さくらんぼテレビジョン
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さくらんぼテレビジョンのデータ | ||
英名 | Sakuranbo Television Broadcasting Corporation |
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放送対象地域 | 山形県 | |
ニュース系列 | FNN | |
番組供給系列 | FNS | |
略称 | SAY | |
愛称 | さくらんぼテレビ、セイ | |
呼出符号 | JOCY-(D)TV | |
呼出名称 | さくらんぼ(デジタル)テレビジョン | |
開局日 | 1997年4月1日 | |
本社 | 〒990-8539 | 山形県 |
山形市落合町85番地 | ||
演奏所 | 本社と同じ | |
アナログ親局 | 山形 30ch | |
ガイドチャンネル | 30ch | |
リモコンキーID | 8 | |
デジタル親局 | 山形 22ch | |
主なアナログ中継局 | 主な送信所・中継局の項を参照 | |
主なデジタル中継局 | 米沢40ch、鶴岡27ch、新庄33chほか | |
公式ホームページ | 公式サイト | |
特記事項 : 山形県では、1970年4月~1993年3月まで |
株式会社さくらんぼテレビジョン(英名:Sakuranbo Television Broadcasting Corporation)は、山形県を放送対象地域とするテレビ局である。略称はSAY(セイ)。コールサインはJOCY-TV。FNN・FNS系列。
目次 |
[編集] 沿革
- 1996年(平成8年)3月 会社設立
- 1997年(平成9年)4月1日 開局
- 2006年(平成18年)3月27日 地上デジタル対応のマスターに更新(東芝製)
- 2006年(平成18年)6月1日 地上デジタル放送開始(当初は2006年12月1日の予定となっていたが計画が半年前倒しされた)
- ※主な出来事は、「放送開始まで」を参照。
[編集] ネットワークの移り変わり
[編集] 主な送信所・中継局
- 地上デジタル放送の中継局は天元台高原に設置される予定。
- ※山形県内でも先発3局(山形放送・山形テレビ・テレビユー山形)に比べて中継局の数が少ないため、映りが悪かったり殆ど映らないという地域もある。一例を挙げれば鶴岡市の旧温海町地区があり、ここではさくらんぼテレビの代わりに新潟総合テレビを受信している家庭が多い。そのためか庄内地方の地元紙荘内日報ではハーフサイズで新潟県の民放4局のテレビ欄も掲載されている。また最上町の最上前森には、さくらんぼテレビの中継局のみ設置されていない。この様な電波状況の悪い地域では山形テレビのANN系列へのネットチェンジによる影響が今も残っている。2006年6月開始の地上デジタル放送では県内全域に中継局を設置する予定となっているが、設置時期未定の検討中や非該当地域もあるため先行きは不透明である。
[編集] 放送開始まで
1993年にそれまでFNS系列だった山形テレビが経営上の理由からANN系列にネットチェンジしたため、山形県ではフジテレビ系列の同時ネット番組が一部を除いて全く見られなくなり、『おはよう!ナイスデイ』『笑っていいとも!』『ライオンのごきげんよう』などに関しては他局での時差ネットが行われなかった。当時はフジテレビの制作するドラマ、アニメ、バラエティ番組に対して絶大な人気があったため、山形県内でフジテレビ系列局設立に関する署名運動などが起こり、そして1996年2月に予備免許が交付された。
フジテレビは経営政策として、高知さんさんテレビ開局で系列局開局を打ち切る予定だったが、この運動が起こったこと、また山形県内では長年フジテレビのネット番組が放送されてきたという実績を考慮し、山形県内でのフジテレビ系列局を復活させることを決めた、という経緯がある。
その為、フジテレビが新宿からお台場に移転した1997年4月1日には高知さんさんテレビと共に開局。複数の系列テレビ局が一挙に放送開始するのはFNS系列が確立してからは初めての事である。
