元善光寺駅
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元善光寺駅(もとぜんこうじえき)は、長野県飯田市にある東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)飯田線の駅である。
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[編集] 駅構造
相対式1面、島式1面の計2面3線のホームを持つ地上駅。業務委託駅である。みどりの窓口設置駅。中津川線が完成した暁には、石油ターミナルが建設される予定であったため、留置線を有し、構内は広い。
[編集] 貨物取扱
- 取扱貨物は、臨時車扱貨物のみ。そのため貨物列車の設定はない。
- 1970年代に、当駅周辺の駅に散在していた石油・セメント系専用線を当駅に集約したため多くの専用線が接続したが、1997年までに全廃された。秩父セメント・小野田セメント(両者とも現在の太平洋セメント)飯田サービスステーションや、板国油店飯田油槽所、東洋石油などの専用線があり、セメントや石油輸送を行っていた。
[編集] 駅周辺
- 坐光寺(元善光寺)
- 長野県飯田工業高等学校
- 太平洋セメント飯田サービスステーション
- 板国油店飯田油槽所
[編集] 歴史
- 1923年(大正12年)3月18日 - 伊那電気鉄道の元善光寺駅として開業。
- 1943年(昭和18年)8月1日 - 国有化され、国鉄飯田線の駅となる。同時に座光寺駅に改称。
- 1950年(昭和25年)5月20日 - 元善光寺駅に改称。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東海・JR貨物の駅となる。
- 1997年(平成9年)3月22日 - 貨物列車の設定が廃止。
- 1998年(平成10年)3月31日 - 業務委託駅化。