都市伝説一覧
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都市伝説一覧(としでんせついちらん)は、国内外の都市伝説の主な事例を一覧にしたものである。
以下は都市伝説であり、事実として確認されたものではない。また、都市伝説の性質上、部分的に事実を反映しているように見えるものでさえ、全くの虚構で一切の事実が含まれていない可能性は高い。従って、ここに紹介された内容を流布すれば中傷となるかもしれない点に注意。
目次 |
[編集] 有名な都市伝説
[編集] 繰り返し流布するデマ
- すかいらーくの看板の鳥
- すかいらーくの看板に描かれている鳥にへそがないのを見つけたら、タダになる。もちろん全くのデマである。似たようなデマに吉野家の丼がある。
- 「ファンタ ゴールデンアップル」が実在した
- 清涼飲料水ファンタには多様な種類が存在したため、架空の種類が喧伝された。噂が現実化した稀有な例。詳細はファンタゴールデンアップル論争を参照のこと。
- 「ゆとり教育」世代は円周率を3と習っている
- 「円周率は3」を参照のこと。
[編集] 迷信や誤解に由来する話
対象物への知識が不足しているため、本来ありえないことが事実として語り継がれることがある。単なる迷信との区別は明確ではない。
- 下水道に棲む巨大な(白い)ワニ
- ペットとして仔ワニを飼っていた人間が、持て余して下水道に捨てた(又はトイレに流した)ところ、暖かく栄養も豊富な下水の環境に適応して巨大に成長してしまった、というもの。
- 以下の創作物のモチーフとなっている
- 短編小説『群猫』(1965年 筒井康隆)
- 漫画『浦安鉄筋家族』
- 映画『アリゲーター』(1980年)
- アニメ『機動警察パトレイバー』(1989年)
- ゲーム『メタルマックス』(1991年)
- ゲーム『バイオハザード2』(1998年)
- 黄色い救急車
- 詳細は黄色い救急車を参照
- 頭のおかしい人の所には黄色い救急車が来て、鉄格子付きの病院に連れて行かれる、というもの。地方によって、救急車の色は緑であったり、青であったり、紫であったりする。
- ヘビイチゴには毒がある。
- ヘビイチゴには毒があると言われることがあるが、実際は無毒である。ただし、味はあまり無くスカスカなので、ヘビイチゴは食用には適さない。
- ○○公園の池のボートに恋人同士で乗ると、離別する
- 東京の井の頭公園や名古屋市の東山公園など、著名な公園で言われる事が多い伝説。類似した物にとある遊園地・テーマパークへカップルで行くと別れるというのもあるが、どちらも統計的な根拠は全くない。また、手こぎボートはフォトジェニックであるためカップルが乗る図像が映画・ドラマ・写真によく使われるが、水が撥ねないように漕ぐのは慣れなければ難しく、不仲の原因になるのはどの公園であろうと変わらない。
- サーカスは人拐い
- サーカス団員は、親に売り飛ばされた人や人攫い(子取り)に攫われた人だという噂。かなり古いもので、最近はまず聞かない。団員が“孤児だけで構成されている”ベンポスタ子供サーカス(スペイン・ベンポスタ子ども共和国)が実在するので、ここから派生したと思われる。もともと、サーカス団は各地を巡業しているので、定住生活者から見れば客人的存在だったためこのような噂が流された。ヨーロッパでロマがジプシー(放浪民)と差別されたのと本質的に同じである。
- 墾田永年私財法は現在でも有効
- 詳細不明。VOWにはこのような誤解を招くような文章が掲載されていた。
- 富士の樹海では方位磁針が正常に動作しない
- 青木ヶ原は溶岩流の上に出来た地形のため、鉄分を多く含むために磁力が強くなり、故に方位磁針が狂うというのが根拠である。しかし、鉄分が多いことは事実だが、方位磁針を狂わせるほど強力ではなく、トリビアの泉でも「ガセビア」として紹介されている。
- 電線に処女の生き血を塗る
- 明治時代に流布した伝説。当時の電線は被覆されないため絶縁のためにコールタールを塗布するが、それを目撃した者が処女の生き血を塗ってると勘違いしたものが広まったものと見られる。それが広まってる間、生き血を取られないように、妙齢の女性は既婚女性と同様の容姿(丸髷、お歯黒、引眉、地味な着物等)となる場合が多かったらしい。
- 東郷ビール
- ロシアの圧迫を受けてきた北欧諸国では、「日露戦争を指揮した東郷平八郎は人気絶大で、フィンランドには日露戦争での東郷平八郎の活躍を記念した、東郷ビールがある」というもの。実際に東郷をラベルにしたビールは、「提督ビールシリーズ」の一つとして発売されたが、東郷平八郎の活躍を記念したものではなく、フィンランドで東郷が人気絶大であるという事実は無かった。
- 飛脚のふんどし
- 詳細は飛脚のふんどしを参照
- 佐川急便のトラックの車体に描かれている飛脚の褌(または尻)に触れると幸運が訪れる、というもの。その他、バスなどの車体広告や特定の車種を見つけることで幸運や不運が訪れるというものもある。ジンクス。
- 眉毛のあるコアラのマーチで幸せになれる。
- 眉毛のあるコアラのマーチを見つけると幸せになれるというもの。
[編集] 事実認定が困難なため都市伝説化しつつある話
調べたらすぐに分かる内容でも、一見してそれらしく感じられるものは事実として伝えられ、伝説化しやすい。
- 富士の樹海の自殺未遂者でできた村
- 富士の樹海は一度入ると出ることができなくなるので、自殺をするために森に入った人たちの中で未遂に終わった人たちが集まり、自給自足の村落を形成しているというもの。
- ウランのネックレス
- ある女の子が彼氏から青白いきれいな宝石のついたネックレスをプレゼントされる。女の子はとてもうれしく思い、ずっと身に着けていた。数日後、彼女が休むようになったので、友達が見舞いに行くと、彼女の身に着けているネックレスの周りが赤く腫れ上がっている。彼女は金属アレルギーかもしれないけど、大事なものだから離したくないと言う。その後、彼女はついに死んでしまう。友達は、そのネックレスが気になり、こっそり持ち出し、鑑定士に見てもらうことにした。鑑定の結果、青白い宝石はウランの結晶であったことが判明した、というもの。
- ただし、似た様な話は実在し、イラクでは水がめ代わりに使っていたドラム缶がイエローケーキの入ったもので、村中が被曝し、他にも廃病院に放置されたままだった放射性物質を「光る粉」として少年たちが体に塗るなどして、数人が被曝し死亡した事例などがある。
- テロリストのお礼
- ある外国人に道を尋ねられ、親切に道を教えてあげたところ、「今日は地下鉄に乗らないほうがいい」と言われた。そしてしばらくして、地下鉄がテロ被害を受けていたことが分かったというもの。
- メン・イン・ブラック
- UFOを目撃したり、写真に収めたりした者のところを尋ねてくる謎の黒装束の男たちに関する噂。
- 元プロ野球選手の離婚
- 某プロ野球選手がある女性と出来ちゃった結婚するものの、生まれたのが黒人の子供だったため、「お疲れ」と女性に声を掛けて離婚したというもの。
- アロエビクスマン
- 近畿地方で流布した都市伝説。
- 横田基地は米国カリフォルニア州に含まれる
- 実際の地名は「東京都福生市横田基地」。AFN東京への受信報告書はこれで届く。NTT回線とは別に米軍用回線(DSN番号 一部の在外米公館にもある)も引かれている為、このような話が出来たらしい。また、日本国内のアメリカ軍基地内にはアメリカ合衆国郵政公社管轄の郵便局がある関係上、アメリカ切手が使えるために生じた可能性がある。
- ちなみに、沖縄県内に存在する各米軍基地の住所はカリフォルニア州扱いである。
- リカちゃん電話に関する都市伝説
- 受話器受けのスイッチを操作するなど、通常では考えられない方法でリカちゃん電話に繋ぐことが出来るとする。またリカちゃん電話を利用しているのは、本来ターゲットである女の子ではなく、小児性愛者もしくは変態性欲者とする。
- ダイアル回線、特に旧型の黒電話などでフックスイッチを素早く数回連打すると、交換器がその操作を回数に相当したダイアルパルスと認識することがある。そのため、正しい番号にかかる可能性がある。特に、かつてのリカちゃん電話は、下5桁に1や4など小さい数字が多かったため、比較的成功しやすかったと思われる。また、上記操作の際には、しばしば111番や114番にかかり、自動音声が流れ、前者の場合は回線試験でベルが鳴り出す(おばけ電話と呼ばれた)。これも噂の要因となったと思われる。
- 大地震発生日はパニックを避けるために公表されない
- 大地震発生日は「Xデー」と呼ばれ事前に予知されているが、政府高官やNHK報道員、一部の有力者以外にはパニックを回避するために公表されないとする都市伝説。しかし、東京都で2005年に中規模な地震が発生した際に、災害対応要員用官舎に住みポケットベルの常時携帯が義務づけられていた都職員の多くが非常召集に対して連絡もとらず、問題になった。これは上記都市伝説に対する反証といえる。なお、現在の技術では、地震の予知は早くとも発生40分前程度とされる[要出典]のが一般的である。
- 運転免許証の番号
- 免許番号には個人の犯歴や、特定政党や団体の構成員・職員などの「要注意者」を判別できる情報が含まれている、というもの。
- 今後予定されている運転免許証へのICチップ内蔵においては、「要注意人物」をも特定できるような個人情報が書き込まれる、との危惧がある(ICチップを読み出せるのは警察関係者(全ての情報)と、免許証の所持者本人が警察施設内設置の専用端末を使い表面の印刷情報との同一性確認の範囲で閲覧が可能である)。
- 詳細は運転免許証#番号の属性参照のこと。
- 当たり屋グループ
- 「当たり屋グループに注意してください」という趣旨の文章とともに、車のナンバーが列挙されている怪文書が、1985年頃から流通しつづけている。該当ナンバーの多くは実在しないことが確認されている。社会心理学者・佐藤達哉による研究が詳しい。
- バヌアツ共和国のエロマンガ島はすでに水没
- 南太平洋に存在する同島が、地球温暖化などによる海面の上昇で既に水没したとするもの。一部ラジオ・テレビ番組でこの内容が放送されたことに加え、「エロマンガ島」の地図上の表記が「イロマンゴ島」に変更されたことにも起因するといわれる。実際のイロマンゴ島には標高800m近い火山が存在するため、数メートル程度の海面上昇で全島が水没することは有り得ない。
- 赤ん坊の死体を使った麻薬密輸
- 赤ん坊の腹を切り、中に麻薬を詰め込んで麻薬密輸に利用するというもの。『ワシントン・ポスト』がこの都市伝説を事実だと勘違いして1985年3月25日に新聞に載せた。3月30日に訂正。2000年代には欧州で生きた犬の腹部にコカインを隠して持ち込もうとした事件はあった。世界幻想文学大賞受賞作である、ダン・シモンズ(Dan Simmons)の小説『カーリーの歌(Song of Kali)』で、主人公の子供が密輸用として殺害される描写がある。
- スナッフフィルム
- 実際の殺人の様子が収められたビデオ、DVDが裏社会で流通しているというもの。
- なめ猫
- ツッパリ学生の衣装を着せた子猫の写真等が1980年代にヒットした。写真撮影時に猫を立たせるために尻から割り箸を差し込んだ、という説がある。また手術により針金を体内に埋め込んだという説もささやかれた。実際には衣装に仕掛けがあり、猫の体に負担をかけないで立たせることが出来る。
- くぅーちゃん死亡説
- 消費者金融「アイフル」のCMに出演しているチワワのくぅーちゃんが死んでいるという噂が、芸能界やペット業界で、まことしやかに囁かれている。実際は死んではおらず、大人数ではないものの、一部の人にはくぅーちゃんが死んでいるとの噂が立ってしまっている(その後もCMにくぅーちゃんが出演しているが、これは別のチワワで、よく見ると違うので出演時間を若干少なくしているというものがつく)。この噂は、某写真週刊誌[要出典]が、チワワ(当時このCMの影響で流行していた)をペットショップで買ってきたが、購入後すぐに病気死んでしまったという話を元にした記事を載せた際、その見出しを「くぅちゃんが死んじゃった」としたために起きた誤解であると考えられる。また、くぅーちゃんの妹にあたる犬が、犬種品評会でモノのように扱われていた映像が流れたことから、くぅーちゃんも業界に酷使されたのではと考えられたようだ(ちなみに代替わりを繰り返していたとされるサンライズ「ほねっこ」のゴン太は、1歳を目前に撮影された1993年のCMから、画面でも白毛が目立つようになった2004年のCMまで、同じ1頭のラブラドールで撮り続けられてきた。この偉業は、逆の意味で伝説になっている)。いずれも消費者金融業についての悪いイメージがもたらした都市伝説であるといえよう。
- ソニータイマー
- 詳細はソニータイマーを参照
- ソニーの電化製品は無償修理期間が過ぎた頃、絶妙のタイミングで故障が発生する、というもの。
- スピード写真のネガは、密かに回収されて警察のモンタージュ写真に使われる
- 古い(銀塩やインスタントの)スピード写真は直焼きであり、元々ネガが存在しない。また最近のものはデジタルプリントになっている(ブースの中にデジカメと写真紙プリンターが組み込まれている)ため、同様にネガは存在しない。
