THE BOOM
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1986年11月結成。1987年7月26日より、ホコ天でバンド活動を始める。1989年5月21日、シングル「君はTVっ子」でメジャーデビュー。代表曲は「星のラブレター」、「島唄」、「風になりたい」、「帰ろうかな」など。
1997年にソニーミュージックから東芝EMIへ所属レコード会社を移籍している。
2007年現在、正式な発表ではないが、THE BOOMは事実上活動を休止している。それに伴い、ヴォーカルの宮沢和史はソロプロジェクトで立ち上げたバンド、GANGA ZUMBAで活動中。
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[編集] メンバー
- 山梨県甲府市出身。甲府市立千塚小学校、甲府市立甲府北中学校、山梨県立甲府南高等学校、明治大学経営学部卒業。THE BOOMのほぼ全ての楽曲を作詞・作曲している。ソロミュージシャンとしても活動し、2006年現在、新バンド「GANGA ZUMBA」(ガンガズンバ)のリーダー兼ボーカルも務めている。世界各地を旅し、その土地にある音楽のエッセンスをロックに融合して独自の音楽を生み出しており、その評価は高い。シンガーソングライターとして、楽曲提供も多数。また、過去には俳優としてミュージカル・映画・テレビドラマにも出演。妻はタレントでパーソナリティの光岡ディオン(1994年に結婚)。現在3人の子供がいる。ビートたけしの大ファン。
- 山梨県甲府市出身。山梨県立甲府東高等学校卒業。ファンからはよく「TAKASHIくん」と呼ばれているが、1996年に「HEY!HEY!HEY!」にTHE BOOMがチャンプとして出演した際、ダウンタウンの松本人志から「高橋君」と間違えて呼ばれていた(松本が「タカシ」の部分を「タカハシ」と聞き間違えて覚えた可能性がある)。元妻はTHE BOOMのツアーにも以前参加していたダンサーの南流石。
- 山梨県甲府市出身。山梨県立甲府東高等学校卒業。BOOMではベーシストであるが、ギター、ドラム、ボーカルとすべてをこなせるマルチミュージシャンでもある。BOOMの活動と並行して、一時的にヒートウェイヴにも在籍した。現在は、ロクセンチの準メンバーとしても活動中。元妻は音楽ジャーナリストであり、THE BOOMの本『君がいっぱい』シリーズの著者でもある小杉之子。
- 東京都江東区にて双子の弟として生まれる。千葉県出身。千葉大学工学部卒業。他のメンバーよりも若干年上ではあるものの、温和な性格でメンバーのみならずファンからも親しまれている。ライブでボーカルとして1曲披露することがあるが、本人は照れながら歌っている。
[編集] 活動の流れ
[編集] 結成~ホコ天時代
[編集] デビュー~活動停止
[編集] 1989年
- 1989年5月21日、シングル「君はTVっ子」、アルバム「A Peacetime Boom」の同時発売でメジャーデビューした。
- 9月5日、初の全国ツアー「署名ライブ」を開始。これは全国のレコード店で行った「THE BOOMに来てほしい」という署名をもとに、それが多かった場所に彼らが行き、ライブを行うというもの。
- 12月1日、2ndアルバム「サイレンのおひさま」とシングル「気球に乗って」を同時発売。
[編集] 1990年
- 1990年1月30日、本格的な全国ツアー「サイレンツアー」スタート。
- 7月26日、ホコ天でライブを始めてからちょうど3年のこの日、初の日本武道館公演「いつものボクたちが、いる。」を開催。武道館の真ん中にセットを作り、メンバーはそこで演奏。その周りを約11,000人のファンが囲んだ。
- 9月21日、3rdアルバム「JAPANESKA」発売。翌日22日より「TOUR JAPANESKA」スタート。約半年かけて全国73ヶ所を回るという大規模なツアー。
[編集] 1991年
[編集] 1992年
- 1992年1月22日、4thアルバム「思春期」発売。後の代表曲「島唄」はこのときに発表されたものである。1月31日よりツアー「SPECIAL」をスタートする(7月まで)。
