番組表
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番組表(ばんぐみひょう)
- 新聞などに掲載される、テレビやラジオなどの放送番組を、各放送局(チャンネル)と放送時間とによって表としてまとめたもの。本項で記述する。
- 公営競技に於ける、競走(レース)の番組を記した表の事。競馬の競走の番組については競馬番組を参照。
- 演芸場、映画館などの演目表の事。
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[編集] 番組表の種類
番組表には次の様なものがある。
- 放送局が自局の放送のみ1週間分のタイムテーブルを載せたもの。放送局自身のウェブサイトで公開される事も多い。パンフレット形式のものもある。一部の放送局を除き、切手同封で入手可能である。
- CSやケーブルテレビなどチャンネル数の多い場合には1月分をまとめて掲載するもの。
- 新聞やテレビ情報誌の様に地域の局すべてを1日分を単位として掲載しているもの。
- 新聞社など情報提供をしているウェブサイトや、ポータルサイトに於ける提供。形としては前項と同じ。もしくは時間帯による表示も見られる。
- 電子番組ガイド(EPG)
[編集] 放送局の作成する番組表
放送局で作成する番組表は、「Timetable(タイムテーブル)」と言われる事が多い。掲載されるものとして、番組情報(新番組・特別番組)、イベント情報、パーソナリティ紹介、そして基本番組表であるが、FM局によってはその月のイチ押し曲(ヘヴィー・ローテーションなど)を掲載する。
基本番組表には番組のコーナーや、提供クレジットを掲載する局がほとんどである(ウェブサイト上で公開されるものには掲載されていない場合が殆ど)。そのため、AM局の遠距離受信を試みる時には放送局作成の番組表が役立つ事が多い。
NHKは提供クレジットなどがないので、基本番組時間表というタイトルで、総合、教育、衛星第1・第2、ラジオ第1・第2・FM、NHKワールドの番組表を掲載する。
[編集] 新聞などに掲載される番組表
新聞に掲載されている番組表は、「ラジオ・テレビ欄」を略しラテ欄と呼ばれている。限られた空間を利用して情報を提供するために番組表には制作者による様々な工夫がなされている。
[編集] 番組表の歴史
番組表の起源は、讀賣新聞がラジオ放送の開局に対抗し、放送記念日から読者に向けてアピールするために作られたと見られる。その後、番組表は時代に合わせて必要な情報を盛り込んでいく。例えば、カラー化・ステレオ化などの様に放送技術が進歩した時であっても、1日にして全番組が新技術に対応した訳ではない。カラー化した番組の少ない時代には番組表には「カラー」の表記がされ、逆にほとんどがカラー化されると「モノクロ」の表記がされた。録画予約のGコードは日本では1992年から朝日新聞など一部の夕刊で掲載され、その後朝刊にも掲載し、徐々に普及していった。
ラジオ放送開始当初はNHK(東京中央放送局)のみしかなく、一般の記事と同じ形で縦書きで書かれたが、民間放送が本格的に開局すると横書き・時間別のタイムテーブルで掲載されるようになった。テレビ開局当時の1950年代から1960年代も引き続いてラジオがメイン(フルサイズ)で、テレビは極小サイズ、あるいはハーフサイズというケースが多かった。その後テレビが本格普及し、各地に続々と開局していくとテレビをメインにして、ラジオはハーフサイズとする傾向が増える。1990年代に入ると、衛星放送の本格スタートで、多くはテレビ面とラジオ面とに分けて掲載するようになる(一般にテレビ面は最終面、ラジオ面は紙面の中間に掲載されている)。
また初期のころ、新聞社と資本関連がある放送局の番組表にはスポンサーが書かれたものがあった(例・北日本新聞1959年のテレビ面。北日本放送の番組表にスポンサーが掲載されている)。
[編集] 番組表内の文字表記
