南荒尾信号場
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南荒尾信号場(みなみあらおしんごうじょう)は、岐阜県大垣市熊野町にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の信号場である。
北緯35度22分10秒東経136度35分20秒(日本測地系)
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[編集] 構造
本信号場から垂井駅方向に、上り本線・下り本線・垂井線(通称)・美濃赤坂線(通称)を分岐している。
構内配線図の通り、垂井駅・関ヶ原駅方面は立体交差であるが、美濃赤坂方面に向かう列車は、渡り線通過のため上り線を支障する。
[編集] 路線解説
- 下り本線は、本信号場から関ヶ原駅までの間に存在する最大25パーミル(25/1000)の上り勾配を回避するため、1944年に開業した迂回線(新垂井駅(廃止)経由・最大勾配10パーミル)に切り換えられ、旧下り線の線路は撤去された。
- 垂井線は1944年に撤去された旧下り線を、1946年に上下双方向に運転可能な単線扱いの別線として復活させたものである。
- この区間の下り列車は、普通列車は垂井駅に停車する必要があるため垂井線経由で運転され、垂井駅に停車する必要のない特急列車や勾配緩和が必要な貨物列車は下り本線(迂回線)経由で運転される。
- 美濃赤坂線は旅客輸送の他、美濃赤坂駅から西濃鉄道を介して石灰石輸送を行っている。
[編集] 周辺
荒尾駅に隣接している。周辺には耕作地および住宅が広がる。