桃太郎電鉄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
桃太郎電鉄(ももたろうでんてつ)は、鉄道会社の運営をモチーフにしたボードゲーム形式のコンピューターゲーム・テレビゲーム。及び、そのシリーズ作。
第1作目はファミリーコンピュータ用ソフトで、1988年12月2日にハドソンより発売。監督はさくまあきら、イラストは土居孝幸。音楽はサザンオールスターズの関口和之の他、シリーズの一部の作品には宮路一昭や池毅も参加。
現在でも様々なゲーム機向けに発売されているほか、携帯電話用のアプリとしても配信されている。第1作目のパッケージには「桃鉄(ももてつ)と呼ぼう!」と書かれているが、一部では未だに「桃電(ももでん)」と呼ばれ、『桃太郎伝説』と混同されている。
なお、本項ではセガサターン用ソフトとして発売された『桃太郎道中記』など、関連ゲームソフトについても記述する。
[編集] 制作の背景
さくまあきらと堀井雄二で新しいゲーム話をしていた際に「双六をベースにしたゲームが作りたい」という話題になった。さらに、さくまあきらが心から尊敬していたという堤義明(当時西武グループ会長)の「リゾートを買い取り、そのための鉄道を通す」という理論を加え考えついたゲームが桃太郎電鉄であり、堀井雄二が考えついたのが『いただきストリート』である。
桃太郎電鉄は、当初は桃太郎とは関係ないゲームとして開発されたが、実際に作品名などを決めるにあたり、すでにファミリーコンピュータ用ソフトとしてヒットしていた『桃太郎伝説』をもじって桃太郎“電鉄”とし、桃太郎などを登場させるに至った。
[編集] 基本ルール
- プレイ人数は1~4人(PCエンジンでは一部5人)。1人で遊ぶ場合は相手はコンピュータが代行する。汽車の色は1P青、2P赤、3P黄、4P緑。
- プレイヤーは社長になり、目的地を目指しながら各地をまわり物件を購入、その利益や資産で勝敗が決まる。
以下、ここでは第2作目『SUPER桃太郎電鉄』以降の基本ルールを説明する。第1作目のみ、少し性質が違う。
- 最初に目的地の駅が決められる。
- プレイヤーは順番にサイコロを振り、出た目の数だけ汽車を進め、目的地を目指す。
- プレイヤー全員の行動が終わると1ヶ月が経過。1年は4月から始まり、3月までの12ターンである(ただし第9作目の『V』までは4月~2月の11ターンで1年とされる)。
- 目的地に最初に到着したプレイヤーは、援助金がもらえる。そして再び目的地が設定される。
- 誰かが目的地に到着した時点で、最も目的地から離れていた人には、罰として貧乏神がとりつく。貧乏神はとりつかれたプレイヤーに不利益な行動をする。
- 道中、立ち寄った駅で物件を購入すると、1年終了後の決算で収益が入る。さらに、1つの駅の物件をすべて買う(独占する)と決算で得られる収益が2倍になる。
- カードを入手すると、サイコロを振るかわりにカードが使える。効果は、自分の振るサイコロの個数が増えたり、相手の行動に制限を加えるなど様々。
- 設定した年数を繰り返し、最終的に資産が一番多かった人の勝ちとなる。資産とは、持ち金+所持物件の総価格を合計した額のこと。
[編集] 桃太郎電鉄シリーズ全作品
[編集] シリーズ一覧
数字は公式な作品番号。廉価版については表記していない。機種名は以下の略称を使用する。PS2版の媒体はCD-ROMである。
FC=ファミリーコンピュータ、PCE=PCエンジン、GB・GBA=ゲームボーイ・ゲームボーイアドバンス、SFC=スーパーファミコン、GG=ゲームギア、PS・PS2=プレイステーション・プレイステーション2、GC=ゲームキューブ、NDS=ニンテンドーDS
- 桃太郎電鉄(FC)(1988年12月2日)
- スーパー桃太郎電鉄(PCE:1989年9月15日、GB:1991年3月8日、FC:1992年3月20日)
- スーパー桃太郎電鉄II(PCE:1991年12月20日、SFC:1992年8月7日、GB:1994年2月18日)
- スーパー桃太郎電鉄III(SFC:1994年12月9日、GG:1995年12月15日)
- スーパー桃太郎電鉄DX(SFC:1995年12月8日)
- 桃太郎電鉄HAPPY(SFC:1996年12月6日)
- 桃太郎電鉄7(PS:1997年12月23日)
- 桃太郎電鉄jr. ~全国ラーメンめぐりの巻~(GB:1998年7月31日)
- 桃太郎電鉄V(PS:1999年12月16日)
- 桃太郎電鉄X(ばってん) ~九州編もあるばい~(PS2:2001年12月13日)
- 桃太郎電鉄11 ブラックボンビー出現!の巻(PS2・GC:2002年12月5日)
- 桃太郎電鉄12 西日本編もありまっせー!(PS2・GC:2003年12月11日)
- 桃太郎電鉄USA(PS2:2004年11月18日)
- 桃太郎電鉄G ゴールドデッキを作れ!(GBA:2005年6月30日)
- 桃太郎電鉄15 五大ボンビー登場!の巻(PS2:2005年12月8日)
- 桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻!(PS2:2006年12月7日)
- 桃太郎電鉄DS TOKYO&JAPAN(NDS:2007年4月26日発売予定)
[編集] 携帯電話版シリーズ一覧
2005年以降、携帯電話で遊べる桃太郎電鉄が、ハドソンより配信されている。いずれのアプリも毎月1日のバージョンアップで、スリの銀次のイラストが変わるなど、携帯電話版ならではの要素がある。なお、ナンバリングとしては、上記の桃太郎電鉄シリーズには含まれない(ただし、桃太郎シリーズ通算のナンバリングには含まれている)。
- 桃太郎電鉄TOKYO
- NTTドコモ:iアプリ版(2005年2月7日配信開始)
- au:EZアプリBREW版(2006年1月26日配信開始)
- ソフトバンクモバイル:S!アプリ版(2007年4月2日配信開始)
- 桃太郎電鉄JAPAN
- NTTドコモ:iアプリ版(2005年11月1日配信開始)
- au:EZアプリBREW版(2006年8月10日配信開始)
- ソフトバンクモバイル:S!アプリ版(2007年4月2日配信開始予定)
- 桃太郎電鉄JAPAN豪華版
- NTTドコモ:903i向けメガゲーム版(配信中)
- 桃太郎電鉄WORLD
- NTTドコモ:iアプリ版(2006年4月1日配信開始)
- au:EZアプリBREW版(2007年2月1日配信開始)
- 桃太郎電鉄CHUBU
- NTTドコモ:iアプリ版(2006年11月1日配信開始)
また今後も、携帯電話版は様々なマップがリリースされる予定である。
[編集] シリーズの変遷
物件駅・物件数や、貧乏神とキングボンビーの悪行は、基本的に作品ごとに増加している。また、近作では高額物件を中心に価格のインフレがすすんでいる。桃太郎ランドという物件を見るとわかるように、最新作の『16』では第1作の価格(50億円)から200倍(1兆円)になっている。
ゲームシステム的には、第1作目はまだ未成熟なものであり、鉄道自体を購入できるなど、ゲームテーマも異なるものとなっている。しかし、この第1作目を評価するゲーマーや、鉄道マニアも多い。
実質的には、第2作目の『スーパー桃太郎電鉄』からが、現行のゲームシステムのベースとなっている。以降のシリーズでは、キングボンビーなどの新キャラクターや、新カードの追加などが行われているものの、ルール自体大きな変化はしていない。
[編集] 桃太郎電鉄
- シリーズの第1作目。
- 1年は春、夏、秋、冬の4ターン。
- サイコロを振り移動した後、2個サイコロを振って出た目の数に応じたイベントが発生する。沖縄は秋に発生するイベントでのみ行くことができる。
- フェリーにはマスが用意されておらず、港間の移動となる。移動で4ターン消費する。
- 目的地は各プレイヤーによってばらばらで、全ての物件駅が対象となる。またぴったり止まらなくてもよい。次の目的地と前回の目的地の距離が遠いほど援助金が多くもらえる。
- 運賃改正が2度行われ、イベントによる収支、援助金に影響が出る。
- 鉄道も購入の対象となっている。
- 借金の概念がない。物件を売って、なおもマイナスなら「天下無敵の無一文」となる。また、鉄道を売ることはできない。
- 勝敗は収益額が一定の金額に達した者、既定の年数で収益額が最も高い者が勝ち。
- 対人戦専用で、最高額物件である桃太郎ランド(50億円)の購入を目指すモードもあった。
- ある一定金額以上を所持していて、尚且つ特定のマスに特定の季節に辿り着くと、コンサートを開けたり、イベントが起きたり、特産品の物件を買うことができる。コンサートに成功すれば収入が入る。
- 一定周期でインフレが起こる。物件の値段は変わらないが、収入、支出が通常時の2倍になる。
[編集] スーパー桃太郎電鉄
- 鉄道で日本中を巡り物件を購入する概念は、前作『桃太郎電鉄』と変わらないが、ルールが大きく変更された。
- 1年は4月から翌年2月までの11ターン、3月は決算。
- 鉄道は買えなくなった。
- 駅(マス)は、物件駅、プラス駅(通称青マス、お金が貰える駅)、マイナス駅(通称赤マス、持ち金が減る駅)、カード駅(通称黄マス、カードが貰える駅)、☆印カード売り場、港、空港から成る。ひとまわりサイズの大きい物件駅(16駅)は、目的地として選ばれる駅である。
- 目的地は全員共通になった。誰かが目的地に到着した時点で、最も目的地から離れた位置にいる人に、貧乏神が取り付く。
- 物件に収益率がつき、決算ではこの収益率に応じて収益額が算出される。1つの物件駅の全ての物件を1人で買い占めた場合(独占という)、その駅の物件の収益は2倍になる。
- 勝敗はゲーム終了時の資産(持ち金と所得した物件の価格の総額)で決定される。
[編集] スーパー桃太郎電鉄II
- 貧乏神がキングボンビー、ミニボンビーに変身するようになる。
- 物件の増資が可能になる。物件は2回まで増資可能。増資すると物件の価格に応じて収益率が一定値上昇する。
- イベントなどで流れるBGMが、現在でも使用されているものになる。
- 新たな目的地としてハワイが登場。到着援助金は通常の2倍になる。
- 目的地選択のパネル画面が登場する。(スーパーファミコン版より)
- セリフと列車の速度を4段階に調節出来るようになった。速度「ほんき」に設定すると、かなり速いペースでゲームが進む。
- なおこの作品はプログラムの制約上、全ての物件を購入することは不可能である。
- 初登場のカード:ゴールドカード、クレジットカード、刀狩りカード、モモトラマンカード、も・く・て・き・ちカード、ブロックカード、ダビングカードなど
[編集] スーパー桃太郎電鉄III
- 夜叉姫が「PBSNEWS」で桃太郎のアシスタントとして登場。
- キングボンビーの行う悪行が増える。対抗手段であるロボットを販売する「ロボット研究所」が全国数箇所に作られる。
- 「リニアカード」は30マス進めるようになる。従来のリニアカードは「のぞみカード」と名称変更した。
- モモトラマンや金太郎がたまに勝負に負けるようになった。カードは勝負に負けるまで継続して使うことが出来る。
- 物件が8件ある駅が、全国的に大幅に増える。
- これまでの作品の物件はすべて収益率が5%刻みだったが、今回初めて収益率2%の物件が登場する。この作品以降低収益率の物件が増えるようになり、収益率を考えて物件を購入する必要が出るようになった。
- 景気変動として、バブルと不景気が登場。
- 初登場のカード:のぞみカード、イエローカード、テレポートカード、ダイヤモンドカード、とびちりカードなど
[編集] スーパー桃太郎電鉄DX
- マップのグラフィックをはじめとして、カードや物件駅の数が大幅にパワーアップする。
- 特定のプレイ回数のみ特別な状態でスタートすることができる。
