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クレヨンしんちゃん (アニメ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

この「クレヨンしんちゃん (アニメ)」は、まだ完結していない作品や番組に関する項目です。ある程度ストーリー・番組内容がまとまってから編集するようにしてください。

クレヨンしんちゃん
ジャンル ギャグ漫画
漫画
作者 臼井儀人
出版社 双葉社
掲載誌 漫画アクションまんがタウン
発表期間 1990年8月 - 連載中
巻数 45冊
テレビアニメ
監督 本郷みつる原恵一ムトウユージ
アニメーション制作 シンエイ動画
製作 テレビ朝日シンエイ動画
放送局 テレビ朝日系列
放送期間 1992年4月13日 - 継続中
テンプレート使用方法 ノート

クレヨンしんちゃんは、臼井儀人漫画クレヨンしんちゃん』を原作としたテレビアニメ

登場人物についてはクレヨンしんちゃんの登場人物を参照。


注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


目次

[編集] 概要

1992年4月13日からテレビ朝日系列で放送開始。現在、金曜午後7時30分から放送中(現在、金曜第2期)。

放送第1回は4.0%という低視聴率だったが、翌月には10%を超え、1993年には20%台を取るようになった。最高視聴率は1993年7月12日に記録された28.2%。同月、4歳~12歳の個人視聴率が67.6%に達した(視聴率データはすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)。

2002年5月25日からセル画での制作からデジタルによる制作へ変更され(ただし、それからしばらくの間は一部の話はまだセル画だった。)、キャラクターの画質が変わっている。2005年4月22日よりハイビジョン化(アナログ放送では13:9のサイズで放送)。

放送開始当初は原作絵をベースとした非常にシンプルな絵柄だったが、番組が軌道に乗るにつれ、1993年ごろから作画監督ごとの個性が突出した絵柄へと発展した(ただし、1994年ごろ~1998年ごろについては作画が統一されていた。作画監督ごとの個性が突出した絵柄へと発展し始めたのはムトウユージがクレしんにかかわり始めた1998年ごろからである)。各話ごとの絵柄に違いが出てくるのも本作の面白さの一つである。比較的コンパクトな作画をするのが、Production I.Gじゃんぐるじむシンエイ動画のメンバー、及び門脇孝一、橋本とよ子などといったフリーアニメーターで、個性的な作画をするのが大塚正実湯浅政明荒川真嗣、林静香、高倉佳彦、末吉裕一郎など。

CS放送テレ朝チャンネルで土曜日・日曜日12:00 - 12:30、19:00 - 19:30(いずれもJST)に過去の放送分を再放送している。また、2002年2004年春休みゴールデンウィーク夏休み時期に平日午前の再放送枠(現在のアンコールF枠)で「クレヨンしんちゃん・傑作選」として1996年から2000年頃までのものの再放送をしたことがある。好評だったものの最近は地上波では再放送をしていない(ただし一部の地域では夏休みなどを利用して再放送している(子供アニメ大会など))。

毎週、話数は2話(15分×2)か3話(10分×3)だが、2006年現在は2話(15分×2)である。一時期は2001年4月13日に初めて2話として放送されて以来、3話と2話と毎週統一されていなかったこともあった。2002年4月の放送曜日移行の際に3話に戻り、2004年10月の金曜日に戻った際に再び2話になった。なお、各話終了後に5秒程度のアイキャッチが付加される場合があり、初代のものはしんのすけが「お」「おお」「じゃ」と言うもので2代目のものはしんのすけが「うま」「たつ」などの12の干支をしんのすけが言うもので、3代目のものはしんのすけが「O」「OH」「Bye2」と言うものだった(1996年春ごろ?~)。1997年10月17日放送分からはしんのすけ、シロ、ひまわりが丘に座っているものに変わり、1つ目はひまわりが視聴者側に仰向けになるもの、2つ目はシロが吠えるもの、3つ目はしんのすけが「じゃあ」と言い、シロとひまわりが歌うものだった。2004年11月26日放送分からはしんのすけの顔がアップになったものに変わったものの、省略される場合が多い。過去には2001年頃にも省略されていた。

尚、放送開始直前の予告では、現在はしんのすけがナレーションをしているが(「テレビクレヨンしんちゃん この後スグ! 見れば?」と言っている)、過去にはみさえや、放送する話のメインキャラクターがナレーションをしていた時期がある(「クレヨンしんちゃん この後スグ! チャンネルはこのまま」と言っていた)。

