ゴールデングラブ賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゴールデングラブ賞(-しょう)は、日本プロ野球の選手表彰の一つ。
目次 |
[編集] 概要
守備力に卓越した選手が表彰されるもので、プロ野球記者投票(記者経験5年以上が要件)によって、ポジションごとに、セ・パ各リーグで9名が選ばれる。ただし、外野手については、左翼手、中堅手、右翼手を同一のポジションとみなして選考を行う。
1972年にダイヤモンドグラブ賞として創設され、1986年から現在の名称となる。正式名称は三井ゴールデン・グラブ賞(みつい-)。三井グループ広報委員会協賛(当初は三井物産スポーツ販売が協賛していた)。セ・パ各連盟の公式表彰に準じて、特別賞として位置付けられている。
有資格者は、規定投球回数以上投球している、又はチーム試合数の1/3以上登板している投手と、チーム試合数の1/2以上同じポジションで出場している捕手・野手。これを日本の報道機関(新聞、通信社、放送局)のプロ野球記者で5年以上の取材キャリアを持つ記者らの投票で選抜され、受賞者には金色のグローブをかたどったトロフィーが贈られる。 ちなみに、このグローブ型トロフィーは、各ポジションごとに(キャッチャーならキャッチャーミットといったような)デザインがなされている。
[編集] 「主観」で選ばれる賞
いかに記者の野球への目が研ぎ澄まされようと結局は「主観」でしか選べないため常に議論あるいは批判の対象となる賞である。例えば、守備に関して客観的に判断できる材料を守備率に求めると、守備範囲が広く守備機会の多い選手は高いレベルの捕球を試みるため、かえって失策も多くなり守備率が低くなる傾向がある。逆に守備範囲が狭く捕れない打球に手を出さない選手は守備率が高くなってしまう。
もちろん日本でも守備率至上主義者の野球選手や評論家はもともとごく少数派である。例えばメジャーリーグでは1試合平均のアウトに関わった数(これをレンジファクターという。この値を使うと例えば投手は桑田真澄、松坂大輔、黒田博樹などが突出している)などをデータに含めるなどの新しい試みもなされている。しかし、結局は記者の「最高の守備観」に大きく左右される賞である(守備範囲の中で最高の守備をし、当たり前のことを当たり前にやってみせる選手、など)。
2005年の受賞に際して、負傷などで満足にプレーできなかったSHINJO(北海道日本ハム、中堅手)が外野手部門において最多得票を得たため、「来年からは、印象ではなく数字で選んで欲しい。そうでないとこの素晴らしい賞の価値がなくなってしまう」 と記者にコメントし、授賞式を欠席すると明言した。
その翌年の2006年もSHINJOはチームの右翼手であり前年の捕殺王稲葉篤紀、左翼手森本稀哲とともに同賞を受賞し、(引退していたため授賞式を欠席したものの)喜びのコメントを寄せた。この年の彼は下半身に明らかな不安を抱えており、それが「引退宣言」の遠因となっている。
[編集] 過去の傾向
この賞が純粋に守備に卓越した者に与えられるかといえば必ずしもそうではない。チーム成績、打撃成績、過去の印象や人気・知名度などが重視される傾向が指摘されている。 例えば、いわゆる「V9巨人」で王貞治は確かに堅実な守備でこの賞を受賞し続けていたが、同時期にもっとも一塁の守備を評価されていたのは大洋ホエールズの松原誠であった。1972年にも同じく大洋にメジャー・リーグでゴールドグラブ賞を受賞していたクリート・ボイヤーが三塁手として卓越した守備を見せながら、選手生活も晩年に差し掛かって衰えも見え出していた長嶋茂雄に与えられている。球場が狭かった時代に勝利を左右したのはチームとしての守備力ではあるが、それだけに松原とボイヤーが大洋という下位に低迷するチームにいなければ投票結果は多少変化していただろう。
