新松戸駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新松戸駅(しんまつどえき)は、千葉県松戸市にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
![]()
新松戸駅入口。上の高架は武蔵野線。(2003/6/10)
|
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
- 常磐線は複々線上の緩行線に島式1面2線の地上ホーム、武蔵野線は相対式2面2線の高架ホームで、武蔵野線は常磐線の上を直交してまたがる形で通っている。尚、常磐線のホームはカーブしているため、乗り降りの際には足元に注意が必要である。なお、ATOS導入後、一時期は電車到着時に「電車とホームの間が広く開いております。足元にご注意ください」という放送が流れていた。また、車内でも車掌が注意を促すことがある。
- 改札口・出口は武蔵野線ホームの高架下(常磐線西側)の一箇所のみ。駅東側へは、一旦出口を出たあと、常磐線をくぐる通路を通る必要がある。
- のりば
1 | ■常磐線(各駅停車) | 柏・我孫子・取手方面 |
2 | ■常磐線(各駅停車) | 松戸・北千住・代々木上原方面 |
3 | ■武蔵野線 | 南越谷・南浦和・武蔵浦和・西国分寺・府中本町方面 |
4 | ■武蔵野線 | 西船橋・舞浜・東京・海浜幕張方面 |
- 連絡階段、通路
- 常磐線ホームと武蔵野線ホームの間には、双方のホームを結ぶ階段、通路がある。構造上3番線、4番線はそれぞれ別の階段、通路になっており、常磐線ホームから武蔵野線ホームへ上がる際、方面を確認するなど注意が必要である(取手方が西船橋方面行き[4]、北千住方が府中本町方面行き[3])。
- 常磐線ホームから改札口(出口)に至る通路が武蔵野線ホームへの連絡階段の真下にあり、旅客も乗換階段の方が多いため、目立たず少々分かりにくい。
- エスカレータは常磐線と武蔵野線の乗り換え用のみ。現在新たにエスカレータ、エレベーターの設置工事を開始している。今回の工事でエスカレータ8台、エレベーター2台、スロープ1つを設置し、従前からの設備と合わせると、エスカレータは12台にもなる。2007年初頭からは仮囲い作業も行われ、本格的な工事が始まった。この工事の影響で、売店「キヨスク」1軒が移動、そば屋2軒を1軒に、構内にあったコンビニエンスストア「NEWDAYS」は閉店した。完成予定は2009年3月、完成後は改札口から常磐、武蔵野両線のホームへ直にエスカレーターで行けるようになる。
[編集] 東京駅への最短経路
- 武蔵野線には京葉線直通東京行が存在するため、武蔵野線4番線の案内標識には、方面に「東京」とある。東京駅まで直通だが、武蔵野線を使うと東京駅発着が地下京葉ホーム(乗換え時間だけで10分以上かかる地点)という不便さ、葛西臨海公園駅付近での運賃逆転、運転本数の少なさなどの不利な点が多い。そのため実際には、常磐緩行線・常磐快速線を使いJR山手線・京浜東北線に乗換えをするか、常磐緩行線経由千代田線大手町・二重橋前まで乗車する経路の方が利便性が高い。
[編集] 利用状況
- 2005年度の乗客数は1日平均37,630人である。武蔵野線内では24駅中第5位。常磐緩行線内(除く綾瀬)では13駅中第6位、快速通過駅(除く綾瀬)では金町に次いで第2位。
[編集] 駅名由来
- 新松戸駅の所在地は松戸市幸谷だが、総武流山電鉄幸谷駅は松戸市新松戸にある。駅名は1966年に認可になった駅周辺の「新松戸第一区画整理事業」(現在の新松戸1丁目及び2丁目にあたる部分)に由来する。国鉄の仮称は「北馬橋」で、松戸市は「南小金」を考えていたが、地元は新幹線の「新横浜」「新大阪」の発展を意識して土地区画事業の名称である「新松戸」を働きかけ、国鉄OB代議士を通じて国鉄と松戸市の譲歩を引き出した。改札前の高架の橋脚部にある「北馬橋ガード」の名称は駅名決定以前の名残とされる。
- なお、総武流山電鉄の幸谷駅は旧地名である「幸谷」が由来である。幸谷の集落自体は駅東にある。
[編集] 駅周辺
駅出入口のある西側は、田園地帯であったところを開発した住宅地(新松戸)である。東側は、畑と住宅と山林であったが、北小金寄りの山林は一部住宅開発されている。駅東側(幸谷)には出入口がなく、西側にある改札口を出てから、地下道で常磐線をくぐり、東側へ出る。
総武流山電鉄幸谷駅は、駅出入口前にある広場の向かい、そのわずか先(やや右奥の方)にあるが、ファストフード店など商店が建っていて非常に目立たない。しかし、双方の駅は、同じ駅と考えても良いほどの距離と言える。なお、偶然ではあるが、幸谷駅までの通路の大部分は武蔵野線高架下のため、事実上屋根付き通路となっている。その途中には公衆トイレと、鳥居に似た形の赤色の鉄骨オブジェがある。「赤鳥居」と呼ばれるこのオブジェは、周辺の景観とマッチしないとして、地元住民から不評を買っている。
- 総武流山電鉄幸谷駅-わずかな距離
- 連絡運輸は馬橋駅のみ。また、馬橋連絡であっても流山線→当駅、JR線→幸谷駅の連絡乗車券の発売は無い。
- ロッテリア新松戸駅前店 -幸谷駅はこの右方
- マクドナルド新松戸駅前店
- コトブキ(ケーキ店)
- 流通経済大学新松戸キャンパス
- 松戸社会保険事務所
- 松戸市役所新松戸支所
- 松戸市立図書館新松戸分館
- ダイエー新松戸店
- マツモトキヨシ本社-小金から幸谷(住居表示新松戸東)に移転
- 新松戸中央総合病院
- 赤城神社
- 関さんの森-開発の波から森を守った
- アストリア新松戸店
- 幸谷観音
[編集] バス路線
駅の特性を表すかのように、典型的な住宅地路線など短距離路線が乗り入れる。
- 駅前に乗り入れるバス事業者、行先
- 廃止路線
- 松戸新京成バス - 南流山駅(新松戸五丁目経由) [新3]
- 京成バス - 日大歯科病院病院(新松戸3・新松戸南1・馬橋駅西口・松戸馬橋高校経由)※2006年現在馬橋駅西口~松戸駅の系統があり、松戸馬橋高校は馬橋駅から利用できる。
[編集] 歴史
武蔵野線の開通に伴い開設された。