- 初登場の「銀河鉄道カード」により、宇宙マップに行けるようになる。
- モモトラマン・金太郎の出動に、カードを使用しスタンバイすることが必要となる。
- メカボンビーの種類が増え、カプセルロボが登場する。
- カードの売値が買値の4分の1になる。
- エロマンガ島駅、関西国際空港の登場のため、海外のマップが大幅に変更になる。
- 8年目以降に秋田沖油田ができる。(『DX』『HAPPY』のみ)
- エロマンガ島の出現以降は目的地が2グループに分かれる。一つのグループの目的地が全て選択されると、新たな物件駅が目的地として選択されるようになる。
- ワープ駅が初登場。移動先はランダムに決まる。
- 景気変動がバブルと不景気に加え、大恐慌が登場。
- 新宿のゲームセンターを買うことでミニゲームができるようになる。
- セリフと列車の速度に「まっは」が追加され、5段階に調節出来るようになった。
- 初登場の駅:新宿(東京都)、宇都宮(栃木県)、長浜(滋賀県)、倉敷(岡山県)、松江(島根県)、有田(佐賀県)など
- 初登場のカード:オレンジカード、銀河鉄道カード、夢のまた夢カード、おはらいカード、ウィルスカードなど
- 廃止されたカード:大地震カード(阪神・淡路大震災の影響のため)
[編集] 桃太郎電鉄HAPPY
- 収益率と、増資による収益率の上昇率が変更される。
- 特定のプレイ回数以降、特別な状態でスタートすることができる(例:40回記念ゲームの場合、全員100億円持ってスタート)。
- アレンジされた過去の作品のBGMを選んでプレイできる。
- 音楽スタッフとして、宮路一昭が初参加。
- ボンビラス星が初登場する。
- 目的地到着時のビジュアルが、その都市の名産品を織り込んだものになる。
- エロマンガ島駅がカード売り場となる。このカード売り場は「リニアカード」など、過去のシリーズでは買うことができなかったカードが売られている。
- カード売場の数が一時的に減少する。
- フェリー乗り場が今作のみ高知に登場。
- 声優の横山智佐が夜叉姫の声で出演している。
- この作品では、最初から目的地のグループが2つに分かれている。16ヶ所のうち6ヶ所が、一巡するごとに入れ替わる。
- ワープ駅の移動先が自由に指定できるようになる。
- 長野オリンピックにちなんだ物件、イベントが追加される。(『HAPPY』『7』のみ)
- 運賃改正が復活。カードの価格が倍になる。
- 工業王が廃止され、代わりに水産王が登場。
- 「潜水艦カード」「ばかもんカード」「おひるねカード」が、効果が一部変更されて「新潜水艦カード」「新ばかもんカード」「新おひるねカード」となる。
- 初登場の駅:湯布院(大分県)、銚子(千葉県)
- 初登場のカード:ばちあたりカード、豪速球カードなど
[編集] 桃太郎電鉄7
- 機種がプレイステーションになったことで、グラフィックの質が向上する。
- 機種の変更により、毎年の4月の行動を始める前にセーブされる仕様になる。
- 首都圏まわりのマップが整備されるなど、マップが少し緻密になる(山手線・石勝線などが登場)。
- 目的地となる駅は、現在の目的地のみ大きく表示されるようになる。
- 物件駅を独占すると、その駅の色がプレイヤーの色に変わるようになる。
- カードが進行系・便利系に分類され、各5枚ずつ、合計10枚持てるようになる(それまでは合計6枚)。
- デビル系のカードは進行形・便利系の両方に入る可能性がある。入手すると、入手した枚数に応じてデビルが画面中を飛び回る。
- カードの種類が大幅に減る(『HAPPY』128種→『7』93種)。全国を巡りスタンプを集めていく「○○ラリーカード」が初登場。
- ドジラ・モモスラ対策が「モモトラマンカード」に一本化され、「金太郎カード」は廃止される。
- HAPPYではブロックカードのみ破壊していた「豪速球カード」が全ての手持ちカードからランダムに破壊するようになる。これにより一気に凶悪なカードとなった。
- カード売場が多数追加される(浜田・日向・名寄など)。カードの売値が買値の半額に戻る。
- 「チェーン店カード」を使い、4つの業種の物件を各99件持つことができる。
- この頃の作品から、積極的に時事ネタを取り入れ始める。
- プレイヤー全員に被害を与えるギーガボンビーが初登場。
- 一定の年に行われる「ショッカーO野」が司会のレース形式のミニゲームが初登場。
- 「桃鉄ブックメーカー」が導入され、次に目的地に着く人などを予想するゲームが登場した。
- 桃太郎と夜叉姫の服装が毎月変化する。(『7』『V』のみ)
- 所持金不足のBGMが「さよならウニ丼屋」から「泣き落としのバラード」に変更。その後現在まで変わらず「泣き落としのバラード」が使用されている。
- COMキャラに「えんま」より強い「さくま」が登場する。そのかわり「あしゅら」がいなくなった。
- マップにおける隠しアイコンとして、障害物をよけながら富士山を登るミニゲームやもぐらたたきゲームが登場した。
- 「新潜水艦カード」「新ばかもんカード」から「新」がなくなり、「潜水艦カード」「ばかもんカード」に戻る。ただし『HAPPY』で変更された効果は引き続き採用されている。「(新)おひるねカード」は廃止された。
- この作品にのみ「女湯カード」が登場。非常に高額な値段が設定されているが中身はたいしたことはない、いわゆるダミーアイテムである。
- 初登場の駅:渋谷・原宿(ともに東京都)、幕張(千葉県)、夕張(北海道)、福井(福井県)、明石(兵庫県)
- 初登場のカード:イレーザーカード、○○ラリーカード(毎回テーマは異なる)、チェーン店カードなど
- 廃止されたカード:金太郎カードなど
[編集] 桃太郎電鉄jr. ~全国ラーメンめぐりの巻~
[編集] 桃太郎電鉄V
- ゲーム中に使われているフォントが、読みやすい文字になる。
- 再び、カードの種類が少しずつ増え始める。
- 関西地方のマップの形が大幅に変わる(大阪環状線や奈良線など)。
- 桃太郎ランドを購入してセーブすると、桃太郎ランド内のアトラクション(ミニゲーム)で遊べるモードが追加される。
- バラエティゲームという、桃鉄をいつもと違う角度でプレイするモードが登場。以下の5モードがある。
- へっぽこ旅日記:さまざまな条件の下で3年間プレイするモード。以下の6種類。
- 10億円を持ちスタートする「ゴールドラッシュ」
- マイナス10億円からスタートする「借金王」
- デビル系のカードを10枚持ってスタートする「デビルと友だち」
- 他のプレイヤーを妨害するカードをもってスタートする「天使のいたずら」
- ぶっとびカード・ぶっとばしカードを5枚ずつ持ってスタートする「飛びます!」
- 豪華なカード8枚と「ウィルスカード」2枚を持って始まる「好事魔多し」
- すごろくの旅:指定されたチェックポイントの駅を全て回り、資産に関係なく最初にゴールした人の勝ち。「日本縦断の旅」「ラーメンの旅」「のぞみの旅」「三都の旅」の4種類。
- ボンビー王決定戦:最初にマイナス10億円に達した人の勝ち。「あっちいけカード」「やきみそカード」など貧乏神を呼び寄せるカードを最初から持ってスタートする。
- 不毛な戦い:最初に、本作に登場する全ての物件駅(99ヶ所)に止まった人の勝ち。
- ドラコンクエスト:沖縄で「ぶっとびカード」を使用し、一番遠くに飛んだ人の勝ち。『ドラゴンクエスト』とドラコンのパロディ。
- へっぽこ旅日記:さまざまな条件の下で3年間プレイするモード。以下の6種類。
- 1999年の発売ということで、「世紀末イベント」が登場。「カードがすべて伏字になる」「物件以外の駅が黒く隠される」「目的地が隠し目的地になる」のうちのどれかが起きる。
- 1地方の物件をすべて破壊する「ハルマゲド~ン」が登場。巨大な遮光器形土偶の姿をしていて、名前はハルマゲドンのパロディ。
- 物件を独占すると「ハルマゲド~ン」「ドジラ」などを完全に防ぐシェルターを建設することができる(建設費は当該駅の物件総額の1/2)。
- 運賃改正が3回行われ、カードの値段は最終的にゲーム開始時の8倍になる。
- 通常の1年ごとのセーブに加え、毎月セーブも選択できるようになる。
- ウインドウのカラー・デザインを選べる。カレンダーの大きさを小さくしたり、画面自体を省略できる。
- 特定の地域に停車するとランダムで出現し、意味のないカードをくれる「ペペペマン」が初登場。
- アリtoキリギリス、吉野紗香、浅草キッドなどの桃鉄愛好家の有名人が、ゲーム中にPBSスタジオの客として登場する。
- 初登場の駅:鎌倉(神奈川県)、伊賀上野(三重県)、近江八幡(滋賀県)、北見(北海道)など
- 初登場のカード:千載一遇カード、虎につばさカード、☆に願いをカード、やきみそカードなど
[編集] 桃太郎電鉄X(ばってん)~九州編もあるばい~
- マップが3D化される。
- 音楽スタッフに、池毅が加わる。
- これまで3月は決算のみだったが、3月にも行動できるようになる。決算は3月終了後に行われる。
- 便利系カードが8枚持てるようになる。
- 一定の年数を経過するとプラス駅、マイナス駅の金額、到着援助金などが大幅に増額する。
- 3年限定で、プラス駅、マイナス駅の変動金額などが異なる「桃鉄公式戦」が登場。
- ドジラがドジラースに変わり、モモトラマンが防衛できないと、出現した都市の周辺にある都市も破壊してしまう(ドジラに襟巻きが付いていることから、「ウルトラマン」に登場したジラースを意識しているものと思われる。そもそも、ジラース自体も、ゴジラの着ぐるみに襟巻きを付けたものであった)。
- カード売場で「モモトラマンカード」、「ワクチンカード」を買うと、その場で使用しセットしてもらえることがある。
- 持ち金を1ターンごとに奪っていく「デボンドビス」が登場。サイコロン砲を使い、プレイヤー全員で協力して倒すことができる。但し最後の年には出現しない。
- 物件の増資が5段階まで可能となる。増資することによって上がる収益率は物件により異なる。
- サッカーワールドカップ日韓大会にちなんで、サッカースタジアムの物件が登場。
- バラエティゲームには「北国で鬼ごっこ」「物件争奪戦」「桃鉄十番勝負」などのモードがある。
- 地域別シリーズとして全国編のほかに九州編が収録されている。九州編の主な特徴は以下の通り。
- 初登場の駅:お台場(東京都)、さいたま(埼玉県)、伊豆大島(東京都)、鳥羽(三重県)、石巻、女川(宮城県)、今治(愛媛県)、豊後竹田(大分県)、和倉温泉(石川県)など
- 初登場のカード:デビル派遣カード、最寄りの駅でカード、特急周遊カードなど
[編集] 桃太郎電鉄11 ブラックボンビー出現!の巻
- プレイステーション2・ニンテンドーゲームキューブの2機種で同時に登場。
- ブラックボンビーが初登場。
- おいどん、?駅、鉄道省など、前作の『X九州編』のみに登場したシステムが全国編に登場。
- 東京駅が普通の物件駅から本社ビルを購入する駅に変更。本社ビルは収益こそ生み出さないが、絶対失われない安定資産となる。
- コンピュータと公式戦ルールで対戦し勝ち抜く「風雲! さくま城」モードが登場。『風雲たけし城』のパロディ。
- 「貧乏神がいない」モードが登場。
- 所持金マイナス時にカード駅に停まると「カードの神様」が登場し、もう1~2枚カードをもらえる事がある。
- 5段階まで可能になった増資が、3段階までに戻る。
- 100億円以上の高額物件や、増資による収益率の変動が大きい物件が増える。桃太郎ランドは1000億円になる。
- 初登場の駅:八戸(青森県)、さくらんぼ(山形県)、喜多方(福島県)、内子(愛媛県)、鳴門(徳島県)、出石(兵庫県)、四万十川(高知県)、佐原(千葉県)、後楽園(東京都)
- 初登場のカード:ブックマークカードなど
- 復活したカード:福袋カード
[編集] 桃太郎電鉄12 西日本編もありまっせー!