1980年代にも水谷新太郎(ヤクルト、遊撃手、 84年に守備率.991)、高木豊(大洋、1987年に.9971、二塁手守備率日本記録)といった選手などが受賞していない。例えば高木に代わって受賞した選手は巨人篠塚和典であった。篠塚は首位打者2回に輝いた打撃と芸術的なポジショニングを誇る二塁守備、高木は二塁・遊撃を兼任する俊足強打の1番打者と両者ともに攻守揃った名選手として知られていたが、「優勝チームの要として攻守に活躍した」篠塚が受賞したため、このことに関して高木は不満を表明している。
1990年代以降は球場の大型化により個人の守備力がより必要とされるようになり、外野の強肩なども重要視されるようになり、前述のような守備率至上主義の悪癖も解消されていく(日本において守備率とレンジファクターの対決はスポーツライターとプロ野球経験者との対決であったといえる)。ただし、最近も2004年、三冠王を達成したものの肩痛を抱え翌年にはDHに専念した松中信彦(一塁手)が守備に定評のある福浦和也や小笠原道大を差し置き受賞しているなど極端なケースは存在する。
[編集] 2004年のセ・リーグのゴールデングラブ賞
この年のセ・リーグは、落合博満監督率いる中日ドラゴンズから、川上憲伸(投手)、渡邉博幸(一塁手)、荒木雅博(二塁手)、井端弘和(遊撃手)、アレックス・オチョア(外野手)、英智(外野手)の6人が受賞した。同一球団から6人の選出はセ・リーグ史上初のことであり、しかも渡邉と英智は主に試合終盤の守備固めに登場するスーパーサブであった。これはこのシーズンの中日の守り勝った戦い振りの印象がいかに強かったかを物語っている。実際、中日のチーム打率はリーグ5位(.274)、本塁打数はリーグ最下位(111本)の軽量打線だったにも関わらず、年間失策数記録の更新(45)に加え、12球団唯一の防御率3点台(3.86)及び失点500点台(558)を記録して優勝したのである。また、打撃3部門のタイトル獲得者は1人も選ばれなかった(残り3人はヤクルトの古田敦也(捕手)と岩村明憲(三塁手)、阪神の赤星憲広(外野手)である。赤星は盗塁王を獲得)。 ちなみに中日谷繁元信(その年以降は2006年に受賞)は守備率・盗塁阻止率でヤクルト古田敦也を大きく上回っていたものの捕手部門を受賞できていない。このときはリード面での評価が古田受賞の決め手になったと推測される(ちなみに2004年は前述の通り、投手が看板である中日がヤクルトを抑え断トツのチーム防御率を誇っていた)。捕手はリードやキャッチングなどあまりにも微細な技術が要求されるため、今後野球のデータ化が進んでいくとしても前述した「個々の主観や印象で選ばれる賞」に最後まで該当する賞となるであろう。
[編集] 歴代受賞者
[編集] パシフィック・リーグ
年 | 投手 | 捕手 | 一塁手 | 二塁手 | 三塁手 | 遊撃手 | 外野手 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1972 | 足立光宏 (阪急) |
種茂雅之 (阪急) |
大杉勝男 (東映) |
大下剛史 (東映) |
有藤通世 (ロッテ) |
大橋穣 (阪急) |
池辺巌 (ロッテ) |
広瀬叔功 (南海) |
福本豊 (阪急) |
|
1973 | 成田文男 (ロッテ) |
野村克也 (南海) |
C.ジョーンズ (南海) |
桜井輝秀 (南海) |
有藤通世 (ロッテ) |
大橋穣 (阪急) |
島野育夫 (南海) |
弘田澄男 (ロッテ) |
福本豊 (阪急) |
|
1974 | 足立光宏 (阪急) |
村上公康 (ロッテ) |
W.パーカー (南海) |
桜井輝秀 (南海) |
有藤通世 (ロッテ) |
大橋穣 (阪急) |
島野育夫 (南海) |
弘田澄男 (ロッテ) |
福本豊 (阪急) |
|
1975 | 足立光宏 (阪急) |
有田修三 (近鉄) |
加藤秀司 (阪急) |
B.マルカーノ (阪急) |
有藤道世 (ロッテ) |
大橋穣 (阪急) |
島野育夫 (南海) |
