大島裕行

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大島裕行（おおしまひろゆき、1981年 6月15日 - ）は、プロ野球パシフィック・リーグ西武ライオンズ所属のプロ野球選手である。ポジションは外野手で、背番号は51番である。

[編集] 来歴・人物

高校時代から注目を集めていた長打力が持ち味。高校時代通算本塁打86本を記録し、地元の球団に入団したこともあり入団時から期待の高い選手だった。甲子園で新垣渚から150キロの剛速球をライトスタンドに叩き込んだホームランは有名。

3年目の2002年に1軍初ホームランを記録した。

2003年には左の強打者として大ブレイクし、右投手が先発するときにはスタメンとして出場し、後半では5番も任されるほどになった。力で押すだけではなく意外な適応力も見せ、終盤まで打撃の好調を維持し、打率3割、本塁打7本、二塁打18本を記録するなど、外野あるいは指名打者のレギュラーはもう獲得したかに見えた。

2004年はより大きな期待をかけられ、6番右翼手で自身初の開幕スタメンの座を手に入れた。開幕直後は好調だったがすぐに失速し、本塁打8本を記録したものの打率は大きく下がってしまった。

2005年はついに自慢の長打力も影を潜め、50試合に出場してわずか1本塁打と散々な結果に終わってしまった。

2006年は完全に評価を落としてしまい、長く2軍暮らしが続いた。1軍には主に代打として9試合に出たものの打率.133とまったく活躍できなかった。

左投手相手の打撃、また守備力に難があり、2003年にブレイクした後は長く伸び悩んでいる。しかしそうは言っても次世代のライオンズ打線の主力を担う選手として期待をかけられている選手である。

いわゆる猿顔であり、愛称は猿のゲームキャラクタからとったゲッチュ。

[編集] 略歴

身長・体重 1m81cm、80kg
投打左/左
出身地埼玉県大宮市（現：さいたま市）
血液型Ｏ型
球歴・入団経緯埼玉栄高等学校 - 西武ライオンズ（1999年 - ドラフト3位）

[編集] 高校時代の戦歴

1998年第80回全国高等学校野球選手権大会に出場、1回戦沖縄水産高戦で新垣渚投手から逆転本塁打を放つ。（2回戦敗退）
高校時代の通算本塁打数86本は日本記録。
横浜高校時代の松坂大輔と対戦したときに彼が投げた渾身のストレートを打ったところ、つまって金属バットがへし曲がりセンターフライになったという話がある。通常松坂クラスの速球はつまるとバットが球の勢いに負けて押し戻されるので曲がらないが、彼はそれを押し戻したということになる。ちなみに木製バットであればほぼ100%真っ二つに割れる。

[編集] 通算成績

年度	チーム	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	失策
2000	西武	出場なし
2001	西武	出場なし
2002	西武	36	80	70	13	15	5	0	3	29	7	0	0	1	9	0	16	3	.214	0
2003	西武	96	273	254	29	78	18	0	7	117	33	2	0	2	16	1	53	6	.307	4
2004	西武	68	191	179	24	44	5	2	8	77	27	1	0	1	10	1	46	4	.246	2
2005	西武	50	106	102	6	23	4	0	1	30	9	0	0	1	3	0	14	3	.225	0
2006	西武	9	16	15	0	2	0	0	0	2	1	0	0	0	0	1	2	1	.133	0
通算成績		259	666	620	72	162	32	2	19	255	77	3	0	5	38	3	131	17	.261	6