また、次回予告の際に最初に一瞬番組タイトルロゴが出てくるが、2代目の普通の書体のもの(2002年5月25日~2007年2月2日)になって、2007年2月9日放送分から3代目に変更された。初代はクレヨンで書いたもので1992年から10年間使われた。また、初代~2代目初期はタイトルが出てくると同時にしんのすけがタイトルを言っていたが、現在は省略されている。

なお、最近は原作にある話よりテレビオリジナルの話が多くなっている。

その他にも変更は色々あり、みさえや他キャラのげんこつの際の「げんこつ」の表示は1999年ごろにオレンジを強調したものから紫を強調したものへから変更されており、音も「ポコーン!」から「ドシン!」となっていたり(再放送の際は理由は不明だが、オレンジのものから紫のものへ差し替えられている)、野原家の玄関のドアの開閉音も変更されている(変更された時期は不明だが、現在の開閉音は3代目で、監督が本郷・原の時に1回ずつ変更されてるのは確かである)ほか、野原家の電話の音も変更された。

サブタイトルの際のBGMは当初からかわってないが、字の字体は1995年ごろに変更されている。なお、理由は不明だが、テレ朝チャンネルで再放送されているもののうち、一部の話はサブタイトル画面がまったく別のものへ差し替えられている。

BGMについては、本郷監督時代から使用している音楽もあるが、原監督時代末期に数種類新BGMが追加されており、監督が現在のムトウ監督になってからは本郷監督時代に使用を開始したBGMで現在は使用されなくなった物もある。

[編集] 評価

番組内でしんのすけがおちんちん(しんのすけや家族などは「ゾウさん」と表現する)やおしりを見せるギャグや、親や大人を馬鹿にする言動が子供に悪影響だとして日本PTA協議会主催「小中学生と親のテレビ番組に関する意識調査」の「子供たちに見せたくない番組」アンケートでは毎年上位にランクインし、低俗番組として槍玉に挙げられることがある。

PTAの糾弾に対しては「クレヨンしんちゃんが好きなのに、ランクインされるなんて悲しい」「PTAはクレしんの良さがわかっていない」と憤るファンがいる一方、原作がそもそも青年誌漫画であることを充分理解し「もともと子供向けの作品ではない」「ランクインされるのは知名度が高い証拠」と喜ぶファンもおり、批判に対してのファンの意見は分かれている。なお、週刊朝日は2003年の調査結果を受けて「クレヨンしんちゃん どこが悪い」という反論記事を掲載している。

これらの批判は日本国内に限ったものではなく、日本国外でも起こっている。儒教の影響が強い韓国では「子が親を侮辱する感覚が不愉快」と批判されており、特にスペインでは、2004年以降は政権与党のスペイン社会労働党が「恥知らずで教育によくない」として放送中止を要求、放送時間が変わってしまった。

しかし、近年は教科書や子育て参考書に掲載されたり、映画の評価も高まっていることもあって、むしろ「子供と一緒に見たいアニメ」として評価される向きにある。

未だに「下品だ」と言われ続けている「クレヨンしんちゃん」だが、原作者が作風を変えてからはあからさまな下ネタや、親を馬鹿にする言動もほとんど見られなくなっている(前述の「ゾウさん」は2000年代以降は自粛されているが、現在でも数ヶ月に1回程度ある)。

[編集] 放送時間

すべて日本標準時、2006年11月現在。

[編集] 過去のネット局

[編集] 放送時間変動表

本作は、改編に伴う時間変動が多い。

放送期間 時間(JST)
1992.4.13~1996.3.18 月曜日19:00~19:30 テレビアニメ『クレヨンしんちゃん』放送開始。
1996.4.12~2000.3.17 金曜日19:30~20:00 裏番組関口宏の東京フレンドパークII』『名探偵コナン』の影響で視聴率が低迷した為移動。
2000.4.14~2002.3.22 金曜日19:30~19:54 ミュージックステーション』のフライングスタートにより短縮。各話は2001年4月13日~5月4日、7月6日~2002年3月22日放送分は2話へ短縮された。
2002.4.20~2003.9.13 土曜日19:00~19:30 あたしンち』放送開始により移動。この時期の土曜19:30 - は『クイズ!バーチャQ』→『釣りバカ日誌』を放送。30分へ拡大されたことにより、2話から3話へ。
2003.11.8~2004.9.25 土曜日19:00~19:28 『釣りバカ日誌』の放送が終了し『ボボボーボ・ボーボボ』が放送開始。ステブレレスのフライングスタートのため2分短縮し、この時期はエンディング主題歌がカットされた。
2004.10.22~ 金曜日19:30~19:54 スイスペ!』の枠を移動し『ドスペ!』の枠を設けるために時間移動。又、金曜19時30分枠の『あたしンち』、土曜19:28分枠の『ボボボーボ・ボーボボ』が各地の放送時間へ移動。この時期はアニメ枠を廃止。短縮されたことから、2話へ短縮。

