クイズ100人に聞きました
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『クイズ 100人に聞きました』(クイズ ひゃくにんにききました)はTBSでかつて放映されていた日本のクイズ番組である。2003年2月3日からCS放送のTBSチャンネルにて現在再放送されている。
クイズ100人に聞きました | |
ジャンル | クイズ番組 |
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放送時間 | 30→40→30分 |
出演 | 関口宏 |
ナレーション | 橋本テツヤ |
放送国 | 日本 |
放送局 | TBS系 |
放送期間 | 1979年4月2日~1992年9月28日 |
目次 |
[編集] 前史
1978年4月~1979年3月に放送されていた「家族対抗クイズ合戦」(毎週日曜、14:30~15:00)がゴールデンタイムに移動したものであり、番組名が変わっただけで司会者や番組内容はほぼそのままであった。
なお、同番組は元々、1976年からアメリカABCで放送されているFamily Feudというクイズ番組のライセンス番組である。
[編集] 放映データ
[編集] 通常放送
- 放映期間:1979年4月2日~1992年9月28日
- 放映日:毎週月曜日、19:00~19:30(1979年4月~1984年9月、1987年10月~1992年9月)、19:20~20:00(1984年10月~1987年9月)(以降全て日本時間)
(1984年10月~1987年9月はJNNニュースコープの延長の関係で19:20~20:00になっていた)。 - 司会・進行役:関口宏(放送期間中は無遅刻無欠勤ですべての回に登場)
- ナレーター:橋本テツヤ(通称「屋根裏のアナウンサー」と呼ばれていた)
- なお当時、関口は同局でわくわく動物ランドの司会も担当しており、東京放送で1987年 - 1991年の春・秋に放送された「クイズまるごと大集合」では関口のほか、ビートたけしや大橋巨泉も司会を行っていた(6問あり、1人あたり2問ずつ担当)。
[編集] スポンサー
番組開始当初は、同時間帯に放送していたキックボクシング中継の単独スポンサーであったYKKグループ(吉田工業=現YKK・吉田商事=現YKK AP)が、引き続き単独提供を行ったが、中期はYKKとライオンなど複数社提供、後期にはライオンなど複数社提供へと変わっていった。
[編集] ひじを付く姿勢と声援
一時期、司会の関口宏の出題中に行うひじを付く姿勢が視聴者からクレームを浴びたが、逆にある視聴者からは司会者にも気楽な姿勢でやっているということで別にひじを付いても悪くないという声もあったことからその後定番としてすっかりお馴染みになった。この姿勢は番組のヒントになったアメリカのクイズ番組(後述する)での司会者に倣ってのものとされる。そのためか現在ではテレビ局のセットで脆い台を使う場合に司会者がもたれて壊れないよう、「関口宏厳禁」と張り紙されることもある。 また、観客の「ある!ある!ある!」の声援も定番のフレーズに。司会の関口は問題を知らされているが、たとえ答えを知っていても何番目にあるのかはわからない(すなわち、問題のカードには正解は一切書かれていない。当然正解も結果を見てみないとわからない)。そのため答えの展開によっては司会者の意外な表情もみられることがあった。また、絶対に正解になりえない珍答をした時でも、観客は一瞬の間ののち「ある!ある!ある!」と声援を送っていた。
[編集] 進行役とナレーターの役割分担