番組表の見出しは通常のカギカッコや句読点、○で囲んだ数字で区切る。基本的に番組と番組の区切りは◇(みのもんたの朝ズバッ!とウォッチン!みやぎ、ニュースJAPANとすぽると!の場合は別番組であるが▽を使う)、コーナーの区切りは・や▽で区切る。なお、難漢字の場合はひらがなで表記される(例:「彗星」→「すい星」)か、もしくは()でふりがなを振ることが多い。
なお、番組表の番組タイトルに使えないのは空白、~、*や☆などで、いずれもー、・と表記してある。
番組表で数字を使用する場合は、原則として全角を使用するが、偶数桁の場合は半角を使用し、番組欄に収まらない場合(電話番号など)は全角と半角を併用して表記する(一部の新聞を除く)。これは、時刻表記との混同を防ぐためと言われている。1990年代前半までは3桁の数字を1文字分で記載したり、半角カナ文字の使用などの事例があった。
アルファベットは基本的に使わずカタカナで表記するが、アルファベットをそのまま読む場合はアルファベットで表記される。例えば"JAF"を「ジャフ」と読む場合はカタカナで、「ジェーエーエフ」と読む場合はアルファベットで表記される。
また、番組名や出演者の人名表記については、各種メディア(新聞社・出版社など毎に異なる)にて取り扱いがまちまちである。新聞の場合は基本的に常用漢字を使用することが多い。(漢字・外国人名の表記に差があるのはそのためである。字体を参照の事)。例としては「沢」と「澤」、「万」と「萬」、「國」と「国」、「ヴィ」と「ビ」など。
!、!!の記号は、番組タイトル以外には原則として使用されない。1990年頃は番組の説明中にも多用され、見苦しいときがあった。?の記号は番組説明中にも使用される。
[編集] 番組表で使われる記号
なお、番組表には画像が使用されている場合が多いが、画像が使えない場合、ニュースは[N]、天気予報は[天]、文字多重放送は[文](またはあらかじめ字幕付きの放送の場合は[字])などとなっている。また、WOWOWの無料放送(ノンスクランブル)には☆(番組表の最初の行に「☆印は無料放送」を表記)を使う事が多く、[無]を使う場合もある。
その他の記号で新聞各社で使われるものを掲げる。新聞社によって四角で囲んだり○で囲んだり白黒反転させたりの差異がある。情報誌では、さらに細分化した記号を用いている場合が多い。
-
- [新]→新番組(ドラマの第1回であっても、再放送の場合は[新]の記号は付けない)
- [終]→最終回
- [再]→再放送(過去にその地域で放映された事があっても、放送局が変われば[再]の記号は付けない)
- [交]→交通情報
- [映]→映画
- [手]→手話放送
- [多]→音声多重放送(読売新聞では[副]と表記)
- [字]→文字多重放送(一部の新聞では[文]と表記)
- [二]→二カ国語放送(一部の新聞ではアラビア数字の[2]と表記)
- [S]→ステレオ放送(福島民報と沖縄タイムスでは[立]と表記)
- [B]→Bモードステレオ(衛星放送の方式の項を参照の事。一部の新聞では[S]と表記)
- [SS]→サラウンドステレオ(5.1チャンネルサラウンドでも同表記)
- [S1]→標準画質放送1チャンネル
- [S2]→標準画質放送2チャンネル
- [S3]→標準画質放送3チャンネル
- [MV]→マルチビュー
- [双]→双方向放送
- [デ]→番組連動型データ放送
- [D]→デジタル独自編成の番組(デジタルとアナログとを同じ表枠で示している場合に使用)
[編集] 配信会社による違い
番組表データの新聞、雑誌、電子番組表への配信は、東京ニュース通信社と日刊編集センターが市場を2分しているが、主に一般紙のテレビ欄に於いて番組表の相違点がある。分かり易い例として昼0~6(12~18)時台が挙げられる。
- 東京ニュース通信社のものは1時間あたりの使用行数が4行(讀賣新聞など一部0~4(12~16)時台が3行、6時台が早朝となっているものもある)。
- 日刊編集センターのものは6・0~4(12~16)時台が3行、5(17)時台が4行、6(18)時台が5行となっている。
