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千葉中央バス - Wikipedia

千葉中央バス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

千葉中央バスの一般路線車両(撮影:千葉駅前)
千葉中央バスの一般路線車両(撮影:千葉駅前)

千葉中央バス(ちばちゅうおうばす)は、千葉市中央区に本社を置く京成グループのバス事業者である。略称は「中央バス」「千葉中央」。一般乗合・一般貸切のバス事業、および広告業等の付帯事業を営み、乗合バスの営業エリアは千葉市から大網までのJR外房線沿線と茂原周辺に及ぶ。千葉市や市原市北部の郊外住宅路線を主力とし、JR外房線と並行する大網街道にも多数の路線を走らせている。

また、1990年代末以降、羽田空港房総半島方面に向かう高速バス路線にも力を入れている。

目次

[編集] 沿革

[編集] 木嶋義夫と千葉郊外自動車

千葉中央バスの前身は、千葉県議会議員(のち参議院議員)・木嶋義夫らによって設立された千葉郊外自動車という会社である。路線の歴史は、木嶋個人が大正時代末期から誉田を起点に、南の瀬又(現在の市原市)方面と西の野田(千葉市緑区誉田町一丁目の野田十文字付近)に向けて運行していた2つの路線に始まる。

木嶋はその後、積極的に路線の拡張を進め、昭和初期に誉田~野田線を鎌取へと延長したのち、1934年本千葉駅(現在の千葉中央駅のところ)への乗り入れを開始する。これには、路線の重複する千葉市街自動車(京成バス千葉市街路線の前身)から大きな反発があったが、それを押し切っての延長であった。一方、瀬又側は、木嶋の郷里である国府里(現在の長柄町)を経て茂原方面に伸びていくこととなり、1935年に本千葉~誉田~東国吉~茂原という直通運転が開始された。これとともに同年、木嶋らによって千葉郊外自動車が設立され、以後同社の経営となった。千葉郊外自動車はこのほかにも、1939年の時点で潤井戸周辺、土気~大網間でも運行していたことが「千葉県史」に記されている。

1944年には、戦時下の交通統制の流れの中で、小湊鐵道バス部の前身である袖ヶ浦自動車に統合されることとなっていたが、直前に回避され、独立経営が維持された。

[編集] 戦後の復旧と東洋交通

本千葉駅を起点に運行していた千葉郊外自動車であったが、1948年から千葉駅を発着できるようになった(「伸びゆく千葉市」による)。その後、昭和20年代半ば頃までに、宅地化の進んだ蘇我駅東側の白旗地区への乗り入れ(千葉駅~星久喜台~今井町(現・白旗)線)、茂原から上市場・国吉方面(正確な終点が不明)路線の開通、千葉~大網間の直通運転を開始するなどし、さらに千葉~茂原間の運行も復旧した。

新規区間の開通や休止路線の復旧だけでなく、千葉駅を発着できるようになったこと、市街地が仁戸名・白旗方面にも拡大したことを背景に、千葉市側での運行回数が増えることとなった。こうしたことを受け、千葉郊外自動車は1953年に千葉市の中心部に近い長洲に車庫を新設し、本社を同地に移転して社名を東洋交通に改めた。

[編集] 千葉市側での路線拡大

長洲に本拠ができたことで、千葉市側での路線拡張が急速に進んだ。昭和20年代末から昭和30年代初頭にかけて、いずれも千葉駅を起点に、下総療養所線、今井町(白旗)経由の川鉄線、大宮町方面に至る坊谷津線、大巌寺・大森方面へ運行する大巌寺線、辺田を経て平山に至る平山終点線、鎌取の都職員保養施設に至る生浜荘線が開通した。

一方、本線の大網街道上では、この時期千葉駅~千葉寺、同~松ヶ丘、同~療養所(現・千葉東病院)など、比較的短距離で折り返す便が多かった。

また、時期不明だが、誉田駅から高田方面、および誉田駅・土気駅から中野方面に向かう線も開通し、最盛期にはそれぞれ野呂、本郷台まで足を伸ばしていた。前述の坊谷津線と平山(終点)線も、のちに宮田まで延長運行されている。このように、この時代には大網街道側から東金街道に至り、京成の停留所と接する路線が複数存在した。

[編集] 大宮団地乗り入れと京成グループ加入

1963年には、大宮団地の入居が本格的に始まった。これを受け、東洋交通は大網街道経由で千葉駅~大宮団地間の輸送を開始することとなる。ところが、団地の人口は予想を上回るペースで増え、入居開始数年でこの1路線だけでは到底まかなえない状況となってしまった。そこで、1966年には、京成電鉄と共同で新たに団地の北側を走る東金街道経由の新路線を開設した。

1969年京成電鉄の子会社となると、大宮団地のバス輸送は東洋交通に任されることとなり、京成電鉄の運行する坊谷津線(千城局経由)も譲渡され、大宮団地へ延長された。こうして、現行路線の基礎となる3系統のネットワークができあがった。

また、昭和30年代末から40年代にかけて、向台線(千葉駅~末広街道~向台)、松ヶ丘線(千葉駅~矢作~蘇我駅東口)、市役所線(千葉駅~市役所)なども運行を開始し、小湊鐵道との競合や共同運行が増えるようになった。

大網街道上ではこの頃、千葉駅~療養所などの短距離系統が整理され、新たに千葉駅~鎌取車庫系統が運行を開始している。また、千葉郊外自動車時代から続いた千葉駅~茂原駅線は1971年限りで直通運行を終了し、誉田駅~茂原駅間に短縮された。

