第1回選抜中等学校野球大会
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出場校 | 8校 |
優勝 | 香川県立高松商業学校(初) |
試合数 | 8試合(引き分け再試合含む) |
選手宣誓 | --- |
総入場者数 | --- |
本塁打数 | 12本 |
第1回選抜中等学校野球大会は、1924年(大正13年)4月1日から5日までの間、愛知県名古屋市の山本球場(八事球場)で行われた全国選抜中等学校野球大会である。
目次 |
[編集] 出場校
[編集] 大会概要
記念すべき第1回大会は、当日午前3時より山本球場に観衆がつめかけ、熱気に包まれながら午前9時に開会式が挙行された。入場式、主催者(毎日新聞社)挨拶、紫紺の大優勝旗の納入が行われた。
第1試合の愛知一中対立命館中の試合前に始球式が行われ、川崎卓吉名古屋市長がモーニング姿で大会第1球を放った。
[編集] 試合結果
[編集] 1回戦
- 愛知一中 16 - 3 立命館中
- 高松商 7 - 6 和歌山中(高松商・野村が大会第1号本塁打)
- 早稲田実 3 - 2 松山商
- 市岡中 13 - 13 横浜商(延長14回日没引き分け)
- 市岡中 21 - 13 横浜商
[編集] 準決勝
- 早稲田実 6 - 5 市岡中
- 高松商 7 - 1 愛知一中
[編集] 決勝
- 高松商 2 - 0 早稲田実
(高松商)松本-生乃 (早稲田実)水上-神山
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
高松商 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 |
早稲田実 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
高松商は4回表に先制、7回にも一死からバントで送った二塁走者を、1番野村が適時打で返し、追加点を奪った。早稲田実は2回裏二死一、二塁から安打が出たが二塁走者が本塁で憤死、6回裏にも無死一塁で走者が牽制で刺されるなど再三の好機をつぶし、優勝を逃した。
[編集] 1988年まで参考記録扱いだったホームラン
第1回大会では12本のホームランが出たが、山本球場はとても狭かったために、第2回以降の甲子園と同列にはできないということで、1988年(昭和63年)までホームランは参考記録扱いとなっていた。1989年(平成元年)に第1回大会のホームラン12本が公式記録として認められるようになった。
[編集] 関連項目
高校野球 | ||
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