AERA

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AERA（アエラ）は朝日新聞社出版局が毎週発行するオールグラビア雑誌である。正式には「朝日新聞ウィークリー AERA」という。

[編集] 概要

創刊は1988年（昭和63年）5月。「AERA」とはラテン語で「時代」の意。「日本初の本格的ニュース週刊誌」を標榜し（既に日本版ニューズウィークは出版されていたが翻訳雑誌は含めないという意図らしい）、創刊当初の広告見出しは『ライバルは朝日新聞です』で、初代編集長と当時の朝日新聞社長が握手を交わすものであった。

その週のニュースの中から特に印象的なテーマを選んでカラー写真をふんだんに織り込んで掲載している。また電車内や朝日新聞で掲載される広告の下部には時事的な駄洒落が書かれている（ショッキングな事件の後は控えられる）。

AERAの中でも、創刊以来ずっと変わらないのが、写真家坂田栄一郎による表紙写真である。坂田栄一郎の名前が「AERAの表紙写真を撮影する人」として一般の人々にも広く知られるほどである。

元々はニュース週刊誌だったが、結婚後、残業や転勤ができなくなった女性記者たちが配属される部署となり、彼女たちが一人称的な記事を書きはじめたことから、女性のライフスタイルを扱う記事が多くなった。高学歴・高所得のキャリアウーマンの視点で書かれる記事は「女性様雑誌」と揶揄されることもある。

[編集] 代表的な連載

現代の肖像 - 現代を代表する人物のインタビュー。
世界の遺産 - 世界遺産を写真つきで紹介する。
坂田栄一郎のオフ・カメラ - 表紙写真の人へのインタビュー。

(現在はperson in focus・表紙の人)

[編集] person in focus(表紙の人)一覧

[編集] 1988年

1988年 5月24日号 - 利根川進
1988年5月31日号 - 後藤田正晴
1988年6月7日号 - 蜷川幸雄
1988年6月14日号 - 盛田昭夫
1988年6月21日号 - 磯崎新
1988年6月18日号 - 木村太郎
1988年7月5日号 - 片岡孝夫
1988年7月12日号 - 諸井虔
1988年7月19日号 - 宮尾登美子
1988年7月26日号 - 松岡修造
1988年8月2日号 - 横尾忠則
1988年8月9日号 - 宮本輝
1988年8月23日号◇(ニュース写真)
1988年8月30日号 - 三宅一生
1988年9月6日号 - 内田光子
1988年9月13日号 - 盧泰愚
1988年9月20日号◇(ニュース写真)
1988年9月27日号◇(ニュース写真)
1988年10月4日号 - 平山郁夫
1988年10月11日号 - 田中裕子
1988年10月18日号 - 土井たか子
1988年10月25日号 - 福井謙一
1988年11月1日号 - 伊丹十三
1988年11月8日号 - 谷川浩司
1988年11月15日号 - 森田芳光
1988年11月22日号 - 連城三紀彦
1988年11月29日号 - 緒形拳
1988年12月6日号 - 梅原猛
1988年12月13日号 - 篠田桃紅
1988年12月20日号 - 森下洋子
1988年12月27日号 - 椎名武雄

[編集] 1989年

[編集] 2000年

2000年 1月3日号 - 中田英寿サッカー選手
2000年 1月10日号 - カーリー・フィオリーナヒューレット・パッカード CEO
2000年 1月17日号 - 藤原竜也俳優
2000年 1月24日号 - 忍足亜希子俳優
2000年 1月31日号 - ソフィ・カルアーティスト
2000年 2月7日号 - アンドルー・ワイル医師
2000年 2月14日号 - カルロス・ゴーン日産 COO
2000年 2月21日号 - セルヒオ・ガルシアプロゴルファー
2000年 2月28日号 - ダニエル・キイス作家
2000年 3月6日号 - 佐渡裕指揮者
2000年 3月13日号 - ゲルハルト・シュレーダードイツ首相
2000年 3月20日号 - シャルロット・チャーチ歌手
2000年 3月27日号 - ヤセル・アラファトパレスチナ自治政府議長
2000年 4月3日号 - 田中麗奈俳優
2000年 4月10日号 - 国谷裕子キャスター
2000年 4月17日号 - 森喜朗首相
2000年 4月24日号 - エミリー・ドゥケンヌ俳優
2000年 5月8日号 - 椎名林檎ミュージシャン
2000年 5月15日号 - 伊東浩司陸上選手
2000年 5月22日号 - サム・リー俳優
2000年 5月29日号 - ヒクソン・グレイシー格闘家
2000年 6月5日号 - チュルパン・ハマートヴァ俳優
2000年 6月12日号 - ロビン・ウィリアムズ俳優
2000年 6月19日号 - 大平光代弁護士
2000年 7月3日号 - 伊比恵子映画監督
2000年 7月10日号 - レオン・ライ俳優
2000年 7月17日号 - 仲村清子俳優 (白のノースリーブのワンピース)
2000年 7月24日号 - 宮田まゆみ笙奏者
2000年 7月31日号 - エンリケ・イグレシアス歌手
2000年 9月4日号 - 水島広子衆院議員
2000年 9月11日号 - ワレリー・ゲルギエフ指揮者
2000年 9月18日号 - ウラジーミル・プーチンロシア大統領
2000年 9月25日号 - 山口衛里マラソン選手
2000年 10月2日号 - 室伏広治ハンマー投げ選手
2000年 10月9日号 - デズモンド・モリス動物行動学者
2000年 10月23日号 - ニキータ・ミハルコフ映画監督
2000年 10月30日号 - ジェームス・フェラガモフェラガモ家三代目
2000年 11月6日号 - 白川英樹ノーベル化学賞受賞者
2000年 11月13日号 - 章子怡俳優
2000年 11月20日号 - セイエド・ムハンマド・ハタミイラン大統領
2000年 11月27日号 - 村口史子プロゴルファー
2000年 12月4日号 - ジェフ・ベゾス Amazon.com CEO
2000年 12月11日号 - 沈銀河俳優
2000年 12月18日号 - 佐藤雅彦慶応大学教授
2000年 12月25日号 - 秋吉久美子俳優

