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司馬遼太郎 - Wikipedia

司馬遼太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Disambiguationこの項目では小説家の司馬遼太郎について説明しています。同じ読みのドイツ語学者については司馬亨太郎をご覧ください。
このページの項目名には、環境により表示が異なる文字があります。正確な表記では(しんにょう)の点が2つです。
文学
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司馬 遼太郎(しば りょうたろう、1923年8月7日-1996年2月12日) は、日本小説家。本名、福田 定一(ふくだ ていいち)。大阪市生まれ。ペンネームは、歴史家の司馬遷に遼(はるか)に及ばず、の意味。

産経新聞社在職中、『梟の城』で直木賞を受賞。以後「司馬史観」と呼ばれる独自の歴史観に基づいて数多くの作品を執筆、歴史小説に新風を送る。日本の大衆文学の巨匠、中心人物。

国盗り物語』『竜馬がゆく』『坂の上の雲』など、戦国・幕末・明治を扱った作品が多い。また、『街道をゆく』をはじめ、エッセイなどで活発な文明批評を行った。累計発行部数は2億部近い。

目次

[編集] 経歴

[編集] 生い立ち

1923年8月7日、大阪市浪速区西神田町(現、塩草)に、薬局を経営する父・福田是定(薬剤師)、母・直枝の次男として生れた。父方の祖父母は兵庫県出身であり祖父・惣八は現在の姫路市広畑農家に生まれ明治の初め大阪に出て菓子製造で小さな成功をした人物。兄は2歳で早世、姉、妹が一人ずついる。乳児脚気のために3歳まで奈良県北葛城郡當麻町(現在の葛城市)の母の実家に里子に出された。

1930年、大阪市難波塩草小学校に入学。学校嫌いで、悪童であったようである。母の実家の周りには古墳が多く、土器のかけらや石鏃などを拾い集めた。1936年、私立上宮中学校に進学。井伏鱒二の『岩田君のクロ』に感銘を受ける。三年生から御蔵跡町の図書館に通うようになり、大阪外国語学校卒業まで乱読するようになる。

1940年旧制大阪高校、翌年には旧制弘前高校を受験するも不合格。4月に大阪外国語学校(現大阪外国語大学、2007年10月より大阪大学外国語学部蒙古語学科に入る。ロシア文学や、『史記』の列伝を愛読。2年上に庄野潤三英語部)、1年上に陳舜臣(印度語部)、同期に赤尾兜人(英語部)らの「文学グループ」がいたが、その輪には入れなかった。

1943年に、学徒出陣により大阪外国語学校を仮卒業(翌年9月に正式卒業となる)。兵庫県加古川の戦車第十九連隊に入隊した。翌年4月、満州四平の陸軍戦車学校に入校し、12月に卒業。満州牡丹江に展開していた久留米戦車第一連隊第三中隊第五小隊に小隊長として配属される。さらに翌年、本土決戦のため新潟県、さらに栃木県佐野市に入り、ここで終戦を迎えた。後に、自分は22歳の自分へ手紙を書き送るようにして小説を書いたと述べているが、佐野での敗戦の体験がその後の作家生活の原点にあったと考えられる。その後すぐに図書館通いを始める。

[編集] 記者時代

戦地からの復員後、生野区猪飼野東八丁目にあった新世界新聞社に入社。1946年、新日本新聞京都本社に入社。このころから30を過ぎたら小説を書こうと考えるようになる。大学、宗教記事を書いたが、2年後に倒産、産経新聞社京都支局に入る。入社して1か月経たない1948年6月28日午後、福井地震が発生し、その日のうちに福井に取材に行く。翌年大阪本社に異動。1950年には、金閣寺放火事件の記事を書いた。その後文化部長、出版局次長を勤めた。

