ジャニーズ事務所
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種類 | 株式会社 |
略称 | ジャニーズ |
設立 | 1975年(昭和50年)1月30日 1962年(昭和37年)6月創業 |
業種 | 芸能プロダクション |
代表者 | 代表取締役社長 ジャニー喜多川(喜多川擴) |
売上高 | 8,000,000 千円(1999年12月) |
主要株主 | ジャニー喜多川60% 藤島メリー泰子10% 伊豆喜久江10% 藤島ジュリー景子10% |
主要子会社 | 株式会社ジャニーズ・エンタテイメント 株式会社ジェイ・ストーム 株式会社ジェイ・ステーション 株式会社ジェイ・ドリーム 東京グローブ座 株式会社エムシーオー |
外部リンク | http://www.johnnys-net.jp/ |
株式会社ジャニーズ事務所(かぶしきがいしゃジャニーズじむしょ)は、日本の芸能プロダクションである。
目次 |
[編集] 主な役員
- 代表取締役社長: ジャニー喜多川(本名: 喜多川擴、1931年生まれ)
- 代表取締役副社長 兼 ジャニーズ・エンタテイメント代表取締役社長: メリー喜多川(本名: 藤島メリー泰子、1929年生まれ)
- 代表取締役副社長 兼 ジェイ・ストーム代表取締役社長: 藤島ジュリー景子(メリー喜多川の長女、1966年生まれ)
- 代表取締役: 小杉理宇造(スマイルカンパニー代表取締役社長)
- 取締役広報部長: 白波瀬傑(渡辺プロダクション出身)
- 取締役: 矢崎政実・伊豆喜久江・近藤真彦・東山紀之
- ジェイ・ドリーム取締役 兼 SMAPのチーフマネージャー: 飯島三智(2005年6月に設立の子会社)
- 近藤真彦、東山紀之が取締役であることは、テレビのワイドショーの中の司会者のコメントで明らかとなった。
[編集] 沿革
ジャニー喜多川は渡米したとき、ある劇場のステージマネージャーをしており、袖口から劇を見ていて感動したという。そして帰国後、知人が野球チームを作っていたために、これを真似て自らも作った。それがジャニーズ事務所の原型となった少年野球チーム「ジャニーズ」である。
1970年代に渡辺プロダクションから独立。もともとは代表・ジャニー喜多川の個人事務所で、正式名はなく“ジャニーズの所属事務所”の意でこの名を使用していた。創立当初はマネジメントを渡辺プロダクションに委託していた(なお、真偽は不明であるが、ジャニーズが渡辺プロダクションに所属していたとの情報もある)。一般的に、アイドル事務所と誤解されるが、本来はミュージカル事務所である。また、男性専属事務所とも認識されているが女性も在籍していたことがある。女性のジュニアもいたが日の目をみなかった。
[編集] 事務所の影響力と封建的な文化
今やジャニーズ事務所は、『吉本興業』『バーニングプロダクション』『ケイダッシュ』『ホリプロ』『渡辺プロダクション』『田辺エージェンシー』『アップフロントエージェンシー』『エイベックス』などの業界大手の老舗と並ぶ大手プロダクションであり、吉本興業、バーニングプロダクションに次いで巨大な圧力を持っている。
それは数字をとれる人気タレント・アイドル(SMAP・TOKIO・V6・KinKi Kids・嵐・KAT-TUN等)を多数かかえている事や社長のジャニー喜多川の姉で、副社長であるメリー喜多川(藤島メリー泰子)が実質的な経営の権力を持っており、また、創設時から10年間に渡り、渡辺プロダクションと提携を結んでいた事が起因していると言われている。所属するタレントが離反した後の措置は、テレビ局等に根回しを行い、芸能界から干そうとする。それに耐えかね人気が下降し、芸能界から去る者もいるが、下積み同然の苦労を重ねた後に再び人気が出たタレントも少なくない。このように、封建的な面もあるが、郷ひろみなどの大手プロダクションに移籍したタレントや、現在、はなまるマーケットの司会をしている薬丸裕英などのシブがき隊や、野村義男、大沢樹生など、円満に退社したタレントは別であり、ジャニーズ事務所の所属タレントとのテレビ等での共演も可能である。
[編集] 徹底した著作権・肖像権管理
- 日本の芸能事務所の中でも肖像権の管理には最も厳しく、レコード会社、出演映画・ドラマ・CMの公式サイトで、所属タレントの顔写真や動画をウェブページで使用することを厳しく制限している。その為、シルエットや似顔絵、セットの画像に差し替えられている。