- プレイステーション2・ニンテンドーゲームキューブの2機種で同時に登場。
- ハリケーンボンビー、ボンビー・モンキーが初登場。
- 滅多に登場しなかった記念仙人が、様々な理由で登場するようになるなど、大小さまざまなイベントが追加。
- 目的地に到着し、援助金だけで借金が無くならなかった場合、残りの借金も帳消しになるようになる。
- 物件駅の内1ヶ所を「発祥地」に設定できる。その駅に行くたびにカードをもらえ、借金があれば帳消しになる。
- モモトラマンがスタンバイ後4年経つと消えるようになる。そのかわりドジラースに負けても消えることはなくなった。
- モモトラマンが勝つと、呼び出したプレイヤーがお礼としてカードをもらえるようになる。
- 5の倍数年にカード売場にいくと「XX周年記念」として買おうとしたカードをタダでもらえる事がある。
- プラス駅で収入が2倍、マイナス駅で支出が2倍または5倍になることがある。
- 目的地パネルは8年周期で内容が変更されるようになる。港および?駅が目的地になる事もある。
- 鉄道は物件と同様の収益が出るようになり、増資も可能になる。
- 景気変動に、プラス駅収入・到着援助金が10倍になる「岩戸景気」が登場。
- 渋谷に登場した保険会社を持っていると、「損害保険カード」と同じ効果が得られる。
- 「オレンジカード」の名称が「急行周遊カード」に変更。
- 地域別シリーズとして全国編のほかに近畿、中国、四国を舞台とする西日本編が収録されている。西日本編の主な特徴は以下の通り。
- 高速道路が登場。
- 通常よりいいカードが出やすい(ただし、「デビルカード」などが出ないわけではない)「ナイスカード駅」が登場。
- 「大阪のおばちゃん」という妨害キャラが登場。目的地が大阪の時に到着後、大阪から一番遠いプレイヤーに貧乏神の代わりにつき、プラス駅・物件駅などでの行動を制限したり、勝手にカードを使用したりする。
- 伊賀上野に着くと「忍者のっとりクン」が登場。他人の物件を価格の2倍の金額で乗っ取れる。
- 京都には、1駅の物件数としては史上最多の40件もの物件が登場。独占すると役職を「将軍」に変更できる。
- 初登場の駅:帯広(北海道)、修善寺(静岡県)、柳井(山口県)、館山(千葉県)
- 初登場のカード:陰陽師カード、ポイントカード(以上は西日本編のみ)、シルバーカード、猪突猛進カードなど
- 復活したカード:乗っ取りカード
- 廃止されたカード:うたかたの夢カードなど
[編集] 桃太郎電鉄USA
- 初めて外国(北アメリカ)のみが舞台となる。
- 通貨単位が円からドルになっている。現実には1ドル=100円強だが、数字の都合上、これまでの桃太郎電鉄の10万円=1万ドルの計算になっている。
- 相手からのカード攻撃を防ぐ「ブロックカード」と、キングボンビーを防ぐロボット研究所、およびメカボンビーが廃止された。
- スペースボンビーが登場。
- 10年目から、10年ごとに物件駅名を示す看板が英語のみの表記となり、その年はカード売場のカードが無料になる事がある。
- 「チェーン店」物件が登場。プレイするたびにコーヒー・チキン・バーガー・ピザの4種類の中からランダムで決定され、多く所有するほど収益率が上がる。
- おいどんがメキシコシティに、忍者のっとりクンがハリウッドに登場する。
- ドジラースや、それを退治するモモトラマンは登場しない。
- 『12』の「岩戸景気」は、世界観に合わせて「ITバブル」に変更されている。
- 「乗っ取りカード」の名称が「M&Aカード」に変更された。
- カード売場が目的地になることがある。
- ゼロ駅が登場する。この駅に止まると、持ち金が0ドルになる。
- 月面基地、海底遺跡、19世紀などのマップが登場する。
- 前作まで裏技として用意されていた音楽室が、廃止された。
- 初登場の駅:舞台が日本ではないので、全ての物件駅が初登場である。ハワイ駅も今作ではホノルル駅として登場する。
- 初登場のカード:新幹線周遊カード、武器よさらばカード、とりかえしカード、ベビキュラーカードなど
- 復活したカード:レッドカード
- 廃止されたカード:ブロックカード
- 登場しなかったカード:モモトラマンカード
[編集] 桃太郎電鉄G ゴールドデッキを作れ!
- 7年ぶりの携帯ゲーム機版作品。新しい物件駅やカード・イベントが追加されるなど、単なる移植ではなく、新作の扱いになっている。
- ピヨピーが初登場。
- 『12西日本編』に登場したナイスカード駅・忍者のっとりクンが全国初登場。
- 「ぶっとびカード」が、進行系カードから便利系カードに分類されるようになった。
- 物件の増資ランクを示すアイコンが、建物から星の数に変更になった。
- 前作より「ブロックカード」が廃止された代わりに、妨害系カードの成功率がかなり下がっている。
- この作品から日本編においてもロボット研究所とメカボンビーがなくなった。研究所だった駅は全てカード売場になる。
- 『USA』に併せて変更になった名称(「ITバブル」や「M&Aカード」)が「12」と同様のものに戻る。
- デビル系のカードがついた状態でカード売場で「おはらいカード」を買うと、その場でデビルを除去してもらえる。
- 「猪突猛進カード」が航路でも使用できるようになった。
- 「桃鉄公式戦」改め「桃鉄3年決戦!」では、「いつもの桃鉄」などで入手したカード内容をデッキとして保存し、利用する事ができる。
- 愛知万博にちなんだ物件、イベントが追加される。
- 通信ケーブル・ワイヤレスアダプタ(別売)による通信対戦・デッキ交換が可能。(携帯ゲーム機版のうち、通信対応は「スーパー桃太郎電鉄II」以来)
- 初登場の駅:美瑛(北海道)、小田原(神奈川県)、八代(熊本県)
- 初登場のカード:二刀流カード、足踏みカード(過去にあった「0進めるカード」を改名して再登場)、ビンゴカード、ミレニアムカード、素晴らしいカードなど
- 登場しなかったカード(『15』より再登場):レッツ5カード、ベビキュラーカードなど
- 廃止されたカード:地方カード系
[編集] 桃太郎電鉄15 五大ボンビー登場!の巻
- キングボンビー、ギーガボンビー、ブラックボンビー、ハリケーンボンビーが登場、またミサイルボンビーが初登場。
- 全国編マップに起伏がつくようになり、山脈の形やその他、名産物や都市のアイコンの配列が多少変更された。
- 9種類の名産怪獣が登場。ドジラース、及びモモトラマンは廃止された。
- 食品王・農林王・水産王のご褒美が廃止された。
- 鉄道省で購入できる鉄道の路線網が変更される。
- 宮路一昭がスタッフから抜けたため、メニュー画面、☆に願いをカード、豪速球カードなど宮路が作曲した「定番BGM」が新しいものに変更されている。
- 近江八幡の製薬会社を持っていると、イベントが発生しデビル系カードを撃退できるようになった。
- 渋谷のIT企業を持っていると、イベントが発生し「ウィルスカード」を手に入れてもその場で撃退できるようになった。
- 全国編では初めて、物件が16件ある駅が登場(札幌・函館・仙台・横浜・静岡・名古屋・大阪・博多・鹿児島)。
- カード売り場でのカード売価が、『7』から『G』までは半額だったが、再び4分の1に変更された。
- ある年数が経過すると、マップに以下のような変化が起きる。
- 台風のキャラクターが新しくなった。
- 「さくま城」という、1人のプレイヤーが決められた条件下でコンピュータと対戦するモードが復活した。
- 「さくま」が『12』以来、再び隠しキャラ扱いになる。
- プレイヤーはたまに「絶好調状態」になることがある(もともとは「新桃太郎伝説」で採用されていたシステム)。人間プレイヤーの場合、通常1個振れるサイコロが3個に増えるなどの特典がある。
- COMキャラには個性が付き、「絶好調状態」になった場合の特典もキャラごとに違う。
- 桃太郎ランドの価格が1兆円に値上げされた。「兆」を超える値段の物件は今回初登場。
- 初登場の駅:四国中央(愛媛県)、千曲(長野県)、横須賀(神奈川県)、舞鶴(京都府)、福山(広島県)、城崎(兵庫県)、小浜(福井県)、江差(北海道)、門司港(福岡県)
- 初登場のカード:だじゃれカード、便利系消滅カード、豆腐のカード、カスタマイズカードなど
- 廃止されたカード:モモトラマンカード
[編集] 桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻!
- プレイステーション2向けに、2006年12月7日発売。
- オープニング映像として、青森県五所川原市で行われる「五所川原立佞武多」にて「桃太郎電鉄 立佞武多」が登場する様子が収録された。
- 本作は『X』や『12』と違い、全国編のみの収録であり、北海道編が収録されているわけではない。
- 最大99年だったプレイ年数を100年に設定することができる。
- カードの「進行系」が「急行系」に改められ、急行・特急・新幹線・のぞみ・リニア・急行周遊・特急周遊・新幹線周遊・のぞみ周遊カード以外のカードは全て「便利系」に分類されるようになる。
- プレイ時間短縮のため、CPUプレイヤーの手番では表示される「○○を××しますか?」などの確認メッセージが省略されている。また年数が進むと目的地到着のデモが短縮される(駅に入っていく電車→ホームに停止する電車という形だったのが後半のみになる)。
- プレイヤーキャラに「むじゃ鬼」が初登場、「赤鬼」は削除された。また「さくま」は前作と違い最初から使用可能。
- 貧乏神、ミニボンビー、キングボンビー、ハリケーンボンビー、ボンビーモンキーが登場、またハピネスボンビー、ゾンビボンビー、イレーザーボンビーが初登場。
- 8種類の名産怪獣が新登場。また『15』に登場した名産怪獣も数種類登場するほか、『G』に登場した「ピヨピー」も名産怪獣として再登場する。
- 種類変更を含め40駅以上の新駅が登場。また『X九州編』にのみ登場していた薩南諸島が、全国編に初登場。
- 九州・沖縄周辺のフェリーの航路が変更され、新たに宮崎港が登場。沖縄本島への航路は西側から上陸するようになった。
- 北海道に大寒波が押し寄せ、カードが道内では使えなくなり、最終的には全面凍結するイベントが起きる。その後凍り付いた北海道を四国沖に移動させ氷を溶かす計画が始動し、北海道が南へ大移動する。更に年月が経過すると寒波が去って跡地に浮かんでいた氷が溶け、北海道が元の場所に戻るイベントも発生する。
- そのほか、一定年数の経過ごとに以下のイベントが起きる。
- 携帯電話版シリーズで初登場した「ぴったりカード」や「となりの芝生カード」が、家庭用ゲーム機版シリーズにも登場。
- 「リニアカード」が「30マス進む」効果から「サイコロを8個ふれる」効果に変わった。31マス以上進めるのは今作が初めてのことである。
- 『X』の九州編や携帯版の『JAPAN』に登場した「ぶっとび駅」が全国編初登場。
- 「USA」に登場した月面マップが再登場。ある程度ゲームが進むと、種子島の1マス南から月に飛び立てる。ただし、ティコベース駅は無く、月面基地の名称は「月面都市」に改められている。なお月面都市が目的地に選ばれた場合、到着援助金が5倍になる。
- 花巻に到着すると、銀河鉄道カードをもらえるイベントが発生することがある。
- コマンドに「お楽しみ」が追加された。「ラリーカード」(今回は古戦場ラリーカード)等の特定の駅に止まる事で収益を得られるカードがここに移動したほか、カード収集状況をチェックできる「カード制覇」などの制覇系イベントの状況を見る事もできる。
- 「いけるかな」は「いけますよ」と改められ、到達出来る全てのマスが点滅され表示されるようになった。進路上で貧乏神が付く確率が高い場合は(必ずではないが)告知される。
- 原宿にある探偵会社を所有していると、「お楽しみ」コマンドで、いつでも他のプレイヤーが持っているカード、持ち金、総資産を見ることが出来るようになる。
- 小倉の物件であるトイレ工場(モデルはTOTOだと思われる)を所有していると、うんち系カードをランダムに3枚の中から1枚選んで貰えるイベントが発生する。
- 初登場の駅:郡上、中津川(岐阜県)、深谷(埼玉県)、種子島、屋久島、奄美大島(鹿児島県)、五所川原、菜の花、三戸(青森県)、花巻(岩手県)、気仙沼(宮城県)、土浦(茨城県)、人吉(熊本県)、森(北海道)、長岡、上越、糸魚川(新潟県)、八尾、高岡(富山県)など
- 初登場のカード:のぞみ周遊カード、引換券カード、スキミングカード、地方へ!カード、絶好調カード、周遊禁止カード、ぬかよろこびカード、ゾンビカード、一匙の幸せカード、立つ鳥後をカード
- 復活したカード:パトカード
- 廃止されたカード:幸福な王子カード、減反政策カード、規模縮小カード(いずれもマスに止まったときにランダムで発生するイベントに変更された)、豆腐のカード
[編集] 桃太郎電鉄DS TOKYO & JAPAN
- ニンテンドーDS向けに、2007年4月26日発売予定(DS本体クリスタルホワイト同梱版 も発売決定)。
- Wi-Fiを利用したオンライン対戦は非対応になる予定。