[編集] 日本の一般紙に於ける番組表
[編集] 番組表の掲載面及び対象放送局
以前はテレビ・ラジオの番組表を1ページ一括で掲載していたが、近年は一部を除いて番組表を複数のページに分離している。一般的には最終面に地上波とNHK衛星放送(BS1・BS2)、WOWOWのアナログ放送との各番組表及び解説欄を、中面(第2テレビ・ラジオ面とも言われている)はラジオと衛星デジタル放送(NHKのBS1・BS2は番組内容が重複するため掲載していない。2000年12月1日から2002年2月28日までは讀賣新聞が衛星デジタル放送の番組表でNHKのBS1・BS2を掲載していた)を掲載している。
- 解説欄を第2テレビ面にも掲載する新聞もある(京都新聞、西日本新聞、神奈川新聞など番組表と完全に分離する事もある)。
- 日本経済新聞、山形新聞(朝・夕刊共)、東京新聞、静岡新聞、徳島新聞(以上は朝刊のみ)などの様に一部連日中面にテレビ・ラジオを見開きなどで掲載するものもある。
- 一部では周辺都道府県の地上波テレビ、CS放送やケーブルテレビのコミュニティーチャンネルの番組を載せている場合がある。
- 埼玉新聞、奈良新聞など一部の地方紙で未だ衛星デジタル放送の番組表を載せてない新聞もある。
- その他、東海や関西の新聞で、独立UHF放送局のサンテレビ・KBS京都テレビ・岐阜放送の番組表の早朝の欄に広告スペースを入れて穴を埋めた事があった。これは1980年代中盤まで早朝放送が行われていない準全日放送だったためによるものである。現在はドーム球場で行われるプロ野球中継のゴールデンタイム開催時にそれを挿入する事が多い(ドーム球場では試合中止がほとんど考えられないため)。
- 昭和天皇が崩御された1989年1月7日と8日は各放送局が追悼特別番組を実施した関係があり、一部の新聞では特別な番組欄を掲載した。
[編集] 新聞休刊日
新聞休刊日の該当日(原則毎月第2日曜日の翌日の月曜。ない月もある)は2日分の番組表を掲載する関係で中面見開きで掲載する。但し以下の様な例外がある。
- 山口新聞は発行当日分を最終面、休刊日分は中面に分離している。
- 上毛新聞は別冊の「上毛スポーツ」の巻末に掲載している。
- 愛媛新聞も巻末にそれぞれ2日分のラジオとテレビをまとめて掲載している。
- 山梨日日新聞はテレビ面が別冊となっており、休刊日は2日分それぞれのテレビ番組表を分冊している。
- なお、元日付けは特別編成で別冊形式となる新聞も多い。
[編集] 放送局の掲載順序、自社関連局の扱い
新聞のテレビ欄は、左端からNHK総合、NHK教育、地元の民放の順になっているが、関東1都6県と近畿2府4県では各新聞共チャンネル番号の若い順に並べて掲載されている(過去には地方圏と同様に自社関連局をNHKの次に掲載していた時期もある)。讀賣新聞・毎日新聞・産経新聞の大阪本社版と京都新聞・神戸新聞・大阪日日新聞ではNHK教育を左端の1番目に出し、2番目にNHK総合、3番目から地元民放という順になっている。讀賣新聞の東京本社版(北海道・北陸・中部支社版を含む)では東京キー局と同じ配列(日テレ系→TBS系→フジ系→テレ朝系→テレ東系)に並べて掲載している(フジ系のない青森県とTBS系のない秋田県を除く)。朝日新聞では関東と大阪本社管内、ANN系のない山梨県・富山県・佐賀県・宮崎県を除く地区でテレビ朝日系列の地元局を左から3番目に掲載している。
また、関東・関西以外の地方都市ではチャンネル順で掲載される場合と、新聞社の資本関係のある放送局を最左端、ないしはNHK2チャンネルの次(民放局では一番左)に持って来て、他局はチャンネル順か開局順で並べる事が多い。例えば、信濃毎日新聞・高知新聞・熊本日日新聞などでは左端から地元民放を先に掲載し、その後にNHK総合・教育という順になっている。また一時期(1960年代ごろ)、読売新聞は系列の日テレの番組表を一番左端に、NHKを右端に持ってきたこともあった。