また、所属タレントが主演した過去の出演番組のDVD化、CS等など一部の再放送などの際にも権利関係が厳しいためにその回自体がカットされたり、DVD化を断念している番組も多く、作品のファンの間で不満が続出している。現在非常に難しい問題となっている。
ただ以前に比べ最近は(コマーシャルが中心であるが)制限が緩くなり、エイベックスやジャニーズ・エンタテイメントでは右クリックの禁止や、コンサート等への告知の際、対象タレントが発売しているCDジャケットをイメージ写真として掲載(掲載の際、必ずCDの製造番号も記載される)することを許可したり、Flashを用いるなど例外も出てきた。しかし携帯電話の待受画面やパソコンの壁紙、スクリーンセーバー等は、公式サイト上であっても、所属タレントの顔写真を使用したものは現時点では作られていない(台湾の公式サイトには、一部加工されているが所属タレントの顔写真が掲載されている)。また掲載される広告用ポスターには、関係者にだけ分かる箇所にシリアルナンバーが打たれ、流出した際はどこの支店が管理していた物かすぐに分かる様になっているものもある。
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- 規制の例
- ドラマ「花より男子」及び「花より男子2」のトップページ、出演者紹介ページ:松本潤(嵐)とドラマ「夜王」の出演者紹介ページ:松岡昌宏(TOKIO)は原作漫画のイラストとなっている
- ロッテのCM紹介ページ:KAT-TUNのスチールだけマークに置き換えられている
- 映画「日本沈没」の出演者紹介ページ:草彅剛(SMAP)の顔だけがマーク 予告編もWeb予告編には草彅だけが登場せず、共演の柴咲コウや他の出演者の台詞や映像によって出演自体を忘れてしまうような構成(ただし、2006年12月現在では出演者紹介ページなど一部は画像に変更されている)
- ドラマ「はぐれ刑事純情派」の公式サイト:植草克秀・村上信五の顔写真だけ外したものが公開されている
- 宝島社が出版した「ウルトラマン」関連書籍の中で、「ウルトラマンティガ」の項目のみ主役を演じた長野博の出演当時の写真やインタビューが掲載されず、共演者のインタビューで代用されている。
- 「3年B組金八先生」シリーズにも多数の所属タレントを出演させているが公式サイトには一切肖像画像を掲載させていない。
- iTunes StoreやMoraなど音楽配信サービスで販売している華麗なる一族サウンドトラックのジャケットは木村拓哉の写真を使用しないものに変更されている。
- ドラマ「喰いタン」及び「喰いタン2」のHPの相関図で、東山紀之(少年隊)と森田剛(V6)の顔写真が「喰いタン」では唐辛子とトマトに、「喰いタン2」ではイラストになっている。
- 現在確認できている、画像及び動画が掲載されている(されていた)サイト
- 近藤真彦:「MK net circuit」(KONDOレーシングチーム 公式サイト)
- SMAP:NTT東日本、ホットペッパー、大塚製薬「ポカリスエット」
- 中居正広:日清食品「日清のどん兵衛」、ダンロップ「ダンロップデジタイヤ」、明治製菓「アーモンド」(稲垣と共演)、「カカオスタイル」
- 木村拓哉:コカ・コーラ「ジョージア缶コーヒー」、富士通「FMV」「FOMAF903i」、マンダムギャッツビー「ムービングラバー」、産経新聞「SANKEI EXPRESS」、ニコン「D80」、映画「武士の一分」公式サイト
- 稲垣吾郎:日清食品「麺職人」、明治製菓「ショパン」「アーモンド」(中居と共演)
- 草彅剛:ベストジーニストの授賞式に出演した際の写真(木村拓哉は掲載されなかった)、magabonによる関西テレビ製作ドラマ僕の歩く道特設サイト、社団法人地上デジタル放送推進協会(地上デジタル放送情報誌「ディーパジャーナル VOL3 2006年夏号」PDF版)、ヤマサ醤油「青じそポン酢」
- 香取慎吾:明治製菓「明治ミルクチョコレート」、味の素「ピュアセレクトマヨネーズ/冷凍食品シリーズ 」、オムロン「カラダスキャン」、SKY PerfecTV!「スカパー!光」、アサヒビール「アサヒ本生ドラフト」
- TOKIO:マイクロソフト「Xbox 360」
