豊能町
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豊能町(とよのちょう)は、大阪府の北部に位置する、町である。
目次 |
[編集] 地理
豊能町は大阪府北端の北摂地域を構成する自治体の一つであり、京都府と兵庫県の接点に位置する。また北摂山地の中にあり、標高が高いことから隣接する能勢町とともに「大阪の軽井沢」、あるいは寒冷であることを強調して「大阪の北海道」「大阪のシベリア」などと称される。該当する地域(東南部一帯)の標高は400m~600m程度に位置しており、大阪府中心部より概して3℃程度は気温が低い。また北摂山地に含まれることから冬季はバスが運休するほどの降雪に見舞われ、温度は氷点下を下回ることもある。一方、西地区一帯では標高200~300mであり、東地区に比べて降雪量が少ない。
町域は妙見山山塊(妙見山~光明山~天台山)を隔て西地区と東地区に二分される。元は西地区は吉川村、東地区は東能勢村として独自に発展してきた。妙見山は標高660mにも上るため、西地区と東地区は未だに町内だけで移動できる道路がなく、最短ルートを通っても初谷川の渓谷沿いを登って清滝から野間峠に下りるか、吉川峠から天台山を経て川尻へ抜ける等の山道ルートのみである。川西市黒川、能勢町野間中~野間峠を経る国道477号~府道4号・605号ルートであれば、県境を越える道のりとなる。このように、能勢町と兵庫県川西市の2つの他の市町を通過しないと行き来が出来ない(止々呂美東西線開通でこれらは解消されるが、箕面市を通過しないと行き来が出来なくなる。ただこれにより大阪府域のみで通行を完結することが可能となる)。また、西地区の西端(旧吉川大字保谷周辺)は一庫ダムの一部に属する。
高低差の少ない西地区はトンネルや電車で市街に出ることができるのに対して、東地区の場合は俗にいう「山くだり 」・「峠越え」をしなければ市街には出られないため、郡内でも僻地的である。これは能勢町も同様である。
また東地区南東部の高山地域は「隠れキリシタンの里」としても有名。高山右近の生誕地でもあり、東地区の隣接地域である茨木市北辰地区にはこの隠れキリシタンの資料館がある。また、高山地域の一部は北摂霊園の敷地内となっており、また将来開通する第二名神についてはこの高山地域南部を掠る程度で通過する。
東地区は、箕面市止々呂美や茨木市見山(泉原・忍頂寺・車作など)・亀岡市別院町などと広い範囲で繋がりが深い。 西地区は郊外のベットタウンである川西市・猪名川町と繋がりが大きく、川西地区の開発・発展の恩恵も多大に受けている。また吉川地区と能勢町は国道477号を通して繋がっている。
- 川:初谷川、余野川 ほか
- 山:妙見山、高代寺山 ほか
[編集] 住宅地
- 西地区 ときわ台など
- 東地区 希望ヶ丘(詳細は北大阪ネオポリスを参照)
[編集] 文化・生活圏
- 西地区
- 吉川・ときわ台・東ときわ台・新光風台・光風台
昭和・高度成長期以降、能勢電鉄によって住宅地が開かれた。そのため、豊能町の人口の大半はこの西地区で占められており、成人式などの町の重要な行事などは主にこの西地区で行われている。文化・生活圏は能勢電鉄が走っているため主に猪名川・川西(兵庫県依存型)となる。そのため、同じ大阪府内である池田や豊中、大阪市内、能勢へ行くときは一旦兵庫県内(川西市域)を通らなければならないが(先述の止々呂美東西線の開通で解消)、東地区に比べれば、大阪都心部にでる負担は非常に少ない。また箕面森町の街開きに伴い、止々呂美吉川線が開通する。
- 東地区
- 余野・野間口・切畑・川尻・木代・高山・牧・寺田・希望ヶ丘
町役場がある余野を中心に発展してきた地域。一応は農協などの主要公共施設や役場などの町政の中心地であるが、町政の実態は先に述べた通り西地区が中心となっていることが多い。東地区の北部に位置する牧・寺田地区は亀岡市から、東地区の南部に位置する高山地区は茨木市から編入された。希望ヶ丘地区は大和団地(当時)によって作られた住宅地。中心地である余野からは東西南北への道路網が存在しており、文化・生活圏は主に池田・亀岡・茨木・千里中央と幅広い。そのため最寄駅も能勢町同様、町外の各駅になっている。また、箕面市止々呂美中学からの職場体験を受け入れたり、京都府亀岡市別院地区から公立城山高校(余野)への通学を認めるなど、周辺の山間地域との交流も盛んである。過去には、箕面市止々呂美地区から余野の豊能町立双葉保育所への通園も認められていた。
