静岡貨物駅
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静岡貨物駅(しずおかかもつえき)は、静岡県静岡市駿河区池田字大黒坪346にある日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅である。東海道本線草薙駅~東静岡駅間にある。
かつての東静岡駅(ひがししずおかえき)で、1993年に移転し、着発線荷役方式(E&S方式)を導入する駅となった。
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[編集] 取扱貨物
- コンテナ貨物
- 車扱貨物
- 営業設定のみで、列車の設定は無い。
- 産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の取扱許可を得ている。
[編集] 駅構造
すべての側線が上下本線の内側へ分岐しており、駅事務所などを除く設備は本線内側に存在する。着発線は下り線(東静岡方面)が1番線から4番線までの4本、上り線(草薙方面)が1番線から3番線までの3本。そのうち最も内側の下り4番線と上り3番線が着発荷役線となっている。コンテナホームは1面で、長さは450mほど。ホームの下を水路が通る。
コンテナホームは駅構内の北東にあり、その南西端には仕分線が10本ほど存在する。さらに南西には貨車の検修庫がある。また東海道新幹線の保線基地と直結している。
コンテナホームの下り線を挟んだ南側には、トラックプールや営業窓口のJR貨物静岡営業所、乗務員基地の静岡総合鉄道部、保全基地の静岡保全区が入る駅舎がある。ホームとトラックプールは列車運行に支障が無いよう地下通路で結ばれている。
[編集] 貨物列車
- コンテナ車のみで編成された高速貨物列車は、下り列車が1日15本、上り列車が1日13本(ただし当駅終着が1本、始発が1本)が停車し、荷役作業を行う。
- 専用貨物列車は、上下1本ずつが停車し、貨車の連結・解放を行う。それとは別に富士駅方面への列車が1日1往復当駅を終着・始発としている
[編集] 駅周辺
- JR東海東静岡駅
- 静岡鉄道古庄駅(最寄り駅)
- 静岡県草薙総合運動場
- 静岡県道74号山脇大谷線
- 国道1号
[編集] 歴史
- 1962年(昭和37年)10月1日 - 静岡操車場開設。
- 1967年(昭和42年)10月1日 - 駅に格上げ、静岡駅の貨物取扱業務を一部移管し東静岡駅として開業。付属設備としての静岡操車場は残る。
- 1974年(昭和49年)10月1日 - 「荷貨一元化」により小荷物取扱開始。
- 1978年(昭和53年)10月2日 - 小荷物取扱廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 静岡操車場使用停止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR貨物の駅となる。
- 1993年(平成5年)3月18日 - 静岡操車場の跡地に移転し静岡貨物駅に改称、着発線荷役方式を採用した駅となる。
- 旧東静岡駅は、現在の東静岡駅の北側に、4面5線の貨物ホームを有していた。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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