[編集] 2001年

[編集] 2002年

[編集] 2003年

2003年 1月6日号 - 浜崎あゆみアーティスト
2003年 1月13日号 - 丸山茂樹プロゴルファー
2003年 1月20日号 - ジャン・ルイ・デュマエルメス会長
2003年 1月27日号 - 高原直泰プサッカー選手
2003年 2月3日号 - 首藤康之バレエダンサー
2003年 2月10日号 - 大江健三郎作家
2003年 2月17日号 - ジョン・ボン・ジョヴィミュージシャン
2003年 2月24日号 - 丸山敬太ファッションデザイナー
2003年 3月3日号 - 御手洗冨士夫キヤノン社長
2003年 3月10日号 - 呉汝俊京胡奏者
2003年 3月17日号 - 三谷幸喜脚本家
2003年 3月24日号 - No WAR
2003年 3月31日号 - 不詳
2003年 4月7日号 - 生田正治日本郵政公社初代総裁
2003年 4月14日号 - 鉄腕アトム
2003年 4月21日号 - 田中泯舞踊家
2003年 5月5日号 - 安野モヨコ漫画家
2003年 5月12日号 - 福原愛卓球日本代表
2003年 5月19日号 - ジョエル・ロブションフランス料理シェフ
2003年 6月9日号 - 松尾スズキ作家・演出家・俳優
2003年 6月16日号 - キアヌ・リーブス俳優
2003年 6月23日号 - コ・ソヨン女優
2003年 6月30日号 - 勅使川原三郎舞踊家・振付家
2003年 7月7日号 - 篠田正浩映画監督
2003年 7月14日号 - t.A.T.u. 歌手
2003年 7月21日号 - 長崎12歳の旋律
2003年 7月28日号 - 北島康介競泳選手
2003年 8月4日号 - ヴィルジニー・デデューシンクロナイズドスイミング選手
2003年 8月11日号 - リサ・マリー・プレスリーミュージシャン
2003年 8月25日号 - 末続慎吾陸上選手
2003年 9月1日号 - 石田衣良作家
2003年 9月8日号 - ミウッチャ・プラダファッション・デザイナー
2003年 9月15日号 - ジュリアーノ･ヴァンジ彫刻家
2003年 9月22日号 - 朴セリプロゴルファー
2003年 9月29日号 - 舟越桂彫刻家
2003年 10月6日号 - アリス・ウォーカー作家
2003年 10月13日号 - 深津絵里女優
2003年 10月20日号 - 小熊英二歴史社会学者
2003年 10月27日号 - 井川慶
2003年 11月3日号 - ダライ・ラマ14世宗教家
2003年 11月10日号 - アイーダ・ゴメス舞踊家
2003年 11月17日号 - 不詳
2003年 11月24日号 - クエンティン・タランティーノ映画監督
2003年 12月1日号 - 岸惠子俳優・作家
2003年 12月8日号 - マーク・マロックブラウン国連開発計画総裁
2003年 12月15日号 - 大竹しのぶ俳優
2003年 12月22日号 - リッカルド・ムーティ指揮者

[編集] 2004年

[編集] 広告内の「駄洒落」について

「AERA」といえば、電車の中吊り広告等に毎週違った「駄洒落」が掲載される事が今やすっかり名物となっている。毎週どういう駄洒落が掲載されるかを楽しみにしたり、週毎の出来・不出来をチェックする者すら出ている様である。
ただ、世相を短く駄洒落で斬る事を評価する者がいる一方で、事件性の大きな話題までを茶化した表現はどうかと思う、といった否定的な意見も多く存在する。例えば、1998年の和歌山毒物カレー事件の際、犯人の名が「林（真須美）」だった事に引っ掛け、「カレーやないで、ハヤシやで。」というコピーが掲載されたが、「駄洒落としては傑作」と評される一方で、「被害者への配慮に欠け、ふざけすぎ」という意見も多かったとの事である。
上述の概説にもある様に、ショッキングな重大事件の直後は駄洒落は封印されるのが常となっている。例えば2001年、アメリカ同時多発テロの際は、「世界が言葉を失った。」というコピーが代わりに掲載された。

参考：Lin's Bar 勝手にAERA応援団