Xファイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『Xファイル』(えっくすファイル、The X-Files)は、1993年から2002年にかけてアメリカで製作されたSFテレビドラマ(海外ドラマ)。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 概要
超常現象をテーマにしたストーリー展開、映画並みの迫力で展開するロケによる描写などが話題となり世界中で流行した。 製作総指揮は、クリス・カーター。 全9シーズン 201話が製作された。
日本では1994年よりレンタルビデオがリリースされブームとなり、1995年よりテレビ朝日系列各局で第3シーズンまで放送された。日本ではアメリカほどの大ヒットとはいかなかったが、根強い人気を獲得。通常放送終了後、第4シーズン以降の重要エピソードが日曜洋画劇場の枠で放送された。また、テレビ放送時とビデオリリース時には異なったキャスティングで吹き替えが製作されたため、ファンの間では、風間・戸田コンビのテレビ派と小杉・相沢コンビのビデオ派の二組の支持層ができた形となっている。
2006年3月現在、SKY PerfecTV!のFOXにて全エピソード放送中。 またデアゴスティーニ・ジャパンよりDVDコレクションが発売中。
ストーリーは、UFO UMA オカルトなど科学では説明の付かない超常現象のまつわる事件に、2人のアメリカ連邦捜査局(FBI)捜査官が取り組むというものである。 超常現象に対し肯定的な男性捜査官モルダーと、懐疑的な女性捜査官スカリーの対照的なコンビが、対立しながらも信頼し合っていく描写も魅力である。
モルダー捜査官は、幼い頃に妹を宇宙人に誘拐されており、「妹探し」がシリーズ全体を通してのテーマとなっているが、基本的には、毎回ひとつの事件に取り組むという各話完結の物語である。事件が万事解決するとは限らず、謎を残したまま終わることも多い。
終盤、モルダーが宇宙人に誘拐されたため、ドゲット捜査官が主役を引き継ぐことになるが、かつてのモルダーの立場(超常現象肯定派)をスカリーが、スカリーの立場(超常現象懐疑派)をドゲットが引き継いでいる。つまり、スカリーに関しては、モルダーの不在により宗旨替えをしたわけである。
オープニングと本編の間に通常「THE TRUTH IS OUT THERE(真実はそこに)」とのスローガンが入るが、いくつかのエピソードでは内容と関係ある別のものに変わっている。
[編集] 製作者(スタッフ)
- 製作総指揮:クリス・カーター
- 監督:ロブ・ボウマン、クリス・カーター他
- 脚本:クリス・カーター他
- 音楽:マーク・スノウ
[編集] キャスト(準レギュラー含む)
[編集] FBI
- フォックス・モルダー(特別捜査官):デイヴィッド・ドゥカヴニー(第1シーズン~)
- オックスフォード大学で心理学を専攻し優秀な成績で卒業。突出したプロファイリングの才能を持つ優秀なFBI捜査官。13歳のときに妹、サマンサがエイリアンに誘拐されトラウマとなっている。それの事件を解明するためにX-FILE課に転属。超一流の捜査官でありながら、超常現象事件を追い続ける彼は周囲の者から「変人」と呼ばれる。軽度の色覚異常。マンションの部屋番号は42。ヒマワリの種が好物で、劇中よく口にしている。また本人いわく寿司も好物とのこと。俗っぽい一面もありPLAYBOYを毎号購入し、アダルトビデオも購入している。時にはストリップを覗くことも。
- ダナ・スカリー(特別捜査官):ジリアン・アンダーソン(第1シーズン~)
- モルダーの相棒。元々モルダーの監視のためにシンジゲートがX-FILE課に送り込んだのだが本人はそのことは知らない。医者であり科学者でもあるため、超常現象に否定的だが、科学では説明できない数々の事件を体験し超常現象を肯定するようになる。カトリック教徒でもあるため、時折科学と信仰の間で苦悩することもある。
- ウォルター・スキナー(副長官):ミッチ・ピレッジ(第1シーズン~)
- モルダーとスカリーの上司。二人と衝突することもあるがX-FILE課のよき理解者。
- ジョン・ドゲット(特別捜査官):ロバート・パトリック(第8シーズン~)
- 第8シーズンからのX-FILE課担当。優秀で有能な捜査官であり、モルダーとは違うベクトルで真実を追究する。超常現象の知識は皆無に等しく、その存在にも懐疑的。しかし自らが目にしたこと体験したことは信じる。アメリカ海兵隊に所属していたこともあり戦闘能力が高い。ただ戦う相手のほとんどが人間以外のものであるため、遅れをとってしまう。過去に息子を誘拐され殺されたことがありトラウマとなっている。
- モニカ・レイエス(特別捜査官):アナベス・ギッシュ(第8シーズン~)
- 第9シーズン以降産休にはいったスカリーと交代する形で、ドゲットのパートナーとなりX-FILE課に赴任。霊的な感性を持つ。ドゲットの息子が誘拐された事件を担当し、それがきっかけとなって知り合った。
[編集] シンジゲート
- シガレット・スモーキング・マン(CSマンと略される。一部ではキャンサーマンとも):ウィリアム・B・デイビス(第1シーズン~)
- 異星人の地球への入植に協力し、異星人と地球人のハイブリッド種を生み出すことで地球人の滅亡を回避しようとしている。自らの陰謀を暴こうとするモルダーと敵対するがその実力を高く評価している。一時、シンジゲート内部の対立により失脚するが、その能力を必要とされたため再びシンジゲートに復帰。政府内部に強力な影響力を持つ。その名の通りのヘビースモーカー(但し演じるデイビスは既に禁煙していて、劇中で吸っているのは味のしないエチケット煙草)。ケネディ大統領やキング牧師の暗殺などを実行した自分の半生を、小説にして発表したことがある(筆名はロール・ブラッドワース)
- ウェル・マニキュアード・マン:ジョン・ネヴィル(第3シーズン~)
- シンジケートの一人。年長格でCSマンの頭の上がらない人物。シンジゲートの過激なやり方に疑問を抱き、時にモルダーとスカリーに警告を与える。劇場版で爆弾が仕掛けられた車からモルダーを庇って爆死する。
- アレックス・クライチェック:ニコラス・リー(第2シーズン~)
- モルダー監視のためCSマンがFBIに潜入させモルダーとコンビを組ませた。FBIから離脱後もシンジゲートの命令で暗躍し、指示が途絶えた後も独自に活動していた。ロシアのスパイでもある。モルダーやスキナーらには損得で動く男と思われているが、独自の信念を持っているようで時折モルダーらに情報を提供したり、協力を申し出たりする。第8シーズンの最終話でスキナーに射殺される。
- ジェフリー・スペンダー:クリス・オーウェンズ(第5シーズン~)