1950年に最初の結婚。1952年に長男が誕生するが、1954年に離婚。長男は福田家に預けられる。

1955年、『名言随筆・サラリーマン』(六月社)を発表。この作品は本名で発表したが、このほかにも数作本名で発表した本があるといわれる。そして、当時親しくなっていた成田有恒(寺内大吉)に勧められ、小説を書くようになる。1956年5月、「ペルシャの幻術師」が第8回講談倶楽部賞を受賞(「司馬遼太郎」の名で投稿)。また、寺内とともに雑誌『近代説話』を創刊した。『近代説話』『面白倶楽部』『小説倶楽部』に作品を発表し続け、1958年7月、「司馬遼太郎」としての初めての作品『白い歓喜天』が出版される。当時は山田風太郎と並ぶ、伝奇小説の担い手として注目され、本格歴史小説の大家になろうとは予想だにされていなかった。さらに「梟のいる都城」(のち「梟の城」に改題)の連載を開始。

1959年1月、同じく産経新聞記者の松見みどりと結婚。12月に大阪市西区西長堀のアパートに転居。また、『大坂侍』『梟の城』を発表。翌1960年、『梟の城』で第42回直木賞を受賞。1961年に産経新聞社を退職し、作家生活に入る。

[編集] 小説家時代

初期は直木賞を受賞した『梟の城』や、『大坂侍』『風の武士』『風神の門』など、時代・伝奇小説が多く、推理小説も書いた。だが、1962年より『竜馬がゆく』『燃えよ剣』、1963年より『国盗り物語』を連載し、歴史小説家として出発、旺盛な活動を始めた。この辺りの作品から、作者みずからが作中に登場し随筆風に解説する手法が完成している。1964年布施市下小阪(現在の東大阪市)に転居しているが、「猥雑な土地でなければ住む気がしない」と話している。1966年菊池寛賞。その後も『国盗り物語』に続く『新史太閤記』『関ヶ原』『城塞』の戦国四部作を上梓。1971年から、紀行随筆「街道をゆく」の連載も始めた。1972年には明治時代を扱った「坂の上の雲」の連載が終了。また、幕末を扱った『世に棲む日日』で吉川英治文学賞。初期のころから示していた密教的への関心は『空海の風景』(日本芸術院賞)に結実されている。「国民的作家」の名が定着し始めるようになり、歴史を俯瞰して一つの物語と見る「司馬史観」と呼ばれる独自の歴史観を築いた。

翔ぶが如く』『胡蝶の夢』『菜の花の沖』『箱根の坂』などの後、『韃靼疾風録』を最後に小説から遠ざかる。エッセイ「風塵抄」「この国のかたち」「街道をゆく」の連載に絞り、日本とは、日本人とはなにかを深く問うた文明批評を行った。1981年日本芸術院会員、1991年には文化功労者に選ばれ、1993年文化勲章を受章した。

1996年2月12日午後8時50分、腹部大動脈瘤破裂のため死去。72歳だった。死去した国立大阪病院は、奇しくも『花神』で書いた大村益次郎が死去した場所であった。同日は「菜の花忌」と呼ばれている。3月10日に「司馬遼太郎さんを送る会」が開かれ、3000人が参列した。翌年には司馬遼太郎記念財団ができ、司馬遼太郎賞が創設された。2001年司馬遼太郎記念館が開館。司馬遼太郎記念室がある姫路文学館では毎年8月7日の生誕日に、ゆかりのゲストを迎えて「司馬遼太郎メモリアル・デー」を開催している。

