太臓もて王サーガ
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『太臓もて王サーガ』(たいぞうもてキングサーガ)は、週刊少年ジャンプ2005年34号より連載中の大亜門作のギャグ漫画作品。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 概要
女の子にもてる為に実界にやってきた間界の王子・太臓を中心としたギャグ漫画。
ジャンプ漫画は勿論の事、他社の漫画・アニメをも元ネタとして利用するパロディネタが多いのが特徴(ただし第7章ではほとんどパロディネタがなかった。また、ジャンプ漫画に関しては掲載前に作者に了承を取っている。ジョジョネタのパロディが特に多い。)。また卑猥な単語、下ネタのギャグ、ボーイズラブをちゃかしてネタにする事も多く、その作風ゆえ読者からの賛否は大きく分かれる事となっている。
作者の前作『無敵鉄姫スピンちゃん』と世界観を共有しており、同作品の数ヶ月~数年後が今作の舞台となっている。 作中の時間概念はシティーハンターやハイスクール!奇面組の様に毎年キャラクターが年をとり、リアルタイムで進行する。 なお、初期レギュラーキャラクター数名は、2004年の週刊少年ジャンプ44号に2本立て読み切りの形で掲載された、『伝説のヒロイヤルシティー』のキャラクターを原型としており、その作品がパイロット版であった事になる。当初は特撮戦隊物になる予定だったが、連載には向かないと判断され、学園コメディーとなった。最近はラブコメ要素が高くなってきていて、それにより人気の強弱が激しく、ギャグシフトの場合後ろのページになったり、ラブコメシフトの場合前のページになったりする。
[編集] ストーリー
現実と幻想の狭間にある世界、『間界』(魔界、ではない)から王子である百手太臓が私立ドキドキ学園高等学校(通称:ドキ高)にやって来た。彼の目的は国民全員が太臓の嫁の『ハーレムランド』を作る為に嫁を探す事であるが、外見にも性格にも問題のある彼に彼女が出来る筈もない。だが、めげない太臓は側近の悠や不良の宏海を巻き込んで今日も嫁探しを続ける。
[編集] 登場人物
特に表記のない人物は実界人(普通の人間)。
[編集] メインキャラ
- 百手太臓(ももて たいぞう)
- 主人公。正体は間界の王子「バアル・ゼブル」。私立ドキドキ学園高等学校1年H組→2年B組→3年F組。三角頭で二頭身と特徴的な外見で、頭の大きさゆえ、前開きの服しか着られない。よくおねしょ(悠の策もあるが)をし、また辛いものを食べると腹の調子が悪くなる。
- 「自分の意思」を何よりも優先させる間界人の中にあって、輪をかけて自己中心的な思考の持ち主。エロをアイデンティティとし、懲りない性格でデリカシーが欠如している為、言う事やる事全てがセクハラ(特に、弱点を露呈した者や無力化した者に対するそれは執拗且つ陰険を極める)。ストライクゾーンは15歳からとしている為、それ未満の女子・女児にはあからさまに邪険な態度をとる(15歳以上でも童顔なら同様)。傲岸不遜にして傍若無人と、態度はデカいが肝ッ玉は(アレも)小さい。学業も振るわず、成績は学年ブービー。
- ハーレムランドの住人(女性)探しの為実界を訪れたが、その外見と性格、変態的行動の為(紋やケサお婆ちゃん等、一部の例外を除いて)全く成果はない。一時、矢射子後継の生徒会長になるも早々にクーデターを起こされ、解任されている。名字の「百手」はかつて矢射子宅にホームステイした際の名残。意外にも間界最高のプラチナクラスの実力者で、興奮度(テンション)に応じて、能力がアップする。またテンションが一定以上に達すると人間の姿を保てなくなり、正体を現す。魔法を使う他、テンションに応じたクラスの契約者を自分の肛門(アスタリスク・ゲート)から召喚する能力を持つ。また、これとは別に第20章から筋肉質・長身化する事が出来るようになっており、この状態では特殊能力は使えないが、身体能力が向上するという設定。間界の王子だけあって、関わった多くの人間を(地味ながらも確実に、そして無自覚の内に)不幸な境遇に落としている。
- 名前の由来は「(女性に)モテたいぞう」から。読み切り版では『百手太造(読み方同じ)』の名前。またキャラクターとしては古い部類なのか、掲載初期の読切作品「もて塾へ行こう!」(WJ・2002年44号)に『茂手太造(もて たいぞう)』という名前で登場している。
- 安骸寺悠(あんがいじ ゆう)
- 間界人、ナーガ。太臓の側近だが、その理由は「そばにいると面白いものが見られるから」であり忠誠心は0で、太臓を殴る事すらある(ただしクビにならない程度には雑務はこなしている)。よって太臓の嫁が見つかるかどうかは、どうでもいい様子。その為、第55章で太臓の分身が本人に成り代わってまともな行動をしていた時には「面白くない」と真っ白な生ける屍と化した事も。面白追求の為ならいかな労苦をも惜しまず、事態をより面白くする為に太臓や宏海たちを利用する事もしばしばで、マッチポンプじみた行為さえも厭わない。もっとも、火消し役は宏海に押し付けてばかりなのだが。
- 体中に「千の目(サウザン・アイズ)」を持ち、目にはそれぞれ異なる特殊能力がある。腕の長さを自在に調節してムチのように操る事も可能。「究極の面白」を求めていつもビデオカメラを所持。冷静沈着で普段は全く笑わない(興奮する事はあっても表情は変わらない)。時おりクールに下ネタをかます。蛇なだけに冷気が苦手で、あいすの冷気攻撃からの回避率が高い(単に要領がいいだけでもある)。寒さに弱いので冬はかなり着込む。翠に好かれているが、今のところ軽くあしらっている。苗字の安骸寺は、適当なものが無かったので間界人の敵である日本討魔師協会の総本山である「安骸寺」から取った。
- 名前の由来は、案外自由(あんがい じゆう)から。読み切り版では『蔵人遊(くろうど ゆう)』の名前。
- 阿久津宏海(あくつ こうみ)
- 「赤い悪魔」と呼ばれ恐れられる不良少年だったが、ひょんな事から間界人と間違えられた事がきっかけで、太臓と召喚契約させられてしまった。2年B組になってからはあいすに太臓係を強制的に任命され、それは3年F組に進級後も続いている。ツッコミ気質で流され体質。彼が真の主人公であるという見方もある(ドラえもん形式)。太臓達と出会ってからろくな目にあっていないが、何だかんだ言って結構面倒見が良い性格。妹・伊舞が居るが、両親が離婚した為離れて暮らしている。赤毛に黒いツノのようなクセ毛は、兄妹揃って母譲りの地毛らしい。体格が良く、実界人としてはかなり強い。空条承太郎のコスプレは麻仁温子も認めるほど。
- 降りかかる火の粉は容赦無く払うが、女子供相手に手は上げない。但し、伊舞を傷付ける者に対しては(害意を口にしただけでも)凄まじい勢いでブチ切れる。事実、中学生時代に停学を食らった理由は、自らの地毛に因縁を付けたばかりか、直後伊舞の髪の毛までをも引っ張った生活指導の教師を殴り倒した事による(更に小さい頃には、伊舞を泣かせたイジメッ子を親でも顔の判別が付かなくなりそうな程ボコ殴りにした事もある)。
- 後にドキドキ学園高校に入学した伊舞には普通の高校生活を送らせたいと考えており、太臓達に間界の事を話さないよう警告している(が、悠にはそれさえも逆手に取られ、面白に巻き込む為の格好の人質にされている)。以来、妹に対して溺愛に近い過保護な面も見え出し、妹が絡むと時折ボケキャラと化すようになった。一方で父親の過干渉振りにはうんざりしていて、早く家を出たいと思っている。5月3日生まれ。
- 御免被りたい照れ隠しばかり目の当たりにしてきた上に、持ち前の鈍感さ(恋愛事に殆ど興味の無いあいすから見ても「異常」 )も手伝って、矢射子に恋心を抱かれているのに長い間全く気づいていなかった(一口夕利と両想いだと勘違いしていた時期すらある)のだが、矢射子が卒業する時のラブ・デスティニーにて自分の机にリボンが置いてあった為、その好意が自分に向いているのではないか、と半信半疑に。その後の旅行先での衝撃的な告白などを経て、遂に彼女の想いを(その「ふつう女はやらねえ」ような行動をもひっくるめて)受け入れる覚悟を決めた。
- 彼自身は太臓よりも自分をいじる悠に対して不快な感情を抱いており、その為に討魔師の側に着いた事もある。
- 名前の由来は「悪ツッコミ(あくつっこみ)」から。読み切り版では『明津宏海(あかつ こうみ)』の名前。
- 佐渡あいす(さど あいす)
- 間界人、雪人(雪女)。1年G組→2年B組→3年F組。学級委員長。言い寄る男子生徒を片っ端からこっ酷く振って来たが故に「氷の微笑女」の異名を持つ。拷問好きのドS。クールな性格で普段ほとんど笑わない。貧乳(しかし正確なサイズは未だ不明)。同じように太臓たちのせいで迷惑を蒙っている矢射子とは、何故か仲が悪い(本人は理由が分からないと言っているが、恐らく胸のサイズの問題が絡んでいると思われる)。間界人絡みのトラブルを解決する間界領事をやっており、仕事で多忙な事などから自身の恋愛など時間の無駄としか思っていない模様。