さくらんぼテレビが開局するまでの間、山形県内では庄内地方は秋田テレビや新潟総合テレビ、村山地方・最上地方は仙台放送、置賜地方は福島テレビや仙台放送の電波を高素子アンテナと受信ブースターを用いて受信するか、CATVに加入するかの形でフジテレビ系の番組を見ていた家庭が多かった。
またさくらんぼテレビ開局までの間、県内でのFNNの取材はフジテレビが「山形支局」を設置して行っていた。
開局当時の未曾有の不況や将来のデジタル化投資に伴う経費削減のため放送スタジオを設けておらず、現在あるのはニュース番組のスタジオのみとなっている。また営業支社として東京・大阪の支社を設けず、さくらんぼテレビと同時に開局した高知さんさんテレビと共同で、フジテレビ関連会社・フジクリエイティブコーポレーションに東京と大阪の営業業務を委託している。
略称であるSAYは当初、SKYだったが、JスカイBと略称がかぶるということでSAY(SAkurambo Yamagataの略)に変更したといわれている。
ちなみに地元有力企業が主要株主に名を連ねているためか、地元新聞紙など他メディアとの関係性が薄い。フジテレビはさくらんぼテレビの筆頭株主であり、第2位の大株主は産経新聞である。
[編集] 時刻出し
平日
- 放送開始~5:25
- 5:25~8:00 「めざましテレビ」(フジテレビ送出のカスタム表示。CM中は通常フォントで表示)
- 8:00~9:30 「情報プレゼンター とくダネ!」
- 12:00~13:00 「笑っていいとも!」
- 16:55~18:54 「SAYスーパーニュース」(CM中とスポンサースーパー表示中の時刻出し表示はなし)
土曜
- 放送開始~6:00
- 6:00~8:30 「めざましどようび」(こちらもフジテレビ送出のカスタム表示。CM中は通常フォントで表示)
- 8:30~9:30 「ベリーベリーサタデー!」
- 12:00~13:00 「土曜スペシャル」
日曜
- 放送開始~9:30
[編集] 番組
[編集] 主な番組
- FNN SAYニュース - (全国ニュース枠。かつてはローカルニュースも編成していた)
- SAYスーパーニュース - (月~金16:55~19:00 山形ローカルは18:16から)
- SAY's SELECTION - (木~日午後放送。ミニ情報番組)
- かんたんDIY&ガーデニング - (日曜9:45~9:55 DIY・園芸をテーマした教養番組)
- 月刊SAY通信 - (第1日曜5:25~5:30 番組批判等を取り上げる自己検証番組)
[編集] 過去の番組
- SAYニュース555 ザ・ヒューマン - (「SAYスーパーニュース」の前番組で、サービス放送最終日から放送開始)
- ホップ・ステップ・青春 - (県政番組)
- きいて委員会? - (同)
- SAY月刊テレビ批評 - (「月刊SAY通信」の前身で、最終土曜の朝に放送の自己検証番組。「週刊フジテレビ批評」の映像も挿入)
[編集] 特徴のあるネット番組
- こたえてちょーだい! - (月ー金の帯番組だが、週に1・2日テレビショッピング等に差し替わる)
- スーパー競馬 - (基本的にGIレース開催日のみの放送だが、新設された2006年(平成18年)5月14日の第1回ヴィクトリアマイル開催日は放送されなかった)
[編集] 開局と同時にTUYから移行したフジテレビの番組
- ハンマープライス
- LOVE LOVEあいしてる
- サザエさん
- こちら葛飾区亀有公園前派出所
- 発掘!あるある大事典
- 晴れたらイイねッ!
- さんまのまんま
- フジテレビ系月9ドラマ
- フジテレビ系水8時代劇
- フジテレビ系水曜劇場(水9ドラマ)
- フジテレビ系木曜劇場(木10ドラマ)
- 春の高校バレー
- 東日本女子駅伝
[編集] サービス放送期間中に最終回が放送された番組
- FNN Five to 4:00
- SAYスーパータイム(=FNNスーパータイム)
- 土曜大好き!830
- FNNニュース最終版(第3期)
- メトロポリタンジャーニー
- とんねるずのみなさんのおかげです
- 週刊スタミナ天国ターボ
[編集] YTSがネットチェンジによって打ち切り、SAYが再開させたフジテレビ系番組
(山形地区で93年3月まで放送され、97年4月に再開した番組。)
- 笑っていいとも!
