函南駅
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函南駅(かんなみえき)は、静岡県田方郡函南町桑原にある東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅である。
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[編集] 駅構造
島式ホーム1面2線と若干数の側線をもつ地上駅。直営駅でみどりの窓口、自動券売機、自動改札機(簡易型)設置駅。 木造平屋建ての駅舎は開業当時からのものだが、きれいにリニューアルされている。駅舎内には待合スペース、キヨスクがある。また、鉄道模型(Nゲージ)のミニジオラマも展示されている。
- のりば
1 | ■東海道本線 | 三島・沼津・富士・静岡・浜松方面 |
2 | ■東海道本線 | 熱海・小田原・横浜・東京方面 |
[編集] 駅業務
JR東海管内の東海道本線の最東端に位置し、旅客列車・貨物列車を問わず列車本数も多いため、ダイヤ混乱時は運転整理が必要となる。そのため運転業務を取り扱っている。1996年3月まで急行「東海」1号・4号が停車していたが、特急格上げ後は通過となり、函南駅に停車する優等列車はなくなった。現在は普通列車のみの停車だが、すべての発着列車に対して出発指示合図を送る立番業務をおこなっており、駅長(の業務を代行する者)がブザー式出発指示合図器を鳴らしている。合理化の進んだ現在では、往年の鉄道シーンを思い起こさせる貴重な光景として特筆に値する。また、列車入線時には、接近放送とともに発車ブザーを2秒ほど鳴らしている。
[編集] 駅周辺
函南町の北東のはずれに位置し、函南町の中心部には伊豆箱根鉄道駿豆線の大場駅または伊豆仁田駅が近い。駅近くには多くの月極有料駐車場があり、通勤客に利用されている。 駅前からは伊豆箱根鉄道バスが大場駅へ、沼津登山東海バスが奈古谷温泉口へ運行されている。また、NTT東日本伊豆病院への無料送迎バス、県立韮山高校のスクールバスなども発着する。 駅の東側にはすぐ丹那トンネルの坑口がある。坑口近くにはトンネル工事の犠牲者の碑もある。
[編集] 歴史
- 1934年(昭和9年)12月1日 - 国鉄の駅として開業。旅客・貨物取扱を開始。
- 1971年(昭和46年)10月1日 - 貨物取扱を廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東海旅客鉄道の駅となる。
当初、丹那トンネル開削の計画が発表された際には、駅の設置予定はなかった。しかし運転上重要な地点であるため信号場は設けられることとなり、これが地元の請願により駅として開設されることになった。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
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