- 成績優秀で、1年生の時は学年トップ。(彼女自身の特殊能力のせいもあってか)手先が器用で、造形センスも中々のもの。
- 雪人としては成体の一歩手前にあたる。その為、冬場は力が制御出来なくなる(その姿は、某死神漫画の人気キャラが卍解したかのよう)。一方夏場は力が弱る為、泳ぎを覚えていない(カナヅチ)。火を使った料理を作るのも苦手。にもかかわらず風呂には普通に入れるようだ。
- 氷で武器、拷問道具などを即座に作る(本人曰く、溶ければ証拠がなくなるので便利)。よく太臓や真白木、または巻き添えの宏海を氷漬けにする。基本は仕置きのためだが、胸のサイズの話に触れられると不条理な攻撃もする。太臓がエロでテンションを上げるのと同様に、彼女は殺意でテンションを上げる(第一段階は目の色が変わり、第二段階では耳がとんがった上、自身の周囲を寒風が吹き荒ぶ)。
- 佐渡ケサの元にホームステイしている。かつては会話らしい会話もなかったようだが、太臓達が登場してからは(愚痴を言い出した事を通じて)良好な関係を築いている。素の自分を出せる彼女の事を唯一の家族のように思っている節があり、その為彼女には強く出られない。
- 名前の由来は、姓はサド(サディスト)、名前はアイス(氷)から。読み切り版では『九十九目あいす(つづらめあいす)』の名前。
[編集] 旧・生徒会の面々
- 百手矢射子(ももて やいこ)
- 討魔師。元生徒会長。身長168cm。バスト92cmGカップの巨乳。普段から木刀を持ち歩いている。レバー操作と音声入力によって周辺にいる生物を引き付け、「矢射子装甲」なる鎧を形成する討魔師の武具「武装セイバー」も使う(日辺野の祖父から貰った。元ネタは仮面ライダー響鬼のアームドセイバー。後に仮面ライダーカブトのキャストオフ機能も追加)。昔京都に住んでいた時太臓を家に下宿させていたが、その時の太臓の行動が原因で当時の彼女の人間関係は崩壊。それ故に太臓を心底嫌っており、彼を倒す(処刑する)為日々策を巡らせていた。
- 二度にわたって絶体絶命のピンチから救われたことにより、その男気と優しさとに触れ宏海に恋心を抱くようになるが、素直になる事が出来ず、宏海と自分のアブない妄想や、彼に近寄る女性への嫉妬から、常軌を逸した行動に走る事もしばしば。その純情さと比例した、あまりの空回りっぷりが読者には好評を博している。卒業を前にしてようやくほぼ告白に近い行為を行っているものの、それでも状況はほとんど進展していなかったが、旅行中に真夜中の露天風呂で全裸の宏海を前に鼻血を出しながら告白、明くる日の雪山での一悶着(「陽子の母親」の項を参照)を経て、晴れて彼氏・彼女の関係となった。
- 兄弟はおらず、現在は父母と家族3人暮らし。(ちなみに両親の夫婦仲は良好だが性癖としてSM趣味があり、矢射子自身も乾に対してはサディストである)。海の家を経営する叔母がいる。ぬいぐるみと妄想おしゃべりをする趣味がある。宏海絡みで興奮するとすぐ鼻血を出し、自爆による物理的外傷の出血も多い。エビが苦手(アレルギーと思われる)。あいすと宏海の仲を勘繰り、あいすには警戒心と敵対心を抱いていたが、’06年の大木家の年忘れパーティーに宏海が参加すると聞き、自分も参加できないかと頼み込んだ事を切っ掛けにそれも軟化の傾向にある。
- 名前の由来は、百手祭と、その祭りの中で行われる、的に向かって矢を射る行事から。
- 乾 一(いぬい はじめ)
- 生徒会役員。1年A組→2年B組→3年C組。矢射子が好きであるが、その空気の読めなさと自宅の玄関先にまで押しかける犬畜生ぶりから、矢射子本人からは自分の恋の邪魔者としか思われていない様子。矢射子により犬顔のサイボーグ(仮面ファイターわんわん。ちなみに変身の際のかけ声は"ヘンジン!"。)に改造されてしまう(と言っても服を脱いで仮面を被るだけなので実は改造されていないのでは?という意見もある)。母性本能をくすぐる可愛い系美少年でもて四天王の一人だが、実は極めて重度のマゾヒスト。運動能力は高いが頭は悪く、成績は学年最下位。
- 登場した当初でこそ矢射子の事を真剣に慕っていた筈が、話が進むにつれ『イジメられてさえいればそれだけで満たされる』というキャラへとどんどん横滑り。ラブデスで矢射子が宏海の事を好きだと知るに至り「本気で矢射子に恋していた自分」を再認識させられ、少なからぬショックを受ける。そしてその直後2-B教室付近を通りかかった宏海に、その場で足止めを食わせるべくサイボーグ姿(犬仮面の鼻部分が無い状態で目の下のラインが涙に見える)で戦いを挑んだが、「妹を泣かせる」と言った為にページとページの間で瞬殺された。
- その後3年生に進級し、同じく矢射子の事を愛していた夕利によって(わざと夕利を怒らせて)イジメられる事を望んだ。
- ちなみに連載前の読みきり作品で、デザインが違う彼と同名の登場人物が登場した。
- 名前の由来は「犬」とその鳴き声(ワン→one→一)から。
- 日辺野 美子 (ひべの みこ)
- 生徒会役員。2年B組。木嶋剣に思いを寄せている。実家は神社のようで正月(第23章)では巫女姿で登場、文化祭のコスプレ喫茶でも巫女姿をしていた。彼女の祖父が矢射子に「武装セイバー」を渡した。よく他の生徒会役員の女子生徒と一緒に居る。眼鏡をかけた人しか好きになれない(本人談)。美形の従兄がいる。
- 名前の由来は日ペンの美子ちゃんから。
- 木嶋剣(きじま けん)
- 元・生徒会副会長。もて四天王の一人。知的でクールなメガネ男子な為かなりモテるが、幼なじみの吉下に惚れている。その為、何故か彼女と行動を共にする事が多い太臓を敵視している。登場当初はモテる事を鼻にかけた単なるナルシストだったが、矢射子の恋を応援したり、乾を某有名バスケ漫画の監督の名台詞で励ますような優しさも持っている為、「意外といい人」キャラが浸透しつつある。太臓達と絡んで災難に巻き込まれる事も多く、その為読者からはそんなに嫌われていないようだ。
- 当人曰く自分と他のもて四天王とは「ナッパとべジータ程の差がある」と言うのも伊達ではなく、そのもてっぷりの凄まじさは、しばしばジャンプ漫画(特にテニスの王子様の手塚国光)のパロディで表現される。太臓とのフュージョンを体験した事により、すっかり宏海と同じ側の人になった。
- 吉本千里に対して好意を抱いており、彼女が太蔵と一緒に居たりして、ちょくちょくショックを受ける。好きになったきっかけは、他の女性が自分を取り巻く中で彼女だけが興味を示さなかった事から(そして小学生の頃、男子にいじめられた自分に喝を入れてもらったことから)。卒業式に千里に告白するものの、他の女性との縁が切れない事を理由に撃沈。しかし、未だに諦めていない。
- 初登場時に行われた“もて野郎コンテスト”では優勝したのに今ひとつ目立てなかった為、単行本3巻の人物紹介時点では「四天王だがイマイチ影が薄い」などと書かれた事もあるが、太臓のライバルキャラとしての地位を確固たるものにしてきた為ブッチギリで目立っているような気がしないでもない。太臓からはいつも「メガネ」と呼ばれている。
- 名前の由来は「雉」とその鳴き声から。
- 吉下千里(よしもと ちさと)
- 生徒会役員。優等生の三つ編み眼鏡。作中の数少ない常識人。当初はモブキャラだったが、徐々に人気が出て準レギュラーに。某漫画の登場人物のように眼鏡を取って髪型を変えるとかなりの美人。木嶋とは幼なじみであるが、彼を異性としては全く意識しておらず、弟のように思っている。(実際に弟が2人いる。)冷静沈着で物事を冷静に判断でき、観察力と調整能力がある。しなやかかつ鋭いツッコミを入れる事も。太臓の言動を(ある意味)紳士的だと解釈し、生徒会長に推薦してしまった(会長就任後の目に余る暴走ぶりに自責の念を感じていたと木嶋は言う)。しかし太臓解任後もさほど彼を嫌うそぶりも見せず、木嶋をやきもきさせている。なお太臓より先輩ではあるのだが、「千里」と呼び捨てにされている(間界人には苗字を呼ぶ習慣がないからだが)。矢射子の恋を応援しているが、内心「早く告白しちゃいなさいよ!」とも思っており、卒業式以降は荒療治で何とか進展させようとしている。推薦で大門大学という私立大学に合格している模様。温泉宿で働いている親戚がいる。
- 名前の由来は「きっちりした」のアナグラム(吉下千里→吉千里下→きっちりした)。
[編集] 不良3人組
- 真白木 宇月(ましらぎ うつき)