- 笑っていいとも!増刊号
- おはよう!ナイスデイ
- ライオンのごきげんよう
- 平成教育委員会
- FNNスピーク
- THK制作昼帯ドラマ
- 火曜ワイドスペシャル
- THE WEEK
- 風まかせ 新・諸国漫遊記
- ゴールデン洋画劇場
- ダウンタウンのごっつええ感じ
- なるほど!ザ・ワールド(スペシャル版のみ)
- プロ野球ニュース
- 報道2001
[編集] 開局時に山形ではじめてネットされたフジテレビ系の番組
- めざましテレビ
- どうーなってるの?!
- ビッグトゥデイ
- ニュースJAPAN
- HEY!HEY!HEY!
- 金曜エンタテイメント
- 料理の鉄人
- めちゃ²イケてるッ!(さくらんぼテレビ開局から日が経たないうちに、山形での番組の人気が低いという事(当時全国ワースト1)で、男子メンバーがお手伝いに行く企画を行った。矢部浩之が経理部を手伝い、岡村隆史、加藤浩次、山本圭一、有野晋哉、濱口優が夕方のニュースの特集を生中継した。(ちなみにその時の視聴率は25%を超えた。))
[編集] アナウンサー
2007年現在在籍しているアナウンサー
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アナウンサー記事に関する注意 :文中の所属先などの内容は永続的に保証されるものではありません。正確な情報は放送局の公式Webサイトなどでご確認ください。免責事項もあわせてご覧ください。
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[編集] 男性
- 杉卓弥
- 安井成行
[編集] 女性
[編集] 過去に在籍したアナウンサー
- 対馬孝之(1997年~2002年、現青森朝日放送アナウンサー)
- 榎戸教子(2000年~2003年、現テレビ大阪アナウンサー)
- 山内亨(開局時に仙台放送から出向。その後仙台放送に復帰し報道デスク)
- 林いくみ(退職)
- 丹舞子(1997年~2000年、福島放送から移籍)
- 海野麻実(退職・現フジテレビ専属記者)
[編集] オープニング・クロージング
- 開局~2006年?
- オープニングテーマ:EPO 『希望のバスに乗って』
- クロージングテーマ:アンドレ・ギャニオン 『めぐり逢い』
- 開局以来、映像(外国の風景、日本海の夕日)とテロップ、ナレーションは数度(季節ごとに?)変更されているが、BGMと、さくらんぼテレビのロゴ並びにコールサインの表示は変わらず使用されていた。
- 2006年?~2007年3月31日
- オープニング、クロージング共通:河口恭吾 『私のすべて』(2006年イメージソング)
- 2007年4月1日~
- オープニング、クロージング共通:aluto(アルト)『道』(2007年イメージソング)
- また、通常放送のステーションブレイク中に局のロゴを盛り込んだ1分前後の童話調の映像フィルムが放送された事もあった。その中のいくつかは使用曲がCD化されて視聴者プレゼントされたほか、さくらんぼテレビ本社で頒布も行われた。
[編集] マスコットキャラクター
- 犬、猫、ペンギン等計10体。彼らは架空の世界「SAY LAND」の仲間たち、と設定されている。山形市内の八文字屋POOL内に同名のキャラクターショップがある。
[編集] SAYでよく流れるCM
- 丸十大屋
- 山本製作所
- サンコー食品
[編集] 事業
- 毎年度『さくらんぼテレビイメージソング』として、1組のアーティストがイメージ曲を歌っている。
- 毎年9月に局イベントとして『SAYと遊ぼう!さくらんぼテレビの日』をSAY本社、駐車場などで開催している。
[編集] その他の山形県の放送局
- NHK山形放送局
- 山形放送(YBC)(日本テレビ系列)〔JRN・NRN系列〕
- 山形テレビ(YTS)(テレビ朝日系列)
- テレビユー山形(TUY)(TBS系列)
- エフエム山形(Boy-fm)〔JFN系列〕
[編集] 外部リンク
都道府県 | NHK | NNN・NNS | JNN | FNN・FNS | ANN | |
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福島 | 福島 | FCT | TUF | FTV | KFB |
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