なお、独立UHF放送局は最右端、もしくは番組案内欄や第2テレビ面に掲載するのが通例である。例外をいくつか掲げると次の様になる。
- 千葉日報は、チバテレビを最左端に掲載している。
- 岐阜新聞は、系列の岐阜放送を在名VHFのメ~テレ、CBCテレビ、東海テレビの次に掲載しており、中京テレビより早いうえ、岐阜放送の左側が時刻軸となっているため目立つ。メ~テレが民放最左端なのは、岐阜放送が未開局の時代には朝日新聞系の岐阜日日新聞(当時)と最も関係が深い局は朝日系でもあった名古屋テレビだったからという説と、単に東京のチャンネル順に合わせた(当時名古屋テレビはNTV系メイン、中京は開局が遅かったため最後尾)という説とがある。
- 中日新聞三重版は、三重テレビを中日資本で開局順につなげるためCBC、THKの次に掲載している(伊賀・紀州地方のみ例外あり)。
新聞社と資本関係その他関連の深い放送局の番組に関しては、前述の掲載順序以外にも特別な扱いをする事がある。
- 以前は番組表内に提供スポンサー企業を掲載したケースもあったが、現在は静岡新聞朝刊のテレビ解説面に掲載する程度である。
- 福島民友は福島中央テレビの夜の9時台の番組を白抜きの黄色で掲載。
- 産経新聞は自社関連の放送局をPRする目的から、
- フジテレビに於いては、松澤弘『フジサンケイ帝国の内乱』《社会評論社》によると、1999年のフジテレビの株主総会でこの色掛けに料金を払っているかどうかと株主から質問が出て、フジは払っている事を認めたという。現在払っているかどうかは定かではない。
- 琉球新報は沖縄テレビ(OTV)の番組表については産経新聞の関東首都圏版と同様に、バックを黄色にしている(琉球新報とOTVの資本関係はそれほど強くない(ROKラジオ沖縄とは資本関係があり、同社の主要株主である))。
また、チャンネル表記についても東京・大阪のキー局の様に親チャンネルのみを大きく表示するパターン(デジタル放送では合わせてそのチャンネルID番号=例:NHK総合は多くの地域で「デジタル1」、教育は全国共通で「デジタル2」=併記)と、地方局(独立UHF含む)の場合は親局と一部主要地域の中継局のチャンネルを併記(中継局の場合は小さめに)する場合とがある。例えば大阪日日新聞、朝日新聞(大阪本社)の場合、サンテレビでは「阪神36(神戸親局。大阪地区でも視聴できる事を考慮している)、姫路56、城崎56」と表記する。
[編集] 地元県の放送局と他県の放送局との逆転
同一県内であっても地元局の扱いが小さく、近隣県の放送局を大きく扱う新聞がある。
[編集] テレビの例
- 讀賣新聞の山梨県東部版(富士吉田市、大月市など)は、山梨放送とテレビ山梨の番組表をハーフサイズで掲載し、その代わりに日本テレビとTBSの番組表をフルサイズで掲載している。
- 静岡県の伊豆地方では関東広域圏をメインに扱い、静岡県はハーフサイズで掲載している。ただし、出資資本の関係から、静岡新聞では静岡放送(SBSテレビ)をフルサイズで掲載。
- 三重県は中京広域圏であるが、伊賀・紀州地方では関西広域圏をメインに扱い、中京広域圏と三重テレビはハーフサイズで掲載している。但し、中日新聞に関しては放送局の出資資本関係から以下の様に掲載している。
- 毎日新聞の山口県下関市地域では福岡県(VHF)をメインに扱い、テレビ山口と山口放送は最終面に、山口朝日放送と福岡放送、TVQ九州放送は第2テレビ欄に掲載されている。
- 朝日新聞の大分県・北部地域版では地元大分県各局はハーフサイズで、よく視聴される福岡県VHFテレビ局の番組表をメインに扱っている。