[編集] 千葉中央バスの成立と郊外住宅路線

1974年、東洋交通は同じ京成系列のブルーバス(水郷観光交通の貸切部門)と合併し、千葉中央バスとなった。

昭和50年代に入ると、現在の千葉市緑区の各地で新しい住宅地の造成が相次いだ。これに伴い、まずは大椎台団地への乗り入れが行われ、続いて1980年頃に千葉東角栄団地(現・越智はなみずき台)、1984年に千葉・市原ニュータウン(おゆみ野)、1988年にあすみが丘への路線がそれぞれ開設された。

平成に入ってからも団地路線の拡張が続き、1989年には京成電鉄と共同で都賀線(都賀駅~大宮市民の森)が、1990年には小湊鉄道と共同で八幡原団地線(茂原駅~八幡原団地)が新設されている。また、緑区側のニュータウン路線は、宅地造成の進行に応じて順次延長され、千葉・市原ニュータウン線はちはら台へ、あすみが丘線はあすみが丘南方面へ運行されるようになった。

[編集] 路線の再編成

一方、外房線の本数増加により、これと競合する大網街道の路線は以前ほど奮わなくなっていった。特に千葉駅と緑区方面を結ぶ路線については、通し利用が減少したことから短縮・分割されることとなり、平山線、千葉市原ニュータウン線のほとんどは鎌取駅、角栄団地線は誉田駅起点に改められた。また、千葉~大網間の直通運転も土休日の1往復を残して終了した。

市街地側では、JR京葉線の開通で蘇我駅の利用価値が上がり、さらに1992年には千葉急行線(現在の京成千原線)が開通したため、千葉駅だけでなくこれらの鉄道に接続する路線の必要性が高まった。これとともに、大森台駅周辺や蘇我駅に近い白旗地区では、千葉駅とを結ぶバスの利用者が減少した。一方、青葉の森公園周辺に住宅地の造成が進み、新たな需要も生まれてきた。

こうしたことから、1990年に蘇我鎌取線(蘇我駅~鎌取車庫)が開設され、大網街道と蘇我駅との連絡が強化された。また、1999年には、大学線(蘇我駅~千葉寺駅~大学病院)が開通し、青葉の森周辺への乗り入れを開始した。一方、向台線は2001年限りで廃止され、代替として花輪線を末広街道経由で運行することとなった。また、かつては千葉営業所の主力路線だった白旗線も2004年に大幅減便となり、同時に新設された青葉の森公園線(千葉駅~博物館・文化ホール)に余剰車両が振り向けられた。

千葉郊外自動車以来の区間である誉田駅~茂原駅間では、過疎化による利用者の減少で運行維持が困難となった。このため、1996年市原市の郡境で系統を分割し、さらに1999年限りで郡境以南を休止している。なお、この1999年の改正では、茂原営業所管内で大幅な整理が行われ、茂原周辺の路線は上市場線だけとなった。

大宮団地では、住民の高齢化が進んでおり、北大宮台線の新設や千城局経由の経路変更によるサービス改善で利用者の維持に努めているところである。また、1999年以降、房総方面や羽田空港への高速バス路線の運行も行われており、いずれも順調な滑り出しを見せている。

[編集] 本社、営業所

本社は、千葉市中央区長洲にある。最寄りの鉄道駅は、本千葉駅である。営業所は本社併設の千葉営業所、誉田駅近く(千葉市緑区誉田三丁目)の誉田営業所、茂原駅近く(茂原市八千代)の茂原営業所の3箇所があり、それぞれ路線バスを運行しているほか、千葉と茂原では観光バスも営業している。

千葉営業所は、主に千葉市中央区、若葉区を走る路線を担当する。最寄りの停留所は「千葉中央バス本社前」であるが、千葉駅からのここへの入庫便は「長洲車庫」という行先を掲示する。車庫は長洲のほか、斜向かいの末広にもあるが、この末広側の土地はかつて東洋バスが所有していたものである。

誉田営業所は、主に千葉市緑区、市原市北部を走る路線を担当する。営業所併設の車庫のほか、緑区辺田町に「鎌取車庫」を有するが、こちらは休憩時に使われているだけで、車両・人員の配置はない。

茂原営業所が担当するのは、上市場線と大網~羽田空港線のみである。

[編集] 現行路線・千葉営業所所管

[編集] 東金線、北大宮台線

  • 千葉駅~旭町~坂月~大宮団地(東金線)
  • 千葉駅→旭町→坂月→大宮団地→大宮市民の森(東金線深夜バス)
  • 千葉駅~旭町~北大宮台~大宮団地(北大宮台線)

東金線は、千葉駅から若葉区にある大宮団地までの旅客輸送の主力路線であり、その路線の大半は国道126号(東金街道)を走行し、ちばフラワーバス及びちばシティバスの路線と重複している(千葉駅~坂月橋間)。

大宮団地のバス輸送は、後述する大網街道経由1路線で始まったが、わずか数年でその輸送量が限界に達したため、1966年6月10日からこの東金街道経由を新たに運行することになった。ここに至るまでの間、団地では新線の開通促進運動が起こり、団地内を運行する東洋交通、東金街道を事業エリアとする京成電鉄それぞれが、相次いで路線免許を申請した。東洋交通は1956年から団地周辺で運行しているので大宮団地は自社の営業区域であると主張し、京成は戦前から開拓してきた東金街道への乗り入れは容認できないとの立場であった。これに対し陸運局は、団地の至急を要する状況を考慮し、2社の競合が発生する申請としては異例のスピード処理で免許を与えた。その結果、京成35往復・東洋交通8往復、東洋交通は東金街道上では2停留所以外を通過するという条件の下、開通に至ったわけである。

大宮団地乗り入れ路線の変遷
大宮団地乗り入れ路線の変遷

その後、1968年から71年の間に京成が撤退し、東洋交通単独の各停運行となった(これとの関係は不明であるが、東洋交通の京成グループ加入は1969年である)。また、当初は団地周辺道路の整備が進んでおらず、現在の北大宮台経由に近いルートで運行していたが、昭和40年代後半には現行の坂月橋経由となっている。