番組のタイトルコール、出場チームの紹介・進行役の紹介、提供読み、宿題クイズの応募のお知らせ、トラベルチャンスの説明、番組のエンディングの締め、視聴者プレゼントのお知らせもナレーションの橋本テツヤが一括して担当していた。これは、司会の関口宏が進行役、橋本テツヤが屋根裏のアナウンサーと言う体裁を取っていた為である。従って、橋本テツヤが実質的に総合司会的な役割を持ち、関口宏は番組のエンディングの締めでの挨拶はしていない。過去に1回だけ、司会の関口が進行役と屋根裏のアナウンサーの二役を務めた回もあるが、これは屋根裏のアナウンサーの橋本が都合により収録を休んだためである。オープニング「せきぐちーひろし」も毎回同じだった(橋本テツヤにより紹介。初期は姓の語尾をあまり伸ばさなかった)。クイズまるごと大集合では「おおはしーきょせん」や「ビートーたけし」もあった。また橋本テツヤは、中CMのたった1分間の間に、トラベルチャンスへ進む出場者の特徴を捉え「○○さん、美人ですねぇ、特に唇が可愛いですよー。では頑張って参りましょう!トラベルーチャンス!」などと紹介。出場者の特徴の捉え方が実にうまく、お茶の間の笑いを誘った。時に、関口と屋根裏(橋本)とのやり取りもあり、その絶妙な会話の面白さが受けた。橋本テツヤの語尾を延ばす独特の紹介テクニックは、後に1995年以降から放送されているクイズ番組・バラエティ番組・ドキュメンタリー番組等やテレビ朝日の「料理バンザイ!」などの番組のリニューアルに生かされた。
[編集] 通常放送終了後のリバイバル
その後、TBSのバラエティ番組などで何度か番組のセットが使用されたことがあったが(放送期間中でもドラマ番組「うちの子にかぎって」で本番組のセットが使われていた)、番組終了後の約3ヵ月後の1993年1月に正月特番で復活したのがリバイバル版の最初である。その後、2000年12月30日の特別番組「SAMBA・TV」(司会福留功男・薬丸裕英)の中でも復活を遂げた。また、2004年4月5日に放送された「ぴったんこカン・カン春の祭典スペシャル」では久本雅美、TBSアナウンサー安住紳一郎の司会で再復活した(マスコットマークは百太郎<後述>ではなく、同番組のキャラクター「ぴったんこガエル」が使われ、橋本の司会者紹介は「ひさもとーまさみ」と「あずみーしんいちろう」だった)。但し、「ぴったんこカン・カン」バージョンではチャンス問題が出題されたり、「トラベルチャンス」での出題が3人になるなど、レギュラー番組時や「SAMBA TV」放送時と違う番組進行となった。また、チームの獲得賞金の金額表示やトラベルチャンスの得点表示が反転式から従来のチームの得点表示と同じくデジタル表示に変わっていた。 なお、復活を望む声はいまだに多く、特に関口司会・橋本ナレーションでの復活を望む声が多い。
[編集] ネット局
JNN27局(当初はJNN25局+北日本放送 全国26局ネット)。このうち福島テレビは1983年12月開局のテレビユー福島に移行。北日本放送は84年秋に「JNNニュースコープ」開始に伴ってこの年の9月いっぱいで途中打ち切りになった後1990年10月の系列局チューリップテレビの開局で富山県地方でのネットを再開した。テレビユー山形は1989年10月開局からネットを開始(それ以前は山形県では山形放送で一時期オンエアされていたが、のちに「人生ゲームハイ&ロー」を編成するため、ネットを打ち切った)。愛媛県のあいテレビは開局前の試験放送で放送されたのみであった。
[編集] 趣旨
[編集] 問題レベル
- 解答パネラーは、一般の視聴者5人でチームを組み、2チームで得点を争う(※通常は家族・親類同士。「SAMBA TV」などは芸能人など)。
- 一般人に、あるテーマに基づいてアンケートを実施し、その回答内容を当てる。
- (問題例)都内に勤務するOL100人に聞きました、答えは7つ。昼休みにオススメの休憩スポットといえばどこ?