- 近年では、デジタル写真ブースからインターネット回線経由で警察に送られているとする説も見られるが、たとえ技術的には可能な手段であっても、街頭の防犯カメラの設置に関してさえ一部の世論が神経質な反応を見せる現在の世相のもとでこのような方法を強行して発覚した場合のリスクを考えれば、少なくとも現在の日本では有り得ないと考えて良い。
- たばこ「ラッキーストライク」は米国の原爆投下を記念して生産した。
- 実際には19世紀から生産されている。他にも「日の丸をもとにデザインされた」など多数の流説がある。
- クローン携帯
- 詳細はクローン携帯を参照
- 携帯電話機には、正規のものと全く同じ識別情報を持つ違法な端末があり、その違法端末で使用した料金は正規の端末を持つ者に請求が来る、というもの。
- 36球ファウル
- 野球ルールに関する都市伝説。一度の打席で36球ファウルを打った打者はアウトになるというもの。地域によって33球とも30球とも言う。昭和後期にはかなり広まっていた都市伝説であり、野球ルールを扱った書籍の多くがわざわざ「そんなルールはない」と明記していた。タレントの伊集院光も、子供の頃の野球のローカルルールとして、「ピッチャーが疲れるので三十数球ファールを打つとアウトというルールがあった」と自身のラジオ番組の中で話している。
- 試合の進行を円滑にするためのローカルルールが広がったものとの見解が多いが、日本のプロ野球で1人の打者が一度の打席で投手に投げさせた最多投球数の記録でも19球(1947年11月11日、太陽ロビンスの松井信勝が記録、最後は四球を選んだ、また「一打席での最多ファウルの記録」でないことに留意)であり、実際に当ルールが適用される状況はほとんど起こり得ないと考えられる。
- TWガール
- 1999年にインターネット上で公開されたある女性の写真の巨乳に纏わる、インターネットで流れた様々な憶測。
- マイクロソフトはユダヤ人迫害を支持
- ワープロソフト等でニューヨークシティの頭文字「NYC」と入力しフォントを「Wingdings」にすると、髑髏マーク、六芒星(ダビデの星)、親指を立てたマークが表示されるので(フォントサイズを大きくするとわかりやすい)、マイクロソフトがユダヤ人の迫害を支持していると言われていた。これについてマイクロソフトはただの偶然であるとコメントしている。
- このことからマイクロソフトはフォント「Webdings」において「NYC」と入力すると、目のマーク、ハートマーク、ビルのマーク(アイ、ラブ、ニューヨーク)が表示されるようにしたと言われている。
- アメリカ同時多発テロを示唆する便名「NY33」
- 上記「マイクロソフトはユダヤ人迫害を支持」と同様のフォントによるもの。同時多発テロで飛行していた航空機の便名に「NY33」というものがあるというもの。この「NY33」を「Wingdings」にすると、ドクロマーク、ダビデの星、二つの長方形となり、世界貿易センタービルに突っ込んだ飛行機テロが表現されている。実際にはNY33という便名の航空機は飛んでいなかったが、世界貿易センターの北棟に衝突したアメリカン航空機の便名は「N334AA」で、最初の3文字「N33」はドクロ、ビル(のように見えるが実際は書類のシンボル)2つを表示することが可能なため、ここから流布したものと推測されている。またこれに付随して飛行機を表示する「Q」が付け足されることがある。
- 原発周辺での巨大植物
- 原子力発電所の周辺や構内で、通常よりも明らかに一回り大きなタンポポなどを目撃したというもの。対抗神話として、これは放射線の影響ではなく原発からの廃熱(冷却水など)が原因なのだ、といった解釈が付け加えられることもある。
- フルフェイスヘルメット
- フルフェイスヘルメットをかぶったバイクライダーが転倒時にヘルメットが反対側を向き気絶するが、かけつけた救急隊員が頭がまわったと勘違いし頭部を反対側にまでまわしたというもの。
[編集] 生体、心理、医学に関する都市伝説
- 瞼の痙攣は災難の前触れ
- 瞼がピクピク動くのは嫌なことが起こる前触れというもの。当然ながら根拠はない。漫画ドラえもんで取り上げられたことがあり、これを本気で信じた人が続出した。
- 全身を金色や赤色などで染めた人が、しばらくして皮膚呼吸できなくなって死亡
- 全身に金粉などを塗り、皮膚呼吸を妨げると死に至る、というもの。
- 参考人間と皮膚呼吸、007 ゴールドフィンガー#その他
- 007シリーズ『ゴールドフィンガー』でとりあげられ、有名になった。その後、漫画『ターヘルアナ富子』(徳弘正也)、漫画『ベロベロベースボール』(河合じゅんじ)、などの作品でもモチーフとされている。
- 扇風機をつけたまま寝ると死ぬ
- 詳細は扇風機の都市伝説を参照
- 扇風機の風を浴びながら就寝すると、徐々に体温が奪われ、皮膚が窒息状態になるため、無意識のまま死亡する、というもの。死因は心臓麻痺とされることもある。
- 殺人者だけが受ける心理テスト
- 『とある所に3人家族が住んでいた。ある時夫が死に、妻は葬儀の参列者の男に一目惚れした。数日後、妻は自分の息子を殺害した。それは一体なぜか?』という心理テストに対する解答方法による性格の診断に関する噂。
- 普通の人間であれば「再婚の際に息子が邪魔になったため」と答えるが、嗜虐嗜好が極端に強い人間は「息子の葬式でもう一度好きな人に会えるため」と答えるという(八百屋お七に由来)。「その証拠に有名凶悪犯である宮崎勤、麻原彰晃、酒鬼薔薇聖斗などは後者を選んだ」という解説が付くことも。
- 曲がりなりにも精神鑑定として犯罪者に信憑性があまりない手段を使うとは到底考えられず、この話は明らかに都市伝説の域であるといえる。また、この設問自体も誰でも知っているわけではないため、一般的だとはいえない。
- また、桜庭一樹によるライトノベル作品『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』にて、「凶悪犯罪者(子殺し)かどうか」を試すために実際にこの心理テストと類似した設問を使用した精神鑑定を行っているシーンがあり、このエピソードが元になっていると思われる。
- テレビ東京のバラエティ番組『やりすぎコージー』の「芸人都市伝説」というコーナーで、ダイノジの大谷ノブヒコがこの都市伝説を語った(2005年10月放送)。
- 死ななかった死刑囚は釈放
- 刑の執行中に死ななかった死刑囚はそのまま釈放されるというもの。古代、および外国の刑法ではどうなっていたか不明である(1984年12月、アメリカ・ジョージア州で、死刑囚に対し電気椅子による放電が6分間行われたものの、死ななかったため、さらに20分間再放電され死刑が執行された事例がある。また、1983年7月、イラン・ イスファハンでは絞首刑執行後、20分経過しても、死刑囚が死ななかった。イスラム法では1度刑を科したら2度目は出来ないため、その死刑囚は放免となったとされる参考HP)。また、律令法で刑の執行途中で恩赦が出る可能性があるという理由で斬首刑より絞首刑の方が刑が軽いと解された例はあるが、少なくとも、明治時代以降の日本ではそのようなことは有り得ないと言われている。ただし、[1]の様な例もある。近世の魔女狩りにおける拷問にも似たようなものがある。この噂をもとに「無実の罪で死刑に処せられた死刑囚が生き延びたために密かに釈放され、復讐を果たす」という2時間ドラマ(原作は太田蘭三著『白の処刑』、主演:三浦友和)が制作された。元死刑囚監房掃夫によるノンフィクション『そして、死刑は執行された』(合田士郎著 恒友出版)では、この都市伝説に最後の望み託し、その真偽を監房掃夫に問う死刑囚の姿が描写されている。また同書の記述によると、昭和40年代の宮城刑務所では、執行後に医師が毒薬や空気を注射し、蘇生しないよう処置していた。
- 明治5年、石鉄県(愛媛県)の久万山騒動の首謀者の一人、田中藤作が絞首刑執行後、遺体を引き取った家族が自宅に連れ帰った後蘇生し、県庁に届出て、その後司法省を通じ太政官正院より放免と原籍編入を指示した事実があり、その実話が根拠になっているのかもしれない。
- しゃっくりが100回続くと死んでしまう
- しゃっくりが止まらずにいると、100回目になった途端に死んでしまうと言うもの。体の変調を見逃さない様にとの先人の知恵と思われる。(例:夜に爪を切ると親の死に目に会えない⇒昔は明かりも弱く危険な事を戒めた)
- 尺取虫が頭の天辺まで這い上がると死んでしまう
- 尺取虫が足元から這い上り、気付かずに頭の天辺まで到達してしまうと死ぬと言うもの。
- 点滴中に気泡が少量でも混じると死亡する
- 少量であれば気泡は肺の毛細血管に小さな塞栓を形成するだけであり、死亡に至るには故意に大量の空気を送り込まなければならない。また、点滴の際に多少の空気が入る事は良くあるが、それが原因で死ぬ事は無い。
- 血液型性格分類
- 医学的な根拠は、現在のところ全くない。血液型による性格判断が行われるのは日本及び韓国と台湾の一部の人たちの間だけで、他の国では全く行われない。しかも韓国と台湾でのブームは日本のサブカルチャーの影響によるものである。これについては、テレビ番組などで過熱した占いなどが行われたことで、いじめなどが発生したことから、局への抗議が行われたことすらある。
- 血液型と性格との関係性を医学的に検証しようという研究もあるが、完全に証明されるまでは「関係性はない」と言わざるを得ない。
- 赤い玉が出たら打ち止め
- 男性が射精時、ペニス(尿道口)より精液では無く赤い玉が出たら、その人の生殖機能は限界に達した証拠だとする説。昔のパチンコ台の構造に由来する。現在のように天井から自動的にパチンコ玉を配給するシステムは無く、出玉をパチンコ台に内蔵させていたため、打ち止めが近付くとあらかじめ投入されていた赤い玉が排出され、玉が尽きると遊戯が終了した(台の玉を補給しなければならなかった)ことから。この伝説を元に『赤い玉の伝説』(聖飢魔II『愛と虐殺の日々』収録、『陽炎』シリーズ主題歌)、北崎拓原作『クピドの悪戯 虹玉』が作られた。私屋カヲルの漫画『青春ビンタ!』でもネタにされている。
- 満月の夜には犯罪が増える
- ヨーロッパを中心に、満月の夜には犯罪が増えると思われている。また、これを証明するデータも存在しているとされる。しかし、月の引力は潮の満ち引きには影響するものの、月の引力が人間の体液、性質にまで影響を及ぼす科学的な証明はされていない。
- 都市伝説は狼男伝説と、近代的にはアーノルド・L・リーバーの疑似科学書『月の魔力』による。この本は満月と犯罪の関係を調べた本だが、虚偽の統計操作が多いという批判がなされている。
- テレビドラマXファイルでもネタにされていた。
- 大気汚染のひどい地域に住むと、鼻毛が速く伸びるようになる
- 統計的な調査結果は、まだ出回っていないため、検証不可能である。ただし、『探偵!ナイトスクープ』で一度この伝説に関して実際に調査を行ったところ、山間部の空気のきれいな場所では鼻毛の短い人が多く、都市部になるほど長い鼻毛が多く見られる、といった結果があったことからまんざらうそとも言い切れない。ドラえもんにおいて、道具でパパを未来人にした際「汚れた空気を吸わないように鼻毛が伸びた」話もあり、それも噂を助長した理由の一つという説もある。その話をモチーフにしたCMを女優の相武紗季が演じていることでも知られている。
- 見慣れない微生物
- 自分の唾液を顕微鏡で観察する実習中に、女子学生が教科書には載っていない微生物を発見する。講師を呼んで確認してもらったところ、一言「精子だね」と言われるというもの。歯学部や医学部の学生の間で、具体的な上級生の実話として伝えられることが多い。
- 死体洗いのアルバイト
- 病院等で死体をホルマリンで洗うバイトを募集する事があり、その報酬は非常に高額である、というもの。
- 壁に耳あり
- 詳細は壁に耳ありを参照
- ある医学生が、解剖実習の際に献体の耳を切除した後壁に貼り付け、「壁に耳あり」と冗談をやり、不謹慎として退学になった、というもの。
[編集] 事故に関する都市伝説
- 赤ちゃんをミンチに
- 赤ちゃんを車の後ろにぶら下げたまま走行してしまい、赤ちゃんが引きずられたあげく、ミンチになってしまっていた、というもの。
- ショック死
- あるところに夫婦がいた。ある日、夫婦は口げんかをしてしまい、夫は、頭にきて妻をびっくりさせてやろうと考えた。夫は妻が外出している隙に体に紐を括り付けて首にロープをかけ、首吊り自殺をしているように見せかけた。妻が家に帰ってきた。妻は、夫が首をつっていると思い、そのことにびっくりして悲鳴を上げて倒れてしまった。その悲鳴を聞いた隣の住人が駆けつけた。隣の住人はすべてを把握し、救急車を呼ぼうか考えたが、前から欲しかったホームランボールに目が行き救急車は呼ばず、そのボールをこっそり持ち帰ろうとした。夫は、困惑して死んだふりを続行していたが、ボールをとられるのを黙って見過ごすわけに行かず、思わず声を上げてしまった。隣の住人はその声にびっくりしてショック死してしまった。というもの。
- 日焼けサロン
- 日焼けサロンに行ったところ、体調を崩してしまった。そして、医者を訪れた時「もう治すことはできません。あなたの内臓は生焼けの肉のようです。一度焼けた肉を戻すことはできますか?」と言われたというもの。