- 2人の舎弟を持つ丸刈りの筋骨隆々とした不良。当初自分を倒した宏海をライバル視していたが、ひょんな事から出会ったあいすに一目惚れし、再登場以降からあいすのストーカー的存在として変態街道まっしぐら。そのストーカーぶりでしばしばあいすに氷漬けにされるも、めげずに想い続けており、あいすに泳ぎを教えた時のそれは丁寧かつ真剣であった(最も、下手な事を言って氷漬けにされたが)。あいすに一目惚れの直後「バスケがしたいです…」と何故かバスケ部に入部したが、その後の事は不明(練習している様子がないので、すぐ辞めたものと思われる)。時折あいすについて激しい妄想を繰り広げる(この時のあいすは本人より可愛らしい言動を取る美少女と化しており、妄想あいすと呼ばれる)。乳輪は大きめで、その事を本人も非常に気にしており、素でブラジャーやニプレスを要求したほど。ハロウィンの時のコスプレは何故か人魚(しかもパンツを穿いていなかった)。あいすの事以外でも素で変態となっている。
- 現在高校3年生だが、追試で平均点30点以上取る事が出来ず試験に落ち、1年留年。その後はそれなりに勉強していたと見え、センター試験を受けたり将来を真剣に考えたりなど、真面目な部分も見受けられるが、柴と小城を救う為に喧嘩で更に1年留年。成人した高校生となってしまった(しかし、あいすが彼を助ける描写があった為少しは2人の仲も接近している模様)。また、不良ではあるが喫煙はしない(小学生時代に職員室で怒られている時のタバコの臭いが嫌だったから)。間界人(特にあいす)が特殊能力を使う場面に何度も遭遇しているが、バカなので全く気づいていない。ちなみにいつも着ているTシャツには様々なバリエーションが存在する(「花びら」、「激写」、「祭」、「カリスマ」、「美少女」、「完全生物」、「哀戦士」、「ナイト」、「南瓜」など)。この文字は水性のインクで真白木自らが書き込んでいる。また、髪質は天然パーマで元々はアフロヘアーだったが、阿久津に敗れてから今の髪型にしている。
- 初登場時はSLAM DUNKを意識してか、宏海は真白木の事を「真白木サン」と呼んでいた(SLAM DUNKでも宮城リョータが三井寿の事を「三井サン」と呼んでいた)。しかし連載が進むに連れて呼び捨てになっていった。
- 名前の由来は猿の別名「ましら」とその鳴き声から。
- 柴 倫太郎(しば りんたろう)
- 宇月の子分的存在。リーゼントの方が柴。天然パーマ。実家は工場を経営している。普段は真白木を慕っているが、小城と組んで真白木1人を危険に追いやる調子の良さも持ち合わせている。ひょんな誤解から、小城が真白木同様にあいすの事を好きだと思い込んでいた。現在はあいすへの恋で暴走しがちな真白木と、真白木と宏海が愛し合っていると本気で信じ込んでいる小城にひたすら振り回されている。現在高校3年生。菱縄縛りは父親の趣味らしい。姉がいる為、男女の恋愛感情に関しては他の2人よりは常識的。真白木、小城と共に留年。
- 因みに彼が真白木を慕っている理由は、自身と同じ髪質である天然パーマについてのコンプレックスを無くさせてくれたからである。
- 名前の由来は、「子分=犬」という事で、犬種の「柴犬」と、「縛り」から。
- 小城 洋介(こぎ ようすけ)
- 宇月の子分的存在。そばかすの方が小城。こちらもひょんな誤解から真白木と宏海が愛し合っていると思い込んでおり、2人の仲をより良くしようとしている。女兄弟はいないらしい。真白木、柴と共に留年。
- 彼が真白木を慕う理由は、別の不良グループにいる時に苦手な喫煙を強要されている時に真白木に救われたから。
- ちなみに彼と柴は真白木と異なって逢魔市在住ではない。
- 名前の由来は、柴と同じく犬種の「コーギー」と小器用から。容姿は読切『一九ポンチ噺』の登場人物、野田から取られている(最も、野田は不良少年ではないのだが)。
[編集] その他の生徒
[編集] 3年生(太臓と同学年)
- 坂田金時(さかた きんじ)
- 私立ドキドキ学園高等学校1年H組→2年B組→3年C組。第1話で太臓の隣の席に座る「クラスのドドンガ的存在」として登場。身長180cmと体は大きいが気は小さい。何だかんだで太臓とは仲が良い。女の子と話すと緊張する体質なので好きな子に声もかけられない。夕利が好きで、誕生日プレゼントも渡している(多少湿っている)。若干ストーカーの気がある。趣味兼特技は「脳内変換」。
- 名前の由来は「坂田金時」(さかたのきんとき)から。
- 大木玲夜(おおき れいや)
- 実界人と間界人のハーフ。実家が大金持ちで、その上女顔で美形だが、感情が昂ぶると「違う漫画(せかい)の人の顔」(ジョジョ風、NARUTO風、ムヒョロジ風、等)になる。極度のシスコン。杉音を侮辱する者に対してはジョジョのストレイツォや銀魂のジャスタウェイに変身して罰を与え、生徒会役員選挙の演説の際には、(姉と常に一緒に居たいが為に)ドキ高の隣にドキドキ学園大学を建設すると宣言するほど。杉音の風貌が彼にどう見えているのかは不明。姉の卒業後は(自分の持ち技を間界人・実界人の別なく誰もが使うようになってしまった所為もあって)すっかり目立たなくなってしまったが、杉音が出られるエピソードではちょくちょくシスコンぶりをアピールしている。もて四天王の一人。彼の場合は一部の男にもモテている模様で、翠の魔法で女の体になってしまった時は女子の制服を身にまとい男子の人気を得たほど。なお女の体になった際、「姉さんと結婚できないじゃないか!」と発言し宏海に「元からできないだろ」とツッコまれた。
- 名前の由来は「おお綺麗や(おおきれいや)」から。
- 麻仁温子(まに あつこ)
- 極度のジョジョマニアで、髪型も『ストーンオーシャン』の主人公・徐倫そっくり。彼女の行動・言動はほぼ全てがジョジョのパロディである。好きな人すら空条承太郎というほど。よく似たコスプレの人ではなく、本物に会いたいと思っている。当人曰く趣味の幅が狭くて友達と話が合わないらしく、ジョジョファン仲間を捜し求めている。しかしジョジョ好きの漫画家志望の友達にクモを食べさせて(岸辺露伴のエピソード)漫研をクビになった事がある恐ろしい経歴の持ち主。容姿は結構カワイイ美少女で、ジョジョ絡みの奇行さえなければ男子にもモテていた様子(しかし本人は恋愛はおろか、ジョジョマニア以外の人間にあまり興味はない)。宏海の空条承太郎のコスプレを認めていて、幾度か宏海にそのコスプレをさせようとしている。
- 3年生に進級し、これから入学してくる下級生や荒木先生の為に「ジョジョ部」を設立し、先ず手始めに紋にジョジョ全巻読むように勧めた。また2年の時に「ドキ高 オラオラ化計画」と称し、ドキ高をジョジョの世界に変えようとして、生徒会長選挙に立候補した事がある。
- 赤マルジャンプの特別企画で荒木先生が描いた太臓に目がハートになった。弟がいる。星型の乳首を持つ(本人は気にしてないらしい)ドラゴンガールの一人。
- 名前の由来は「マニアっ子(まにあっこ)」から。
- 一口夕利(いぐち ゆり)
- 私立ドキドキ学園高等学校1年G組→2年B組→3年C組。4月2日生まれの18歳。あいすのクラスメートで坂田の好きな娘として登場。身長145cmと小柄で童顔。宏海曰く「オッサン臭い趣味」。実はレズビアンで矢射子の事をお姉さまと呼ぶ。
- 同じく矢射子の信奉者である乾と一緒に行動する事が多いが、矢射子が賭けで遊戯の髪形になるかもしれないという時に、乾が「実はそっちのがカッコ良くないか…?」と発言した為、頼りにならないと思っている。「男なんてつっこむ事しか考えてない生き物」と思っている彼女にとっては、いたぶられる事しか考えてない乾は男ですらないのかも知れない。
- 「矢射子の事は自分が一番理解している」と言うその自負が、皮肉にも「矢射子が好きな人は宏海」だという事を彼女に悟らせてしまう。
- 名前の由来は百合と、「ロリータ」のアナグラム(一口夕利→口利一夕→ロリータ)。
- まわる/スピン
- 自律思考型ロボット。34章にてドキドキ学園高校2年B組に編入。初登場時は7頭身の女子高生ボディで作者の前作『無敵鉄姫スピンちゃん』のセルフパロディーのように思われたが、後にスピンと同一人物(「まわる」はロボットだとバレないように矢射子が付けた偽名)だと判明。前作同様の幼児ボディでも登場(その方が楽らしい)。ちなみに性格はほぼ前作のままで、博士を慕う素直なロボット。
- 笛路紋(ふえじ あや)
- もて四天王の一人。女性でありながらその中性的な雰囲気から親衛隊が出来るほどのあまりの女子人気ぶりにもてもて審査委員会によってもて四天王に選ばれた。その風貌の所為で翠の魔法で男の肉体になった時は両親からも変化を気づかれなかったほど。人とは違う美的感覚(宏海いわく「ゲテモノ趣味」)を持っていて、太臓の事を可愛いと思っている。しかし標本にしたいなどと言っており、異性に対する恋愛感情ではないらしい(恐らく太臓の姿を今のままにしておきたいと思っているらしい)。特殊なフェロモンを出す体質であり、興奮すると周りの女性が理性を失った狂戦士と化す。また、本人も男性に触れられると人格が変わり、無意識に攻撃してしまう。星型の乳首を持つドラゴンガールの一人でもある。第35章でアメリカ留学から帰国して初登場した。『DEATH NOTE』のニアがいじっていたものと思しき人形を自宅にコレクションしている(らしい)。多くの設定がある事を作者も悔やんでいる…?
