熊谷市
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熊谷市(くまがやし)は、埼玉県北部にある人口約20万余の市。
目次 |
[編集] 概要
埼玉県北部地区を代表する都市である。江戸時代には中山道の宿場・熊谷宿が置かれ、宿場町として栄えた。現在でも市内には国道17号をはじめとする8本の国道、上越新幹線をはじめとする3本の鉄道路線が通っており、交通の要衝としての役割を果たしている。また人口が県内第9位でありながらも、農業産出額県内第2位、商品販売額県内第3位、製造品出荷額県内第4位であり、埼玉県北部における経済上の一大拠点であるといえる。
2005年10月1日に熊谷市と大里郡妻沼町、同郡大里町が合併し、新たに「熊谷市」が設置された。 また、2007年2月13日には大里郡江南町を編入合併し、埼玉県北部では初の20万人都市となった。これによって特例市の指定要件を満たすことになり、市としては特例市の指定申請をする予定である。
(旧)妻沼、(旧)大里、(旧)江南の町役場は支所や総合支所とは言わず、「行政センター」の呼称を用いている。
また国からは業務核都市に指定されている。
[編集] 地理
- 東京都心からおよそ60km、県庁所在地であるさいたま市からおよそ45kmの位置にある。
- 市内久下付近を流れる元荒川は、とても綺麗な清流である。この川には、環境庁(現環境省)のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されたムサシトミヨの世界唯一とみられている生息地があり、市内の一部の小中学校の児童・生徒などによって、保護・繁殖されている。ムサシトミヨは、埼玉県の天然記念物ならびに県の魚として指定されている。
- 河川:荒川、利根川
[編集] 隣接自治体
[編集] 隣接自治体との関係
- 埼玉県内
- 太田市
- 利根川を隔てていることもあり結びつきは希薄であるが、利根川を挟んで太田市側にある妻沼小島地区(旧妻沼町小島地区)では、対岸の熊谷市域よりもむしろ太田市を生活圏としており非常に結びつきが強い。そのことから同地区の住民が太田市への編入を求め、旧妻沼町議会に請願書が提出され、太田市も編入受け入れの方針を示していたが、妻沼町議会で否決された。現熊谷市としての立場としても今のところ編入を認めない方針である。また、この地区では、合併後、埼玉県の土地区画整理事業の行政代執行で県側と反対派が衝突する事件が起きた。
- 邑楽郡
- 大泉町
- 利根川を隔てている為、繋がりは弱い。。現在、熊谷駅北口~西小泉駅でバス路線(朝日バス太田営業所運行)があるが、本数は至って少ない。
- 千代田町
- 埼玉県道・群馬県道83号熊谷館林線で結ばれているが、車道での行き来が出来ない為(赤岩渡船)それほどの繋がりはない。
- 大泉町
[編集] 気候
- 一年間のうち最も晴れが多い地域の一つである。
- 近年では、夏季の気温が高いことでも知られている。これは、東京湾からの海風に乗って北上してくる東京都心のヒートアイランド現象によって暖められた熱風と、フェーン現象によって暖められた秩父山地からの熱風が、一日のうちで最も暑いとされる午後2時過ぎに同市の上空付近で交差することによるものであるとされており、「熱風の交差点」と呼ばれることもある。これに関連して、2003年8月5日放送のフジテレビFNNスーパーニュースの「ズバリ!お天気」コーナーにおいて、石原良純気象予報士が、このことを紹介し(フェーン現象は触れていない)、半分冗談であるが、熊谷市民に対して(東京都民を代表して)謝罪の言葉を述べた(つられて、一緒にいた安藤優子キャスター・西山喜久恵アナウンサーも頭を下げていた)ことがあった。
- また、旧市の2005年夏には、市が暑いことを逆に利用すべく「あついぞ!熊谷」ひとづくり支援事業と題して、"人の熱さ"にも繋げたまちづくりを広く募集したところ、多数の応募があり、選出されたものが市の支援の下、活動され、熱く盛り上がった。新市となった2006年夏にも行われ、毎年恒例の花火大会の名前にも「あついぞ!熊谷」が冠された。