[編集] 詳細な変動

放映開始の1992年4月13日から1996年3月までは月曜日19:00~19:30(JST)に放送していた。しかし1995年からは裏番組のTBS系列『関口宏の東京フレンドパークII』の影響で視聴率が低迷した為、1996年4月から2000年3月までは金曜日19:30~20:00(JST)へ移動、2000年4月から2002年3月までは『ミュージックステーション』のフライングスタートの影響で6分短縮、2002年4月から2004年9月まではこの枠に『あたしンち』を放送する為土曜日19:00~19:30(JST)へ移動、2003年11月から2004年9月までは次番組『ボボボーボ・ボーボボ』のフライングスタートに伴い2分短縮となった(その為この間エンディングテーマが省略された)。2004年10月からは土曜日19:00~20:54(JST)に『ドスペ!』の枠を設ける為に時間移動、再び金曜日19:30~19:54(JST)に放送されている(一部地域のみ金曜日19:54~20:00(JST)に次番組『ミュージックステーション』の前宣番組『ミニステ』を放送するため短縮。その他の地域ではこの時間にローカルのミニ番組を放送している)。

このように改編や新番組開始に伴いたびたび時間移動を繰り返しているが、『ドラえもん』と同じように、他のアニメと比べれば、視聴率が低迷することもない人気番組ということは確かである(ただし、近年は少子化などの影響で一ケタになることもある)。

前述通り、30分枠、28分枠で放送されていたときもあれば、今期のように24分枠の時期もあり、放送時間の長さの違いによって放送1回分の話の本数が3本(30分、28分)や2本(24分)と変動していた。

金曜日に放送することが多いため、「しんちゃんといったら金曜日」と言われることが多い。

2007年3月23日は、ドラえもんスペシャルを放送するため休止になるはずだったが、「嵐を呼ぶ春の300秒スペシャル!!」と題して5分間の縮小版として7時46分30秒から放送することになった。内容は映画に関する情報を3つに分けて放送。これは次回の放送が同年4月20日までなく、次回映画 (クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!) の宣伝ができないからではないかと推測されている。また、新聞等のテレビ欄にはこの番組の記載は無く、ドラえもんスペシャルのみの記載だった。 また、2007年4月13日はクレヨンしんちゃんの放送15周年で、放送開始日でもあるが、この日は放送されない。

