中野坂上駅
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中野坂上駅(なかのさかうええき)は、東京都中野区中央2丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)と東京都交通局(都営地下鉄)の駅である。駅番号はM-06、E-30。
丸ノ内線の本線と方南町支線、大江戸線の接続駅であり乗降客(乗換客も含む)は多い。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
[編集] 東京地下鉄
青梅街道の直下に位置する、島式ホーム2面3線の地下駅である。
- のりば
1 | ○丸ノ内線 | 荻窪方面 |
2 | ○丸ノ内支線 | 方南町方面 |
3 | ○丸ノ内線 | 新宿・銀座・池袋方面 |
丸ノ内線は当駅から荻窪駅に向かう「本線」と方南町駅に向かう「支線」とに分かれる。当駅は支線の起点および発着駅であるが、朝夕・深夜には中野富士見町駅まで直通する本線系統の電車がある。本線系統の電車は6両編成であるが、中野富士見町まではホームが6両編成に対応しているため本線系統の電車は中野富士見町まで運行が可能である。しかし、中野富士見町から先の方南町駅はホームが短いため、本線系統の電車は直通できず、当駅発着の3両編成のワンマン電車が運行される。
方南町方面の列車は中央の2番線を使用する。すべてのホームにホームドアが設置されている。2番線ホームの電車は1番線ホーム・3番線ホームの両側から乗り降りできる。2番線に到着した電車は両側のドアが開く。
丸ノ内線は第三軌条方式であるが、当駅では中央の2番線(方南町支線発着ホーム)の両側に柵がなく、線路に転落した場合、感電する危険性があった。このため、レール及び防護カバーが警戒の意味で赤色に塗られている。(転落した場合、その直下に第三軌条があるため。通常は反対側にあり、触れる可能性は相対的に低いが、前述のとおり2番線ホームは両側から乗り降りができるため、感電の危険性があった。ちなみに、近鉄けいはんな線の新石切駅の中央のホームでは第三軌条の側に柵が設置されている)2004年に2番線ホームに設置されたホームドアは、方南町支線のワンマン運転化のためであり、転落・感電防止が主目的ではない。2006年に1・3番線に設置されたホームドアも将来の本線でのワンマン運転を予定しているためである。いずれにしろ、電車到着時以外はホームドアがしまっているため、安全が確保されるようになった。
[編集] 都営地下鉄
山手通りの直下に位置する、島式1面2線の地下駅である。
- のりば
1 | ○都営大江戸線 | 都庁前・六本木・大門方面 (飯田橋・両国方面は都庁前で乗り換え) |
2 | ○都営大江戸線 | 練馬・光が丘方面 |
[編集] 歴史
- 1961年(昭和36年)2月8日 - 営団地下鉄荻窪線の駅として開業。
- 1972年(昭和47年)4月1日 - 営団地下鉄荻窪線を丸ノ内線に改称。
- 1997年(平成9年)12月19日 - 都営地下鉄12号線の駅が開業し、乗換駅となる。
- 2000年(平成12年)4月20日 - 都営地下鉄12号線を大江戸線に改称。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 営団地下鉄が民営化され、丸の内線は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される。
- 2004年(平成16年)5月8日 - 2番線にホームドア設置。
- 2004年(平成16年)X月X日 - 2番線のホームドア使用開始。
- 2004年(平成16年)7月31日 - 方南町支線ワンマン運転開始。
[編集] 駅周辺
- ハーモニースクエア
- 中野坂上サンブライトビル
- 中野坂上セントラルビル
- 住友中野坂上ビル
- 宝仙寺
- 東京工芸大学芸術学部
- 青梅街道(東京都道4号東京所沢線・東京都道5号新宿青梅線)
- 山手通り(東京都道317号環状六号線)
[編集] 路線バス
- 中野坂上
- 都営バス、京王バス東、西武バス
- <王78> 王子駅前(東高円寺駅・高円寺駅入口・野方駅南口・大和町経由) (都営)
- <宿91> 新代田駅(東高円寺駅・方南八幡通り・代田橋経由) (都営)
- <宿91> 駒沢陸橋(東高円寺駅・方南八幡通り・代田橋・新代田駅・上馬経由) (都営)
- <宿91> 杉並車庫(東高円寺駅経由) (都営)
- <王78,宿91> 新宿駅西口 (都営)
- <渋64> 中野駅(堀越学園経由) (京王)
- <渋64> 渋谷駅(東京オペラシティ・代々木八幡経由) (京王)
- <渋64> 中野車庫 (京王) ※平日土曜1本のみ
- <宿20> 西武百貨店(池袋駅東口)(東中野駅・中井駅・目白駅経由) (西武)
- <宿20> 新宿駅西口 (西武)
- 都営バス、京王バス東、西武バス