフ、SIVの電源設備が設けられ、客車としては1967年に登場した車両性能試験車、マヤ10形以来、特急用車両としては、20系客車の電源車カニ22形以来のパンタグラフを持つ客車となった。
電源設備の他、ロビー室、シャワー室を備える。
1991年にオハ25形300番台の1両に電源関連設備を追加してスハ25形へ編入している。
旧番号:オハ12 350・351、オハ25 303→スハ25 301~303

[編集] 「きのくにシーサイド」用改造車

オハ25形0番台(57)
ジョイフルトレイン「きのくにシーサイド」用に1999年、オハネ25 57を改造した車両。
フリースペースの展望車で側面・天井とも開口面積が大きく、側窓は季節によって開口した窓枠に交換することができる。室内は紀勢本線(きのくに線)基準で山側が一段高くなっており、テーブルと腰掛がある。
旧番号:オハネ25 57→オハ25 57

[編集] JR九州

[編集] 「はやぶさ」・「富士」用改造車

オハネ25形1000番台(1001~1005)
1989年、「はやぶさ」・「富士」に使用するために改造製作された1人用B個室寝台車両(ソロ)。寝台は線路と直角に配置されている。1999年、「はやぶさ」が「さくら」と併結運転となる際、ソロを「さくら」に連結することになったため14系に編入改造され、オハネ15 2001~2005となり区分消滅した。
旧番号:オハネ25 101・105・107・110・245→オハネ25 1001~1005。

[編集] 「なは」用改造車

オハネフ25形2100・2200番台(2103・2108・2209)
1991年、「なは」に2人用B個室寝台(デュエット)が連結開始されるのにあわせて改造された車両。番号は種車の番号に2000を加えただけである。
旧番号:オハネフ25 103・108・209→オハネフ25 2103・2108・2209
スハネ25形2100番台(2124・2126・2131)
1992年、「なは」に1人用B個室寝台(ソロ)が連結開始されるのにあわせて改造された車両。寝台は線路と平行に配置されている。重量増により重量ランクが1つ上がったが、番号は種車の番号に2000を加えただけである。
旧番号:オハネ25 124・126・131→スハネ25 2124・2126・2131
オハ24形300番台(301~303)
1990年、夜行高速バスとの対抗のため、「なは」に座席車を組み込むことになり、485系電車のサロ481形より改造された。
車内は、「レガートシート」と称する3列独立大型リクライニングシートを配置、車端部にミニロビーが新設された。
前述のスシ24形と同じく、特急形電車からの改造車であるため、車体断面、台車などが他の24系客車とは大きく異なる。
2005年に「なは」が「あかつき」と併結運転となったことから、編成から外され、その後全車廃車となった。
旧番号:サロ481 52・101・102→オハ24 301~303

[編集] 車両形式について

「24系」の形式名の由来としては、集中電源方式の「20系客車」と、基本構造の原型とされた「14系(寝台)客車」を合わせたという説、20系客車のグループでは23まで番号を使用していたためその続きの空き番号である「24」を充てたという説などがあるが、正確なことは不明である。そのため、「その両者でちょうどいい塩梅に付けた」とするのが通説となっている。

[編集] 参考文献

  • イカロスMOOK『国鉄型車両の系譜シリーズ01 形式24系』(イカロス出版、2006年) ISBN 4871497755
  • 岡田誠一「14系・24系寝台客車カタログ」
  • 交友社『鉄道ファン』2005年10月号 No.534 p16~p41

[編集] 外部リンク

日本国有鉄道鉄道院・鉄道省)・JR客車
木造ボギー客車
9500系・12000系・22000系・28400系
鋼製一般形客車
オハ31系スハ32系・オハ35系・70系マロネ40形60系スハ43系10系50系
新系列客車
20系12系14系24系E26系
その他
マニ30形ナハ29000形ハテ8000形オハフ17形
事業用車試験車
オヤ31形マヤ34形マヤ50形
車種別
皇室用一等寝台車・二等寝台車三等寝台車一等車特別二等車二等車三等車展望車病客車
A寝台車B寝台車グリーン車普通車食堂車郵便車荷物車

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