1977年のオールスターゲーム (日本プロ野球)
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[編集] 試合概要
1977年のプロ野球オールスターゲームは前年、連続日本一を達成した阪急ブレーブスの上田利治監督が全パ(オールパシフィックリーグ)を率い、セ・リーグ優勝を飾った読売ジャイアンツの長嶋茂雄監督が全セ(オールセントラルリーグ)の監督として初登場。
全試合、両軍ともに1ケタ安打の静かな展開となった。その中で第1戦は唯一の3安打を放った全セ・若松勉(ヤクルト)、第2戦は先制打の全パ・野村克也(南海ホークス)、第3戦は本塁打を打った全セ王貞治(巨人)がそれぞれMVPを獲得した。
[編集] 試合結果
[編集] 第1戦
7月23日 平和台球場 開始18:36(試合時間:2時間41分) 観衆数/27,271人
全セ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 |
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全パ | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
(セ) 江本(神)、鈴木康(ヤ)、○梶間(ヤ)、S鈴木孝(中)-吉田孝(巨)、福嶋(広)、木俣(中)
(パ) 太田(近)、高橋一(日)、金城(南)、永射(ク)、●稲葉(急)、山口(急)、藤田(南)-野村(南)、若菜(ク)
MVP 若松勉(ヤ)
[審判] セ福井(球) パ久保山、セ岡田和、パ吉田(塁) セ松橋、パ中村浩(外)
[編集] 第2戦
7月24日 西宮球場 開始18:51(試合時間:2時間8分) 観衆数/28,085人
全セ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
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全パ | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | X | 4 |
(セ) ●古沢(神)、杉山(洋)、小林(巨)-吉田孝、福嶋、木俣
(パ) ○山田(急)、鈴木啓(近)、S東尾(ク) -野村、加藤俊(日)
MVP 野村克也(南)
[審判] パ藤本(球) セ松橋、パ吉田、セ丸山(塁) パ中村浩、セ福井(外)
[編集] 第3戦
7月26日 明治神宮野球場 開始18:32(試合時間:2時間27分) 観衆数/34,363人
全パ | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全セ | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | X | 4 |
(パ) 鈴木啓、高橋一、●藤田、永射、山口、村田(ロ)-野村、加藤俊、若菜
(セ) 安田(ヤ)、高橋里(広)、○梶間、鈴木康、S鈴木孝-吉田孝、福嶋、木俣
MVP 王貞治(巨)
[審判] セ丸山(球) パ中村浩、セ岡田和、パ久保山(塁) セ福井、パ藤本(外)
[編集] テレビ・ラジオ中継
[編集] テレビ中継
- 第1戦:7月23日
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- この日は土曜日だったため、人気レギュラー番組である「8時だョ!全員集合」が休止となったが、同番組の休止は半年間の休止期間中(ハナ肇とクレージーキャッツの「8時だョ!出発進行」を放送)を除けば1969年10月4日の放送開始以来初めてのことだった。これは当時TBS系列が通常ナイター中継を土曜に組まなかった上、土曜が大晦日(「輝く日本レコード大賞」を放送)と重複した事がなかったためである(なおこの77年に初めて大晦日と土曜が被り「全員集合」は再度休止となったが、翌日元旦に振り替え90分特番「お正月だョ!全員集合」として放送された)。ちなみに「全員集合」は翌年の第1戦(広島、RCC製作)及び翌々年の第1戦(大阪球場、毎日放送製作)の開催日も休止となっている。
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- 第2戦:7月24日
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- よみうりテレビ≪日本テレビ系列≫ 実況:佐藤忠功 解説:村山実、森昌彦 ゲスト解説:足立光宏(阪急) ゲスト:清水健太郎
- 朝日放送≪テレビ朝日系列≫ 実況:植草貞夫 解説:小山正明 ゲスト解説:江夏豊(南海)
- 第3戦:7月26日
[編集] ラジオ中継
- 第1戦:7月23日
- 第2戦:7月24日
- 第3戦:7月26日
[編集] エピソード
- 各試合でMVPを取った3人ともリーグ優勝監督として、全セ・全パを率いている。このうち野村克也・王貞治は両リーグで優勝しているのでセ・パともに率いている。なお野村のMVP獲得時年齢・42歳7ヶ月は球宴最年長記録である。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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