[編集] 作家評

[編集] 作風

歴史小説家としてはスコット以来の人物中心主義の流れを汲んでおり、直接には司馬遷における『史記』列伝の形式を範にした作家とみることができる。

特徴としては、つねに登場人物や主人公に対して好意的であり、作家が好意を持てる人物しか取りあげない。そのことによって、主人公に対して作者の持つ共感を読者と主人公の関係にまで延長して、ストーリーのなかに読者を巻きこんでゆくという手法をとることがきわめて多い。また歴史の大局的な叙述とともにゴシップを多用して登場人物を的確に素描し、ややつきはなした、客観的な描写によってかわいたユーモアや、余裕のある人間肯定の態度を見せる手法は、それまでの日本語による歴史小説の伝統のなかではきわめて異質なものであり、その作品が与えた影響は大きい。「余談だが…」の言葉に代表されるように、物語とは直接関係ないエピソードや司馬自身の経験談(登場人物の子孫との電話でのやりとりや訪れた土地の素描)などを適度に物語内に散りばめていく随筆のような手法も司馬小説の特徴の一つであり、そこに魅了されている読者も多い。評論家の川本三郎からは「一平二太郎」(藤沢周・司馬遼太・池波正太)の一人として、その定義は別として「大人の日本人男子」の嗜みとして読むべき作家と評される。

また、作品中の人物像の内面的描写にはそれほど深入りせず人物像が浅薄であるとされたり、長編では主題が破綻しているとの批判もあるが、これは多くの登場人物を一筆書きにしながら主なる筋を展開してゆく司馬の方法論においてはある程度仕方のないことがらでもある。特に内面的描写を避ける傾向にあることは、人間を外部から把握し、単純化(典型化)して示す、18世紀ヨーロッパ小説や漢籍の史書の影響によるところが大きく、「典型としての人間」か「典型からそれようとする内面描写か」という問題は、小説の流儀の問題(18世紀型小説か、19世紀型小説か)であるといわねばならない部分もある。長編の構成力が弱いのは事実で、前述した「余談だが…」といった言葉で話が脇道にそれることもあるように、丸谷才一の「全体の五分の三あたりのところから雑になる」「最初の伏線が後半で生かされない」という評は正鵠を射ている。ただし、こうした「雑さ」「とりとめのなさ」が極端な部分にまでおしすすめられた結果、雑多な人物がつぎつぎに登場し、ゴシップを振りまいてはきえてゆくというグランド・ホテル形式の小説として成功している作品もあり(『ひとびとの跫音』)、こうした長編の筆法を単純に否定することはできない。

後年は小説を廃し、随想や批評を主としたが、思索や哲学性よりも、歴史評論や文明批評を主にし、合理的思考による考証的な方法論を用いたところに特徴がある。

[編集] 歴史観

司馬の歴史観を考えるうえで逸することができない問題は、合理主義への信頼である。第二次世界大戦における日本のありかたに対する不信から小説の筆をとりはじめた、という述懐からもわかるように、狂信的なもの、非論理的なもの、非合理なもの、神秘主義、いたずらに形而上学的なもの、前近代的な発想、神がかり主義、左右両極の極端な思想、理論にあわせて現実を解釈し切取ろうとする発想、はすべて司馬の否定するところであり、当然のことながら、こうしたものの対極にある近代合理主義の体現者こそが、司馬の愛する人物であった。『燃えよ剣』において、最後まで尊王と佐幕の思想的対立に悩みつづけた近藤勇ではなく、徹底して有能な実務家であった土方歳三をとりあげ、『翔ぶが如く』において、維新以降ファナティックなものへと傾斜する西郷隆盛よりも、大久保利通川路利良に好意的な描写が多いのは、こうした理由によるものであろう。ただし、そうした近代合理主義の尊重が、司馬の小説や史観に一定の限界を与えていたこともまた事実である。