- 逆に冬場は、冷たく強い北風(赤城おろし)が吹く日が多いが、雪が降る日は関東の中でも少ない部類に入る。北関東の山間部で雪を降らせる雲が利根川を越えることがあまり無く(利根川の対岸の太田市・大泉町などで降っているのに熊谷では降っていないなど)、また東京方面で雪を降らせる南からの雲も熊谷まで来ることはあまり無い(隣接する行田市・鴻巣市付近ではうっすら積もってきているのに、熊谷では降ってすらいないなど)。近年では温暖化の傾向により、関東平野部で大雪になる日が少ないので、より顕著にその傾向が表れている。
- 1917年6月29日の午後5時過ぎ、現在の今井地区に直径29.6cm、重さ3.4Kgにものぼる巨大な雹(ひょう)が降ったことがある。これは、今まで観測された中では世界一の大きさのものである。
- 市内に熊谷地方気象台がある。
[編集] 歴史
の地である。
- 中世には熊谷氏を始め、久下氏や奈良氏など多くの武士団が興った。とくに源平合戦時の熊谷次郎直実が有名であり、熊谷の名称も熊谷氏が由来となっているが、読みは「くまがい」ではなく、「くまがや」と改称した。
- 江戸時代のこの辺りの地域は忍藩領や幕府領、旗本領が複雑に入り組んでいた。また、中山道の宿場、熊谷宿が置かれた。
- 明治時代に入り、廃藩置県が行われる中で入間県と群馬県の合併により成立した熊谷県の県庁所在地となり、地域の中心都市として発展した。
- 明治時代以降の熊谷周辺の主要地主、指定の任職家は東部(佐谷田、成田)の野原家、馬場家、西部(三尻・籠原)の小林家、津久井家、南部(吉岡)の黒田家、北部(奈良、中条)の石坂家、山下家、現南河原地区の束田家等が挙げられる。以後、これらの名家からは国会議員や市長、地域の要職者、文化人、教育者が輩出されている。例えば石坂養平や黒田海之助も含まれる。
[編集] 沿革
- 1889年4月1日 - 町村制施行により、大里郡熊谷町と石原村が合併し、熊谷町が成立する。
- 1923年10月1日 - 大里郡肥塚村が熊谷町に編入される。
- 1927年4月1日 - 北埼玉郡成田村が熊谷町に編入される。
- 1932年4月1日 - 大里郡大幡村が熊谷町に編入される。
- 1933年4月1日 - 市制施行により熊谷市となる(県内では川越市に次ぐ2番目の市制施行)。熊谷市紋章が制定された。
- 1941年1月1日 - 大里郡佐谷田村が編入される。
- 同年4月10日 - 大里郡大麻生村、玉井村、久下村(大字久下字荊原を除く)が編入される。
- 1945年8月14日 - 熊谷空襲。終戦前夜の14日から15日にかけて市内の約3/4を焼失するという大規模な空襲があった。
- 1948年 - 第1回熊谷市成人式挙行。「大熊谷復興花火大会」開催。
- 1951年 - 学校給食開始
- 1953年 - 熊谷市歌制定
- 1954年4月1日 - 北埼玉郡中条村が編入される。
- 同年11月3日 - 大里郡別府村、奈良村、三尻村が編入される。
- 1955年1月1日 - 大里郡吉岡村が編入される。
- 同年10月11日 - 同年7月20日に行田市に編入された北埼玉郡星宮村のうち池上・下川上が分離し、熊谷市に編入される。
- 同年9月30日 - 北埼玉郡太井村のうち大字太井を編入する(残りは行田市と北足立郡吹上町に編入される)。
- 1956年 - 公共下水道事業開始。
- 1960年 - 北大通りが完成。
- 1965年 - 市民ホール(中央公民館)が落成。
- 1966年 - 学校給食センターが操業を開始。
- 1967年 - 埼玉国体(第22回国体)で一部競技を開催。
- 1969年 - 新荒川大橋開通。
- 1971年 - 赤城山の家開設、市民プール開場。
- 1973年 - 熊谷市役所新市庁舎完成。市民憲章、市の花・木制定。
- 1979年 - 文化センターがオープン。
- 1986年 - 中央公園開園。
- 1988年 - さいたま博覧会開催。跡地は熊谷スポーツ文化公園として整備された。