ダイヤに関しては、その後大網街道経由とほぼ同数まで増えたのち、1982年の改正で大幅増便され、比率が高くなった。1990年9月17日からは深夜バスの運行も開始した。しかし、1990年代後半頃より減便傾向にあり、北大宮台経由便の創設もあってデータイムは1時間に2本程度となっている。なお、方向幕の案内は「東金街道経由」(表示はオレンジ色)が用いられてきたが、北大宮台線の新設時に誤乗防止のため、大宮団地行きのみ「東金街道坂月経由」に変更した(LED表示機を搭載した車両では両方向「坂月」の文字が入る)。

北大宮台線は、東金線の支線的位置づけであり、従来から同線利用者の多かった新大宮や北大宮台の住宅地を細やかに経由していく。2000年に6月1日に開設され、東金線はその分が減便となっている。

[編集] 千城局線

  • 千葉駅~旭町~千城局~北大宮台西~大宮団地~大宮市民の森
  • 千葉駅~旭町~千城局~千葉大宮高校~北大宮台西~大宮団地~大宮市民の森

千城局線は、千葉駅からしばらくは上記2線と同じく東金街道を走り、若葉区に入るとまもなく街道を外れ、大宮町(旧・千城村)の中心部を抜けて団地へと向かう路線である。独自区間である大宮町内の道幅が大変狭いが、車両は大型車が使われている。

この線はもともと1955年7月15日に、京成電鉄によって坊谷津線として要町~千城局~坊谷津(現在の坊谷津停留所と同位置かは不明)間で開通し、昭和40年代に国鉄千葉駅~千城局~坊谷津~大宮団地に延長されるとともに東洋交通に移管されたものである。その後、2000年6月1日のの改正によりこの線も北大宮台側を回るようになり、団地への到達時間が短縮された。以後、東金線が改正のたびに減便されているのに対し、この線は東金街道の渋滞を一部避けられることからも利用価値が高まり、通勤時間帯を中心にわずかながら増便されている。なお、この改正で終点が大宮市民の森に変更されているが、これは大宮台南側の大宮台三丁目、東山科入口の2停留所からも引き続き利用できるよう配慮したためである。

2006年5月21日の改正で、千葉大宮高校経由便および同校までの折り返し便が新設された。これは、2007年度に同校が通信制独立校としてリニューアルするのに備えてのルート変更であり、折返所用地には使用頻度の少なくなった運動施設の一部が転用された。

[編集] 川戸線

  • 千葉駅~星久喜台~川戸~大宮団地

川戸線は、大網街道を経由して大宮団地に至る線である。乗客向けには「星久喜台経由」の案内が用いられる。

団地の入居が本格的に始まる前の大宮地区には、1956年より坊谷津線(千葉駅~仁戸名坂下~坊谷津)が運行されており、最盛期には佐和・川井十字路を経て宮田に至っていた。大宮団地における最初のバスは、この線をベースとし、千葉駅~星久喜台~仁戸名坂下~坊谷津~大宮団地というルートで昭和30年代後半に運行を開始した。しかし、このルートでは仁戸名付近の道幅が狭いため満足な運行が出来ず、住民からは増便を望む声がたびたびあがっていた。

1966年に東金街道経由が開通すると、団地のバス輸送はようやく改善へと向かい始め、その後、大網街道側においても現行の川戸小学校回りが新たに開通した。この便は従来に比べ遠回りではあったが、道幅が幾分広く、ワンマン運転を行うことができた。

こうして星久喜台経由は、開通当初からのツーマン路線である仁戸名坂下回りと、後発のワンマン路線である川戸小学校回りの2ルートとなり、しばらく運行されていたが、ワンマン化の進展に伴い昭和50年代後半に前者が廃止され、現行の1ルートのみとなった。

[編集] 白旗・JFEスチール線

  • 千葉駅~星久喜台~白旗~JFEスチール(大半の便は白旗折り返し)
  • 千葉駅~星久喜台~白旗~蘇我駅東口

白旗地区の宅地化を受け、昭和20年代に開通した路線である。戦前からのエリアである大網街道を大きく外れ、近距離の住宅輸送を行ったのはこの線がはじめてである。1955年ころから川崎製鉄(現・JFEスチール)への運行も始まり、最盛期には千葉営業所の中で最も利用者の多い路線であった。

しかし、やがて川鉄発着便の利用者が減少し、昭和60年代に入って一部の便を蘇我駅に振り向けるなどしたがさほど奏功せず、さらに京葉線の蘇我乗り入れ、千葉急行線の開通により、全線にわたって乗客が減少した。その結果、2004年4月の改正で大幅減便され、現在は数えるほどの本数しか走っていない。

[編集] 赤井・花輪線

中型車で運行される赤井・花輪線
中型車で運行される赤井・花輪線
  • 千葉駅~千葉寺坂上~蘇我病院~大巌寺~赤井町
  • 千葉駅~末広町中央~蘇我病院~大森町~赤井町~花輪

千葉市中央区南部の赤井・花輪・大森・大巌寺といった町へ向かう路線である。この地域は古くから農村集落として発展してきたところで、現在も昔のまま道幅の狭い箇所が多い。このため、両系統とも中型車で運行されている。赤井町系統は、ほとんどの区間を小湊鉄道の千葉駅~淑徳大学大巌寺線と並行している。