[編集] スタッフ

  • 監督:本郷みつる(1992年4月-1996年9月)→原恵一(1996年10月-2004年6月)→ムトウユージ(2004年7月-)
  • 脚本:翁妙子、中弘子、阪口和久、田村安彦/西園悟、桜井正明、もとひら了、本郷みつる、萩田寛子、金井浩、北条千夏、小松崎康弘、ムトウユージ、藤長野火子、石臼登代、織田祐子、吉岡たかを
  • 演出・絵コンテ:ムトウユージ、ささきひろゆき、平井峰太郎貞光紳也、横山広行、雄谷将仁/本郷みつる、寺東克己、原恵一、市野文隆、米たにヨシトモ(旧・米谷良知)、高柳哲司、寺川英和、細田雅弘、栗本宏志、水島努、川崎逸朗、中津環、善聡一郎池端たかし、杉谷光一、浜名孝行
  • 絵コンテ:義野利幸、松林唯人、片渕須直、吉原正行、湯浅政明西村博之堤規至、井硲清高、松尾慎、須永司、鈴木大司、高橋順、筑紫大介、寺沢伸介、しのゆきひろ、青山ヒロシ、赤根和樹、殿勝秀樹、山本秀世、政木伸一、釘宮洋
  • 作画監督(キャラクターデザイン・総作画監督):小川博司
  • 作画監督:小川博司、大塚正実、大森孝敏、原勝徳、若松孝思、橋本とよ子、針金屋英郎、間々田益男、松下佳弘、門脇孝一、樋口善法、林静香、高倉佳彦、荒川真嗣、堤規至、湯浅政明、神野高史、松本朋之、はしもとかつみ、松山正彦、末吉裕一郎、木村陽子、入江康智、井口忠一、児山昌弘、新野須系、松下浩美、小村方宏治、山口保則、吉原正行、西村博之、茂木琢次、松林唯人
  • 動画チェック:菊池洋子→小原健二、Production I.G(小山優子[1990年代前半]→泉広代、森田史、窪田康高、小松田大全[1990年代後半]→三田由起子、野上麻衣子、近藤育代、斎藤言栄、木下美香[現在]
  • 動画:じゃんぐるじむ京都アニメーション、Production I.G、デルタ・ピーク・プロダクション、P.A.WORKSGAINAX
  • 美術設定:川井憲
  • 美術監督:星野直美
  • 美術補佐:下山和人→浜名お孝
  • 背景:アトリエローク
  • 色彩設計(Production I.G担当回除く):野中幸子
  • 仕上げ:オフィスフウ、京都アニメーション、スタジオキリー、スタジオロード
  • 撮影監督:高橋秀子→梅田俊之
  • 撮影:旭プロダクション→アニメフィルム
  • 音響監督:大熊昭
  • 音楽:荒川敏行
  • 効果:松田昭彦(フィズサウンドクリエイション
  • 現像(ビデオ編集):東京現像所
  • 編集:岡安肇、岡安プロモーション(小島俊彦、中葉由美子、村井秀明、川崎晃洋(途中まで)、三宅圭貴)
  • タイトル:道川昭
  • 文芸:金井浩
  • 整音/ミキサー:柴田信弘→田中章喜、大城久典、山本寿→内山敬章
  • アシスタントミキサー:山本寿
  • 音響制作:AUDIO PLANNING U
  • 音響制作デスク:山口さやか→(不在)
  • スタジオ:APU MEGURO STUDIO
  • 制作デスク:山川順市(旧・山川順一)・和田泰→魁生聡→木野雄→馬渕吉喜
  • アシスタントプロデューサー:西口なおみ→湊亜弥子→吉川大祐(テレビ朝日)→(不在)、おおさわまさたか(シンエイ動画)
  • プロデューサー:岩本太郎・福吉健→西口なおみ(テレビ朝日)、すぎやまあつお(ADK)、山川順市(途中まで)・和田泰(シンエイ動画)
  • プロデューサー・チーフプロデューサー:太田賢司(テレビ朝日)、堀内孝・高閑者清光→生田英隆(ADK)、茂木仁史(シンエイ動画)
  • 制作協力:Production I.G、P.A.WORKS(ノークレジット)
  • 制作:テレビ朝日(ASATSU→ASATSU-DK→)ADKシンエイ動画

[編集] 主題歌

[編集] オープニングテーマ

  1. 『動物園は大変だ』(1992年4月13日 - 1992年9月21日)
  2. 『夢のENDはいつも目覚まし!』(1992年10月12日 - 1993年7月5日)
  3. オラはにんきもの』(1993年7月12日 - 1995年9月25日)
  4. 『パカッポでGO!』(1995年10月9日 - 1996年9月27日)
    • 作詞:ポエム団 作曲・編曲:木村貴志 歌:野原しんのすけ(矢島晶子)
  5. 『年中夢中"I want you"』(1996年10月11日 - 1998年3月20日)
    • 作詞:C's 作曲・編曲:菅原サトル 歌:Puppy
  6. とべとべおねいさん』(1998年4月10日 - 2000年5月26日)
    • 作詞・作曲・編曲:もつ 歌:野原しんのすけ(矢島晶子)&アクション仮面(玄田哲章
    • この曲は、勇者ライディーンのOP曲と音楽が非常に似ており、パロディではないかと思われる。
  7. ダメダメのうた』(2000年6月2日 - 2003年1月11日、再放送では2004年まで使用)
    • 作詞・作曲:LADY Q 編曲:森俊也 歌:LADY Q&野原しんのすけ(矢島晶子)&野原みさえ(ならはしみき
  8. 『PLEASURE』(2003年1月18日 - 2004年10月16日)
  9. 『ユルユルで DE-O!』(2004年10月22日 - 2007年2月23日)
    • 作詞:ムトウユージ 作曲・編曲:中村康就 歌:野原しんのすけ(矢島晶子)
  10. 『ユルユルで DE-O! 2007クレヨンフレンズVersion』(2007年3月9日 - )
    • 作詞:ムトウユージ 作曲:中村康就 編曲:岩崎貴文 歌:野原しんのすけ(矢島晶子)&クレヨンフレンズ from AKB48