- 1990年 - 熊谷桜堤が「さくら名所100選」に選定される。
- 1991年 - 第1回「熊谷さくらマラソン大会」開催。「ムサシトミヨ」が県の魚に選定される。
- 1993年4月8日 - ニュージーランド・インバーカーギル市と姉妹都市提携。
- 1994年 - 別府沼公園開園。アクアピアがオープン。
- 1998年 - さくらめいとがオープン。
- 1999年 - 市役所通り立体交差が開通。
- 2000年 - 第一回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会が開催。
- 2003年6月15日 - 久下橋開通
- 2004年2月29日 - 国道17号熊谷バイパス柿沼肥塚立体交差開通。
- 同年夏~秋 - 第59回国体(彩の国まごころ国体)、第4回全国障害者スポーツ大会(彩の国まごころ大会)をメイン会場として開催。
熊谷市域にかつて存在した各自治体に関しては、それぞれの項目を参照すること。
[編集] 行政
- 市紋章などは旧熊谷市のものを引き継いでいるが、シンボルマーク(紋章とは別)・木・花・鳥について募集、決定した。熊谷市の市章・シンボルマーク・花・木・鳥:熊谷市
- 市議会議員定数は34人。在任特例が適用されている(2007年4月30日まで)。
- 旧熊谷市役所が市役所である。
- 旧妻沼町役場が妻沼行政センターとして、旧大里町役場が大里行政センターとして、旧江南町役場が江南行政センターとして市役所の総合支所の役割を持っている。
[編集] 歴代・現職首長
[編集] 熊谷市
- 吉原文雄(2005年10月1日~2005年11月5日、市長職務執行者。旧大里町長)
- 富岡清(とみおか きよし、2005年11月6日~、初代)
[編集] (旧)熊谷市
- 新井良作(1933年4月~1939年5月、初代・2代)
- 齋籐茂八(1939年6月~1942年4月、3代)
- 矢島武男(1942年4月~1945年11月、4代)
- 根岸忠(1946年1月~1947年3月、5代)
- 鴨田宗一(1947年4月~1958年4月、6~8代)
- 栗原正一(1958年5月~1962年5月、9代)
- 黒田海之助(1962年5月~1982年5月、10~14代)
- 増田敏男(1982年5月~1986年6月15・16代)
- 小林一夫(1986年8月~2002年8月、17~20代)
- 富岡清(2002年8月3日~2005年9月30日、21代)
[編集] 平成の大合併
熊谷市は、(旧)熊谷市、大里郡妻沼町、大里郡大里町が平成の大合併の一例として、2005年10月1日に新たに合併してできた市である。さらに2007年2月13日には、大里郡江南町を編入した。
[編集] 合併の経緯
2001年から、「大里はひとつ」を合言葉に、当時の熊谷市長小林一夫を中心にして大里地域(熊谷市・深谷市・大里郡)の合併について話し合い、任意合併研究会を設立したが、その後、2002年8月に小林一夫が熊谷市長を引退し、富岡清が引き継いだ頃から雰囲気が代わり始め、結局2003年3月に破綻してしまった。理由は「新市の市役所の場所について、熊谷市(熊谷市役所を活用)と深谷市(位置が新市の地理的中心となる熊谷市の籠原駅付近に新たに建設)で意見が分かれたため」と報道された。
そして、2003年4月1日大里地区で熊谷市と深谷市それぞれが中心となって、2つの法定の合併協議会が成立した。熊谷市側は「熊谷市・大里町・江南町・妻沼町合併協議会」であった。しかし2004年3月21日江南町の合併を問う住民投票で反対派多数という結果となり、同年5月31日合併協議会解散、翌日「熊谷市・大里町・妻沼町合併協議会」を設立し、2005年10月1日に熊谷市・大里町・妻沼町が合併して新たに熊谷市となった。
一方で江南町は、単独では厳しい状態にまで財政が緊迫していた。破綻・行政再建団体移行の可能性もある事が試算で出た為、危機感を募らせた町長(合併推進派)及び合併推進派町議員を中心として、再び合併に向けて動き始めた。過半数の住民による合併賛成の署名も集まり、2006年1月30日、熊谷市へ合併協議の申し入れ、同年4月1日に「熊谷市・江南町合併協議会」を設置し、2007年2月13日に江南町が熊谷市に編入された。以下で詳細を記述する。