- 名前の由来は、フェロモンから。
- 加瀬晴美(かぜ はるみ)、小野聖子(おの せいこ)、葉和
- 紋親衛隊のメンバー。名前の由来はそれぞれおジャ魔女どれみシリーズの登場人物、春風どれみ、妹尾あいこ、藤原はづきから。
- 横尾ちよい (よこお ちよい)
- 太臓らと同学年だと思われる。明石サマンサに代わる放送部長として登場。ついつい私情を交えたり、言ってはいけない事までアナウンスしてしまったりすることが多い。肝試し大会の前日まで三日三晩サマンサの猛特訓に付き合わされ、ついにはホラー映画さながらの悲鳴を上げて倒れたと言う同情に耐えない逸話がある。
- 名前の由来は「おっちょこちょい」のアナグラム。
- 外代雪乃(ほかしろ ゆきの)、三茶薙須美(みさなぎ すみ)
- いつも一緒にいる女子生徒2人組。2年に進級してからは、太臓と同じB組に。口癖は「~ですけど」。雪乃は玲夜の事が好き。須美は木嶋が好き。
- 名前の由来は、それぞれふたりはプリキュアの主人公、「雪城ほのか」(ゆきしろ-)と、「美墨なぎさ」(みすみ-)のアナグラム。
[編集] 2年生(太臓より1学年下)
- 星出伊舞(ほしでいぶ)
- 1年E組→2年。宏海の妹。両親が離婚し、母親の所で暮らしている。旧姓、阿久津。兄と同じく、赤い髪やツノのような黒いくせ毛を持つ。何を血迷ったのかドキドキ学園高校に入学(兄と一緒に居たい為だと思われる)。兄とあいすが付き合っていると思い込んでいる。間界の存在や、太臓達が間界人である事は知らない。ソフトボール部所属。
- 名前の由来は、「アクティブ」及び「ポジティブ」から。
- チャーマーグリーン翠/地山翠(ちやま みどり)
- 間界人、魔女。悠を追って実界にやってきた。しかし悠の方は太臓や宏海をいじる方が楽しいのか全く応える気がない様子。その為悠と一緒に行動する太臓(バカ王子)や宏海(赤毛君)を恋の邪魔者と考えている。彼女がとる行動は突飛な物ばかりな上、下ネタまじりの発言から、お供の精子(しょうこ)というオタマジャクシには突っ込まれてばかり。インチキ占いで男に十万単位で貢がせたりと、あくどい性格。しかし伊舞が彼女にとって初めての女友達になると、純粋に仲良くなる。
- キャラの元ネタはシュガシュガルーンのショコラ=メイユールと思われる。
- 名前の由来は、ライオンの「チャーミーグリーン」から。
[編集] 1年生(太臓より2学年下)
- 字戸井萌(あざとい もえ)
- 新入生。人気アイドル。愛称は“もえるん”。学校では眼鏡をしている。名前の由来は、「あざとい」「萌え」から。
- 居成陽子(いなり ようこ)
- 好奇心旺盛な妖狐の子供で新入生。通称妖狐の陽子。人間に変化できるが狐耳と尻尾が名残として残る。獣臭い。ネタや話題も妙に古臭い。ドキ高入りを志望した動機は「人間の学校に行ってたくさん彼氏を作りたいから」。一人称は「自分」で語尾は「~ッス」。
- 元ネタはいぬかみっ!のようこで、名前の由来姓が狐の好物として知られるいなり。名前は「妖狐」と「ようこそようこ」。
- ドラクロワ
- 通称、女吸い(じょすい)。銀髪の吸血鬼。名前の由来は、「ドラキュラ」とフランスの画家「ドラクロワ」。友人らしき眼鏡の男性と前作の『アストロロボ・モタ』に似たキャラクターがそばにいるが其々間界人かは名称とともに不明。
[編集] 卒業生
[編集] 太臓より2学年上
- 大木杉音(おおき すぎね)
- 実界人と間界人のハーフ。玲夜の姉。ホホジロザメをペットにしプライペートビーチを持つほどの大金持ちのお嬢様で、気が優しい・頭がいい・料理がうまい・歌も上手いなど内面は完璧だが、ゴリラのような風貌であるのが致命的な短所である(「似合う機体はビグ・ザム」と言われた事も)。特殊能力が上手く操れず、彼女の何気ない行動は全て攻撃になってしまう。太臓達が被害に遭うのがしばしば。第30章で無事卒業した。その後もちょくちょく登場。性格は純情で(太臓ら)男性から好意的にされるとモジモジして炎を出してしまう。その他は割と常識的だが、玲夜が女の体になってしまった時何故か女子の制服を差し出している(サイズが合っていたので、杉音のものではないと思われる)。
- 名前の由来は「大き過ぎね(おおきすぎね)」から。
- 木村ガイア(きむら がいあ)、摩周利子(ましゅう としこ)、大賀照美(おおが てるみ)
- 通称・腹黒い三連星。太臓と吉下の接近を快く思わない木嶋に雇われ、色仕掛けによって太臓達を誘惑するが、その企みはことごとく失敗している。
- 名前の由来は、それぞれ黒い三連星構成員と、それぞれ木村カエラ、賀集利樹、大場つぐみから。
[編集] 太臓より1学年上
- 明石サマンサ(あかし サマンサ)
- 元・放送部部長。3度のメシよりお喋り好きで、電話の平均通話時間は6時間。彼女のロングトークは部員泣かせ。ドキ高イベントの司会進行役などに時々登場し、部長引退後もしばしば登場している。初登場回の第12章から高校生活最後の名調子となる第78章に到るまで、その長ゼリフのほとんどはマイク越し。自己顕示欲が強いのか、後輩の横尾ちよいが実況している時は目を光らせているほどだった。
- 将来の夢は結婚しても辞めないアナウンサーで、当面の彼氏はMyマイク。
- 名前の由来は明石家さんまと奥さまは魔女のサマンサ・スティーヴンスから。
- 今素根少将(いまそね すくまさ)
- 第1回から登場していた不良で、宏海にボコボコにされている。その後何度か登場しているものの、最近まで名前が分からず卒業真近になってようやく本名が判明。ラブデスでは、唯一のカップルとなった(相手は横尾ちよい)。
- 外見及び名前より、モデルは機動戦士ガンダムのコンスコン少将。
[編集] 教員
- 谷円(たに まどか)
- 間界人、アルティメイド(恐らくアルティメットガールとメイドの合成語)。巨乳の美術教師で、メガネを取ると巨大なスーパーヒロインに変身する。時々寝る前などにうっかりメガネを外して巨大化してしまうらしい。
- さばけた性格で、ヒワイなギャグもこなす。しかしセクハラには厳しい。
- 名前の由来は円谷を逆にしたもの。巨乳である事から「谷間がドカーンとしているから」という説もある。
- 元々彼女の設定は読切『一九ポンチ噺』の主人公、藤田一九のルックスと『伝説のヒロイヤルシティー』の小学生に化けていた巨大ヒーロー・アルティマンを合わせたものになる予定だったらしいが、現在のものになったという。
- ルリーダ
- 間界人。戦場の死神・戦乙女(ヴァルキリー)の"痕(スカー)"ルリーダの異名をとる。22章で格闘大会の優勝候補として初登場し、準決勝であいすに敗れたが、その直後の太臓との対戦において全力時にはDEATH NOTEの死神レムのような姿に変身する事が判明している。
- 太臓達の2年進級時に体育教師としてドキ高に赴任。ほとんど無表情且つ冷静で特別変態的な要素は持たないが、性格的に手厳しいところがある(益子にトラックを2000kmは押して鍛えろと言うなど)。
- 名前の由来は超時空要塞マクロスに登場するコードネーム、スカルリーダーから。
- 色裂色番 (いろさき しきつぐ)
- ハバネロ錬金術師エロガード・エロリップを参照。化学担当。名前の由来は「エロガード・エロリップ」で、「エロ」→「色」(色気の意味も含む)、「ガード」→「番」、「リップ」→「裂」(リップ rip は、英語で「裂く」の意)となる。
- 丘八十一(おか やそいち)
- 1-H時代の担任。翌年は2年の学年主任となる。問題児を片っ端から2-Bに掻き集め、そんな「俺だっていや」なクラス担任を当時新米だった有藤に押し付けた張本人。モデルは当時の担当瓶子吉久。「丘八十一」を縦に書くと「兵士」となる。『八十一』を数字にすると『80・1』→『801』(やおいの隠語)となる事も関係していると思われる。究極のチョーク投げ「ホーミング・チョーク」が武器で、腰のベルトに大量のチョークを装備している。
- 有藤宰(ありとう おさむ)
- 2-Bの元担任。昨年教師になったばかり。イケメン嫌いだが、全体的にはまともで良識的。学生時代はラグビー部だった。名前の由来は二代目担当斉藤優(さいとう ゆう)のアナグラム(有藤宰→ゆうとうさい→さいとうゆう→斎藤優)。