- シガレット・スモーキング・マンの息子。母が熱烈なUFO信奉者であるためかUFOを含む超常現象に否定的。モルダーに対し敵愾心を持ち度々衝突する。モルダーがX-FILEから外された後にX-FILE担当になるが異星人に誘拐された母(スペンダーは単なる失踪事件と考えていた)の捜索以外何も行わなかった。CSマンが母を異星人の実験台に提供したことを知りモルダーと和解。それは父、CSマンを裏切る行為でありそのために母同様異星人の実験台にされた。
- ダイアナ・ファウリー:ミミ・ロジャース(第5シーズン~)
- かつてのモルダーの恋人。ローン・ガンメンとも顔見知り。CSマンによりシンジゲートに引き込まれた。
[編集] 情報提供者
- ディープ・スロート:ジェリ・ハーディン(第1シーズン~)
- モルダーに怪事件の情報を提供する謎の人物。第1シーズン最終話でモルダーを助けるために死亡。UFO墜落によって捕獲された地球外生命体を殺害したことがある。
- X:スティーブン・ウィリアムズ(第2シーズン~)
- ディープ・スロート亡き後の情報提供者。CSマンの部下であるが危険を犯してモルダーに情報を提供していた。時には体を張ってモルダーを助けることもある。第4シーズンの74話の終盤で殺された。
- マリタ・コバルービアス(国際連合事務総長特別代行):ローリー・ホールデン(第4シーズン~)
- モルダーが妹のクローンがいた農場の調査を依頼したことから知り合い、以後情報を提供。金のためにシンジゲートに協力し、裏切った罰として対異星人用ワクチン開発の実験台にされた。
- ノエル・ローラー:アダム・バルドウィン(第8シーズン~)
- 連邦政府の情報部員。ドゲットの海兵隊時代の仲間で当たり障りのない情報を提供していた。その正体は軍の生み出した無敵兵士。
[編集] ローン・ガンメン
モルダーの10年来の旧友。自称、政府監視団体。政府の陰謀を暴くべく活動し、機関紙「ローン・ガンマン」を発行している。豊富な知識と優れた能力をもって捜査に協力する。第197話においてワシントンD.C.を守り死亡。その亡骸はアーリントン国立墓地に葬られる。
- メルビン・フロヒキー:トム・ブレイドウィッド(第1シーズン~)
- ローン・ガンメンの最年長。写真撮影、分析担当。雑誌に投稿された小説からCSマンの過去を読み解くほどの分析能力を持つ。吹き替え版では「フロハイキー」と呼ばれている。演じているトム・ブレイドウィッドはXファイルのアシスタントディレクター
- ジョン・フィッツジェラルド・バイヤース:ブルース・ハーウッド(第1シーズン~)
- ローン・ガンメンのリーダー格。いつもスーツに身を包み清潔な姿でいる。元々連邦職員であり、豊富な軍事知識を持つ。
- リチャード・ラングリー:ディーン・ハグランド(第1シーズン~)
- ハッキング、情報収集担当。ハッキングは政府情報を書き換えてしまうほど高い能力を持つ。
[編集] 異星人
- バウンティハンター:ブライアン・トンプソン
- 異星人の殺し屋。異星人が「いた」証拠を消すために暗躍している。
- グレゴ:ダナ・グラッドストン
- ジェレマイア・スミス:ロイ・シネス
- ブラックキャンサー:黒いオイル状の異星人。人間にとりつき操る。放射性物質そのものである。
[編集] その他
- サマンサ・モルダー(第1シーズン~)
- モルダーの妹。8歳のときモルダーの目の前で異星人に誘拐された。この事件によりモルダーは超常現象、特にUFOに強い執着を持つようになる。
- アルバート・ホスティン(第2シーズン~)
- インディアンナバホ族の老人。第二次世界大戦当時ナバホ語の知識を駆使して暗号文書の作成に携わった。瀕死のモルダーを救済の儀式により回復させた。スカリーの姉が重症を負ったときも祈りを重ね、スカリーからも信頼される。自身が死の床にあったときもスカリーに助言を与えその迷いを解き放った。
- リチャード・マティソン:レイモンド・J・バリー
- アメリカ合衆国上院議員。政府の陰謀を白日の下に曝すべくモルダーの後ろ盾となる。しかし、自身もある陰謀に加担していた。
- マイケル・クリッチュガウ:ジョン・フィン
- アメリカ国防総省職員。モルダーに異星人がいない証拠を突きつけ絶望させた。自分の息子の命を救うためにモルダーを極秘の施設へ潜入させる。
- ギブソン・プライズ:ジェフ・グルカ
- チェスの神童と呼ばれる少年。脳の一部が活発な活動を行い他者の心が読める。
- カサンドラ・スペンダー:ベロニカ・カートライト
- CSマンの妻でジェフリー・スペンダーの母。夫により異星人に実験台として提供された。度重なる実験により異星人と地球人のハイブリッド第一号となる。
[編集] エピソード
[編集] 第1シーズン
- 放映期間(アメリカ) 1993~1994 全24話(パイロット版「序章(PILOT)」含む )
- 第 1話(File No. 1x79)「序章(Pilot)」
ウィリアム・B・デイビス、ザガリー・アンズリー、リオン・ラソム、サラ・コスコフ
-
- 第 2話(File No. 101) 「ディープ・スロート(Deep Throat)」
ジェリ・ハーディン、アンドリュー・ジョンストン、ガブリエル・ローズ、マイケル・B・フレンチ
ダグ・ハッチソン、ドネイル・ローグ、ヘンリー・ベックマン、テレンス・ケリー
-
- 第 4話(File No. 103) 「導管(Conduit)」
チャールズ・シオフィ、トーニャ・ディー、キャリー・スノグレス、ジョエル・パルマー
-
- 第 5話(File No. 104) 「ジャージー・デビル(Jersey Devil)」
- 第 6話(File No. 105) 「影(Shadows)」
- 第 7話(File No. 106) 「機械の中のゴースト(Ghost in The Machine)」
- 第 8話(File No. 107) 「氷(Ice)」
- 第 9話(File No. 108) 「宇宙(Space)」
- 第10話(File No. 109) 「堕ちた天使(Fallen Angel)」
- ウィスコンシン州で、深夜、山中に巨大なオレンジ色の火の玉が出現。駆けつけた森林警備隊員が何者かに襲われ死亡した。同時刻、空軍の宇宙監視センターのレーダーが未確認飛行物体をとらえた。物体は山中に落下した模様。調査に向かうモルダーは軍により拘束されそこでUFOによる誘拐経験者のマックスと知り合う。マックスは再び異星人に誘拐されると逃亡するが異星人を捕らえるため軍にも 追われる。モルダーはマックスを助けようとするがその眼前でマックスは異星人に誘拐される。
- 第11話(File No. 110) 「イヴ(Evan)」
- 第12話(File No. 111) 「炎(Fire)」
- 第13話(File No. 112) 「海の彼方に(Beyond The Sea)」