- 2003年4月1日 - 熊谷市・大里町・妻沼町・江南町合併協議会設立。
- 2004年5月31日 - 同年3月21日に江南町で行われた住民投票で合併が反対となったことを踏まえ、合併協議会解散。
- 同年6月1日 - 熊谷市・大里町・妻沼町合併協議会設立。
- 同年11月11日 - 熊谷市・大里町・妻沼町合併協定調印式。
- 2005年3月25日 - 埼玉県議会が、熊谷市、大里町及び妻沼町の合併を可決。
- 同年3月30日 - 埼玉県知事が熊谷市、大里町及び妻沼町の廃置分合を決定し、総務大臣に届出。
- 同年4月28日 - 熊谷市、大里町及び妻沼町の廃置分合が官報で総務大臣から告示。10月1日の合併が確定された。
- 同年9月25日 - 熊谷市閉市式開催。
- 同年9月27日 - 妻沼町、大里町閉町式開催。
- 同年10月1日 - 熊谷市、大里郡妻沼町、大里郡大里町が合併し、新たに熊谷市が設置された(新設合併)。
- 2006年4月1日 - 熊谷市・江南町合併協議会設立。
- 同年7月13日 - 熊谷市・江南町合併協定調印式。
- 同年10月12日 - 埼玉県議会が、 熊谷市及び江南町の合併を可決。
- 同年10月18日 - 埼玉県知事が 熊谷市及び江南町の廃置分合を決定し、総務大臣に届出。
- 同年11月10日 - 熊谷市及び江南町の廃置分合が官報で総務大臣から告示。2007年2月13日の合併が確定された。
- 2007年1月27日 - 江南町閉町式開催。
- 同年2月13日 - 大里郡江南町が熊谷市に編入された。
[編集] 合併後の住所表記
- 基本的に合併前と同一の地名とするが、「大字」から始まる住所については「大字」を削除した。
- 例1:熊谷市本町一丁目→(変更なし)
- 例2:熊谷市大字箱田→熊谷市箱田
- 例3:大里郡妻沼町大字弥藤吾→熊谷市弥藤吾
- 例4:大里郡大里町大字胄山→熊谷市胄山
- 例5:大里郡江南町大字樋春→熊谷市樋春
- 例外として、旧熊谷市、旧妻沼町、旧江南町の以下の住所表示に関しては、同一もしくは類似しているため、旧妻沼町及び旧江南町の住所表示について、旧町名をつけた。
- 『中央』
- 熊谷市中央一丁目から中央五丁目→(変更なし)
- 大里郡妻沼町中央→熊谷市妻沼中央
- 大里郡江南町中央一丁目から中央三丁目→熊谷市江南中央*丁目
- 『小島』
- 熊谷市大字小島→熊谷市小島
- 大里郡妻沼町大字小島→熊谷市妻沼小島
- 『代』と『台』(共に「だい」と読む)
- 熊谷市大字代→熊谷市代
- 大里郡妻沼町大字台→熊谷市妻沼台
- 『中央』
[編集] 合併推進構想
- 埼玉県が策定している『埼玉県市町村合併推進構想(仮称)』では、構想対象市町村の組合せとして、大里地域では「熊谷市・行田市・深谷市・江南町(当時)・寄居町」という大里地域に行田市を加えた組み合わせが提言された。
[編集] まちづくり
- さくらのまち
- 日本さくら名所100選に選ばれている荒川の熊谷桜堤で行われる「熊谷さくら祭」、熊谷市運動公園陸上競技場をメインスタンドとする「熊谷さくらマラソン大会」を展開している。旧熊谷市時代は、熊谷青年会議所により桜の大使を任命し、さくらのまちとしてのPR活動を行わせていたが、旧市の末期(2000年台)には、応募者が少ないなど存続が危ぶまれていた状態であったためか、現熊谷市となってからは行っていない。
- ラグビータウン
- 市内の県営熊谷スポーツ文化公園内にラグビー場が設置されていて、各種大会が開かれるほどになっている。
- 2006年7月には「スポーツ熱中都市」を宣言した
- 「あついぞ!熊谷」ひとづくり支援事業
- 夏季は、暑い街として有名なのを逆に利用し、人の熱さにも繋げたまちづくりをめざす。雪くまもその一環。
- 熊谷市交通バリアフリー基本構想