[編集] エンディングテーマ

  1. 『うたをうたおう』(1992年4月13日 - 1992年9月21日)
  2. 『素直になりたい』(1992年10月12日 - 1993年7月5日)
    • 作詞・作曲・歌:米村裕美 編曲:渡辺格
  3. 『DO-して』(1993年7月12日 - 1994年5月30日)
  4. 『しんちゃん音頭』(1994年6月6日 - 1994年8月29日)
    • 作詞:加藤茂一 作曲・編曲:おづたいりく&星野やすひこ 歌:ゆうこ&野原しんのすけ(矢島晶子
  5. 『パリジョナ大作戦』(1994年9月5日 - 1995年9月25日)
    • 作詞:マロン公しゃく 作曲・編曲:木村貴志 歌:マロン公しゃく&野原しんのすけ(矢島晶子)
  6. 『REGGAE』(1995年10月9日 - 1996年5月24日)
    • 作詞・歌:KOTONE 作曲:KEISUKE&山崎洋一 編曲:林有三
  7. 『しんちゃん音頭~オラといっしょにおどろうよ!~』(1996年6月7日 - 1996年9月13日)
  8. 『BOYS BE BRAVE~少年よ勇気を持て~』(1996年10月11日 - 1997年9月26日)
    • 作詞:奥井亜紀&西東レモン 作曲・歌:奥井亜紀 編曲:小野寺明敏
  9. 『月灯りふんわり落ちてくる夜』(1997年10月17日 - 1998年11月20日)
    • 作詞・作曲・編曲:RYUZI 歌:小川七生
  10. 『スキスキ♡マイガール』(1998年11月27日 - 2000年3月)
    • 作詞・作曲:KAORU 編曲:山中剛&L'luvia 歌:L'luvia
  11. 『今日はデート』(2000年6月2日 - 2001年3月)
    • 作詞・作曲:けーちゃん 歌:かまぼこ
  12. 『全体的に大好きです。』(2001年6月2日 - 2002年9月14日)
  13. 『ママとのお約束条項の歌』(2002年11月2日 - 2003年9月27日、2004年10月16日)
  14. 『ありの歌』(2004年10月22日 - 2005年12月16日・2006年6月?-?この時期はエンディングテーマではなく、ミニコーナーのBGMとして起用されていた。)
  • 映画公開前に宣伝として、一時だけ使われる劇場版主題歌は省略してある。
  • エンディングテーマは省略される時期があり、これは監督が原恵一だった末期からみられる。2003年11月8日から2004年9月4日までは、28分枠の放送で次番組『ボボボーボ・ボーボボ』とCMなしで連結していたためエンディングテーマがなかった。また、2006年上半期~2007年3月現在も、正式なエンディングテーマがない。

[編集] 映画

劇場版は1作目は夏休みに公開され、2作目以降は毎年春のゴールデンウィークに公開されている。東宝配給。シンエイ動画内では「劇場版・クレヨンしんちゃん」略して劇しん(げきしん)と呼ぶ。

特に2代目監督である原恵一が務めた作品では、「大人も子供も笑って泣ける映画」というコンセプトのもとに制作されている。作者が劇場版クレヨンしんちゃんを元に描いた漫画もある(ストーリーが少しアレンジされていて、ギャグが多い)。ストーリーは主に「突然襲い掛かる敵に対して野原一家やかすかべ防衛隊が力を合わせて戦う」といったもので、人々の人情や協力といったものがキーワードとなる。テレビ朝日のもう1つの看板アニメである『ドラえもん』が非現実的な世界が舞台になることが多いのに対し、こちらは実在の町を舞台にストーリーが展開する。コンセプトの通り、最後には感動的な結末が待っているものが多く、「子供に見せたくない」などと評されるテレビシリーズに対し、劇場版の評価は非常に高い。劇場版のみを観るという大人の映画ファンも多い。

予告編に、映画本編では使用されないシーンが使われている事が多い(主に水島努監督による作品)。特に第7作『クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦』では、「野原一家離散」という極めて重大かつ深刻なエピソード(原因は不明だが一家全員で口論し、一家4人が離散してそれぞれ旅に出るというもの)が流されたが、本編では一切そのようなシーンは無かった。むしろ、家族一致団結していた。尚、基本的にウソ予告と呼ばれるものは、公開数ヶ月前に流れる「特報」で、この時点では動画もほとんど上がらない状態なので、あくまで作品の大まかなイメージと受け取るのが妥当と言える。