この線の原型は大巌寺線といい、昭和30年代初頭に開通した。当時は全便が千葉寺坂上から南下する道路を経由し、赤井町を経て平山(現・赤井寮)に達する系統、赤井町・花輪を経て療養所(現・千葉東病院)に達する系統、大巌寺までの折り返し系統があった。また、少なくとも1959年の時点においては、前者2系統に対し、それぞれ大巌寺経由、大森町経由が設定されていた。赤井・花輪の両町にとっては初めてのバスであり、千葉市街から当時人口増加の著しかった宮崎・白旗地区へのバイパス線の役割も担った。

その後、詳細な経緯は不明だが、昭和40年代までに赤井町~平山、および花輪~療養所の区間が廃止され、さらに昭和60年頃までに千葉駅~千葉寺坂上~大巌寺~赤井町、千葉駅~千葉寺坂上~大森町~赤井町~花輪の2系統で運行されるようになった。

さらに2001年5月16日、花輪系統が末広町経由となって今に至る。これは、向台線廃止後の末広街道上の運行を継続させるためであるが、赤井・花輪地区から蘇我駅への足が確保されたことにもなっている。同時に誤乗防止のため、花輪系統の方向幕は全面茶色のものに変更された。赤井町系統はこの改正により増便となり、引き続き小湊の淑徳大学大巌寺線とのライバル関係が続いている。

[編集] 松ヶ丘線

松ヶ丘線は、千葉駅から矢作を経由して蘇我駅東口に至る系統と、千葉みなと駅を経由してポートタワーに至る系統からなる路線である。小湊鉄道と共同運行している。

この線の大和橋~矢作間は、東金街道(国道126号)の旧ルートである。かつてこの区間には、京成電鉄が東金、八街などへ向けて多くの路線を走らせていたが、新道の開通により、昭和40年代半ば頃に京成の路線はそちらへと移ってしまった。このため、旧道に代替路線を走らせる必要が生じたというのが、松ヶ丘線開通のきっかけのひとつとなっている。この旧道沿線と蘇我側の宮崎地区に住宅が多くあり、利用者も両端部に偏っている。

ポートタワー側は、もともと市役所線として、千葉市役所新庁舎の完成した1970年頃に千葉駅~市役所(現・市役所南口)として開通し、その後一部便が県立美術館まで延長されたのち、1986年3月3日の京葉線開通と同時に千葉駅~千葉みなと駅~県立美術館となった。さらに3ヵ月後のポートタワー開館にあわせ、同年6月16日にポートタワーまでの延長と松ヶ丘線との統合が実施され、一部便で蘇我駅~ポートタワーの直通運転が始まった。しかし、モノレール千葉みなと開通以降は利用者・本数とも減っており、千葉中央バスは直通運転を取りやめたうえで、マイクロバスを主体とする運行になっている。

[編集] 蘇我鎌取線

  • 蘇我駅東口~富士見台~白旗~厚生年金休暇センター入口~鎌取駅

蘇我鎌取線は、両駅間を白旗、大網街道経由で結ぶ路線である。開通したのは京葉線東京開通から半年が過ぎた1990年10月1日のことである。当初の運行区間は鎌取車庫までであり、このことからもわかるように、蘇我駅と大網街道の松ヶ丘・仁戸名周辺との連絡に重点が置かれている。鎌取駅まで延長されたのは、2001年5月16日のことである。なお、蘇我駅の乗り場は当初千葉銀行近くの路上にあったが、駅前の整備によりロータリー内に移動している。

[編集] 都賀線

  • 鎌取駅~千葉市斎場~大宮団地~コミュニティセンター~東警察署~小倉台駅都賀駅
  • 赤井寮→大宮団地→コミュニティセンター→東警察署→小倉台駅→都賀駅(平日初便のみ)
  • 赤井寮→大宮団地→小倉町→小倉台駅→都賀駅(土休日初便のみ)

都賀線は、千葉市の政令指定都市化に先立って、若葉総合支所(のちの若葉区役所)への足として1989年4月3日に都賀駅~小倉町~大宮市民の森間で開通した路線であり、市の補助金によって運行されるいわゆる「区役所バス」のひとつである。当時、坂月橋以北は京成のエリアだったため、当初は同社との2社運行だったが、1997年以降は中央が単独で運行している。現在、千城局線と空港バスが使用している大宮市民の森折返場は、もともとこの線のために開設されたものである。

都賀駅~大宮市民の森間は、開通当初から1時間に1本弱の運行であったが、1992年に延長された鎌取側の本数は1日数本程度と少なく、不便であった。大宮団地の住民からは、買い物に便利な鎌取行きの増便を求める声が上がり、2001年ころには大宮台公園~鎌取駅間において買い物バスの試験運行も行われた。また、2005年には緑区平山町に千葉市斎場が完成し、最寄りの鎌取駅からバスを運行する必要が生じた。これらを背景に、同年6月1日より都賀線のルートが斎場経由に変更され、ほぼ全便が鎌取駅に乗り入れる運行に改められた。これにより、大宮団地~鎌取駅間は大幅な増便となった。

また同時に、坂月小学校から千城台駅方向への新道が開通したことを踏まえ、坂月小学校~小倉台三丁目間を千城台経由で迂回させるルート変更も行われた。その結果、周辺から千城台のコミュニティセンター、図書館などの公共施設やショッピングセンターにアクセスできるようになり、千城台~若葉区役所間のバスルートも確保された。一方、土休日の午後を中心に鎌取駅~斎場間の折り返し便が設定され、その時間帯には、従来終日乗り入れていた都賀駅側の運行が取りやめられた。また、赤井寮・川戸町南の2停留所は、出庫してきた始発便のみが経由し、小倉町停留所には、そのうち土休日の便のみが経由するようになった。このため、小倉町停留所の代替として、その200m北側に西小倉停留所が新設されている。