- また、テレビ北海道(TVh)についても道東の網走・釧路・根室地域では直接受信(網走ではケーブルテレビの再配信受信も)ができない事から、北海道新聞の当該地域の夕刊(網走版は朝刊も)にはTVhの番組表の掲載位置を広告に差し替えている(その他の直接受信できない地域〈主に宗谷・十勝地方全域と上川・留萌地方の一部地域〉では高性能アンテナとブースター使用で遠距離受信可能な地域がある事からそのままTVhの番組表が掲載されているが、同紙の朝刊のテレビ解説欄に「一部地域ではTVHは受信できません」という断り書きがされている)他、日刊で発行する道内各地のローカル新聞でもこれらの地域ではTVhの番組表を掲載していない(なお、北海道新聞で毎週木曜日夕刊発行の折り込み特集「おふたいむ」のテレビ欄、全国紙やスポーツ新聞(道新スポーツを含む)は全道版として掲載されており、受信できない地域でもTVhの番組は掲載されている)。
[編集] ラジオの例
また、関東以外の地方新聞のラジオ番組欄では所によって夜間比較的受信状態がよい在京の3つの中波ラジオ局(TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送)の番組を掲載しているのもある。鳥取県の日本海新聞では、ラジオ欄にニッポン放送の全日の番組を掲載している。
朝日新聞西部本社版のラジオ欄では、在福民放中波ラジオ局(KBCラジオ、RKBラジオ)の周波数が、親局の福岡を差し置いて(KBC=1413KHz、RKB=1278KHz)、北九州を先頭に持ってきている(KBC=720KHz、RKB=1197KHz)。おそらく、全国紙(読売・朝日・毎日)の西部本社が北九州にあるため(読売はのちに福岡に移転)なのであろう。
[編集] スポーツ新聞・夕刊紙に於ける番組表
[編集] スポーツ新聞
ほとんどのスポーツ新聞では現在ダブル1面になっており、最終面には番組表を掲載できないので、中面に掲載される。その他、スポーツ新聞では一部を除いて宅配版ではテレビ番組表と解説記事を掲載しているのに対し、駅売店やコンビニエンスストアなど売店用に販売される新聞(即売版)では風俗記事に差し替えている関係でテレビの番組表のみを小スペースで掲載している(新聞社にもよるが夜間の番組のみを掲載している場合と全日の番組表を小サイズで掲載する場合とに分けられる)。
[編集] テレビ
また、各都道府県単位で収録する局が異なる一般紙とは違い、スポーツ紙はその地域単位で番組表を掲載するため収録局が多く、放送局によってはハーフサイズないしは小サイズの掲載が多い。特異例として、日刊スポーツの場合、大阪本社管轄の北陸(富山県は名古屋本社管轄のため除く)と山陰地方向けの新聞ではそれらの地域の番組表をまとめて掲載している。
中日スポーツの福井県と滋賀県・京都府の一部で販売されている版の番組表は、次の様に掲載されている。
この他、西日本スポーツの早版(宮崎県、鹿児島県、山口県で販売)では、NHK総合テレビ、NHK教育テレビと出資上の関係からテレビ西日本を除くフジテレビ系列局だけをフルサイズ(クロスネットのテレビ大分・テレビ宮崎含む)で掲載し、フジ系以外の局とテレビ西日本(西日本新聞が親会社)はハーフサイズで掲載している。
また、デジタル衛星放送に関しても、一部はスターチャンネルBSやWOWOWのデジタル差し替えを除いた各局の番組表(NHK衛星第1テレビジョン、NHK衛星第2テレビジョン、NHK衛星ハイビジョンテレビジョンと民放系各局)を掲載するのが一般的だが、民放系列のものではサンケイスポーツの大阪版ではBSフジ、スポーツニッポンの大阪版ではBS-iと、それぞれ新聞親会社系列の衛星放送のみしか収録していない場合もある。また、一部のスポーツ紙ではスポーツ専門のCSテレビ局(J SPORTS、スカイ・A、GAORAなど)の番組を収録する場合もある。
[編集] ラジオ
ラジオの番組表に関しても、首都圏、近畿、中京地区の版ではほとんど掲載されているが、近年民放ラジオについては主に東京都、大阪府、愛知県の主力中波ラジオと、対象地域のFM放送に絞って掲載している傾向である。
- 日刊スポーツの大阪版の例(2007年4月から。最終面掲載)
- スポーツニッポンの大阪版も2006年1月までは日刊スポーツと同様な形で掲載されていたが、翌2月以後は更にラジオ番組表を大幅に縮小し、NHKのラジオ第1、FMと毎日放送だけしか掲載されておらず、民放FMは掲載されなくなった。