[編集] 年表
詳しくはこちらのページを参照のこと。
- 1889年 市制・町村制の公布に伴い、能勢郡東能勢村、吉川村の誕生。
- 東能勢村は旧余野・川尻・木代・切畑・野間口村を合併し、旧村名は大字となった。吉川村は旧村単独で新村となった。(町村合併標準により一町村300~500戸を標準としたことによる)
- 1896年 能勢郡と豊嶋郡が合併、豊能郡となる。
- 1923年 能勢電気軌道(現・能勢電鉄)一の鳥居駅~妙見駅(現・妙見口駅)間延伸
- 1955年 茨木市高山地区を東能勢村へ編入
- 1956年 吉川村と東能勢村が合併、新・東能勢村の誕生。当時の人口は約4000人。
- 1958年 京都府亀岡市・牧、寺田地区を新・東能勢村へ編入
- 1967年 ときわ台起工
- 1968年 能勢電気軌道(現在の能勢電鉄)ときわ台駅開業
- 1971年 光風台起工
- 1972年 電話自動化により市外局番を072700・072703→0727へ統一。
- 1973年 ときわ台竣工
- 1974年 東ときわ台起工
- 1974年 能勢電気軌道光風台駅開業
- 1977年 町制により、豊能町の誕生
- 人口8000人を超え、大阪府の「町としての要件に関する条例」の人口要件に達したことによる。
- 1981年 光風台、東ときわ台竣工
- 1982年 希望ヶ丘起工
- 1984年 新光風台起工
- 1988年 希望ヶ丘竣工
- 1990年 新光風台竣工
- 1996年 スポーツセンターシートスオープン
- 2000年 現在の日下纓子町長が就任
- 2007年 町制30周年を迎える。
- キャッチフレーズ「まるごと豊能 魅力いっぱい ~自然が好き まちが好き 人が好き~」
[編集] 合併による新・東能勢村の成立の経緯
大阪府は町村合併促進法(1953年(昭和28年)に制定)」に基づき、旧能勢郡に属する奥能勢6村(東能勢、吉川、田尻、歌垣、東郷、西能勢)を1村とする方針を定めた。当初より段階的な統合を検討しており、その第一段階として東能勢、吉川村の合併が考えられていた。1955年には両村会議長が府に対して、両村を結ぶ道路を作るか、野間峠に新トンネルの建設を陳情している。
しかし期限切れの直前となる9月11日の会合で、新村の仮庁舎をどこに設置するかで紛糾し、6村合併は頓挫。自村への設置に拘り紛糾の元となった東郷村長は引責辞職を表明し、合併から離脱した。
残る5村は、13日に協議会を開き東能勢・吉川村、西能勢・歌垣・田尻村がそれぞれ新・東能勢村、能勢村(後の能勢町)として合併することで合意、期限切れ当日の9月30日に施行された。その後も能勢町、及び箕面市と合併構想を検討していたが、いずれも進展なく終わっている。
合併による新・東能勢村の成立以前にも1895年(明治28年)には(東西連絡で県境越えとなる部分である)兵庫県川西市黒川地区についても、吉川村との合併話が持ち上がったが、見送られた。
「平成の大合併」では、飛地となる池田市との合併をも検討されたが失敗に終わった。池田市との合併協議前は、箕面市止々呂美地区と東地区の親交が深かったため、箕面市との合併も提案されていたが、この提案も取り消されている。
[編集] 行政
[編集] 町長
- 町長・日下纓子(2004年10月~、2期目) 大阪府の市町村で唯一の女性首長(他には府知事の太田房江が女性首長)である。
- ちなみに前の町長は南殿利正氏(~2000年10月)である。
- 現在、町長に対するリコール運動の準備が進行中である。詳しくはこちらを参照のこと。
[編集] 豊能町議会
[編集] 東西問題
- 歴史的経緯から役場は東地区にあるが、行政や施設・行事などは人口の多い西地区に集中・優先している。