[編集] 大学線

  • 蘇我駅東口~宮崎一丁目~千葉寺駅~芸術文化ホール~中央博物館~大学病院

蘇我駅から千葉寺駅、青葉の森に周辺の新興住宅地を経由して大学病院まで運行する路線である。大学病院の構内に京成以外のバスが入るのは、この線がはじめてである。1999年の開通時は京成・小湊・千葉中央の3社体制であったが、2001年に京成は運行を取りやめている。

この線の開通に際し、停留所名の整理が行われた。赤井町線との並行ルート上にあった「川鉄六寮」停留所は、小湊にあわせる形で「川鉄寮前」に改称され(現在は「水道局」)、大網街道上にあった「芸術文化ホール」停留所は、大学線のホールにより近い場所に「芸術文化ホール前」停留所が開設されたので、「ハーモニープラザ」に変わっている。また、停留所のポールは共用の新タイプのものが設置された。

[編集] 青葉の森公園線

  • 千葉駅~県庁~千葉寺~ハーモニープラザ~芸術文化ホール~中央博物館~青葉病院南~博物館・文化ホール

千葉寺を経由したのち青葉の森公園に沿って走る路線であり、白旗線が大幅減便された2004年4月16日の改正時に開通した。千葉駅から中央博物館へは、既に京成バスやちばシティバスの路線が通っており、この線はそれらに比べ若干遠回りであるが、その反面、博物館により近いところに停留所が設けられている。終点付近には、芸術文化ホール、中央博物館、博物館・文化ホールと、まぎらわしい名前の停留所が並んでおり、方向幕やバス停における行先案内は「中央博物館」としている。

[編集] 千葉~安房鴨川線(カピーナ号)

カピーナ号は、千葉と鴨川の間を館山自動車道久留里線沿線を経由して結ぶ高速バス路線である。日東交通鴨川日東バスとの共同運行により1999年に開業した。千葉~鴨川間ではJR外房線よりも所要時間が短く、往復乗車券を利用した場合には運賃も安くなることから、開業以来高い利用率を維持している。沿線には、鴨川シーワールド東京ドイツ村などのレジャー施設もあり、一部の便が乗り入れる。

[編集] 現行路線・誉田営業所所管

[編集] 大網線、千葉リハビリ線

  • 千葉駅~星久喜台~鎌取車庫~鎌取駅~誉田駅(大網線)
  • 千葉駅~星久喜台~鎌取車庫~鎌取駅~千葉リハビリテーションセンター(千葉リハビリ線)
  • 誉田駅~村境~土気駅~小食土~大網駅(大網線)
  • 千葉駅~星久喜台~鎌取車庫~鎌取駅~誉田駅~村境~土気駅~小食土~大網駅(大網線快速。本数少)

大網線は、千葉中央バスの本線格の路線であり、千葉駅~大網駅間を直通運転する快速便と、大網街道沿い(主に鎌取駅・誉田駅)を発着点とする区間便からなる。ただし、快速便は土休日に1本しかなく、実質的には誉田駅で運用が分割されている。このうち、千葉駅~鎌取駅の便は、千葉・誉田両営業所が共同で担当し、他は誉田営業所が単独で運行する。

誉田駅~野田十文字間は大正時代から営業している区間であることから、大網線は同社の中で最も古い路線の1つということもできる。ただし、戦前は本千葉~誉田~茂原という運行が主であり、千葉~大網間がつながったのはそれより後のことである。その時期は千葉市の資料より1948年以前ということしかわからないが、土気~大網間は、1939年の時点で千葉郊外自動車の路線が通っていたことが「千葉県史」より確認できる。

現在、最も本数が多いのは千葉駅~誉田駅間の便である。次いで、千葉駅~鎌取駅便が多く、これが千葉側の最も短い折り返し便となっている。1950年代頃にはさらに千葉寄りで折り返す便があり、その中で療養所(現・千葉東病院)発着便は本数が多く、昭和30年代頃までの市街地側の輸送の主な部分を担っていた。しかし、昭和40年代に入る頃から、さらに鎌取側へと市街化が進み、川鉄仁戸名寮・赤井寮のような規模の大きい住宅もできた。これに応じて、運行区間を拡大した鎌取車庫発着便ができ、さらに2006年3月27日の改正で鎌取車庫~鎌取駅間が延長されて今に至る。なお、この改正で鎌取車庫を起終点とする路線はなくなったが、車庫は引き続き鎌取駅発着路線の休憩に使われている。誉田駅~大網駅間は利用者が少なく、近年は徐々に本数が減らされている。車両も中型車が入る機会が多くなった。

大網線にはかつて、ルートから一部外れる便がいくつかあった。1980年代に廃止されたものとして、京成千葉駅(現・千葉中央駅)経由便、厚生年金休暇センター内経由便がある。また、越智町にある靴下団地内に立ち寄る便もあり、誉田~大網間の便において長らく運行されていたが、こちらは協議の結果2003年6月一杯で廃止されている。

千葉リハビリ線は、下総療養所・こども病院などの医療施設が集中するエリアを通って千葉リハビリテーションセンター構内に至る路線であり、千葉・誉田の両営業所が担当している。この線は、1954年頃に千葉駅~下総療養所として開通し、1982年3月にリハビリセンターまで延長されたものである。特筆すべき点として、昭和30年代の旧・国鉄駅発着時代に、大和橋から一高(現・県立千葉高校)前を経由して葛城町へショートカットする便があったことがあげられる。

[編集] ちはら台線、ちはら台東線

  • 鎌取駅~おゆみ野南~ちはら台入口~パークシティちはら台~ちはら台中央~ちはら台駅(ちはら台線)
  • 鎌取駅~おゆみ野南~ちはら台入口~ちはら台東7丁目~パークシティ(ちはら台東線)
  • 鎌取駅→星久喜台→千葉駅(本数少。土休日はちはら台駅から直通運行)