- 2004年に彩の国まごころ国体が開催された後、第4回全国障害者スポーツ大会が開催された為、その準備・整備過程で、バリアフリーに対する意識が向上、研究がさかんとなった。その一環で実用に至ったのが、車いすでも交差点における歩道の段差を越えやすくした「熊谷UD(ユニバーサルデザイン)ブロック」である。2005年度 毎日・地方自治大賞優秀賞も受賞した。(熊谷UD(ユニバーサルデザイン)ブロック:熊谷市)
- 熊谷駅前防犯センター安心館
- 近年、市の玄関口といえる熊谷駅周辺は、犯罪・風俗店の進出などで治安が悪くなっていた。この対策として駅近くに熊谷駅前防犯センター安心館を設置、市民ボランティアによるパトロールを支援する。また、市立図書館分館を併設する事により、近辺に風俗店を出店できないようにした(県条例)。
- 迷惑喫煙対策
- グライダー
- 葛和田地区(旧妻沼町域)の利根川河川敷には、妻沼グライダー滑空場があり、毎年、グライダーフェスタを開催している。新しくなった熊谷市としても、2006年はインターネットなどで広報した結果、昨年に比べ来場者が約2000人増えたという。飛べ!グライダー:熊谷市
- ハートフルミーティング
- 旧熊谷市から、現市長は、ハートフルミーティングと称した、地域自治体(小学校学区域)単位で住民と直接話し合いをする機会を設けている。合併後は、旧妻沼町・旧大里町地区でも行った。
- その他
- 「非核平和都市」「交通安全都市」「人権尊重都市」「スポーツ熱中都市」を宣言している。
[編集] 市外局番
- 旧熊谷市と旧江南町の全域及び旧妻沼町の大部分は「048」だが、旧大里町地区と妻沼小島地区はそれぞれ「0493」、「0276」である。
[編集] 郵便番号
- 郵便番号は以下の通りとなっている。
- 熊谷郵便局(旧熊谷地区・旧妻沼地区・旧江南地区・旧大里地区の一部):360-xxxx
- 2006年9月10日までは、旧妻沼町全域(360-02xx)は妻沼郵便局、旧熊谷市荒川以南(吉岡地区。360-016x)、旧江南町全域(360-010x、360-011x。旧江南町時代より)、旧大里町の一部(360-012x、360-013x)は吉岡郵便局担当だったが再編された(郵便番号に変更はなし)。
- 吹上郵便局(旧大里地区の一部。局の所在地は鴻巣市):369-010x
- 熊谷郵便局(旧熊谷地区・旧妻沼地区・旧江南地区・旧大里地区の一部):360-xxxx
[編集] 経済
- 農業産出額県内第2位
- 年間商品販売額県内第3位
- 製造品出荷額県内第4位
[編集] 製造
- 太平洋セメント
- リケン熊谷事業所
- 万有製薬熊谷工場
- 東京精密
- 三栄ガラス熊谷工場
- ニコン熊谷
- 日立機材関東
- 日立金属熊谷工場、熊谷事業所
- 日本山村硝子埼玉工場
- 日東製粉埼玉工場、埼玉食品工場
- JFE建材熊谷工場
- 日本鋼管ライトスチール熊谷
- ニッピ化成
- リンテック熊谷工場
- 太平洋マテリアル熊谷工場
など
[編集] 流通、小売
[編集] デパート
[編集] ショッピングモール、駅ビル
- NITTOH MALL
- ティアラ21
- 熊谷駅ビルアズ
- イール妻沼
- Big Bear
[編集] スーパーマーケット
- ベルク 柿沼店、上之店、広瀬店、赤城町店、かごはら南店、佐谷田店、玉井店
- さいたまコープ コープ熊谷
- マミーマート 熊谷店
- TOP 籠原店
- ヤオコー 熊谷箱田店、熊谷ニットーモール店、籠原店
- SEIYU 熊谷店
- カスミ 妻沼店、イール妻沼店
- マルシェ
- とりせん 籠原店
- 熊谷サティなど
[編集] ホームセンター
[編集] 家電量販店
熊谷市は家電量販店間での価格競争が特に顕著な地域のひとつである。
1990年代前半にヤマダ電機が国道140号沿いにあった従来の熊谷店を、国道407号にあったコジマ熊谷店とは離れた国道17号熊谷バイパス沿いにテックランド熊谷店として移転した以降、二店舗間での付かず離れずの穏やかな競争が続いていたが、コジマの店舗が小規模な上老朽化していたこともあり、売上高においてヤマダ電機に差をつけられていた。
