浅草橋駅
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浅草橋駅(あさくさばしえき)とは、東京都台東区浅草橋1丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)と東京都交通局(都営地下鉄)の駅。都営地下鉄の駅番号はA-16。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 都営地下鉄
[編集] 駅構造
[編集] JR東日本
- 相対式ホーム2面2線の高架駅である。東西に出口があるが、西口は6時以前及び、23時30分以降は閉鎖される。なお、都営浅草線とは東口で乗換えを行う。
- のりば
1 | ■総武線(各駅停車) | 秋葉原・新宿・中野・三鷹方面 |
2 | ■総武線(各駅停車) | 錦糸町・西船橋・津田沼・千葉方面 |
1番線の案内には本来直通しない「東京」「上野」の表記がある。
[編集] 都営地下鉄
- 島式ホーム1面2線の地下駅である。駅の蔵前側に引上線があり、始発・最終電車の発着駅である。
- のりば
1 | ○都営浅草線 | 日本橋・泉岳寺・西馬込・羽田空港・三崎口方面 |
2 | ○都営浅草線 | 押上・成田空港・印旛日本医大・芝山千代田方面 |
[編集] 利用状況
- JR東日本の2005年度の1日平均の乗客数は54,178人である。
- 都営地下鉄の2004年度の1日平均の乗車人員は27,207人、降車人員は26,922人である。
[編集] 駅周辺
- 総武線の北側は「久月」や「吉徳」などの人形問屋や模型メーカー・卸が、南側は衣料品といった各種の問屋が集まっていることで知られている。最近では西側にフランス人学校リセ・フランコ・ジャポネ柳北校が開校するなど、国際化も進んでいる。
- 神田川
- 隅田川
- 国道6号(江戸通り)
- 国道14号(京葉道路)
- 東京都道302号新宿両国線(靖国通り)
- 駅南の柳橋地区は1999年まで花街があった。現在も屋形船の発着場がある。
- 駅北の旧茅町は全国紙の一つ「毎日新聞」発祥の地である。
[編集] 路線バス
東口付近の江戸通り上にある都営バスの「浅草橋駅前」停留所と西口付近にある台東区循環バス「めぐりん」の「浅草橋駅北」停留所が最寄りとなる。なお、都営バスの「浅草橋」停留所は、当駅から神田川を越えた靖国通りおよび江戸通り上に存在する(馬喰町駅付近)。
- 浅草橋駅前:東42甲系統:南千住、東京駅八重洲口方面行
- 浅草橋駅北:南めぐりん:大江戸線蔵前駅・田原町駅・生涯学習センター北方面
[編集] 歴史
- 1932年(昭和7年)7月1日 総武線の駅が開業
- 1949年(昭和24年)6月1日 日本国有鉄道(国鉄)が発足
- 1960年(昭和35年)12月4日 都営地下鉄1号線の駅が開業、乗換駅となる。
- 1978年(昭和53年)7月1日 都営地下鉄1号線を浅草線に改称
- 1985年(昭和60年)11月29日 国鉄千葉動力車労働組合を支持する中核派が、国鉄の分割民営化に反対して駅を占拠・放火する等の騒乱が発生。当日は終日客扱いが不能。(⇒国電同時多発ゲリラ事件)
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄の分割民営化に伴い、総武本線はJR東日本の管轄となる。