千葉市と市原市の東部にまたがる千葉・市原ニュータウン(おゆみ野・ちはら台)を走る路線である。ほとんどの便は、小湊鉄道との共同運行による鎌取駅~ちはら台駅間の便である。朝のラッシュ時には積み残しが出るほど乗客は多いが、利用は鎌取駅方向に集中していて、ちはら台駅にバスで出るという流れは少ない。誉田営業所の主力路線の1つであり、大型車両が充当される。出入庫はちはら台駅側から潤井戸線のルートを経由して回送されることがある。

ちはら台線は、もともと千葉・市原ニュータウン線と称し、ニュータウンにおける最初のバス路線として、おゆみ野地区入居開始直後の1984年4月1日に開通した。当時の終点は現在のおゆみ野南停留所付近に位置し、線名と同じ「千葉・市原ニュータウン」という停留所名であった。開通当初は鎌取駅を起点とする便のほかに、千葉駅から直通する便が7往復運行されていたが、鎌取駅で外房線と乗り継ぐ利用者が大半であり、直通利用者は少なかった。このため、この便は平日・土休日とも早朝に上り1本までに減らされたのち、2002年9月5日の改正で平日の便は鎌取駅南口発に短縮となっている。なお、これらの便をわずか1本でも運行しているのは、独自の運行区間である鎌取駅南口~鎌取市営住宅間の路線を維持する役目を担っているからである。

その後、ちはら台地区の入居開始に応じて1990年7月5日にちはら台中央まで、千葉急行電鉄開通に伴い1995年にちはら台駅まで延長された。ちはら台乗り入れ後、公団のタイアップカラーをまとった専用車による運行となっていた時期もあるが、現在は小湊便も含めて一般色に戻されている。

沿線の開発は、おゆみ野とちはら台の境界において今なお進行中であり、2000年代に入ってからも停留所の新設などの動きがある。2007年3月18日には、同じ2社の共同運行によるちはら台東線が新設され、宅地化の進むちはら台東地区への乗り入れが開始されるとともに、おゆみ野側では実質的な増便となった。

[編集] おゆみ野団地循環線、大膳野町線

  • 鎌取駅→おゆみ野第一団地→おゆみ野第二団地→南署・おゆみ野団地入口→鎌取駅(おゆみ野団地循環線)
  • 鎌取駅~おゆみ野第一団地~市営一丁目団地~大膳野町(大膳野町線)
  • 鎌取駅~おゆみ野第一団地~野田十文字~誉田駅(出入庫)

おゆみ野団地循環線は、おゆみ野東北部の第一団地・第二団地を循環するラケット状路線で、中型車限定運行となっている。方向幕は矢印を用いた循環線特有のものが使われている。最終の1便は南署・おゆみ野団地入口を終点とし、そのまま営業所へ回送するが、特別な方向幕は用意されていない。

本路線のうち、誉田駅を発着する便は1984年4月1日の千葉・市原ニュータウン線開通と同時に設定されたものであるが、出入庫の一部を営業運行としたもので、本数は大変少なく実用的ではなかった。沿線は比較的早い時期から入居が開始されていたが、すぐ近くの大網街道に大網線が運行されていることもあり、長らく本数増には至らなかった。しかし、商業施設や公共施設の増加により、鎌取駅南口へのアクセス需要が増加したことから、1999年に循環線を新設し、本格的な運行を開始した。

なお、2006年9月16日より、鎌取駅~八幡神社間はおゆみ野団地循環線と同じルートを走り、その先で大膳野町(だいぜんのちょう)に至る大膳野町線が運行を開始した。これにより、両線の重複区間の運行本数はほぼ倍に増加した。

[編集] 平山線

  • 鎌取駅~平山十字路~水砂
  • 鎌取駅~平山十字路~熊野神社(一部便は水砂経由で運行)

平山線は、鎌取駅から千葉市緑区北部の平山地区へ向けて走る路線である。もともと、昭和30年代初頭に千葉駅~(大網街道)~平山終点というルートで開通した路線で、当時の平山終点は現在の平山坂下付近に位置していた。その後、熊野神社経由で東金街道の宮田まで運行していた時期を経て、水砂、熊野神社の2地点を終点とするようになった。

沿線は農村地域で人口が少なく、誉田営業所の中では利用者の少ない路線の1つである。このため、1998年の改正で起点が鎌取駅に変更されることによって事実上路線が短縮され、さらに車両が小型化されるなど、運行の合理化が図られた。

[編集] 越智はなみずき台線

  • 誉田駅~村境~はなみずき台入口~越智はなみずき台

越智はなみずき台は、誉田と土気のほぼ中間地点に位置する住宅地であり、2001年以前は千葉東角栄団地と呼ばれていた。路線は、1980年頃に開通しており、1985年12月16日からは誉田駅~千葉東角栄団地で深夜バスの運行も行っている。当初は千葉駅からの直通便もあったが、2000年のダイヤ改正時に消滅した。開通以来大型車両によって運行されてきたが、2005年頃からラッシュ時以外は中型車も入るようになった。

なお、同住宅地の中学生用に、1981年4月5日から千葉東角栄団地(現・越智はなみずき台~土気中学校)を結ぶ通学用路線が1往復半運行されていたことがあるが、越智中学校の開校によりわずか数年で廃止となっている。

[編集] 潤井戸線

  • 誉田駅~瀬又倉庫~番場~市津支所~潤井戸
  • 誉田駅~瀬又倉庫~市東第一小学校~番場~市津支所~潤井戸(通学時間帯のみ)