また他の地域では先述した様に地域単位で番組表を掲載しており、収録されているテレビ局が多い事を配慮して中波局を省略しFM放送局だけ掲載するもの、或いはラジオ面そのものがないものもある。
[編集] 夕刊専売紙
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- 夕刊フジの関西版では、以前はNHK(総合・教育)、在阪民放5局とサンテレビ、KBS京都の番組欄が掲載されていたが、2006年4月からはNHK総合と在阪民放5局だけの掲載になり、ラジオ番組表は産経新聞グループのラジオ大阪とFM802(フジサンケイグループのニッポン放送が出資)の2局だけになった。
- 夕刊紙ではないが、SANKEI EXPRESS(産経の朝刊タブロイド)のテレビ面も地上波テレビ、NHK衛星放送・ラジオ以外は産経系列のものしか載せていない。
- 東京版 衛星テレビはBSフジとCSフジテレビ721・739。ラジオはニッポン放送と文化放送(2006年12月からTBSラジオ&コミュニケーションズとJ-WAVEも掲載開始)。
- 大阪版 衛星テレビはBSフジ、関西テレビ京都チャンネル、宝塚スカイステージ。ラジオはラジオ大阪のみ。
[編集] 日本語以外の言語による日本の放送番組の番組表
日本国内で販売されている英字新聞では、番組表は中面にある(最終面は通例、スポーツ記事となる)。二ヶ国語番組には(B)、ステレオ番組には(S)、ノンスクランブル番組には(NS)の記号を使う(この種の記号を四角や○で囲んだり白抜きにしたりする日本の習慣と異なり、括弧書きである)。映画で日本語字幕付きのものはその旨が書かれる。日本語以外の原語で放送されるもの(つまり二ヶ国語や日本語字幕付)は太字を用いる場合が多い。[N]や[天]の様なものでも、記号化されずにNewsやWeatherと書かれる。
番組種別と番組タイトルだけ(多くはその一方だけ)が書かれ、出演者名は(番組名に織り込まれているもの以外は)表内には掲載しない。日本語による番組表で、出演者・映画の監督名・ドラマのサブタイトル・ワイドショーなどではコーナー名の類が字数の限り書かれるのと対照的である。番組種別を例示すると、Info Variety ; Music ; Cartoon ; U.S.Movie ; Korean TV Series ; Samurai Drama など、また日本製の現代ドラマは単にDramaとされる。Gコードの記載はない。
英字新聞3紙の掲載局数を次に示す。分類は、各紙の紙面上の構成に従った。
- ジャパンタイムズの掲載局(東京地区の例、2006年2月当時)
- デイリーヨミウリの掲載局(東京地区の例、2006年2月当時)
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- 地上波テレビ 9局
- BSテレビ 3局
- CS・ケーブル 7局
- ラジオ 9局(NHK-FM、AFN、Love FM、InterFM、他関東地方のFM5局)
- 24都市のネット局別地上波チャンネル一覧表を掲載(福島以北・甲信越・北陸・九州の各道県庁所在地と静岡、山口、北九州、沖縄)。
- ヘラルド朝日の掲載局(東京地区の例、2006年2月当時)
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- VHFテレビ 14局(NHK2、関東5、関西4、名古屋3)
- UHFテレビ 5局(関東2、関西3)
- 衛星テレビ 3局
- ケーブルテレビ 2局
- ラジオ 4局(AFN、InterFM、FM CO・CO・LO、RADIO-i)
- 16都市のネット局別地上波チャンネル一覧表を掲載(札幌、仙台、新潟、長野、静岡、金沢、広島、北九州、沖縄と九州各県庁所在地)。
- 以上は1日分ずつ掲載される番組表について述べた。他に、衛星テレビ6局の週間番組表を毎週掲載している。