- より多くの人が答えた回答から1・2と並んでいて、その回答人数がそのままチームの得点となって積算され、最終問題のみ得点が倍になる(40分番組のときは5問目と6問目にあった)。4問目が最終問題だった時期もあった。
- 答えとなりうるのは原則として100人のうち2人以上が同じ答えの場合である(1人しか答えなかったものについては途中のCM前に「少数意見」として放送される場合がある)。このため、大概は全部開けても100点にはならなかったが、まれに全部開けて100点になるときもあった。また、答えの数は表示パネルの都合上最大でも9つである。(殆どの問題で答えは5~8つ)
[編集] 展開
[編集] 通常問題
- 出題されるとき、各チームから1人ずつ出る(順に後方に移る。6問目では誰でもいい)。その際互いに握手を交わすことが暗黙の了解となっていた(交わしていない場合は関口が右手を左右に振り、握手を促す)。
- 代表は、握手を交わした後、早押しで解答権を得て、得点の高い回答を当てる。
- 早押しを制した代表から解答し、1位を当てると、無条件にそのチームに解答権(先攻権)がつく。
- 早押しを制しても、1位を当てられなければ、もう一方のチームにチャンスが回る。その場合、相手チームより上位の解答を当てれば、解答権を奪うことができる。ただし、同点の場合は先に答えた(早押しを制した)チームの先攻となる。但し、1巡目で正解が出ない場合は1つでも正解が出るまで続く(正解を1つでもあけなければ先攻権は決まらない)。
- 解答権を得たチームは、1人ずつ順番に、入っていそうな回答を当てていく。正解が出るたびにその正解分の得点がプールされる。×が3つつかないうちに全部正解するとプールされていた得点はすべて先攻チームに加算される。
- 制限時間内(制限時間いっぱいで数回ブザーが鳴らされる)に答えをコール出来ない時、パネルに伏せられていない内容や1度出た答えを言ってしまうと×がつく(解答者は×のプラカードを持つ)。×が3回つくと失格となり、解答権は相手チームに移る。そのとき、まだ解答が残っていれば、相手チームは1回だけ解答するチャンスがあり、正解すれば正解分の得点とプールされていた得点を獲得することができるが、不正解(×がつく)ならプールされていた得点は先攻チームに加算される。なお、答えを2つ以上言っていてどちらにするか、あるいはもう少し具体的な答えを求められたときは数回チャイムが鳴らされて、言い直しをしなければならない。
- 最終問題を終了して得点の多いチームが優勝で、ルックJTBで行くハワイ旅行をかけた「トラベルチャンス」に挑戦できる。
[編集] 宿題クイズ
40分放送時に設定されたコーナーで4問目終了後に行われ、100人から調査した結果の内1つを視聴者が当てるコーナーで大抵は1位だが1位が圧倒的多数の場合2位または3位を当てるコーナーである、それ以外の答えは予め開かれ、ヒントとしている。問題の答えを応募して正解者から抽選で百太郎のぬいぐるみがプレゼントされる。宿題クイズの解答は次週に「おさらいクイズ」として宿題クイズの後に前回の宿題クイズの解答が発表される。答えの数は通常問題に比べ少ないケースが多かった(答え4~6つが殆ど、稀に3つということもあった)。
[編集] 作戦
- 家族対抗のクイズ番組ということもあり、作戦的なものはほとんど存在せず、純粋に答えを出し合って競うことが基本だが、稀に「勝敗にこだわった」作戦を実行するチームも存在した。最終問題の解答権を早押しで得たチームがあえて何も回答せずに×3つで相手チームにそのまま解答権を返したことがあった。
- その時点で開いていたパネルは5位の18点のみ。答えは8つ。
- 5位のパネルは、このチームが早押しで開けたもの。相手チームは早押しでパネルを開けられなかった。
- 解答権を得た(先攻チームがあえて放棄した)相手チームは1回だけしか解答できないため最善でも1位のパネルを開けることしかできない。
- 少数意見でない以上、6位、7位、8位は最低でも各2点。計6点。
- 5位の18点を加えると既に24点は5位以下に確定。
- 残りの76点が1位から4位の最大合計点数。
- 当然、1位≧2位≧3位≧4位≧5位=18点である。
- 1位を最大化するために2位から4位も全て18点と仮定すると、ここでさらに54点分が確定。
- 1位は最大でも、100-24-54=22点である。