- 2006年8月現在、豊能町総人口24,853人のうち、東地区の人口は6000人以下と総人口の25%もない状況にあり、東地区住民全員の署名を集めても町議員や町長に対してリコール(解職請求や議会の解散請求)を要求できない。そのため、東地区がもともと豊能町の中心部にあるにも関わらず実質的な「西地区優先・東地区劣勢町政」が続いており、これがダイオキシン処理場移転問題などの東地区における西地区に対する反発を強めることになっている。
- 箕面森町の開発において豊能町の東西連絡道こと止々呂美東西線が開通する。これは豊能町が開通依頼をした傾向が高い。また西地区から箕面トンネル方面への交通には止々呂美吉川線の開通が待たれる。ちなみに箕面トンネルは周辺地域の災害迂回道(豊能町東南地域を中心とした生活道路で崩落事故や積雪による通行止が発生しているため)としての機能も期待されている。
- また2007年3月をもって移動図書館「やまびこ号」の廃止が決定した。この同号は東地区の木代、希望ヶ丘、切畑大円、野間口、高山地域を月2回ほど巡回していたため、さらに東地区と西地区の間の格差が増すことになる。なおこの廃止に関する経緯等は一切公表されていない。
[編集] 町役場・支所
- 豊能町役場 豊能町余野414番地の1
- 豊能町吉川支所 豊能町東ときわ台1-2-3
[編集] 町役場内組織
各課の業務内容については組織・各課の一覧もあわせて参照のこと。
[編集] 経済
[編集] 産業
- 東地区では林業、農業や食品加工が主。
- 東地区では役場など地元の公共機関などで働く者が主。ベットタウンである西地区や希望ヶ丘は町外に働きに行く。希望ヶ丘では彩都の開発や箕面トンネル開通による大阪都心部への交通利便の向上から主に20~30代のいわゆる働き盛り世代が増えてきている。
- 西地区はベットタウンなので、特にこれといった産業は無い。
[編集] 特産品
豊能町観光協会のサイトも参考のこと。
下記はいずれも東地区で製造
- かあちゃん漬け
- 能勢栗
- 黒御影石
- きぬひかり
- 納豆
- ヤーコン(町では特産物として認定している)
- 池田炭(切畑地区の他、能勢町下田尻、川西市国崎・黒川、箕面市下止々呂美でも生産。市場を池田市に置くためこの名がつく)
[編集] ケーブルテレビ
- 光風台・新光風台において、京阪神ケーブルビジョンが難視聴対策のCATVを行っている(地上波・BSの再送信のみ、多チャンネル放送・CATVインターネットなし)。
- また、全域においてeo光テレビのサービスが行われている(一部除く)。
- なお、豊能町周辺までエリアになっているJ:COM(北摂や関西)などの多チャンネルCATV・ケーブルインターネットサービスなどのサービスは豊能町には未だに進出されていない。また、箕面森町の難視聴対策ケーブルテレビ事業者がeo光テレビに決まったことで、豊能町へのJ:COMの進出は絶望視されている。
- 東地区では、希望ヶ丘地区が住民共同でケーブルテレビを敷くという計画もあるが、未だに実現されていない。また、豊能町・能勢町域において(eoを除いて)普通のケーブルテレビを見れるのは西地区の一部だけである。これは川西・猪名川の近くという恩恵が大きいが、先述の光風台・新光風台エリアの難視聴対策CATVにおける多チャンネル放送やケーブルインターネットサービスがないので今後のサービスの充実強化が望まれる所である。
- また豊能町・能勢町域においては、サンテレビが見られない、KBS京都が見られるという地域もある。なお、日本放送協会NHK大阪、在阪広域局、テレビ大阪は全域で見られる。また一部地域では地上デジタル放送やワンセグが見られる場合がある。
- 西地区では、豊能吉川中継局を介してアナログ放送の電波での直接受信が可能である(テレビ大阪21ch・NHK教育25ch・NHK総合27ch)。また、西地区の一部地域では川西猪名川中継局を介しての直接受信も可能である。
[編集] 交通
[編集] 鉄道路線