- 角膜融合
- コンタクトレンズをしていた男が溶接作業中にある拍子に火花が目に入り、角膜とコンタクトレンズが溶接されていてしまい、帰宅後にコンタクトレンズをとったとき角膜がはがれてしまったというもの。前述のような事例はありえないが、コンタクトレンズと角膜が張り付いてしまい外科的手術によって取り除かれるという事は実際にある。中国においては3枚のコンタクトレンズを重ねて半年間使用したために1枚目を取り除くのに手術を行ったという事件が起こっている。
- 海辺で足を切った後、フジツボの卵が足の裏に入り込んで繁殖
- フジツボの固着性や繁殖性からきたものと思われる。実際には動物の体内でフジツボが生息することは不可能である。クジラの皮膚にフジツボが寄生しているという話がベースになっていると思われる。岡野剛の漫画『未確認少年ゲドー』でギャグとして採り上げられたことがある。なお対抗神話として「…という話が冗談として流布しているが、条件が揃えば繁殖は可能である」というものがある。
- セックスの途中、膣痙攣でカップルが救急車で搬送
- 性交中、女性が膣痙攣を起こし男性の局部が抜けなくなり、救急車で搬送されるという話。有名タレントや、身近な学校の生徒等が遭遇した事件(八中事件)として流布されている。
- 男性の局部が抜けなくなった報告例がアメリカで一件だけあったがのちに創作と判明。1971年ヴァンダービルト大学病院のボンジュラントとカパナーリが『フィラデルフィア医学ニュース』で嘘を暴露(ブルンヴァンの都市伝説シリーズより)。
- なお、膣痙攣そのものが都市伝説とされることがあるが、実在する症状。医学上は「膣痙」と言い、英語ではvaginism、独語ではvaginismusと呼ばれる。性交前に起これば挿入不可、もしくは痛みを伴う。性交中に起これば抜去不能となり、陰茎捕捉(cativus)の状態になるという部分が都市伝説であり、陰茎捕捉はイギリスで1947年の手紙による報告一例のみである[2]。
- 見るなよ
- 電車に轢かれた男が首が取れてしまったが、野次馬に対して「こっち見るなよ」と言ったというもの。実際は首だけになった人間はしゃべることはできない。(ギロチンによって切断された以後に、何かを語りかけるように口をパクパクさせたという談話もある。こちらも真偽ははっきりしない。)
- 耳から白い糸
- 耳にピアス用の穴をあけたところ、耳から白い糸が出る。それを引っ張ると眼球が突然裏返しになり、失明してしまうという。
詳細は「耳から白い糸」参照のこと。 - 人間シチュー
- 老人が風呂釜の中で孤独死してしまい、後日発見されたときにはグツグツに煮立ったビーフシチューのような状態になっていたというもの。実際のところ入浴中に亡くなる独居老人は多く、救急隊員や警察官などはかなり崩れた状態の遺体を見ることがしばしばあり、「いい匂いがした」などの表現は誇張であるが、話としては事実に基づいている。[1]
- 爆乳
- 豊胸のために体内に封入したシリコンが、飛行機の離陸の際の気圧差で風船のように膨張し、胸が破裂する、というもの。
[編集] 犯罪、事件、裁判に関する都市伝説
- ネコを電子レンジで乾燥(「猫レンジ」)
- アメリカで濡れた飼い猫を電子レンジで乾燥させようとして茹で殺してしまい、それについて、「取扱説明書に『濡れたペットを乾かすのに使ってはいけない』と記述しなかったメーカーに責任がある」と訴え、勝訴して莫大な賠償金を得た、というもの。
- 「訴訟大国アメリカ」を皮肉る際によく使われるが、そもそも訴訟自体が存在していない。1991年10月26日号の朝日新聞に掲載された「PL法を考える」と題された記事によると、日本弁護士連合会・消費者問題副委員長がアメリカ弁護士協会に問い合わせを行ったところ、「そのような判例は聞いたことが無い」との返事を受け取ったという。
- この話はPL法が実施される以前からあり、さらに古いバージョンでは、動物ないし赤ん坊のほうが誤って自分からオーブンに入ってしまう内容であった(ブルンヴァン)。
- アメリカにおいては「濡れたペットを乾かすのに使ってはいけない」といった注意書きは存在しないが、イギリスでは実際に書かれている。
- エイズ・メアリー/エイズ・ハリー
- 行きずりの異性と夜を共にした翌朝、相手は姿を消し「エイズの世界へようこそ!」というメッセージが残されていたという内容。
- 橘あゆみ
- チェーンメールによって広まった強姦被害者女性の名前。同名のキャラクターが、ゲーム『ファミコン探偵倶楽部』に登場するが、関連性は不明である。
- 黒いキューピー人形
- 女手一人で赤ちゃんを養っていた母親が赤ちゃんを部屋に残して家を出た時、交通事故で死んでしまった。しかし、母親は身元が確認できず、無縁仏とされてしまい、赤ちゃんは部屋に取り残されてしまった。数ヶ月後家賃を振り込まれない大家が業を煮やして彼女達の住んでいた部屋を訪れたところ、部屋には黒いキューピー人形があった。よく見ると(ハエやゴキブリがたかったことによって黒くなった)赤ちゃんの死体だった。
- ベッドの下の男
- 知らないうちに、ベッドの下に殺人鬼が潜んでいたというもの。その時点では殺人鬼の存在には気付かないが、後に安全が確保された時に痕跡に気付き、ぞっとする事になる。
- ルームメイトの死
- ルームメイトが、殺人鬼によって殺されたのを知らずに翌朝までその場で寝てしまうというもの。
- 中国奥地の達者(だるま)
- 中国奥地へ行った日本人観光客が、両手両足を切断されて見世物にされるという話。闇で売られているとする だるま女という話もある。
- M資金
- 詐欺事件に利用される、実在すると信じられている謎のブラックマネー、M資金が登場する。マルタ騎士団、フリーメーソンとの関係がしつこく噂される。
- 赤マント
- 赤いマントをつけた人さらいが少女を誘拐し、暴行して殺すというもの。
- サンチアゴ航空513便事件
- 1989年10月12日にブラジルのポルトアレグレにある空港に、35年前に西ドイツを飛び立ち行方不明となっていた飛行機が突如現れて着陸したが、乗客乗員全員が白骨化していたとされる。なお、同様な例としてソ連の飛行場に白骨死体の乗ったナチスドイツの戦闘機が着陸したという話もある。これらの話は逆バミューダ現象として噂されることが多い。
- フィラデルフィア計画
- マンハッタン計画と並行して行われた計画とされる。船舶をレーダーから消すための実験のために船全体を電磁波で覆ったところ突然船が消え去り、全く別の場所で発見されたという。機器は乱雑に散らばり乗員は壁に体がめり込むなど船内は異常な光景だったという。一部の見解では、この話は大戦時の研究であり軍の機密事項でありながら、軍関係者によりメディアへ漏洩されており、その事から敵国情報機関の監視をマンハッタン計画から逸らす為に意図的に流布されたというものがある。アメリカで「フィラデルフィア・エクスペリメント」という題名で映画化された。映画では未来へタイムスリップする設定になっている。
- 歩行者専用道路標識
- 「歩行者専用」の道路標識のデザインは、子供を誘拐する誘拐犯人の写真を元にしているとする説。しかし、このデザインは公募されたわけではなく、またヨーロッパの共通規格に準じたデザインであるため、まったくの事実無根である(詳細は歩行者専用道路標識を参照)。
- 借金で首が回らなくなるとマグロ漁船に乗せられ、遠洋漁業に連れて行かれる
- マグロ漁を行うには数ヶ月以上船に乗り続けて漁をすることになるが、その職業が高給だったため、借金を抱えて逃げられないようになると債権者が負債者をマグロ漁船に乗せて働かせるという噂がよく聞かれることになった。実際にはマグロ漁に従事するには、遠洋マグロ漁船乗船資格をはじめとする各種の資格・免許の取得や知識・技術の習得(水産高校卒業者など)を必要としており、何ら資格や技術のない素人をマグロ漁に従事させることはまず不可能である。だがそれは法を遵守するという前提が必要であり、完全に否定する根拠にはならない。非合法な金融業者の回収手段ゆえ、生命保険をかけて漁船から突き落とし殺害するという説もあるが、現在に至るまで摘発例はない。但し、債権者が負債者に対し「マグロ漁船に乗せるぞ」と脅迫し逮捕された例、あるいは実際にマグロ漁船に乗せようとしたが、旅券習得に失敗したため、未遂で警察に逮捕された例はある。もちろん、この話自体が実際に法を遵守した上で遠洋漁業に携わる人々や関係者を傷つける話であることも事実で、軽々しく信じたり公言したりすることも慎むべきである。
- 偽の警察官
- 殺人事件の聞き込みに来る制服警察官が実は事件の真犯人であり、訪問を受けた目撃者がテレビニュースでそれを知る、という話。
- 外国航路船の簡易便所
- 船に、拉致して来た女性を監禁し、航海中、船員が性欲処理の捌け口として代わるゞ凌辱する、というもの。船は遠洋漁船であったり外国貨物船であったりする。
- ガンダム裁判
- アニメ『機動戦士ガンダム』に関する会社が韓国でガンダムの商標登録に関する訴訟を起こされ、「韓国では『ガンダム=空想ロボットを指す一般名詞』という考え方が常識化している」(これは事実)という理由で敗訴したというもの。後に逆転勝訴したとされるが、事実であることを証明する明確なソースは存在しない。ただし、政府関係の会合で「韓国において一度は商標登録を断られた」旨の発言も為されている[3]ので、登録に際して何らかのトラブルがあったであろうことは推察できる。
- 忽然と客の消えるブティック
- ブティックの試着室に入った客が次々と行方不明になるというもの。その後の行方には諸説あるが、中国奥地の達者などの人身売買話につながる場合も多い。
- フランスに「オルレアンの噂」と呼ばれる、よく似た話があり、これが元になっているという説がある。
- アイアムエイズ
- ある商社の男性が海外に行かなければならなくなった。その中で友人から海外ではゲイが多く襲われることもあることを聞き、対処法として、「アイアムエイズ(私はエイズです)」と答えればいいということを聞いた。そして、出張先に着いたとき、ゲイに襲われそうになってしまった。彼は友人の助言を思い出し「アイアムエイズ」と言った。すると、外国人は「ミートゥー(私もそうです)」と答えた。
[編集] 怪談都市伝説
幽霊、お化けなどの超常現象、妖怪などの未確認生物は、それを否定することが難しいこともあり、伝説として語り継がれることが多い。 また、恐怖心をあおるよくできた怪談は語り継がれやすく、(特に超常現象が絡むものは)事実かもしれないという思いを抱かせやすいので都市伝説化しやすい。 日本では、「赤い紙、青い紙」・「トイレの花子さん」など学校を舞台とした怪談が数多く存在し、世代を超えて語り継がれていることが多い。学校の怪談も参照のこと。
- 夢と違うことするんじゃねぇよ
- ある日、家の近くのコンビニで男に襲われる夢を見た。そのことが気になりつつ、そのコンビニに行った時、夢の中に出てきた男がいた。怖くなって、走って帰ろうとしたら「夢と違うことするんじゃねぇよ。」と言われたというもの。
- ビデオ
- ある日友達と一緒にいた時、一本のビデオテープを見つけた。それを見ていると、部屋の中で男が踊っているものであった。面白かったので、みんなで見ていると、一人の女の子が泣き出してしまう。そしてなぜ泣いてしまったのか、理由を聞いたところ、「これ私の部屋なの・・・」と言ったというもの。
- スクエア
- 雪山で遭難した5人の学生達の話。詳しくはスクエアを参照。
- 呪われた○○
- 持ち主が必ず不幸になると言われる宝石や車の話。「ホープダイヤモンド」「オルロフのダイヤ」やサラエボ事件で暗殺されたオーストリア皇太子フランツ・フェルディナント大公が乗っていた赤塗りオープンカーなどの話が有名。宝石については、ウランなど放射性物質が含まれていたために放射線によって身体を侵されていたなどの説明がされることがある。タイタニック号沈没の理由をアモン・ラー神殿のミイラの呪いだとする話もある。
- 白岩寺(はくがんじ)の幽霊画
- 無名当時の円山応挙が日本美術史上初めて描いた、“足のない”幽霊の絵の掛け軸。泊まった宿の、病身の娘をモデルにしたものだったが、贈ったその宿屋で娘が死んだのを皮切りに不幸が相次ぎ、手にして見た人は皆数日中に死ぬと噂された。事実、歴代所有者に不幸が起こり、気味悪がって誰も所有しようとせず、現在は白岩寺(静岡県島田市)所蔵。この幽霊画が日本特有の「足のない幽霊」の元祖とされているが、これには異説もある。
- 紫の鏡
- 20歳になるまでに「ムラサキカガミ」という言葉を覚えていると死んでしまう、又は不幸になるという内容で、1990年代に女子高生を中心に広まった。ちなみに「白い水晶」という言葉を覚えておく事で、紫の鏡の呪いは消えると言われている。
- 胴体の異様に長い猫
- 車の下に隠れて見つめる猫が余りにも可愛く、思わず抱き上げると、顔は抱き上げた人物と目が合う位の高さなのに、後ろ足は地面に着いていおり、その間は非常識な長さの胴体で繋がっていた。驚き、慌てて手放すと、その猫はあたかも尺取虫の様だが、猫特有の俊敏な動きで逃げて行った。そして、その場所と言うのが何かの研究機関の敷地外(?)であり、猫はその研究機関から逃げ出した実験動物だったと言われている。『ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説―信じるか信じないかはあなた次第』にもこの話が掲載されている。