- 8月8日、大阪での「夏祭り'92」を最後に年内の活動休止。活動再開予定も未定という、グループ始まって以来の事態となった。メンバーは各自ソロ活動。ボーカルの宮沢はシンガポールのミュージシャンディック・リーの誘いでミュージカル「ナガランド」に出演し、アジア各国を回った。この経験が翌年のアルバム「FACELESS MAN」の下地となる。
- 9月21日、初のベストアルバム「THE BOOM」発売。
- 12月12日、シングル「島唄(ウチナーグチ・ヴァージョン)」を沖縄限定で発売。泡盛のCMでタイアップされたことや大河ドラマなどでの沖縄ブームに乗り、「島唄」の人気に火がつき始める。
[編集] 島唄~ブラジル音楽
[編集] 1993年
- 1993年2月25日、ツアー「気に入った曲ができたから」をスタートし、本格的な活動復帰。
- 6月21日シングル「島唄(オリジナル・ヴァージョン)」を全国発売。150万枚を超える大ヒットを記録。
- 8月21日、5thアルバム「FACELESS MAN」発売。
- 9月4日、「FACELESSMAN TOUR」スタート。
- 12月31日、レコード大賞に出演、「島唄」で「ベストソング賞」受賞。また、紅白歌合戦に出場し、「島唄」をウチナーグチ・ヴァージョンで歌う。
[編集] 1994年
- 1994年1月にツアー終了後、宮沢はジャマイカのアーティスト、ヤミ・ボロとユニットMIYA&YAMIを結成。
- 3月21日、MIYA&YAMIのシングル「神様の宝石でできた島」が発売となり、ヒットする。
- 11月20日より、アルバム発売に先駆けて「極東ツアー」スタート。翌日、6thアルバム「極東サンバ」発売。
[編集] 1995年
- 1995年3月24日、「風になりたい」をシングルカットし、ヒットする。
- 8月26日、沖縄戦終結50周年を迎え、公募した歌詞に宮沢が曲をつけてできた「太陽アカラ 波キララ」を「天に響め さんしん3000」という沖縄のイベントにて披露。沖縄限定でシングル化された。
- 10月、「ミュージックステーションスペシャル」にてポエットリーディングソング「手紙」を初披露。
[編集] 1996年
- 1996年5月、THE BOOM初の海外公演。ブラジルにて3都市4公演のコンサートを行う。
- 7月1日、7thアルバム「TROPICALISM -0°」を発表。
- 7月23日、3ヶ月にわたる長期ツアー「TROPICALIZE TOUR」を開始。
- 12月19日より、ツアーの総集編「TROPICALIZE TOUR FINAL」を行う。
[編集] 1997年
- 1997年1月14日、「TROPICALIZE TOUR FINAL」終了。
- 1月22日、ベストアルバム「THE BOOM 2」発表。
- 1月下旬、フランスの音楽祭「ミデム」に出演。
- 3月21日、ベストアルバム「THE BOOM 2 (BLUE)」発表。
- 7月、ドイツのチュービンゲンにて「モントルー・ジャズ・フェスティバル」に出演。これを最後にしばらくグループとしての活動休止。各メンバーはソロ活動に入る。
[編集] ソロ活動~島唄リバイバル・ヒット
[編集] 1998年
- 1998年3月5日、ボーカルの宮沢が長野パラリンピックの開会式にてテーマソング「旅立ちの時」を歌う。そのた、ツアー、シングル・アルバム発売と精力的に活動。
- 11月、THE BOOMとしてのニューアルバム制作のためレコーディング開始。
[編集] 1999年
- 1999年4月28日、シングル「月に降る雨」発売を機に、活動再開(その後も宮沢和史のソロ活動は続いている)。
- 5月12日、8thアルバム「No Control」発売。
- 5月18日に大阪城ホール、5月21日には日本武道館にてデビュー10周年記念ライブ「いつものボクたちが、いる。1999」を開催。
- 6月25日よりツアー「No Control Tour」を開始。
- 12月31日、大阪城ホールにて“COUNT DOWN LIVE 1999 - 2000”を開催。
[編集] 2000年
[編集] 2001年
[編集] 2002年