- 城島茂・山口達也:日清オイリオ「ヘルシーリセッタ」、「日清オイリオギフト」
- 国分太一:日清食品「チキンラーメン」、アサヒビール「アサヒスーパードライ」、江崎グリコ「プリッツ」「堅焼プリッツ」
- 松岡昌宏:サントリー「-196℃」
- 長瀬智也:ロッテ「トッポ」
- KinKi Kids:森永製菓「チョコモナカジャンボ」
- 堂本光一:森永製菓「ダース」
- 堂本剛:森永製菓「ハイチュウ」
- 井ノ原快彦:映画「天国は待ってくれる」公式サイト
- 岡田准一:Vodafone、アサヒビール「旬果搾り」、江崎グリコ「ポスカム」、ライトオン「カジュアルウェア」
- 滝沢秀明:NHK大河ドラマ「義経」公式サイト、明治製菓「アミノコラーゲン」「テオブロココア」
- 松本潤:「僕は妹に恋をする」実写映画版公式サイト
- 二宮和也:東京国際映画祭にて、『父親たちの星条旗』上映の際、対となる作品『硫黄島からの手紙』の出演者としてゲスト出演した際に、他の共演者と写した集合写真、映画「硫黄島からの手紙」公式サイト
- 嵐:「黄色い涙」公式サイト、ハウスウェルネスフーズ「C1000タケダ」
- 山下智久:森永製菓「エスキモーMOW」「ウィダーinゼリー」、キッコーマン「ラクベジ」
- KAT-TUN:ロッテ、NTT DoCoMo、ロート製薬、SKY PerfecTV!
- 亀梨和也:ロート製薬「ロートZi:」
- 赤西仁:ロート製薬「OXY」「セセラ」
- 田中聖:ロート製薬「OXY」
- 上田竜也:ロート製薬「もぎたて果実」
- 中丸雄一:ロート製薬「セセラ」
- 関ジャニ∞:日清食品「日清焼そばU.F.O.」
- Ya-Ya-yah:進研ゼミ
- 東山紀之・山下智久・田中聖・藤ヶ谷太輔:白虎隊
- 佐野瑞樹、風間俊介「世界ウルルン滞在記」
- 規制の例
- 所属タレントの声まで露出が制限される場合もあり、『アストロボーイ・鉄腕アトム』で香取慎吾が演じた役はDVD化の際に手塚眞の声に変えられている。また、香取は『赤ずきんチャチャ』のレギュラーでありながらサントラCDに収録のミニドラマには出演しておらず、ミニドラマでは役の設定を活かした緊急避難的措置で香取の不在を乗り切っている。そのため、ファンの間では「事務所が出演を制限したためではないか」という噂が流れていた。
- 原盤権を直接押さえている為に、契約しているレコード会社でも独自リリースが出来ず、それ以外のレコード会社に音源を貸し出すことは原則として認めていない(例外として、エイベックスと契約しているV6が歌った『ウルトラマンティガ』のOP曲『TAKE ME HIGHER』が、2002年以降はコロムビアミュージックエンタテインメントから発売されたCDにも収録されている他、筒美京平や松本隆等、今まで多数の楽曲を提供した作詞家・作曲家が、同事務所以外にも提供した作品を多数収録し、発売した作品集にも、楽曲提供している)。また、映像作品の主題歌をソフト化の際に差し替えることは通常行われないが、『赤ずきんチャチャ』は映像ソフトの販売権をキングレコードが所有しているため、ビクターエンタテインメントと契約しているSMAPが歌ったOP曲『君色思い』は放送時(再放送を含む)しか使用できず、ソフト化の際に当時キング専属だった沢田聖子によるカバー音源に差し替えられた。
- 着うたフルの楽曲配信は、公式携帯サイト「Johnny's web」にてKAT-TUNのシングル「SIGNAL」とアルバム収録曲「Peak」をDoCoMo限定期間配信した以外、一切行っていない。今後も「Johnny's web」以外での着うたフルの配信は、行われにくいものと思われる。特に系列レコード会社以外に所属しているタレントの楽曲は、「Johnny's web」でも行われないであろう。
[編集] 賞レースへの不参加方針
賞レースは、「所属タレントに優劣をつけない」との方針により、音楽部門では1990年、演劇部門では1993年より撤退している。一番最近受賞した賞は、1993年に少年隊がゴールデン・アロー賞演劇賞、及び同賞の大賞。