- 見えてるくせに
- 交差点の横断歩道の向側にいた女の人が人ではない気がしたので、気づかないふりをしていた。そして信号が青に変わり横断歩道を渡ったときすれ違いざまに「見えてるくせに」と言われたという話。
- 合わせ鏡
- 0時ちょうどに合わせ鏡を作ると、自分の将来の顔、自分の死後の顔などが写ると言われている。
- 閉じ込められて・・・
- 夏休みの前に放送室や、地下室に閉じ込められて餓死し、新学期に白骨死体で見つかるという話。扉や壁のいたるところに出ようとして引っかいたあとが残されているというケースが多い。
- 死ねばよかったのに…
- 有名な心霊スポットの話。ある日、男はドライブに出かけた。トンネルを抜けるといきなり女性が落ちてくる。びっくりして急ブレーキをかけ慌てて車を降りるが誰もいない。ふと車の先に目をやるとそこは崖、急ブレーキをかけていなければ崖に落ちて死んでいたであろう。男はここが心霊スポットであることを思い出し、女性を幽霊だと確信、幽霊に感謝する。そして車をバックさせようとした際、バックミラーに女性の姿が。そして女性はこう呟いた。「死ねばよかったのに……。」
- 三本足のリカちゃん
- ある女性がトイレに入った。するとそこにはリカちゃん人形が落ちている。不審に思い手にとって見ると普通の足のほかに黄土色の足がついている。驚いて地面に落とすと「私リカちゃん。呪われてるの……。」と繰り返し始める。怖くなって女性はその場を立ち去ったが、リカちゃんの声は耳から離れることは無く、女性は狂って自殺してしまうという話。対抗神話として、この話の元はとある玩具工場の製造ミスで三本足のリカちゃん人形が作られ、それが流通してしまったことによる。というものがある。
- 三人で写真を撮ると真ん中の人が透ける
- しばしば奇数の人数で写真を撮ると、真ん中の人物が不幸になるといわれる。カメラが日本に伝来した際に「撮影されると魂が吸い取られる」といった噂があり、それが現代に継承されているとも考えられる。
- ありえない帰宅
- 家に帰ってきたはいいが、酔っていたのでどうやって帰ってきたのか覚えていない。靴を履いていなかったのに靴下が綺麗なままだったり、友達の家に財布を置き忘れていた為に無一文だったり、普通は家に帰れない状況で帰宅するという内容。
- 結婚相手が見える洗面器
- 深夜12時きっかりに、カミソリを口にくわえて水を張った洗面器をのぞくと、将来の結婚相手が見える、というもの。
- 心霊写真
- 海水浴中に水難に合い子供が死んでしまう。その後海水浴の写真を現像に出したところ、死んだ子供に対して海から無数の手が伸びていたという話。眼にも見えない物がやはり光学作用である写真フィルムにだけ写る事はあり得ない。
- 今度は落とさないでね
- ある夫婦の間に子供が生まれたが、その子供が醜かったため旅行中にフェリーから突き落としてしまう。そして数年後にまた子供が生まれる。その子供は容姿が良かった。数年後家族旅行でフェリーに乗る。その際、その子供が「今度は落とさないでね」と言う内容。「殺した相手が自分の子供に生まれ変わる」という因果応報を主題とした古くからある民話・怪談(『六部殺し』、『真景累ヶ淵』、夏目漱石の『夢十夜』など)の影響が伺える。
- 繰り返される時間
- 同じ時報を2回聞く、同じラジオを2回聞く等、同じ時間を2回経験するという内容。寝ぼけていたなど真実味を与える内容が付加される場合が多い。いわゆるデジャビュ。
- 赤い部屋
- インターネット上に存在する赤い部屋というサイト、あるいはポップアップリンク。それを見た者は死が訪れるとされる。ビジュアルノベルの体裁をとってこの話の紹介とちょっとしたサプライズを実際に製作した人物もいる。
- 首なしライダー
- 首の無いバイクライダーを目撃する話。或いは、バイクライダーへの悪戯や復讐などの目的のために、道路にピアノ線を張る者が居る、という噂話。どちらが主体に据えられているかは話し手によって変る。
- 高速道路上に出現する幽霊
- 高速道路で事故が多発するところでは幽霊、赤い火の玉が出現するというもの。実際には科学的に説明することは可能。
- 高速道路の建設に際し、公団側はなるべく安い土地を買おうとして、山間部では墓地近辺の土地を買う傾向がある。実際に沿線に墓地がよく見受けられるのはそのためであり(学校の怪談でよくある「この学校は昔墓地だった」という触れ込みも同様の背景がある)、したがって、建設された高速道路は墓地を結んでいくような線を描くことになる。すなわち墓地近辺に(事故が起こりやすい)カーブができることになり、結果、必然的にカーブで事故が多発する。
- この時点で「高速道路では墓地の近くで事故が多発する」という都市伝説が出来上がる。しかし、ここで話は終わらず、「幽霊もしくは赤い火の玉が出る」という話が付け加えられた。しかし、それは光学的現象(幽霊、赤い火の玉に見えたものは墓石が自動車や道路のライトに照らされて起きる)であることが判明している。つまりこれは「道路公団の思惑」と「光学現象」が偶然結びついた結果である。この事例は日本テレビ『特命リサーチ200X』にて取り上げられた。
- コインロッカー
- ある未成年の女性が身ごもり出産したが、育てられないがために生まれたばかりの赤ん坊を駅のコインロッカーへ捨てる。数年後女性が駅へ向かっていると見知らぬ男の子に声をかけられる。女性が「ママはどこなの?」と聞くと男の子はニタリと笑って「おまえだぁ~」。次の日にコインロッカーに押し込められた女性の死体が発見されるというもの。
- キュルキュル
- ある日一人で家に居ると電話がかかってくる。知らない女性からの電話なのだが、「あなた、キュルキュルキュルでしょ?」となぜか一部が聞こえない。しかしだんだん声がハッキリしてきて、最後には「あなた、死にたいんでしょ?」となる。「嫌だ」と叫ぶと同時に「ちっ」という声と共にドン!と大きな音がしたというもの。
- 鞠をつく少女
- 夕暮れの校庭で少女が一人鞠をついて遊んでいる。なんだろうと思って近づいてみると、少女がついていたのは鞠ではなく自分の首だった。
- マイナスドライバー
- 壁にあいた穴を覗いていると突如マイナスドライバーが突き出してくるというもの。
- サザエさんの家
- ある廃屋に関する都市伝説。
- 青森県杉沢村伝説
- 青森県にかつて杉沢村という村があったが、1人の男により村民全員が殺害され、廃村になったとする噂。津山事件が噂の元ともいわれる。
- マンションの一室の窓から見つめる女性
- ある男が毎夜帰宅途中に見かける窓には、いつも夜空を見上げる女性の姿があった。思いを募らせた男は意を決してその部屋を訪れ、扉を開けると、そこには窓に向かって首を吊っている女性の姿があった。首を吊っている様が夜空を見上げているように見えた、というもの。
- カラスの死体は消滅する
- 東京都内には数多くカラスが生息するが、その死体はほとんど見かけない。これはカラスが死ぬと、その死体が消滅するからだと説明する。その消滅には対消滅、異次元へ消え去る、または自然発火して燃焼するといった理由付けが試みられる。矢追純一の著書『カラスの死骸はなぜ見あたらないのか』(ISBN 4277880118)ではこの説が紹介されている。しかし、実際にはカラスの死体が消滅するという事実は無い。
- 大日本帝国陸軍兵士の亡霊
- 北海道・真駒内駐屯地や旭川駐屯地では、終戦記念日(8月15日、1945年に玉音放送のあった日)の深夜0時頃に大日本帝国陸軍の軍靴の音が聞こえてきて、営門前で左向け(右向け)止まれの号令後整列し起立し姿勢を正した隊員達に向かって敬礼をし、その後師団司令部の隊舎に入り、階段(廊下)の鏡の中に入るという話。その日に就く警衛隊は毎年ほぼ同じ隊員が就くという。
- 白いくねくね
- よく農村などに行くと、遠くの畑で白っぽい何かがくねくねと揺れている。それを見てしまうと精神がおかしくなってしまう。
[編集] 現代妖怪
- アーモンド目の妖怪
- バスの窓越しにアーモンド目の子供を目撃というもの。そのアーモンド目の子供は餓鬼であると言われる。
- ブーメラン婆
- 腰の曲がった老婆が突然ブーメランのようになって飛んでいってしまうというもの。
- ターボばあちゃん(100キロババア)
- 高速道路を車で走行中、猛スピードで走る老婆に窓をたたかれるというもの。見てしまうと体が動かなくなって必ず事故に遭う、といった派生型もある。高速道路に入り込んだ認知症の高齢者目撃談が生んだものと思われる。
- 口裂け女
- 古来から妖怪の一種として語られていたが、1979年ごろ実在するものとして日本各地で流布。2004年に韓国で流布し再び話題となった。
- カシマさん
- 「口裂け女」ほどの話題性はないが、全国での知名度は非常に高く、「怪談系都市伝説」の代表的な話。「カシマレイコ(仮死魔霊子)」「キジマさん」「テケテケ」、足のない女性や軍人、幼児のようなバケモノなど、名前や姿は地方によって諸説ある。話を聞いた人の下に数日以内に現れるといわれ、襲撃を回避するには現れたときに呪文を言う必要がある。軍神を奉る鹿島神宮と旧日本軍との関連をいう説もある。
- 隙間女
- 隙間から女が覗いている話(男の場合もある)。
- ひきこさん
- いじめに合った女性が精神錯乱を起こし、自らの顔を傷つけ、その顔を小学生に見せて襲い掛かる。上記の「口裂け女」と類似点が多い。被害者を引きずりまわすところから「ひきこ」なのだ、と説明されるが、引きこもりの症例を更に貶める方向に形成された、という分析もあり、その際ひきこさんの本名として「森妃姫子(もり・ひきこ=姓名を逆に書けば「ひきこもり」)」を設定した例があるとの報告も。
- 一寸ババア
- 部屋のわずかな隙間から、凶器を持った数十センチほどしかない老婆が中にいる人物を惨殺する話。
- 件(くだん)
- 正確に言うと件(くだん)ではなく、牛女の都市伝説である。
- 件(くだん)は顔が人間、体が牛という怪物。性別は男である。江戸時代から流布しており、都市伝説と言うよりは本来の伝説の範疇である。件(くだん)はあくまでも牛から生まれる存在で、その図像は縁起物として利用されてきた。内田百閒の同名の短編小説の中で大きな災厄を予言した直後に死ぬ怪物として登場するほか、神戸市には件(くだん)の設定をひっくり返した牛女の都市伝説が広まっており(『新耳袋』など)、こちらは小松左京によって、『くだんのはは』の題で小説化された(小松が百閒の小説を元ネタに書いたという説もある)。
- 西岸良平の漫画『鎌倉ものがたり』、真倉翔・岡野剛の漫画『地獄先生ぬ~べ~』にも登場(『地獄先生ぬ~べ~』では後述の「赤マント」を始め、都市伝説を題材にした話が多い。
- 人面犬
- 人間の顔を持ち、言葉を話す犬。
- メリーさんの電話
- 「メリーさん」という人物から掛かって来る電話。メリーさんではなくリカちゃん電話に絡めた怪談話の場合もある。
- 怪人アンサー
- 携帯電話を用いた儀式で呼び出せる怪人。
- この話は、ネットにおける都市伝説の伝播と流布についてを調べるために創作された作り話だということが、流布した本人によって明らかにされている。[2]
- 「ばばされ」の呪い
- この話を読むと、その日の夜必ず老婆が現れるというもの。正確な内容は不明だが、開けた覚えが無いのに窓が開いていて、外を覗くと家の前の道に老婆が立っている。次の日も窓が開いていて、外を覗くと今度は家の前に立っている。さらに次の日、夜中に眼を覚ますと今度は目の前に老婆が立っている。その際「ばばされ」という呪文をつまらずに3回言えないと、老婆が冷たい手で首を絞めてくるという。
- てけてけ(テケテケ)
- 冬の北海道の踏み切りで女性が列車に刎ねられ、上半身と下半身が切断されるが、あまりの寒さに血管が収縮してしまい、出血が止まり即死できずに数分間もがき苦しんで死んでいった。この話を聞いた人の所には三日以内に下半身の無い女性の霊が現れ、霊を追い払う呪文を言えないと足を引きちぎられるという。
詳細は「テケテケ」参照のこと。 - 赤いクレヨン
- 中古の一軒家に落ちている赤いクレヨン。家にはもうひとつ部屋があると思われる空間があり、その場所の壁紙を剥すと釘付けされた扉を見付ける。奥の部屋には何もなく、壁一面には赤い「ママごめんなさい、ここから出して」の文字が。
- トイレの花子さん
- 詳細はトイレの花子さんを参照
- 女子トイレに出る女の子の霊に関する都市伝説。
- 太郎くん
- 花子さんの男子トイレバージョン。
- トンカラトン
- 全身に包帯が巻かれており、背中に日本刀を背負った妖怪。
[編集] 国家・政治・軍事に関する伝説
国家機密上及び防衛機密上の理由から真偽が確認できないため様々な憶測を呼び都市伝説化することが多い。
- 首都高速戦車走行説
- 首都高速道路は有事の際、戦車を走行させるため高架が頑丈にできていると、いうもの。総重量50t程度である戦車が通行する事は実際に可能ではあるが、それは阪神・淡路大震災後に耐震補強工事を行う必要があった程度の強度であり、特別な高強度ではなかった。海外では、滑走路にもなるドイツのアウトバーンなど、有事の際の軍事利用を前提に設計された道路が存在する。
