正津英志

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正津英志（しょうつえいじ、1972年 11月13日 - ）は、西武ライオンズ所属のプロ野球選手（投手）である。背番号は25番。

[編集] 来歴・人物

中継ぎで実績を上げてきた右のサイドスロー。2004年オフに大友進、玉野宏昌両選手との交換トレードで宮越徹投手と共に中日ドラゴンズから移籍した。

中日入団から4年連続40試合以上登板を記録したタフネスサイドスローで、小柄ながら勢いのある投手。先発も中継ぎもできる非常に便利な投手であるが、現在は中継ぎに専念している。（中日時代98年8月20日、明治神宮野球場でのヤクルトスワローズ戦では完投勝利を記録している）

1998年のオフ、中日の投手コーチに山田久志氏が就任。それまで正津の最大の武器はスライダーであったが、同コーチ流のシンカーを教わり、この年から新たにシンカーが武器になる。

しかし2002年に肘、腰を相次いで故障、この影響で球速が落ち、ここから急激に存在感が薄くなる。2003年はわずか6試合の登板に終わり、内容も過去最低。2004年も振るわず、同シーズン後、西武へトレードとなった。

移籍1年目となった2005年は、春先に打ち込まれ二軍落ちするが、5月の再昇格後は制球・球威ともに往年を思わせる力を取り戻し、安定した投球を披露。主にワンポイントリリーフとして、シーズン中～終盤にかけて大きな戦力となった。

右打者に対して被打率が1割台という利点を生かし、対右打者限定で登板することが多くなっている。西武には、対左打者の被打率が0割台の星野智樹という絶対的な対左打者専用のリリーフ投手も居り、互いに自分の得意分野に専念できる環境にあるといえる。相手打者の左右によってこの二人を起用し分けていくのが、2005年の伊東勤監督の采配だった。

2006年には開幕1軍こそ逃したものの右投手で中継ぎの石井貴がケガで離脱したのを機に、同じ右投手の正津が石井の代役として勝ちパターンの継投で登板する機会も増えた。

また06年4月4日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦ではシーズン初登板で移籍後初勝利を含む3勝を記録した。

登板時の登場曲は「新世紀エヴァンゲリオン」のBGM、「DECISIVE BATTLE」。