今までの賞レースの中で、1987年に、近藤真彦が日本レコード大賞のグランプリにノミネートされている時、「レコ大を辞退しろ。」と、亡くなった母親の骨つぼを盗まれた事(現在でも骨つぼは発見されていないが、この時近藤は、「骨つぼは盗めても、自分の心の中にある母親の思い出までは盗めない。」とコメントし同賞に出席、見事グランプリを獲得した。)や、1990年の日本レコード大賞において、当時「お祭り忍者」でデビューした忍者が、事務所側が希望していた演歌・歌謡曲部門ではなく、ロック・ポップス部門にノミネートされたことを不服として辞退したことが引き金となっている。この辞退をきっかけに、最初に書いた賞レースへの方針を打ち出し、参加していない。
尚、2003年にSMAPが「世界に一つだけの花」の大ヒットにより日本レコード大賞の候補に挙がったが、「歌詞の中にあるように“ナンバーワン”を目指すよりも“オンリーワン”を大切に歌ってきた。そのメッセージを貫きたい」との理由でノミネートを辞退している。
2006年の日本アカデミー賞において、木村拓哉主演の映画「武士の一分」において「優秀主演男優賞」を受賞することなり、協会側が事務所側と授賞式への出演交渉を行なったが、事務所側は「木村に限らず、ウチはレコード大賞や各音楽祭など賞レースというものを十数年前からやっていません。映画も同じで、(辞退は)いまに始まったことではないのです。それに映画はあくまで監督のものでおこがましいです。また、ホテルで一般の人から入場料を取っての発表会というのもウチ(の方針)に合わない。」(受賞式当日の入場料は、ディナー付きで4万円)とし、授賞式への辞退を表明した。
「第49回ブルーリボン賞」主演男優賞に、SMAPの木村拓哉とV6の岡田准一がノミネートされたが、辞退を申し入れた。事務所側が辞退を申し入れたのは、ノミネートが発表された2006年1月24日。記者会にファックスで「お世話になった俳優との争いもさることながら、同じ事務所内のタレント同士で賞を争うのは本意ではない。日本国内の賞レースには今後も参加する可能性は極めて低い」と通達した。
尚、海外の授賞式はノミネートの前例が無いので、受賞を受けるか辞退するかは、現在のところ未定である。
[編集] 出版社との関係
主婦と生活社の雑誌『JUNON』とは現在断絶状態になっている。
かつては蜜月時代もあったが、「JUNONスーパーボーイコンテスト」出身者で編成された男性アイドルグループ「FLAME」がデビューし、ジャニーズに匹敵する人気を博したことや、『週刊女性』にて少年隊に関する報道をされたことが起因とされている。所属タレントの取材はもちろん写真掲載も禁止という断絶状態になっているが、過去に載せられたジャニーズ所属タレントの語録を載せる事は認められており、タレント年鑑では原則として顔写真を載せている。しかし、愛読者からは『ジャニーズタレントの顔を載せるべきだ。』『ジャニーズタレントをバカにしているように見える。』という声もある。
逆に『JUNON』の競合誌である麻布台出版社の『ポポロ』には、ジャニーズ所属タレントの記事が集中している。また、集英社の老舗芸能雑誌の『Myojo』においてもジャニーズ関連の記事が優遇されており、「AAAのライブ」での報告や楽曲紹介などを載せた付録が付くこともある。上記以外では、音楽雑誌『CDでーた』(角川書店)、『WHAT's IN?』(ソニー・マガジンズ)では、取材をしていない。
主婦と生活社発行の週刊誌『週刊女性』において現在隔週連載されている【Jファン総合研究所】の記事および情報について強く抗議をする意向を示しているが、表紙にSMAPの木村拓哉などが登場する機会が増えている。
あと『Wink up』、『POTATO』、『duet』には、ジャニーズ所属タレントの記事が集中している。
[編集] 分社化しているコンサート事務局
所属タレントのコンサート・舞台等の主催、企画、チケット販売等を行う「コンサート事務局」(正式名称:ヤングコミュニケーションコンサート事務局)と称する興行会社が設立されている。
所属タレントのコンサートには、【ジャニーズチケット販売約款】という独自の規約が作られており、チケットの販売方法が、通常の販売方法とはかなり異なる。また、単独で興行を行なう際の一切の作業が出来る為、スポンサー協賛は殆ど行なわれず、チケットに関連会社・レコード会社・テレビやラジオの放送局・興行運営会社以外の記載(例:「○○presents」等の冠スポンサーの表記)は稀である。コンサートチケットはファンクラブ会員に最優先で販売される。このため、ファンクラブで売り切れた場合、一般プレイガイド発売が行なわれないことが多く、販売されても『立見席のみ』『2階席後方』などの観覧の条件が悪い席に限定される。