- 第14話(File No. 113) 「性を曲げるもの(Gender Bender)」
- 第15話(File No. 114) 「ラザロ(Lazarus)」
- 第16話(File No. 115) 「再生(Young At Heart)」
- 第17話(File No. 116) 「E.B.E(E.B.E)」
- ローン・ガンメン初登場エピソード。E.B.Eとは地球外生命体(Extraterrestrial Blological Entity)のこと。
- 第18話(File No. 117) 「奇跡の人(Miracle Man)」
- 第19話(File No. 118) 「変形(Shapes)」
- 第20話(File No. 119) 「闇(Darkness Falls)」
- 第21話(File No. 120) 「続 スクィーズ(Squeeze 11 aka Tooms)」
- モルダーに捕らえられたユジーンが証拠不十分で釈放される。そして次の冬眠に入るため残りの肝臓を狙う。
- 第22話(File No. 121) 「輪廻(Born Again)」
- 第23話(File No. 122) 「ローランド(Roland)」
- 第24話(File No. 1x22)「三角フラスコ<終章>(The Erlenmeyer Flask)」
- オープニングのスローガンが「TRUST N0 0NE(誰も信じるな)」となっている。これは作中のディープ・スロートのセリフからとったもの。
[編集] 第2シーズン
- 放映期間(アメリカ) 1994~1995 全25話
- ジリアン・アンダーソンが実生活で妊娠・出産をしたため、ダナ・スカリーの登場シーンが限定的。
- 第25話(File No. 201)「リトル・グリーン・マン(LITTLE GREEN MAN)」
- 第26話(File No. 202)「宿主(THE HOST)」
- 第27話(File No. 203)「血液(BLOOD)」
- 第28話(File No. 204)「不眠(SLEEPLESS)」
- 睡眠研究の権威、グリッソム博士が自宅で変死した。モルダーは渋々ながらクライチェックとコンビを組んで事件の捜査を開始する。
- 第29話(File No. 205)「昇天 Part 1(DUANE BARRY)」
- 異星人による誘拐経験者デュエイン・ベリが医師を人質に精神病院を脱走、立てこもり事件をおこす。再度連れ去られるのを恐れ、身代わりを立てようとしているのだという。交渉役に抜擢されたモルダーの説得により事件は解決するが、後の検査でベリーの主張通り、彼の首の後ろから不可思議な金属片が摘出された。その金属片を持ち帰ったスカリーは再び脱走したベリーに襲われる。
- 第30話(File No. 206)「昇天 Part 2(ASCENSION)」
- ベリーにさらわれたスカリー捜索のためモルダーが担当となり捜索チームが結成される。モルダーはベリーを追い詰めるがシンジゲートの指示を受けたクライチェックの妨害のためにスカリーは異星人に連れ去られてしまった。
- オープニングのスローガンは「Deny Everything(すべてを拒絶しろ)」。
- 第31話(File No. 207)「トリニティ(3)」
- 第32話(File No. 208)「昇天 Part 3(ONE BREATH)」
- 異星人に誘拐されていたスカリーが戻ってきた。しかしスカリーの血液は未知の有毒物質に侵され瀕死の状態だった。
- 第33話(File No. 209)「地底(FIREWALKER)」
- 第34話(File No. 210)「レッド・ミュージアム(RED MUSEUM)」
- 第35話(File No. 211)「不老(EXCELSIUS DEI)」
- 第36話(File No. 212)「オーブリー(AUBREY)」
- 50年前FBIにプロファイリングを取り入れた捜査官の白骨死体が、オーブリーという町で発見された。この町では、白骨死体となって発見された捜査官が担当していた猟奇事件と同じ手口の殺人事件が発生していた。
- 第37話(File No. 213)「フェチシズム(IRRESISTIBLE)」
- ネクロフィリアの変質者ファスターが自らの欲望を満たすために殺人を繰り返す。
- 第38話(File No. 214)「呪文(DIE HAND DIE VERLETZT)」
- 第39話(File No. 215)「新鮮な死体(FRESH BONES)」
- 第40話(File No. 216)「入植 Part 1(COLONY)」
- 第41話(File No. 217)「入植 Part 2(END GAME)」
- スカリーが異星人の殺し屋にさらわれた。殺し屋はスカリーと引き換えにサマンサの身柄を要求。FBIは二人を助けるために奮闘するがサマンサの命は失われてしまう。サマンサの置手紙からある研究施設を訪れたモルダーはサマンサのクローンと名乗る女性たちを見つける。そして秘密を暴くために氷に閉ざされた海へ赴く。
- 第42話(File No. 218)「恐怖の均整(FEARFUL SYMMETRY)」
- 第43話(File No. 219)「歪み(DOD KALM)」
- 第44話(File No. 220)「サーカス(HUMBUG)」
- 奇怪なサーカス芸人の集まる土地で奇怪な殺人事件が起こる。
- 第45話(File No. 221)「カルサリ(THE CALUSARI)」
- 第46話(File No. 222)「幼虫(F.EMASCULATA)」
- 第47話(File No. 223)「影踏み(SOFT LIGHT)」
- 第48話(File No. 224)「カニバル(OUR TOWN)」
- カニバリズムをテーマにした作品。
- 第49話(File No. 225)「アナサジ(ANASAZI)」
- オープニングのスローガンは「éí 'aaníígÓÓ 'áhoot'é」。これはナバホ語で「真実は彼方に」という意味。
- ニューメキシコ州でナバホ族の少年エリックが異星人の死体を発見。ワシントンでは体調不良のモルダーがロズウェル事件の真相を記したMJ-12のデータ、通称「MJファイル」を入手していた。モルダーは当初それを偽物と考えていたが、ナバホ語で書かれた暗号文書だった。モルダーを陥れるための陰謀が進行し、モルダーに忠告を与えた父はクライチェックに殺され、モルダーに罪が擦り付けられる。スカリーの機転により、モルダーは怪我を負いつつも策謀を逃れナバホ族居留地で採石場に埋められていた貨車から大量の異星人の死体を発見する。
[編集] 第3シーズン
- 放映期間(アメリカ) 1995~1996 全24話
-
- 第50話(File No. 301)『祈り(The Blessing Way)』