- 携帯電話版の「桃太郎電鉄TOKYO」「桃太郎電鉄JAPAN」をリメイクした作品。物件やイベントが多数追加されている。
- DSダウンロードプレイ・ワイヤレスプレイ対応。
- 上画面は、ゲームを進行。下画面は、様々な情報を表示する。
- タッチ画面を使って遊ぶミニゲーム(5種類)を収録。
[編集] 携帯電話版シリーズの特徴
- プレイ年数は1年、3年、5年、10年、20年から選択可能。
- 対戦相手はコンピュータ2人で固定。
- 物件の増資は出来ない。
- 「ブロックカード」が存在しない代わりに、妨害系カードの成功率がかなり下がっている。
- ソフトの容量に限りがあるため、登場するキャラクターや使用されているBGMの数は、家庭用シリーズより少ない。
- 季節ごとにマップの色が変わらないため、移動中にも季節が分かるよう、常に何月なのかが表示される(豪華版は季節ごとの色変化が起きる)。
- スリの銀次が毎月時事ネタにあわせて変装する姿を変える(毎月1日に提供されるソフトウェアのバージョンアップが必要)。
- iモード、EZweb、Y!ケータイ共に、月額315円の会員登録をすることで、公開中されているすべての桃太郎電鉄アプリが遊べる。
[編集] 桃太郎電鉄TOKYO
- NTTドコモのFOMA端末・auのWIN端末・ソフトバンクモバイルの3G端末向け桃太郎電鉄シリーズの第1作目。
- 2007年春には、ソフトバンクモバイルの3G端末向けにも配信予定。これでようやく三大キャリア全ての端末向けに配信されることとなる。
- 舞台は首都圏。秋葉原、六本木、浅草、川崎、大宮など、地方編ならではの駅が登場。
- マップ画面でのBGMは、桃太郎電鉄Xの九州編マップのBGMが使われている。
- マスに止まったとき、ある一定の確率で、「地理も積もればクイズ」という四択クイズが出題される。不正解でも罰則は特に無いが、正解すると賞金がもらえる。
- 貧乏神はキングボンビー、ミニボンビー、ボンビーモンキーにのみ変身する。
- 2006年11月のバージョンアップで、初めて全体図が見られるように変更された。
- EZアプリBREW版のみ、マップ右上(北東部)に野田、柏の物件駅が追加されている。
- この作品の内容をベースにしたリメイク作、『桃太郎電鉄DS TOKYO & JAPAN』が発売予定。
[編集] 桃太郎電鉄JAPAN
- NTTドコモのFOMA端末・auのWIN端末・ソフトバンクモバイルの3G端末向け桃太郎電鉄シリーズの第2作目。
- 舞台は日本全国だが、家庭用ゲーム機向けの桃太郎電鉄シリーズとはマップがかなり異なる。家庭用ゲーム機版にはなかった群馬県の駅(高崎・草津)をはじめ、家庭用ゲーム機向けの過去の桃太郎電鉄シリーズに登場したことのない物件駅が多数登場。逆に家庭用ゲーム機版にはあるが本作には登場していない物件駅もある。
- 移動(駒)には、列車とフェリーを使う。空路および海外の物件は登場しない。
- 桃太郎電鉄Xの九州編に登場した「ぶっとび駅」が登場。
- 「カード売り場」や「ぶっとび駅」の名称もマップ上に表記される。
- 携帯電話版桃太郎電鉄シリーズで、初めて全体図が見られるようになる。
- マップ画面でのBGMは、本作の為の書き下ろし。
- マスに止まったとき、ある一定の確率で、「何て読む地名クイズ」という四択クイズが出題される。不正解でも罰則は特に無いが、正解すると賞金がもらえる。
- 貧乏神はキングボンビー、ミニボンビー、ボンビーモンキーにのみ変身する。
- 初登場のカード:屯田兵カード、身代わり地蔵カード、ぴったりカード
- NTTドコモのFOMA端末・903i向けのメガゲームとして「豪華版」も配信されている。豪華版では以下の新機能や新要素が追加されている。
- 『15』で搭載された絶好調システムが追加された。
- 携帯電話版シリーズとしては初めて、季節に応じてマップの色が変わるようになった。
- ナイスカード駅が携帯電話版シリーズに初登場。
- これまで容量制限の関係で省かれてきたBGMのいくつかが流れるようになった。
[編集] 桃太郎電鉄WORLD
- NTTドコモのFOMA端末・auのWIN端末向け桃太郎電鉄シリーズの第3作目。
- 桃太郎電鉄シリーズ初となる世界編。日本をはじめ、アメリカやフランス、インド、ブラジルなど、世界中の国や都市が舞台となっている。
- 移動(駒)には、列車と飛行機を使う。フェリー、および海路は登場しない。
- 『HAPPY』以来、約9年ぶりにエロマンガ島駅がカード売り場駅として登場。ただし「リニアカード」は売っていない(カード自体登場しない)。
- エロマンガ島駅に続き、オランダ1マス南にはスケベニンゲン駅、北京やや北にはチンポー駅がカード売り場駅として登場。
- 一部のカード売り場駅は、目的地としても選ばれることがある。
- 南極大陸は登場しない。
- 「ハッピー駅」が初登場。ここに止まるとカードが貰えたり、目的地の隣の駅まで行けたり、持ち金が倍になるなど、「けっこう幸せなこと」が起きる。
- 舞台は世界規模だが、通貨単位は従来通り「円」で統一されている。
- 目的地に選ばれる駅は、2年ごとに入れ替わり、約70駅が目的地として選ばれる。
- 物件駅マス、および目的地マスのデザインが新しくなる。
- 家庭用ゲーム機向けの桃太郎電鉄と同様に、独占された物件駅の色が独占したプレイヤーの色に変わるようになる。
- 物件のジャンルは、家庭用ゲーム機版桃太郎電鉄シリーズに登場する6種に加え、「鉱業」が追加されている。
- 全体図では、プレイヤー同士の位置関係だけでなく、路線も見られるようになる。
- マップ画面でのBGMは、本作の為の描き下ろし。
- マスに止まったとき、ある一定の確率で、「世界一クイズ」という四択クイズが出題される。不正解でも罰則は特に無いが、正解すると賞金がもらえる。
- 貧乏神はミニボンビー、ボンビーモンキーに変身するほか、携帯電話版シリーズ初のハリケーンボンビーにも変身する。容量の制限のため、ハリケーンボンビーが登場するかわりに、キングボンビーは登場しない。
- 携帯電話版桃太郎電鉄シリーズで、初めて台風災害のイベントが追加される(ただし、台風キャラクターなどは登場しない)。
- 初登場のカード:シュレッダーカード、倍々カード、となりの芝生カード、魔法のじゅうたんなど
[編集] 桃太郎電鉄CHUBU
- NTTドコモのFOMA端末向け桃太郎電鉄シリーズの第4作目。
- 舞台は中部地方。『X九州編』や『12西日本編』などと同じ地方編シリーズである。スタート地点は名古屋。
- 移動(駒)には、列車とフェリーを使う。高速道路や空路は登場しない。
- 戦国武将システムが新登場。城の近くの物件駅を独占すると、城に応じた戦国武将が味方になる。戦国武将は、ターンの始めにお金を持ってきたり、物件を持ってきたり、相手のカードを破壊したりする。
- 物件駅マスの色が、従来の紫からグレーに変わった。独占をすると各プレイヤーの色に変わる。
- 「WORLD」に続きハッピー駅が登場。
- カードを3枚もらえる「3枚カード駅」が初登場。
- 「のっとりカード」が再登場したことで、物件駅マスでカードが使えるようになった。
- マスに止まったとき、ある一定の確率で、「中部地方が日本一クイズ」という四択クイズが出題される。不正解でも罰則は特に無いが、正解すると賞金がもらえる。
- 貧乏神はキングボンビー、ミニボンビー、ボンビーモンキーに変身する。
- 初登場のカード:期間延長カード、県ぶっとびカード、ぶっとび周遊カード、24カード、借金カード、
[編集] 物件
桃太郎電鉄における物件とは、各地の名産品の店や名所などのことで、スーパー桃太郎電鉄から始まったシステムである。立ち寄った駅で物件を購入すると、1年終了後の決算で収益が得られる。各物件には収益率があり、決算ではこの収益率に応じて収益額が算出される。1つの駅の物件をすべて買うことを独占といい、独占すると決算で得られるその駅からの収益は2倍になる。また、物件は、購入時と同額を再び払うことで増資をすることもできる。増資は2回(『X』のみ4回)可能で、増資すると収益率が上がる。
[編集] 物件のジャンル
ゲーム中に登場する物件は、以下の6つの業種に分類される。
- 食品 - 各地の名物料理や菓子の店、食品工場の物件。種類、数ともに最も多い。
- 観光 - ホテル・旅館や、スキー場などのレジャー・アミューズメント施設、土産物店、プロ野球チームなどの物件。
- 水産 - 魚市場や漁船団、水産加工工場といった物件。数が少ない。
- 商業 - 伝統工芸品の工房や、デパートなどの商業施設の物件。
- 工業 - 食料品以外の工場の物件。高額物件が多い。『V』あたりで最も少なくなりその後増加してきている。
- 農林 - 畑や果樹園、水田、牧場といった物件。価格のわりに低収益だが、借金をしても手放さなくてもよいという特徴がある。後期の作品になると政府が高額な値段で買い取ってくれることもある。
なお、『USA』では「水産」のかわりに「娯楽」というジャンルがある。
[編集] 三賞
三賞は、ゲーム終了時に以下の物件を一番多く持っていたプレイヤーに対して与えられる賞の総称である。ゲーム終了年数に応じて賞金が贈られた。『15』より、この賞は廃止された。
- 食品王 - 食品の物件が対象。
- 農林王 - 農林の物件が対象。
- 工業王 - 工業の物件が対象。『DX』まで登場。
- 水産王 - 水産の物件が対象。工業王に替わり、『HAPPY』より登場。
- 娯楽王 - 娯楽の物件が対象。『USA』のみの賞で、水産王の代わりに登場。
[編集] 桃太郎ランド
桃太郎ランド(ももたろうらんど)は、岡山にある物件である。『桃電』や『USA』、携帯版を除く作品に毎回登場しており、どの登場作品でも全物件中最も高額に設定されている。なおかつ「ゴールドカード」などを使用して安く購入する事ができないため、購入するまでにはかなりの年数がかかる。購入するとパレードの映像が見られたり、購入したプレイヤーの所持している全物件の収益が無条件で5%ずつアップしたり(『11』以降)、豪華なカードがもらえたりするなど、他の物件購入時とは違った特別な演出が見られる。また、ハリケーンボンビーに最後まで飛ばされないなどの特典もある。また、『V』では桃太郞ランドを購入するとプレイモードに新たに「桃太郎ランド」という項目が追加され、「桃太郞ランド」の中を歩いて回るという設定の上で、数々のミニゲームで遊ぶ事ができた。
- 桃太郞ランドの価格推移
- HAPPYまで - 200億円
- 7 - 400億円
- V - 500億円
- X - 300億円
- 11 - 1000億円
- 12、G - 3000億円
- 15、16 - 1兆円
[編集] 物件名のパロディ
桃太郎電鉄に登場する物件の中には、実在する施設の名前を捩ったパロディがある。携帯電話版シリーズは、地方色溢れる物件が多いため、パロディの数も多い傾向にある。
- パロディの例
- ランドセルタワー(横浜ランドマークタワー)
- ネズミーランド(東京ディズニーランド)
- ネズミーシー(東京ディズニーシー)
- ハウスヨーロッパ(ハウステンボス)
- 映画ランド(ユニバーサルスタジオジャパン)
- ペポちゃん菓子店、ペコペコ洋菓子店(不二家)
- 何だ?タウン(ナンジャタウン)
- 映画の看板通り(青梅赤塚不二夫シネマチックロード)
- 観覧車パーク(東京レジャーランド)
- 六本木ヨルズ(六本木ヒルズ)
など。
[編集] カード
カードを入手すると、サイコロを振るかわりにカードが使える。カードは、カード駅(黄色いマス)やカード売場駅で手に入れることができるほか、イベントで手に入ることがある。カードを使うと、通常より早く進めたり、他のプレイヤーにさまざまな攻撃を仕掛けたりすることができる。また、その場で効果が起きるカードもある。
1人のプレイヤーが持てるカードは、『HAPPY』までは6枚だったが、『7』から「進行系カード」(目的地に早く移動するためのカード)と「便利系カード」(それ以外のカード)に分類され、それぞれ5枚ずつ計10枚持てるようになり、『X』からは便利系のみ8枚となり、計13枚持てるようになった。『16』ではサイコロを振って進むカード以外はすべて「便利系」の扱いになった。「デビルカード」など、一部のカードは進行形・便利系のどちらの分類にも入る。
[編集] 主なカード
- 急行カード
- サイコロを2個振って出た目の数だけ進めるカード。サイコロを3個振れる「特急カード」、4個振れる「新幹線カード」、5個振れる「のぞみカード」もある。また、1枚で複数回使用できる「(急行・特急・新幹線・のぞみ)周遊カード」もある。
- リニアカード
- 進行系のカードでは最も多くのマスを進めるカード。
- 『II』まではサイコロを5個ふって進めるという、それ以降の「のぞみカード」にあたるカード。
- 『III』~『15』では30マス進めるカード。
- 『16』よりサイコロを8個ふれるカードとなる。
- (1・2・3・4・5・6)進めるカード
- その数字の数だけ進めるカード。上級種として1~6の中から選び、その数だけ進める「スペシャルカード」(『III』~)もある。また、使っても動くことの無い「0進めるカード」というカードもあった(『DX』・『HAPPY』)。のちに『G』で「足踏みカード」として復活。