- 2002年4月頃、極東の地・アルゼンチンで「島唄」がアルフレッド・カセーロというマルチタレントに日本語のままカヴァーされ、大ヒットしているというニュースが伝えられる。
- 5月22日、「島唄」の復刻版である「島唄 Shima Uta」を前所属のレコード会社ソニーミュージックよりリリース。アルゼンチンでの「島唄」ヒットが日本でも話題となったこと、またワールドカップでのアルゼンチンの応援歌となったことから「島唄」の再ブームが巻き起こり、10万枚を売り上げるリバイバルヒットとなる。
- 6月19日、10thアルバム「沖縄~ワタシノシマ」発表。
- 8月、ROCK IN JAPAN FESTIVALにMr.Childrenの代打(ボーカル桜井の体調不良による)として出場、トリを飾る。
- 12月31日、紅白歌合戦で「アルフレッド・カセーロ & THE BOOM」で出場、93年以来の紅白出演を果たす。
[編集] 2003年~現在
[編集] 2003年
- グループとしての活動は主に全国野外ツアーのみ。
[編集] 2004年
- 2004年、5月5日に大阪城ホール、5月8日に日本武道館にて、デビュー15周年記念ライブ「ありがとう」を開催。
- 6月30日、11thアルバム「百景」発売。
- 9月11日より、4ヶ月にわたるツアー「日本百景」を行う。
[編集] 2005年
- 2005年8月3日、これまで発売された12枚のオリジナルアルバムをデジタルリマスタリングのボーナストラック付きとして、格安で再販される。また、アルバム1枚につき1枚ずつ付いてくる応募券を3つ集めた応募者全員に、THE BOOMメンバーのトークCDが無料でプレゼントされた(既に締め切っており、今は手に入らない)。
[編集] 2006
- 2006年BOOMのとしての活動は休止中であり、メンバーは各自ソロ活動中である。ボーカルの宮沢は新バンドGANGA ZUMBAを結成。
- 8月2日にデビューミニアルバム「HABATAKE!」を発売。また、他のメンバーも別のバンドにゲスト参加するなど、活動を続けている。
[編集] 2007年
- 3月現在、各メンバーはソロ活動継続中。
[編集] ディスコグラフィ
[編集] シングル
- 「君はTVっ子」(1989年5月21日)
- 「星のラブレター」(1989年9月21日)
- 「気球に乗って」(1989年12月1日)
- 「釣りに行こう」(1990年3月21日)
- 「逆立ちすれば答えがわかる」(1990年7月21日)
- 「恐怖の昼休み」(1991年5月22日)
- 「みちづれ」(1991年11月21日)
- 「それだけでうれしい」(1992年5月2日)
- 「島唄 (ウチナーグチ・ヴァージョン)」(1992年12月12日)
- 「月さえも眠る夜」(1993年4月21日)
- 「島唄 (オリジナル・ヴァージョン)」(1993年6月21日)
- 「真夏の奇蹟」(1993年7月21日)
- 「有罪」(1993年11月21日)
- 「berangkat-ブランカ-」(1994年7月21日)
- 「帰ろうかな」(1994年10月21日)
- 「風になりたい」(1995年3月24日)
- 「手紙」(1995年12月13日)
- 「時がたてば」(1996年5月22日)
- 「中央線」(1996年6月21日)
- 「月に降る雨」(1999年4月28日)
- 「大阪でもまれた男」(1999年5月12日)
- 「故郷になってください」(1999年10月8日)
- 「いつもと違う場所で」(2000年3月16日)
- 「口笛が吹けない」(2000年10月4日)
- 「神様の宝石でできた島/島唄」(2001年10月5日)
- 「島唄 Shima uta」(2002年5月22日)
- 「この街のどこかに」(2002年6月5日)
- 「僕にできるすべて/朱鷺-トキ-」(2002年12月4日)
- 「風になりたい(Samba.Novo)」(2003年8月6日)
[編集] その他のシングル
- 「からたち野道/そばにいたい/中央線」(1993年10月1日)
ソニーの企画版。3曲ともリミックス・ヴァージョンで収録。シングルであるが、「ミニアルバム」扱いとなっている。