- 証拠隠滅とモルダー殺害のため貨車を爆破するCSマン。モルダーは死んだと思われていたが、死線をさまよいながらも生きのび、ナバホ族の「救済の儀式」をうけ復活する。CSマンは「MJファイル」を記録したテープを手に入れるためにクライチェックにスカリー暗殺を命じる。ところがクライチェックが撃ったのはスカリーの姉だった。スカリーは自分の首の後ろに埋め込まれた金属片を見つけ摘出するが、これが後のストーリーで重要な行為となる。
- 第51話(File No. 302)『ペーパークリップ(Paper Clip)』
- 父がなぜ殺されたのか、妹の身に何が起こったのかを探るモルダーはナチスの科学者クレンバーから助言を得、廃墟となった坑道から大量の医療カルテを発見する。同時にスカリーは異星人らしき人影をモルダーはUFOを目撃した。そしてスキナーはMJファイルのテープと引き換えにCSマンからモルダーとスカリーの身の安全を要求する。
- 第52話(File No. 303)『D.P.O.(D.P.O.)』
- オクラホマ州のゲームセンターで男が雷に撃たれて死んだ。落雷が多発する町で一人の青年が雷に撃たれても生きていた。事件現場のゲームセンターのバーチャファイター2にはその青年のイニシャルが残されており…
- 第53話(File No. 304)『休息(Clyde Bruckman's Final Repose)』
- 第54話(File No. 305)『名簿(The List)』
- 第55話(File No. 306)『胃液(2Shy)』
- 第56話(File No. 307)『歩兵(The Walk)』
- 第57話(File No. 308)『土牢(Oubliette)』
- 第58話(File No. 309)『二世(Nisei)』
- 日本が本格的に関わっているエピソード。「日本の情報機関には謎の部分が多い」など、日本を過大評価している傾向がある。また、殺人現場にいた日本の外交官が日本語をしゃべるシーンがあるが、その日本語がまるで、チンピラみたいな喋り方で、とてもインテリというキャラクターからかけ離れているのは御愛嬌
- モルダーに異星人の解剖ビデオを売った男が殺された。モルダーは現場で日本の外交官を逮捕する。その男の持っていた書類からスカリーは異星人に誘拐された経験のある女性たちと知り合う。モルダーは同様に衛星写真に写っていた船の調査をするが捜査に行き詰る。マディソン上院議員からの情報でモルダーは日本人医師イシマルが「実験体」を連れ込んだ列車に潜入する。
- 第59話(File No. 310)『731(731)』
- 旧日本軍731部隊の生き残りが、日本に生物兵器を持ち込み、日本を強化しようと目論んでいるという話で、一歩間違えば、国際問題になりかねない作品だったが、日本の軍備保有問題にあれほど敏感だった日本の各団体が何故か、問題にしていない稀有な例
- オープニングのスローガンは「APOLOGY IS POLICY(謝罪は真実を抹殺する)」
- スカリーは自身の首に埋め込まれていたチップを調べ、それを製作した日本企業を突き止める。それは存在していない企業であり、その所在地でスカリーはイシマルの忌まわしい実験の犠牲者を発見する。
- 第60話(File No. 311)『黙示(Revelations)』
- 第61話(File No. 312)『害虫(War of The Coprophages)』
- 第62話(File No. 313)『星(Syzygy)』
- 星の配列が人々の精神を狂わせる。
- 第63話(File No. 314)『グロテスク(Grotesque)』
- 第64話(File No. 315)『海底(Piper Maru)』
- 第65話(File No. 316)『アポクリファ(Apocrypha)』
- クライチェックはオイル状の異星人「ブラックキャンサー」にとりつかれ操られていた。ブラックキャンサーはMJファイルのデータテープと引き換えにCSマンからUFOのありかを聞き出す。
- 第66話(File No. 317)『プッシャー(Pusher)』
- 武士道を信奉する殺人鬼「プッシャー」が登場
- 第67話(File No. 318)『骨董(Teso Dos Bichos)』
- 第68話(File No. 319)『賭博(Hell Money)』
- 第69話(File No. 320)『執筆(Jose Chung's From Outer Space)』
- 作家のホセ・チャンが登場、後に『ミレニアム』第31話「最期の審判(Jose Chung's Doomsday Defense)」に登場する。
- 第70話(File No. 321)『化身(Avatar)』
- 第71話(File No. 322)『ビッグ・ブルー(Quagmire)』
- ジョージア州ヒューベルマンズ湖で殺人事件がおこった。モルダーは古代生物「ビッグ・ブルー」の仕業だと考えるが…
- 第72話(File No. 323)『電波(Wetwired)』
- 第73話(File No. 324)『タリサ・クミ(Talitha Cumi)』(FOX channelでは第4シーズン)
- バーガーショップで発砲事件が発生。負傷者がでるがその場に居合わせたスミスという男が手をかざすと傷は癒えてしまった。翌日、出勤したスミスはCSマンによって投獄されてしまうが、脱獄しスカリーに保護を求める。一方、モルダーの母はCSマンと口論した後、脳卒中で倒れてしまう。
- 第50話(File No. 301)『祈り(The Blessing Way)』
[編集] 第4シーズン
- 放映期間(アメリカ) 1996~1997 全24話
- 第74話(File No. 401)「支配者(Herrenvolk)」
- 第75話(File No. 402)「アンルーヘ(Unruhe)」
- 第76話(File No. 403)「ホーム(Home)」
- 近親婚を繰り返してきた家族が殺人を犯す。
- 第77話(File No. 404)「メラニン(Teliko)」
- 第78話(File No. 405)「追憶(The Field Where I Died)」
- 第79話(File No. 406)「整形(Sanguinarium)」
- 第80話(File No. 407)「紫煙(Musings of a Cigarette Smoking)」
- CSマンの過去がわずかながら明らかになる。
- 第81話(File No. 408)「ペーパー・ハート(Paper Hearts)」
- 第82話(File No. 409)「ツングースカ Part1(Tunguska)」
- 第83話(File No. 410)「ツングースカ Part2(Terma)」
- 第84話(File No. 411)「カビ(El Mundo Gira)」