- 国道16号首都圏防衛ライン説
- 国道16号は有事の際の首都圏防衛ラインとなり、戦車を走行させるため道幅を広げている、というもの。
- 地下鉄丸の内線核シェルター説
- 丸ノ内線は有事の際、国会議員や都庁関係者が退避するための核シェルターになっている、というもの。
- 地下鉄有楽町線軍用路線説
- 有楽町線は有事の際、防衛省のある(以前は東部方面総監部が置かれていた)市ヶ谷駐屯地に近い市ヶ谷駅と、平和台駅(第1師団司令部が置かれている練馬駐屯地)・陸上自衛隊朝霞駐屯地(現在、東部方面総監部が置かれている)に近い和光車庫・さらには、西武鉄道池袋線稲荷山公園駅(航空自衛隊入間基地)との間で、軍事物資や人員を運搬するために作られている、というもの。
- 国会議事堂前駅は核シェルター・東京メトロ有楽町線は軍事路線・東京地下鉄の謎の連絡線
- 営団地下鉄(現在の東京地下鉄株式会社)の国会議事堂前駅や有楽町線建設には有事対策が盛りこまれている、というもの。東京地下鉄・都営地下鉄には、蜘蛛の巣よりも複雑な、政治家の避難その他に使用される「脇線」と呼ばれる線路が存在するとも言われる。
- 現実に複数路線における車両整備の一元化や新車搬入の為に、いくつかの路線の間を結ぶ連絡線が存在することは、鉄道ファンなどには古くから周知の事実であり、イベント列車の運行で使用されることもある。
- 東京地下秘密路線説も参照。
- 以下の創作物のモチーフとなっている。
- 漫画『ゴルゴ13』(1980年頃)
- 『帝都東京・隠された地下網の秘密』(2002年 秋庭俊 ISBN 4896916808)
- 映画『交渉人 真下正義』(2005年)
- 胎児を殺すと殺人罪に問われる
- 自分の胎児は勿論、他人の胎児を殺すと殺人罪に問われるというもの。刑事事件では堕胎罪となる。
- 胎児を法律上人間とみなすか否かは刑法・民法で判断体系が異なり(日本の民法は胎児の段階で遺産を受け取ることができるとし、生きている限りは人間とみなしている)、判例も細かく分かれている背景がある。詳しくは人の始期の項目を参照せよ。
- 朝鮮民主主義人民共和国の死なない兵士で作った軍隊
- 麻薬を使い神経系を麻痺させて痛みを感じにくくなった人間で編成した軍隊があるという話。この話の通りなら正式には死ににくい兵士が正確ではある(実際に麻薬中毒者は数発撃たれた位では痛みを感じず、なおも刃向かって来る)。ナチス・ドイツや大日本帝国陸軍の似た話もあるが、現時点ではこのような兵士で編成した軍隊は確認されていない。なお、漫画『スーパードクターK』にもコールドトミー手術を受けて死ににくくなったという設定の「無敵兵士」が出てくる。うわさとの関連は不明。
[編集] 長命企業に対する噂
長命な企業に対する噂は、世代を超えて語り継がれて伝説化する場合がある。
- マクドナルド
- 英語版マクドナルドの都市伝説(en:McDonald's urban legends)を参照。
- ハンバーガーの肉
- 大手ハンバーガーチェーン店で出されるハンバーガーの肉(パティ)に、ネズミ・ミミズ・ネコなどの肉が使われているとする説。ハンバーガーの低価格さから生まれた噂。戒律により牛肉を食べることができないヒンドゥー教圏の店舗では、鶏など牛以外の動物の肉も使うことがあるが、実際にネズミやミミズなどを使った場合、牛肉よりかえって経費がかさんでしまうことから通常ありえないことと考えられている。
- また、この話を語る際に「ミミズが入っていることを店長に指摘したところ、口止め料をもらった」といった小話が追加される場合もある。
- また、ミミズを食べミミズ人間になるという1965年公開のホラー映画『THE WORM EATERS』が日本で上映される際にインパクトを付けようと邦題が「ミミズバーガー」(ただし、同映画にはミミズをハンバーガーにして食べるシーンは無い)となり、これが噂となり「ハンバーガーにはミミズが入っている」と言われてしまうきっかけになったとの説がある。似たような話で、愛知県中心に店舗展開をしている「寿がきや」のラーメンスープのダシはヘビでとっているという話も聞かれ、この話と同様に店長に話したら口止め料を貰ったというものであるが、ヘビでスープを作ると却ってコスト高になるため、この話もあり得ない事である。
- コカ・コーラに関する都市伝説
- コカ・コーラに関する都市伝説は数多く知られている。これらは民間伝承(フォークロア)と引っかけて、諧謔的に「コークロア」と呼ばれる(ブルンヴァン等)。コカ・コーラの健康への悪影響に関するものが多い。コカ・コーラ参照。
- コカ・コーラの原料にコカインが使用されているという説 - かつては実際に使用されていたが(事実)、1903年にアメリカ政府がコカインの販売を禁止したため中止された。しかし、現在でもコカイン成分を除去したコカの葉(香料7x)が使われているとする説もある。
- 「コカ・コーラばかり飲んでるとコカ・コーラ中毒になる」という説。
- 「コカ・コーラ中毒患者はコカ・コーラを注射している」という説。
- 「骨や歯が溶ける」という説。これは『Gの嵐!』で検証(ただしコーラではなく炭酸水)された。炭酸水に鳥の骨を一週間漬けるという実験で、実際に溶けた。しかしこれはあくまでも極端な理論であり、飲んだだけで骨や歯が溶けてしまうことはない(そんなコーラであれば到底飲めたものではない)。
- コカコーラ社のトラックのタンクから漏れたコーラ原液がアスファルトを溶かして道路に穴をあけた。
- 「コカ・コーラは強壮剤である」という説。語源の1つ、コーラナッツは強壮剤として使われるがコカ・コーラにおいては単なる香料として使われるだけである。
- 性交した直後にコーラで膣を洗うと精子が死ぬので避妊ができる - コーラが特に殺精子力を持つわけではない。ビールでも同様の都市伝説が存在するが、ある程度の洗浄効果があるとしても避妊に関し実用的なほどの効果はなく、むしろ危険である。
- 「コーラを飲み過ぎると肌が黒くなる」という説。
- 味の素の原料は毛髪
- うま味調味料の味の素は毛髪が原料で、製造会社(味の素株式会社)が理髪店から毛髪を仕入れているとする説。1917年にはヘビが原料ではないかという騒ぎも起こった。他にも石油原料説がまことしやかに囁かれたことがある。実際には現在はサトウキビ(かつては小麦粉。石油を用いた時期もある)が原料である。
- 2000年にはイスラム教国インドネシアで原料に豚肉の成分が使われているという噂が広がり、現地法人の社長の逮捕にまで発展してしまったことがある(後に釈放)。
- 因みに、DORENPUの豆本キーホルダー「雑学の本(編集・イラスト/永野めぐみ)」中の「いろんなもの編(美容院で切られた髪はどこへゆく?)」でも「髪に含まれるアミノ酸を利用すると調味料になる」と言う毛髪原料説が書かれていた。実際、日本でも戦中から戦後の物不足時代には「毛屑から代用醤油が作られた」との記述がある。(「ニューヘアー」1982年9月号に掲載)その作り方は、毛屑を10%の塩酸の中に入れて24時間ほど煮沸した後に濾過して苛性ソーダで中和させる、とのこと。
- なお、中国では政府により毛髪から作られるとされる毛髪醤油の生産禁止命令が再三出されているが、毛髪醤油は依然として全国各地で密造され、低級醤油として販売されているという。(2005年10月。沈陽市の新聞「沈陽今報」記事より)
- ケンタッキーフライドチキンの鶏
- モモ肉がたくさんとれるように、とバイオテクノロジーで三本足ないし四本足に改良された鶏を使っている。もちろん事実無根。ただしブロイラーは人為的な品種改良が繰り返された種であり、かつて生産性向上のため羽根のない裸ブロイラーの開発(羽根を毟る手間を省く)が試みられたこともある。狭い鶏舎や抗生物質の利用などが批判されることが多く、そういった背景が伝説の背後に考えられる。この話は荒俣宏のシム・フースイでも使われた。
- 明治ブルガリアヨーグルト
- 明治乳業の製品ブルガリアヨーグルトはブルガリアの国名を勝手に使ったためブルガリア政府にクレームを受けたとされる。実際はブルガリア公認のもと製造されており(ブルガリアヨーグルト辞典)、そのようなことは無かった。また、製造前に一度ブルガリア政府から断られていることや、朝鮮民主主義人民共和国を北朝鮮と呼称した際に北朝鮮政府からクレームがきたことなどによる派生の噂であると考えられる。
- ディズニーランドに関する都市伝説
- 一般に最大手の企業は都市伝説の標的になりやすいが、ディズニーランドの場合はとくに、「夢の国」というイメージ戦略がある為、そのイメージを壊す都市伝説がかえって流れやすい。
- ディズニーランドのキャラクター達の中の人は奇形である。[4]
- ディズニーランドの下には巨大地下室があり、そこには裏カジノがある・会員制の秘密クラブがある。
- 実際に巨大地下室があるが、これは貯水用。ここから尾ひれがついたものと思われる。またスポンサー企業向けの会員制クラブ「クラブ33」も実在するが、場所は地下室ではなくワールドバザールの2階。
- 臓器売買の為に大規模な誘拐団が園内で幼児誘拐を繰り返しており、ディズニーランド側もそれを黙認している。この事実がばれそうになると、ディズニーランド側はありとあらゆる方法で事件を隠蔽する。
- 1996年の春頃に関東近辺で流れた都市伝説。新聞が「事実無根」と報道。不審者は全部保安担当キャストの監視対象となる。
- あるお化け屋敷アトラクション中に行方不明になった子供が今になっても発見されてない事件があり、鏡の間を通過する時、たまにその死んだ行方不明になった子供の霊が見えるという有名な話もある。
- 東京ディズニーランドの都市伝説も参照。
- 日産自動車に関する都市伝説
-
- ラングレーは東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の犯人が乗っていたため、イメージダウンを恐れて生産中止にした
[編集] ジョーク的な都市伝説
内容が面白く、ウイットに富んだ話は、語り継がれやすいため、都市伝説として広まりやすい。また、教訓を含む寓話は事実として広まりやすい(もちろん事実である場合もありうる)。
- クロネコヤマトの怪談
- ある日の真夜中ドライブをしていた時、飛び出してきた黒猫を轢いてしまう。しかし見てみぬ振りをしてそのままドライブを続行、しばらくすると後ろから子猫を銜えた黒猫が追いかけてくる。どんなにスピードを出しても黒猫は追いかけてくる。そして、とうとう黒猫に追い抜かれようかとした時、ふと目をやるとそれはヤマト運輸のトラックであり、黒猫はヤマト運輸のロゴであった。
- 赤ちゃん列車
- 大学の既婚者寮のうち一つだけ、入居者の出産率が異様に高いものがあった。調べてみると、早朝に近くを通る列車が原因であった。列車の音によってこの既婚者寮の入居者夫婦達が起きる。しかし「再び寝るには遅過ぎる、起きるには早すぎる」時刻なので、夫婦達は子作りに励んでしまうのであった。
- サプライズ・パーティ
- 今日が自分の誕生日である事に誰も気づいてくれない。自棄になって「仕返し」の為に自分の部屋に不倫相手・売春婦を呼ぶ。裸になっていざ行為に及ぼうと思った瞬間、部屋のドアが空いて皆が「ハッピー・バースデー」を歌う。皆は驚かそうと思って誕生パーティを行う事を黙っていたのだ。主人公に対するサプライズパーティーを題材とした小説やドラマの影響と思われる(『世にも奇妙な物語』にはサプライズパーティーで人が隠れていたために主人公の犯罪が発覚する話がある。また、山口雅也の短編集「ミステリーズ」(1994年)にも、同様のモチーフによる短編ミステリーが収録されている)。
- 下北沢で長い髪をして着物を着た男を見ると幸せになれる
- 実際はRIZEのベーシストkenkenが夏場は着物で過ごしているため第三者がそれを見たためにそれで定着したと思われる
- ロールス・ロイスは壊れない
- 砂漠横断中にロールスロイスが故障。しかしどこからともなく人々がやってきて、ロールスロイスを修理。金を渡してこの件を公言しないようにいう。彼らは「ロールスロイスは壊れない」というイメージを守り抜くために会社が派遣した修理団であった(街中など舞台は多数ある)。
- 裸でスキー
- 女性がスキーの最中尿意をもよおす。近くにトイレがなかったので、仕方なく繁みに隠れ、スカートと下着を降ろす。しかしバランスをくずしてスキーが滑り出してしまい、そのままの姿でゲレンデを滑ってしまうというもの。
- 大阪ビジネスパークのTWIN21ビルの影
- 1983年に開業した大阪ビジネスパークのTWIN21ビルはその姿が数字の11に似ている。それまで高層建築物のない近隣では、TWIN21ビルができたことで、午前11時11分に11の影が11分間かけて通過するといわれ、暗くなることから当時の人気深夜番組にたとえ『11PM』と呼ばれたという話。[5]
- グレムリンはクレムリンへの嫌がらせ
- 米国の映画『グレムリン』に登場する妖怪「グレムリン」はソ連の共産党本部があったクレムリンに対する嫌がらせとして名づけられたとする説([6])なお、飛行妖怪グレムリンの話自体は第二次世界大戦の頃から存在した(小さな灰色の雲の姿で飛んで来て、飛行中の機体に纏わり付き、翼を捥いで墜落させるという)。
- 牛の首