<今後の予定> 町は以前から阪急宝塚線と能勢電鉄妙見線との直通運転および妙見急行の増便を訴えているが、猪名川パークタウンがあり梅田への直通特急「日生エクスプレス」が走っている日生線との兼ね合いが難しく、また川西能勢口への直通便の増便を行うと単線及び運用の関係から全体としての本数が減ることから能勢電側はこれを却下している。
[編集] バス
- 阪急バス(運転業務は阪急田園バスに完全委託)
- 基本的に東地区は豊能営業所(一部茨木・伏尾台の車両も入る)、西地区は能勢営業所の管轄である。
- 2005年3月までは旧:京都交通のバス路線もあった。
- 下記に豊能町内を走る路線を記載するが、豊能町~町外へと走る路線が大半であるため、豊能町内のバス停は斜字で表記する。
[編集] 西地区
西地区では「駅~住宅地」形の近距離路線が主で次の通りである。いずれも住宅造成以降の開設であるため歴史は浅い。
- 東ときわ台線69系統 妙見口駅~保育所前~畦野
- 東ときわ台線71系統 妙見口駅→保育所前→東ときわ台二丁目→東ときわ台五丁目→小学校前→東ときわ台九丁目→東ときわ台七丁目→支所前→保育所前→妙見口駅
- 新光風台線52系統 光風台駅→新光風台二丁目→シートス前→光風台自治会館前→新光風台四丁目→新光風台五丁目→光風台小学校前→光風台駅
- 新光風台線は基本的にノンステップバスで運行している(導入に当たって町から補助金が出ている)。
- 新光風台線に関しては、当初は山下駅~一庫ダム右岸(保谷:旧阪急デマンドバスの区間)~新光風台~光風台駅という路線設定を計画していた。
また歴史の古い路線としては妙見口駅から能勢町へと結ぶ路線がある。
- 妙見口駅→住宅前→ケーブル前→黒川→能勢町倉垣方面(本滝口→地黄局前→奥の院→倉垣→奥山内→奥田橋→歌垣山登山口→倉垣→奥の院→地黄局前→本滝口)→黒川→ケーブル前→住宅前→妙見口駅※
- 妙見口駅~住宅前~ケーブル前~黒川~能勢町山内、宿野、今西方面(本滝口~地黄局前~奥の院~倉垣~歌垣山登山口~奥田橋~奥山内~逢坂峠~宿野~森上~今西)※
- ※元は旧:京都交通のバス路線。妙見口駅前に同バスの車庫基地から能勢町、亀岡(本梅町)、余野方面へと結んでいたが、2003年6月末撤退・廃止。その後、能勢町が運行費用を一部負担する形で翌7月に阪急バスに引き継がれ、今の形となった。
- 妙見口駅~住宅前~ケーブル前
- 上記の短縮系統。日祝日の日中のみ運行、ただし冬季は正月を除き運休する。
このほか、能勢町デマンドバスが吉川の保谷地域に掠る程度で乗り入れていた。一庫ダム完成による水没で一箇所停留所が廃止、その後のデマンドバス全廃でこの路線は消滅した。
<今後の予定> 西地区では、箕面トンネル開通にかこつけて豊能町西地区~箕面森町~千里中央の路線開設を目論んでいる。(この件については大阪府から豊能町内では西地区のみにアンケートがあった)。このアンケートによれば、西地区から大阪のキタ(梅田)やミナミ(なんば)に出る方法として「直通バスへの乗換え意向」を示すのは約半数であり、決して多数意見とは言い難い。また「乗換え意向」を示す者のうち、所要時間及び料金が最も重要な項目として指摘されている。実際に直通バスが出来た場合、
- (1)多くの地域を回る必要があり現行の能勢電利用に比べて所要時間が増加する。
- (2)能勢電・阪急宝塚線経由で利用する方が安価で早い。
- (3)能勢電との競合路線となった場合、能勢電車の乗客減少・減便は避けられず、梅田直通便の実現はほぼ不可能に近くなる(猪名川町・川西市の大規模住宅輸送:日生中央~猪名川パークタウン~清和台~川西バスターミナル間がその例として挙げられる)。
- というようなデメリットが大きい。また東地区から大阪や京都などの都心部に出る方法として、競合路線が無い、北大阪ネオポリス~千里中央の速達便新設に比べると実現の可能性はやや微妙である。また箕面森町のバス運行事業者が阪急バスに決定された2006年12月現在においては、まだ西地区~千里中央の路線に関する案は公に紹介されてなく、あくまでも噂のままである。
[編集] 東地区
