代々木駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
代々木駅(よよぎえき)は、東京都渋谷区代々木1丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)と東京都交通局(都営地下鉄)の駅である。東京都交通局の駅番号はE-26である。

目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 都営地下鉄
[編集] 駅構造
[編集] JR東日本
- 2面2線の相対式ホームが1面2線の島式ホームをはさむ形の合計3面4線の高架駅。2番線と3番線で島式ホームを共用していて、四ツ谷方面から渋谷方面への乗り換えは同一ホームで可能。四ツ谷方面から池袋方面への乗り換えは新宿駅で行なうのが通常である。
- 出口は3箇所。但し、東口は非常に狭い。西口と北口はすぐ大江戸線の乗り換え口がある。
- 代々木アニメーション学院の最寄り駅のため、駅構内には同校のアニメ調の広告が非常に多い。
- のりば
1 | ■山手線(外回り) | 新宿・池袋・上野方面 |
2 | ■山手線(内回り) | 原宿・渋谷・品川方面 |
3 | ■中央・総武線 (各駅停車) |
新宿・中野・吉祥寺・三鷹・ 高尾(早朝・深夜のみ)方面 |
4 | ■中央・総武線 (各駅停車) |
御茶ノ水・錦糸町・津田沼・千葉・ 東京(早朝・深夜のみ)方面 |
[編集] 都営地下鉄
- 1面2線の島式ホームを持つ地下駅である。
- のりば
1 | ○大江戸線 | 六本木・大門方面 |
2 | ○大江戸線 | 都庁前・光が丘方面 |
[編集] 利用状況
- JR東日本
- 2005年(平成17年)度の1日あたりの平均乗車人員は68,471人。
- 東京都交通局
- 2004年(平成16年)度の1日あたりの平均乗車人員は28,861人。
[編集] 駅名の由来
代々木駅が所在する場所は、旧代々木村ではなく、旧千駄ヶ谷村であり、本来の代々木地域とは言えない。実際に、現在でも代々木というと、代々木駅周辺のことではなく、渋谷区の上原や富ヶ谷といった地域を指すことが多い(代々木上原駅や代々木郵便局などが所在)。ではなぜ、代々木地域ではないのに代々木駅という駅名が付けられたかというと、この駅が旧代々木村に最も近い駅で、当時は小田急線・京王線が開通しておらず、代々木村にそれまで一つも駅がなかったためである。
[編集] 駅周辺
小田急小田原線南新宿駅まで西へ数百メートル。新宿駅まで北へ数百メートルで、タカシマヤタイムズスクエアの内、紀伊國屋書店新宿南店は「新宿」を名乗るものの、距離は当駅が近い。
[編集] 北口・A3出口方面
渋谷区代々木一丁目(北寄り)・二丁目方面
- 東京スクールオブビジネス
- 日本共産党東京都委員会事務所
- 小田急ホテルセンチュリーサザンタワー
- 新宿サザンテラス
- 代々木アニメーション学院東京本部校
- JR東京総合病院
- 酪農会館ビル
- 山野美容専門学校
[編集] 西口・A1・A2出口方面
渋谷区代々木一丁目、千駄ヶ谷四丁目方面
- 東豊書店 - 中国語書籍
- 代々木ゼミナール本校
- 東朋ゼミナール
- ミューズモード音学院
- 第一経理専門学校
- 代々木駅前通郵便局
- 日本共産党本部(中央委員会)
- 軟式野球会館
- 新日本出版社本社
- 美和書店 - 社会科学書、新日本出版社、日本共産党の書籍類
- 渋谷区千駄ヶ谷出張所
- 原宿警察署
- 財団法人修養団(SYD)
- SYDホール
- フジタ本社
- グラクソスミスクライン日本支社
- 大京本社
- 補助57号線
- 代々木山谷通り
- 神社本庁
- 日本ムスリム協会(イスラム教)
- 明治神宮
- 東海大学付属東京病院
- 新宿御苑
- 鉄緑会
[編集] 東口方面
渋谷区千駄ヶ谷五丁目方面
※都営地下鉄からは一旦A2出口を出てJR線をくぐる道路経由で東側へ行ける。
- NTTドコモ代々木ビル
- JA全農新宿ビル
- 服部栄養専門学校
- 新宿パークホテル
- タカシマヤタイムズスクエア
- 東京都立新宿高等学校
- 丸正
- ハナ信用組合
- 西武信用金庫
- ミューズ音楽院
- しんぶん赤旗編集局
- 東京勤労者医療会代々木歯科
- 東京俳優生活協同組合
- 日本デザイン専門学校
[編集] 歴史
- 1906年(明治39年)9月23日 - 甲武鉄道の駅として開業。当時は後に中央本線となる路線のみに駅があった。
- 1906年(明治39年)10月1日 - 国有化により国鉄の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 中央東線(後の中央本線)所属駅となる。
- 1909年(明治42年)12月16日 - 山手線列車の停車開始。当時は現在の山手貨物線付近にホームが存在した。
- 1924年(大正13年)- 山手線の当駅付近複々線化完了により、ホームを現在地に移転。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本の駅(中央本線所属)となる。
- 2000年(平成12年)4月20日 - 都営地下鉄大江戸線 新宿~国立競技場間開通と同時に、同局の駅が開業。
- 2002年(平成14年)- JR構内で火災発生。
[編集] らくがきボード
1980年代から1990年頃まで、山手線内回りホーム先頭付近に、落書き対策として、落書きボードが存在していた。初期は駅近辺の予備校生などによる、合格祈願や励ましなどのコミュニケーションが行われるが、いつの頃からか、アニメやマンガのキャラクターなどの落書きが多く見られるようになる。水道橋駅にも、同様のものが存在していた。
[編集] その他
- 当駅の電報略号は『ヨヨ』である。
[編集] 隣の駅
- 都営地下鉄
- ○大江戸線
- 国立競技場駅(E-25) - 代々木駅(E-26) - 新宿駅(E-27)