- 「『牛の首』という恐ろしい話があるが、恐ろしすぎて誰も話さない」という話。鮫島事件と同様に、話の内容はなく、その内容が知りたいという好奇心から伝播してゆく。
- 飼っていたカブトムシが死んだ時、カブトムシの電池を入れ替えようとした子供がいた
- 1980年代から話されているとのこと。実際の生物に触れる機会が少なくなった子供が増えたことから作られたといわれている。
- 2000年代になり、森昭雄『ゲーム脳の恐怖』の前書き、『甲虫王者ムシキング』ブームの際の保守系文化人の見解において共に実話として紹介されこともあり、再び広まりつつある。
- 南海コンドルズ
- プロ野球の南海ホークス(現:福岡ソフトバンクホークス)のニックネームにまつわるジョーク。1947年6月に、近畿日本鉄道から南海電気鉄道が分離する事になったため、同社が保有する球団の「近畿グレートリング」を改称するにあたって、親会社が電鉄会社であることから「飛ぶように速い」というイメージで鳥の名前ということがまず決まり、コンドルズが有力候補だったのだが、当時の球団代表が見事な禿頭で「ハゲタカはいけない」ともうひとつの「ホークス」に決まった、というもの。言いだしっぺとされているのは時の監督鶴岡一人で、のちのちまで折に触れて繰り返し、最後には自伝「御堂筋の凱歌」の中にまで記してしまった。
- コンドルズが有力だったのは、電車だけに客がよく乗っている(=混んどる)方がいいから、とつく場合もある。
- その前身のグレートリングだが、当時のアメリカの俗語で「しまりのいい女性器」という意味があったので、チーム名を変更した。「ホークス」は、南海電気鉄道の社章が鷹の羽を描いたものであった事に由来する。
- 国鉄コンドルズ
- 南海の話に近いジョーク。現在の東京ヤクルトスワローズの前身である国鉄スワローズは、当初「国鉄コンドルズ」とする予定であったのが、「混んどる」ではいけないということで「座ろう」にするため「国鉄スワローズ」になったという説。当然ながら「スワロー」は「ツバメ」の意味である。ツバメは国鉄にとってのシンボル的な存在であり、当時の代表特急列車「つばめ」号に因んだものなので、明らかな誤りである。後に『トリビアの泉』のコーナー「ガセビアの沼」にも登場した。
- カーネル・サンダースの呪い
- 1985年に阪神タイガースが優勝した際、一部のファンがケンタッキー・フライドチキン店頭からカーネル・サンダース人形を持ち去り、これを当時の主力選手であるランディ・バースと見立てて道頓堀川に投げ込んだ。その翌年から続いたタイガースの長期低迷を「カーネル・サンダースの呪い」ではないかとして、その人形を発見しようとする試みが『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送)の番組内で行われたことをきっかけに、この説が全国に広く流布した。これについて、当時番組のプロデューサーであった松本修は、著書『全国アホ・バカ分布考-はるかなる言葉の旅路-』の中でこの説を、番組内容が関東に伝わった際に一人歩きを始めたものであって、関西人である番組スタッフは誰もその説を信じていない、と言及している。
- 愛媛県にはポンジュースが出てくる蛇口がある
- 「愛媛県では、水道の蛇口のひねるところが3つあり、青い蛇口は水、赤い蛇口はお湯、オレンジの蛇口はポンジュースが出る」と言うもの。実際にはそのような蛇口は存在しないが、製造・販売元であるえひめ飲料ではポンジュース蛇口(の形をしたストラップ)プレゼントのキャンペーンを行なった事がある。ちなみに、京都府宇治市の小学校ではお茶(宇治茶)の出てくる蛇口が実在[3]する。
- 大阪府にある第一プロミス梅田店の傾いた看板
- 大阪市北区にある消費者金融「プロミス」の支店の看板が傾いているものに基づく都市伝説である。梅田にプロミスの支店を創設した際、会社は看板の設置を業者に依頼した。しかし、部品の発注する際にミスが生じてしまい、結果組み立てた看板は斜めに設置されてしまった。看板の製作期日は明日に迫っており、新たに発注しなおす時間は残されておらず、仕方なく業者は傾いた看板を支社長に見せることにした。案の定、その看板を見た支社長は怒り、業者に作り直しを命じた。すると、気の利いた業者の責任者が「これはプロによるミス、即ち本当の意味でのプロミスです。洒落ていて覚えやすいでしょう?」と言い、それをユニークだと捉えた社長は納得し、結局看板は傾いたまま完成となったという話である。尚、この他にも、単に目立たせるためにわざと看板を斜めに設置したという説や『この看板のようになってしまわないように』という債務者へのメッセージが込められているという説も存在する。
[編集] 就職、試験等に関する都市伝説
- 個性的な回答で面接に合格・不合格
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- 三船敏郎が「男は黙ってサッポロビール」と言うCMが放映されていた頃、ある男子学生がサッポロビールの入社試験を受けた。しかしその男子学生は面接社員の質問に対し無言のまま何も答えない。怒った面接社員が「どうしてずっと黙っているんだ?」と聞くと男子学生は「男は黙ってサッポロビール」と発言。この発言で、男子学生は内定をもらった。この話を聞いたある学生が同じ事をしたが、結果は不合格であった。「オリジナリティのない人間は必要としていません」というのが理由とされている。この話に関しては長いこと「この人物は実在する」と言われてきたが、2005年2月に放映されたフジテレビ系列の番組『就職の神様』にて、サッポロビールの人事部長にこの人物の存在を質問したところ、「私はその人物に会ったことはない」と否定された。ただし、河合塾の倫理の講師である河本和彦が、著書の倫理参考書にそのエピソードを載せている(この参考書は講義を受ける学生に語りかけるような文体・文章で著されている)。したがってこの参考書を用いた人達はこの話を事実と思っているようだ。
- ある男子学生が日産自動車の入社試験を受けた時、面接で「GNPとは何のことですか」と聞かれた。男子学生は緊張のため思い出すことが出来ず、苦し紛れに「頑張れ・日産・パルサーです」と答えた。その男子学生は他の質問に対しても満足な回答を言えなかった為、不合格だと思っていたら、後日内定通知が届いた。なお、このネタは全国の様々なラジオ番組やジャンプ放送局(第8巻に収録)等に投稿され、その都度パクリネタであることを指摘される。
- ある男子学生が、面接中に両手を組んで親指を回す癖をし始めた。その落ち着きの無い態度に苛立った面接官は、「君にはそれしかできないのか」とたしなめた。すると彼は、「いいえ、逆にも回せます」と言って指を逆回転させた。その後、その学生は内定を貰った。
- ある男子学生が、面接官から「あなたの家業は何ですか」と聞かれた時、緊張の余り「家業」と「か行」を間違え、「かきくけこ!」と言ってしまう。しかし、彼は内定を貰うことが出来た。この話はトーク番組『踊る!さんま御殿!!』の中で視聴者から投稿されたエピソードであるが、それ以前からも噂として存在している。
- ある男子学生が、製菓会社の面接で「当社のCMソングを歌ってみてください」と言われ、彼は「チョッコレート、チョッコレート、チョコレートは…」と歌い、そこである事に気付く。その歌は明治製菓のCMソングだが、彼が面接を受けに来ていた企業は森永製菓だったのである。そのため、その学生は不合格となった。派生として、無理矢理「チョコレートは森永」と歌い切り、合格になるという物もある(同様に、松下電器の入社試験で東芝のCMソングを歌いかけてしまい、「光る♪…光るナショナル♪」と歌いきると言う伝説がある)。
- ある学生が航空会社(全日空または日本航空)の入社試験を受けた。呼ばれて面接室に入るとき、「キーン」と言いながら両腕を広げ、旅客機の真似をしながら入室した。椅子に座ろうとした学生は面接官に「着陸してよろしいですか?」と尋ねた。面接官は答えた。「そのまま旋回しなさい」。学生は、両腕を広げたまま引き返し退室した。
- 昭和60年代、三菱電機の集団面接で「当社提供のテレビ番組を答えなさい」という問いに、多くの学生は当時人気番組だった『テレビ探偵団』と答えていたが、その中で『太陽にほえろ!』と答えた学生だけが次の試験に臨むことができた。
- 内定辞退の報復
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- 就職活動中の学生が複数の企業の内定を受けて、その中の一社に断りの挨拶に出向いた。相手企業の担当者は「まあ今までこちらも世話になったから最後に食事でもおごろう」とレストランに誘い、丼ものを注文する。やがて注文された品が配膳されると、担当者はやおら丼を持ち上げ、学生の頭から浴びせかけて退散した。就職活動が学生の「売り市場」だったバブル期によく語られたもので、この企業はなぜか野村證券とされる場合が多かった。この後、「クリーニング代だ」と言って5000円(あるいは一万円)を置いていく、また、かけられるのは丼ではなくコーヒー、もしくはカレーライスというパターンも存在する。中谷彰宏の著作『面接の達人』中にもこの話が取り上げられていた。
- 就職活動中の学生が複数の企業の内定を受け、その中の一社に断りの挨拶に出向いた。相手企業の担当者は、「そんな事を言わずに是非とも入社をお願いしますよ」と翻意を懇願する。担当者の熱意に負けた学生が、内定辞退を撤回し入社する旨伝えた。担当者は学生の気が変わらないうちにと、その場で学生が内定を受けた企業全てに、内定辞退の電話をさせた。やがて、学生が全ての会社に電話を終えると、担当者は先ほどと打って変わり、「うちの会社をなめるなよ!!」と罵声を浴びせ、学生に内定取消しを申し渡す。この企業も、なぜか野村證券とされる場合が多かった。
- とある教授のテスト
- 毎年同じ問題を出す教授がいた。テストの内容が分かっているので、この教授の講義は出席率が極めて悪い。教授はむしゃくしゃして一矢報いてやろうと考えた。テストが始まった。テストの内容は「この中から私の顔を選べ」というものであった。東京大学で実際にあった、というように大学を具体的に示すエピソードもある(実際に上智大学や工学院大学で行われた)。『週刊ストーリーランド』にて、類似した内容のアニメが放送されたことがある。
- カレーの作り方で試験に合格
- 解答が分からなかったので、ふざけてカレーの作り方を書いておいたらなぜか試験に受かったとするもの。
- 次の年に真似をしてカレーの作り方を書いた学生がいたが、今度は試験に落ちる。教授に理由を聞くと、「君のカレーにはジャガイモが入ってなかったから」と答える。
- 1980年代の東大教養学部の理系向け哲学概論の教授は、講義中にカレーの調合について一説ぶつことで知られていた。その教授の期末試験は例年「講義の内容に付いて論じよ」だったので、講義中に「カレーの調合について期末試験に答えた場合はAとする、但し香辛料一つでも抜かした場合は不合格とする。」と宣言していた。講義中に説明する香辛料は数十種類あるため、本当に答えた学生がいたかどうかは不明。東大生といえども、そんな記憶力は稀で、もしそれほどの記憶力があるなら普通の授業内容を論じた方が楽だと思われる。なお、70年代後半~80年当時の東大生数人にヒアリングした結果、当時すでにこの噂はあったとのことで、もっと古くからある噂と思われる。
- 漫画動物のお医者さんに似たような話が出てくる。(漫画の舞台は北海道大学でモデルはインド史の辛島教授という架空の人物。)
- カレーについての同様の話は名古屋大学など多くの大学で聞かれる。「答案として~を書けば合格」「答案用紙の裏に~を書けば合格」などの噂は全国の大学に多数存在する。中には酒井法子の写真を貼れば合格という噂もある。
- 無名な事を利用して試験に合格
- ある学生が試験時間終了後も延々と解答を続けていた。学生は答案を提出するが、彼が時間終了後も答案を続けていた事を理由に教授(又は試験監督者のアルバイト学生)は答案を受け取らない。学生は聞く。「ところで先生は僕の事を知ってますか?」。カンカンに怒った教授は「おまえなんか知るものか!!」と答える。学生は「なら、しめたものだ」と他の答案の中に自分の答案を混ぜこんでしまう。学生の名前を知らないので教授は混ぜこまれた答案を見付ける事ができなかった。(なおこれは有名なジョークで、例えば『ユダヤ・ジョーク集』にはアイゼンハワーを怒らせたコーエン二等兵が同様のやり取りのすえ逃亡して助かったというジョークが掲載されている。この都市伝説を基にしたムービー[7])
[編集] 意図的なジョークが都市伝説化したもの・都市伝説に見せかけたジョーク
ジョーク的な都市伝説の極北的な存在として、ジョークなのか都市伝説なのかが微妙な一連の話が存在する。
- 痛みの基準はハナゲ
- 「鼻毛を抜いた時の痛みから、痛みをあらわす国際単位HANAGEが制定された」という内容の小噺(ジョーク)。1990年代半ばにパソコン通信「ニフティサーブ」のFJOKEフォーラムで披露されたものが、のちにWeb掲示板への投稿(無断転載)やチェーンメールといった手段・媒体で再流布されたことにより、再流行した。都市伝説扱いで紹介されることもあり、また様々な派生ネタが誕生した。これをきっかけにBSフジ「宝島の地図」で「かっこよさ」「はかなさ」等の単位を集めた新しい単位というコーナーが誕生し、総集編として出版された書籍の発行部数は30万部を越えた。
