Tarako
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Tarako | ||
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サザンオールスターズ の シングル | ||
リリース | 1984年10月21日 1988年6月25日(再発) 1998年2月11日(再発) 2005年6月25日(再発) |
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録音 | 1984年7月~9月 Los Angeles (USA) VICTOR AOYAMA STUDIO (#2) |
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ジャンル | ロック | |
時間 | 8分26秒 | |
レーベル | ビクタータイシタ | |
プロデュース | サザンオールスターズ | |
レビュー | ||
チャート順位 | ||
売上枚数 | ||
サザンオールスターズ 年表 | ||
ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY) (1984年) |
Tarako (1984年) |
Bye Bye My Love (U are the one) (1985年) |
『Tarako』(タラコ)は、サザンオールスターズの21枚目のシングル。1984年10月21日発売。発売元はビクターTAISHITAレーベル。
目次 |
[編集] 解説
シングルA面としてはサザン初であり、現時点で唯一の全英語詞曲。前作「ミス・ブランニュー・デイ」やアルバム『綺麗』『人気者で行こう』と同じく、AOR色の強い作品。c/wには同年に発売されたアルバム『人気者で行こう』の楽曲、「JAPPANEGGAE (ジャパネゲエ)」を英語詞に変え歌いなおしたものを収録している、珍しい作品である。現在全英語詞曲をシングルA面で発売することは少なくないが、c/wも全英語詞というのは珍しいものである。AORが中心になった作品は、本作が最後となる。
曲の世界観や英語詞ということから一般受けはせず、オリコンでもTOP10入りを逃している。収録曲がどちらもアルバム未収録で、シングル盤にのみ収録ということもあり、2005年の再発時にはオリジナル盤とは逆に中でも高いセールスとなっている。
本作はロサンゼルスでレコーディングしたものであり、ジャケットの金色の背景に大きく書かれた「ら」という文字は、ロサンゼルスの略記『L.A』のローマ字読みであるとも解釈できる。作詞家、アレンジャーなど海外のプロデューサーを従えたクオリティの追求が顕著な作品である。原盤では桑田とサザンの名義が英語であるが、2005年の再発盤では日本語に直されている。
1984年当時、サザンはアメリカへの進出を試みており、前出通り本作はレコーディングと、更にPVの撮影もロサンゼルスで行われた。同時にアルバム「人気者で行こう」の収録曲のイメージPVも製作されており、アメリカ人エキストラも登場する等、いずれもアメリカを強く意識した内容になっている。 しかし、日本人アーティストのアメリカ進出は、ヒットした坂本九以外の、その殆どの場合が国内での話題のみでセールス・ビジネスとしては成功していない為、本格的な進出が行われなかったのは今となっては正解だったと言える。事実、このレコーディング・PV撮影以降は特にアメリカ進出の企画は行われていない。メンバーものちに、「一ヶ月間向こうに居たけど、だんだん飽きてきただけ」と、アメリカへの思い入れは無い旨を発言している。
なお、本作はシングル作品で唯一作詞のクレジットが桑田単独のものではない曲である。作曲がメンバー以外の人物との共作というのも、シングルでは唯一である。
[編集] 収録曲
- Tarako
(作詞:Keisuke Kuwata & Tony Haynes 作曲:Keisuke Kuwata 編曲:SOUTHERN ALL STARS & Paul Fox)
前出通りのAOR路線で、他のサザン・桑田作品には無い、クールな2枚目路線といった趣で、バックアレンジはシンセサイザーとエレクトリックドラムが際立った80年代らしい仕上がりとなっている。
「Tarako」というタイトルの由来としては、桑田佳祐がタイトル決めで迷っていた時「朝食にたらこが出たから」という理由、更にアメリカ進出にあたって、かつてアメリカでもリリースされヒットした坂本九の『上を向いて歩こう』のアメリカ版タイトル『SUKIYAKI』に倣って歌詞とは関係無い、日本っぽいタイトルをという事で「Tarako」になったとも言われているが、いずれも真意は定かでは無い。
途中の歌詞に「left me to do」というものがあるが、歌唱ではこのように歌われており公式サイトでも修正が施されたものの、歌詞カードでは「left to do」となっており、これは1998年、2005年の再発盤でも修正されていない。現在でもシングル盤にのみ収録。 - Japaneggae (Sentimental)
(作詞:Keisuke Kuwata & Tony Haynes 作曲:Keisuke Kuwata 編曲:SOUTHERN ALL STARS & Paul Fox)
アルバム『人気者で行こう』収録の『JAPANEGGAE (ジャパネゲエ)』を全英語詞に直した曲。元々『JAPANEGGAE』の原曲も文法を無視したデタラメな英語だったが、それをきちんとした英語に直した曲になった。歌詞カードでは最後の歌詞が「Love is sentimental...」と記載されているが、この部分はオリジナル版と同じく「愛苦ねば世も知・・・」と歌われている。なお、歌詞だけそのまま変えたわけではなく演奏も別テイクで微妙に変わっているため双曲は演奏時間が異なる。ちなみに作曲者の表記はKeisuke Kuwataだが、原曲である「JAPANEGGAE (ジャパネゲエ)」では桑田佳祐となっている。A面同様、現在でもシングル盤にのみ収録。
[編集] 参加ミュージシャン
- 桑田佳祐:Vocal(#1,2)
- 大森隆志:Guitar, Chorus(#1,2)
- 原由子:Keyboards, Chorus(#1,2)
- 関口和之:Bass, Chorus(#1,2)
- 松田弘:Drums, Chorus(#1,2)
- 野沢秀行:Percussion, Chorus(#1,2)