弘田澄男 (ロッテ) |
福本豊 (阪急) |
|
1976 | 足立光宏 (阪急) |
有田修三 (近鉄) |
加藤秀司 (阪急) |
B.マルカーノ (阪急) |
藤原満 (南海) |
大橋穣 (阪急) |
B.ウイリアムス (阪急) |
弘田澄男 (ロッテ) |
福本豊 (阪急) |
|
1977 | 山田久志 (阪急) |
加藤俊夫 (日本ハム) |
加藤秀司 (阪急) |
山崎裕之 (ロッテ) |
島谷金二 (阪急) |
大橋穣 (阪急) |
大熊忠義 (阪急) |
弘田澄男 (ロッテ) |
福本豊 (阪急) |
|
1978 | 山田久志 (阪急) |
中沢伸二 (阪急) |
柏原純一 (日本ハム) |
B.マルカーノ (阪急) |
島谷金二 (阪急) |
大橋穣 (阪急) |
B.ウイリアムス (阪急) |
福本豊 (阪急) |
簑田浩二 (阪急) |
|
1979 | 山田久志 (阪急) |
梨田昌崇 (近鉄) |
柏原純一 (日本ハム) |
B.マルカーノ (阪急) |
島谷金二 (阪急) |
高代延博 (日本ハム) |
平野光泰 (近鉄) |
福本豊 (阪急) |
簑田浩二 (阪急) |
|
1980 | 木田勇 (日本ハム) |
梨田昌崇 (近鉄) |
小川亨 (近鉄) |
山崎裕之 (ロッテ) |
羽田耕一 (近鉄) |
水上善雄 (ロッテ) |
平野光泰 (近鉄) |
福本豊 (阪急) |
簑田浩二 (阪急) |
|
1981 | 山田久志 (阪急) |
梨田昌崇 (近鉄) |
柏原純一 (日本ハム) |
山崎裕之 (ロッテ) |
藤原満 (南海) |
石毛宏典 (西武) |
島田誠 (日本ハム) |
福本豊 (阪急) |
簑田浩二 (阪急) |
|
1982 | 山田久志 (阪急) |
大宮龍男 (日本ハム) |
柏原純一 (日本ハム) |
大石大二郎 (近鉄) |
古屋英夫 (日本ハム) |
石毛宏典 (西武) |
島田誠 (日本ハム) |
福本豊 (阪急) |
簑田浩二 (阪急) |
|
1983 | 東尾修 (西武) |
梨田昌崇 (近鉄) |
片平晋作 (西武) |
大石大二郎 (近鉄) |
古屋英夫 (日本ハム) |
石毛宏典 (西武) |
島田誠 (日本ハム) |
福本豊 (阪急) |
簑田浩二 (阪急) |
|
1984 | 東尾修 (西武) |
藤田浩雅 (阪急) |
山本功児 (ロッテ) |
大石大二郎 (近鉄) |
松永浩美 (阪急) |
弓岡敬二郎 (阪急) |
島田誠 (日本ハム) |
高沢秀昭 (ロッテ) |
簑田浩二 (阪急) |
|
1985 | 東尾修 (西武) |
伊東勤 (西武) |
山本功児 (ロッテ) |
西村徳文 (ロッテ) |
古屋英夫 (日本ハム) |
石毛宏典 (西武) |
金森永時 (西武) |
島田誠 (日本ハム) |
簑田浩二 (阪急) |
|
1986 | 東尾修 (西武) |
伊東勤 (西武) |
ブーマー.W (阪急) |
辻発彦 (西武) |
古屋英夫 (日本ハム) |
石毛宏典 (西武) |
西岡良洋 (西武) |
山本和範 (南海) |
山森雅文 (阪急) |
|
1987 | 東尾修 (西武) |
伊東勤 (西武) |
ブーマー.W (阪急) |
白井一幸 (日本ハム) |
石毛宏典 (西武) |
弓岡敬二郎 (阪急) |
秋山幸二 (西武) |
新井宏昌 (近鉄) |
島田誠 (日本ハム) |
高沢秀昭 (ロッテ) |
1988 | 西崎幸広 (日本ハム) |
伊東勤 (西武) |
清原和博 (西武) |
辻発彦 (西武) |
石毛宏典 (西武) |
田中幸雄 (日本ハム) |
秋山幸二 (西武) |
高沢秀昭 (ロッテ) |
平野謙 (西武) |
|
1989 | 阿波野秀幸 (近鉄) |
中嶋聡 (オリックス) |
愛甲猛 (ロッテ) |
辻発彦 (西武) |
松永浩美 (オリックス) |
田辺徳雄 (西武) |