しかし2005年1月、コジマが熊谷店に隣接する広大な土地を取得、店舗の面積をそれまでの倍以上にし、国道17号からも入れるようにしてアクセスも便利にして、深谷市にあった深谷店と合併の上、NEW熊谷店を開店させた。ヤマダ電機もこれに対抗するように、同年4月にコジマからおよそ500メートル離れた同じく国道407号沿い(スーパーマーケットマルエツ熊谷店跡)にテックランド熊谷本店を開店させ、市内二店舗の体制とした。翌2006年にはピーシーデポコーポレーションがそれまでEXPO熊谷店として営業していた店舗をPC DEPOT熊谷店に改装して他店に対抗し、価格競争が激化した。更には2007年4月6日にでんきちが熊谷店を開店させたが、新堀地区(籠原駅方面)であり他の店舗と一定の距離を置いているため、影響を及ぼすかどうかは未知数である。他にもラオックス熊谷店が熊谷駅から徒歩圏内という立地条件の良さで勝負している。
また、1997年にギガスカンサイ(現 ギガス)がBig Bear内に一度熊谷店を出店したが、数年で撤退した。
- コジマ NEW熊谷店
- ヤマダ電機 テックランド熊谷店、テックランド熊谷本店
- ラオックス 熊谷店
- PC DEPOT 熊谷店
- でんきち 熊谷店 など
[編集] 映画館
いずれもシネマコンプレックス
[編集] ホテル
[編集] 金融機関
- 埼玉縣信用金庫 本部、本店、籠原支店、籠原南支店、上之支店、熊谷東支店
- 熊谷商工信用組合 本店、石原支店、籠原支店、妻沼支店
- 埼玉りそな銀行 熊谷支店、熊谷駅前支店、籠原支店、妻沼支店
- 武蔵野銀行 熊谷支店、熊谷東支店
- みずほ銀行 熊谷支店
- 群馬銀行 熊谷支店、籠原支店、妻沼支店
- 三井住友銀行 熊谷支店
- 東京スター銀行 熊谷支店
- 東和銀行 熊谷支店
- 足利銀行 熊谷支店
- 北越銀行 熊谷支店
[編集] 熊谷市に本社、本店がある企業
- アールディーシー(がってん系列)
- 熊谷商工信用組合
- 埼玉縣信用金庫
- 秩父鉄道
- 秩父鉄道観光バス
- 梅林堂
- 馬車道
- 八木橋百貨店
- 日東都市開発(ニットーモールほか運営)
- ピザハウスるーぱん
- リード(街路灯・自動車部品などの製造)
- 熊谷ケーブルテレビ
- 国際十王交通(登記上の本社所在地)
- 熊谷通運
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 海外
[編集] 以前の姉妹都市・提携都市
[編集] 国内
- 沖縄県島尻郡旧大里村。旧大里町が大里村だった時に「大里村」つながり(読みは「おおざとそん」で「おおさとむら」とは異なる)で友好都市提携。現在は、共に消滅したため解消されたが、該当地区間での住民レベルでの交流は続いている。
[編集] 地域
[編集] 教育
[編集] 大学
- 立正大学(熊谷キャンパス)
[編集] 専修学校
- 学校法人郷学舎 アルスコンピュータ専門学校
- 社団法人熊谷市医師会 看護専門学校
- 学校法人 埼玉県栄養専門学校
- 学校法人 埼玉県調理師専門学校
- 千草服装専門学校
[編集] 高等学校
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[編集] 中学校
[編集] 小学校
[編集] 養護学校等
- 埼玉県立熊谷養護学校
- 埼玉県熊谷盲学校
[編集] そのほか
[編集] 交通
[編集] 鉄道
- 中心となる駅
[編集] 東日本旅客鉄道(JR東日本)
[編集] 秩父鉄道
[編集] 東武鉄道
[編集] バス
[編集] タクシー
- 国際十王交通
- 秩鉄ハイヤー
- 熊谷構内タクシー
- 中央タクシー
- ニュー埼玉交通
- 七福タクシー
- かごはらタクシー
- 妻沼タクシー
- ミツワタクシー
[編集] 道路