- 「THE BOOM SAKANA BOOKS」1~5(1992年11月21日)
- 写真家が撮影した写真と、BOOMの2曲入りシングルCDが一緒になった、いわば「CD付き写真集」。限定版で発売された。各シリーズの内容は以下の通り。
- 「あなたを好きでいた時もあるよ」
- 収録曲:からたち野道/僕はぬけがらだけおいてきたよ
- 写真:藤井春日
- 「僕が、そばにいたい」
- 収録曲:虹が出たなら/そばにいたい
- 写真:加藤正憲
- 「僕からあなたへ」
- 収録曲:川の流れは/ダーリン
- 写真:三浦麻旅子
- 「なぜそんなに悲しい目をするの?」
- 収録曲:FISH DANCE/僕のヒーロー
- 写真:ハービー山口
- 「届けておくれ、私の愛を」
- 収録曲:ひゃくまんつぶの涙/島唄(オリジナル・ヴァージョン)
- 写真:郡司大地
- 「太陽アカラ 波キララ」(1995年・現在非売品)
- 沖縄で1000枚限定として発売されたCD(まれにネットオークションに出品されることがある)。シングルは現在非売品だが、アルバム「OKINAWA~ワタシノシマ」に収録。
- 「紙飛行機」(1999年・現在非売品)
- 「光」(2004年5月5日・非売品)
- 2004年5月5日、THE BOOM デビュー15周年ライブ“ありがとう”大阪城ホール公演の入場者に配布されたプレゼントCD。アルバム「百景」に収録されている。
- 「24時間の旅」(2004年5月8日・非売品)
- 「THE STORY」(2005年・非売品)
- 2005年に再販されたアルバムに付いてくる応募券を3枚集めた応募者全員に、無料でプレゼントされたトークCD。再販されたアルバムの思い出やエピソードを順次に話された。収録時間は60分以上と長時間である。今現在は締め切っているため入手困難であり、音楽番組でも流されることは100%無いため貴重な作品である。
[編集] アルバム
[編集] オリジナルアルバム
- 「A PEACETIME BOOM」(1989年5月21日)
- 「サイレンのおひさま」(1989年12月1日)
- 「JAPANESKA」 (1990年9月21日)
- 「思春期」(1992年1月22日)
- 「FACELESS MAN」(1993年8月21日)
- 「極東サンバ」(1994年11月21日)
- 「TROPICALISM -0°」(1996年7月1日)
- 「No Control」(1999年5月12日)
- 「LOVIBE」(2000年10月4日)
- 「OKINAWA~ワタシノシマ~」(2002年6月19日)
- 「百景」(2004年6月30日)
[編集] ミニアルバム
- D.E.M.O. (1991年3月21日)
[編集] ベストアルバム
- THE BOOM (1992年9月21日)
- THE BOOM 2 (1997年1月22日)
- THE BOOM 2 (BLUE)
- Singles + (1999年2月18日)(Singles+α (2003年1月1日) を含む)
- THE BOOM STAR BOX EXTRA (2001年12月4日) チャートインせず
- アーティストの名曲を集めたソニーの企画版。ソニー時代の代表曲を収録。
- SHIMA UTA -Grandes Éxitos-(2002年9月19日) 最高位98位
- 中南米輸出用に宮沢が選曲したベストアルバム。
[編集] リミックスアルバム
- REMIX MAN (1993年12月12日)
- REMIX MAN '95 (1995年4月21日)
[編集] その他のアルバム
- Samba do Extremo Oriente (1996年2月5日) 最高位-位
- 1994年に発売されたアルバム「極東サンバ」のブラジル・リリース盤。
「百景」以外のアルバムと、「REMIX MAN」+「REMIX MAN'95」、MIYA&YAMIの「LOVE IS DANGEROUS」は2005年にボーナストラックを収録した上でデジタル・リマスタリングして再販されている。
[編集] DVD・ビデオ
- PICK ME UP(1990年6月21日)