秋山幸二 (西武) |
平野謙 (西武) |
本西厚博 (オリックス) |
|
1990 | 渡辺久信 (西武) |
伊東勤 (西武) |
清原和博 (西武) |
辻発彦 (西武) |
松永浩美 (オリックス) |
田中幸雄 (日本ハム) |
秋山幸二 (西武) |
西村徳文 (ロッテ) |
平野謙 (西武) |
|
1991 | 郭泰源 (西武) |
伊東勤 (西武) |
J.トレーバー (近鉄) |
辻発彦 (西武) |
石毛宏典 (西武) |
田中幸雄 (日本ハム) |
秋山幸二 (西武) |
佐々木誠 (ダイエー) |
平野謙 (西武) |
|
1992 | 郭泰源 (西武) |
伊東勤 (西武) |
清原和博 (西武) |
辻発彦 (西武) |
石毛宏典 (西武) |
田辺徳雄 (西武) |
秋山幸二 (西武) |
佐々木誠 (ダイエー) |
平野謙 (西武) |
|
1993 | 野田浩司 (オリックス) |
田村藤夫 (日本ハム) |
清原和博 (西武) |
辻発彦 (西武) |
石毛宏典 (西武) |
広瀬哲朗 (日本ハム) |
秋山幸二 (西武) |
佐々木誠 (ダイエー) |
平野謙 (西武) |
|
1994 | 工藤公康 (西武) |
伊東勤 (西武) |
清原和博 (西武) |
辻発彦 (西武) |
松永浩美 (ダイエー) |
広瀬哲朗 (日本ハム) |
秋山幸二 (ダイエー) |
イチロー (オリックス) |
佐々木誠 (西武) |
|
1995 | 工藤公康 (ダイエー) |
伊東勤 (西武) |
J.フランコ (ロッテ) |
小久保裕紀 (ダイエー) |
馬場敏史 (オリックス) |
田中幸雄 (日本ハム) |
秋山幸二 (ダイエー) |
イチロー (オリックス) |
田口壮 (オリックス) |
|
1996 | 西崎幸広 (日本ハム) |
高田誠 (オリックス) |
片岡篤史 (日本ハム) |
大島公一 (オリックス) |
馬場敏史 (オリックス) |
田中幸雄 (日本ハム) |
秋山幸二 (ダイエー) |
イチロー (オリックス) |
田口壮 (オリックス) |
|
1997 | 西口文也 (西武) |
伊東勤 (西武) |
高木大成 (西武) |
大島公一 (オリックス) |
片岡篤史 (日本ハム) |
松井稼頭央 (西武) |
イチロー (オリックス) |
井出竜也 (日本ハム) |
田口壮 (オリックス) |
|
1998 | 西口文也 (西武) |
伊東勤 (西武) |
高木大成 (西武) |
金子誠 (日本ハム) |
片岡篤史 (日本ハム) |
松井稼頭央 (西武) |
イチロー (オリックス) |
大友進 (西武) |
大村直之 (近鉄) |
|
1999 | 松坂大輔 (西武) |
城島健司 (ダイエー) |
小笠原道大 (日本ハム) |
金子誠 (日本ハム) |
中村紀洋 (近鉄) |
小坂誠 (ロッテ) |
秋山幸二 (ダイエー) |
イチロー (オリックス) |
大友進 (西武) |
|
2000 | 松坂大輔 (西武) |
城島健司 (ダイエー) |
小笠原道大 (日本ハム) |
大島公一 (オリックス) |
中村紀洋 (近鉄) |
小坂誠 (ロッテ) |
イチロー (オリックス) |
柴原洋 (ダイエー) |
田口壮 (オリックス) |
|
2001 | 松坂大輔 (西武) |
城島健司 (ダイエー) |
小笠原道大 (日本ハム) |
井口資仁 (ダイエー) |
中村紀洋 (近鉄) |
小坂誠 (ロッテ) |
柴原洋 (ダイエー) |
田口壮 (オリックス) |
谷佳知 (オリックス) |
|
2002 | 西口文也 (西武) |
城島健司 (ダイエー) |
小笠原道大 (日本ハム) |
高木浩之 (西武) |
中村紀洋 (近鉄) |
松井稼頭央 (西武) |
井出竜也 (日本ハム) |
小関竜也 (西武) |
谷佳知 (オリックス) |
|