市内に高速道路は通っていない。 市民は、熊谷東松山道路または国道407号を経由して関越自動車道東松山インターチェンジ(東松山市。下り線の出口は『東松山 熊谷』表記)・国道140号を経由して花園インターチェンジ(深谷市。上り線の出口は『花園 熊谷 深谷』表記)を良く利用している。
また、市東部から栃木・東北方面の移動もしくは東京方面の移動に関越道練馬インターチェンジ(終点)およびその先の一般道の渋滞を避ける目的で東北自動車道羽生インターチェンジ(羽生市)や、市北部から新潟・長野方面の移動に熊谷市街及び花園ICの渋滞を避ける目的で関越道本庄児玉インターチェンジ(本庄市)も利用される。
[編集] 一般国道
[編集] 県道
- 埼玉県道11号熊谷小川秩父線
- 埼玉県道45号本庄妻沼線
- 埼玉県道47号深谷東松山線
- 埼玉県道59号羽生妻沼線
- 埼玉県道75号熊谷児玉線
- 埼玉県道66号行田東松山線
- 埼玉県道81号熊谷寄居線
- 埼玉県道83号熊谷館林線
- 埼玉県道91号熊谷停車場線
- 埼玉県道127号深谷妻沼線
- 埼玉県道128号熊谷羽生線
- 埼玉県道130号江南本田線
- 埼玉県道139号籠原停車場線
- 埼玉県道173号玉川熊谷線(熊谷東松山道路)
- 埼玉県道178号北河原熊谷線
- 埼玉県道200号石原停車場線
- 埼玉県道257号冑山熊谷線
- 埼玉県道263号弁財深谷線
- 埼玉県道264号原郷熊谷線
- 埼玉県道276号新堀尾島線
- 埼玉県道301号小島太田線
- 埼玉県道303号弥藤吾行田線
- 埼玉県道307号福田吹上線
- 埼玉県道341号太田熊谷線
- 埼玉県道345号大里久保田下青鳥線
- 埼玉県道357号美土里町新堀線
- 埼玉県道359号葛和田新堀線
- 埼玉県道362号上中条斎条線
- 埼玉県道385号武蔵丘陵森林公園広瀬線(熊谷東松山道路)
[編集] 道の駅
[編集] 主要な公共施設
[編集] 市立または市管轄
- 熊谷市役所
- 熊谷市妻沼行政センター
- 熊谷市大里行政センター
- 熊谷市江南行政センター
- 熊谷市議会
- 熊谷商工会議所
- 熊谷市立文化センター(熊谷図書館、プラネタリウム館、文化会館)
- 熊谷文化創造館さくらめいと(計画名称 熊谷市立第2文化センター)
- 熊谷市民体育館
- 熊谷市立妻沼図書館
- 熊谷市立大里図書館
- 熊谷市東部浄水場
- 熊谷市消防本部(熊谷消防署)
- 熊谷市運動公園
- 熊谷市営本町駐車場(国道17号沿い)
- 熊谷市営駐輪場(熊谷駅直結・熊谷駅~上熊谷駅間・上熊谷駅隣接・籠原駅周辺3ヶ所・行田駅近く熊谷市域内)
- 学校給食センター
- 衛生センター(ごみ焼却系清掃工場)
- メモリアル彩雲(市立葬斎施設)
- 熊谷駅前防犯センター「安心館」/熊谷市立図書館熊谷駅前分室
- 熊谷市立赤城山の家(群馬県勢多郡富士見村内)
- 熊谷市立荻野吟子記念館
- 星渓園
[編集] 県立または県管轄
- 埼玉県熊谷地方庁舎
- 埼玉県熊谷会館
- 埼玉県立熊谷図書館
- 埼玉県熊谷児童相談所
- 埼玉県農林会館分館
- 埼玉県警察熊谷警察署
- 埼玉県熊谷スポーツ文化公園
- パスポートセンター熊谷支所
- (廃止)埼玉県熊谷福祉センター
- 2004年3月に廃止されたが、建物は2007年1月現在も残されている。廃止前に市が買取を検討していたが、県から提示された買取金額は3億円(土地代)と高額であり、さらに建物が老朽化しており、修繕・維持費用を含めるとさらに毎年数千万円の負担が必要である為、市は買取を断念している。
- 埼玉県立動物指導センター
- 埼玉県立農業教育センター
- 埼玉県農林総合研究センター畜産研究センター(旧県立畜産試験場)
- 埼玉県立循環器・呼吸器病センター
[編集] 国立または国管轄
- 熊谷地方気象台(東京管区気象台管轄)
- 国土交通省関東運輸局埼玉運輸支局熊谷自動車検査登録事務所
- ハローワーク熊谷
- 熊谷簡易裁判所/さいたま家庭裁判所 熊谷支部
- 航空自衛隊熊谷基地
- 熊谷税務署(関東信越国税局管轄)
[編集] その他主要施設
- JAくまがや
- 熊谷郵便局(ゆうゆう窓口設置の統括センター集配局)