晩年にはノモンハン事件の作品化を構想していたといわれているが、着手されずにおわった。

司馬の歴史観はまた、しばしば「司馬史観」として批判の対象とされる。批判する者が挙げる理由としては、同時代の指導者の観点からの把握に重きを置き民衆の観点や通時的な観点からの把握を怠っている、明治期の戦争を肯定的に描きながら昭和期の戦争を否定的に描いている(「明るい明治」と「暗い昭和」が分断している)、昭和期の戦争に対する描写が当時の日本軍に対する憎悪に突き上げられており客観的な分析による批判が欠如している、などがある。第二次世界大戦の反動から日本の近代史全体に否定的な見解が強く、第二次世界大戦を痛烈に批判する。しかしその他の近代史に光をあてたことは偉大な業績である。また、歴史教科書問題などの歴史認識をめぐる論争を通じて、自由主義史観が司馬の歴史観に依拠していることから、自由主義史観を批判する者たちが司馬の歴史観に対しても強く批判している。したがって革新派からは「戦争を美化・正当化している」と批判され、小林よしのりなどの一部の保守派(主に反米保守派)からは「大東亜戦争を否定する自虐史観」「ポチ保守の史観」と批判される。

ともあれ、高い実証性を持った歴史小説の形式を確立したことは司馬の大きな功績であり、それまでいわゆる史伝ものか、荒唐無稽な講談風の歴史小説しか存在しなかった社会にあって、歴とした知識人が上質な娯楽として読むに足る程度の高い歴史小説を書いたことは特筆に価するだろう。一方ではその実証性の高さによって、司馬の小説が小説作品としての枠を超え、歴史書としての批判にさらされていることも事実である。新しい視点と斬新な描写で「司馬史観」と呼ばれる歴史観をも作るほどの影響を与えた国民的作家であるが、その史観そのものに主に史学や歴史家の立場からさまざまな批判が寄せられることがあるのも確かである。ただし、すくなくとも小説作品にかぎっていえば、こうした「史実と違う」「歴史の切り取りかたに問題がある」という批判は、歴史という素材から虚構の小説を生み出すうえである程度作者にゆるされる裁量権の問題であって、的を射ているとはいいがたい。言うまでもないが司馬は小説家であって歴史の学究者ではない。司馬が書いたのは小説であって学術論文ではない。著者が自由な発想と創意で書くことを許され、また読者も自由に鑑賞することが許される小説を取り上げ、司馬自身が名付けたわけでもない「司馬史観」なる名前まで付けて上記のような批判を展開するのは必ずしも適切ではないだろう。また、読者も司馬の小説を歴史の真実を記述した史書と考えるのは適切とは言えまい。何しろかれは自身の著作を、「フィクションである」と言ってはばからないのだ。これは司馬だけではなく、たとえば『宮本武蔵』を著した吉川英治も同様のことを言っている。

[編集] 人柄

話し上手、聞き上手として有名で、「座談の名手」と呼ばれ、対談集は数多くある。速読家としても知られ、ある友人と家でコーヒーを飲みながら話していたとき、その友人がコーヒー1杯飲み終わるうちに、しかも会話しているにもかかわらず、文庫本くらいの大きさの本1冊を軽く読み終わっていたというエピソードがある。この時読んでいたのは小説の資料(当事者の日記など)である。

その資料集めへの執念はすさまじく、生涯に何千万円単位という巨費を投じていた。司馬が資料を集め始めると、関連する古書が古本屋から払底したという逸話がある。例えば、神田に軽トラックでやって来て、本屋に乗り込むや否やばさばさ手当たり次第に乱読し、それらをすべて荷台に乗せていったという。『坂の上の雲』執筆の際には、「日露戦争」という記述のある本を片っ端から買い集め、当時同じ題材の戯曲を書いていた井上ひさしが古本屋に行っても資料がなかったという逸話が残る。

特技に、名字とその人の顔つきなどから、出身地や、先祖を当てるといったものがあり、たびたび当てては周囲の人を驚かした。またその風貌からは、白髪の大木凡人と呼ばれることもある。

私生活の面では、中村玉緒のファンでそのお辞儀の美しさに見とれたという。一方でスポーツにはあまり関心がなかったらしい。大阪市のアパートに住んでいた頃に、当時の南海ホークスの主砲野村克也が同じアパートにいたが、その顔も名前も知らなかったので、昼過ぎに家を出て深夜に帰ってくる大男を胡乱な目で見ていたという。