- 第85話(File No. 412)「魂のない肉体(Kaddish)」
- 第86話(File No. 413)「タトゥー(Never Again)」
- 男の腕に彫られた女性の顔のタトゥー、そのタトゥーが男を殺人鬼に変える。
- 第87話(File No. 414)「腫瘍(Leonard Betts)」
- 全身が癌細胞でできた男が他者の癌細胞を取り込んでいく。そしてその魔手はスカリーにもおよぶ。
- 第88話(File No. 415)「メメント・モリ(Memento Mori)」
- スカリーが癌に侵された。かつて出会ったUFOサークルのメンバーも癌に侵されていたことを思い出したスカリーは、再びメンバーと接触する。
- 第89話(File No. 416)「P.O.W(Unrequited)」
- 第90話(File No. 417)「MAX Part1(Tempus Fugit)」
- 第91話(File No. 418)「MAX Part2(MAX)」
- 第92話(File No. 419)「凍結(Synchrony)」
- 第93話(File No. 420)「スモール・ポテト(Small Potatoes)」
- ウェストバージニア州のある町で、スターウォーズファンの女性が尻尾のある赤ん坊を産んだ。それは尾肢と呼ばれるものだったが、その町では他に4人も尻尾をもつ赤ん坊が生まれていた。
- 第94話(File No. 421)「ゼロ・サム(Zero Sum)」
- 第95話(File No. 422)「哀歌(Elegy)」
- 第96話(File No. 423)「フラッシュバック(Demons)」
- 第97話(File No. 424)「ゲッセマネ(Gethsemane)」
- オープニングのスローガンは「Believe the Lie(偽りを信じろ)」。
- セント・エライアス山で氷漬けになった異星人が発見された。モルダーらは多大な犠牲を払いながらも異星人の遺体を手に入れる。だが、国防総省スタッフのグリッチュガウはそれは偽物で、これまでモルダーが手に入れた異星人の情報も全て嘘だと告げる。
[編集] 第5シーズン
- 放映期間(アメリカ) 1997~1998 全20話
- 第 98話(File No. 501)「帰還 Part 1(Redux)」
- 第 99話(File No. 502)「帰還 Part 2(Redux 2)」
- CSマンはモルダーをシンジゲートに引き込むためにスカリーの治療法を教え、サマンサに引き合わせる。CSマンの行動に不信感をつのらせるシンジゲートメンバーは部下にCSマンの暗殺を命じた。
- 第100話(File No. 503)「アンユージュアルサスペクツ(Unusual suspects)」
- ローン・ガンメン結成エピソード
- 第101話(File No. 504)「迂回(Detour)」
- 第102話(File No. 505)「プロメテウス(Post-Modern Prometheus)」
- 第103話(File No. 506)「クリスマス・キャロル(Christmas Carol)」
- スカリーに奇妙な電話がかかってきた。亡き姉の声で「彼女はあなたを必要としている」と告げる。発信元のシム家には幼い頃の姉そっくりな養女エミリーがいた。姉の子ではないかと疑うスカリーはその子のDNA鑑定を行う。
- 第104話(File No. 507)「エミリー(Emily)」
- DNA鑑定の結果はエミリーはスカリーの子供だと判明した。スカリーはエミリーの養父母の不信な死亡事件をはじめ、何者かにエミリーが狙われている事、不治の病に侵されていることを知り、彼女の出生には重大な機密が隠されていると確信する。
- 第105話(File No. 508)「狐狩り(Kitsunegari)」
- 第66話でモルダーに逮捕された殺人鬼プッシャーが脱獄した。彼の裁判にかかわった判事が殺され日本語で「狐狩り」とメッセージが残されていた。モルダーは再びプッシャーを追う。(狐とは、モルダーのファーストネーム・フォックスを指している。つまり、モルダーを殺すという予告を意味する)
- 第106話(File No. 509)「分裂(Schizognity)」
- 第107話(File No. 510)「ドール(Chinga)」
- 著名なホラー小説家スティーヴン・キングが脚本に参加
- 魔女と呼ばれる親子の周囲で不気味な殺人事件が発生する。
- 第108話(File No. 511)「キル スウィッチ(Kill Switch)」
- 著名なSF小説家ウィリアム・ギブスンが脚本に参加
- 高名なインターネットプログラマーが銃撃戦に巻き込まれ死亡した。それは彼らが組んだプログラムの反乱だった。
- 第109話(File No. 512)「吸血(Bad Blood)」
- 第110話(File No. 513)「ペイシェントX(Patient X)」
- 第111話(File No. 514)「赤と黒(The Red and The Black)」
- オープニングのスローガンは「Resist or Serve (抵抗か服従か)」
- 第112話(File No. 515)「旅人(Travelers)」
- 第113話(File No. 516)「マインド・アイ(Mind Eye)」
- 第114話(File No. 517)「万霊術(All Souls)」
- 第115話(File No. 518)「アンダーカバー(The Pine Bluff Variant)」
- 第116話(File No. 519)「幻妖(Folie A Deux)」
- 平凡な営業マンが社長や社員を人質に会社にたてこもった。彼は社長が化け物で社員をゾンビに変えているという。
- 第117話(File No. 520)「ジ・エンド(The End)」
- オープニングのスローガンは「The End」
[編集] 第6シーズン
- 放映期間(アメリカ) 1998~1999 全22話
- 第120話から第129話まではアメリカと日本では放映順が異なる。
- 第118話(File No. 601)「ビギニング(The Beginning)」
- 第119話(File No. 602)「迷走(Drive)」
- 第120話(File No. 603)「トライアングル(Triangle)」
- オープニングのスローガンは「Die Wahrheit ist irgendwo da draußen」。これは通常のスローガン「The Truth is Out There」をドイツ語にしたもの。
- バミューダ・トライアングルで漂流していたモルダーは、ある船に救助された。その船は60年前に同海域で突然消息を絶った豪華客船クイーン・アン号だった。
