東大和市
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[編集] 地理
北部に狭山丘陵、村山貯水池を擁する、人口約8万人のベッドタウン。 市の西部に多摩都市モノレール線が南北に通り、表玄関にあたる南街には青梅街道が、また市の中央を東西に新青梅街道が走っている。
第二次世界大戦中まで市の南部(現在の桜が丘)には、軍需工場の日立航空機立川工場があったが、戦後にGHQに接収され大和駐屯地がつくられた。返還後の土地には国有地、公有地として公園や教育・福祉関連施設、公団住宅などが建設されている。東大和市駅から青梅街道沿いの南街という地域は、そもそも日立航空機で働く従業員の為の社宅や学校、商店などを開発した地域で、当時地元民の集落が狭山丘陵付近にあったことから地元民から見て南にある街ということから南街(みなみまち)と呼んでいたものがいつの間にか南街(なんがい)と変わり現在の地名になった。
大規模な都営住宅が多く、近年その建て替えや旧農地の宅地への転用などにより、現在も人口は増え続けている。主な農産物は狭山茶や多摩湖梨など。
- 河川:空堀川、奈良橋川
[編集] 隣接している自治体
[編集] 市名の由来
- 村制施行時に、それまで政争が盛んだった6村が「大いに和して」一つになるという意味から「大和村」と名付けられた。
- 市制施行時に、神奈川県大和市やほぼ同時期に市制施行する埼玉県和光市と区別する為、大和市より東にある事と、東京の大和市という意味から「東大和市」と名付けられた。また、同様の例として、福岡県久留米市と区別した東久留米市(東京都)、愛媛県松山市と区別した東松山市(埼玉県)、広島県広島市と区別した北広島市(北海道)等が挙げられる。
[編集] 歴史
- 1919年11月1日 - 清水村、狭山村、高木村、奈良橋村、蔵敷村、芋窪村が合併し大和村となる。
- 1954年5月3日 - 大和村が町制施行により大和町となる。
- 1970年10月1日 - 大和町が市制施行に伴い名称変更、東大和市になる。
[編集] 人口
東大和市と全国の年齢別人口分布図(比較) | 東大和市の年齢・男女別人口分布図 |
■暗紫色は東大和市 ■緑色は全国 |
■青色は男性 ■赤色は女性 |
総務省統計局 平成17年国勢調査より |
[編集] 行政
- 市長 - 尾又正則(おまた まさのり)- 1995年~(第3期 - 任期:2007年4月30日まで)
[編集] 国政・都政
[編集] 国政
衆議院小選挙区選挙では東京20区(東村山、東大和、清瀬、東久留米、武蔵村山)に属す。
近年選出の議員は以下のとおり。
- 第44回衆議院議員総選挙(2005年9月)
[編集] 都政
北多摩1区(東村山、東大和、武蔵村山)に属す。定数は3人。近年選出の議員は以下のとおり。
[編集] 経済
[編集] 産業
- 主な産業
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- 農業
- 狭山茶(市内で3軒の農家が行っている)
- 多摩湖梨
- 東京りんご(東京りんごブランド発祥)
- 農業
- 産業人口
[編集] 公共機関
- 警察
- 東大和警察署が同市と武蔵村山市を管轄する。
- 消防
- 北多摩西部消防署が同市と武蔵村山市を管轄する。
- 電話
- NTT東日本-東京西村山大和交換局
- 都市ガス
- 東京ガス
- 電力
- 東京電力
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 公共施設
- 東大和市民会館(ハミングホール)
- 東大和市民体育館
- 東大和市民プール
- 東大和市立郷土博物館-プラネタリウムを併設
- 東大和市立中央図書館
- 東大和市中央公民館
- 東大和市狭山公民館
- 東大和市蔵敷公民館
- 東大和市桜が丘市民センター(児童館、図書館、集会所)