- ぶっとびカード
- ヘリコプターでどこかの駅にぶっ飛ぶカード。運良く目的地にぶっ飛ぶことができると「ホールインワン」となる。『G』以降は便利系カードとなった。一度だけやり直しのきく「夢のまた夢カード」(『DX』~)、他のプレイヤーをぶっ飛ばせる「ぶっとばしカード」、プレイヤー全員がぶっ飛ぶ「みなぶっとびカード」(『III』~)、1枚で複数回使用できる「ぶっとび周遊カード」(『16』~)などもある。
- (北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)カード
- 書かれている地域のどこかの駅に移動するカード。「東京カード」など具体的な地名が書かれているカードもある。ただし、移動先が目的地だったり、使用者が既に居たりすると使うことが出来ない。物件駅で使用することで、その駅までいける「(駅名)カード」に変化する「ブックマークカード」(『11』~)もある。
- ふういんカード
- 他のプレイヤー全員が、しばらくカードを使えなくなるカード。
- 冬眠カード
- 他のプレイヤーをしばらく眠らせるカード。『V』以降は全員に効果が及ぶ。『DX』以降、眠ったプレイヤーはランダムで現れる「グッスリン」にサイコロ勝負で勝てば復帰できる。
- 牛歩カード
- 他のプレイヤー誰か1人がしばらくカードを使えず毎月1マスずつしか進めなくなるカード。そのプレイヤーの列車は牛の姿になってしまう。それに似たようなカードとして「あまのじゃくカード」があり、あまのじゃくに取り付かれると一定期間、毎月1・2マスしか進めない。
- うんちカード
- その場にうんちを落とし、道をふさぐカード。他のプレイヤーの周りに複数のうんちを落とす「とびちりカード」(『III』~)、使うとどこかにうんちを落とす「やけくそカード」(『II』)、自分の思い通りの場所にうんちを落とすことが出来る「指定うんちカード」、現在の目的地にうんちを落とす「ばちあたりカード」(『HAPPY』~)などもある。「バキュームカード」で除去でき、「うんち突入カード」(『G』~)を使えばしばらくの間うんちを通過できる。
- オナラカード
- メタンガス星雲からやってきたオナラマンが、自分以外を吹き飛ばしてしまうカード。
- 損害保険カード
- 台風・火山・ドジラなどの被害にあった時、保険金がもらえるカード。過去のシリーズでは「ほけんカード」という名前で、スリの銀次やキングボンビーのお金を捨てる悪行にも支払われることができた。
- ブロックカード
- カード攻撃を防御するカード。徐々にブロック不可能なカードが増やされ、『USA』より廃止された。
- モモトラマンカード
- モモトラマンを呼び出せるようになる。『12』『G』では4年間の有効期限が設けられた。
- ゴールドカード
- 物件を1件だけ通常の10分の1の値段で買えるカード。物件を1件だけ通常の2分の1の値段で買える「シルバーカード」(『12』~)や、1つの物件駅の物件全てを、通常の10分の1の値段で買える「プラチナカード」もある。
- ダイヤモンドカード
- カード売場で高額で売却できるカード。売値は毎月代わり、景気変動にも左右される。
- 徳政令カード
- すべてのプレイヤーの借金が帳消しになるカード。
- エンジェルカード
- しばらくの間、お金がもらえるカード。ミカエルに変身して、もらえる金額が増える事もある。
- デビルカード
- しばらくの間、毎月持ち金を奪っていくカード。下級種の「リトルデビルカード」、上級種の「キングデビルカード」もある。「おはらいカード」で除去できる。『7』以降、各々複数枚所持されることが可能に。
- ウィルスカード
- 持っているカードを食べ尽くすまで消えないカード。「ワクチンカード」で予防・除去できる。
- ☆に願いをカード
- 一番近くにあるカード売り場に行ける。
- 銀河鉄道カード
- 銀河鉄道マップへ移動できる。銀河駅はすべて青マスになっており、終点まで行くと目的地に到着となる。終着駅はぴったりの目でなくても到着すれば目的地に入れる。ちなみに銀河鉄道にいるときに誰かが目的地に着くと貧乏神が付く対象になる。
- 乗っ取りカード
- 物件駅で使用すると、その駅にある他人の物件を乗っ取れる。『X』以降、有効期限内に使用しないとカードが消える。
- あっちいけカード
- 自分に付いている貧乏神を別のプレイヤーに移す。ただしシリーズによってはそのまま戻ったり、キングボンビー以上だと全く効果のないカードだったりする。また、貧乏神がいない状態で使うと秘書が勝手に貧乏神を呼んでくる。
- ぱろぷんてカード
- 何が起こるか分からないカード。カード名はドラゴンクエストシリーズの呪文「パルプンテ」のパロディ。効果は「他のプレイヤーにお金をあげる」「他のプレイヤーからお金をもらう」「全員が冬眠する」「全員が目的地を囲むようにテレポートする」「30マス進める」など。
- たいらのまさカード
- プレイヤー全員の持ち金が平均され、同じ持ち金になってしまう。「ブロックカード」でも防ぐことができない。名前は平将門から。似た効果のカードとして、全員の持ち金が0になる「裸一貫カード」がある。
- ダビングカード
- 手持ちのカードを複製することができる。ダビングカードを複製すると、結果的に1月休むことができる。また、進行形にあるダビングカードは進行形のカードしか複製できない。便利系も同様。ゴールドカードやウィルスカードなど一部のカードは複製できない(『16』では可能になった)。
- ○○ラリーカード
- あるテーマに従って、日本中を巡り8つのスタンプを押すと、賞金がもらえるカード。スタンプが押せる駅が全て物件駅とは限らない。
[編集] 主なキャラクター
[編集] 桃太郎と仲間たち
『桃太郎伝説』の主人公桃太郎と、ともに戦う仲間たちは、PBSのマスコミ関係者として登場する。なお、人間でプレイする場合のデフォルトネームは「ももたろ社長」「きんたろ社長」「うらしま社長」「やしゃ姫」である。
- 桃太郎
- このシリーズではニュースキャスターになっている。その月のターン開始時に緊急ニュースが飛び込んでくる場合があり、人気物件のトピックスを紹介や、海底から「ドジラ」(後述)が出現した、台風が発生したなどのニュースを「PBSNEWS」(JNN(TBS)ニュースのパロディ)で伝える。
- 夜叉姫
- スーパー桃太郎電鉄IIIから「PBSNEWS」での桃太郎のアシスタントを務める。決算の報告や、大型台風のリポーターを務めることもある。また『II』ではCOMキャラとして登場、やや強く、貧乏神のなすり付けを最優先する。『III』~『X』では、かぐや姫が同じ性格のCOMキャラとして登場。『桃太郎伝説』では鬼族の中で初のプレイヤーキャラクターである。
- 浦島
- 『11』からは、浦島が「PBSNEWS」の報道スタジオで、台風などの臨時ニュースを報道する。
- 金太郎
- 台風や火山噴火の現地リポートや、東北三大祭の現地取材など、全国を飛び回り活動している。過去の作品ではモモスラの卵を蹴っ飛ばしたりしていた。足柄山在住。
[編集] COMキャラクター
COMキャラクターとは、人間プレイヤーの代わりに操作するコンピュータの総称である。COMキャラと略されることが多い。桃太郎電鉄シリーズでは、コンピュータの思考別に様々なCOMキャラが用意されており、その中から一人~三人を選択し対人の場合と同様に対戦が行える(ただし携帯電話版ではコンピュータ対戦のみ)。
作品ごとに行われるシステムの増強にアルゴリズムが追いついていない傾向があり、特にカードの使いこなしは人間に比べて大きく劣る。また、弱く設定されているCOMキャラの共通点として、貧乏神のなすり付けを積極的に行わない点が挙げられる。そのため、長丁場になると、キングボンビーなどによって簡単に赤字に転落する。
- まめ鬼(まめオニ)
- ただひたすらサイコロを振り、目的地を目指す。非常に弱い。(『X』~)
- 赤鬼(あかオニ)
- 『桃太郎伝説』では敵キャラ。とても弱く、初心者向け。初めはカードを使わなかったが、まめ鬼登場後は使用するようになった。(『II』~『15』)
- 馬鬼(うまオニ)
- 『桃太郎伝説』では敵のキャラ。農林物件しか買わない。弱いが堅実。(『II』~)
- 餓鬼(ガキ)
- 食品物件しか買わない。かなりのいじわる。実力は中堅。(『X』~)
- 風神(ふうじん)
- ぶっとび系のカードを多用する。中堅クラス。
- 阿修羅(あしゅら)
- 最初のうちは目的地を確実にめざす、総合的に強めの性格。かぐや姫が消えたあとは、貧乏神が嫌いで、付いた際には目的地よりもなすりつけを優先する性格も引き継いだ。またほとんどいじわる系カードを使わない。作品によっては、いじわる系カードを手に入れると積極的に捨ててしまう。(『II』~)
- 閻魔(えんま)
- 最強のCOMキャラとして登場。『7』でより強いCOMキャラとして「さくま」が登場したが、閻魔も引き続き登場。(『II』~)
- さくま
- 最強のCOMキャラ。頭の良さに加え、運の良い要素がかなり追加されている。『11』『12』『15』では「風雲!さくま城」をクリアしないと他のモードで選択できない。(『7』~)
- むじゃ鬼(むじゃき)
- コマンドの1つとしてうんちを落としてくる。(『16』)
- 雷神(らいじん)
- いじわる系カードを多用する(『X』~『12』)。
- ゆき鬼(ゆきオニ)
- たいして強くはないが、マイナス駅に止まると度々福の神が現れる。(『12』)
- さるかわ
- いじわる系カードを多用するあなどれないキャラクター。『X』のみラッキー運が追加された。(~『X』)
- いぬやま
- コツコツと物件を買う堅実なキャラクター。『X』のみラッキー運が追加された。(~『X』)
- きじた
- 冬のマイナス駅を気にせず、貧乏神が付いていても目的地にまっしぐらに進むキャラクター。『X』のみラッキー運が追加された。(~『X』)
- かぐや姫
- とにかく貧乏神が嫌いなキャラクター。付いた際には目的地よりもなすりつける事を優先する。『X』のみラッキー運が追加された。(~『X』)
- はらだし
- 冬のマイナス駅を気にせず、貧乏神が付いていても目的地にまっしぐらに進むキャラクター。「V」までのきじたの性格である。(『X』)
- やまんば
- いじわる系カードを多用するあなどれないキャラクター。「V」までのさるかわの性格である。(『X』)
[編集] いろんなボンビー
- 貧乏神
- 誰かが目的地に到着した時点で最も目的地から離れた位置にいる人は、罰として貧乏神と行動する事を余儀なくされる。貧乏神がとりついたプレイヤーは、様々な悪行で散々な目に遭う。また、貧乏神はキングボンビーをはじめ、様々なキャラクターに変身することが多い。貧乏神がついているプレイヤーは、他のプレイヤーと同じマスに到達するか、通過すると、そのプレイヤーに貧乏神をなすりつける事が出来る。これは、貧乏神が他のキャラクターに変身した場合も同様。
この貧乏神にはモデルの人間がおり、さくまあきらやデザイナーの土居孝幸と共に週刊少年ジャンプの読者投稿ページ「ジャンプ放送局」でレイアウト作業をしていたバナナグローブスタジオの榎本一夫(社長)である。『II』『III』でもCMに出演し、『II』ではダウンタウンと共演した。ちなみにそのCMで「お前の会社、倒産したんやってな」と言われているが、まだ健在である。
「おまもりカード(物件を売られるのを防ぐ)」、「あっちいけカード(他の人に貧乏神をつける)」、「貧乏神直撃カード(他の人に貧乏神を追いやれるが、相手が提示した金額を払えば追い返される)」など、貧乏神対策のカードも用意されている。
- 貧乏神の悪行の一例
- 括弧内は登場する作品である。
- 1~5件の物件を売る。「おまもりカード」を持ってる場合は、数回防ぐことができる。作品によっては他のプレイヤーに「その物件を半額で買ってくれ」と頼むこともある。
- カードを2倍の値段で買ってくる。
- くじ引き - サイコロでくじ引きをする。当たればカードがもらえるが、当てても当たらなくても参加料をとられる。
- 瓦割り - 持っているカードを2~4枚破壊する(カードを3枚以上持っている場合に発生)。
- 車掌の練習 - 車掌のマネをし、以下のようなイベントが発生する。何もしないケースもある。
-
- 近くの駅に連れて行かれる。
- 車輌の連結に失敗し損害が出る。
- どのマスにいても赤マスに止まったときと同じ損害が発生する。
- 季節外れの大雪により復旧費用と称して金を取られる。
- すでに増資した物件の増資ランクを1ランク下げる。
- ある物件の、その年の収益率を0%にする。
- 意味のない無駄遣い(本の自費出版、本社ビル建設・建替え、豪華なパーティーを開くなど)を行う。『11』以降に登場する本社ビルとは異なり、建設しても全く意味はない。(『II』のPCエンジン版、『DX』、『HAPPY』)
- 目的地に寄付 - 有無も言わさず目的地に寄付してしまう。目的地に着いた場合援助金と一緒に手に入るが、寄付した人でなくても貰える。(『HAPPY』)