隣の能勢町と同様、「(茨木・池田・千里中央など豊能町外に位置する)駅~町内、住宅地」という遠距離郊外型のローカル路線のみ。主に余野や希望ヶ丘を中心として、東西南北方向にバス路線網が通っている。すべて阪急バスが運行。
- 池田線
-
- ・主として池田~豊能町を結ぶ路線であり歴史は古い。過去には北摂自動車(現在の阪急バス)と丹波交通(現在の京都交通)とが、池田~亀岡の直通便を要請したが実現しなかった。
- ・かつては亀岡市別院のゴルフ場まで延びており越境路線として知られていたが1997年12月末に廃止。またこのときに池田~妙見山の通常期間での直通運転も廃止されている。(ただし正月三が日に限り、臨時直通便を運行している)。
- ・希望ヶ丘及び妙見山~池田が無いため利便性を向上させるべく、池田線と希望ヶ丘・千里中央線、池田線と妙見山線に関しては余野で接続するようなダイヤ形態を取っている。
- 茨木線
- 千里中央線
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- ・北大阪ネオポリス造成後に開設。平日・土曜に関しては東地区で一番本数が多い(平日で26便)。1997年12月末に昼間閑散時間帯の便について箕面市粟生団地への乗り入れを始めた。またこれとほぼ同時期には北大阪ネオポリス住民が阪急バスに新鋭車両導入を要望・実現したが、契約の切れる2006年春に同車両は他の営業所(千里営業所→石橋営業所千里中央車庫)へと移された。
- ・希望ヶ丘住民の池田駅・茨木駅への輸送の利便性を確保するために、余野で池田線に、千提寺口で茨木線に乗り換えられるような設定を取っている。 (ただし茨木線接続については茨木線直通便廃止以降の余野~上音羽口間の減便対策としての役割も大きいが、阪急バス会社側ではこのダイヤは偶然の産物だとしている。)
- 下記のような乗換方法が東地区の住民の間では知られている。
- ・希望ヶ丘~余野<乗換>余野~池田駅
- ・希望ヶ丘~千提寺口または泉原<乗換>千提寺口または泉原~茨木駅
- ・日曜祝日のみ余野~妙見山の路線が池田~余野~牧の路線に連絡して運行
- またその他は北大阪ネオポリスの項も参照のこと。
-
- ・高山地区~東能勢中学校の通学輸送を目的として平成5年に新設。現在では城山高校の通学輸送便として一役を買っている。1日朝夕の1往復で、日祝日は運休。
- 亀岡線、その他支線(以下は全て廃止)
- 余野~牧~亀岡市神地~京都学園大学~JR亀岡
- 余野~野間口~能勢町本滝口~黒川~吉川(妙見口駅)
- いずれも旧京都交通のバス路線。越境路線として知られていた。余野~亀岡間が片道830円と割高であったが故に乗客も1日1人以下という典型的赤字路線であり、大阪府生活補助路線として毎年補助金が出されていたが、2005年春にその甲斐も無く廃止された。その後亀岡市が亀岡市神地~京都学園大学区間のみ京阪京都交通に運行を委託した(亀岡市ふれあいバスとして運行)。これにより机上では余野~亀岡間は阪急バス、亀岡市ふれあいバス、京阪京都交通の三社を乗り継いで(牧~亀岡市神地間は徒歩10分ほど)いけることになったが、特に阪急バス~亀岡市ふれあいバスの乗り継ぎがうまく成功する時間帯が無いのが課題となった。
<バス路線の行方> 東地区(希望ヶ丘自治会)では、希望ヶ丘地区における乗客増を理由に、以前から牧~池田線や余野~千里線の増便を要望し続けており、特に池田線に限っては牧~豊能営業所間の回送路を有効利用し、従来の乗換では無く直通運行にしろという案も出されたが、未だに実現されておらず、これとは別件の千中~勝尾寺・北摂霊園系統の余野方面への延長に留めたのみである。隣の能勢町では公共交通機関の路線改編の準備が進む中、また周辺の自治体でも交通対策委員会が路線バス運行に関する数々の政策を行っている中、町側はやや消極的である。同じ「ベットタウン」である猪名川町猪名川パークタウン・川西市清和台地区や三田市の北摂三田ニュータウンと比べれば、差は歴然としており、豊能町が発展出来ない理由の一つにこれがあげられる。