- 有事には東京都庁がロボットに変身して日本を守る。
- 結論から言えば、現在の世界中のどの国の建設・建造技術をもってしても、技術的に不可能である。また、都庁ロボの他にも「お台場のフジテレビは巨大ロボットに変身する」、「有明のビッグサイトは巨大ロボットに変形する」等、形が特徴的な有名建造物にまつわる話がある。
- このネタは『行け!稲中卓球部』やトニーたけざきの漫画『岸和田博士の科学的愛情』などで取り扱われているほか、業務用のビデオゲーム「ソニックウィングス」でも都庁ロボが敵キャラとして登場する。1980年代には東海大学アニメ研究会が制作した自主制作アニメ作品「うにくらげ」に東海大学の校舎が合体・変形して誕生する「東海大ロボ」が登場しており、「校舎や巨大な建造物が合体・変形してロボットとなる」というジョークはこの時代にはすでにあった事が伺える。また、「フジテレビがロボットに変身」は『SMAP×SMAP』の中でコントのネタとして取り上げられたことがある。パイロットは前園真聖だという。
- 泳ぐめざし
- スーパーで目刺しが売られているのを見た子供がこの姿のままで海を泳いでいると信じてしまうこと。目刺しの代わりにカマボコや開き、三枚おろし、切り身など水産加工品全般が入る事もある。
- 南極のニンゲン
語るに恐ろしい事件。真実を知ったものは大変な目にあうとされる。詳しくは鮫島事件を参照。
[編集] 放送・メディアに関する都市伝説
- 砂嵐に関する都市伝説
- 放送終了後のテレビに映る砂嵐にはさまざまな都市伝説がある。
- テレビの放送終了後の都市伝説
- ミンキーモモと地震
- ミンキーモモが放送されると大地震が起こるというもの。
- 昭和天皇崩御時にテレビ東京は通常どおりの放送をした
- 社会全体に影響を与える大きな事件・災害が突発した場合でも報道特別番組を組まずに、元々のスケジュールどおりの番組を放送するテレビ東京の姿勢(テレビ東京#特色を参照)を踏まえた都市伝説。『楽しいムーミン一家』を放送していた(実際は湾岸戦争開戦時)という具体的な例があげられる場合もあるが、実際には事前の日本民間放送連盟での取り決めに基づき、他局同様追悼番組を放送し、独立UHF放送局の多くもテレビ東京の番組をネットした。一方でNHK教育は、崩御直後や「平成」の元号発表の記者会見など一部を除いて、ほぼ通常通りの放送をしている。
- 『連想ゲーム』の電動こけし事件
- NHKのかつての人気クイズ番組『連想ゲーム』において、女性チームのキャプテンが出した「電動」というヒントに対し、これに回答者のある女優が「こけし」と即答したというもの。この際のキャプテンや回答者の女優の組み合わせについても複数の名前が挙がっている。実際は「電動」ではなく「伝統」らしい。
- 『ロンパールーム』の出演幼児途中排除事件
- 日本テレビのかつての幼児番組『ロンパールーム』で、司会者から「『き』で始まるものの名前を答えてください」といわれた幼児が、「きんたま」と口にした。司会者が「もっときれいなものはないの」と尋ねると今度は「きれいなきんたま」と形容詞を付けて同じ回答を繰り返し、中間のCMが終わるとその幼児が座っていた場所にぬいぐるみのクマが置かれていた、というもの。実際に見たという意見も根強く存在する。ただし、同番組の終了は1979年であるのに対し、この話が広まったのは1980年代になってからである。
- 2005年4月28日放映の関西ローカルのバラエティ番組『ビーバップ!ハイヒール』で、当時司会だったうつみ宮土理にこの件を確認したところ、うつみが実際に起きた出来事であると証言する模様が流れた。
- また、2005年9月21日放送の『笑っていいとも!』にて、観客が「番組が年内終了するのか?」とタモリに質問を繰り返し言ったことからその観客は退場させられ、CMの後、その席には実際にクマのぬいぐるみが置かれていた。番組が違うとはいえ、都市伝説が現実化した例といえよう。
- 呪われたクリネックスのCM
- 1985年頃に放送されたクリネックスのCMのこと。出演していた赤鬼の子がすでに死んでいた、或いは挿入されていたアカペラの声が若い女性からしわがれた老婆にかわっていた、共演していた松坂慶子がCMの後鬼の子を産んだ、など。アカペラの曲が死の歌と言われているが、実際は明るい曲(Miss Jane『It's a fine day』)であり、そのCMが不気味に見えるためにそういわれるようになっただけといわれる(ただし、1977年頃に放送されていたクリネックスのCMに使われた芸能山城組の曲は、実際に異様な雰囲気を持った曲として記憶している人が多い)。
- フジテレビのサブリミナルCM
- フジテレビの深夜枠で放送されていたCM「JUNGLE」にはサブリミナルがかかっていたというもの。一つはエイズに対して、もう一つは原子爆弾に対して偏見を持つようにサブリミナルがかかっていたという。
- 藤子・F・不二雄の亡くなった日の話
- 藤子・F・不二雄が亡くなった日の深夜番組の途中で突然ドラえもんが始まった。オープニングが流れた後、10分程度、のび太の歩く後姿が見えるだけである。最後にのび太が「行かなきゃ」と言ってフェードアウトしたという。
- テレビ番組『TVジョッキー』に出演したゴキブリ男は食べたゴキブリが胃の中で繁殖して死亡した
- ゴキブリは胃液で溶けて死ぬため、胃の中で繁殖する事は起こり得ない。少々の事では死なないゴキブリの生命力・耐久性から生まれた流説。漫画『GTO』でも同様のネタが出たため、このことも若者が信じる原因となった。
- なお、この男は後に別のテレビ番組に出演し、自身で生存していると証明している。
[編集] 有名人・著名人に関する話
- ○○は在日コリアン
- 日本で活動する芸能人、スポーツ選手等、有名人の中には有名になってくると、「○○は在日コリアン」等という話題が上るようになり、時々、匿名系掲示板にその一覧が書き込まれる場合がある。これらの中には、実際の在日コリアンもいるが、日本人もいる。在日認定も参照。
- 鳥山明ロード
- 漫画家の鳥山明が、不便な地元愛知県から東京へと引越しを考えていると言った所、鳥山の莫大な税収が入らなくなる事を恐れた地元行政が、鳥山邸から名古屋空港(現・名古屋飛行場)までの直通道路を作ったとされる話。しかし、実際にはそんな道路は存在しない。
- 高橋名人逮捕
- 詳細は高橋名人#高橋名人逮捕説を参照
- ファミコン名人として知られた高橋名人のボタン秒間16連打(16連射とも)は、コントローラーに仕込んだバネによるトリックで、それが原因で逮捕されたというもの。
[編集] 漫画家の同一人物説
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- 漫画原作者の大場つぐみと漫画家のガモウひろしについて、両者の詳細なプロフィールが非公表であったこと、セリフ回しに共通点が多いとされたことから広まった。今のところ明確な真偽は不明[4]。
- 漫画家の冨樫義博とその実弟「冨樫」についても同一人物説が広まった。休載が多かったこと、弟がアダルトコミックを中心に活動していることなどがその根拠とされた。冨樫義博が兄、冨樫が弟である実の兄弟であることが確認されている。
- 漫画家の麻宮騎亜とアニメーター・イラストレーターのきくちみちたか(菊池通隆)については二転三転している。結論は同一人物でありその意味では都市伝説ではないが、座談会記事で「同一人物視はもう止めて欲しい」というコーナーが作られたこともある。
- 背景としてマンガやアニメの制作は共同作業であり、代表が同じ人だからといって実態は「同じ人が描いた」と単純に言い切れるものでもない仕事であること、さらに作家本人が仕事への考え方、あるいは周辺事情により名義を切り替えることがあり、同一人物であると指摘することが場合によっては必ずしも適切でないことが挙げられる。
[編集] すでに物故した著名人との遭遇
エルヴィス・プレスリーとの遭遇例が代表的。その死を認めたくない支持者などによく信じられている。死体が見つかっていない人物、影響力の大きい人物は生存説が発生しやすい。また、死後も多数の未発表作品が発見され続けるなどの理由で、生きているものと考えられることもある。
- アドルフ・ヒトラー生存説 - 1950年代から60年代にかけて、ヒトラーの死体は実は替え玉で、親ナチスの南米で生存しているという説が流れた。
- ジョン・F・ケネディ生存説
- スバス・チャンドラ・ボース生存説 - 母国インドでは政府が調査団を作って「生存の可能性はない」という報告書までわざわざ作成した。
- テレサ・テン生存説
- 2パック生存説 - 死後も多数の未発表作品により新曲CDを出し続けている為、生存説がよく囁かれている。
- ウォルト・ディズニー生存説 - 厳密にいうと彼は冷凍保存されているらしい。
[編集] 有名人の死亡説・非実在説
メディアによく登場していた人物が、急激に露出を減らした場合「すでに死亡している」という噂が流れることがある。作品は発表されるが、メディア露出がほとんどない人物について「実在しない」という噂が流れることがある。いずれもメディアにより作られた印象なので、メディアに登場するようになると噂は終息することが多い。
死亡説
- レギュラー番組を数本持っているので、現在ではほとんどこの話は聞かれない。
- 正確に言うと、新聞の誤報が広まったもの
- 現在は主に福岡で活動中。NHKのアニメ南の島の小さな飛行機 バーディーで声優もしている。
- 彼女が生前に、諸事情により日本国外へ亡命したということから。テレビ番組等で周知の通り現在は故人となっている。
- 義姉のキンバリーを演じた女優は故人となっており、このことが誤って広まったものと考えられる。
- 新井薫子
- 長島雄一
- 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』などの作者。作風や絵柄が、初期と比べてあまりにも変化した事から発生したと思われる。
- 『幽遊白書』『HUNTER×HUNTER』の作者。休載が多く、まれに掲載されても下書き同然というのは作者の怠慢という見方が一般的だが、「生前に描き溜めていたものを少しずつ掲載しているから」という見解もある。
- 死亡説とは若干異なるが、実際は病死であったにも関わらず、「脱出マジックに失敗して命を落とした」と言われている。これは脱出マジックを演じる者のいわば宿命と言うべきものであり、同じく脱出マジックで有名なハリー・フーディーニに対しても同じ誤解をされることがある。
志村けんと長島雄一は、出演番組で死亡説がネタにされている。
非実在説
[編集] 亡くなった著名人の幽霊騒動
- 亡くなった著名人が「テレビ番組の放送中に幽霊として現れた」「ここで幽霊となって現れる」という噂が流れることがある。
[編集] 漫画・アニメ
漫画・アニメ・ゲームなどは、改変されたストーリーや、個人的な裏設定などが流布することがある。一定程度広がった情報は、原作にあったものと信じられることがある。また、続編やリメイク版などの関連作品において、都市伝説が「逆輸入」されるケースもある。なお、公共放送やWEBなどで、改変したストーリーなどを流布させた場合、著作権侵害にあたる可能性が強いので注意が必要である。
ネタばれを含むものが多いので注意。
- 『ムーミン』は核戦争の後の世界を書いたものである。
- ムーミンは放射能で突然変異したカバのミュータントであり、スナフキンは人類最後の生き残りで、人類の終末を見届けるために生かされているというもの。
- 『となりのトトロ』のサツキとメイは最後のシーンでは既に死亡している。
- サツキがネコバスに乗ってから人々と会う描写が無いため、このように言われる。
- 『サザエさん』の最終回と『ドラえもん』の最終回
- 長期連載漫画にはつきものと言える都市伝説。口コミの他、同人誌でのパロディやネット上での創作が、真の最終回と誤解されて広まった物もある。ドラえもんは「小学四年生」で三度最終回(『さようならドラえもん』ほか ドラえもんの最終回参照)が掲載されたが、その後連載を再開し、都市伝説として広まった話に対しては原作者自らが否定している。どちらも作品未完のまま原作者が亡くなっているので、原作者自らの手による作品終了を意図した「最終回」は存在しない。
- 『天空の城ラピュタ』幻のエンディング
- アニメ映画『天空の城ラピュタ』がテレビ放映されたとき、映画公開時には無かった別のエンディングシーンが流れたというもの。「パズーがシータの故郷に訪れるシーンがあった」、「シータが飛行石を暖炉に隠すシーンがあった」等、さまざまな証言がある。制作元のスタジオジブリは、これを公式に否定しているが「実際に見た」という声が非常に多いため、真偽は不明である。また、『小説版・天空の城ラピュタ』や『未来少年コナン』に証言と類似したシーンが見られるため、「これと混同してしまっているのではないか?」という意見もある。
- 『ドラゴンボール』シリーズの続編『ドラゴンボールAF』