2003 | 松坂大輔 (西武) |
城島健司 (ダイエー) |
福浦和也 (ロッテ) |
井口資仁 (ダイエー) |
小笠原道大 (日本ハム) |
松井稼頭央 (西武) |
大村直之 (近鉄) |
柴原洋 (ダイエー) |
谷佳知 (オリックス) |
村松有人 (ダイエー) |
2004 | 松坂大輔 (西武) |
城島健司 (ダイエー) |
松中信彦 (ダイエー) |
井口資仁 (ダイエー) |
中村紀洋 (近鉄) |
川﨑宗則 (ダイエー) |
SHINJO (日本ハム) |
谷佳知 (オリックス) |
村松有人 (オリックス) |
|
2005 | 松坂大輔 (西武) |
城島健司 (ソフトバンク) |
福浦和也 (ロッテ) |
西岡剛 (ロッテ) |
今江敏晃 (ロッテ) |
小坂誠 (ロッテ) |
大村直之 (ソフトバンク) |
サブロー (ロッテ) |
SHINJO (日本ハム) |
|
2006 | 松坂大輔 (西武) |
里崎智也 (ロッテ) |
小笠原道大 (日本ハム) |
田中賢介 (日本ハム) |
今江敏晃 (ロッテ) |
川﨑宗則 (ソフトバンク) |
稲葉篤紀 (日本ハム) |
SHINJO (日本ハム) |
森本稀哲 (日本ハム) |
[編集] セントラル・リーグ
年 | 投手 | 捕手 | 一塁手 | 二塁手 | 三塁手 | 遊撃手 | 外野手 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1972 | 堀内恒夫 (巨人) |
大矢明彦 (ヤクルト) |
王貞治 (巨人) |
J.シピン (大洋) |
長嶋茂雄 (巨人) |
バート.S (中日) |
柴田勲 (巨人) |
高田繁 (巨人) |
山本浩司 (広島) |
1973 | 堀内恒夫 (巨人) |
田淵幸一 (阪神) |
王貞治 (巨人) |
J.シピン (大洋) |
C.ボイヤー (大洋) 長嶋茂雄 (巨人) |
藤田平 (阪神) |
柴田勲 (巨人) |
高田繁 (巨人) |
山本浩司 (広島) |
1974 | 堀内恒夫 (巨人) |
田淵幸一 (阪神) |
王貞治 (巨人) |
高木守道 (中日) |
C.ボイヤー (大洋) |
河埜和正 (巨人) |
柴田勲 (巨人) |
高田繁 (巨人) |
山本浩司 (広島) |
1975 | 堀内恒夫 (巨人) |
大矢明彦 (ヤクルト) |
王貞治 (巨人) |
大下剛史 (広島) |
島谷金二 (中日) |
藤田平 (阪神) |
高田繁 (巨人) |
山本浩二 (広島) |
ローン.W (中日) |
1976 | 堀内恒夫 (巨人) |
大矢明彦 (ヤクルト) |
王貞治 (巨人) |
D.ジョンソン (巨人) |
高田繁 (巨人) |
山下大輔 (大洋) |
池辺巌 (阪神) |
柴田勲 (巨人) |
山本浩二 (広島) |
1977 | 堀内恒夫 (巨人) |
大矢明彦 (ヤクルト) |
王貞治 (巨人) |
高木守道 (中日) |
高田繁 (巨人) |
山下大輔 (大洋) |
柴田勲 (巨人) |
山本浩二 (広島) |
若松勉 (ヤクルト) |
1978 | 堀内恒夫 (巨人) |
大矢明彦 (ヤクルト) |
王貞治 (巨人) |
土井正三 (巨人) |
掛布雅之 (阪神) |
山下大輔 (大洋) |
J.ライトル (広島) |
山本浩二 (広島) |
若松勉 (ヤクルト) |
1979 | 西本聖 (巨人) |
若菜嘉晴 (阪神) |
王貞治 (巨人) |
高木守道 (中日) |
掛布雅之 (阪神) |
山下大輔 (大洋) |
J.ライトル (広島) |
J.スコット (ヤクルト) |
山本浩二 (広島) |
1980 | 西本聖 (巨人) |
大矢明彦 (ヤクルト) |
王貞治 (巨人) |
基満男 (大洋) |
衣笠祥雄 (広島) |
山下大輔 (大洋) |
J.ライトル (広島) |
J.スコット (ヤクルト) |
