北殿駅
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北殿駅(きたとのえき)は、長野県上伊那郡南箕輪村にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅である。
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[編集] 駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地上駅。無人駅である。ホーム間の移動は、田畑駅側(飯田方面)の構内踏切を利用する。1999年(平成11年)に完成した簡易駅舎の内部にはアカマツの木が植えられている。
[編集] のりば
1 | ■飯田線(下り) | 辰野、岡谷、上諏訪、松本、長野方面 |
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2 | ■飯田線(上り) | 伊那市、駒ヶ根、飯田、天竜峡方面 |
[編集] 駅周辺
[編集] 歴史
- 1911年(明治44年)11月3日 - 伊那電車軌道(後の伊那電気鉄道)の駅として開業。貨物取扱も開始。開業時の呼称はきたどの。
- 1943年(昭和18年)8月1日 - 国有化により国鉄の駅となる。
- 1956年(昭和31年)12月15日 - きたとのに呼称変更。
- 1984年(昭和59年)1月21日 - 貨物取扱が廃止。
- 1985年(昭和60年)4月1日 - 無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道に移管。
- 1989年(平成元年)4月13日 - 列車衝突事故発生。
- 1999年(平成11年)2月25日 - 新待合室完成。
[編集] 列車正面衝突事故
1989年4月13日16時57分頃、駅構内で、停車中の天竜峡発長野行き下り列車(3両編成)に上諏訪発天竜峡行き上り列車(2両編成)が衝突した。列車通学の高校生が多数負傷。 負傷者は138名~157名とみられる。 事故原因は上り列車が赤信号を通過したため。列車行き違いの駅でポイントが切り替わらないうちに上り列車が駅構内に入ったため、停車中の下り列車と正面衝突した。 こののち、JR東海は自動列車停止装置(ATS)に、運転手が赤信号の確認ボタンを押しても、赤信号を通過すると強制的に非常ブレーキがかかる機能を追加した。