名作を生み出している劇場版だが、意外なことにスケジュールが他の劇場作品に比べて極端に短い(だいたい4ヶ月未満。『クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝』の場合は元日から絵コンテを切っていた。テレビシリーズの映画化の場合、製作期間は10ヶ月ほど設けるので、おそらく長編映画では日本映画界史上最短のスケジュールで制作されていると思われる)。そのため脚本は作らず、絵コンテでストーリーを作っていく。ただ『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃』以降では複数の脚本家と絵コンテマンが参加しているので、現在この方法は廃止されていると思われる。

第10作目『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』は以下の賞を受賞した。

第2作目『クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝』以降、クレイアニメーターの石田卓也がオープニングのねんどアニメを制作している。

[編集] 劇場版作品一覧

[編集] 日本国外での展開

本作は日本国外でも単行本販売、テレビアニメ放送、映画公開までもがされている。また、日本国外のファンの中には、「春日部市に行ってみたい」という人が非常に多いという。なお主題歌は一部の国を除いて「オラはにんきもの」海外吹き替え版が使用されている。

スペインではスペイン語バスク語ガリシア語カタルーニャ語の吹き替え版が放送されているが、2004年以降は政権与党のスペイン社会労働党が「恥知らずで教育によくない」として放送中止を要求し、放送時間が変わってしまった。だが、2004年に原作単行本のプロモーションのためバルセロナを訪問した原作者・臼井儀人は、その際スペインでのクレヨンしんちゃんの普及に感激し、「バルセロナでのエピソードを執筆したい」との意向を示している[1]。また、ゲームボーイアドバンス用ゲームが2005年にアタリより発売されている[2]

韓国では『짱구는 못말려』(チャングヌンモッマルリョ、和訳:チャングは止められない)に改題され親しまれているものの、原作単行本は18歳未満の購入を禁止しており、韓国語吹き替え版のテレビアニメもしんのすけが親に横柄な態度をとっている場面や下品なシーンは削除されている。日本語で書かれているところ(野原家の表札など)や「げんこつ」の表示画面などはすべてハングルに書き換えられている。しんのすけの名前は신짱구(シン・チャング、「しんちゃん」のハングル読み)で、짱구(チャング)は韓国語で「突き出た額」という意味。また2006年版東京書籍発行の英語の教科書NEW HORIZON 2年に韓国版クレヨンしんちゃんが掲載されている。

アメリカでは単行本発売・テレビアニメ放送もされており、英語吹き替え版テレビアニメはカートゥーンネットワークの深夜枠「アダルトスイム」でテストランとして2006年8月に1ヶ月限定で放送。2007年4月18日からは本放送の放映が開始する。レイティングはTV14(14歳未満の視聴を制限)。また、アメリカ版(リージョン1)DVDがFUNimation Entertainmentより2007年5月以降に順次発売予定である。またこのアメリカ版は一部修正されており、日本語のテロップが書かれているところを英語に書き換えられており(「げんこつ」の表示画面を「POW!」に書き換えるなど)、児童ポルノ絡みで子供の性器に対する放送規制が厳しいのか、しんのすけが「ゾウさん」をしているの部分をモザイクがつけれており、一部のセリフでは日本で言う放送禁止用語に使う「ピー音」が付け加えられている。なお、しんのすけの声優はLaura Baileyが務めている。また、ハワイでは1992年から2001年まで英語字幕付きのテレビアニメが放送されていた。

イギリスアイルランドでは、米Lacey Entertainment社がライセンスを取得し、米Phuuz Entertainment社制作の英語吹き替え版テレビアニメが放送されていたが、テレビ朝日とLacey Entertainment社のライセンス契約は2005年末に終了した。

中国でも原作単行本が発売され、『蠟筆小新』(ラービィシャオシン)というタイトルの広東語吹き替え版も放映されている。しかし1997年に中国の企業数社がクレヨンしんちゃんの絵柄や中国語名で商標登録を行ったため、2004年に双葉社が中国でキャラクター商品を売り出した際、商標登録の影響で海賊版として撤去されてしまった、いわば "本物が偽物になって、偽物が本物になった" という問題も発生している(クレヨンしんちゃん#中国での商標問題を参照)。

マレーシアでは原作単行本は『Dik Cerdas』(和訳:才気溢れる少年)に改題されている。マレー語吹き替え版のアニメは、しんのすけが局部を露わにしているシーンがすべて削除されている。