山本浩二 (広島) |
1981 | 西本聖 (巨人) |
山倉和博 (巨人) |
藤田平 (阪神) |
篠塚利夫 (巨人) |
掛布雅之 (阪神) |
山下大輔 (大洋) |
J.ライトル (広島) |
松本匡史 (巨人) |
山本浩二 (広島) |
1982 | 西本聖 (巨人) |
中尾孝義 (中日) |
中畑清 (巨人) |
篠塚利夫 (巨人) |
掛布雅之 (阪神) |
山下大輔 (大洋) |
北村照文 (阪神) |
平野謙 (中日) |
松本匡史 (巨人) |
1983 | 西本聖 (巨人) |
山倉和博 (巨人) |
中畑清 (巨人) |
高木豊 (大洋) |
掛布雅之 (阪神) |
山下大輔 (大洋) |
北村照文 (阪神) |
長嶋清幸 (広島) |
松本匡史 (巨人) |
1984 | 西本聖 (巨人) |
達川光男 (広島) |
中畑清 (巨人) |
篠塚利夫 (巨人) |
衣笠祥雄 (広島) |
平田勝男 (阪神) |
長嶋清幸 (広島) |
屋鋪要 (大洋) |
山崎隆造 (広島) |
1985 | 西本聖 (巨人) |
木戸克彦 (阪神) |
中畑清 (巨人) |
岡田彰布 (阪神) |
掛布雅之 (阪神) |
平田勝男 (阪神) |
平野謙 (中日) |
屋鋪要 (大洋) |
山崎隆造 (広島) |
1986 | 北別府学 (広島) |
達川光男 (広島) |
中畑清 (巨人) |
篠塚利夫 (巨人) |
衣笠祥雄 (広島) |
平田勝男 (阪神) |
平野謙 (中日) |
屋鋪要 (大洋) |
山崎隆造 (広島) |
1987 | 桑田真澄 (巨人) |
山倉和博 (巨人) |
中畑清 (巨人) |
正田耕三 (広島) |
原辰徳 (巨人) |
平田勝男 (阪神) |
長嶋清幸 (広島) |
屋鋪要 (大洋) |
山崎隆造 (広島) |
1988 | 桑田真澄 (巨人) |
達川光男 (広島) |
中畑清 (巨人) |
正田耕三 (広島) |
原辰徳 (巨人) |
立浪和義 (中日) |
彦野利勝 (中日) |
屋鋪要 (大洋) |
山崎隆造 (広島) |
1989 | 西本聖 (中日) |
中尾孝義 (巨人) |
駒田徳広 (巨人) |
正田耕三 (広島) |
W.ロードン (広島) |
川相昌弘 (巨人) |
栗山英樹 (ヤクルト) |
彦野利勝 (中日) |
山崎賢一 (大洋) |
1990 | 斎藤雅樹 (巨人) |
古田敦也 (ヤクルト) |
駒田徳広 (巨人) |
正田耕三 (広島) |
岡崎郁 (巨人) |
川相昌弘 (巨人) |
彦野利勝 (中日) |
柳田浩一 (ヤクルト) |
山崎賢一 (大洋) |
1991 | 桑田真澄 (巨人) |
古田敦也 (ヤクルト) |
駒田徳広 (巨人) |
正田耕三 (広島) |
角富士夫 (ヤクルト) |
川相昌弘 (巨人) |
飯田哲也 (ヤクルト) |
前田智徳 (広島) |
R.レイノルズ (大洋) |
1992 | 斎藤雅樹 (巨人) |
古田敦也 (ヤクルト) |
J.パチョレック (阪神) |
和田豊 (阪神) |
T.オマリー (阪神) |
池山隆寛 (ヤクルト) |
飯田哲也 (ヤクルト) |
亀山努 (阪神) |
前田智徳 (広島) |
1993 | 今中慎二 (中日) 桑田真澄 (巨人) |
古田敦也 (ヤクルト) |
駒田徳広 (巨人) |
和田豊 (阪神) |
石井琢朗 (横浜) |
川相昌弘 (巨人) |
飯田哲也 (ヤクルト) |
新庄剛志 (阪神) |
前田智徳 (広島) |
1994 | 桑田真澄 (巨人) |
西山秀二 (広島) |
駒田徳広 (横浜) |
和田豊 (阪神) |
石井琢朗 (横浜) |
川相昌弘 (巨人) |
飯田哲也 (ヤクルト) |
新庄剛志 (阪神) |
前田智徳 (広島) |
1995 | 斎藤雅樹 (巨人) |
古田敦也 (ヤクルト) |
駒田徳広 (横浜) |
立浪和義 (中日) |