- 物件を2倍の値段で買ってくる。(『X』)
- トラベルチャンス - 「トラ○ル」の○の部分がスロットのように回転し、「ベ」で止まれば目的地の近くに行けるのだが、「ベ」で止まる確率は低い。大抵の場合は「トラブル」(目的地から遠ざかる、カードを落とす等)、「トラエル」(物件を食べるおかしな生き物を拾ってきてしまう。農林物件、水産物件、食品物件を食べる3種類が存在する)、「トラレル」(お金を取られてしまう)といったろくでもない事が起こる。(『V』、『X』)
- 爆弾を拾ってくる - 爆弾は数ヶ月で爆発し、爆発すると画面内のプレイヤーは吹き飛ばされる。ただし途中でキングボンビーに変身した場合爆弾は消滅する。(『III』、『DX』)
- 子会社設立 - 名前の最初の文字がルーレットされ、失敗すると損害だが、うまく自分の名前になったら莫大な収入が入る。しかし、当然ながら成功する確率は低い。(『II』~『DX』『TOKYO』)
- バナー広告を打つ。(『CHUBU』)
- リトルデビル・デビル・キングデビルを呼ぶ。
- カード売り場まで連れて行く - 基本的に一番近いカード売り場だが、目的地に近づく場合や遠くなっても1、2マスの場合はわざわざ遠くのほうへ連れて行く。
- 時は金なり - 貧乏神が指定した時間を当てる。成功するともう一回サイコロを振れる。(『HAPPY』、『7』、『Jr.』)
- お魚ルーレット(『11』、『12』)・大統領クイズルーレット(USA)・四字熟語ルーレット(『15』)
- 西日本の地図(『12西日本編』)・アメリカの州(『USA』)・国旗(『G』、『15』、『16』)・日本の都道府県もしくはその県庁所在地(『JAPAN』、『16』)・世界の国の首都または通貨(『WORLD』)を当てる。正解してもご褒美はなく、間違えた場合に罰金を取られる作品もある。
- 物件のローンを組む。(『II』~『DX』)
- スタンバイしているモモトラマン、金太郎を返してしまう。(『HAPPY』)
- 自分の持ち金で、他人の物件を増資する。(『12』、『G』、『15』、『16』)
- カードを伏字にする。Ⅴの世紀末イベントと同じく、カードの文字数だけ分かるようになっている。(『16』)
- 財布を忘れた - 元の駅まで取りに行けば何もないが、「先を急ぐ」を選ぶと持ち金の4分の1が減る。ただし、減らないこともある。(『X』~)
- 最後っ屁パネル - お金の絵をめくると持ち金10倍(過去は4倍)、貧乏神の絵をめくってしまうといくら持っていても持ち金が0になる。最後の年の3月のみ発生。
-
- 最後の年の3月に持ち金がプラスになっていないと発生せず、また、プラスでも貧乏神が他のキャラクターになっている場合やその月に他のキャラクターになすりつけた場合などはこの悪行は発生しないという、大変珍しい悪行である。
- キングボンビー
- このキングボンビーは、『III』-『12』までは「メカボンビー」というロボットで退治することができた。また、『DX』以降は、使い捨ての「カプセルロボ」というものも何種類か用意されている。しかし、これらは『USA』で廃止された。なお、『15』『16』では「九死に一生カード」を使えば1回だけ攻撃を防ぐ事ができる。
『II』以降すべての作品に登場してきたキングボンビーだったが、携帯電話版『WORLD』ではついにハリケーンボンビーが登場したことにより、作中に一度も登場しないキャラになった。
さくまあきらによると、このキングボンビーの容赦ない性格のモデルは鳥嶋和彦であるという。
- キングボンビーの悪行の一例(ただし携帯版の悪行は記していない)
- (括弧内は、登場するシリーズ/エフェクト)
- サイコロを10個振って、出た目の数に応じて持ち金を捨てる。年数が進むにつれ捨てる金額も大きくなり、サイコロを2・3回続けて振ることもある。(全シリーズ/炎)
- 手持ちカードを全て捨てる。(全シリーズ/竜巻)
- 全てのマスがボンビラス駅(持ち金を大量に奪われる駅)で構成される「ボンビラス星」に連れて行かれる。(『HAPPY』-/発動前にエフェクトはなく、台詞の後光の柱に吸い込まれる)
- 物件のローンを組み、その物件自体は他人にプレゼント。(『II』)
- デビル系のカードを大量につける。『7』から『V』まではサイコロ1個を振って出た目分だけつけられたが、『X』以降はカード袋の空き分つけられる。(『7』以降/雷)
- ハワイや沖縄、グアムに飛ばされる。候補が目的地だった場合、それ以外の都市に飛ばされる。(『III』-、グアムに飛ばされるのは『12』から/大波)
- プレイヤーがサイコロを5個、キングボンビーがサイコロを10個振り、出た目の合計の大きさを競う。プレイヤーが負けると1ジャンルの物件を全て捨てられる。(『DX』以降/隕石)
- メカボンビー格納庫に忍び込み、メカボンビーを破壊する。(『HAPPY』)
- サイコロ2個の目の合計を当てる。失敗すると所有する対キングボンビー用ロボットを壊される。(『7』)
- サイコロ10個の目の合計を当てる。(『12』)
- パネルアタックを行う。1から6までの全ての目を、重複せずに続けて出したらセーフ。重複したらその時点で持ち金を捨てられる。(『V』-『15』/氷)
- サイコロを爆破し、数ヶ月間サイコロコマンドが使えなくなる。(『15』『16』/発動時エフェクトなし、台詞の後サイコロが破壊される)
- プレイヤーを気に入り、自分が目的地に着いてもなすりつけても、キングボンビーが付いたままになる。(『12』-)
- ひとつ前の目的地に行く。(『12』『USA』)
- ロボット研究所を破壊する。(『DX』)
- サイコロを2個振って、出た目の数の物件を半額で売る。(『II』)
- サイコロを2-4個振って、出た目の数の物件を捨てる。(『III』-『HAPPY』)
- 買い占めていた都市を売る。(『II』)
- 買い占めていた都市を捨てる。(『III』-『HAPPY』)
- 1兆円を捨てる。序盤(7年目まで)にしか発生しない。(『G』『15』『16』)
- あみだくじを行う。8本のくじから1本を選び、当たればサイコロを5個振り、出た目に応じて他のプレイヤーにお金をあげる。ハズレなら何もないが、ハズレは1本しか用意されていない。(『DX』-『V』)
- サイコロを1個振って、出た目に応じた金額を取られる。(『15』)
- スロットを行い、「キ」「ン」「グ」の文字を揃えさせられる。参加料を取られ、揃った文字によっては参加料が他のプレイヤーに渡されることがある。(『X』)
- 1から4を順に引く神経衰弱を行なう。(『X』)
- ほぼ全てのマスを赤マスにする。(『11』)
- 4、5、6しか出ないサイコロをふらされ、出た目の月だけ動けなくなる。(『USA』)
- 次の決算の時に全ての物件の収益率を0%にする。(『16』)
- サイコロを3個振り、出た目の月の間カードが封印される。(『16』)
- ミニボンビー(『II』以降)
- 持ち金を少額、おこづかいとして奪っていく。奪う金額は『11』まではリトルデビルと同額であったが、『12』以降は年数が経つにつれて差が出る(ミニボンビーのほうが少ない)ようになった。『16』では希にカードを拾う事がある。
- コマルン(『DX』『HAPPY』)
- 食品物件・農林物件を1件食べてしまう(食べないときもある)。桃太郎チームスタッフ(当時)の小丸がモデルとなっている。
- ギーガボンビー(『7』『Jr.』『15』)
- キングボンビーに10カウントが設定され、悪行が1回行われる(ボンビラス星行き以外)ごとに1ずつカウントが減り、0になると発生する。(なお、『15』では99年プレイで50年以上経つとキングボンビーにカウントがつき始める。)
- その時点で『7』『Jr.』では全プレイヤーの持ち金とカード、物件を独占している駅のうち1つを食べてしまう(持ち金がマイナスの場合は0円になる)。なお、『7』では「ゴッドカード」を持っていれば持ち金は半分だけしか食べられなかった。また、『15』では持ち金、カードを全て食べた後、全プレイヤーに大損害を与える「とりかえしカード」を8枚送り込む。悪行をし終えると消滅する(誰かが目的地に着くまで貧乏神がいなくなる)。また、「ハサン仙人」のところに行くとキングボンビーのカウントを10に戻してもらえる。
- ブラックボンビー(『11』『15』)
- 目的地とマイナス駅以外のマス全て(目的地以外の物件駅・港・カード売場なども含む)を「デビルカード」などの損害系カードしか引けないブラック駅に変えてしまう(ただし、「ゴールドカード」・「ダイヤモンドカード」も稀に引ける事もある)。また、変身中はカードも使用できなくなる。『15』では損害系カードを1度に2枚引かされることもある。
- ハリケーンボンビー(『12』以降)
- 物件を種類に関わらずふっ飛ばしてしまう。画面の圏内にいる者も巻き添えにされてしまう。数ターンが過ぎるか、持っている物件を全て失うと貧乏神に戻る。
- 携帯電話版『WORLD』ではキングボンビーの代わりに登場。初のソロデビューである。
- ボンビーモンキー(『12』以降)
- 登場したその場で借金・「デビルカード」などを無くしてくれる。次のターンからは新幹線カード・テレポートカード・ダイヤモンドカードなど便利なカードを3枚まとめてくれる。厳密に言うと変身ではなく、貧乏神の上に乗っかる形で登場する。貧乏が去る(猿)が名前の由来。
- スペースボンビー(『USA』)
- サイコロを振り、その出た数字分、カード袋にプレート(SPACE)を貼る。プレートを貼られる前に有ったカードは無くなってしまう。プレートは数ヶ月間消えない。カード袋が全てプレートで埋まってしまうと、カードを入手することが出来なくなる。
- ビリリンモンロー(『USA』)
- 貧乏神がマリリン・モンローに変装して様々な悪行を行う。変装するのはそのターンだけ。
- ピヨピー(『G』『16』)
- 『G』ではプラス駅、マイナス駅、カード駅を、全て同じ色のマスにしてしまう。全てボンビラス駅・ナイスカード駅になる場合もある。また、変身中はカードの使用はできない。
- 『16』では、札幌の名産怪獣として登場。プラス駅、マイナス駅、カード駅を、全てスーパーカード駅にしてくれる。
- ミサイルボンビー(『15』)
- プレイヤーの妨害をするカードを1ターンに2~4回使用してくる。使用するカードによっては全員に影響が及ぶ場合もある。
- ハピネスボンビー(『16』)
- 取り付いたプレイヤーの所持金などを他のプレイヤーに与えてしまう。また登場したターンにプレイヤーの便利系カードを破壊してしまう。
- ゾンビボンビー(『16』)
- ゾンビのような登場で出てくる。プレーヤーが既に持っているカードを腐らせ、捨てられないカードに換えてしまう。また登場したターンにプレイヤーに「ふういんカード」を使い、カードを使えなくする。
- イレーザーボンビー(『16』)
- 消しゴムのような容姿。プレイヤーが所有している物件の中で最も高額なもの(ただし桃太郞ランドを除く)を消し去る。
[編集] 福の神
福の神(ふくのかみ)は支出の大きい冬のマイナス駅に止まるとたまに現れ、逆にお金をくれるキャラクターである。また、「福の神カード」を拾っても現れ、全員にお金を少額くれる。ただし福の神とはいえ、貧乏神と対抗することは全くしない。『12』以降は「福の神カード」は廃止され、カード駅に止まると突然現れるようになった。さくまあきらがモデルとなっている。
[編集] 名産怪獣
名産怪獣(めいさんかいじゅう)は桃太郎電鉄15より登場しているキャラクターである。
特定のマスのイベントを終えたとき一定の確率で登場し、プレイヤーにいいことをしたり悪いことをしたり様々なことを行う。
- 名産怪獣の一例
-
- 男鹿半島怪獣ナマハーゲン
- 2月に秋田駅の近くにプレイヤーがいると出現。急行系カードを駆使してプレイヤーにぴったり重なろうとする。もし重なってしまった場合お金やカードなどを奪ってしまう。原案はなまはげ。
- 長崎怪獣サラウドン
- 神戸駅に止まったとき一定の確率で出現。サイコロを一つ振り、偶数だと何も起こらないが、奇数が出てしまった場合、強制的に長崎駅まで連れていかれてしまう。原案は皿うどん。
- 真珠怪獣パールくん
- 鳥羽駅に停まると一定の確率で出現。周辺に「ミニパールくん」がばらまかれる。「ミニパールくん」がある駅に停まると換金できる「真珠カード」がもらえる。『16』では停まったときにすぐに換金されるようになった。
- 鉄器怪獣アイアンナンブ
- 貧乏神がついた状態で盛岡駅周辺に停まると登場。貧乏神と戦い、勝つと貧乏神はしばらく気絶して行動しなくなる。原案は南部鉄器。
[編集] スリの銀次
スリの銀次(すりのぎんじ)は、プレイヤーからお金を盗む(マイナスの場合は半分肩代わり)キャラクターである。第1作目よりすべての作品に登場している。尚、桃太郎伝説では改心してスリから足を洗っている。