- このときの両チームの点差は45点。相手チームが1位のパネルを開けて、倍の点数を獲得しても逆転してトラベルチャンスは得られない。
[編集] トラベルチャンス
「トラベルチャンス」は5人それぞれに1問ずつ問題(時には「エラベルトラベル」として好きな問題を選択)を出す。解答出来る権利は1人1回ずつのみで、5人挑戦した結果、得た点数によってハワイ旅行を獲得できる人数が決定した。パネルは、空港の出発案内板を模したソラリー式(フラップ式)表示装置が使われていた(関口が「トラベルーチャンス!」と発するとドラムの音が鳴り、飛行機の形が出て左から右へ動いた後正解または「×」マークが表示される)。なお、2チーム対戦形式のトラベルチャンスと最終回生放送スペシャルでは通常問題と同じく9分割のマルチスクリーンが使われた。
60点以上を獲得すると、迫力あるファンファーレが鳴る中、解答者が見えなくなるほどすさまじく大量の紙吹雪と風船が降り(実際には紙吹雪と風船が乗っている長い板をスタッフが傾けて降らせる仕掛け。)、60点台で1人、70点台で2人、80点台または90点台で3人、100点台または110点台で4人、120点以上得点したら全員ハワイ旅行獲得となる(画面上では「おめでとう ハワイの旅○名様ご招待」と表示)。60点未満(59点以下)しか獲得できなかった場合は紙吹雪と風船は降らず、旅行獲得者なしとなり、全員見送りで失格(なお、画面上では「残念!!」と表示。また、全員見送り・失格となるBGMは3代のパターンがあって、初代は前半のクイズで3問×がついたときと逆転チャンスで失敗した時と同じもの(最後に「コケ」と入る音調のもの)、2代目は「ヒュー~ドン」の音調のもの、3代目はしおれた雰囲気のものとなる。なお、3代目のBGMは出身大学別の芸能人チーム対戦で最下位になったチームでも流れていた)。旅行獲得者にはキャラクター百太郎の帽子とバッグがもらえる。獲得できなかった人と敗者チーム全員は「見送り」の旗を持っていた。また、到底5名獲得が困難となった場合、誤答や下位の答えを挙げたパネラーに予め「見送り」の旗を持たせることも見られた。
ほとんどの回で最低1人ハワイ獲得者が出来たが、ハワイ旅行全員見送り、失格となった回も毎年数回は必ずあった(4人目まで不正解で0点、または低得点しか獲得出来ず、アンカーでようやく1位の点数を獲得しても1人獲得条件の60点にならず、失格するケースもあった。また、ある出場者が5人全員獲得すると宣言しながら、結局失格となる不運な結果になった回や2週連続で失格となったことも過去にあった。中にはあまりの悔しさに号泣した人もいた)。
また板に乗っかっていた風船が「トラベルチャンス」の最中に1個落ちて来たり(その際関口が「もう5人出たのかな?」と言っていた)、何かの拍子で割れてしまうハプニングがあった。
1989年5月1日(第515回)放送の10周年スペシャルトラベルチャンスの時は史上初のチーム対戦を行い、獲得した点数の多かったチームが優勝・旅行獲得(獲得人数の点数の条件は通常と同じ)というのもあった。10周年スペシャルトラベルチャンスはハワイ旅行ではなく、オーストラリア旅行だった。この対戦形式のトラベルチャンスはそれ以降もスペシャル版や1992年8月10日、17日、24日(第678回、第679回、第680回)放送の夏休み高校生大会でも行われいた。
過去の放送の中には4人目までに得点が120点以上を獲得・全員獲得が確定して、アンカーを行わずに終了した回があるが、放送されなかった問題は宿題クイズとして扱われた。
ハワイ旅行獲得人数が1人から4人の場合、司会の関口は女性解答者を優先的に帽子をかぶせ、男性解答者に見送りの旗を持たせることが多かった。そのために、「関口は女性に甘すぎる」、「帽子は高得点を取った順からかぶせるべきだ」などという批判の投書が番組に多く寄せられていた。時には子供を優先に帽子をかぶせるケースもあったが、こちらはあまり批判の投書は無かったようである。