[編集] 年譜

[編集] 受賞歴

[編集] 作品一覧

[編集] 全集・選集

  • 司馬遼太郎全集(文藝春秋、全68巻)
  • 司馬遼太郎短編全集(文藝春秋、全12巻)
  • 司馬遼太郎が考えたこと(新潮社、全15巻)- エッセイ集
  • 司馬遼太郎対話選集(文藝春秋、全5巻)

[編集] 小説

[編集] 長編

推理小説

現在では全集にも入っておらず、復刊の可能性はないと思われる。

[編集] 短編集

  • 大阪侍(1959年12月、東方社)
「和州長者」「泥棒名人」「盗賊と間者」「法駕籠のご寮人さん」「大坂侍」「難波村の仇討」
  • 最後の伊賀者(1960年11月、文藝春秋新社)
「外法仏」「下請忍者」「伊賀者」「最後の伊賀者」「蘆雪を殺す」「天明絵師」
  • 果心居士の幻術(1961年3月、新潮社)
「八咫烏」「朱盗」「牛黄加持」「果心居士の幻術」「飛び加藤」「壬生狂言の夜」
  • おお、大砲(1961年10月、中央公論社)
  • 一夜官女(1962年3月、東方社)
「雨おんな」「侍大将の胸毛」「伊賀の四鬼」
  • 真説宮本武蔵(1962年11月、文藝春秋新社)
「越後の刀」「真説宮本武蔵」「京の剣客」「千葉周作」「奇妙な剣客」「上総の剣客」
  • 花房助兵衛(1963年10月、桃源社)
  • 幕末(1963年12月、文藝春秋新社)
「桜田門外の変」「奇妙なり八郎」「花町屋の襲撃」「土佐の夜雨」「逃げの小五郎」「死んでも死なぬ」「浪華城焼討」
「酔って候」「きつね馬」「伊達の黒船」「肥前の妖怪」
  • 豊臣家の人々(1967年12月、中央公論社)-安土桃山時代豊臣秀吉の家族を描いた連作短編
  • 王城の護衛者(1968年5月、講談社)
「加茂の水」「王城の護衛者」「英雄児」「鬼謀の人」
  • 喧嘩草雲(1968年5月、東方社)-江戸時代の画家、田崎草雲の奇妙な人生を描いた短編。
  • 故郷忘じがたく候(1968年10月、文藝春秋)
「胡桃に酒」「斬殺」「故郷忘じがたく候」
  • 馬上少年過ぐ(1970年8月、新潮社)
「貂の皮」「城の怪」「重庵の転々」「慶応長崎事件」
  • 木曜島の夜会(1977年、文藝春秋)
「有隣は悪形にて」「大楽源太郎の生死」「木曜島の夜会」
  • おれは権現(1982年、講談社文庫)
「愛染明王」「おれは権現」「信九郎物語」「助兵衛物語」「覚兵衛物語」「けろりの道頓安井道頓」
  • アームストロング砲(1988年、講談社文庫)
「アームストロング砲」「理心流異聞」「侠客万助珍談」「倉敷の若旦那」「五条陣屋」「斬ってはみたが」「大夫殿坂」
  • ペルシャの幻術師(2001年、文春文庫)
「兜率天の巡礼」「ペルシャの幻術師」「戈壁の匈奴」
  • 侍はこわい(2005年、光文社文庫)
「権平五千石」「豪傑と小壺」「忍者四貫目の死」「狐斬り」「ただいま十六歳」「侍はこわい」「みょうが斎の武術」「庄兵衛稲荷」

[編集] 戯曲

  • 花の館(1970年、中央公論社)
  • 鬼灯 - 摂津守の叛乱(1975年12月、中央公論社)