潤井戸線は、誉田駅から茂原街道上の潤井戸に至る路線である。沿線の市東第一小学校の通学路線としても利用されており、通学時間帯に学校の正門前まで乗り入れる便がある。誉田発のローカル線の中では、比較的住居の多いところを走っており、戦前にも千葉郊外自動車が潤井戸を終点とする路線を運行していたとの記録がある。現在、潤井戸の終点は茂原街道のバイパス上にあり、折返場は人目につかない林の中にひっそりと設けられている。

ちはら台の造成後、小湊鉄道がちはら台団地~五井駅線を開通したため、永吉入口~向井間は2社の並行区間となった。なお、小湊にも潤井戸という停留所があるが、この線の終点とはやや離れている。

[編集] 郡境線、火の見線、吉野谷線

  • 誉田駅~瀬又倉庫~東国吉~金剛地二軒家~郡境(郡境線)
  • 誉田駅~瀬又倉庫~東国吉~金剛地火の見~大椎町南~荻生~土気駅~大椎台団地(火の見線)
  • 金剛地火の見→東国吉→吉野谷→市津支所→潤井戸(吉野谷線)

郡境線および火の見線は、誉田駅から瀬又倉庫まで潤井戸線と同じルートを走り、そのまま南下して市原市市東地区へ向かう路線である。両線は金剛地二軒家で分岐し、郡境線は市原市(旧・市原郡)と長生郡の境界に近い郡境へ、火の見線は再び千葉市に戻って土気駅を経由し大椎台団地に至る。いずれも利用者は少ないが、沿線小中学校の通学手段として不可欠なため、自治体の補助を受けて運行を維持している。なお、誉田駅~東国吉間は、千葉中央バスの中でも特に古い営業区間であり、東国吉停留所の前には千葉郊外自動車時代の車庫兼宿舎が店舗に転用されて現存する。

郡境線は、かつて誉田駅~茂原駅間を結んでいた茂原線を1996年に郡境で分割してできた路線である(郡境~茂原駅間は、その後1999年に休止)。茂原線は、1935年の千葉郊外自動車設立と同時期に本千葉~誉田~茂原間で運転を開始した路線で、戦時休止をはさんで1971年まで千葉からの直通運転が続けられた。1987年には自由乗降制度が導入され、現在も金剛地二軒家~郡境間が対象区間となっている。

吉野谷線は、市東第二小学校へのスクールバスとして運行される路線で、金剛地火の見発が朝に片道1本だけ運転されるだけである。

[編集] 千葉中線

  • 千葉東霊苑~高田~誉田駅(一部便は千葉中まで運行)
  • 誉田駅~平川~千葉中~上大和田~土気駅~大椎台団地

千葉中線は、誉田駅・土気近辺から北へ向けて走るローカル路線の総称である。もともと、誉田~高田方面、誉田~千葉中方面、土気~千葉中方面の3系統がそれぞれ別々に運行されていた。

このうち、千葉中方面に向かう便は、かつて誉田・土気両駅から東金街道の本郷台まで運行しており、平川や下大和田で折り返す便もあった。また、高田方面の便は泉公園の前を通って東金街道の野呂まで運行されていたことがあり、下新田入口、千葉東霊苑入口、千葉東霊苑と、たびたび終点が変わっている。現在は誉田駅を出ると西側の踏切を渡っているが、かつては東側にあった踏切を渡り、八幡前(現・誉田東小学校付近)から西にルートを変えて高田方面に向かっていた。

[編集] あすみが丘線

  • 土気駅~創造の杜~大椎小学校~あすみが丘南~大椎町南(A線)
  • 土気駅~あすみ大通り中央~あすみが丘南~大椎町南(B線)

土気南部の新興住宅地・あすみが丘と土気駅南口を結ぶ路線である。創造の杜、そよかぜ通り経由のA線と、駅からまっすぐに続くあすみ大通りを経由するB線があり、A線の沿線には、高級邸宅街「ワンハンドレッド・ヒルズ(通称・チバリー・ヒルズ)」がある。開通以来、塗装の異なる専用車両によって運行されてきたが、2006年初頭頃より一般色車による運行も見られるようになった。

1988年4月の開通時には創造の杜までの運行であったが、住宅の増加に伴い、1989年10月1日にそよかぜ通り中央へ、1991年4月16日にあすみが丘南へと順次延長された。1993年4月26日より折返所のある大椎町南まで営業運行するようになり、同時にあすみ大通り経由のB線を開通させた。なお、行先表示による案内は、その後も引き続き「あすみが丘南」としている。

出入庫は回送で行われ、運用によって土気駅から入るものと大椎町南から土気緑の森工業団地を経由して入るものに分かれる。なお、千葉中央バスでは、土気駅~工業団地職員の送迎バス(貸切)も運行している。

[編集] あすみが丘東線

  • 土気駅~あすみが丘東中央~あすみが丘ブランニューモール

土気駅東方に造成中で2002年に一部の入居が開始されたあすみが丘東住宅地を経由して、あすみが丘中心部のブランニューモールに至る路線であり、2005年9月28日の開通である。ブランニューモールは、2000年に開店した東急ストアを中心とする大型商業施設である。終点降車停留所はあすみが丘線のあけぼの通り東と同位置であり、折り返しはブランニューモールの駐車場で行う。この線の車両はあすみが丘線と異なり、一般色の中型車が使用される。

[編集] 土気工業団地線

  • 土気駅→創造の杜→大野台中央公園→日本海事協会入口→石油産業活性化センター
  • 大野台中央公園→日本海事協会入口→石油産業活性化センター→創造の杜→土気駅

2006年12月18日に開業した、土気駅(北口)と千葉外房有料道路大木戸インター近くに広がる土気緑の森工業団地とを結ぶ路線である。土気緑の森工業団地内では道路を時計周りに循環するものの、土気駅には帰らず、土気発は循環部の終わりの停留所である石油産業活性化センターで終点となり、また土気駅行きは循環部の最初の停留所である大野台中央公園が始発となる。