- 『ドラゴンボール』は漫画では単行本42巻、アニメでは『ドラゴンボールGT』までだが、その続編として『ドラゴンボールAF』というシリーズがあるとする説。日本ではあまり知られていないが、アメリカ合衆国など日本以外の国では鳥山明の監修を経ていない、ファンによる同人的作品が横行しており、非公式作品として、この題名の物は実在する。また、インドネシアでは原作後のオリジナルストーリー(『GT』ではない)が実際に出版社から単行本化されているが、もちろんこれも鳥山の監修を経ていない。当然のように人気ががた落ちし、中途半端な形で終了となっている。
- 本物の『地獄通信』
- 「都市伝説的な噂だと思われていたが、それが事実であった」という前提でストーリーが展開するホラーアニメ『地獄少女』の作中に登場するホームページに関する噂。
- ストーリーはあくまでもフィクションであり、ファンが作ったと思われる『地獄通信』を模して作られたホームページ(実際に午前0時にだけしかアクセスできないようになっている)が存在するが、実際に送信しても何も起こらない。しかし最近、「数年ほど前まで本物の『地獄通信』があった」といった噂が流れている。
- その根拠として「作中に登場したアドレスと全く同じアドレスであった」こと、「実際にひとりの人間が行方不明になっている」こと、「このような噂が広まってしまったためにネットポリスが削除し、現在は存在しない」などが挙げられている。
- しかし、ここに挙げた「根拠」は実際の都市伝説を語る際によく言われる「お約束」的な表現が多く、「地獄通信」が実在したとはっきり言い切れるものではない。
[編集] ゲーム
以下には、広く流布し、強く信じられたものの例を挙げる。
- 『ゼビウス』のバキュラは破壊できる
- ゲーム『ゼビウス』で、破壊不能とされる敵「バキュラ」は、弾(ザッパー)を256発撃ち込むと破壊できる、というもの。各敵キャラの設定値を解析したハッカーが、その最上位ビットが1になっているのを見て「バキュラは256発当てれば破壊できる」と誤解したのが発端。このビットは「破壊できない」ことを意味するフラグであり、開発者も「破壊できない」と公式にコメントしたが、プレイ中に256発撃ち込み、「破壊できない」事を確認する事はできないため、根強く流布した。当時ゲーム攻略同人誌を発行していた田尻智は、「噂の真相を探ろうと各地のゲームセンターを尋ね回ることで逆に噂を広める結果となってしまった」と著作で述べている。ただし、続編『スーパーゼビウス・ガンプの謎』では破壊できるようになった。
- 『スパルタンX』でシルビアが襲ってくる
- ファミコン移植版の『スパルタンX』で24周すると拉致されているヒロインのシルビアが襲ってくるというもの。漫画『ファミコンロッキー』で「架空の裏技」として紹介されていたが、掲載雑誌が幼年向けであったことから純粋に信じた者が多数いたために広まった。漫画作者が創作した仕様であるため、当然、再現する事は出来ない。
- 『スーパーマリオブラザーズ』のワールド9(アンダーカバー)
- ファミコンソフト『テニス』と『スーパーマリオブラザーズ』を使うと、通常のプレイでは発生し得ない現象が多発する、というもの。子供達の噂だと思われていたが、ゲーム雑誌等で詳細な方法が発表され、再現可能であることが立証された。
- 詳細はスーパーマリオブラザーズ#アンダーカバーを参照のこと。
- SFC版『ドラゴンクエストV』でエスタークが仲間になる
- 隠しボスキャラクター・エスタークを、数ターン以内に倒すと仲間にできるというもの。ターン数は地域、場合によって多少異なる。実際には仲間になる事実はない。PS2版でも仲間にはならないが、エスタークを倒した後に自称エスタークの息子「プチターク」が仲間になる要素が追加された。
- 詳細はドラゴンクエストV#備考を参照のこと。
- 『ドラゴンクエストVII』でキーファが戻ってくる
- 冒険の途中パーティから抜けるキャラであるキーファが、ある条件を満たすと戻ってくるかわりに、その子孫であるアイラが仲間にならない、というもの。その際の条件は様々。
- SFC版『ファイナルファンタジーV』のモアイ像の謎
- 海底に存在する謎のモアイ像にまつわる噂。神秘的な情景なため、「特定の条件を満たすと何かが起こる」とまことしやかに囁かれていたが、実際は単なるオブジェクトで何の意味もない。GBA版ではモアイ像についての特殊なイベントが追加された。
- 詳細はファイナルファンタジーV#その他_3を参照のこと。
- 『ファイナルファンタジーVII』でエアリスが復活する
- 登場人物のひとりであるエアリスが物語の中で殺されるが、ある特定の条件を満たすと生き返る、または、殺されるはずのエアリスを助けることができる、というもの。CD-ROMの入れ替えを利用してエアリスが殺されるイベント自体を強引にスキップし、彼女を連れたままゲームを進行させるという裏技が実際に存在したが、本作ではゲーム中のCD-ROM入れ替えについて禁止する記述があり、本来のシナリオには彼女が復活するイベントや殺されるのを防ぐイベントなどは設定されていない。
- 詳細はファイナルファンタジーVII#ストーリーの謎とネット上のデマ情報を参照のこと。
- 『ポケットモンスター』シリーズの幻のポケモン
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- 「幻のポケモン」ミュウを、特殊な操作をすることで入手できる、というもの。実際に入手する事は可能だが、その方法は再現性が低い上に、成功しても入手後のプレイに深刻な問題が発生する可能性が高く、正しい意味で「入手できる」とはいえないものである。後にイベント参加者へのプレゼントなどで正式版のミュウが配布された。
- 詳細はミュウ#ゲームでのミュウを参照のこと。
- 「幻のポケモン」が入手できる、というもの。後に「幻のポケモン セレビィ」が公式に発表されたが、発表以前から「幻のポケモン」の存在や入手方法について様々な噂がながれた。ゲーム内に多くあった意味深なアイテムやオブジェクトと関連付けられる事が多い。
- 「幻のポケモン」が存在する、というもの。ポケモンシリーズ恒例の「幻のポケモン」は存在するのだが、公式発表以前に憶測が多く流れ、中には「証拠写真」をCGで捏造して真実味を付加するケースもあった。
- 裏技でプリクラが2枚出てくる
- プリクラ機の撮影時にある行為をするとプリクラが2枚出てくるというもの。様々な方法が噂されたが、「代金を入れるときに10円硬貨を一緒に入れる」というものがポピュラー。しかし、この方法は、筐体の小銭投入口に10円硬貨を投入することができないため、現存の機種では不可能(無理に投入すれば、コインが詰まる)。ほかには「撮り終わってプリントアウトしている時にプリントアウト口の奥まで手を入れると棒がぶら下がっているのでそれを引っ張る」というものがあるが、実際にはプリントアウト口の奥にそのようなものは存在しないうえ、このような行為は危険であり、場合によっては高価な筐体を破損しかねない。プリントアウト口の奥にある特定のボタンを押すと、最新撮影プリクラがもう一枚出てくる機種は実際に存在した。
[編集] 歌・音楽
- 『トミノの地獄』
- トミノの地獄を声に出して読むと侠事が起こる。
- 『はないちもんめ』は人身売買を歌った童謡。
- 『かごめかごめ』は殺人事件を歌った歌。
- 歌詞の「鶴と亀」とは、母とお腹の子のことであり、「後ろの正面だあれ」とは、犯人のことを示している。また、徳川埋蔵金の在処を示しているとされる。
- 『とおりゃんせ』は神隠しの歌。
- 『あめふり』は雨の日に迎えに来てもらえない子供の哀しみの歌。
- この歌の2番を夜に歌うと窓から女の子が覗き込むという。
- 『いろは歌』は無実の罪で死罪に処された人間が残した、特別な意味を成す歌。
- 『サッちゃん』には、様々な謎があり、それを知ると不幸に見舞われる。
- 例として「バナナが半分しか食べられない」のは踏み切り事故で轢死して体が半分しか無くなったからだ、等。変わり種としてサッちゃんとはタレントの阿川佐和子であるというものもあり阿川も自ら著書に記述している。事実、作詞者と阿川の父阿川弘之が知り合いであり実際のところ近所にも住んでいたが、モデルは作詞者自身の幼少時の思い出の者であり、「別人」という返答を阿川が生前の作詞者に確認して一件落着した。
- 『一年生になったら』の座敷童
- この歌では100人の友達を作り、富士山の上で100人でおにぎりを食べるのだが、友達が100人いれば101人でおにぎりを食べないといけないはずである。そのため、一人は座敷童であったのではないかとされる。
[編集] 参考文献
- ジャン・ハロルド・ブルンヴァン(日本語版は全て新宿書房より刊行)
- 『消えるヒッチハイカー―都市の想像力のアメリカ』 ISBN 4880081167 ISBN 4880082392
- 『ドーベルマンに何があったの?―アメリカの「新しい」都市伝説』 ISBN 4880082406
- 『チョーキング・ドーベルマン』 ISBN 4880081280 の改題新装版
- 『メキシコから来たペット―アメリカの「都市伝説」コレクション』 ISBN 4880081477
- 『くそっ!なんてこった 「エイズの世界へようこそ」はアメリカから来た都市伝説』 ISBN 4880081698
- 『赤ちゃん列車が行く』 ISBN 4880082414
- 白水社の本
- 『悪魔のほくろ―ヨーロッパの現代伝説』ロルフ・ヴィルヘルムブレードニヒ (編集)、Rolf Wilhelm Brednich (原著)、 池田香代子、鈴木仁子 (翻訳)、白水社
- 『ジャンボジェットのネズミ―ヨーロッパの現代伝説』同上。
- 『ピアスの白い糸日本の現代伝説』、池田香代子、大島広志、高津美保子、常光徹、渡辺節子〔編〕、1994年、白水社
- 『魔女の伝言板日本の現代伝説』、近藤雅樹、池田香代子、高津美保子、常光徹、三原幸久、渡辺節子〔編〕、1995年、白水社
- 『走るおばあさん日本の現代伝説』、池田香代子、大島広志、高津美保子、常光徹、渡辺節子〔編〕、1996年、白水社。
- 『幸福のEメール日本の現代伝説』、岩倉千春、大島広志、高津美保子、常光徹、渡辺節子〔編〕、1999年、白水社。
- 『現代民話考』、松谷みよ子、筑摩書房
- エドガール・モラン
- 『オルレアンの噂:女性誘拐の噂とその神話作用』(1980年、杉山光信訳、みすず書房)
- 木原浩勝・市ヶ谷ハジメ・岡島正晃
- 『都市の穴 The hole of the city』 ISBN 4575292796(2001年、双葉社)
- 宇佐和通
- 『あなたの隣の「怖い噂」-都市伝説にはワケがある』 ISBN 4054017525(2002年、学研)
- 『続あなたの隣の「怖い噂」-都市伝説は進化する』(2004年、学研)]
- 『THE 都市伝説 THE URBAN LEGEND』 ISBN 4775303449(2004年、新紀元社)
- 松山ひろし
- 『3本足のリカちゃん人形 -真夜中の都市伝説』 ISBN 4872574109(2003年、イースト・プレス)
- 『壁女 -真夜中の都市伝説』 ISBN 4872574575(2004年、イースト・プレス)
- 別冊宝島(JICC出版局/宝島社)
- 別冊宝島92『うわさの本』(1989年、JICC出版局)
- 別冊宝島233『陰謀がいっぱい!』(1995年、宝島社)
- 一柳廣孝・編著『「学校の怪談」はささやく』(青弓社・2005年)
- 史都玲沙・服部あゆみ『怖い話をしよう』1巻-10巻(英国犯罪博物館・1999年-2004年・同人誌)
- 山口敏太郎
- 『ホントにあった呪いの都市伝説』(『コスミック文庫』)コスミック2005年7月。ISBN 4-7747-2031-3
- 『怪奇!世にも不気味な都市伝説』 ISBN 4309495435(2004年、河出夢文庫
- 『最恐「ケータイ」都市伝説』 ISBN 479664718(2004年、宝島社文庫)
- 『奇妙なウワサ怖い話 赤い部屋』 ISBN 4845826496(2005年リイド社)
- 『奇妙なウワサ怖い話 張り付き婆』 ISBN 4845831902(2006年リイド社)
- 『奇妙なウワサ怖い話 逃げてもムダよ』 ISBN 4845826550(2006年リイド社)
- 『奇妙なウワサ怖い話 半魚人のミイラ』 ISBN 4845828251(2004年リイド社)
- 松本修『全国アホ・バカ分布考-はるかなる言葉の旅路-』ISBN 4101441219(1993年8月、太田出版・後に1996年12月、新潮文庫)
- 日本語学の書籍だが、序盤で『探偵!ナイトスクープ』の話などが述べられている。
- 佐藤有文『怪奇ミステリー』(学習研究社ジュニアチャンピオンコース・シリーズ)
[編集] 外部リンク
[編集] 脚注
- ^ 特殊清掃プロセンター
- ^ http://web.archive.org/web/20050408184645/http://www.d8.dion.ne.jp/~kuneriz/ans.htm
- ^ http://www.uji.ed.jp/ogura-es/topix/otya/otya.htm
- ^ 集英社の内部に関わる人間など、複数が肯定している。
[編集] 関連項目
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