石井琢朗 (横浜) |
野村謙二郎 (広島) |
飯田哲也 (ヤクルト) |
緒方孝市 (広島) |
音重鎮 (広島) |
1996 | 斎藤雅樹 (巨人) |
西山秀二 (広島) |
駒田徳広 (横浜) |
立浪和義 (中日) |
江藤智 (広島) |
川相昌弘 (巨人) |
飯田哲也 (ヤクルト) |
緒方孝市 (広島) |
新庄剛志 (阪神) |
1997 | 桑田真澄 (巨人) |
古田敦也 (ヤクルト) |
駒田徳広 (横浜) |
立浪和義 (中日) |
進藤達哉 (横浜) |
宮本慎也 (ヤクルト) |
飯田哲也 (ヤクルト) |
緒方孝市 (広島) |
新庄剛志 (阪神) |
1998 | 桑田真澄 (巨人) |
谷繁元信 (横浜) |
駒田徳広 (横浜) |
R.ローズ (横浜) |
進藤達哉 (横浜) |
石井琢朗 (横浜) |
緒方孝市 (広島) |
新庄剛志 (阪神) |
高橋由伸 (巨人) |
1999 | 上原浩治 (巨人) |
古田敦也 (ヤクルト) |
駒田徳広 (横浜) |
仁志敏久 (巨人) |
進藤達哉 (横浜) |
宮本慎也 (ヤクルト) |
緒方孝市 (広島) |
新庄剛志 (阪神) |
高橋由伸 (巨人) |
2000 | 工藤公康 (巨人) |
古田敦也 (ヤクルト) |
R.ペタジーニ (ヤクルト) |
仁志敏久 (巨人) |
岩村明憲 (ヤクルト) |
宮本慎也 (ヤクルト) |
新庄剛志 (阪神) |
高橋由伸 (巨人) |
松井秀喜 (巨人) |
2001 | 野口茂樹 (中日) |
古田敦也 (ヤクルト) |
R.ペタジーニ (ヤクルト) |
仁志敏久 (巨人) |
岩村明憲 (ヤクルト) |
宮本慎也 (ヤクルト) |
赤星憲広 (阪神) |
高橋由伸 (巨人) |
松井秀喜 (巨人) |
2002 | 桑田真澄 (巨人) |
阿部慎之助 (巨人) |
R.ペタジーニ (ヤクルト) |
仁志敏久 (巨人) |
岩村明憲 (ヤクルト) |
宮本慎也 (ヤクルト) |
高橋由伸 (巨人) |
福留孝介 (中日) |
松井秀喜 (巨人) |
2003 | 上原浩治 (巨人) |
矢野輝弘 (阪神) |
G.アリアス (阪神) |
今岡誠 (阪神) |
立浪和義 (中日) |
宮本慎也 (ヤクルト) |
赤星憲広 (阪神) |
高橋由伸 (巨人) |
福留孝介 (中日) |
2004 | 川上憲伸 (中日) |
古田敦也 (ヤクルト) |
渡邉博幸 (中日) |
荒木雅博 (中日) |
岩村明憲 (ヤクルト) |
井端弘和 (中日) |
赤星憲広 (阪神) |
アレックス.O (中日) |
英智 (中日) |
2005 | 黒田博樹 (広島) |
矢野輝弘 (阪神) |
A.シーツ (阪神) |
荒木雅博 (中日) |
岩村明憲 (ヤクルト) |
井端弘和 (中日) |
赤星憲広 (阪神) |
金城龍彦 (横浜) |
福留孝介 (中日) |
2006 | 川上憲伸 (中日) |
谷繁元信 (中日) |
A.シーツ (阪神) |
荒木雅博 (中日) |
岩村明憲 (ヤクルト) |
井端弘和 (中日) |
青木宣親 (ヤクルト) |
赤星憲広 (阪神) |
福留孝介 (中日) |
[編集] ゴールデングラブ賞に関する主な記録
最多回数選出者
- 福本豊 12回(1972年~1983年、いずれも外野手)
最多連続年数選出者
- 福本豊 12回(1972年~1983年、いずれも外野手)
最多ポジション選出者
- 立浪和義 3ポジション(二塁手として3回、三塁手として1回、遊撃手として1回)
[編集] 関連項目
- ゴールドグラブ賞 - アメリカメジャーリーグの賞。これを参考にゴールデングラブ賞は創設された。
- ゴールデングラブ賞 (韓国)-韓国プロ野球のゴールデングラブ賞。
- ベストナイン (日本プロ野球)
- 玉木正之 - 守備率至上主義を唱えるスポーツライター。