- 第121話(File No. 604)「ドリームランド Part.1(Dreamland)」
- エリア51の職員から匿名の情報提供があり現地へ向かうモルダーとスカリー。入り口で職員のモリスから尋問を受けていると頭上をUFOらしき物体が通り過ぎた。次の瞬間、モルダーとモリスの魂が入れ替わってしまった。
- 第122話(File No. 605)「ドリームランド Part.2(Dreamland II)」
- 元に戻る方法を模索するスカリー。陰謀に携わる者の悲哀を知るモルダー。一方のモリスはモルダーとして新たな人生を楽しく生きようとしていた。
- 第123話(File No. 606)「クリスマス・イブの過ごし方(How The Ghosts Stole Christmas)」
- 第124話(File No. 607)「愛児(Terms of Endearment)」
- 第125話(File No. 608)「レイン・キング(The Rain King)」
- 雨乞い師の行くところ必ず雨が降る。ところがそれは雨乞い師の力ではなく…
- 第126話(File No. 609)「S.R.819(S.R.819)」
- ジムで倒れ、病院で目覚めたスキナーに一本の電話が入る。それは、「お前にはあと24時間の命しかない」と機械音声で伝える死の宣告であった。スカリーはスキナーの症状から毒を盛られたと推測、彼の血液から未知の物質の増殖を発見する、その正体は新技術で開発されたナノマシン。スキナーはクライチェックによってナノマシンを体内に注入されていた。
- 第127話(File No. 610)「ティトノス(Tithonus)」
- 犯罪現場写真家の老人フェリッグは、人の絶命の瞬間をカメラに収め続けていた。FBIニューヨーク支局の捜査官は彼が殺人を犯しているのではないかと疑い、スカリーに捜査への協力を依頼する。
- 第128話(File No. 611)「ファイト・ザ・フューチャー Part.1(Two Fathers)」
- 第129話(File No. 612)「ファイト・ザ・フューチャー Part.2(One Son)」
- 第130話(File No. 613)「アグア・マラ(Agua Mala)」
- 第131話(File No. 614)「月曜の朝(Monday)」
- モルダーのデジャ・ヴ。一人の女性が繰り返される月曜日から抜け出そうと試む。
- 第132話(File No. 615)「スイート・ホーム(Arcadia)」
- 第133話(File No. 616)「絶滅種(Alpha)」
- 第134話(File No. 617)「電界(Trevor)」
- 第135話(File No. 618)「ミラグロ(Milagro)」
- モルダーの隣の部屋に引っ越してきた若手の小説家。彼の書くストーリーは虚構と現実を超えて展開する。
- 第136話(File No. 619)「荒野の三人(Three of a Kind)」
- 第137話(File No. 620)「アンナチュラル(The Unnatural)」
- 第138話(File No. 621)「トリップ(Field Tlip)」
- 第139話(File No. 622)「創世記(Biogenesis)」
[編集] 第7シーズン
- 放映期間(アメリカ) 1999~2000 全22話
- 第140話(File No. 701)「第六の絶滅 パート1(The Sixth Extinction)」
- 第141話(File No. 702)「第六の絶滅 パート2(The Sixth Extinction:Amor Fati)」
- オープニングのスローガンは「Amor Fati」。ラテン語で「Love of fate(運命の恋)」の意味。
- 第142話(File No. 703)「ハングリー(Hungry)」
- 第143話(File No. 704)「ミレニアム(Millennium)」
- 第144話(File No. 705)「ラッシュ(Rush)」
- 警官殺害の容疑をかけられた高校生。彼の身辺を調査しても手がかりはなし。重要な証拠も保管室から消えてしまう。保管室の防犯カメラの映像をチェックしていたモルダーは、目にとまらない速さで動く何かが保管室に入り込んだのを見つけた。
- 第145話(File No. 706)「ゴールドバーグ(The Goldberg Variation)」
- 第146話(File No. 707)「オリソン(Orison)」
- 婦女連続殺人犯として終身刑を言い渡されたファスターが脱走した。脱獄状況に不審を抱いたモルダーはオリソン牧師に疑いをかける。
- 第147話(File No. 708)「偉大なるマリーニ(The Amazing Maleeni)」
- 第148話(File No. 709)「神のお告げ(Sings & Wonders)」
- 鍵のかかった車内で大量の蛇にかまれた死体が発見された。モルダーとスカリーは被害者が所属していたカルト教団を捜査する。二人は教祖が犯人だと確信するが、教祖も蛇にかまれ重体となってしまう。
- 第149話(File No. 710)「存在と時間 パート1(Seinn Und Zeit)」
- カリフォルニアでアンパー・リンという少女が、寝室から忽然と姿を消した。行方不明事件がサマンサと何らかの関わりがあるものと信じるモルダーは捜査に乗り出す。捜査を進めるモルダーのもとに母ティナが自殺したとの知らせが届く。
- 第150話(File No. 711)「存在と時間 パート2(Closure)」
- アンバーリン誘拐事件の捜査の過程で幼児殺害犯が逮捕される。ところがアンバーリンの死体もサマンサの死体も発見されない。モルダーは霊能者とともにサマンサの足跡を追い妹の死を確信する。
- オープニングのスローガンは「Believe to Understand」
- 第151話(File No. 712)「X-コップス(X-Cops)」
- 第152話(File No. 713)「ファースト・パーソン・シューター(First Person Shooter)」
- 著名なSF小説家ウィリアム・ギブスンが脚本に参加
- 電脳空間でありえるはずのない殺人事件が起こった。コンピュータゲームのキャラクターが仮想世界で人間を殺したのだ。
- 第153話(File No. 714)「呪い(Theef)」
- 有名な医師が自宅で首を吊って死んだ。モルダーは現場の状況から黒魔術が行われたのではないかと推測する。
- 第154話(File No. 715)「旅(en Ami)」
- CSマン役のウィリアム・B・デイビスが脚本を担当
- 自らの余命が長くないことを知ったCSマンは全ての病の治療法をスカリーに託すため共に旅に出るが…