なお、2004年4月の「ぴったんこカン・カン春の祭典」での「トラベルチャンス」は、1・2回戦が70点以上で全員獲得、60点台で4人、50点台で3人、40点台で2人、30点台で2人、30点未満だと失格、3回戦のみ75点以上で全員獲得、65点から74点までだと5人、55点から64点だと4人、45点から54点だと3人、35点から44点だと2人、25点から34点だと1人で、24点以下だと失格となった。また、ハワイ獲得者が確定して紙吹雪と風船が降った時には、「素晴らしい!全員ハワイ獲得!」(久本が担当して全員獲得)、「残念!ハワイ旅行はお二方のみ!」(安住が担当して2人しか獲得出来ず)などと実況までしていた。ちなみに、「クイズ100人に聞きました」時代では、関口がハワイ獲得者確定時に「X人獲得!」などと実況することはなく、エンディングの歓声と拍手が渦巻く中、橋本がハワイ獲得人数と獲得賞金を早口で紹介。「よかったですねぇ」と心から喜ぶ声に好感が持たれた。その一方、失格になった時も「うーん、残念。おしかったですねー」などと激励、その人柄の良さが評判だった。
[編集] その他
放送期間中に出題用としてではなく、答えが一つになる問題を探していたほか毎年1回必ずプロ野球ペケチーム(今年優勝しそうもない球団)の予想もあった(死者に鞭を打つと困るためトップになった球団は公表しなかったが、残りの球団の順位がすべて公表されるため、わかる)。過去の放送の中には本番中に早押しボタンを押す際に勢いをつけ過ぎて壊れるハプニングがあった(1回は最終問題だったため事なきを得たがもう1回は最初の問題で発生したためスタッフが修理してその後再開)。賞金は1点につき500円(後に1987年10月から700円に変更、1991年4月から4問目が最終問題の時期と末期は1,000円)SAMBA TVでは1点につき1,000円。 このほかに1987年10月5日(第438回)放送の19:00に引越しした記念として7時(7:00)にちなんで両チームに700円が、1991年1月28日(第600回)放送の600回では記念に両チームに600円が特別に賞金に加算されたり、300回、400回、500回、600回ごとにお祝いとしてスタジオの観客に記念品として紅白まんじゅうがプレゼントされた。
かつては宿題クイズのコーナーもあって司会者から「宛先、その他は屋根裏の○○がご案内します」と○○の部分には正解のヒントになることを言っていた(TBSチャンネルでの再放送では一部の回をのぞき、CM前に入っていたためその部分はカットされている)。
[編集] 団体戦ルール
1992年8月10日、17日、24日放送の「夏休み高校生大会」(第2次予選)や「クイズまるごと大集合」などでは団体戦で行われる事もあった(クイズまるごと大集合1990年秋(1990年10月2日放送)から)。ルールは以下の通り。
- 早押しで早く押した順に順番が決まる
- まず1番目に解答権を取ったチームがどんどん答える。1個でも×が付くと2番目のチームに解答権が移る(これは3番目のチームが間違うまで続く)。
- 3番目のチームが間違うと4番目に解答権を得たチームが答える。1つでも開けると今まで1番・2番・3番目のチームが獲得した点数を全て取れる。間違えば1番・2番・3番目のチームがそれぞれ獲得した点数が加算。
- 全部の答え(残り1枚の答え)を開けた場合はそのチームにすべての獲得点数が加算される。
[編集] スタッフ
- 構成 : 高橋秀樹・零弘幸・池田裕幾他
- 音楽 : 服部克久
- プロデューサー : 森勲、三角英一、岩原貞夫
- 美術 : 加藤昌男
[編集] 主な提供
主に8社ほどが番組の提供スポンサーとなっていた。このうち、YKK(現・YKK AP)とLIONの2社は後番組にあたる『東京フレンドパークII』に至る現在まで月曜19時台の提供スポンサーとなっている(但し、YKK APについてはスポンサーをしていない時期もあった)。YKKは当番組開始前、この枠で放送されていたYKKアワー キックボクシング中継のスポンサーであった。提供クレジットテロップはVTR編集時に挿入され、クレジット読みは橋本テツヤが務めていた(オープニングのみ。ただし、スペシャル版を除く)。
[編集] 補足
- マスコットとして「百太郎(ひゃくたろう)」が番組開始当初から設定されていた。当初はイラストばかりだったが後に着ぐるみが作られ、スタジオやロケなどに登場するなど活躍していた。なお百太郎は西武ライオンズのマークに似ているが、当番組と関口宏は、西武グループとは何ら関係は無い。百太郎はホッキョクギツネであるが、「百太郎は何の動物だと思うか」という問題が出たことがある(当然、事実とは関係なく多い意見を当てる)。余談ながら番組の最終回で百太郎の着ぐるみの正体を明かしてしまったという話しもある。
- 1回だけ、トラベルチャンス中にニュースが番組を中断して挿入されてしまい、次番組「わいわいスポーツ塾」以降の番組が10分繰り下がってしまったことがあった。