- 茨木学園長
- 昔は『羅生門の鬼』の二つ名で呼ばれた間界人らしいが特殊能力は見せた事がない。生え際がドキドキな事になっている。自分の生徒であろうとイケメン嫌い。「キャバクラで領収書を切るのが有りか無しか」はぼやかしといて欲しいらしい。また、フザけたキャラの印象もあるが、時には社会をなめきった真白木らの卒業を取り消すなど、大人としての一面も持ち合わせている。モデルは茨木政彦編集長。
[編集] その他
[編集] 主要人物の家族・関係者
- 佐渡ケサ(さど けさ)
- 佐渡あいすが実界でホームスティしている家の家主の老婆。太臓が探しているドラゴンガールの一人である。
- 太臓に気があるようで、その影響からかあいすのコスプレ(第28章であいすの影武者として学校に行こうとした)などの奇行が目立ち、あいすの頭を悩ませる事もあるが、基本は心優しく彼女との仲は良好である。
- 名前の由来は新潟民謡「佐渡おけさ」から。
- 宏海の父
- 本名不明。宏海と2人暮らし。公務員である。息子の宏海を溺愛している上に思い込みと独占欲が激しく、宏海をホモではないかと疑ったり、彼女が出来たら出来たで嫉妬心を剥き出しにしたりしている(その為宏海には鬱陶しがられているが、しかしその思い込みの強さは妹に対する彼の態度に確かに受け継がれているようだ)。この性格が原因で宏海は不良になったという。メガネで黒髪。モデルは「お父さんは心配症」の主人公、佐々木光太郎のように思われる。離婚した妻は未だ未登場。宏海の事を相談したり、女子高生のような文面のメールをやり取りしたり、文化祭で宏海のコスプレを一緒に見に来たりと、伊舞との仲は良い様子。
- 部井一緒(ぶい かずお)
- スピンを作った自称天才博士。作者の前作『無敵鉄姫スピンちゃん』に引き続き登場。そのエロさから太臓とよく気が合う。よく孫娘に制裁を喰らっている。何故か矢射子とも顔見知りで、彼女の依頼でスピンが登場した。
- 名前の由来は『超電磁マシーンボルテスV』のボルトイン(合体)時の掛け声「Vトゥゲザー」から(together→一緒)。
- 部井透瑠(ぶい とおる)
- 博士の孫娘。作者の前作『無敵鉄姫スピンちゃん』に引き続き登場。ビューナス女学院在学中。
- 普段は常識人だが、博士や太臓のスケベな行動に対しては容赦ない制裁を行うサディスト(あいすに匹敵する唯一の実界人)である。
- 前作最終回ラストシーンで「この世で最も見たくないものワースト1(太臓ランキング)」な光景を目にし、死を覚悟した事により決定的ななにかが切れたのか格段に冷酷な性格になり、同時に驚愕・絶叫系のツッコミはなりを潜めるようになった(本作でその役を宏海が負っているせいもあるが)。
- 父方の祖父(一緒)に似ているのは頑固な直毛のみだと自分では思っているようだが、スピンにエロ防止装置を搭載するなどロボット工学の素養もある。最近スピンに対して過保護になってきた?
- 名前の由来はVTOLから。また、引用かどうかは不明だが『Oh!透明人間』(中西やすひろ)の主人公(男性)と同名でもある。
- 部井佐蔭(ぶい さいん)
- 部井一緒博士の息子で透瑠の父。センター試験の試験官として登場。また、仕事の時はカツラ着用。
- 一応は常識人ではあるが、娘に対してはかなり過保護で心配性(これに対しては流石に父・一緒も頭を悩ませている)。
- 名前の由来はVサインから。
- 真白木みのる(ましらぎ みのる)
- 第21章に登場した真白木 宇月の弟で、年齢は10歳。髪を切る前の兄と同じアフロ風の髪形をしており、天然パーマと思われる。兄を慕うごく普通の少年であったが、あいすのサンタ姿がトラウマになり、以後サンタクロースの話をしなくなり、更にはハロウィンの時の兄の奇行(事故ではあるが)の所為でハロウィンの話をしなくなり、挙句の果てには節分の時の兄の奇行(公太郎達が間接的な原因でもあるが)により節分の話すらしなくなる等、行事をやらなくなる。
- 名前の由来は「白木みのる」から。
- シャーくん(しゃーくん)
- ホホジロザメ。大木家のペットである。
[編集] 間界人
- 精子(しょうこ)
- 翠の使い魔のオタマジャクシ。語尾に「~タマ」とつける口調。玉の中に入っている。作中で宏海に次ぐツッコミキャラ。宏海に勝るとも劣らないハイレベルなツッコミを繰り出す。何だかんだで翠の良き相棒。
- 名前の由来は精子から。ランコと合体して人間になったりはしないらしい。
- 日比木静(ひびき しずか)
- 太臓と悠が住んでいるアパートの管理人で、未亡人。間界人でもあるが種族は不明。夫の趣味は少々変わっていたらしい。太臓にスパイラルアローをかますなど、意外と格闘技センスがある。
- 名前の由来は、めぞん一刻の登場人物「音無響子」から。(日比木→響、静→音無)
- 花子(はなこ)
- 太臓と悠が住んでいるアパートの住人で、まだ幼い少女。座敷童だが、怒らせると貧乏神になる。静の実の娘ではないが、まるで本物の親子のように行動を共にしている。セリフがないキャラ。宏海が好きで彼と会う際はいつも赤面している。太臓の事が嫌いで、貧乏神の能力でいつも不幸な目に合わせている。彼女の描く絵はなぜか北斗の拳のような画風。初登場時は学園7不思議の回の最後のコマにトイレの花子さんらしきキャラとして描かれていたが、後に静と一緒に暮らしているキャラとして再登場。ドキドキ学園での清掃のバイトをしている。
- 第74話にて一時的に成長しており、その際に貧乏神の能力を失っている。
- 魔王(まおう)
- 間界の王(間界全体の王かどうかは不明)。太臓の父でもある。いかにも鋭さと威厳のありそうな雰囲気の持ち主だが、性格自体は太臓となんら変わりないもてない感じの男。特殊能力など様々な能力を魔王らしく有している。
- バシン(ばしん)
- 王の側近で、太臓の世話役も務めていたと思われる間界人の男性。基本的には真面目で常識的な人物だが、何気に「天然ドジっ娘のぷにぷに系」が好みと言う一面も。同じような境遇の所為か、宏海に好意的。悠については能力においてはかなり評価している。
- 丸男(まるお)
- キノコ狩り屋のオーナー。元ネタはスーパーマリオシリーズの主人公的キャラクターのマリオ。その為か服装など外見がマリオに酷似している。
- 隆次(りゅうじ)
- 丸男の弟。丸男がいる事で自分がいつも二番手である事や、同じ色の組み合わせ(赤と緑)なのにガチャピンとムックとは正反対である事などを不満に思っているらしい。元ネタはスーパーマリオシリーズの準主人公的キャラクターのルイージ。その為か服装など外見がルイージと酷似している。
- 陽子の母親
- 太臓たち一行がスキー旅行に行った先の山に住まう九尾の狐。突如山を下りた陽子の身を案じる余り、慌てて人間に変化し忘れ、巨大な狐の姿のまま娘の行方を宏海と萌に尋ねようとした矢先、乱入して来た矢射子の武装セイバーを見て娘が殺されたと勘違いし逆上。土壇場の精神力で装甲を果たした宏海に牙を剥いて襲いかかるが、すんでの所で娘のにおいを嗅ぎ取り平静を取り戻す。そして事情説明を受け、宏海たちに非礼を詫び山へと帰って行った。その時の「おわびに尻尾で乳首さわさわしてやるよ」と言うセリフは一部のファンの間で話題になっている。ウサギが大好物。口から何がはみ出していたとしても言及してはならない。
[編集] 討魔師
- 安倍清明(あべ きよあき)
- 討魔師の集団、日本討魔師連盟の会長にして矢射子の師匠。孫バカな一面もある。
- 元ネタは伝説的な陰陽師安倍晴明。
- 叶(かのう)
- グラサンをかけた男性討魔師。
- 白(ぱい)
- 女性討魔師。
[編集] その他
- 金星照彦(かねほし てるひこ)
- 第4章に登場した大木杉音の婚約者。ビューナス化粧品の社長の孫。二枚目ではあるが性格は悪く、女装した玲夜の前で杉音を侮辱した為に散々な目に遭った。名前の由来は「金色に照る彦星」から。
- 益子茎助(ましこ けいすけ)