プレイヤーがマスに止まると、時々スリの銀次が現れて持ち金を奪っていくというイベントが発生する。様々な姿に変装しており、変装ごとに持ち金の4分の1、半分、全部と奪う額が違う。シリーズ毎に変装する姿が違い、近作や携帯版では、時事ネタやその当時の流行に変装することが多い。『12』からは、「当たり年」というのがあり、この1年間は青マスやカード売り場に止まった場合でも現れる。「DX」、『HAPPY』、『16』に登場する「パトカード」を持っていれば持ち金が奪われるのを防ぐ事ができる。
- スリの銀次の変装の数々
- 括弧内はモデルと、登場する作品である。なお、携帯電話版については表記していない。
- 車掌
- 僧(『II』、『III』)
- 幼稚園児(『II』)
- レースクイーン(『II』)
- サッカー選手(ラモス瑠偉:『III』)
- 美少女戦士(『美少女戦士セーラームーン』:『III』)
- 鉄人(『料理の鉄人』の司会、鹿賀丈史:『DX』)
- オークショニア(『ハンマープライス』の司会、杉本清:『DX』)
- 仮面スリダー(仮面ノリダー)
- モモタク(木村拓哉のあだ名:『HAPPY』)
- MOMO(野茂英雄のあだ名:『DX』、『HAPPY』)
- プルタブにんざぶろう(古畑任三郎:『HAPPY』)
- ひよこっち(たまごっち:『7』)
- スリラー(篠原ともえ:『7』、『Jr.』)
- わるいひと(ドラマ『いいひと。』の草彅剛:『7』)
- ヤイマック(iMac:『V』)
- 大渕総理(小渕恵三:『V』)
- スリっ娘。(モーニング娘。:『V』)
- アシモモ(ASIMO:『X』)
- 大泉純一郎(小泉純一郎:『X』)
- パラパラ娘(『X』)
- 明太子(『X九州編』)
- インターネット(『11』)
- デブ夫人(デヴィ夫人:『11』)
- チワワ犬(くぅーちゃん:『12』)
- 大リーガー桃井(松井秀喜:『12』)
- 漫才師(やすしきよし:『12西日本編』)
- 舞妓(『12西日本編』)
- 坂本龍馬(『12西日本編』)
- エルビス・フリスビー(エルビス・プレスリー:『USA』)
- 自由の女神(『USA』)
- マ~ドンナ(マドンナ:『USA』)
- リンカーン(『USA』)
- マツケン弁慶(大河ドラマ『「義経』の松平健:『G』)
- ギン様(ペ・ヨンジュン:『G』)
- 大木(たいぼく)数子(細木数子:『G』)
- シュガー玉緒(さとう珠緒:『G』)
- ホリダシモン(堀江貴文:『15』)
- ないない探検隊(レギュラー:『15』)
- ラッパー(『15』)
- 桃亭銀次(落語家:『15』)
- 山本勘助(『16』)
- 隅田川静香(荒川静香:『16』)
- レオナルド・ダ・ギンジ(レオナルド・ダ・ヴィンチ:『16』)
- デブノート(デスノート:『16』)
- 長州小銭(長州小力:『16』)
- ワンセグケータイ(ワンセグ:『16』)
- もももんた(みのもんた:『16』)
- ガマコー(浜田幸一:『16』)
- 銭摩呂(彦摩呂:『16』)
- メイド(『16』)
[編集] ドジラ・モモスラ
時々「PBSNEWS」で速報が入り、海中からドジラが出現した、駅にモモスラが卵を産みつけたというニュースが入ることがある。ドジラの場合は1ヶ月で駅を襲い、モモスラの卵は約8~9ヶ月で成虫となり駅を襲う。卵がある駅は通過・停車ができない。これらの怪獣に襲われると、その都市の既に買われている物件が全て失われる。
かつてはドジラの小型サイズのミミラも存在した。ミミラの攻撃は防ぐことはできないが被害も小さく、金銭の損害で収まる。
『HAPPY』まではドジラはモモトラマン、モモスラは金太郎がそれぞれ退治していたが、『7』よりドジラ、モモスラ共にモモトラマンが退治するようになった。
ドジラは目的地や高額物件の多い主要都市(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・博多など)、モモスラは農林物件が多い都市(福島・鳥取・徳島・熊本・鹿児島など)によく発生していた。特に新潟はドジラ・モモスラのいずれも発生する可能性があった。
『X』からはモモスラがなくなり、ドジラはドジラースに変更された。ドジラース出現時にモモトラマンが現れない、または負けてしまった場合、ドジラースは周辺の都市も破壊してしまう。
『15』では名産怪獣の登場に伴いドジラースや、それを退治するモモトラマンが揃って廃止された。ドジラースのBGMは、一部の名産怪獣に転用されている。
ドジラ、モモスラ、ミミラのモデルは言うまでもなく、東宝映画のキャラクター、ゴジラ、モスラ、ミニラから。モモトラマンはウルトラマンからである。
[編集] 記念仙人
記念仙人は、記念すべき出来事が発生したときに登場し、貴重なカードをくれるキャラクターである。『11』までは、希にしか登場しなかったが、『12』以降は様々な状況下で登場するようになった。『16』からはカードだけでなくお金をくれることもある。
- 記念仙人が登場する記念
- 購入された物件数が(100・200・300・500・1000)件に達する。
- 借金がマイナス100億円になる。
- 目的地に(30・50)回目の到着。
- 独占した駅が(10・30・50)駅に達する。
- 「ぶっとびカード」を(30・50)回使用。
- スリの銀次に(5・10・20)回被害に遭う。
- スリの銀次に盗まれた金額が{10億・100億・1000億}円を超える。
- 青マスに(30・50・100)回止まる。
- 黄マスに(30・50・100)回止まる。
- 赤マスに(10・30・50・100)回止まる。
- 貧乏神が「売れる物件がないにょろ~」と(10・20・50)回言う。
- 全ての乗り物に乗る。
- どれか1つのエリアの全ての物件駅に止まるまであと9つになる。
- あるエリアの全ての物件駅に止まる。
- 全国(海外除く)全ての物件駅に止まる。
- 進行系カード(特急カード以上)のサイコロの出目がすべて1になる。
など
[編集] ショッカーO野
ショッカーO野は、特定の年に行われるレースイベントの司会者として登場する、実在するショッカーO野がモデルとなっているキャラクターである(さくまあきらの事務所で働いていた)。レースイベントはフィールド同様にサイコロを振って最初にゴールした人や出た目の合計が一番多い人の勝ちと言うのが基本だが、ルールは様々である。
- 『11』までは特定の年ごとに、イベントが強制的に開催され、ゲームを早く進めたい人にとっては不満だったが、『12』からは指名されたプレイヤーが開催・中止を選択できるようになった。なお、CPUが指名されることはない。
- レースイベントの数々
- 列車競争(『7』)
- トンネル掘りレース(『V』)
- 指宿砂蒸し風呂ガマン大会(『V』『X』『15』)
- わんこそば早食い大会(『X』)
- 大声大会(X九州編)
- 佐賀気球まつりレース(『X』~『12』)
- 大井川鉄橋建設レース(『11』『12』)
- 鈴鹿ブロロロレース(『12西日本編』)
- 銚子電鉄レース(『12』『G』)
- ホットドッグ早食い大会(『USA』)
- エンパイアステートビル階段上り競走(『USA』)
- ペーロン競争(『15』『16』)
- 花の東京一周レース(『16』)
[編集] ペペペマン
ペペペマンは、ある特定のプラス駅、マイナス駅、カード駅に止まるとたまに現れ、ペペペマン限定のカードをくれるキャラクターである。しかしそのカードは使う価値のほとんどないカードばかりである。カードを入手した後の秘書のセリフは「なんて意味がないんだ!」が決まり文句である。
たまに父の「パパパマン」、母の「ママママン」、兄の「ニニニマン」、祖父の「ジジジマン」がペペペマンと共に「ペペペマンファミリー」として登場し、その時は「のぞみカード」や「千載一遇カード」などの上級格のカードをくれる。
「11」まで、彼のくれるカードは進行系カードに分類されていたが、持てる数の少ない進行系カードでは使わずに捨てられることがほとんどなので、『12』以降は便利系カードに変更された。
- ペペペマンがくれる限定カード
-
- 1か8かカード
- いちかばちかの語呂合わせ。使用すると1と8のいずれかの数だけ進める。
- 1374カード
- 意味無し(1374)の語呂合わせ。使用すると1、3、7、4からランダムに選ばれた数だけ進める。
- 近距離カード
- ペペペマンが現在地から20マス以内のどこかの駅に連れて行ってくれる。売値が高いので売られることがほとんど。
- スタッカートカード
- 使うと10マス進めるが、進めない確率も高い。
- 三三七拍子カード
- 1回目に3マス、2回目に3マス、3回目に7マス進むことができる(具体的には使用すると3マスカード、7マスカードの順に変化し、7マスカードを使用すると消える。すぐに使用しなくてもよい)。ペペペマンがくれるカードの中では、比較的便利なカードである。
[編集] BGM
桃太郎電鉄のBGMは、普通のゲームと違い、一作品に80曲から90曲ほど収録されている。それだけワンシーンごとに丁寧にBGMが付けられていることになる。また桃太郎電鉄のBGMは、ほのぼのしたものが多く、そのためテレビ番組でもよく使用される。
- 作曲家
- 関口和之 - サザンオールスターズのメンバー。シリーズを通じ作曲を担当している。主に叙情的な曲、とぼけた曲を担当。
- 宮路一昭 - 有限会社トーンズ代表。『HAPPY』から『G』まで参加。主に、スピードに乗った曲を担当。
- 池毅 - アニメの挿入歌の作曲などを手がける。『X』より参加。主に、迫力満点で劇的な曲を担当。
- CD情報
- 桃太郎電鉄 ~SOKOZIKAR∀~
- 桃太郎電鉄11 ゴールド・サウンズ
- reampiece ベリー・ベスト・オブ・桃太郎伝説&電鉄
- 桃太郎電鉄ヒットパレード ~桃太郎電鉄 11・12・USA~
[編集] 関連するゲーム・イベントなど
[編集] 桃太郎道中記
桃太郎道中記(ももたろうどうちゅうき)は、桃太郎電鉄シリーズとほぼ同一のゲーム内容で、舞台を江戸時代に移したセガサターン用ソフトである。1997年9月25日発売。
キャラクターデザインこそ土居孝幸がしているが、さくまあきらの手によらないハドソン単独の作品で、さくまは桃太郎電鉄シリーズとは認めていない。それだけでなく、「(ある人が)『死ぬほどかったるい、話にもならないゲーム内容!』と言っていたので、私自身はさわってもいません」と公言している。さくまは本作発売後、自分に断りなく同様のゲームを開発することを禁じる契約をハドソンに認めさせたという。
[編集] 桃太郎電鉄との相違
基本的なシステムは『DX』とほぼ同じ。音楽はタケカワユキヒデが担当。ただし、移動手段は陸上では徒歩、ヘリコプターは大凧。一部のキャラクターのセリフ、ナレーション等に声優が起用され、多数の音声が入っている。スキップしたりオフにすることも可能だが、これが「かったるい」という批判の原因であろう。
- 用語・地名・物件などは、江戸時代のものに改められている。
- 基本:円→両、カード→お札
- 地名:東京→江戸、北海道→蝦夷、静岡→駿府、長野→善光寺など
- カード:特急→早カゴ、新幹線→お馬、リニア→天狗、デビル→悪魔、スキャンダル→お家騒動
- イベント:メカボンビー(総称)→からくりボンビー
- 物件:ホテル→本陣、スキー場→ソリ場、プロ野球チーム→やぶさめ組、自動車工場→御所車製造所
- など。しかしモモトラマン、ぱろぷんてなど適当な用語が無く、改変されていないものもある(ただし「モモトラマンのお札」は「金太郎カード」にあたり、「モモトラマンカード」にあたるのは「ダメラのお札」である)。また、1円=1両として設定されているため、実際の物価に合わない。
- 唐、釜山、高砂、国後、択捉、樺太、鬼が島、竜宮が物件町として登場。
- 『DX』の物件やイベントを流用したため、無理のある設定もある。たとえば、Jリーグは蹴鞠大会に置き換えられているが、内容はサッカーのままである。ただし、富くじなど独自のイベントも追加されている。
- キングボンビーの代わりに、その先祖という設定の「ボンビー大魔王」が登場。その悪行は「偉業」を自称。4人に分裂し、1月に4度偉業を行うこともある。
- 登場キャラクター
[編集] 桃太郎電鉄モバイルラリー
桃太郎電鉄モバイルラリーは、2004年7月17日から11月7日まで、長崎県佐世保市内全域、またはハウステンボス内で行われた企画である。
参加資格はメール機能とインターネット閲覧ができる携帯電話を持っている事で、参加するためには参加者登録(有料)をする必要があった。
参加者は、ハウステンボス内の「アニメワールド」、または佐世保駅にある「佐世保観光情報センター」をスタートし、ハウステンボス内14ヶ所か、佐世保市内8ヶ所のラリーポイントを巡る。スタート時に受け取る「ICカード」をラリーポイントに掲示されているポスターにかざすことで、手元の携帯電話にメールが受信される。そこで、クイズやゲーム、イベントをこなすことによって「資産」を増やしていく(ただし全てのポイントを回る必要はない)。再び「アニメワールド」か「佐世保観光情報センター」に戻り、ゲームを終了すると、桃太郎電鉄オリジナルストラップが貰える。
貧乏神やスリの銀次、大阪のおばちゃんといったキャラクターも出現する。
[編集] 桃の陣!