- 「耳の大きな動物といえば?」という問題で全部の回答が開いて合計が99だったということがあった。「じゃあ、残り1つはなんだったんでしょう?」と回答外の答が紹介されたことがあった(ちなみに残り1つは「江川卓」だった)。
- 第1回は、具志堅用高の家族と一般人家族の対戦だった。
- 山田邦子も芸能界デビュー前に家族で挑戦したが、残念ながら予選で敗退した。
- 島田奈央子(島田奈美)もアイドルとしてデビューする前に一家で番組に出場した(放送日不明。島田がパーソナリティを務めていたラジオ番組「RADIO-izm」(FM-FUJI)でも話されている)。
- 1987年12月28日(第450回)の放送では本放送期間中にたった1度だけ同点決勝があった。これは最終問題が終わった時点で同点となったため。万が一同点の場合に備えての決勝問題が通常問題とは別に用意されていた。最終回ではこのときの決勝問題をそのまま流用して通常対戦を行った。
- 1992年2月17日(第654回)の放送に「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば」(フジテレビ)のレギュラー出演者(内村光良、南原清隆、ちはる、神田利則、名古屋章)が出場し、「関口宏のサンデーモーニング」チーム(北野大、新堀俊明、三屋裕子ほか)と対決した(TBSチャンネルでは再放送なし)。その放送の少し前、「やるやら」で放送のパロディーコーナー「クイズ5、6人に聞きました」に関口が予告なく乱入したことから因縁が始まり、その後「関口宏の東京フレンドパーク」で「パーフェクトを達成して関口さんの(当時白くなりだしていた)前髪を染めてやる!」とウンナンが何度も来園したあたりまで続いた。ちなみに2度挑戦して、ともに最後のアトラクション(ハイパーホッケー)で失敗したため関口の前髪を染めさせることは阻止され、逆にウンナンがスタジオ内の清掃係をさせられた。
- 1992年7月20日(第675回)の放送で対戦チームの苗字がいずれも「鈴木」だった(TBSチャンネルでは2006年1月9日・16日に再放送)。
- 1992年8月3日(第677回)の放送でウルトラマンチーム対仮面ライダーチームが対決。ウルトラマン側はキャプテン:毒蝮三太夫(アラシ隊員、フルハシ隊員)。メンバー:黒部進(ウルトラマン)、団時朗(帰ってきたウルトラマン)、長谷川初範(ウルトラマン80)、ペギー葉山(ウルトラの母)。仮面ライダー側はキャプテン:小林昭二(立花藤兵衛)。メンバー:宮内洋(仮面ライダーV3)、速水亮(仮面ライダーX)、荒木しげる(仮面ライダーストロンガー)、松田洋治(岡村マサヒコ…仮面ライダーアマゾンに登場)。(TBSチャンネルでは放送なし)
- 1992年9月28日の最終回(第684回)は1時間の生放送スペシャルでハワイ旅行大放出の回であった。人気番組出演者、タレント、TBSアナウンサー、一般家族の計10チームが出場。1問だけの勝負で勝ったチームがトラベルチャンスの挑戦権が与えられた。生放送の時間内にたくさんのチームにハワイ旅行獲得の瞬間を見ることができた。残り時間があれば1度勝負に敗れたチーム同士での敗者復活もあった(1回だけ行うことができた)。生放送だったため忙しさのあまり「×」のプラカードを渡すつもりが「見送り」の旗を渡す場面も見られた(TBSチャンネルでは放送なし)。
- 1988年3月29日放送の「クイズまるごと大集合1988年春」で「100人に聞きました」の問題の中に南極越冬隊員37人に聞いた問題も出題された〈質問は「仕事がない時は何をして過ごす?」だった。出場チームの解答者の中には「人形と遊ぶ」という珍解答もあった〉。この時の「クイズまるごと大集合」の第1次予選の「100人に聞きました」では1問勝負で勝ったチームには無条件で100点が加算される設定となっていたため、本放送にはまったくない100人に満たない人数で聞いた問題も存在していた。
- 1990年頃、出身大学対抗の芸能人大会があり、日本大学をはじめ、同窓生同士の男女混成の5人衆がクイズに挑んでいた。また同時期の正月特番で、芸能人の出身県別対抗大会があった。男女3人組で1問先取勝ち抜きトーナメント方式だった。山梨県代表ではプロレスラーのジャンボ鶴田(故人)も出演していた。
- 番組終了から3ヵ月後の1993年1月、正月特番で再登場した(チームは大学生チーム、解答者はみのもんた・渡辺正行)。