フィリピンではフィリピノ語吹き替え版が無検閲で放送されている。しんのすけの声優は地元のラッパー、Andrew E.が務めている。

インドネシアでは、しんのすけそっくりとも評される風貌をしたインドネシア人の俳優がしんのすけの声優を務めている。アニメは初期、アメリカの映画のレイティングシステムのPG(親の同伴指定)に相当するBOが指定された。なお、テーマ曲は『動物園は大変だ』のインドネシア語バージョンである。

インドではヒンディー語吹き替え版が放送されている。ボーちゃんの名前は「スズキ」に変えられている。主題歌はボリウッド映画のポピュラー曲に変えられている。

ラテンアメリカでは英語吹き替え版がアニマックスで平日に1日3、4回放送されている。

ブラジルではアニマックスで20時に放送されている。

ヨーロッパイタリアでは主題歌がポピュラーな曲に変わっていることが多く劇中に流れるBGMも独自で作られている。

[編集] 特記事項

[編集] ラジオ番組への出演

1993年、TOKYO FMの当時の人気番組「赤坂泰彦のミリオンナイツ」にしんのすけが出演している。2006年にもシンエイ動画のお膝元西東京市コミュニティFMエフエム西東京の番組にもアニメ15周年の宣伝でしんのすけが出演した。
また、2001年4月18日放送のTBSラジオ「コサキンDEワァオ!」に、野原一家(シロを除く)がゲストとして登場した。これは、パーソナリティの関根勤が大ファンであること、関根が野原ひろしのモノマネを持ちネタとして度々披露していたこと、原作者の臼井儀人がコサキンの筋金入り超ヘビーリスナーであること、それらが縁でその年の映画「オトナ帝国」にコサキンの両氏(関根勤と小堺一機)がキャストとしてゲスト出演したことから実現したものである。なお番組内では、ゲストトークコーナーのみならずコサキンコント劇場(毎週設けられている二人のコントコーナー)において、「野原家に家庭教師が来た」という設定でスペシャル版コントが放送された。ちなみに原作には、割と頻繁にコサキン番組内でよく使われる用語がひっそりと描かれている事がある。

[編集] 他作品とのコラボレーション

本作はこれまでに多くのコラボレーションを実現しており、テレビアニメでは『美少女戦士セーラームーン』(美少女戦士セーラームーン#他作品との関係#『クレヨンしんちゃん』も参照)、『ドラえもん』、『あたしンち』、『釣りバカ日誌』、『ボボボーボ・ボーボボ』とのコラボレーションを果たしている。

テレビアニメとのコラボレーションはテレビ朝日系のシンエイ動画制作作品と東映アニメーション制作作品が基本。東映アニメーション制作でもABC制作日曜8時30分枠とは1993年の特別番組で『スーパービックリマン』のフェニックスと共演しただけでそれ以降はなかったが、2006年12月15日のスペシャルでは『ふたりはプリキュア Splash Star』のキャラクターとの共演を(着ぐるみ同士という格好ではあったが)果たした。

またテレビタレントなどの共演も多く、「藤岡弘、探検シリーズ」のパロディ「野原ひろし探検隊」では藤岡弘、が本人役で出演した。劇場作品でも雛形あきこ小林幸子NO PLAN丹波哲郎など、数々の芸能人がゲスト出演している。またトリノオリンピックのシーズン中は、上村愛子今井メロ皆川賢太郎佐々木明ら五輪選手らとコラボレーションを果たした。

さらに2006年7月14日の放映では『ラブ★コン』(映画)とコラボレーションし、藤澤恵麻小池徹平が映画の役柄であるリサと敦士の役そのままで出演した。2006年8月11日の放映では「よゐこをプロデュースするゾ」によゐこが本人役で出演、全体を通してクッションとしてしんのすけとよゐこの掛け合いがあった(漫画としても45巻に掲載)。

ちなみに、あたしンち(主に母)とのコラボレーションが多いが、あたしンちの母役の渡辺久美子は、劇しんの第一作の「アクション仮面vsハイグレ魔王」に「ハラマキレディース」役で出演していた。 (その時点ではまだ、「あたしンち」は、原作漫画が描かれる以前だった) また渡辺久美子が出演していた「ケロロ軍曹」ではしんのすけ役の矢島晶子が「アリサ=サザンクロス」役で出演していた。