- ソシオ熊谷(熊谷流通センター)
- 地方卸売市場熊谷青果市場
- 地方卸売市場妻沼青果市場
- 地方卸売市場熊谷花市場
- 大里広域クリーンセンター(リサイクル系清掃工場)
[編集] 観光地・施設・祭事
[編集] 公園
- 国営武蔵丘陵森林公園(公園北口付近のみ)
- 熊谷スポーツ文化公園
- 別府沼公園
[編集] 名所
- 荒川の熊谷桜堤(日本さくら名所100選のひとつ)
- 星渓園
- 熊谷寺(ゆうこくじ)
- あじさい寺(能満山能護寺)
- 妻沼聖天山(聖天山歓喜院)
- 重要文化財平山家住宅
- 埼玉県指定史跡の古墳群
[編集] 祭事・催事
- うちわ祭(毎年7月20日~22日、関東最大の祇園祭)
- 熊谷花火大会(毎年8月中旬)
- めぬま花火大会(毎月8月下旬)
- 熊谷さくら祭(毎年4月上旬頃、桜の開花状況による。荒川の熊谷桜堤は日本さくら名所100選に選ばれている)
- 熊谷さくらマラソン大会(毎年3月)
- 熊谷えびす大商業祭(毎年11月)
- オ・ドーレなおざね(熊谷えびす大商業祭内、ダンスイベント、2002年より)
- 全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会(毎年4月上旬)
- 聖天山春季大祭 / 秋季例大祭(4月18日~19日 / 10月18日~19日)
- 胎内くぐり(毎年6月30日)
- とうろう流し(毎年8月16日)
- 文殊寺大縁日(毎年2月25日)
- 熊谷市高校女子サッカー大会「めぬまカップ」(毎年3月)
[編集] 名物・特産
- 五家宝(菓子。埼玉三大銘菓の一つと評される)
- ミニくま(ミニ野菜)
- 雪くま(地元の水を凍らせた氷を使って地元で作ったかき氷。特定の条件をクリアしたオリジナルかき氷を作り上げると、市から認定される。12軒ある)
- いなり寿司(妻沼地区。聖天寿司など)
- フライ(隣の行田市の方が盛ん→行田のフライ)
- 地酒(直実など)
- 炭酸まんじゅう(大里地区)
- 熊谷染
- 小麦
- ネギ(隣の深谷市で有名な深谷ねぎは、当市内でもたくさんの量が作られている)
[編集] 出身有名人
- 歴史上の人物
- 一般
- 森村誠一(小説家)
- 青山七恵(小説家、2007年芥川賞受賞)
- ダンプ松本(女子プロレス選手)
- 相島一之(俳優)
- 青木和彦(俳優)
- 小野寺力(西武ライオンズ投手)
- 関口伊織(横浜ベイスターズ打撃投手)
- 原口哲也(元福岡ダイエーホークス)
- 長谷川憲正(参議院議員)
- 根岸武香(政治家、貴族院議員)
- 山岸範宏(浦和レッドダイヤモンズ選手)
- 原口元気(浦和レッドダイヤモンズ選手)
- 掛川誠(清水エスパルス選手)
- 新井翔太(愛媛FC選手)
- 鈴木洋美(ビーチバレー、武富士バンブー選手)
- 三澤照夫 (プロボクサー)
- 須賀寿江(女子プロボクサー)
- 栃富士勝健(力士)
- 江森浩子(声優)
- 文月玲(宝塚)**
- 光月るう(宝塚)
- 杉田裕 JAYWALKのキーボード
- 寺田正美 スターダストレビュー、ドラマー
- 林紀勝 スターダストレビュー、パーカッション
- 鶴間政行 (放送作家)
- 増田卓(NHKアナウンサー)
- 佐藤克樹(NHKアナウンサー)
- 金井淳郎(フリーアナウンサー)
- 斎藤勉(ジャーナリスト)
[編集] 外部リンク
[編集] エリアガイド
- 熊谷市の地域情報/エリアガイド
- KUMAGAYA City information site 360net
- area-link熊谷
- 熊谷市ドットコム
- 熊谷タウン
- 古代蓮タウン
- 埼玉北部の情報サイト『CraSpa*(クラスパ)』
- 熊谷地域ポータルサイト「あついぞ.com」
[編集] 公共団体等
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- 埼玉県の自治体等
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