本数は緑の森工業団地行きが4本、土気駅行きが6本でいずれも平日のみの運行である。

[編集] 現行路線・茂原営業所所管

[編集] 上市場線

  • 茂原駅~早野新田~七井土~駒込~上市場
  • 茂原駅~日立正門~七井土~駒込~上市場

上市場線は、現在茂原営業所が運行する唯一の一般路線であり、茂原駅から県道茂原夷隅線を南下し、睦沢町の上市場までおよそ8kmを走る。沿線は人口の多い地域ではないものの、企業の工場がいくつか点在しており、通勤者の足となっている。通勤時間帯の1便のみが日立茂原工場の前を経由するが、これはもともと茂原駅~日立正門~双葉電子(以前は日立寮まで)として独立していた路線を統合したものである。

茂原から国鉄木原線(現・いすみ鉄道)にかけての一帯は、大正末期から昭和初期にかけて、いくつもの事業者による乗合自動車路線が入り乱れていた。これらは戦時の事業統合により、袖ヶ浦自動車(小湊鉄道バス部の前身)に統合されたが、戦後になって千葉郊外自動車や都自動車によって、その間を縫っていくつかの路線が開設された。この上市場線の原型となる路線については、睦沢町史に1951年の開通と記されているが、「茂原夷隅線に東洋バスが走った」(正確には千葉郊外自動車当時のこと)とあるだけで、詳しいルートや終点は不明である。「茂原市史」によれば、1966年頃には、国吉経由で大多喜まで路線が通じており、松丸で分岐して桑田に至る線もあったようである。

その後、茂原駅~国吉(実際の終点は国吉駅東側の苅谷橋)となったのち、1999年2月の改正で利用者の少ない上市場以南が休止され、線名も国吉線から上市場線となった。これにより、国吉から茂原へのバスがなくなってしまったため、一部ルートは異なるが、夷隅町が主体となって「いすみシャトルバス」を増田橋~茂原間に走らせている(都自動車が受託)。

[編集] 羽田空港~大網線

  • 大網駅~土気駅~(千葉外房有料道路経由・誉田駅非経由)~鎌取駅~大宮台~羽田空港
  • 大網駅~土気駅~誉田駅~鎌取駅~大宮台~羽田空港(朝と夜のみ)

JR外房線・大網~鎌取駅および大宮台と羽田空港を東京湾アクアライン経由で結ぶ路線である。茂原営業所(袖ヶ浦ナンバー)が担当し、東京空港交通との2社共同運行である。2001年2月に開通したが、好評を得て翌2002年には増便され、現在は12往復が運行されている。羽田空港では、空港行きが旅客ターミナルを第1→第2の順、大網行きは第2→第1の順に回る。アクアライン経由なのでダイヤは比較的安定しているが、空港行きは千葉東金道路の千葉東ジャンクションの渋滞に巻き込まれることもある。

停車停留所は、大宮台(大宮市民の森折返場)、鎌取駅北口、土気駅南口、大網駅であるが、朝の空港行き3本と夜の大網行き4本のみ誉田駅(南口)を経由する。その他の便は千葉外房有料道路(誉田区間)を経由するが、この理由としては誉田駅の利用者が少ないことと、慢性的な大網街道の混雑回避が挙げられる。

車両は三菱製を使用している。開業当初は観光バスの格下げ仕様であったが、君津線(千葉駅~東京湾フェリー)廃止後は同線で使われていたエアロバスが担当することが多い。トイレはついていないため、運転手によっては(乗客のリクエストで)市原SAで休憩を取ることもある。東京空港交通は三菱か日産ディーゼルの直結クーラー・便所つきバスを充当している。

[編集] 主な廃止路線

[編集] 君津線

  • 千葉駅~県庁~青葉の森スポーツプラザ~君津バスターミナル~東京湾フェリー(金谷港)

2004年12月22日に開通した路線で、千葉駅を起点に京葉道路館山道、君津バスターミナルを経て金谷港の東京湾フェリーまで結び、便数の3分の1は途中の君津バスターミナル止まりであった。日東交通天羽日東バスとの3社共同運行であったが、利用者は少なく、2005年9月16日に廃止された。わずか9ヶ月という短命の路線であった。

[編集] 車両

千葉中央バスでは、主にいすゞ自動車より車両を導入している。

一般路線バスは、標準的な車長の大型車と、車長9メートルの中型車を主に導入しており、前者を乗客の多い幹線路線や住宅路線、後者を比較的利用者の少ない路線や狭隘路を走行する路線で使用している。いずれも、新車はワンステップバス、ノンステップバスで導入され、低床化が進められている。このほか、2001年から三菱ふそうのマイクロバス・ローザが千葉営業所、誉田営業所に数台配置され、特に利用者の少ない都賀線、松ヶ丘線の千葉駅~ポートタワー間、平山線などで使用されている。また、2005年には誉田営業所に車椅子乗降リフトつきの2扉小型車が配置され、主に誉田駅を発着するローカル路線に投入されている。

ボディカラーは、もともとクリーム色に水色、濃紺、赤を配した東洋バスのかつての塗装と同じものであったが、東洋交通時代の末期にアイボリーに紺色の帯を巻いた直線的なデザインに変わり、さらに1990年代に入るころから、現行の白地にパープルブルーのストライプを大胆に配したデザインに順次塗り替えられた。なお、あすみが丘線を走る車両、前記のマイクロバスにはそれぞれ独自のカラーリングが施されており、マイクロバスはマンボウをモチーフとしたデザインから「マンボウバス」の愛称が付いている。

観光バス、高速バス車両のデザインには、京成グループ共通のいわゆる「KaNaCカラー」を採用している。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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