[編集] その他

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  • 1991年シンエイ動画において危機的状況が起こっていた。この年においてのシンエイ動画の主力は『ドラえもん』であったが、この年の作品の興行収入が低下したほか、前年度において人気の藤子アニメが終了。1992年にはシンエイの人気作『美味しんぼ』『おぼっちゃまくん』の終了が追い討ちをかけた。原因はスタジオジブリのように優秀な人材を集めようと、給料を高めに設定していたためであり、一部ではスタッフの削減なども騒がれた。しかし、翌年の4月に『クレヨンしんちゃん』の放映が開始されると徐々に視聴率が向上し、1993年の劇場版では20数億円の興行収入をたたき出す。これによって再び『ドラえもん』、そして『クレヨンしんちゃん』の2つを毎年公開が出来るようになり、経営が安定した。そんな経緯もあってか、クレヨンしんちゃんがPTAに騒がれたときも同社は全く気にしなかったどころか、パロディまでしてみせる余裕まで見せた(『エンピツしんちゃん』というアニメに、しんのすけたちが影響を受け、言動を真似る現象が起き、それを評論家が非難する内容の回がある)。
  • 同作品がアニメ化される以前、シンエイ動画では『漫画アクション』で連載されていた別の作品をアニメ化する予定であったという。ところがシンエイの担当社員が誌面をめくり、たまたま目に付いたのがこの『クレヨンしんちゃん』であった。一目見て気に入ったため、すぐさま映像化の許可を得て制作したという。当時の漫画アクションは部数が低迷(この様な事態は『クレしん』以前にも何度かあり、時々出る奇跡的なヒット作で生き長らえていた)していたが、この作品のアニメ化が成功したため再び部数を盛り返した[要出典]
  • 制作スタッフのテレビインタビューによると、本作ではギャグシーンの演出として(しんのすけの「ケツだけ星人」のシーンなど)、過剰なほどのフルアニメーション(1秒間24コマ)で動き回る。現在ではお馴染みの演出であるが、当初はギャグでフルアニメーションを使用する事に反対意見も出た様である。結局スタッフが強引に通してしまい、意外に面白いという事でいつの間にか定着してしまった。なおアニメージュにおける本郷みつるのインタビューによると、シンエイ動画はセル枚数を幾らでも使わせてくれたという。
  • 初代監督である本郷みつるが同番組を降板した理由は、視聴率低下のテコ入れとして「ひまわり」を登場させる事に反発していたためであるという。「ひまわり」登場以降は、原恵一に監督をすぐにバトンタッチしている(ただし、みさえの妊娠中の話のときはまだ本郷だった)。交代後はミッチーとヨシりん(1997年9月19日放送「ミッチーとヨシりんだゾ」 )、上尾先生(1998年7月10日放送「新しい先生は変わってるゾ」)、酢乙女あい(1999年11月12日放送「嵐を呼ぶ園児・酢乙女あい登場だゾ」)、小山むさえ(2006年3月17日放送「おばちゃんが来たゾ」)など新キャラが次々に登場し、さらにはネネちゃんなどのサブキャラクターの性格も変わった。さらに、監督がムトウユージになって以降は、女性キャラの一部の口調が「~したわね」、「~なったわね」、「~えらいわね」から「~したね」、「~なったね」、「~えらいね」へなっている傾向がある(ただし、老人や埼玉紅さそり隊、おケイなど本郷みつる監督以前から登場しているキャラや、どの女性キャラもつっこみをいれる時やしかるときなど一部は除く)。例として原恵一以前は、普段喋るときの言葉遣いにはみさえはすべての話で「~わね」口調だったがムトウになってから普段喋るとき、たまに「~ね」口調になるときがある。その他にもしんのすけが家に帰ってきたときにしんのすけは帰ってくる側なのに「おかえり~」と言い、みさえが「ただいまでしょ」と言うパターンとなっていたものが、原恵一末期あたりから、しんのすけはちゃんと「ただいま」と言うことが多くなっている。

[編集] 脚注

  1. ^ `Shin Chan´, el héroe televisivo infantil, viaja a España Periodista Digital
  2. ^ Atari España

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

[編集] 前後番組

テレビ朝日系 月曜19:00~19:30枠
前番組 クレヨンしんちゃん 次番組
痛快!いたずらジャジャンボ 完全特捜宣言!あなたに逢いたい!
テレビ朝日系 金曜19:30~20:00枠
はなきんデータH クレヨンしんちゃん あたしンち
テレビ朝日系 土曜19:00台枠
不思議どっとテレビ。これマジ!?
(1時間番組)
クレヨンしんちゃん
(30分番組)
ドスペ!
(2時間番組)
テレビ朝日系 金曜19:30台枠
あたしンち
(→ローカル枠降格)
クレヨンしんちゃん -
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