2007年5月末の箕面トンネル開通を機に東地区では10年ぶりの千里中央線の路線改編を実施する予定(詳細についてはまだ未公表)で、ほとんどの便が従来の泉原峠経由から箕面トンネル経由に替わり、現行の所要時間約60分から30分に短縮される予定だが、肝心の「高運賃」「本数過少」問題については未だに残ったままであるため、乗客や沿線自治会は怒りを募らせている。
[編集] 豊能町巡回バス(豊能町内線)
1994年に豊能町が阪急バス(貸切担当)に委託していたが、その後、阪急バス豊能営業所(阪急田園バス豊能支社)の一般路線として新たに出発した。
- 東西巡回バス:バス車庫~希望ヶ丘~余野~牧~野間峠~吉川~東ときわ台~ときわ台~光風台~新光風台(町営プール施設;シートス)
- 東地区巡回バス:永寿荘を中心として、余野・牧・寺田・切畑・希望ヶ丘・木代・川尻・高山方面を循環する。
- 西地区巡回バス:光風台駅を中心として、新光風台・光風台・ときわ台・東ときわ台・吉川方面を循環する。
<バス路線の行方> 箕面森町の住区内を通る吉川止々呂美線(俗にいう豊能町東西連絡道)の開通で、東西巡回バスの経路を同線に通すという計画があるが、それが実現されると野間口地区を走る巡回バスは無くなることになる。西地区出身の町議員らは、後者のことについて一切触れていない。
[編集] 道路
- 国道477号(西地区)
- 国道423号(東地区)
- 大阪府道4号茨木能勢線(東地区)
- 大阪府道109号余野車作線(東地区)
- 大阪府道110号余野茨木線(東地区)
- 平成19年5月末に開通される箕面有料道路、第二名神高速道路、止々呂美吉川線、止々呂美東西線の開通により、東地区~西地区連絡および東地区の交通利便性の向上が期待されている。
[編集] 商業施設
- 東地区には、希望ヶ丘の小規模の酒店・千里山生協が、市街地である余野のコンビニエンスストア(コミュニティストア)とスーパー、ほかにも各集落に0~1軒の小規模商店が点在があるが、生活にするに最低限のものしか売っていないため、亀岡や池田、茨木、箕面などに買い物に出る住民も少なくない。
- 一方、西地区には東ときわ台の阪急オアシス、コンビニエンスストア(ローソン)、光風台のデイリーカナートイズミヤ、新光風台の大阪北生協があるほか、各所に小規模店舗がある。
[編集] 教育
- 豊能町立双葉保育所
- 豊能町立東能勢幼稚園
- 豊能町立東能勢小学校
- 豊能町立高山小学校 - 2005年度より東能勢小学校と合併された。
- 豊能町立光風台小学校
- 豊能町立東ときわ台小学校
- 豊能町立吉川小学校
- 豊能町立東能勢中学校
- 豊能町立吉川中学校
- 大阪府立城山高等学校 - 特例として亀岡市別院地区からの生徒を受け入れている。第1・2学区の合併により2008年3月末で廃校となり、大阪府の豊能地域では唯一「高校の無い市町村」となる。
[編集] 隣接している自治体
[編集] ダイオキシン問題
[編集] 概要
1997年11月、豊能町と能勢町で共同運営するゴミ処理施設「豊能郡美化センター」内とその周辺で史上最高の濃度となるダイオキシン汚染が検出[1]された。
能勢町は汚染された周辺土壌(約9,000トン)を、豊能町は施設内の汚染物質(ドラム缶約4,300本に封入)の処理を分担する事となった。
当初、南殿利正町長(当時)は、豊能町木代地区にダイオキシン無害化処理施設の建設を予定していたが、木代に隣接する希望ヶ丘地区の自治会(会長:湯浅光雄氏=後、町議会議員)を中心に猛烈な反対運動が巻き起こり、デモ運動も起こった。これに対して、南殿町長は「関係のない新しい住宅地の人が先に騒いでいる」と発言し、計画の白紙撤回を求めている希望ヶ丘自治会を批判した(2000/6/20の朝日朝刊より)。
その三ヶ月後に行われた町長選挙で、処理計画の白紙撤回を公約に掲げる日下纓子氏(前町議会議員)が反対運動の追い風に乗り当選した。「白紙撤回」の意味には、能勢での現地保管・無害化処理を期待する人が多かったのだが、町長に就任した日下は、早々と豊能町内で木代以外の場所での汚染物質の保管・処理の道を模索しはじめた。これには、選挙で日下氏を支持した人を中心に「公約違反」との批判が噴出する結果となった。
