PARADISE (サザンオールスターズ)
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PARADISE | ||
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サザンオールスターズ の シングル | ||
リリース | 1998年7月29日 2005年6月25日(再発) |
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録音 | 1998年春~ 猫に小判STUDIO VICTOR STUDIO |
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ジャンル | ロック | |
時間 | 10分55秒 | |
レーベル | ビクタータイシタ | |
プロデュース | サザンオールスターズ | |
レビュー | ||
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チャート順位 | ||
ゴールド等認定 | ||
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売上枚数 | ||
サザンオールスターズ 年表 | ||
LOVE AFFAIR ~秘密のデート~ (1998年) |
PARADISE (1998年) |
イエローマン ~星の王子様~ (1999年) |
『PARADISE』(パラダイス)は、サザンオールスターズの42枚目のシングル。1998年7月29日発売。発売元はビクターTAISHITAレーベル。
目次 |
[編集] 解説
前作「LOVE AFFAIR ~秘密のデート~」、6月25日にデビュー20周年を記念して発売されたベストアルバム『海のYeah!!』がそれぞれヒットし、本作も前作同様ドラマタイアップが付いたことにより、セールスに向けては万全とも言える体制で臨んだ本作。
「PARADISE」では核問題をテーマに、「CRY 哀 CRY」では日本の古歌をモチーフにするなどの意欲作であったが、歌詞や楽曲の難解さなどがライトな層に受け入れられず、タイアップとして使われたフジテレビ系ドラマ『ハッピーマニア』の視聴率も決して好調と言えるものではなくタイアップ効果が売上には繋がらなかった為、セールスは「BLUE HEAVEN」をも下回り、セールスの低下に拍車をかける結果となってしまった。次作「イエローマン ~星の王子様~」ではさらにセールスを落とし、オリジナル盤はついに1989年以来10年ぶりにオリコンでの累計売上が10万枚を切ることになる。
本作の8cmオリジナル盤は、星のマークの部分がポッカリと空けられた形になっているが、再発の12cm盤では星が印刷されているだけになった。本作は全2曲入りのサザンのシングルとしては、最長の収録時間となっている。
[編集] 収録曲
- PARADISE
(作詞・作曲:桑田佳祐 英語補作詞:Tommy Snyder Japanese Rap inspired by:北原白秋 編曲:サザンオールスターズ)
「愛の言霊」の流れを汲むサウンド。本作を象徴する『Wadi』という言葉は桑田の造語であると語っているが、実際にそういう単語(ワジ)があるため、一概にそうとは言い切れない。間奏には「いとしのエリー」が一部だけ収録されているが、歌詞は英語で歌われており、収録のために新たに製作した音源である。収録されているものは、ボコーダーを通して声を加工しているため、実際はシンセサイザーで弾いたような音に聞こえる。そのため聴き取るのは少々難しい。現在サザンのシングルA面では最も長い曲となっている。なお、「Good God!」「Sex Machine」の歌詞はジェームス・ブラウンの『セックス・マシーン」から、Cメロのメロディはビージーズの『ステイン・アライヴ』からの引用である。また、1番に「See Saw Game」という歌詞があるが、これは桑田と親交が深いMr.Childrenの楽曲「シーソーゲーム ~勇敢な恋の歌~」からとられたと思われる。 - CRY 哀 CRY
(作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
詩集や和歌に登場する日本の古文などで書かれた歌詞となっている。歌詞の世界と違い曲調は収録アルバム『さくら』にあるような濃く重いハードロック。三菱電機『モバイルキャンペーン』CMソング。CMはサザンのメンバー全員と、桑田のみの出演の数パターンがあった。
[編集] 参加ミュージシャン
- 桑田佳祐:Vocal, Guitar(#1,2)
- 大森隆志:Guitar(#1,2)
- 原由子:Keyboards, Vocal(#1,2)
- 関口和之:Bass(#1,2)
- 松田弘:Drums(#1,2)
- 野沢秀行:Percussion(#1,2)
- PARADISE
- 山本拓夫:Tenor Sax
- 角谷仁宣:Computer Programming
- CRY 哀 CRY
- 角谷仁宣:Computer Pragramming