日本の地域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本の地域(にっぽんのちいき、にほんのちいき)とは、日本における地方区分や地域区分のこと。
諸外国では、日本の地方制度が周知されていないため、日本列島の中の4つの大きな島および琉球列島を以ってそのまま日本の地方区分として用いる例が多い。
しかし、日本国内では更に細分化された地方・地域区分の方が多く用いられる。歴史的な経緯・交通機関の発達・経済の変化・文化や住民の帰属意識などにより、地方・地域区分は変遷してきているが、ここでは一般的な地方・地域区分を示す。
現在、国の出先機関として、地方単位で行政を行う機関がそれぞれ存在し、全国展開をする企業も地方・地域単位の支社を置く例が見られる。例外的に、北海道のみが1つの地方で1つの自治体となり、その下部に支庁(自治体ではない)・市町村(自治体)が置かれているが、その他の地方では、地方がそのまま自治体とはなっておらず、都府県(自治体)、市区町村(自治体)が置かれている。
目次 |
[編集] 地方・地域名の一覧
各地方・各地域・全都道府県の名称の一覧。都道府県庁所在地・支庁所在地、および政令指定都市(イタリック体 )を付記。それぞれはじめに挙げた自治体が、都道府県庁・支庁所在地である。県内の地域区分の詳細がある県にはリンクをつけた。
[編集] 北海道
- 北海道: 一度は3県が置かれたが廃止された。九州の約2倍の面積を持つほど広域であるが、例外的に1つの地方で1つの自治体となっている。以下に、道庁による地域区分を示す。
[編集] 本州
- 東北地方: 中部地方とほぼ同じ面積があり、南北に細長い地方であるが、気候・交通・歴史・政治・経済などで太平洋側と日本海側に区分されることが多かった。近年の陸上交通の再編と経済情勢から、南北分類が多用されるようになっている。
- 関東地方: 戦後の東京大都市圏への一極集中と肥大化によって地域区分が変遷しているが、現時点での南北分類を例示する。
- 中部地方: 中部地方は「八地方区分」の1つであるが、文化的・経済的・地形的な一体性を以ってつくられた区分ではなく、「非関西域、非関東域、非東北域」をひとくくりにした区分であり、地方内外での地域区分や線引きが様々になされる。以下に経済・政治分野で用いられる分類の1例を示す。詳しい分類については、北陸地方・信越地方・甲信地方・中央高地・東海地方などを参照。
- 近畿地方: 経済圏や文化圏などで枠組みが異なる場合がある。近畿地方・東海地方・北陸地方等参照。
[編集] 四国
[編集] 九州
[編集] 「八地方区分」より大きな区分
- 二区分
- 東日本・西日本(地理的な分類の他、東京と大阪の二大都市圏、または歴史的に首都や中央政権が置かれてきた畿内または南関東を中心にした経済圏や文化圏としての分類でもある)
- 太平洋側・日本海側(気候や海運に関する区分)
- 表日本・裏日本(国内での経済格差が大きかった高度経済成長時代に頻繁に用いられた)
- 三区分
- 補助的な用法
他の区分の補助的に用いられるもの。日本国内における方角、または、畿内や東京から見た方角での命名による。
[編集] 関連項目
- 日本の都道府県
-
北海道: 北海道 東北地方: 青森県 | 岩手県 | 宮城県 | 秋田県 | 山形県 | 福島県 関東地方: 茨城県 | 栃木県 | 群馬県 | 埼玉県 | 千葉県 | 東京都 | 神奈川県 | 山梨県 中部地方: 新潟県 | 富山県 | 石川県 | 福井県 | 山梨県 | 長野県 | 岐阜県 | 静岡県 | 愛知県 | 三重県 近畿地方: 三重県 | 滋賀県 | 京都府 | 大阪府 | 兵庫県 | 奈良県 | 和歌山県 中国地方: 鳥取県 | 島根県 | 岡山県 | 広島県 | 山口県 四国地方: 徳島県 | 香川県 | 愛媛県 | 高知県 九州地方: 福岡県 | 佐賀県 | 長崎県 | 熊本県 | 大分県 | 宮崎県 | 鹿児島県 琉球諸島: 沖縄県 - 中央省庁の行政区分(八地方区分)による。ただし山梨県と三重県は、地理上と行政上で属する地方が異なるため、重複して掲載している。
日本の地域 | |
---|---|
道北 | 道東 | 道央 | 道南 | 北東北 | 南東北 | 北関東 | 南関東 | 甲信越地方 | 北陸地方 | (北信越地方) | 東海地方 | 山陰地方 | 山陽地方 | 瀬戸内地方 | 北九州 | 南九州 |
日本の都市圏 |
---|
首都圏 | 中京圏 | 近畿圏 |