[編集] エッセイ・対談

   
紀行
  • 街道をゆく(1971年9月 - 96年11月、朝日新聞社)
  • 歴史を紀行する(1969年2月、文藝春秋)
  • 人間の集団について(1973年、サンケイ新聞社)
  • 長安から北京へ(1976年10月、中央公論社)
  • 歴史の舞台(1984年3月、中央公論社)
  • アメリカ素描(1986年4月、読売新聞社)
  • 草原の記(1992年6月、新潮社)
随筆・エッセイ・評論
  • 手掘り日本史(1969年6月、毎日新聞社)
  • 人間の集団を考える(1973年10月、産経新聞出版局)
  • 歴史の中の日本(1974年10月、中央公論社)
  • 歴史と視点(1974年10月、新潮社)
  • 古今往来(1979年9月、日本書籍)
  • 微光のなかの宇宙(1984年3月、中央公論社)
  • ある運面について(1984年6月、中央公論社)
  • ロシアについて(1986年6月、文藝春秋)
  • 二十一世紀に生きる君たちへ(1987年5月、大阪書籍刊『小学国語 六年下』収録)
  • 「明治」という国家(1987年9月、日本放送出版協会)
  • この国のかたち(1990年 - 96年、文藝春秋)
  • 風塵抄(1991年 - 96年、中央公論社)
  • 春灯雑記(1991年11月、朝日新聞社)
  • 十六の話(1993年10月、中央公論社)
  • 「昭和」という国家(1998年3月、日本放送出版協会)
  • 以下、無用のことながら(2001年3月、文藝春秋)
  • 歴史と風土(1998年10月、文春文庫)
  • 人間というもの(1998年12月、PHP研究所)
対談・鼎談・座談
  • 日本歴史を点検する(1970年1月、講談社)※海音寺潮五郎
  • 日本人を考える(1971年8月、文藝春秋)
  • 日本人と日本文化 (1972年5月、中公新書)※ドナルド・キーンISBN 4-12-100285-7
  • 歴史を考える(1973年10月、文藝春秋)
  • 座談会・日本の渡来文化(1975年6月、中央公論社)※上田正昭金達寿
  • 土地と日本人(1976年8月、中央公論社)
  • 天下大乱を生きる(1977年、潮出版社)
  • 対談 中国を考える(1978年3月、文藝春秋)※陳舜臣
  • 日本人の内と外(1978年4月、中公新書)
  • 西域をゆく(1978年8月、潮出版社)※井上靖
  • 日本語と日本人(1978年11月、朝日新聞社)
  • 座談会・朝鮮と古代日本文化(1978年12月、中央公論社)※上田正昭金達寿
  • 日本人の顔(1980年8月、朝日新聞社)
  • 歴史の夜咄(1981年5月、小学館)※林屋辰三郎と
  • 人間について(1983年7月、平凡社)※山村雄一と
  • 日韓理解への道(1983年7月、読売新聞社)※鮮于煇、高柄朔、金達寿森浩一
  • 歴史の交差路にて(1984年4月、講談社)※陳舜臣金達寿
  • 東と西(1990年11月、朝日新聞社)
  • 世界のなかの日本(1992年4月、中央公論社)※ドナルド・キーン
  • 時代の風音(1992年11月、UPU)※堀田善衛宮崎駿
  • 八人との対話(1993年3月、文藝春秋)
  • 九つの問答(1995年7月、朝日新聞社)
  • 国家・宗教・日本人(1996年7月、講談社)※井上ひさし
  • 日本人への遺言(1997年2月、朝日新聞社)
  • 日本とは何かということ(1997ね3月、日本放送出版協会)
  • もうひとつの「風塵抄」(2000年2月、中央公論新社)※福島靖男との往復手紙

[編集] 発行部数ランキング(単行本・文庫本の合計)