- 第41章に登場したドキ高OBの教育実習生で、高校時代は元・もて四天王の一人だった。後述の話から、大木杉音の入った大学の学生だと思われる。二枚目ではあるが、自分の美形ぶりを鼻にかけている女たらしで、後輩である女子高生をつまみ食いする為だけに教育実習を受けに来た様な男。しかし教員から生徒までマトモでない現在のドキ高に翻弄されて、現在のもて四天王にも負ける始末。おまけに偶発的トラブルから本音を漏らしてしまい…。
- 名前の由来は「すけこまし系」のアナグラム。特別編にも登場したが、そこでも後輩である大木杉音の特殊能力の犠牲者になっている。
- 空条承太郎(くうじょう じょうたろう)
- 『ジョジョの奇妙な冒険Part3 スターダストクルセイダース』主人公。別作者の漫画のキャラクターだが第59章の第1回人気投票で、9位にランクインしたため(大人の事情により等身大パネルで)登場。
- 大亜門(だいあもん)
- 作者本人。第59章の第1回人気投票で、3位にランクインしたため登場。
[編集] 太臓が召喚した人や動物など
- ボールスライム
- 間界でマスコットとして流行っていた。「にゅー」という。太臓は、これを飼っていればもてると思って沢山捕まえていたが既にブームは過ぎているらしい。テンションに関係なく召喚できる。5体おり、それぞれ「にゅ~ぼ~(地獄先生ぬ~べ~の主人公、ぬ~べ~のパロ)」、「ちぶさん(あぶさんのパロ)」、「好白白(ドラゴンボールのキャラクター、桃白白のパロ)」、「チチ(ドラゴンボールのキャラクター、チチのパロ)」、「にゅうりん(ドラゴンクエストのスラりんのパロ?)」という名前。全て女性の乳に関連づけた名前。
- ドライマン
- 正式には「渇望の吸血鬼・ドライマン」。元ネタはドラえもんだが、見た目は似ても似つかない程リアル。太臓が召喚する者の中でも上位のレベルに位置し、太臓が命令した者の生き血を吸う。しかしここでは血は吸わず、代わりに首をもぎ取る「首だけコプター」なる技を用いた。ちなみに、血を吸わずともポカリスエットを与えられる事により渇きを満たす事が出来る。序盤に出てきただけであったが、連載1周年記念(?)で再び召還されてエロガード・エロリップを迎え撃ち、今度は「モモシリボックス」という技を使っていた。
- いばり屋さん
- 当初「リヴァイアサン」を召喚しようとしたが、太臓のテンションが低かった為間違って出てきてしまった怪しげな中年男性。口調、容姿共にJOJOのウィルソン・フィリップス上院議員に酷似しており、語尾に「~ちょる」をつけて話す。勢いであいすに迫り、鼻と口を凍らされてしまう。
- "海王"リヴァイアサン
- 「とぐろを巻いたもの」という意味を持つ、大便の形状を模した謎の生物。太臓が召還する者の中でも最上位のレベルに位置するが、今のとこ浜辺に大量発生した毒くらげを処理させる為と、間白木の○○(原因は太臓)をもみ消す為だけに召喚。とぐろの内部に頭があり、口から炎を吐く事も出来るようである。その為海を煮立たせる力を持っているが、普段は気のいいおばちゃん。「うんこ」と呼ばれると怒る。
- "ウサ耳忍者"アスナロD
- 女湯を覗く為、召喚された忍者。侵入、潜入のプロらしい。ショッキングピンクのウサ耳頭巾に全身タイツを着用している。顔と身体のバランスが取れていないとよく言われるらしいが、実際に取れていないのは顔全体に対する鼻の穴の比率。その格好とは裏腹に、語り口がとても丁寧で紳士的。元ネタはアニメにもなったサンリオキャラクター『マイメロディ』。カラー表示されなかったのが悔やまれる。
- 猫ドラ(イマン)君
- ドライマンの弟で、太臓自身も召喚契約をしたかどうか覚えていない。実際は悠が太臓が温子の前で暴走するのを止める為に見せた幻覚だった。JOJOマニアのみが知る「猫ドラくん(これも元々は『ドラえもん』のパロディ)」が元ネタとなっている。
- "5時から怪獣"ゴジヲ
- 裸の学園長が迫って来る夢を見た太臓が誤って召喚してしまった生物。元ネタは怪獣『ゴジラ』。5時までは「ただのオッサン」だが、5時になって会社が終わると夜の街で暴れまわる怪獣と化す。結局彼を取り押さえたのは新任の美術教師・谷円だった。ちなみに5時前に召喚すると、ただの巨大なオッサンが現れる。
- "ハバネロ錬金術師"エロガード・エロリップ/色裂 色番 (いろさき しきつぐ)
- 間違い召喚で出てきてしまった錬金術師。下ネタを極端に嫌い、口にする者を制裁する。しかし一方で彼自身が思いつく下ネタはやたらとマニアックであったりする。
- まわる(スピン)に取り付いていたが、迷惑だと言われ成仏。その後、エロ撲滅の為に長期滞在用のヘキサグラムゲートを通じて、太臓達の学校に新任教師「色裂色番」として赴任してきた。教師として太臓の行為を取り締まるが、物言いも視点も変態そのものである為、彼自身の方が超ド変態扱いを受けている。そのあまりの変態さから宏海に「変態妄想もそこまで来ると尊敬に値する」とまで言われた。普段は面長男の姿をしているが、興奮すると元の唐辛子顔に戻る。戦闘能力は意外にも高く、1度目は太臓を倒し、2度目は太臓を泣かし、3度目は召還されたドライマンに説教するも技をかけられた。戦闘方法としては週刊少年サンデーのうえきの法則の登場人物のように「○○を××に変える能力」を使う(「いらない物を木に変える能力」や「ケーキを脂肪に変える能力」など)。これは下記にあるエドワード・エルリックの担当声優がうえきの法則の主人公、植木耕助と同じだからと思われる。
- 名前の由来は東ハト販売の菓子「暴君ハバネロ」と『鋼の錬金術師』の登場人物、エドワード・エルリックから。また、よく見ると胴体はアルフォンス・エルリックである。
- "ひょっとこ"公太郎
- 力を抑えられずあらゆるものを氷漬けにしてしまったあいすの冷気を中和する為、太臓が召喚した小さな炎使い。元ネタは『とっとこハム太郎』であり、「~なのだ」という語尾や、ひまわりの種を連想させる「火回りの盾」と言う技を使う。あいすの冷気を中和しようとするが逆に冷気にやられて鬱状態になってしまう。悠がひまわりの種を与えた事により復活。仲間を呼び出す。しかし火を吹けるのは彼だけだったので自滅した。
- ズボンちゃん
- 公太郎が携帯電話で呼び出したピクシー仲間。公太郎の言う事なら何でも聞く。ハム太郎のお友達「リボンちゃん」が元ネタ。
- 孔子くん
- 公太郎と同じピクシー仲間。公太郎曰く「トロくて使えないけど、従順なんで一緒に居てやってる」仲間の一人。ハム太郎の仲間「こうしくん」が元ネタ。「こうし」と「孔子」をかけてる。
- シタイヨーくん
- 公太郎と同じピクシー仲間。女性に対してナイーブらしく、その為にズボンちゃんを公太郎に取られている。ハム太郎の仲間「タイショーくん」が元ネタ。
- まっぱくん
- 公太郎と同じぴクシー仲間。激しさが足りない。ハム太郎の仲間「のっぽくん」が元ネタ。
- マラハムちゃん
- 公太郎と同じピクシー仲間。公太郎とドロドロの関係(?)である。ハム太郎の仲間「トラハムちゃん」が元ネタ。
- 矢射子×宏海
- 階段から落ちた宏海と矢射子が一緒にアスタリスクゲートを通りフュージョン(合体)してしまった姿。感覚は共有しているが、意識は別々で交互に喋る。融合比率が変化すると顔が完全に矢射子で体が宏海になったり、逆になったりする。太臓曰くよけいなオプションがついている。時間経過で元に戻る。
- 太臓×木嶋
- 太臓と木嶋が一緒に太臓の分身のアスタリスクゲートを通ってフュージョンした姿。基本的な性質は矢射子×宏海の場合と同じ。もて力は、木嶋のもつ「正の」もて力と太臓のもつ「負の」もて力が相殺しあってプラスマイナスゼロになっている。紋いわく「モデルみたい」。
- 両津勘吉(りょうつかんきち)
- こちら葛飾区亀有公園前派出所の連載30周年記念という事で登場。しかしその後は普通に召喚対象になっている模様。姿形はほとんどゴリラ。こち亀同様に大原大次郎部長には弱い。
- ブラ孔雀