- 得点表示は一般的なデジタル数字(7セグメントディスプレイ)表示であるが、唯一「4」だけ通常のデジタル表示で使われるデザインではなく、横棒の右側部分が突き抜けている。
- 途中番組内で使用されている音楽(あるあるある~の時や3人×の音楽)がリニューアルされた。その後今回のリニューアルが良かったか良くなかったか葉書によるアンケートが行われた。良かったと書いた人には抽選で賞品が当たるというアンケートだったにも関わらず、良くなかったという葉書が届いていた(番組内では「大失敗」と書かれた葉書を紹介していた)。やはり違和感があったためか程なくして元の音楽(アレンジは変わった)に戻された。
[編集] 番組のセット
- 1代目 1979年4月~1984年9月
- 2代目 1984年10月~1987年9月(復活特番もこのセットで再現された)
- 3代目 1987年10月~1989年3月(2代目の色の塗り替えとセット中央の端〈段差部分〉に「WE ASKD 100 PEOPLE」の英文表記の文字が書かれている)
- 4代目 1989年4月~1991年3月
- 5代目 1991年4月~1992年9月
- 番組のテーマ曲の音楽の担当
[編集] TBSチャンネル再放送リスト
放映日:毎週月曜日、22:00~22:30、3:00~3:30、翌週月曜日、10:00~10:30
[編集] 2006年度(2月20日~12月18日)
- 2006年2月20日放送 第438回(1987年10月5日)
- 2006年2月27日放送 第439回(1987年10月12日)
- 2006年3月6日放送 第440回(1987年10月19日)
- 2006年3月13日放送 第441回(1987年10月26日)
- 2006年3月20日放送 第442回(1987年11月2日)
- 2006年3月27日放送 ※特別番組のため休止
- 2006年4月3日放送 第443回(1987年11月9日)
- 2006年4月10日放送 第444回(1987年11月16日)
- 2006年4月17日放送 第445回(1987年11月23日)
- 2006年4月24日放送 第446回(1987年11月30日)
- 2006年5月1日放送 ※特別番組のため休止
- 2006年5月8日放送 第447回(1987年12月7日)
- 2006年5月15日放送 第448回(1987年12月14日)
- 2006年5月22日放送 第449回(1987年12月21日)
- 2006年5月29日放送 第450回(1987年12月28日)
- 2006年6月5日放送 第451回(1988年1月4日)
- 2006年6月12日放送 第452回(1988年1月11日)
- 2006年6月19日放送 第453回(1988年1月18日)
- 2006年6月26日放送 第454回(1988年1月25日)
- 2006年7月3日放送 第455回(1988年2月1日)
- 2006年7月10日放送 第456回(1988年2月8日)
- 2006年7月17日放送 第457回(1988年2月15日)
- 2006年7月24日放送 ※特別番組のため休止
- 2006年7月31日放送 ※特別番組のため休止
- 2006年8月7日放送 第458回(1988年2月22日)
- 2006年8月14日放送 第459回(1988年2月29日)
- 2006年8月21日放送 第460回(1988年3月7日)
- 2006年8月28日放送 第461回(1988年3月14日)
- 2006年9月4日放送 第462回(1988年3月21日)
- 2006年9月11日放送 第463回(1988年4月4日)
- 2006年9月18日放送 第464回(1988年4月11日)
- 2006年9月25日放送 第465回(1988年4月18日)
- 2006年10月2日放送 第466回(1988年4月25日)
- 2006年10月9日放送 ※特別番組のため休止
- 2006年10月16日放送 第467回(1988年5月2日)
- 2006年10月23日放送 第468回(1988年5月9日)
- 2006年10月30日放送 第469回(1988年5月16日)
- 2006年11月6日放送 第470回(1988年5月23日)
- 2006年11月13日放送 第471回(1988年5月30日)