- 東大和市南街市民センター(公民館、児童館、学童保育所)
- 東大和市上北台市民センター(公民館、児童館、学童保育所、老人福祉会)
- 東大和市奈良橋市民センター(児童館、学童保育所、福祉センター、地区会館)
- 東大和市向原市民センター(児童館、学童保育所、老人福祉会、地区会館)
- 東大和市清原市民センター(老人福祉会、地区会館)
- 新堀地区会館
- 清水集会所
- 芋窪集会所
- 仲原集会所
- 湖畔集会所
[編集] 教育
[編集] 小学校
- 市立
- 第一小学校
- 第二小学校
- 第三小学校
- 第四小学校
- 第五小学校
- 第六小学校
- 第七小学校
- 第八小学校
- 第九小学校
- 第十小学校
[編集] 中学校
- 市立
- 第一中学校
- 第二中学校
- 第三中学校
- 第四中学校
- 第五中学校
[編集] 高等学校
- 都立
- 東大和高等学校
- 東大和南高等学校
[編集] 専門学校
- 東京都立北多摩看護専門学校
[編集] 大学校
- 中小企業大学校東京校
[編集] 交通
[編集] 鉄道路線
[編集] バス
- 都営バス
- 西武バス
- 立34・久84 - 立川駅~東大和市駅~八坂駅~久米川駅(久84は東大和市駅~久米川駅)
- 立35 - 立川駅~東大和市駅~奈良橋~武蔵大和~東村山駅
- 立37 - 立川駅~東大和市駅~奈良橋~武蔵村山市役所~ダイヤモンドシティ
- 立39 - 立川駅~東大和市駅~南街
- 立45 - 立川駅~東大和市駅~芝中団地
- 東大和01・東大和02 - 東大和市駅を起終点に市内を循環する。本数僅少。土曜・休日運休。
- 玉21・玉22 - 上記の東大和01・東大和02を玉川上水駅発着にしたもの。本数僅少。
- ドーム100・ドーム101 - 西武ドームでの試合開催時にのみ運行される。ドーム100は市内北部を経由するが、ドーム101は直行便である。
- 立川バス
- 武蔵村山市MMシャトル - 市域最寄りの鉄道駅である上北台駅、玉川上水駅に乗り入れている。
- 玉13 - 玉川上水駅~上北台駅~芋窪。本数僅少。土曜・休日運休。
- コミュニティバス(ちょこバス)
- 2003年2月に運行開始した。CNGバスで上北台駅を起終点として循環する。西武バスに委託。料金は一律100円。
[編集] 道路
- 青梅街道
- 新青梅街道
- いずれも東京都道5号新宿青梅線を構成している。
- 芋窪街道
- 中央通り - 市域の中央部を東西に貫いている市道。
- 桜街道 - 市域の南西部を東西に走っている市道。
[編集] 観光・文化財
- 多摩湖(村山貯水池)- 桜
- 東京都立東大和公園
- 東京都立東大和南公園
- 東大和市立狭山緑地
- 旧日立航空機立川工場変電所(戦災史跡)
- 蔵敷高札場(都内に残る2箇所の内の1つ)
- 豊鹿島神社(市内で最も古い由緒を持つ神社、本殿は都内最古の神社建築で東京都指定文化財)
[編集] 著名な出身・ゆかりのある人物
[編集] 芸能
[編集] スポーツ
- 岩隈久志(プロ野球 東北楽天ゴールデンイーグルス)
- 江藤智(プロ野球 西武ライオンズ)
- 森田耕一郎(サッカー 佐川急便SC)
- 阿部伸行(サッカー FC東京)
- 林彰洋(サッカー流通経済大学 日本代表)
- 吉岡隆徳(故人 元オリンピック短距離走者 晩年在住)
なお、漫画『ギャンブルレーサー』の主人公・関優勝が本市在住の設定である。
[編集] 文化人
- 吉岡堅二(故人 日本画家 アトリエ)
- 坂口紀良(画家 アトリエ)
[編集] その他
- 東大和市商工会
- 東大和青年会議所
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 東京都の自治体
-
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