- きのう聞かせた僕の歌(1991年1月1日)
- いつものボクたちが、いる(1991年7月25日)
- 13800km出前ツアー'91~'92(1992年5月21日)
- '92夏祭りat大阪万博記念公園お祭り広場(1992年12月21日)
- FILMs(1993年10月21日)
- "FACELESS MAN" LIVE Vol.1(1994年3月21日)
- "FACELESS MAN" LIVE Vol.2(1994年3月21日)
- Beat(1995年2月22日)
- 極東ツアー(1995年7月21日)
- BRASIL samba do Extremo Oriente Tour(1996年10月2日)
- TROPICALISM-0゜LIVE(1997年6月21日)
- Clips+(1999年4月1日)
- いつものボクたちが、いる。1999(VHS1999年10月10日、DVD2004年5月5日)
- No Control LIVE(2000年7月5日)
- THE BOOM TOUR 2002-2003”この空のどこかに”VOL.1~MAY to JUL 2002(2002年8月28日)
- THE BOOM TOUR2002-2003”この空のどこかに”VOL.2~SUMMER 2002(2002年11月7日)
- THE BOOM TOUR2002-2003”この空のどこかに”VOL.3~SOMEWHERE IN THE SKY(2003年2月17日)
- THE BOOM SPECIALLIVE 渋谷La mama 2004年5月24日(2004年10月1日)-アルバム「百景」の初回特典として、応募者全員にプレゼントされたスペシャルDVD(募集は既に終了)
- THE BOOM デビュー15周年記念ライブ”ありがとう”(2004年11月2日)
- THE BOOM LIVE DVD BOX Vol.1 '90~'93(2004年12月1日)
- THE BOOM LIVE DVD BOX Vol.2 '94~'97(2005年2月2日)-デビュー15周年を記念して作られた、DVD-BOX.過去に発売されたVHS作品の、「PICK ME UP」から「TROPICALISM-0゜LIVE」(「きのう聞かせた僕の歌」と「Beat」を覗く)までの10作品を5本ずつDVD化し、更に特典DISCを1本ずつ加えた、計6本入りとなっている。(Vol.1、Vol.2両方共に。)
[編集] 書籍
- 君がいっぱい 1~3
- the Other Side of THE BOOM
- BOOM BOOK 1~6 (1989~1997)
[編集] その他
- 神様の宝石でできた島(1994年3月21日)
- MIYA&&YAMI名義で発売されたシングル。
- LOVE IS DANGEROUS (1994年4月21日)
- MIYA&YAMI名義で発売されたアルバム。
- 二人のハーモニー(1995年5月1日)
- 矢野顕子と宮沢和史の共演シングル第3弾。ネスレ・ジャパン「ブライト」CMソング
- 旅立ちの時(1997年9月10日)
- NO STANDING(1998年10月)
- ギタリストの小林孝至ソロプロジェクトとして発売されたミニアルバム。
- ひとりぼっちじゃない(2002年7月10日)
- ありがとう(2005年3月9日)
その他多数。 また、CDやDVDのみならず、多数のグッズや著書を発売している。
[編集] 特記事項
- 1986年の結成以来20年以上が経過しているが、1度のメンバーチェンジもなく現在まで活動を続けている。
- バンド名の「THE BOOM」は、常に流行に左右されず自分たちの音楽を貫いていけるようにという逆説で、ヴォーカルの宮沢による命名である。また、THE BOOMのファンは"BOOMER"と呼ばれる(元プロ野球選手のブーマー・ウェルズから取ったらしい)。
- バンドブームだった当時、特に人気のあったユニコーン、THE BLUE HEARTSと並び、「バンド御三家」と呼ばれていた。