- 第155話(File No. 716)「キメーラ(Chimera)」
- 第156話(File No. 717)「宿縁(All Things)」
- 第157話(File No. 718)「ブランドX(Brand X)」
- タバコの品種改良を進めるために遺伝子操作を行うモーリー社。その実験によって恐るべき副産物が生まれた。
- 第158話(File No. 719)「ハリウッドA.D.(Hollywood A.D.)」
- 主演のデイヴィッド・ドゥカヴニーが監督・脚本を担当
- 第159話(File No. 720)「ファイトクラブ(Fight Club)」
- 同じ容貌と同じ性格をもった二人の女性。彼女たちがめぐり合うと嵐のような騒動が巻き起こる。
- 第160話(File No. 721)「三つのお願い(Je Souhait)」
- 「ランプの魔神」の眷属である女性が、主人の三つの願いを聞きいれ叶えるものだが、その願いの解釈を捻じ曲げてかなえるため、結果的に不幸になるという喪黒福蔵的な展開になる話。モルダーが所有者になった時、恣意的な解釈をしないよう細かい条件を考えるところへ、スカリーが「問題を自分で解決してこそ意味があるのじゃない」と諭され、女性自身の幸せを願うものに変える。尚、モルダーの切実な願いである「妹探し」の発想(例えば、妹の居所を聞くとか、エイリアンの手がかりを示すとか)をなぜ浮かばなかったのかは、今もって謎。
- 第161話(File No. 722)「レクイエム(Requiem)」
- 7年前、異星人による誘拐事件がおきたベルフールでUFOの墜落事件が発生。モルダーとスカリーは調査に向かうが空振りに終わる。そんな時X-ファイル課にビリー・マイルズから連絡が入った。彼は、スカリーがモルダーのパートナーとなって最初の事件の関係者だった。当時UFOによる誘拐を経験したビリーだが、今度は父親が謎の失踪を遂げたという。現地に急行した2人は、かつてエイリアンに誘拐された人々が、再び行方不明になっていることを知る。一方C・S・マンはクライチェックを現場へ向かわせUFOの回収を目論むがC・S・マンに恨みを抱くクライチェックはモルダーらに協力を申し出る。調査に向かうモルダーとスキナー、ところがスキナーの目の前でモルダーがUFOに誘拐されてしまう。
[編集] 第8シーズン
- 放映期間(アメリカ) 2000~2001 全21話
- 本シーズンよりモルダー捜査官役のデイヴィッド・ドゥカヴニーがレギュラーから降板し(ゲスト出演はあり)、かわりにドゲット捜査官とレイエス捜査官がレギュラーとして登場。
- 第162話(File No. 801)「サーチ・フォー・モルダー パート1(Within)」
- 異星人によるモルダーの誘拐を通常の失踪事件として扱うFBIは、ドゲット捜査官を担当に任命し捜査に当たらせる。スカリーとスキナーはローンガンマンと協力しモルダーの行方を追う。次に異星人が狙うのはチェスの神童と呼ばれたギブソン少年だと推理したスカリーらはギブソンを探し出す。ドゲットもギブソンを追い、聾学校からギブソンを連れ出すモルダーを追い詰めるがモルダーは崖から転落してしまう。
- 第163話(File No. 802)「サーチ・フォー・モルダー パート2(Without)」
- 崖から転落し再び行方をくらませたモルダー、しかし彼はモルダーに変身したバウンティーハンターだった。ハンターは執拗にギブソンを狙う。スカリーとドゲットは反目しながらもギブソンを守りバウンティーハンターを撃退する。事件が一段楽した後ドゲットはモルダー捜索の失敗によりX-FILE担当にまわされる。
- 第164話(File No. 803)「爪痕(Patience)」
- 第165話(File No. 804)「ロードランナー(Roadrunners)」
- 第166話(File No. 805)「冥界の死者(Invocation)」
- 第167話(File No. 806)「レッドラム(Redrum)」
- 第168話(File No. 807)「第三の目(Via Negativa)」
- 第169話(File No. 808)「透視(Surekill)」
- 第170話(File No. 809)「救済(Salvage)」
- 第171話(File No. 810)「バドラ(Badlaa)」
- 第172話(File No. 811)「ギフト(The Gift)」
- 失踪直前のモルダーが不審な行動をとっていたことを発見したドゲットはその行動を追う。
- 第173話(File No. 812)「メデューサ(Medusa)」
- 第174話(File No. 813)「受胎(Per Manum)」
- 第175話(File No. 814)「デッドアライブ パート1(this is Not Happening)」
- モルダーと同時期に誘拐されたテレサが瀕死の重傷でモンタナで発見された。モルダー捜索の手がかりになると考えたドゲットとスカリーは現場へ向かう。ところがテレサはカルト教団に連れ去られ、そこで異星人スミスの癒しの力により治癒していた。そして教団から程近い場所でモルダーの遺体が発見される。
- 第176話(File No. 815)「デッドアライブ パート2(Deadalive)」
- モルダーの葬儀から3ヵ月後、UFOに誘拐されたビリーが水死体で発見され、検死解剖直前に息を吹き返す。モルダーにも同じことが起こっていると考えたスキナーは墓を掘り起こしモルダーを入院させる。クライチェックはモルダーが宇宙由来のウィルスに感染しているとスキナーに伝えスカリーの出産を阻止することを条件にワクチンの提供を申し出る。クライチェックからのワクチン奪取は失敗するがモルダーの体温が急激に低下したことでウィルスは死滅する。
- 第177話(File No. 816)「パスワード(Three Words)」
- 第178話(File No. 817)「秘密(Empedocles)」
- 第179話(File No. 818)「到来(Vienen)」
- 第180話(File No. 819)「孤立(Alone)」
- 第181話(File No. 820)「誕生 パート1(Essence)」
- スカリーの出産が迫り、彼女の主治医だったレブとパレンティが代替人間となったビリー・マイルズに殺された。ビリーに狙われるスカリーを救ったのは、かつて彼女の子を殺そうとしたクライチェックだった。
- 第182話(File No. 821)「誕生 パート2(Existence)」
- デモクラットホットスプリングに身を隠したスカリーをビリーが襲撃する、モルダーとドゲットも代替人間のノエル・ローラー、ジーン・クレーンに命を狙われる。クライチェックもモルダーを殺そうと企むがスキナーに射殺される。廃墟となった町で、異星人たちに見守られながらスカリーは無事に男児を出産する。名はウィリアム、それは故人となったモルダーの父からとられたものだった。