インターナショナルプレス・スペイン語版(週刊紙)では、SKY PerfecTV!332ch TVEスペインチャンネル の週間番組表を掲載している。
カイビガン(タガログ語・日本語併用、月刊紙)では、SKY PerfecTV!787ch ウィンズ・フィリピノ・チャンネルの週間番組表を掲載している(番組表はタガログ語のみで記載)。
[編集] 日本以外での番組表
韓国の東亜日報では、字幕・デジタルなどの記号(四角囲み白抜き文字)を用いる事は日本と類似している。
[編集] 番組表の例
<注意>:下記の番組表はフィクションで実在の人物・団体名とは一切関係ありません。
1MHK総合(デジタル1) | 3MHK教育(デジタル2) | 4見本テレビ(デジタル4) | 6BBSテレビ | 8ヌジテレビ(デジタル8) | 10テレビ汐日(デジタル5) | 12テレビ清涼(デジタル7) | 42tvj | |||
9 | 00ニュース◇15おはよう日米 | 00[S]秀才てれび木曜生放送[再] ◇45高4社会 |
00名怪盗コナンスペシャル[声]青山南ほか 映画特集 |
9 | 00サタデーモーニングスペシャル | 00ツービート 30[字]大正教育1923予備校[終] |
00ノラへもん 30オーバーモーニング緊急拡大スペシャル |
9 | 00そこまでとどいた | 00zaku zaku |
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10 | 00土曜討論 | 00にごぶん ◇25カードキャプターみどり[再] |
10 | 00映画「ヨジラ」(19XX年)出演…永丼太ほか 11:55今夜のうたわん |
00笑っていいのか!?増刊号◇45[天]◇50[N]◇55食いしん坊十才 | 10 | 00昼もよろしく | 00珍車情報-新車のそこがツボ- | ||
11 | 00ニュース◇15明後日を考える人◇35クローズアップヒュンダイ |
00ねてるかな◇15秀才てれびくんSP「MHK LIVE2003」[再] | 00[S]おもいこみテレビ▽今日の特集▽情報配達記録便◇50[N][天] | 11 | 00銀婚さまいらっしゃい▽今日は居との美人が登場スタジオあ然・・・◇55ニュース | 11 | 00電リク! SUPER BOX!▽貴方からのリクエストを放送します! 【電話番号】03-9999-9999 |
|||
12 | 00ニュース◇15こえ自慢 | 45[多]大学いも日記[再] | 00ザ!銅腕!CAT!!10周年スペシャル[再] TOKIQ | 12 | 00[字]笑う世間は福ばかり | 00競馬中継 | 00サタデースクラソブル | 12 | 00[新]サタデー・パワー・オブ・ジャポン | |
13 | 00ニュース◇15フレジオパークからオイッス! | 00[多]高校生日記II[再]◇55[手]ニュース | 00刑事家族[再] | 13 | 00[S][デ]王様のフレンチ | 00ガメラ気分! | 00[字]愛のマッチ棒劇場「新夫婦は見ない!」 | 13 | 00[S]ヘロー!イブニング◇55[S]ZA | 00せすらい刑事余興編[再] |
この他にも、ハーフサイズの番組表(番組名・時刻を一部省略し、簡略化したもの)もある。なお、深夜・早朝は番組タイトルが4文字に略されている場合が多い(「スクールランブル→スクラン」「Oha!4 NewsLive→おはよん」など)。
また、「みのもんたの朝ズバッ!」を「みのもんた朝ズバッ」に、ラジオではかつて、「グッドモーニング!ザッツウェイクマンショー」を「グッドモーニング」〔改行〕「ウェイクマンショー」と略したこともある。
[編集] 関連項目
- 電子番組ガイド
- 東京ニュース通信社
- 日刊編集センター
- Gコード
- テレビ情報誌 - FM情報誌
- 放送
- リモコンキーID
- SKY PerfecTV!
- 裏番組
- 番組制作会社一覧
- Wikipedia:ウィキポータル テレビ