舞台等のチケットに関しても、興行運営会社、及びプレイガイドは【ジャニーズチケット販売約款】に基づき、通常の販売と異なった販売を行うことが多い。尚、コンサートや舞台に限らず、所属タレントで行なわれる興行のプレイガイドにおいては、インターネット販売は一切行なわれない(公演によっては、各タレントが主役の舞台等であっても、取り扱わない場合もある)。
チケットの転売行為には非常に厳しい対応を取っている。例え定価以下の販売であっても、ネットオークション等で第三者に転売行為を行なったことが判明した場合、その行なった者が入会しているファンクラブのタレント(複数のタレントのファンクラブに入会している場合は、その入会している分全て。及び、違反したものと同じ住所で登録されている別名義の会員の分も含めて全て。)のコンサート・舞台等の優先販売の通知は一切発送停止となる。また、発送物停止後、本人が転売行為を認める申告をしても、一切のチケット予約が不可能になる。例えファンクラブ枠でその公演のチケットが完売にならなくても、また、追加公演が決まっても、転売行為をした者にはチケットは販売されない。もし抽選販売チケットに当選したとしても、当選確率は格段に落ちる。
また、追加公演等で振り替えられた公演が当選した旨の連絡が来た場合、例えそれが公演日直前であっても、その当選したチケットの購入を拒否すると、「当選したチケットの購入を、個人の意向でキャンセルした。」とみなされ、それ以降の公演のチケット購入・及び購入の為の抽選の対象外となる。よって、事務所側が用意したチケットは、申し込んだ以上は必ず購入しなければならない。
コンサートの内容は、基本的にタレント自身が構成(大まかな流れ)を考えている。よって、コンサートに関しては、構成作家は存在しないと言われている。また、タレントによっては衣装やセットデザイン、踊りの振り付け等を考えることもある。また、コンサートの演奏は、基本的にカラオケで行なわれ、生演奏のバックバンドがいても、生演奏ではなくカラオケが流れていることが多い(例外として、近藤真彦やSMAP(一部)・TOKIO・KinKi Kidsは本物の生演奏が披露される)。
1995年~1999年にかけて、複数のグループが同じステージセットで公演を行なっていた。これは以前、複数のグループが、春・夏・冬と年に3回のコンサートツアーを行なっていた為、1グループごとにステージセットを変更することが限られた時間と日程では不可能だったことと、それに伴う経費節約がその理由である(要は、「観客は見たいグループがステージに立っていれば、セットはどうでもいいだろう」という考えがあった)。このシステムにより、1日で複数のグループが公演を行なうことが可能になった。例えば同じ会場で、1日のうち前半の2回と、後半の2回を異なるグループが公演を行なっていたりした。現在は、どのグループもコンサートツアーは年1回しか行なわないため、このような事は起きてない。例え同じ会場で複数のグループが公演を行なっても、グループ毎にセットを変更している。現在では、毎年恒例となっているカウントダウンコンサートが、年末年始に行なわれているKinKi Kidsの公演を挟んで開催されているため、セットチェンジが不可能なことから、KinKi Kidsが使用しているセットを、同公演でも使用している。
[編集] ファミリークラブ
ファンクラブの組織は、「ジャニーズ・ファミリークラブ」(通称JFC)と名付けられ、JFCを母体として、各タレントのFC(KAT-TUNなどは合同ファンクラブ「YOU&J」)が作られている。またFCが結成されていないタレントについては「情報局(ジャニーズJr.)」「ジャニーズアーティストクラブ(解散したグループのメンバー)」を組織し、タレントの情報をハガキにて情報提供している。他の芸能事務所と比べても番組協力や番組観覧には力を入れており、各タレントの番組協力の募集を随時行なっている(番組によっては、行なわない番組もある)。
厳しい会員規約が設けられており、一例として、ファンクラブ会員がタレントに会うために所属タレントの合宿所へ足を運ぶなどの行為が露見した場合は、当該ファンクラブからの退会及びコンサートへの出入り禁止等のぺナルティーが科せられる。
[編集] 音楽番組との関係