桃の陣!は、桃太郎電鉄の15周年記念として毎日放送で2003年より放送されているテレビ番組である。
新作の発売直前に放送され、CMキャラクターを務める陣内智則、若槻千夏のほか、ケンドーコバヤシ、バッファロー吾郎らが出演する。
- 桃鉄15周年記念番組 桃の陣! ~西日本オニ退治道中記~
- LIVE★桃の陣!
- 2004年11月22日深夜25時40分より
- バトル桃の陣! ~桃鉄のCMキャラクターはオレだ!~
- 2005年12月7日深夜24時55分より
- サバイバル桃の陣
- 2006年12月1日深夜24時25分より
[編集] サイコロまかせ!桃鉄の旅
サイコロまかせ!桃鉄の旅は、Sky PerfecTV!の旅チャンネル(277ch)で2007年から放送されているテレビ番組である。
[編集] 桃太郎電鉄 桃太郞ランド
桃太郎電鉄 桃太郞ランドは、飲食店に置かれているサプリバで遊べる桃太郎電鉄シリーズから派生したゲームである。日本全国の地理や雑学を題材にしたクイズゲームや、ショッカーO野が登場するミニゲームを遊ぶことが出来る。ゲームの名前は、桃太郎電鉄に登場する物件「桃太郞ランド」から。
[編集] 桃鉄物産館
桃鉄物産館は、桃太郎電鉄内に登場する、日本各地の名産品を注文し購入できる携帯端末用ウェブサイトである。「貧乏が去る像貯金箱」や「桃鉄人形焼」など、桃太郎電鉄内のキャラクターから派生した商品も購入できる。2006年6月1日にオープンした。
[編集] 桃繰勘定戦
「桃太郎電鉄7」発売記念7大イベントの一環として企画された、トレーディングカードゲーム。「桃太郎電鉄7」のソフトにはトレーディングカード3枚が同梱されており、取扱説明書にも予告のみ書かれてあったが、計画は頓挫し幻のゲームとなってしまった。これもさくまあきらは関わっておらず詳細は一切不明。
[編集] その他
- 『桃太郎電鉄』のルーツは、さくまあきらが手がけ、その後お蔵入りしたゲーム『日本一周トラブルトレイン』。
- 『桃太郎電鉄』というタイトルは、発売にあたり正式タイトルを会議していたとき、さくまあきらが「『桃太郎電鉄』なんて駄目だよな」とつぶやいた所、スタッフがそのタイトルに賛同し決定した。このとき没になったタイトル「すちゃらかトレイン」は、『HAPPY』でリメイク版初代テーマ曲として登場する。
- キングボンビーの元のアイデアは某PCエンジン雑誌に掲載された、「II」制作時のアイデア募集企画で最も優秀とされた読者企画が元になっている。貧乏神のパワーアップというアイデアが、その後の貧乏神変身設定へと繋がっていった。
- キングボンビーの名前は、仮面ノリダーのキングジョッカーの音の響きから思いつかれた。また、『II』制作時、スタッフ全員がキングボンビーを登場させる案に反対したが、さくまあきらは堤義明の書籍にある「スタッフ全員が反対した案は実行するべきだ」という言葉を思い出し登場させた。
- 全ての作品において、隠しイベントとして「女湯」を覗くことができる。やり方として『その他』コマンドでマップのどこかの温泉のイラストを調べる(作品によっては特定のカードの所持や温泉物件の所有が条件となっている場合も)、借金が100億になる、全ての物件を購入するなど作品によって異なっている。また『7』では女湯カードも登場し男湯のイベントも存在したり、ずっと覗いていると怖いお兄さんが現れ、お金を取られる作品もある。女湯のイラストは土居氏が書いたものもあればジャンプ放送局の名物コーナーの一つ、「ミスJBSコンテスト」の常連が書いたものもある。
- 『II』では、10億円以上持ってカード売り場でデビルカードを売ろうとすると、「闇のカード売り場」が出現した。現在はこの設定は廃止されている。
- メカボンビーRXのデザインは、漫画家の鳥山明が担当。
- 桃太郎電鉄シリーズは『HAPPY』で終了する予定だったことから、"HAPPY END"に由来する『桃太郎電鉄HAPPY』というタイトルが付けられた。一部では、今度は『15』で終了なのではないか、という逸話も存在した。しかし、『16』の発売が公式に予定され、この話はなかったことにされている。
- ペペペマンは、イラスト担当の土居孝幸がペプシマンを言い間違えたところから誕生した。
- 『III』までは、周辺の物件を壊滅させる「大地震カード」というものがあった。しかし、その翌年発生した阪神・淡路大震災を悼み、自粛活動ということで、このカードは廃止された。
- 『III』『DX』には「ちばばカード」があるが、このカードを引くと泣き落としのバラードが流れ製作者のうちの一人の千葉氏が現れプレイヤー名入力のときに「ちばばば」と入力すると「ちばば」になると説明し、千葉氏が「ぶっとびカード」が好きだと打ち明けられる。その後は『III』では札幌・東京・大阪・博多へ目的地であっても行くことができるカードになる。『DX』では捨てることができずその場で使うカードとなり千葉氏の気が済むまでぶっとばされる(このとき汽車はぶっとびカードのヘリコプターではなくふんどし姿の千葉氏になる)。
- 現在のところ、据え置きゲーム機作品では群馬県には物件駅が1つもない(携帯電話・DS版『JAPAN』にはある)。
- 桃鉄シリーズは毎回毎回物件駅が増えているが、消滅した物件駅も多く存在する。日光駅(『HAPPY』)、輪島駅(『X』)、瀬戸駅(『G』)など1作にしか登場しなかった物件駅もある。
- 全国編の鉄道路線は現存するJR線や国鉄・JRから転換した第三セクター鉄道に準拠している。ただし、以下のような例外がある。
- 過去の作品には「本社、支社ピンチ連絡」というイベントがあり、本社や支社に戻らないと損害を出すというものだった(戻らなくても損害が出ないこともあった)。本社は東京、支社は札幌や宮崎、グアムなど。なお、『スーパー桃太郎電鉄』では、損害を出す上に物件も1件失った(○○の×××はつぶれてしまったと表示される)。
- 現在の作品での、借金を背負った時に流れるBGM「泣き落としのバラード」は、本来は『II』に登場した「なきおとしカード」というカード用のBGMであった。しかし『III』以降「ふみたおしカード」としてカードが発展強化されると同時にカード効果でこのBGMが使われることはなくなった。『HAPPY』以前では静岡のおもちゃ工場が新製品開発に失敗した時にも使われており、こちらのほうが耳にする機会が多い。
- 大恐慌の際に流れるBGM「大恐慌エレジー」は、大恐慌がはじめて登場した『DX』の通常フィールドBGM「サイコロ・マーチ」のアレンジである。
- 収益率がマイナスの物件は決算で赤字のため、持ち金が減ってしまうが、時として莫大な臨時収入をもたらすことがある。(隠し金山、ベンチャー企業など。かつては大阪のプロ野球チームも収益率がマイナスだった)
- 横浜のプロ野球チームは日本シリーズでの勝利確率が高めに設定されていた事があったが、さくまあきらが大ファンであった横浜ベイスターズが優勝してからは、こうした裏設定は廃止されたようである。ただし大阪のプロ野球チームのみ優勝時にもらえる金額が高いという設定は変わっていない。なおこの大阪のプロ野球チームのモデルは明らかに阪神タイガースなのだが、阪神は大阪ドームで主催試合はしていたものの、本来の本拠地甲子園は兵庫県西宮市にある(大阪に存在していた球団は大阪近鉄バファローズである)。
- 赤マスになっている駅は、さくまあきらが実際に行って印象の悪かった駅である。
- 「ファミリーコンピュータMagazine」で、『III』のウソ技として「銀河鉄道に行ける」という物が掲載された。さくまあきらはこれを見て面白いということで、『DX』以降で「銀河鉄道カード」を登場させて実際に銀河鉄道に行けるようにしてしまった。
- 携帯電話版桃太郎電鉄のサイトの会員数が、2006年4月12日に15万人に達した。
- 過去の作品ではプレイヤーの名前を「えのっぴ」にすると役職が自動的に「ドゥー」に変更された。(さくま氏曰くほんのサービス)「えのっぴ」は貧乏神のモデルである榎本一夫の愛称で「えのっぴドゥー!」はジャンプ放送局のコーナーの一つ「ほんのチョイ係」やコミックスの「これがジャンプ放送局だ!」等で感嘆詞風に使っていたり最後のオチでよく使われていたもの。それにちなみ、近作ではおまもりカードの効果が発揮されたとき、貧乏神が「えのっぴドゥー!」と言う。
- 『15』から登場した絶好調システムは、元々はスーパーファミコンで発売された『新桃太郎伝説』に存在した要素である。絶好調になるとキャラの頭上に星が回転するエフェクトもこの頃から存在していた。
- 『16』に登場する名産怪獣「大岩五郎」は、それ以前の桃太郎電鉄シリーズのエンディング(順位発表)にも登場していたが、『16』で正式にキャラとして登場した。
- 『16』は、当初は『桃太郎電鉄16 北海道大寒波の巻!』というタイトルで雑誌などで紹介されたが、紆余曲折を経て、『桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻!』というタイトルに変更された。
- かつて「桃鉄で1ターンに進めるのは30マスまでという掟がある」とさくまがブログに書き込んでいたことがあるが、『16』ではリニアカードの仕様変更により48マスまで進むことができるようになった。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 分割提案 | ファミリーコンピュータ用ソフト | PCエンジン用ソフト | ゲームボーイ用ソフト | スーパーファミコン用ソフト | ゲームギア用ソフト | プレイステーション用ソフト | プレイステーション2用ソフト | ゲームキューブ用ソフト | ゲームボーイアドバンス用ソフト | ニンテンドーDS用ソフト | コンピュータボードゲーム | 鉄道ゲーム | 携帯電話アプリゲーム | 1988年のコンピュータゲーム | ハドソン | 桃太郎シリーズ | 電撃ゲーム文庫 | パーティーゲーム