順位 作品 部数
1位 竜馬がゆく 2125万部
2位 坂の上の雲 1475万部
3位 翔ぶが如く 1070万部
4位 街道をゆく 1051万部
5位 国盗り物語 674万部
6位 項羽と劉邦 669万部
7位 関ヶ原 520万部
8位 菜の花の沖 475万部
9位 花神 453万部
10位 世に棲む日日 445万部
11位 功名が辻 395万部
12位 播磨灘物語 392万部
13位 この国のかたち 365万部
14位 322万部
15位 城塞 307万部
16位 新史太閤記 262万部
17位 義経 240万部
18位 箱根の坂 238万部
19位 胡蝶の夢 231万部
20位 最後の将軍 220万部
  • 出所:『ダカーポ』2005年9月7日号(567号)p.65

[編集] 関連作品

[編集] 映像化作品

[編集] 映画

[編集] テレビドラマ

  • 竜馬がゆく(1968年NHK大河ドラマ
  • 燃えよ剣(連続ドラマ。1970年。製作:NET(現:テレビ朝日)・東映京都テレビプロ)
  • 国盗り物語(1973年NHK大河ドラマ)
  • 花神(1977年NHK大河ドラマ)
  • 風神の門(1980年NHK水曜時代劇)
  • 関ヶ原(1981年TBS開局30周年記念番組)
  • 翔ぶが如く(1990年NHK大河ドラマ)
  • 竜馬がゆく(1997年TBS 元日特別企画 司馬遼太郎原作ドラマ)
  • 徳川慶喜(1998年NHK大河ドラマ 原作「最後の将軍」)
  • けろりの道頓、秀吉と女を争った男(1999年)
  • 菜の花の沖(2000年NHKドラマ)
  • 竜馬がゆく(2004年テレビ東京開局40周年記念 新春ワイド時代劇)
  • 国盗り物語(2005年テレビ東京 新春ワイド時代劇)
  • 功名が辻 (2006年NHK大河ドラマ。なお、過去には、テレビ朝日でも、2度にわたって連続テレビドラマ化されている)
  • 坂の上の雲(2007年以降予定NHK 21世紀スペシャル大河ドラマ)

[編集] ビデオ

  • 司馬遼太郎 雑談「昭和」への道(全12巻、NHKビデオ)
  • NHKスペシャル 街道をゆく(全13巻、NHKビデオ)
  • 新シリーズ 街道をゆく(全24巻、NHKビデオ)

[編集] 参考文献

  • 三浦浩編『レクイエム司馬遼太郎』(1996年、講談社)ISBN 4062082993
  • 文藝春秋編『司馬遼太郎の世界』(1996年、文藝春秋、1999年、文春文庫)ISBN 4167217694
  • 司馬遼太郎、松本健一、日野啓三、福田みどり、松原正毅『司馬遼太郎の跫音』(1998年、中公新書)ISBN 4122030323
  • 延吉実『司馬遼太郎とその時代』戦中編・戦後編(2002年、青弓社)
  • 和田宏『司馬遼太郎という人』(2004年、文春新書)ISBN 4166604090
  • 谷沢永一『司馬遼太郎の遺言』(2005年、B選書)ISBN 4828412174
  • 週刊朝日編集部『司馬遼太郎からの手紙(上)』(2004年、朝日文庫)ISBN 4022614447
  • 週刊朝日編集部『司馬遼太郎からの手紙(下)』(2004年、朝日文庫)ISBN 4022614455
  • 「司馬遼太郎ふたたび~日本人を考える旅へ」(2005年、文藝春秋)
  • 福井雄三『「坂の上の雲」に隠された歴史の真実』(2004年、主婦の友インフォス情報社)ISBN 4072440507
  • 別宮暖朗『「坂の上の雲」では分からない旅順攻防戦』(2004年、並木書房)ISBN 4890631690
  • 別宮暖朗『「坂の上の雲」では分からない日本海海戦』(2005年、並木書房)ISBN 4890631844
  • 福井雄三『司馬遼太郎と東京裁判』(2006年、主婦の友インフォス情報社)ISBN 4072531901

[編集] 外部リンク

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