- 2006年11月20日放送 第472回(1988年6月6日)
- 2006年11月27日放送 第473回(1988年6月13日)
- 2006年12月4日放送 第474回(1988年6月20日)
- 2006年12月11日放送 第475回(1988年6月27日)
- 2006年12月18日放送 第476回(1988年7月4日)
- 2006年12月25日放送 ※特別番組のため休止
[編集] 2007年度(1月8日~)
- 2007年1月1日放送 ※特別番組のため休止
- 2007年1月8日放送 第477回(1988年7月11日)
- 2007年1月15日放送 第478回(1988年7月18日)
- 2007年1月22日放送 第479回(1988年8月1日)
- 2007年1月29日放送 第480回(1988年8月8日)
- 2007年2月5日放送 第481回(1988年8月15日)
- 2007年2月12日放送 第482回(1988年8月22日)
- 2007年2月19日放送 第483回(1988年8月29日)
- 2007年2月26日放送 第484回(1988年9月5日)
- 2007年3月5日放送 第485回(1988年9月12日)
- 2007年3月12日放送 ※特別番組のため休止
- 2007年3月19日放送 第486回(1988年9月19日)
- 2007年3月26日放送 第487回(1988年9月26日)
- 2007年4月2日放送 ※特別番組のため休止
- 2007年4月9日放送 第488回(1988年10月10日)
- 2007年4月16日放送 第489回(1988年10月17日)
- 2007年4月23日放送 第490回(1988年10月24日)
- 2007年4月30日放送 ※特別番組のため休止
- 2007年5月7日放送 第???回(????年??月??日)
- 2007年5月14日放送 第???回(????年??月??日)
- 2007年5月21日放送 第???回(????年??月??日)
- 2007年5月28日放送 第???回(????年??月??日)
- 2007年6月4日放送 第???回(????年??月??日)
- 2007年6月11日放送 第???回(????年??月??日)
- 2007年6月18日放送 第???回(????年??月??日)
- 2007年6月25日放送 第???回(????年??月??日)
※毎月第1日曜日のスカパー大解放デーには過去の放送からランダムに編成され、不定期に放送されている。
[編集] クイズ100人に聞きました形式のクイズを行っていた番組
- ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!!(フジテレビ):「クイズ5,6人に聞きました」
- とんねるずの生でダラダラいかせて!!(日本テレビ):「クイズ100人ぐらいに聞きました」
- ハロー!モーニング。(テレビ東京):「クイズ1000人に聞きました」
- タモリのボキャブラ天国(フジテレビ):「クイズ100人がボキャブりました」
- EXテレビ(読売テレビの担当日):「クイズ100人が言いませんでした」→「クイズ1人しか言いませんでした」
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
[編集] 前後番組の変遷
TBS系列 月曜19時台前半(1979年4月 - 1984年9月) | ||
---|---|---|
前番組 | クイズ100人に聞きました | 次番組 |
YKKアワー キックボクシング中継 | JNNニュースコープ ※枠拡大・18:30-19:20 |
TBS系列 月曜19時台後半(1984年10月 - 1987年9月) | ||
---|---|---|
前番組 | クイズ100人に聞きました ※19:20-20:00 |
次番組 |
クイズ天国と地獄 ※19:30-20:00 |
わいわいスポーツ塾 ※19:30-20:00 |
TBS系列 月曜19時台前半(1987年10月 - 1992年9月) | ||
---|---|---|
前番組 | クイズ100人に聞きました | 次番組 |
JNNニュースコープ ※枠縮小し19:00終了となる |
ムーブ「関口宏の東京フレンドパーク」 |
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