- 『MUSIC STATION』には所属タレントがほぼ毎週出演し、所属タレントの新曲が直近にない週では主にJr.などのスペシャルメドレーを披露する場合が多い。
- 近年は『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』への出演が急増している。これは、きくち伸の意向で、ジャニーズタレントが出演している音楽番組の中で、視聴者の反応が最も良いからだとされていたが、曲をリリースするたびには出演はしておらず、またSMAPは1997年4月7日の中継での出演を最後に出演していない(草彅剛がチョ・ナンカンとして1回だけ出演)。
- 『うたばん』にも所属タレントがほとんど出演してるが、曲をリリースするたびには出演をしておらず、TOKIOは1999年7月1日のトークでの出演を最後にトークなしで歌のみ出演、関ジャニ∞は1度も出演していない。この両者は『CDTV』にもほとんど出演していない。(TOKIOに関しては城島茂司会の『愛のエプロン2』が裏番組だったためとされている。)
- 『音楽戦士 MUSIC FIGHTER』にはこれまでSMAP・KinKi Kids(堂本光一・ENDLICHERI☆ENDLICHERIによる、個々の出演を含む)・嵐・NEWS・関ジャニ∞・KAT-TUN・山下智久・テゴマスが出演している。
- テレビ東京の音楽番組には、1980年代までは盛んに出演していたが、1990年代以降出演がない。
- 毎年大晦日には、年越し恒例として所属タレントが全員集合する(SMAP・内海光司を除く)エンターテインメントショー『ジャニーズカウントダウンライブ』(フジテレビ系)が放送されている。
[編集] ジャニーズJr.とタレント育成方針
未来のアイドルを目指すアイドル予備軍をジャニーズJr.として育成している。またジャニーズ事務所では、他の多くの芸能事務所と同じく育成に伴うレッスン料は一切徴収していない。そのため、デビューできた後でも、ある程度のステータスを確立するまでは、タレントに支払われるギャラは少ないと言われている。
デビューするまでは、例え単独でコンサートを行えるほどの人気があっても、マネージャーはつかない。仕事の移動も送迎は一切行わず、各々が電車などで移動する。事実、滝沢秀明がジャニーズJr.時代に、連続ドラマに主演していたときも、マネージャーはおらず、滝沢本人が電車で移動していた。(但し、芸能活動も長く、実績を積んだジャニーズJr.(佐野瑞樹、生田斗真、風間俊介、Musical Academyなど)は、マネージャーが付く場合がある。他のJr.と別格である。)。
ジャニーズ事務所では、社長に認められればいきなりテレビ出演もかなうため、下積み時代(テレビなどに出られない時期等)が少なくても人気が出るチャンスが多いが、「若いうちから売れたとしても、甘やかさない」という事務所の方針で徹底管理されている。
また、「学業と芸能活動を両立できないものは、仕事をさせない。」というポリシーがあり、原則として芸能活動のために学校を休むことを禁止している。そのため、芸能活動をしながら高校や大学を卒業しているタレントも多い。ただ、芸能活動と学業の両立ができないと判断して、高校を中退したり、進学をしないタレントも少なくない。
[編集] 所属アイドル
[編集] ソロ
[編集] グループ
[編集] 期間限定
現在事務所に所属しているメンバーのみ
- Junichi&JJr
- J-FRIENDS
- TOKIO・KinKi Kids・V6の全メンバー
- トラジ・ハイジ
- 修二と彰
- kitty GYM
- 年男ユニット
- トリオ・ザ・シャキーン
[編集] ユニット・サークル
- ジャニーズ事務所内に存在するユニットについてはジャニーズ事務所 ユニットを参照の事。
- ジャニーズ事務所内に存在するサークルについてはジャニーズ事務所 サークルを参照の事。
[編集] ジャニーズJr.
[編集] 過去に所属していた主なアイドル
[編集] ソロ
[編集] グループ
- ジューク・ボックス
- 小谷純
- 岡のりお
- 吉本あき弘
- 円谷弘之
- やなせかおる
- スーパーエイジス
- 村田勝美
- 山丘邦夫
- 峯井貴史
- 高橋洋一
- 永田英二
- クエッション
- 村田勝美
- 実川茂
- リューベン辻野
- デビット辻野
- VIP
- 板野俊雄
- 林正明
- 畠山昌久
- 河村信子
- 吉本和子