- 間界の医師で自称『奇跡の天才外科医』。ドキドキ学園高等学園の校医でもある。医師免許を持っていない為警察に睨まれてるらしいが、宏海曰く『それ以前の問題』。というのも服装はジャケット1枚にショートパンツとブラジャーを着けているだけの、市街地(人前)に出るだけで捕まりそうな格好をしているからである。おかまのような顔をしており、いい男がいると求愛行動をするらしく、その時孔雀の頭と羽が下半身から展開する。頭に扇のようなものを付けている。入学式の際に学校医となった。元ネタは手塚治虫の漫画ブラック・ジャックの主人公であるブラック・ジャック。
[編集] 太臓及びその他の人物の用いる技・武器
- ドロロン煙幕
- 太臓が用いた、尻の穴から可燃性の煙幕を出して姿をくらます技。忍者が姿を消す際使うのもこの技…と書いてあるが、信憑性は0。名前の元ネタは永井豪作『ドロロンえん魔くん』。
- パロ・スペシャル
- 太臓が用いた禁断の秘儀。様々なジャンプ漫画のパロディ技を連続で相手に叩き込む荒業。名前の元ネタはゆでたまごの『キン肉マン』のウォーズマンの技から。以下は個々の技の詳細。
- 屁で螺旋丸(へでらせんがん)
- 『NARUTO』の主人公・うずまきナルトの技「螺旋丸」のパロディ。この場合はもの凄いにぎりっ屁。
- ゴムゴムの油揚げ(- のおいなり)
- 『ONE PIECE』の主人公ルフィが用いる技+『シャーマンキング』の狸の霊ポンチのパロディ。俗に言うおいなりさんを広げて敵の攻撃をガードするのが目的だが、結果的に急所にダメージを受けてしまう。
- 目(め)
- 相手の身長・体重・パンツの色などの個人情報を読み取る事が出来る能力。『DEATH NOTE』の「死神の目」のパロディ。
- 臭い棒(においぼう)
- 『DRAGON BALL』の孫悟空が用いる武器「如意棒」のパロディ。少年誌に載せるにはギリギリなネタ。
- 間界の風(まかいのかぜ)
- 校内のどこかに潜む変態美術教師・出羽をいぶり出す為、太臓が後先を考えずに密室で召喚した異臭風。
- 静かなる夜のショー(サイレントナイトショー)
- 太臓が尻の穴から発生させる異臭ガスにより周囲の人々を気絶させる技。身も蓋も無く言うと凄まじい臭いのすかしっ屁。名前の元ネタは車田正美作『SILENT KNIGHT翔』と思われる。
- ブースカブースター
- 尻の間から高圧ガスを噴出させ、加速する技。元ネタは特撮テレビドラマの『ブースカ!ブースカ!!』から。
- ハーロウィーン
- 太臓がハロウィンにちなんで放った超大技。技を放つ際に矢射子の胸を見て太臓のテンションが上がっていた為に校庭を灰塵と化した。元ネタは萩原一至作の『BASTARD!!』のダーク・シュナイダーの呪文。
- 股間摩擦砲
- 太臓の股間から「アレ」を伸ばして攻撃する技。ジャイロ回転しているらしい。元ネタは『DRAGON BALL』のピッコロの必殺技「魔貫光殺砲」のパロディ。臭い棒と同じくギリギリなネタ。
- 千の目(サウザンアイズ)
- 悠が用いる、目を使った技の総称。ネーミングは高田裕三の漫画のタイトル『3×3 EYES』か、もしくは高橋和希の漫画『遊戯王』の王国編でペガサスが召喚したモンスター「サウザンドアイズ・サクリファイス」かと思われる。千対の目それぞれで異なる能力を使えるとの事だが、悠が実際に全ての能力を使えるかは不明。また、太臓のテンションがどの程度かを見る事ができる第三の目(正式名称不明)がこれに含まれるかは明らかにされていない。以下は個々の能力の詳細。
- 貰い眼(もらいがん)
- 胸元にある目(恐らく『未確認少年ゲドー』の首なし人間が元ネタと思われる)で、他人の動きをコピー出来る。効果は『NARUTO』の写輪眼、ネーミングは内藤泰弘の『トライガン』が元ネタと見られる。
- 眼夢(がんむ)
- 額にある目を合わせた相手に1分間だけ幻覚を見せる。能力は週刊少年マガジン連載『GetBackers-奪還屋-』の主人公・美堂蛮の邪眼、ネーミングはウルトラジャンプ連載『銃夢』が元ネタと見られる。
- 眼×操奴(がんそうど)
- 掌の目から発する催眠効果で相手を操る事ができる。非常に便利。ネーミングはアニメ『ガン×ソード』が元ネタと見られる。
- 眼通(がんつ)
- 後頭部の目で透視する事が出来る。ネーミングは奥浩哉の『GANTZ』が元ネタと見られる。
- 目盾21(アイシールド21)
- 手の甲にある目で出現させたバリヤーによって、相手の攻撃を弾き返す事ができる。ネーミングの元ネタは同誌で連載中の『アイシールド21』から。
- アイス・メイデン
- 氷でできた、拷問具の「アイアンメイデン」に相手を閉じ込める技。あいすが使用。作者自身、実在の拷問具から取ったと単行本でコメントしている為、『シャーマンキング』のアイアンメイデン・ジャンヌとは単にモチーフがバッティングしただけのようである。
- 武装セイバー
- 矢射子の扱う武器。真剣。仮面ライダー響鬼のパロディだが、見た目が仮面ライダーカブトに登場する仮面ライダーサソードの変身道具サソードゼクターに似ている上、キャストオフを行うなど仮面ライダーカブトのパロディもある。
- 装備者の精神力に比例して高等生物を鎧にすることが出来る(なお、精神的ショックを受けたまま「装甲」すると暴走状態となる)のだが、大抵の場合最も手近で、しかも場所柄に対応したとんでもない生物ばかりが寄り集まるため、目の前の敵と生理的不快感との二重の闘いを強いられる事になる。
- ゴンブトゼクター
- 悠が宏海に使わせた加速装置。本体は蝶の羽が生えたオッサンの姿で、装着者の後ろ(腰部分)から両腕を腰に巻きつかせ、右腕が反り上がり終わると共に『OH!YES!!』と言って装着完了する。クロックアップが可能で、使用すると超加速により空気摩擦で服が燃えてしまう(効果が切れると『クロックオーバー』)。英語で喋る。元ネタは仮面ライダーカブトの変身道具カブトゼクター。
- 焱術(パイロキネシス)
- 杉音が政略結婚をさせられる事を言い出せずにいた時、無意識に用いた技。もじもじした動きを繰り返す事で摩擦熱が生じ、服に火が点く。
- 真空の渦(しんくうのうず)
- 杉音が無意識に用いた技。太臓が自分の妻にならないかと持ちかけたのを謙遜し、両手を左右に振った際にその動きがあまりに高速だった為真空の渦が出来、太臓はおろか宏海をも切り裂いた。
- アクア・ラグナ
- 卒業式で号泣した際に杉音が流したとてつもない量の涙。元ネタは『ONE PIECE』に出てきた超弩級の高潮のアクア・ラグナ。
- 神砂嵐(かみずなあらし)
- 例によって杉音が両手を左右に振った際に発生した超必殺技。杉音の能力が上がっていた為に校舎の壁とリボンをズタズタにしてしまった。元ネタは『ジョジョの奇妙な冒険』の第2部に登場したワムウの必殺技。
- 視界0竜巻(しかいラブハリケーン)
- 第38話初登場。アイシールド21の「デビルバットゴースト」の如く相手をすれ違い様に抜いて、それと同時にスピンを召喚して、相手の周囲をクルクル回りながら攻撃(?)させる。命名は悠。恐らくキャプテン翼の技、スカイラブハリケーンが元ネタだと思われる。
- カタークゼクター
- 宏海が討魔師から借りた加速装置。本体は蜻蛉の羽が生えた黒パンツ一丁男の姿で、装着者の胸元に逆さに張り付き、開いた足を閉じて『LooK at me!』と言って装着完了する。ゴンブトゼクターと同じくクロックアップが可能。元ネタは仮面ライダーカブトに登場する仮面ライダーガタックの変身道具ガタックゼクター。
- デビルバットゴースト
- 翠が太臓の前で使った技。元ネタは「アイシールド21」の「デビルバットゴースト」から。
- UREY(ウリィ)
- 魔法使い用のゲーム機。元ネタは「任天堂」の『Wii』と『ジョジョの奇妙な冒険』のDIOの叫び声「WRYYYYYYYYY!!」で、形状はそのジョジョに登場する「石仮面」(Part2・エイジャの赤石ハメ込み仕様)。
[編集] 病気
- 天敵病
- 間界に行った実界人に稀に発症する病気。発症時に目の前に居た者の天敵の姿になるというもの。元ネタ等は不明。
- インフレ弁座
- 太臓が発症した病気。アスタリスクゲートが制御不能になり無差別に召還してしまう。インフレ弁座用の薬は唇を媒介しなければ効果がない。召還契約を結んでいる者に薬を塗らせようとすると肛門に触れられずに元の世界に戻っていってしまう。名前の元ネタはインフルエンザ。
