河原純一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

河原純一（かわはらじゅんいち、1973年 1月22日 - ）は、西武ライオンズ所属のプロ野球選手である。背番号は12。

[編集] 来歴

1994年のドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。ダイエーとの大争奪戦の末の入団だった。武器はキレのあるストレートを主体に、多彩な変化球。制球力も高く当然活躍が期待されていた。

ルーキーイヤーの 1995年右肘側副靱帯断裂で離脱した桑田真澄をカバーする形で先発陣に入り、ルーキーながら8勝を上げる。2000年はシーズン途中から先発入りし、4戦連続完投勝利を達成するなどしているが、度重なる故障などで今一歩期待に沿えることが出来ていなかった。しかし、2002年に原辰徳が監督に就任してストッパーに抜擢されると28セーブを上げる活躍をみせ、巨人のリーグ優勝・日本一に大きく貢献した。

しかし、当時のフォームが2段モーションであったためか、ランナーを出したときのフォームが極端に安定しないという弱点がシーズン後半から徐々に見え隠れしており、翌年以降は救援失敗を繰り返す。そして、いつしか（前妻が泡姫だった事もあり）「泡原」「泡様」「泡魔人」と言う不名誉なあだ名や、スポーツ新聞上では「炎上」の見出しが代名詞となった。そして、2005年開幕直前の 3月27日に後藤光貴との交換トレードで西武ライオンズへ移籍。西武では再び先発に配置され、移籍直後の 2005年4月9日の対ソフトバンク戦（福岡Yahoo!JAPANドーム）で移籍後初勝利を挙げると、2005年6月11日のセ・パ交流戦（対巨人戦、東京ドーム）で古巣相手に勝利投手となった。

2005年は好投しても援護に恵まれないケースが多く、また後半に調子を崩して大きく負け越したが、ある程度計算できるローテーションの一角として西武ライオンズに貢献した。しかし、シーズン終了直前の福岡ソフトバンクホークス戦で膝靭帯を損傷、シーズンオフに手術を受ける。 2006年は手術の影響により一軍登板なしという結果になってしまったが、秋季キャンプで実戦登板を果たすなど、体調は戻ってきている。2007年は捲土重来を期すシーズンとなる。

[編集] 人物

マウンド上ではめったに表情を崩さないポーカーフェイスとして有名であるが、これは大学時代の太田監督の教えである。
高校時代、対厚木高校戦で川村丈夫（現横浜）と延長16回の投手戦を演じている。
未だに自らの希望で合宿所住まい。趣味はTVゲームと競馬である。将来の夢は馬主になること。
外出をすることをほとんどせず、巨人時代に原監督は「こっちが心配になるくらい外出をしない」と、著書の中で述べた。

[編集] 略歴

投打右/右
出身地神奈川県
血液型 A型
球歴・入団経緯川崎北高 - 駒大 - 読売ジャイアンツ（1995年～2005年途中） - 西武ライオンズ（2005年途中～）
プロ入り年度・ドラフト順位 1994年（ドラフト1位-逆指名）

[編集] 通算成績（2006年シーズンオフ時）

194試合 27勝35敗40S 532投球回 416奪三振 206与四死球防御率4.31

[編集] 背番号

15（1995年～2005年途中）
12（2005年途中～）

[編集] 関連項目

西武ライオンズ / グッドウィル - 2007

編集

"http://ja.wikipedia.org../../../%E6%B2%B3/%E5%8E%9F/%E7%B4%94/%E6%B2%B3%E5%8E%9F%E7%B4%94%E4%B8%80.html" より作成