第4回選抜中等学校野球大会
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出場校 | 8校 |
優勝 | 和歌山県立和歌山中学校(初) |
試合数 | 7試合 |
選手宣誓 | --- |
総入場者数 | --- |
本塁打数 | --- |
第4回選抜中等学校野球大会は、1927年(昭和2年)4月29日から5月1日までの間、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われた選抜中等学校野球大会である。
大正天皇崩御の国喪に服し、大会日程を3日間、出場校を8校に縮小して開催した。本大会より、優勝校には米国派遣の特典が与えられた。
目次 |
[編集] 出場校
- 松本商(長野県、2年連続2度目)
- 静岡中(静岡県、2年連続2度目)
- 関西学院中(兵庫県、初出場)
- 和歌山中(和歌山県、4年連続4度目)
- 鳥取一中(鳥取県、初出場)
- 広陵中(広島県、2年連続2度目)
- 高松商(香川県、4年連続4度目)
- 松山商(愛媛県、4年連続4度目)
[編集] 試合結果
[編集] 1回戦
- 広陵中 10 - 0 静岡中
- 松本商 5 - 3 高松商
- 松山商 8 - 7 鳥取一中
- 和歌山中 6 - 0 関西学院中
[編集] 準決勝
- 広陵中 8 - 1 松本商
- 和歌山中 4 - 1 松山商
[編集] 決勝
- 和歌山中 8 - 3 広陵中
(和歌山中)小川-島本 (広陵中)田部-小川
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
和歌山中 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 8 |
広陵中 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
2回表、和歌山中は5番後藤が安打で出塁した後、次打者のバントが2塁悪送球、続いて3塁も悪送球となり労せず先制した。その裏広陵中は同点に追いついたが、3回表に和歌山中は四球と安打で1、2塁とし、4番小川の遊ゴロがトンネルとなって2者生還。さらにスクイズで加点した。7回表には四球と4長短打で一挙4点を入れた。広陵中は3回に適時打、7回にランニングホームランで追いすがったが及ばず、連覇を逃した。
[編集] 主な出場選手
- 小川正太郎(和歌山中-早稲田大-毎日)
- 島本義文(和歌山中-横浜高工-阪急)
- 小島多慶男(鳥取一中-同志社大-パシフィック・リーグ審判)
- 田部武雄(広陵中-明大-藤倉電線-巨人-大連実業団)
- 小川年安(広陵中-慶應大-阪神)
- 中村輝夫(松山商-明治大-京城電気-名古屋金鯱軍)
[編集] 関連項目
高校野球 | ||
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選抜高等学校野球大会 | 全国高等学校野球選手権大会 | 選手権大会地方予選 |
1924 |
1915 | 1916 | 1917 | (1918)中止 | 1919 |
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