[編集] サブタイトルのパロディ
- ハロー来訪者 (荒木飛呂彦『バオー来訪者』)
- 屋上物語 (ゲームタイトル『牧場物語』)
- That'sハイパーテンション (「はいぱーぽりす」OPタイトル『That's はいぱーてんしょん!!』)
- 燃える!お姉さん (佐藤正『燃える!お兄さん』)
- 渚の『…………』 (「ハイスクール!奇面組」OPタイトル『渚の「・・・・」(かぎかっこ)』)
- 天使なんかじゃない! (矢沢あい『天使なんかじゃない』)
- 学園7不思議 (つのだじろう『学園七不思議』)
- よろしくメカドッグ (次原隆二『よろしくメカドック』)
- ULTRA MANIAC (吉住渉『ウルトラマニアック』)
- 夢ノ狩人 (「魔境伝説アクロバンチ」OPタイトル『夢の狩人』)
- GOLDEN BOYS前編 (江川達也『GOLDEN BOY』)
- GOLDEN BOYS後編 (江川達也『GOLDEN BOY』)
- 恋はおまかせ! (一条ゆかり『恋はおまかせ』 or 実業之日本社『恋はおまかせ特集号』『恋はおまかせスペシャル』)
- バトルアスリーツ大運動会 (アニメタイトル『バトルアスリーテス大運動会』)
- 先生のお時間 (ももせたまみ『せんせいのお時間』)
- 夢色chaser (「機甲戦記ドラグナー」OPタイトル『夢色チェイサー』)
- 最終兵器カノジョ (高橋しん『最終兵器彼女』)
- デートなUSO (ゲームタイトル『デイトナUSA』)
- 教えて!せんせいさん (「瓶詰妖精」OPタイトル『教えてせんせいさん』)
- ミラクルボディにご用心! (「VS騎士ラムネ&40FRESH」OPタイトル『ミラクルボディにご用心』)
- *SANTA!* (蔵人健吾『★SANTA!★』)
- パワータフガールズ (アニメタイトル『パワーパフガールズ』)
- 故郷からマ王! (喬林知『今日からマ王!』)
- BOY MEETS GIRL<DA!REMIX> (「だぁ!だぁ!だぁ!」EDタイトルtrf『BOY MEETS GIRL DA!DA!DA!Remix』)
- 御近所物語 (矢沢あい『ご近所物語』)
- 悠と (ほったゆみ・河野慶『ユート』とあずまきよひこ『よつばと!』)
- トラブるチョコレート (アニメタイトル『トラブルチョコレート』)
- スキダミマイタイ (「MEZZO -メゾ-」OPタイトル BARNABYS『スキマミマイタイ』)
- まんがちゃんぽん昔ばなし (アニメタイトル『まんが日本昔ばなし』)
- 秘めちゃうのリボン (水沢めぐみ『姫ちゃんのリボン』)
- トラップ一過物語 (アニメタイトル『トラップ一家物語』)
- カルマの樹 (アニメタイトル『パルムの樹』)
- レディ領事ィ (アニメタイトル『レディジョージィ』)
- 過度ガード (アニメタイトル『GAD GUARD』)
- 天才は最後にやってくる!! (「エルフを狩るモノたち」EDタイトル『天才は最後にやってくる』)
- send ビューナス女学院 (アニメタイトル『聖ルミナス女学院』)
- みんなで誕生日 (「まんが日本昔ばなし」EDタイトル『みんなでたんじょうび』)
- 奥様は魔法少女? (アニメタイトル『奥さまは魔法少女』)
- Booby MAGIC (「金田一少年の事件簿」EDタイトル『Boo Bee MAGIC』)
- ダブル・ハート (今野直樹・市原剛『ダブル・ハード』)
- スクール乱舞る (小林尽『スクールランブル』)
- うわさのキッサ (「キテレツ大百科」EDタイトル『うわさのキッス』)
- ヨシモト ガネッ子物語 (アニメタイトル『ヨシモトムチッ子物語』)
- 奇行選挙動乱 (アニメタイトル『奇鋼仙女ロウラン』)
- 欲情生徒会 (アニメタイトル『極上生徒会』)
- 願いが叶うように (「イッパツ危機娘」OPタイトル『願いがかなうように』)
- 負けないで!片想い (「SAMURAI GIRL リアルバウトハイスクール」EDタイトル『負けないで…片想い』)
- トランスフォーマー・ザ・ヘッドミスターズ (アニメタイトル『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ 』)
- 祭バカ日誌 (やまさき十三・北見けんいち『釣りバカ日誌』)
- 怒りと水とタフネス (アニメタイトル『光と水のダフネ』)
- 怪奇大作戦! (ドラマタイトル『怪奇大作戦』))
- 時にはむかしの話を (「紅の豚」EDタイトル『時には昔の話を』)
- Blue Water (「ふしぎの海のナディア」OPタイトル『ブルーウォーター』)
- 赤毛のアニ (アニメタイトル『赤毛のアン』)
- ガラリーフェイク (細野不二彦『ギャラリーフェイク』)
- Oh!Family (アニメタイトル『Oh!ファミリー!』)
- ストーミー・ラブ (「FIRESTORM 」OPタイトル『STORMY LOVE』)
- 脂肪よそれは (「円卓の騎士物語 燃えろアーサー」OPタイトル『希望よそれは』)
- ラブ・ラブ・ニンキーモノ (「魔法のプリンセス ミンキーモモ」OPタイトル『ラブ・ラブ・ミンキーモモ』)
- アタック剣 (ドラマタイトル『アタック拳』)
- HUSTLE MUSHROOM (「キン肉マンII世」OPタイトル『HUSTLE MUSCLE』)
- オバケがいくぞー (「ゲゲゲの鬼太郎(第3シリーズ)」EDタイトル『おばけがイクゾ~』)
- バスだーぞ!! -反則の間界人- (萩原一至『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』)
- 異端者討魔師 (絵本「機関車トーマス」)
- ガンバレ男の子! (「コボちゃん」OPタイトル『ガンバレ男の子』)
- REVENGER (アニメタイトル『AVENGER』)
- シスタープリンセス (ゲームタイトル『シスター・プリンセス』)
- Sexy Sexy!? (「学校の怪談」EDタイトル『Sexy Sexy,』)
- 全員と聖夜(ゼイントセイヤ) (車田正美『聖闘士星矢』)
- 歌を歌おう (「クレヨンしんちゃん」EDタイトル『うたをうたおう』)
- 不思議遊戯 (渡瀬悠宇『ふしぎ遊戯』)
- ホーム・センターあらし (すがやみつる『ゲームセンターあらし』)
- (*)~アスタリスクゲート~ (「BLEACH」OPタイトル『*~アスタリスク~』)
- ボディだけレディ (「キテレツ大百科」OPタイトル『ボディーだけレディー』)
- チョコっとDisaster (雑破業・竹内桜『ちょこッとSister』)
- 1/3の純情な番長 (「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」EDタイトル『1/3の純情な感情』)
- White and wonderful world (「三丁目の夕日」EDタイトル『WHAT A WONDERFUL WORLD』)
- ラブ・デスティニー (「シスター♥プリンセス」OPタイトル『Love Destiny』)
- 遭難逆走族 (吉田聡『湘南爆走族』)
- GS(ジーカップストラグラー)矢射子 告白大作戦!! (椎名高志『GS美神 極楽大作戦!!』)
- いとしさと切なさと心強さと (「ストリートファイターII MOVIE」主題歌『恋しさと せつなさと 心強さと』)
- ハイスクール!奇縁組 (新沢基栄『ハイスクール!奇面組』)
- 犬猿同士バストシルモン(アニメタイトル『幻影闘士バストフレモン』)
[編集] 太臓もて王サーガ外伝~変人偏屈列伝~
過去のエピソードを別の角度から描いた話が中心のショート漫画。赤マルジャンプ2006SUMMERに掲載された。
特別に荒木飛呂彦が描いた太臓(の偽物)が登場した。その為か、副題の変人偏屈列伝は荒木の同名の短編集からとっている。
[編集] 外部リンク
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