- まだ売り出し中だった頃、ウッチャンナンチャンとダウンタウンが出演していたフジテレビの伝説的な人気深夜番組「夢で逢えたら」の「バッハスタジオ」というコーナーに出演したことがある(1990年3月頃・演奏曲は「星のラブレター」と「君はTVっ子」)。収録は1回だったようだが、3週続けての放送になった。宮沢とコーナーを仕切る浜田雅功の面白いやり取りが見られる。「星のラブレター」のコピーはこれまでのコピーの中でも相当出来がよかったようで、収録スタッフも本当にコピーかと思うくらいだったらしい。また、この時共演したダウンタウンとは1995年に「HEY!HEY!HEY!」で再会しており、浜田がBOOMとのトークの冒頭で「会うのは『夢で逢えたら』以来、もう5, 6年ぶり」と語っている。
- デビュー当時から90年代初頭まではわりとオーソドックスなロックバンドだったが、アルバム「JAPANESKA」(1990年発表)を転機に、音楽性の幅を広げていく。
- ライブでは、跳んだり、踊ったり、ステージから観客席に飛び込むなど、派手なパフォーマンスで盛り上げている。
- THE BOOM=「島唄」として広く認知されているため、一般には沖縄のイメージが強いが、初期は陽気で軽快なスカ、90年代前半は沖縄、中盤はブラジル、といった変遷をたどり、それ以降はスカ・ロック・フォーク・沖縄民謡・ブラジルの要素を生かしつつ独自の世界を作っており、同時期に複数のジャンルに挑戦している。
- 「島唄」ヒットの影響か、未だにメンバーのことを沖縄出身と誤解している人が多い。ヴォーカルの宮沢は「『沖縄(の出身)ですか?』とよく言われていたけど、最近は『沖縄のどこ(の出身)ですか?』と言われる」とTVでも話している。
- 「島唄」は当初沖縄の一部の人たちからは不評だった。しかし、この曲を三線で弾いてみたいという若者が増え、伝統民謡離れ対策になったという。
- また、宮沢和史はソロ活動として、これまでにシングルやアルバム、他にもDVDや詩集を多数発売、俳優としても映画やTVドラマの出演をしている。
- 「自分たちの音楽を常にベストの状態で聞いてもらいたい」という意向から、CCCD(コピーコントロールCD)でのリリースには否定的である。「買ってもらえずコピーされてしまったら?」という問いに宮沢は「それは起こりえることで、やむを得ない」旨の発言をしていた。
- アルゼンチンのアルフレッド・カセーロが「島唄」をカヴァーした「SHIMAUTA」(2001年)が大ヒットし、2002年サッカーワールドカップのアルゼンチン代表公式サポートソングに選ばれた。その後、同年のNHK紅白歌合戦でカセーロとともに出演している(「アルフレッド・カセーロ & THE BOOM」の名義)。カセーロは、初めてアルゼンチンの寿司バーで「島唄」を耳にしたとき、魂を揺さぶられるような強い衝撃を受け、「自分が歌わなければいけない」という使命のようなものを感じたという。全くの無許可でリリースし大ヒット。日本のニュース番組で取り上げられ、取材インタビューの際に宮沢は初めて聞かされたという。
- 芸能人にもBOOMのファン多数。ユースケ・サンタマリア、岸谷五朗、寺脇康文、コブクロ、ゆず、元グレートチキンパワーズ、元光GENJIの佐藤アツヒロなど。
- 米映画『悪魔の毒々モンスター東京へ行く』にアマチュア時代のホコ天での姿が収められている。また、ロケ中に宮沢がモンスターに飛び乗った所「モンスターの人、怒って帰っちゃった」とのこと。
[編集] CM
[編集] THE BOOM
現在放送中のCMのみ。
- ペリカン便-「朱鷺-トキ-」をCMソングとして使用中。
[編集] 宮沢和史
現在放送中のCMのみ。
- 富士通:ナレーションを担当。(2006年7月~)
- KDDI:ナレーションを担当。(2006年11月~)
- アサヒ旬果搾り:押切もえと共演。(GANGA ZUMBAのメンバーも一部共演。2006年~)
- ペリカン便-「沖縄に降る雪」をCMソングとして使用中。
[編集] 外部リンク
- THE BOOM MUSIC GALLERYファイブ・ディーによる公式サイト
- MIYAZAWA-SICKファイブ・ディーによる宮沢和史の公式サイト
- GANGA ZUMBAファイブ・ディーによる、GANGA ZUMBAの公式サイト