平成13年、日下町長が汚染物の保管計画の予定地に選定したのは、周りに民家がない西地区の初谷川源流域であるが、これにも激烈な反対運動があり、反対の署名は約5,700名に上り、川尻自治会、野間口自治会より反対の請願が提出され、議会はこれを可決。住民訴訟まで起こった(代表:藤田隆氏=後、町議会議員)。これにより、日下町長は初谷源流域での汚染物保管計画を放棄し、汚染物無害化処理施設の建設を別地に求めることとなった。
平成15年になり、処理施設の予定地に選定されたのが、初谷川とは光明山を挟んで反対側に位置する川尻の共有林での計画であった。ところが、これも地元自治会に門前払いされ、早期に計画は挫折する事となった。
その次に日下町長が予定地に選んだのは余野であった。この建設予定地が教育施設に近く、子供たちの安全を脅かすなどとして地元でまたもや猛烈な反発が起こり、余野自治会会長が解任される騒ぎまであり、混迷は止まらない。
ここに至って、日下町長は豊能町内での汚染物の保管・無害化処理計画を諦め、能勢の現地での処理を模索する事となった。その後、旧美化センターのあった能勢町の山内地区との、現地処理の和解調停が成立し、事態は解決に向け動き始めたが、最終処理までの技術を持たないクボタを処理業者に指名してしまった為、さらに混迷は続くこととなる。
[編集] 批判意見
以下の点を問題視する意見がある。
- ダイオキシンの処理業者が最終的な処理できないクボタに決まったのは、クボタ出身の町議会議員がいたからではないか(更に追加処理費用6億円余りを町長は隠していたという噂もある)。
[編集] 町立東能勢中学校入札妨害事件
町立東能勢中学校入札妨害事件とは、東地区にある町立東能勢中学校の改築工事を巡って談合や競売入札妨害の容疑で町の関係者(大西健一町助役・藤野繁盛(藤野裕次郎)町議会議員)が逮捕された事件である。この事件に関しては「ある地域の人間が逮捕者を陥れた」など様々な噂が立っているが、詳しいことは明らかになっていない。先述のダイオキシン問題のこともあり現在町長や町議会のリコール運動を起こす準備を着々と進めているが(参考リンク)、進めたとしても前に記載しているリコール要件のせいで実現できないままにいる。
なお、この事件では日下町長の関与も噂されており、事件に対する混乱の責任をとる形で日下町長に対する辞職勧告決議案が町議会で可決された(参考リンク)。さらに、日下町長に対する不信任決議案も提出されたが、結局町議会側で否決に終わっている。この件について日下町長は「町長を辞めるつもりはない」と声明を出した。このため本件では一部の住民からは疑問や日下町長に対する反発の声が出ており、さらには(現在の)豊能町政に対する怒りを募らせている。
[編集] 町議会議員くじ引き当選騒動
stub。本件について詳しくは、こちらのリンクを参照されたし。
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
詳細は豊能町観光協会のサイトを参照のこと。
- 能勢妙見山(事務所は能勢町に所在)
- 関西カートランド(木代 千里中央から希望ヶ丘四丁目停、茨木駅から阪急バス豊能営業所前停下車)
- コスモスの里(野間口 池田駅から妙見口停下車)
- 高山マリアの墓、高山礼所(高山 高山右近の項も参照)
- 走落神社(木代)
- 法性寺(切畑)
- 朝川寺(木代)
- 法輪寺(川尻)
- 余野城址(余野)
- 七宝山高代寺薬師院(吉川)
- 長棚城(吉川城)址(吉川)
- スポーツ施設 シートス(新光風台)本施設は指定管理者制度が導入されている。
- 文化ホール ユーベルホール(東ときわ台)
- 桜谷軽便鉄道(吉川)
- ハイキング(豊能町東地区の石仏群、初谷渓谷・妙見山)
- 6月頃~ 余野川鮎つり解禁(東能勢漁協組合) なお箕面市止々呂美でも鮎釣りが出来る
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