宮越徹
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宮越 徹(みやこし あきら、1978年4月7日 - )は、西武ライオンズの投手。背番号は66番。
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[編集] 来歴・人物
1996年のドラフト8位で中日ドラゴンズに入団。天性である肩の可動域の広さを生かした球持ちの長いフォームが特徴で、高校時代からプロ球団の注目を浴びていたが肩を故障し、ドラフトでは中日のみが指名した。2軍ではエースとして活躍するも1軍では制球力の悪さと球速不足で目立った成績を残せなかった。
2004年オフ、大友進、玉野宏昌両選手との交換トレードで正津英志投手と共に西武へ移籍した。移籍直後は打ち込まれ二軍落ちしたものの、再昇格後の2005年7月17日の福岡ソフトバンクホークス戦(福岡Yahoo!JAPANドーム)で9年目にして念願のプロ初勝利を挙げた。以降も好投を続け先発に中継ぎにと重宝され、防御率2.80、4勝1敗の成績を残した。入団9年目にして初めて活躍するという、プロ野球では珍しいほどの晩成型選手である。
さほど目立った決め球がある訳ではないが、先述の通り球持ちが長く腕の振りが変則的で打者から見づらいため、打者がタイミングを外されることが多い。
移籍による指導環境の変化がきっかけになったのか、あるいはプロ初勝利で自信がついたのか、中日時代に比べ制球力がかなり向上。打ちづらいフォームから直球と変化球を低めに集めるのが持ち味である。
中日時代に対広島戦でブルペンでコーチが不在の為に代わりに電話を取って、そのまま準備不足でスクランブル登板。本塁打を打たれ当時の星野監督がベンチで大荒れになったことがある。この時、ベンチは「(次は)誰や?」と聞いたのに対し、宮越は「(オマエは)誰や?」という状態で電話を取ったらしい。
[編集] 略歴
- 身長・体重 1m84cm、79kg
- 投打 右/右
- 出身地 奈良県奈良市
- 血液型 O型
- 球歴・入団経緯 奈良県立郡山高等学校(甲子園出場) - 中日ドラゴンズ(1997年~2004年) - 西武ライオンズ(2005年~)
- プロ入り年度・ドラフト順位 1996年(ドラフト8位)
[編集] 通算成績(2005年シーズン終了時)
- 41試合 4勝3敗0S 62奪三振 防御率5.00
[編集] 関連項目
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83 監督 伊東勤 | 71 土井正博 | 75 荒木大輔 | 80 森山良二 | 78 立花義家 | 81 植田幸弘 | 72 清水雅治 | 79 笘篠誠治 | 87 原井和也 | 74 二軍監督 渡辺久信 | 76 田辺徳雄 | 77 石井丈裕 | 86 潮崎哲也 | 89 森博幸 | 88 相馬勝也 | 70 河田雄祐 | 98 大迫幸一 | 99 坂元忍 |