- 第162話(File No. 801)「サーチ・フォー・モルダー パート1(Within)」
[編集] 第9シーズン
- 放映期間(アメリカ) 2001~2002 全20話
- 「真実」はテレビ放送では長編1話であり、レンタル版で2話に分かれている。
- 第183話(File No. 901)「リターン・トゥ・ウォーター Part 1(Nothing Important Happend Today Part 1)」
- 第184話(File No. 902)「リターン・トゥ・ウォーター Part 2(Nothing Important Happend Today Part 2)」
- 第185話(File No. 903)「ダイモニカス(Damonicus)」
- 第186話(File No. 904)「4-D(4-D)」
- オープニングのスローガンは「erehT tuO si hturT ehT」。これは通常のスローガンを逆に書いたもの。
- モニカが喉を切られ、ドゲットも銃撃された。それは特殊な能力を持つ快楽殺人者の犯行だった。
- 第187話(File No. 905)「蝿の王(Lord of the Flies)」
- 第188話(File No. 906)「トラスト・ノー・ワン(Trust NO 1)」
- オープニングのスローガンは「They're Watching(彼らは監視している)」
- 第189話(File No. 907)「ジョン・ドー(Jhon Doe)」
- 第190話(File No. 908)「境界(Hellbound)」
- 第191話(File No. 909)「神託 Part 1(Provenance Part 1)」
- UFOカルト教団に潜入捜査していたFBI捜査官がウィリアムを殺そうとする。その男の所持品の中にUFOの破片があった。スカリーは息子を守るためウィリアムをローン・ガンメンに託す。
- 第192話(File No. 910)「神託 Part 2(Provenance Part 2)」
- ウィリアムがUFOカルト教団に誘拐された。FBIを信じず独自に捜査を続けたスカリーが見たものはUFOの発進によって壊滅したカルト教団だった。
- 第193話(File No. 911)「オードリー(Audrey Pauley)」
- 第194話(File No. 912)「化体(Underneath)」
- 第195話(File No. 913)「数秘術(Improbable)」
- 第196話(File No. 914)「モンスター(Scary Monsters)」
- 少年の想像力が不気味なモンスターを生む。
- 第197話(File No. 915)「英雄に捧ぐ(Jump The shark)」
- ローン・ガンメン最後の戦い。
- 第198話(File No. 916)「ウィリアム(William)」
- 第199話(File No. 917)「解放(Release)」
- 密告によりドゲットは赴いた廃屋で女性の死体を発見した。FBIアカデミーでスカリーの教え子ヘイズは検死の際、恐るべき洞察力で殺害状況を分析、犯人を特定する。さらに「犯人はドゲットの息子ルーク殺しと関係がある」と断言。ドゲットはヘイズに協力を依頼し息子殺しの真犯人を捕らえようとする。
- 第200話(File No. 918)「サンシャイン・デイズ(Sunshine Days)」
- 第201話(File No. 919)「真実 Part 1(The Truth)」
- 第201話(File No. 919)「真実 Part 2(The Truth II)」
[編集] 劇場版 Xファイル ザ・ムービー
1998年には『Xファイル ザ・ムービー』として映画化された。 これはシリーズの一話を大きな規模で描いたもので、時系列では第5シーズンと第6シーズンの間に位置する。
- 配給:20世紀フォックス
- アメリカ公開:1998年6月
- 日本公開:1998年12月
- 本編:121分
- コピー:未来と闘え(Fight the Future)
[編集] 劇場版製作者(スタッフ)
- 製作:クリス・カーター
- 監督:ロブ・ボウマン
- 脚本:クリス・カーター
- 音楽:マーク・スノウ
[編集] 劇場版出演者(キャスト)
TVシリーズ共通
- フォックス・モルダー捜査官:デイヴィッド・ドゥカヴニー
- ダナ・スカリー捜査官:ジリアン・アンダーソン
- ウォルター・スキナー副長官:ミッチ・ピレッジ
- シガレット・スモーキングマン(シンジケートメンバー):ウィリアム・B・デイビス
- ウェル・マニキュアードマン(シンジケートメンバー):ジョン・ネヴィル
劇場版のみ
- カーツウェル博士:マーティン・ランドー
- ストラグホールド(シンジケートメンバー):アーミン・ミューラー=スタール
[編集] その他
2001年にはスピンオフ作品として、モルダー捜査官を助ける3人組が主人公のテレビドラマ『ローン・ガンメン(The Lone Gunmen)』が1シーズンのみ製作された。
[編集] 日本語吹替
[編集] ビデオ・DVD版
- 演出:春日一伸
- 2005年2月、ディアゴスティーニより「隔週刊 XファイルDVDコレクション」が出版された。隔週で、DVDとブックレットのセット。全49巻、シーズン1からシーズン9まで全て収録されている。
[編集] テレビ朝日放送版
- モルダー:風間杜夫 スカリー:戸田恵子 スキナー:小川真司 スモーキングマン:山内雅人 マニキュアマン:納谷悟朗 クライチェック:宮本充 OPナレーション:窪田等 フロハイキー:佐藤正治 バイヤーズ:速水奨 ラングリー:曽我部和恭
翻訳:平田勝茂 演出:福永莞爾 調整:山田太平 効果:リレーション 担当:菅原由美子 制作:ムービーテレビジョンスタジオ SFINX TimeWarp 配給:ムービーテレビジョン テレビ朝日プロデューサー:圓井一夫 テーマソング:B'z「LOVE PHANTOM」
[編集] スカイパーフェクTV!版
[編集] 放送局
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
[編集] テレビ朝日における前後番組
テレビ朝日系 水曜20時台(1995年10月 - 1996年6月) | ||
---|---|---|
前番組 | X-ファイル | 次番組 |
水曜特バン!(19:30~) | シカゴホープ |
テレビ朝日系 水曜20時台(1996年10月 - 1997年12月) | ||
---|---|---|
前番組 | X-ファイルII X-ファイルIII |
次番組 |
シカゴホープ | シカゴホープ2 |